JP2007110580A - 情報報知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一般的な健聴者にとっても,高齢者など聴力が低下している居住者にとっても,報知される情報内容が聞き取り易い情報報知方法を提供すること。
【解決手段】音もしくは音声データを記憶部から読み出し,該読み出した音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換し,該信号変換後の音もしくは音声データをデジタル/アナログ変換手段によりアナログ信号に変換し,該信号変換されたアナログ信号を増幅手段により増幅し,該増幅手段により増幅されたアナログ信号をスピーカに入力し,所定の情報を音もしくは音声で周囲に報知することを特徴として情報報知方法を提供した。
【選択図】図1
【解決手段】音もしくは音声データを記憶部から読み出し,該読み出した音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換し,該信号変換後の音もしくは音声データをデジタル/アナログ変換手段によりアナログ信号に変換し,該信号変換されたアナログ信号を増幅手段により増幅し,該増幅手段により増幅されたアナログ信号をスピーカに入力し,所定の情報を音もしくは音声で周囲に報知することを特徴として情報報知方法を提供した。
【選択図】図1
Description
本件の発明は,所定の情報をスピーカ手段により周囲に音もしくは音声で報知する情報報知方法に関し,特に,ユーザーに聞こえやすく報知を行うことが可能な情報報知方法に関するものである。
従来から,所定の状態を周囲に音もしくは音声で報知する報知装置としては,インターホンや音声案内装置等,種々のものがあるが,例えば,何らかの警報を報知する警報装置として特許文献1のような,電気的な異常が発生したことを音声でユーザーに報知する装置が公知である。
特許文献1によれば,近年,分電盤においては主幹回路遮断器の電線接続端子のねじ緩みから通電により端子部や電線が過熱し火災に至る例が報告されていることに鑑み,端子の過熱を判断して,端子の過熱が起こった場合には警報を発生する手段を過電流警報報知内に設けて,該警報は音声でスピーカから発する警報報知装置を構成している。
また,特許文献2によれば,難聴の種類や聞こえにくくなる度合いについての記載があり,加齢による難聴の場合には高域周波数から聴力が徐々に低下することが多いという記載がある。特許文献3には,一般健聴者に比べ,高齢者の場合高域レベルが平均して,10〜20dB低下していることが記載されている。また,特許文献2によれば,高域周波数の聴力が急激に低下する急墜型難聴の場合,低い周波数である125〜500ヘルツの範囲における10〜30デシベルとほぼ正常に近い場合でも1000ヘルツを超えると急激に聞こえが悪くなり,60〜90デシベル以上の聴力損失に達する場合が多いという記載がある。
特開2003−299214号 図1
特開平1−261100号「従来の技術」
特開平10−234094号「0002」,図5
住居内において前述のような所定の状態を周囲に音もしくは音声で報知する報知装置を用いる場合,報知される内容が居住者全員に伝わることが望ましい。居住者の構成としては,若年者層から高齢者層まで幅広い構成が予想されるが,特に近年では高齢化社会をふまえて高齢者にも優しい製品が望まれている。
特に,何らかの警報を報知する警報報知装置においては高齢者など,聴力が低下している居住者に対しても十分に該警報を認知可能に報知できる必要がある。
特に,何らかの警報を報知する警報報知装置においては高齢者など,聴力が低下している居住者に対しても十分に該警報を認知可能に報知できる必要がある。
しかしながら,特許文献1に記載された警報装置においては,異常時には警報がスピーカから報知されるものの,予め記憶されたデータをアンプにより単純に増幅して報知するのみで,記憶された音声が健聴者には聞き取れても,高齢者など,聴力が低下している居住者にとっては聞き取りにくい可能性があるという課題があった。
そこで,本件の発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり,
一般的な健聴者にとっても,高齢者など聴力が低下している居住者にとっても,報知される情報内容が聞き取り易い情報報知方法を提供することを目的としている。
一般的な健聴者にとっても,高齢者など聴力が低下している居住者にとっても,報知される情報内容が聞き取り易い情報報知方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために,請求項1の発明では,
音もしくは音声データを記憶部から読み出し,
