JPH11225398A - ラウドネス調整方法および補聴器 - Google Patents

ラウドネス調整方法および補聴器

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JPH11225398A
JPH11225398A JP2427198A JP2427198A JPH11225398A JP H11225398 A JPH11225398 A JP H11225398A JP 2427198 A JP2427198 A JP 2427198A JP 2427198 A JP2427198 A JP 2427198A JP H11225398 A JPH11225398 A JP H11225398A
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JP
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loudness
filter
compensation
volume
hearing aid
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JP2427198A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Arai
居 康 彦 新
Toshimitsu Minowa
輪 利 光 蓑
Kazuhiko Hikita
田 和 彦 疋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非線形歪みを生じることなくラウドネス補償
を行い、かつ音量調整ができるようにする。 【解決手段】 出力音圧レベルに応じて周波数特性を自
動的または使用者の手操作によって制御することができ
るラウドネス補償フィルタ12を設けることにより、非
線形歪みを生じることなくラウドネス補償を行い、かつ
音量調整ができる優れた補聴効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加齢によって劣化
した聴力、あるいは高音漸傾型の軽中等度難聴者の聴力
を補償するラウドネス調整方法およびそれを利用した補
聴器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の補聴器は、可聴帯域を複
数の周波数帯域に分割して、それぞれの帯域ごとに振幅
圧縮器を設けてラウドネスを補償するマルチチャネル振
幅圧縮方式によるものであった。聴力が劣化すると、最
小可聴閾値が上昇して聴野が狭くなる。すなわち、小さ
い音が聞き取り難くなる。そこで従来は、健聴者と同じ
大きさの音に聞こえるように、小さい音は大きく増幅
し、また大きな音は増幅度を少なくして(すなわちラウ
ドネスを補償して)、全体としてダイナミックレンジを
圧縮して、すべての音が聴野内に収まるようにしてい
た。
【0003】図15は従来のマルチチャネル振幅圧縮方
式補聴器の構成を示しており、1、2、3はそれぞれ帯
域通過フィルタであり、4、5、6はそれぞれ入力音圧
の振幅に応じて利得が変化する振幅圧縮器であり、7、
8、9はそれぞれ帯域通過フィルタであり、10は加算
器である。1と7、2と8、3と9はそれぞれ同一特性
の帯域通過フィルタである。
【0004】一般に聴野は周波数ごとに異なる範囲を有
しているために、帯域分割を行った後に、異なる圧縮特
性を有する圧縮器を用いてそれぞれの帯域のダイナミッ
クレンジを圧縮する方法が用いられている。図15の
1、2、3は帯域分割のためのフィルタであり、4、
5、6はそれぞれの帯域に対応した特性をもつ圧縮器で
ある。これらの圧縮器は非線形特性を有しているため、
圧縮器の出力信号には歪みが混在する。図15の7、
8、9は帯域外の歪み成分を除去するためのフィルタで
ある。帯域外の歪み成分を除去した後、すべての信号を
10で加算して出力信号を得る構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のラウドネスを補償するマルチチャネル振幅圧縮方式
の補聴器においては、帯域ごとにその帯域外の歪みは除
去できても、帯域内の歪みは除去できないため、非線形