該読み出した音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換し,
該信号変換後の音もしくは音声データをデジタル/アナログ変換手段によりアナログ信号に変換し,
該信号変換されたアナログ信号を増幅手段により増幅し,
該増幅手段により増幅されたアナログ信号をスピーカに入力し,
所定の情報を音もしくは音声で周囲に報知することを特徴として情報報知方法を提供したものである。
音もしくは音声データを記憶部から読み出し,
該読み出した音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換し,
該信号変換後の音もしくは音声データをデジタル/アナログ変換手段によりアナログ信号に変換し,
該信号変換されたアナログ信号を増幅手段により増幅し,
該増幅手段により増幅されたアナログ信号をスピーカに入力し,
所定の情報を音もしくは音声で周囲に報知することを特徴として情報報知方法を提供したものである。
これにより,記憶部に記憶された音もしくは音声データについて,その音圧レベルを外部への出力前に,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換するため,高齢者など,聴力が低下している居住者に対しても十分な程度に認知可能に情報を報知することが可能である。
また,前記情報報知方法において,
音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換するとともに,
音もしくは音声データの周波数帯域を所定の帯域幅に収まるようフィルタ手段によりフィルタし,該所定の周波数帯域は,略200Hzから略4kHzの周波数帯域であることを特徴として情報報知方法を提供してもよい。
音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換するとともに,
音もしくは音声データの周波数帯域を所定の帯域幅に収まるようフィルタ手段によりフィルタし,該所定の周波数帯域は,略200Hzから略4kHzの周波数帯域であることを特徴として情報報知方法を提供してもよい。
これにより,高齢者などにおいて,聴力が低下する度合いが大きい周波数帯域をフィルタ手段により予めカットし,聴力が低下する度合いが比較的小さな周波数帯域,即ち,聞こえやすい周波数帯域を用いて,外部に情報の報知出力を行うため,全周波数帯域を増幅する場合に比べて,所定の必要な周波数帯域の音や音声データのみ増幅することで効率よく外部に情報を報知出力できる。
また,前記所定の周波数帯域において,音のデータは略60Hzから略3kHzの間のデータとし,音声のデータについては,略250Hzから略4kHzのデータとすることを特徴として情報報知方法を提供してもよい。
これにより,音声データについては,一般的に会話で用いられる音声の周波数帯域を用い,音データについては,老人性難聴最小可聴値の周波数分布において聴力が低下する度合いが比較的小さな周波数帯域の音を用いることで,音と音声においてより聞こえやすくなる周波数領域のデータを使用でき,より効率よく外部に情報を報知出力できる。
また,前記音データは,音の周波数ならびに音圧レベルを連続的もしくは間欠的に変化させたデータであることを特徴として情報報知方法を提供してもよい。
これにより,周波数ならびに音圧両方において変化のある音を外部に報知するため,一定周波数ならびに一定音圧の音が経時的に報知される場合と比較して,居住者は報知に気付きやすくなり,より効果的に情報の報知を認知させることが可能である。
前記情報報知方法において,
音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きく,なおかつ,所定の音圧レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換することを特徴として情報報知方法を提供してもよい。
音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きく,なおかつ,所定の音圧レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換することを特徴として情報報知方法を提供してもよい。
これにより,所定の情報を報知するにあたり,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きく,なおかつ,所定の音圧レベルよりも大きくなるように報知することで,特に警報情報を報知させる場合など,居住者は,より明確に情報の認知を行うことが可能である。
本発明によれば,一般的な健聴者にとっても,高齢者など聴力が低下している居住者にとっても,報知される情報内容が聞き取り易い情報報知方法を提供することが可能となる。