歪みを完全には除去することができないという問題を有
していた。また、すべての音を狭い聴野に押し込むこと
になるため非常にうるさく感じるという問題があり、そ
のために音量調整器を設けると、圧縮特性と難聴者の聴
覚特性とに不整合が生じるという問題を有していた。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、非線形歪みを生じることなくラウドネス補償を行
い、かつ音量調整ができる優れたラウドネス調整方法お
よび補聴器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、出力音圧レベルに応じて周波数特性を自動
的または使用者の手操作によって制御することができる
ラウドネス補償フィルタを設けるようにしたものであ
る。出力音圧をやっと聞こえる程度に小さくした時に、
ラウドネス補償フィルタの特性を高齢者あるいは軽中等
度難聴者の最小可聴レベルに合わせて設定し、出力音圧
を次第に大きく調整した時には、健聴者のラウドネスに
漸近した特性を与え、非常に大きな出力音圧(不快レべ
ル)に調整した時には、健聴者と同じラウドネス特性を
与えるようにしている。このような構成により、非線形
歪みを生じることなくラウドネス補償を行い、かつ音量
調整ができる優れた補聴効果が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、難聴者に対して健聴者と同じラウドネスを与えるラ
ウドネス補償曲線に沿って周波数特性が変化するラウド
ネス補償フィルタを有し、1個のラウドネス調整ツマミ
によって、前記ラウドネス補償フィルタを出力音圧レベ
ルに応じた特性に制御するラウドネス調整方法であり、
非線形歪みを生じることなくラウドネス補償を行い、か
つ音量調整ができる優れた補聴効果が得られる。また、
ラウドネス調整ツマミの位置すなわち出力音圧レベルに
対応してラウドネス補償フィルタの特性が自動的に制御
されるので、音量調整と同時にラウドネス補償ができる
という特徴を有する。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、ラウドネ
ス調整ツマミの位置情報に基づいて、予め用意したラウ
ドネス補償特性の中から出力音圧レベルに応じたラウド
ネス補償特性を選択する請求項1記載のラウドネス調整
方法であり、個人差の大きい聴覚特性を容易に補償でき
るという特徴を有する。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、ラウドネ
ス調整ツマミの位置情報に基づいて、出力音圧レベルに
応じたラウドネス補償特性を計算モデルを用いて算出す
る請求項1記載のラウドネス調整方法であり、個人差の
大きい聴覚特性を精密に補償できるという特徴を有す
る。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、年齢別に
聴力特性を補償する年齢別ラウドネス補償フィルタを有
し、それぞれ独立した音量調整ツマミおよびラウドネス
調整ツマミによって、音量とラウドネスを調整する補聴
器のラウドネス調整方法であり、音量とラウドネスが使
用者にとって最も聞き取りやすい状態に独立に調整でき
るという特徴を有する。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、ラウドネ
ス補償フィルタが、シェルビングフィルタで構成され、
ラウドネス調整ツマミの位置情報および予め入力された
周波数情報に基づいてラウドネス補償量を算出する請求
項4記載のラウドネス調整方法であり、高音の聴力劣化
が緩やかな軽度難聴者が音量とラウドネスを最も聴きや
すい状態に調整できるという特徴を有する。
【0013】また、請求項6に記載の発明は、ラウドネ
ス補償フィルタが、プレゼンスフィルタで構成され、ラ
ウドネス調整ツマミの位置情報および予め入力された周
波数情報に基づいてラウドネス補償量を算出する請求項
4記載のラウドネス調整方法であり、高音の聴力劣化が
やや急峻な中等度難聴者が音量とラウドネスを最も聴き
取りやすい状態に調整できるという特徴を有する。
【0014】また、請求項7に記載の発明は、補聴器の
マイクロホンから入力された音響信号を増幅する前置増