以下に本件発明の実施の形態に係る情報報知方法について,図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は,本件発明の情報報知方法を説明するためのブロック構成図である。
1は記憶部であり,外部から内部メモリに音データや音声データを書き込んで記憶保存するものである。2は演算処理部であり,CPUや音声処理ICから構成されている。該演算処理部2は前記音データや音声データの音圧レベルを所定の大きさに変換する音圧レベル変換手段21と,該音圧レベル変換手段21により変換された後の音データや音声データをデジタル信号からアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換部22とを含んで構成されている。3は増幅手段であるアンプであり,4は該アンプで増幅されたアナログ信号を出力するスピーカである。
1は記憶部であり,外部から内部メモリに音データや音声データを書き込んで記憶保存するものである。2は演算処理部であり,CPUや音声処理ICから構成されている。該演算処理部2は前記音データや音声データの音圧レベルを所定の大きさに変換する音圧レベル変換手段21と,該音圧レベル変換手段21により変換された後の音データや音声データをデジタル信号からアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換部22とを含んで構成されている。3は増幅手段であるアンプであり,4は該アンプで増幅されたアナログ信号を出力するスピーカである。
次に情報を報知する流れについて説明を行う。
記憶部1には予め音データや音声データを記憶させておく。音データとしては所定の周波数情報(faHz),長さ情報(x秒),反復情報(y回)が記憶されており,音声データとしては所定の音声情報,例えば「来客がありました。」,「電気の使いすぎです。」,「避難方向はこちらです。」といった報知させたい情報を,デジタル化したデータ(PCM(Pulse Code Modulation)形式)が記憶されている。また,音声の圧縮方式としてこのほかmp3(MPEG Audio Layer-3)形式やAAC(Advanced
Audio Coding)形式など,一般に用いられる圧縮形式を用いて圧縮を行ったデータを記憶させてもよい。
Audio Coding)形式など,一般に用いられる圧縮形式を用いて圧縮を行ったデータを記憶させてもよい。
演算処理部2においては,前記記憶部1に記憶されたデジタルデータを読み出し,該デジタルデータを復号処理する。このとき,音圧レベル変換手段21において,前記デジタルデータの音圧レベルが,図3の点線で示されたような老人性難聴最小可聴値よりも大きくなるよう変換補正される。
ここで,図3はアドフォニクス株式会社(商標登録番号 第2664777号)にて公開されている「補聴器 技術情報003」からの引用図であり,種々の周波数帯域における,聴覚の特性を示した図である。図中点線で示された曲線は,老人性難聴最小可聴値の例を示したものであり,略60Hzから2000Hzの間においては一般の会話における音圧レベル(約60dB)が保たれる範囲であり,聴力の衰えによる聞こえの低下が比較的少なく,略60Hzよりも低周波もしくは略4000Hzよりも高周波においては聴力の衰えによる聞こえの低下が大きくなることが読み取れる。なお,図中右斜線で示された略円状の領域は,一般的会話の音声エネルギーの分布を示したものである。
前記音圧レベル変換手段21においては,次のような処理がなされる。音圧レベル変換手段21は,記憶部1から読み出されたデジタルデータについて,読み出したデジタルデータの音圧レベルを,
30Hz付近では75dB,
60Hz付近では60dB,
125Hz付近では55dB,
250Hz,500Hz付近では45dB,
1000Hz付近では50dB,
2000Hz付近では60dB,
4000Hz付近では80dB,
8000Hz付近では110dB,程度以上になるようそれぞれイコライザー処理を行い,音圧レベルを補正する。なお,イコライザー処理については,本実施の形態ではソフトウエアによる音圧レベル変換を行うことで行っている。もちろん,コストとの兼ね合いにより,イコライザー処理をハードウエア的に行うように構成し,演算処理部2の負荷を軽減させるように構成してもよい。
30Hz付近では75dB,
60Hz付近では60dB,
125Hz付近では55dB,
250Hz,500Hz付近では45dB,
1000Hz付近では50dB,
2000Hz付近では60dB,
4000Hz付近では80dB,
8000Hz付近では110dB,程度以上になるようそれぞれイコライザー処理を行い,音圧レベルを補正する。なお,イコライザー処理については,本実施の形態ではソフトウエアによる音圧レベル変換を行うことで行っている。もちろん,コストとの兼ね合いにより,イコライザー処理をハードウエア的に行うように構成し,演算処理部2の負荷を軽減させるように構成してもよい。