幅器と、増幅された音響信号のラウドネス補償特性を変
化させるラウドネス補償フィルタと、ラウドネス補償特
性を調整された音響信号の音量を調整する音量調整器
と、音量を調整された音響信号を増幅して補聴器のイヤ
ホンから出力する電力増幅器と、前記ラウドネス補償フ
ィルタおよび前記音量調整器を同一の信号により同時に
調整する1つの調整ツマミとを備えた補聴器であり、非
線形歪みを生じることなくラウドネス補償を行い、かつ
音量調整ができる優れた補聴効果が得られる。また、ラ
ウドネス調整ツマミの位置すなわち出力音圧レベルに対
応してラウドネス補償フィルタの特性が自動的に制御さ
れるので、音量調整と同時にラウドネス補償ができると
いう特徴を有する。
【0015】また、請求項8に記載の発明は、調整ツマ
ミからの信号に基づいて、ラウドネス補償フィルタにお
ける予め用意されたラウドネス補償特性の中から出力音
圧レベルに応じたラウドネス補償特性を選択して前記ラ
ウドネス補償フィルタにセットする補償特性選択手段を
備えた請求項7記載の補聴器であり、個人差の大きい聴
覚特性を容易に補償できるという特徴を有する。
【0016】また、請求項9に記載の発明は、調整ツマ
ミからの信号に基づいて、出力音圧レベルに応じたラウ
ドネス補償特性を計算モデルを用いて算出してラウドネ
ス補償フィルタにセットする補償特性演算手段を備えた
請求項7記載の補聴器であり、個人差の大きい聴覚特性
を精密に補償できるという特徴を有する。
【0017】また、請求項10に記載の発明は、補聴器
のマイクロホンから入力された音響信号を増幅する前置
増幅器と、増幅された音響信号のラウドネス補償特性を
年齢別に変化させるラウドネス補償フィルタと、ラウド
ネス補償特性を調整された音響信号の音量を調整する音
量調整器と、音量を調整された音響信号を増幅して補聴
器のイヤホンから出力する電力増幅器と、前記ラウドネ
ス補償フィルタのラウドネス補償特性を年齢別に変化さ
せるためのラウドネス調整ツマミと、前記音量調整器の
音量を調整する音量調整ツマミとを備えた補聴器であ
り、音量とラウドネスが使用者にとって最も聞き取りや
すい状態に独立に調整できるという特徴を有する。
【0018】また、請求項11に記載の発明は、ラウド
ネス補償フィルタがシェルビングフィルタで構成され、
ラウドネス調整ツマミからの信号および予め入力された
周波数の値に基づいて、前記シェルビングフィルタのラ
ウドネス補償量を算出して前記シェルビングフィルタに
セットするラウドネス補償量演算手段を備えた請求項1
0記載の補聴器であり、高音の聴力劣化が緩やかな軽度
難聴者が音量とラウドネスを最も聴きやすい状態に調整
できるという特徴を有する。
【0019】また、請求項12に記載の発明は、ラウド
ネス補償フィルタがプレゼンスフィルタで構成され、ラ
ウドネス調整ツマミからの信号および予め入力された周
波数の値に基づいて、前記プレゼンスフィルタのラウド
ネス補償量を算出して前記プレゼンスフィルタにセット
するラウドネス補償量演算手段を備えた請求項10記載
の補聴器であり、高音の聴力劣化がやや急峻な中等度難
聴者が音量とラウドネスを最も聴き取りやすい状態に調
整できるという特徴を有する。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図14を用いて説明する。 (実施の形態1)図1はラウドネス調整ツマミ付き補聴
器の構成を示すブロック図である。図1において、11
は前置増幅器であり、補聴器のマイクロホンから入力さ
れた音響信号(主として音声信号)を一定の倍率で増幅
するものである。12はラウドネス補償フィルタであ
り、本発明によるラウドネス補償の作用を行うもので、
アナログフィルタまたはディジタルフィルタで構成さ
れ、ラウドネス調整ツマミ16の位置(目盛り)情報1
5に応じて特性が変化するように動作する。13は音量
調整器であり、ラウドネス調整ツマミ16と連動して音
量を調整するものである。14は電力増幅器であり、ラ
ウドネスと音量が適切に調整された音響信号を一定の倍
率で増幅して補聴器のイヤホンを駆動するものである。
【0021】以上のように構成されたラウドネス調整ツ
マミ付き補聴器についてその動作を説明する。補聴器の
マイクロホンから入力された音声信号を主体とした音響
信号は、前置増幅器11において一定倍率で増幅され、
ラウドネス補償フィルタ12に入力されるラウドネス補
償フィルタ12は、ラウドネス調整ツマミ16の調整に
よる位置情報15に応じて入力音響信号のラウドネス特
性を変化させ、音量調整器13に出力する音量調整器1
3は、同様にラウドネス調整ツマミ16の調整による位
置情報15に応じて入力音響信号の音量を調整し、電力
増幅器14に出力する。電力増幅器14は、ラウドネス
および音量を調整された音響信号を一定倍率で増幅し
て、補聴器のイヤホンから出力する。
【0022】図2は耳への入力音圧レベルとラウドネス
(感覚的な音の大きさ)との関係を示すグラフである。
健聴者では、入力音圧レベルが10dB増加すると音の大
きさが2倍になったと感じ、図2の45°の直線(点
線)の関係になる。しかし、感音性難聴者は、健聴者よ
りも最小可聴レベルが高く(図2の例ではおよそ40d
B)、したがって耳への入力音圧レベルが小さい(図2
の例では40dB以下の)音は聞こえず、入力音圧レベル
とラウドネスとの関係は図2の曲線(実線)のようにな
る。図2の例では、健聴者の耳への入力音圧レベルがS
(dB)の時、難聴者がこの音を健聴者と同じ大きさの音
として知覚するためには難聴者の耳に(S+g)(dB)
の音圧を与えなければならない。すなわち、g(dB)の
補正(これを補正利得と呼ぶことにする)が必要にな
る。
【0023】図3はラウドネス補償曲線を示したグラフ
であり、健聴者と同じ大きさに聞こえる音圧レベルを、
健聴者と難聴者に与える音圧レベルの関係として表わし
たものである。図3の曲線(実線)と直線(点線)との
差異が補正利得に相当する。すなわち、ラウドネス補償
曲線に沿って、健聴者への入力音圧レベルに応じた利得
補正を行なえば難聴者も同じ大きさの音として知覚する
ことが出来る。
【0024】図4は健聴者と高齢難聴者の聴力レベルを
示したグラフであり、若い健聴者の最小可聴レベルを基
準(0dB)として表わしている。このグラフで分かる通
り、20代の平均聴力はほぼ平坦な周波数特性(図4の
上の実線)を持つが、加齢と共に閾値が上昇しかつ高音
の聞こえが低下して、70代後半では図4の中の曲線
(実線)のような周波数特性を持つようになる。更に、
高齢難聴者の例では図4の下の曲線(点線)のような周
波数特性を持つようになる。従って、図3のラウドネス
補償曲線は一般に周波数によって異なるものとなる。
【0025】図5は周波数によるラウドネス補償曲線の
相違を示すグラフであり、高齢難聴者における、500
Hz、1kHz および2kHz の場合を示している。図6は利
得補正曲線を示したグラフであり、図5の各ラウドネス
補償曲線から45°の点線の値を差し引いて得られるも
のである。図1〜図6の説明で明らかなように、健聴者
の耳に入力される音圧レベルに対して図6に示した補正
利得を周波数ごとに加算した音圧レベルを難聴者の耳に
与えることによって、難聴者に健聴者と同じラウドネス
の音として知覚させることができる。
【0026】図7は、出力音圧レベルの周波数特性(左
上の曲線群)とラウドネス補償フィルタ12の周波数特
性(右下の曲線群)を示すグラフである。図7の左上の
曲線群において、「入力音圧」とは本発明による補聴器
への入力音圧レベルであり、健聴者の耳に入力される音
圧レベルに対応する。また、「出力音圧」とは本発明に
よる補聴器の出力音圧レベルであり、難聴者の耳に与え
るべき音圧レベルに対応する。図7の左上の曲線群は、
補正利得を加算した後の本発明による補聴器の出力音圧
レベルの周波数特性の例(入力音圧が難聴者の最小可聴
レベル、40dB、60dBおよび80dBの場合)を示した
ものであり、また、右下の曲線群71、72、73、7
4は上記に対応したラウドネス補償フィルタ(図1の1
2)の特性を示しており、図7左上の曲線群を全て出力
音圧0dBの位置に平行移動したものである。
【0027】以上のように、本発明の実施の形態1によ
れば、ラウドネス調整ツマミ16の位置情報15によっ
て出力音圧を調整し、同時にラウドネス補償フィルタ1
2の特性を図7の71乃至74のように制御するので、
利用者が聴きたい音量に自由に調整できるばかりでな
く、その音量に整合したラウドネス調整が同時に行なえ