補正されたデジタルデータは,デジタル/アナログ変換部22によりアナログデータに変換されて,増幅手段3に向けて出力される。増幅手段3はアンプ回路を用いて構成されており,演算手段2から入力されるアナログデータを所定のゲインに増幅してスピーカ4に向けて出力を行う。
増幅手段3から所定のアナログデータの入力を受けたスピーカ4は,該スピーカが設置された周囲に向けて報知する。
このように,周囲に報知される情報は,記憶させておいた音データや音声データについて,予め種々の周波数領域において音圧レベルを補正した上で増幅し出力するため,健聴者や高齢者などの聴力が低下している居住者を問わず,聞き取り易くなるような報知方法を提供することができる。
図2は,本件発明の第二の情報報知方法を説明するためのブロック構成図である。なお,図1と同一の構成については同一の符号を付し,その説明を省略する。図2に示す構成図において図1に示す例と異なる点は,音圧レベル変換手段21と,デジタル/アナログ変換手段の間に,フィルタ手段23を設けたことである。
フィルタ手段23は,音データや音声データの周波数領域を所定の周波数領域に収めるようフィルタするフィルタ回路で構成されている。該フィルタ回路は,前記音データや音声データの周波数領域が略60Hzから略4000Hzの間の周波数帯域に収まるよう補正する。
これにより,記憶部1に記憶されていた音データや音声データは,図4において,周波数f1(略60Hz)と周波数f2(略4000Hz)の間の周波数領域であって老人性難聴最小可聴範囲を示す点線で表される曲線よりも大きな音圧レベルである領域の音データや音声データに変換補正されたうえで,スピーカから周囲に報知される。
このように,周囲に報知される情報は,記憶させておいた音データや音声データについて,予め聞こえの低下が比較的小さな所定の周波数領域において音圧レベルを補正した上で増幅し出力するため,健聴者や高齢者などの聴力が低下している居住者を問わず,聞き取り易くなるような報知方法を提供することができる。また,聞こえの低下が比較的小さな周波数範囲の音データや音声データを用いるため,聞こえの低下が大きな周波数領域の音を大きな音圧で報知する場合と比較して,効率よく報知を行うことが可能であり,さらには予め前記f1とf2の間の周波数領域の音データや音声データを用いて記憶させておくことにより,増幅アンプの特性を絞ることができコストを抑えて構成することができるほか,記憶データの圧縮率を高めても再現性がよく,記憶部の容量を小さくすることができコストに優れた構成とすることができる。
次に,図5を用いて,第三の情報報知方法を説明する。図5は,図3において点線で示された老人性難聴最小可聴値の例に加えて,音データの領域をfa(略60Hz)からfb(略2000Hz)までと定め,音声データの領域をfc(略250Hz)からfd(略4000Hz)までと定めて記載したものである。
音データとして,前記faからfbの周波数領域のデータを用い,また,音声データとしてfcからfdの周波数領域のデータを用いて予め記憶部に記憶させておく。音データとしては,単一の周波数音のみを設定したり,複数の周波数音の組み合わせを設定して聞こえやすさを向上させてもよい。また,前記faからfbの周波数領域において変化させるように設定してもよい。
音声データとしては,一般的な会話の周波数領域に従った設定となっているため,必要以上にに周波数をカットすることにより聞き取りにくくなることがない。
このように,音データと音声データにおいて,それぞれ専用の周波数領域におけるデータを用いるようにしたため,より報知を認識しやすくできる。
次に,第四の情報認知方法を説明する。本情報認知方法は,音データが単一の周波数の場合と複数の周波数にわたって連続的または間欠的に変化する場合の報知方法である。
人間は,通常の場合,同一周波数の音が連続的に続くとその音に慣れてしまい,聞こえが鈍くなることがある。周りの雑音に交わって,バックグラウンドノイズとして無意識のうちに捕らえてしまう場合がある。そこで,同一周波数の音データを用いる場合,間欠的に音データの発停を行ったり,音データの発停の間隔を変化させて,バックグラウンドノイズして認識されてしまうことを防止する。
例えば,音データの周波数を1000Hzとし,発停間隔を発1秒,停止0.2秒,発0.5秒,停止0.2秒,発0.5秒,停止0.5秒というように「ピーッ,ピッ,ピッ,ピーッ,ピッ,ピッ」というように変化させる。このように発停間隔を変化させることにより,報知がより聞こえやすく構成できる。
また,複数の周波数の間でスイープさせて,音の高低の変化を認識しやすく構成してもよい。擬似的にサイレン音を出すことができ,音の報知が聞こえやすくなる。