るとい利点がある。図15に示した従来例では、入力音
圧レベルに応じて自動的に振幅圧縮を行なっていたため
利用者が聞きたい音量に調整することができなかった。
また、本発明の実施の形態1にれば、振幅圧縮のような
非線型増幅器を使用することなく、ラウドネス補償を行
なうようにしているため、非線型歪みによる音声の聞き
取りが劣化するという問題が生じることなく優れた補聴
効果が得られる。
【0028】(実施の形態2)図8は本発明の実施の形
態2における補償特性選択手段81を設けたラウドネス
調整ツマミ付き補聴器の構成を示すブロック図である。
図8において、前置増幅器11、ラウドネス補償フィル
タ12、音量調整器13、電力増幅器14、ラウドネス
調整ツマミ16およびラウドネス調整ツマミ16の位置
(目盛り)情報15は、図1の構成と同じ作用を行うも
のである。また、補償特性選択手段81は、ラウドネス
調整ツマミ16の位置(目盛り)情報15によって予め
用意された複数のラウドネス補償フィルタ特性から、当
該出力レベルに応じたフィルタ特性を選択して、ラウド
ネス補償フィルタ12にセットするように作用する。
【0029】以上のように構成されたラウドネス調整ツ
マミ付き補聴器の動作について、図2および図7を用い
て説明する。難聴者の聴覚特性は個人個人異なるもので
あり、通常は利用者(難聴者)の聴覚特性を測定して補
聴器の特性を当該利用者の聴覚特性に適合するようにし
なければならない。聴覚特性の測定は図2の難聴者のラ
ウドネス曲線(実線)を周波数ごとに測定するという、
測定者にとってもまた被測定者(難聴者)にとっても労
力のかかる作業である。本発明の実施の形態2では、主
要な周波数(例えば、500Hz 、1kHz、2kHz、4kHz)及び
主要な音圧レベル(例えば、最小可聴レベル、から90
dBの間を5dB間隔)で測定した難聴者のラウドネス曲線
に基づいて図7のフィルタ特性71乃至74に相当する
代表的なラウドネス補償フィルタの特性を決定してお
き、各フィルターの特性を規定するパラメータ(アナロ
グフィルターにあっては抵抗器やコンデンサの値、ま
た、ディジタルフィルタにあってはフィルタ係数など)
を補償特性選択手段81に記憶させておき、ラウドネス
調整ツマミ16の位置(目盛り)情報15によって適宜
選択的にラウドネス補償フィルタ12の特性を変更する
ようにしている。
【0030】以上のように、本発明の実施の形態2によ
れば、簡略化したラウドネス曲線の測定によって得られ
る代表的なラウドネス補償フィルタを選択的に使用する
ようにしているため、使用者に適合した補聴器を容易に
実現することができる。
【0031】(実施の形態3)図9は本発明の実施の形
態3における補償特性演算手段91を設けたラウドネス
調整ツマミ付き補聴器の構成を示すブロック図である。
図9において、前置増幅器11、ラウドネス補償フィル
タ12、音量調整器13、電力増幅器14、ラウドネス
調整ツマミ16およびラウドネス調整ツマミ16の位置
(目盛り)情報15は図1の構成と同じ作用を行うもの
である。また、補償特性演算手段91は、ラウドネス調
整ツマミ16の位置(目盛り)情報15から、計算式に
よって当該出力レベルに応じたラウドネス補償フィルタ
の特性を算出し、フィルタ特性を規定するパラメータを
ラウドネス補償フィルタ12にセットするように作用す
る。
【0032】以上のように構成されたラウドネス調整ツ
マミ付き補聴器の動作について、図6および図7を用い
て説明する。図6で明らかなように、利得補正曲線は周
波数ごとに異なる減衰曲線で表わされる。例えば、補正
利得をG(dB)、周波数f()における最小可聴レベル
をβf (dB)、減衰係数をα、入力音圧レベルをP(d
B)、最大入力音圧レベル(不快レベル)をPm (dB)
とすると、 G=βf exp (−α(P/Pm )) ・・・(1) のように表わされる。従って、減衰係数αを予め実験的
に定めておけば、難聴者の最小可聴レベル、すなわちβ
f を測定するのみで周波数ごとの補正利得Gを(1)式
によって算出することができる。算出した補正利得Gに
入力音圧レベルPを加算すれば、図7左上の曲線群に相
当する当該補聴器の出力音圧レベルの周波数特性が得ら
れ、この特性を平行移動して図7右下の曲線群に相当す
るラウドネス補償フィルタの周波数特性が得られる。補
償特性演算手段91は、ラウドネス調整ツマミ16の位
置(目盛り)情報15に基づいて上記の演算処理を行な
い、当該出力レベルに応じたラウドネス補償フィルタの
特性を規定するパラメータをラウドネス補償フィルタ1
2にセットする。
【0033】以上のように、本発明の実施の形態3によ
れば、ラウドネス調整ツマミ16の位置(目盛り)情報
15から、計算式によって当該出力レベルに応じたラウ
ドネス補償フィルタの特性を算出し、フィルタ特性を規
定するパラメータをラウドネス補償フィルタ12にセッ
トするようにしているため、使用者(難聴者)の最小可
聴レベルを測定するのみで当該使用者に適合した補聴器
を容易に実現することができる。
【0034】(実施の形態4)図10は本発明の実施の
形態4における年齢別ラウドネス補償フィルタ18、お
よびそれぞれ独立に作用するラウドネス調整ツマミ16
と音量調整ツマミとを備えたラウドネス調整ツマミ付き
補聴器の構成を示すブロック図である。図10におい
て、前置増幅器11、音量調整器13、および電力増幅
器14は図1の構成と同じ作用を行うものである。
【0035】以上のように、構成されたラウドネス調整
ツマミ付き補聴器の動作について図4を用いて説明す
る。図4は健聴者の年齢別および高齢難聴者の聴力レベ
ルを示したグラフである。図4で明らかなように、健聴
者でも加齢と共に最小可聴レベルが上昇し小さい音が聞
き取りにくくなる。しかし、難聴者ほどの劣化や個人に
よる相違は少なく、年齢別に平均的な聴力特性が定義出
来る。そこで、本発明の実施の形態4では、図10にお
ける年齢別ラウドネス補償フィルタ18が、ラウドネス
調整ツマミ16の位置(目盛り)情報によって、60代
前半、60代後半、70代前半、70代後半、80代前
半、80代後半、・・・といった年齢別のラウドネス補
償フィルタとして動作するようにしている。また、出力
音圧に応じて変更すべき補償特性は、それと等価な年齢
別補償特性の中から使用者が選択的に変更するように操
作する。すなわち、使用者はまず、音量調整ツマミで音
量を聴きやすいレベルに調整した後、ラウドネス調整ツ
マミを操作して最も聴き取りやすいラウドネス補償特性
を選択する。
【0036】以上のように、本発明の実施の形態4によ
れば、それぞれ独立に作用するラウドネス調整ツマミ1
6と音量調整ツマミ17とを備え、かつ年齢別ラウドネ
ス補償フィルタ18を年齢別のラウドネス補償ができる
ように構成しているため、加齢によって自然に聴力が劣
化した人や、軽度難聴者が聴力検査などを行なうことな
く容易に使用することが出来る。
【0037】(実施の形態5)図11は本発明の実施の
形態5におけるシェルビングフィルタ(1次形フィル
タ)19で構成したラウドネス補償フィルタ、およびラ
ウドネス補償量演算手段110を設けたラウドネス調整
ツマミ付き補聴器の構成を示すブロック図である。図1
1において、前置増幅器11、音量調整器13、電力増
幅器14、ラウドネス調整ツマミ16、および音量調整
ツマミ17は図10の構成と同じ作用を行うものであ
る。
【0038】以上のように、構成されたラウドネス調整
ツマミ付き補聴器の動作について図13を用いて説明す
る。図13において、Fc はシェルビングフィルタの周
波数特性が折れ曲がる周波数を示しており、このFc を
周波数設定端子111からラウドネス補償量演算手段1
10にプリセットするようにしている。ラウドネス補償
量演算手段110は、ラウドネス調整ツマミ16の位置
(目盛り)情報から所望のラウドネス補償量すなわちシ
ェルビングフィルタの利得を決定し、当該利得とプリセ
ットされたFcの値からシェルビングフィルタの特性を
図13の131乃至134のように算出し、当該フィル
タの特性を規定するパラメータをシェルビングフィルタ
19にセットする。使用者は、Fcをプリセットした
後、音量調整ツマミで聴きやすいレベルに音量を調整
し、ラウドネス調整ツマミを操作して最も聴き取りやす
いラウドネス補償特性に調整する。
【0039】以上のように、本発明の実施の形態5によ
れば、シェルビングフィルタ(1次形フィルタ)によっ
て緩やかなラウドネス補償を行なっているため、高齢健
聴者や軽度難聴者で、高音の聴覚特性の劣化が比較的緩