次に第5の情報報知方法を説明する。本情報報知方法は,図6に示すように,図3における老人性難聴最小可聴値の例に加えて,所定の音圧レベル以上の音圧レベルになるよう補正して放置を行う方法である。図1における増幅手段において,所定の音圧レベル以上になるよう増幅を行う。所定の音圧レベルは報知させたい内容に応じて適宜定めるとよい。例えば緊急の度合いが低い(聞き逃したとしてもさほど影響が少ない)報知においては,所定の音圧レベルを会話と同程度の60dBに設ける。該音圧レベルにおいては,前記老人性難聴最小可聴値よりは大きいが,うるさく感じるほどではないレベルである。
緊急の度合いが高い(聞き逃した場合には影響が大きい)報知においては,所定の音圧レベルを70dBに設定することで,大きな声で会話をした程度に認識でき,聞き逃すことが極力低減することが予想される。
また,図7に示したように,報知される情報が,老人性難聴最小可聴値の音圧レベルよりも大きいとともに,所定の音圧レベル以上であり,さらに,所定の周波数領域faからfdの領域で囲まれる範囲の周波数ならびに音圧レベルとなるように報知してもよい。このように報知するように構成することにより,一定の音圧レベルは保持しておき,さらに聞こえの低下が比較的小さな周波数領域の音や音声データにより報知されるため,重要な警報を報知する場合などに有効に機能する。
また,図7に示した所定の周波数領域faからfd,もしくはfaからfbの領域において,連続的に変化させるよう音データを処理したり,完結的に報知の発停を行うよう音データを処理して報知してもよい。
また,図7に示した所定の周波数領域faからfd,もしくはfaからfbの領域において,連続的に変化させるよう音データを処理したり,完結的に報知の発停を行うよう音データを処理して報知してもよい。
以上説明したように,本発明の情報報知方法は,一般的な健聴者にとっても,高齢者など聴力が低下している居住者にとっても,報知される情報内容が聞き取り易い情報報知方法を提供できるため,緊急度合いの低い一般的な情報の報知装置のほか,特に,緊急度合いの高い警報報知装置に応用できる可能性がある。また,音圧レベル変換部の音圧レベル変換を任意に変換することにより,聴力が低下している居住者の聴力特性に応じた特性の音圧レベルを出力できるように構成してもよい。
1 記憶部
2 演算処理部
21 音圧レベル変換手段
22 デジタル/アナログ変換部
23 フィルタ手段
3 増幅手段
4 スピーカ
2 演算処理部
21 音圧レベル変換手段
22 デジタル/アナログ変換部
23 フィルタ手段
3 増幅手段
4 スピーカ
Claims (5)
- 音もしくは音声データを記憶部から読み出し,
該読み出した音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換し,
該信号変換後の音もしくは音声データをデジタル/アナログ変換手段によりアナログ信号に変換し,
該信号変換されたアナログ信号を増幅手段により増幅し,
該増幅手段により増幅されたアナログ信号をスピーカに入力し,
所定の情報を音もしくは音声で周囲に報知することを特徴とする情報報知方法。 - 前記情報報知方法において,
音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換するとともに,
音もしくは音声データの周波数帯域を所定の帯域幅に収まるようフィルタ手段によりフィルタし,該所定の周波数帯域は,略60Hzから略4kHzの周波数帯域であることを特徴とする請求項1記載の情報報知方法。 - 前記所定の周波数帯域において,音のデータは略60Hzから略3kHzの間のデータとし,音声のデータについては,略250Hzから略4kHzのデータとすることを特徴とする請求項2記載の情報報知方法。
- 前記音データは,音の周波数ならびに音圧レベルを連続的もしくは間欠的に変化させたデータであることを特徴とする請求項2乃至請求項3記載の情報報知方法。
- 前記情報報知方法において,
音もしくは音声データの音圧レベルを,老人性難聴における最小可聴値レベルよりも大きく,なおかつ,所定の音圧レベルよりも大きくなるよう音圧レベル変換手段により信号変換することを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の情報放置方法。
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Applications Claiming Priority (1)
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2005
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