やかな使用者が、自分の耳で確かめながら聴きやすい音
量に調整でき、その音量に適合したラウドネス補償特性
をFcのプリセットとラウドネス調整ツマミとによって
適切に設定することができる。
【0040】(実施の形態6)図12は本発明の実施の
形態6におけるプレゼンスフィルタ(2次形フィルタ)
20で構成したラウドネス補償フィルタ、およびラウド
ネス補償量演算手段120を設けたラウドネス調整ツマ
ミ付き補聴器の構成を示すブロック図である。図12に
おいて、前置増幅器11、音量調整器13、電力増幅器
14、ラウドネス調整ツマミ16、および音量調整ツマ
ミ17は図10の構成と同じ作用を行うものである。
【0041】以上のように、構成されたラウドネス調整
ツマミ付き補聴器の動作について図14を用いて説明す
る。図14において、Fcはプレゼンスフィルタの中心
周波数を示しており、周波数設定端子121からラウド
ネス補償量演算手段120にプリセットするようにして
いる。ラウドネス補償量演算手段120は、ラウドネス
調整ツマミ16の位置(目盛り)情報から所望のラウド
ネス補償量すなわちプレゼンスフィルタの利得を決定
し、当該利得とプリセットされたFcの値からプレゼン
スフィルタの特性を図14の141乃至144のように
算出し、当該フィルタの特性を規定するパラメータをプ
レゼンスフィルタ20にセットする。使用者は、Fcを
プリセットした後、音量調整ツマミで聴きやすいレベル
に音量を調整し、ラウドネス調整ツマミを操作して最も
聴き取りやすいラウドネス補償特性に調整する。
【0042】以上のように、本発明の実施の形態6によ
れば、プレゼンスフィルター(2次形フィルタ)によっ
てやや急峻な周波数特性のラウドネス補償を行なってい
るため、中等度の高齢難聴者で高音の聴覚特性の劣化が
やや急峻な使用者が、自分の耳で確かめながら聴きやす
い音量に調整でき、その音量に適合したラウドネス補償
特性をFcのプリセットとラウドネス調整ツマミとによ
って適切に設定することができる。
【0043】なお、以上の説明では、利得補正曲線を
(1)式の指数関数で近似する方法で説明したが、その
他の近似関数を用いても同様に実施可能である。また、
ラウドネス補償フィルタの特性を1次形のフィルタと2
次形のフィルタで構成した例を説明したが、その他、高
次の適応フィルタなどを用いても同様に実施可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明は、出力音圧レベ
ルに応じて周波数特性を自動的または使用者の手操作に
よって制御することができるラウドネス補償フィルタを
設けるようにしたものであり、非線形歪みを生じること
なくラウドネス補償を行い、かつ音量調整ができる優れ
た補聴効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるラウドネス調整
ツマミ付き補聴器の構成を示すブロック図
【図2】耳への入力音圧レベルとラウドネスとの関係を
示す特性図
【図3】ラウドネス補償曲線を示す特性図
【図4】健聴者と高齢難聴者の聴力レベルを示す特性図
【図5】周波数によるラウドネス補償曲線の相違を示す
特性図
【図6】利得補正曲線を示す特性図
【図7】出力音圧レベルの周波数特性とラウドネス補償
フィルタの周波数特性を示す特性図
【図8】本発明の実施の形態2におけるラウドネス調整
ツマミ付き補聴器を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態3におけるラウドネス調整
ツマミ付き補聴器を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態4におけるラウドネス調
整ツマミ付き補聴器を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態5におけるラウドネス調
整ツマミ付き補聴器を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態6におけるラウドネス調
整ツマミ付き補聴器を示すブロック図
【図13】シェルビングフィルタの周波数特性図
【図14】プレゼンスフィルタの周波数特性図
【図15】従来のマルチチャネル振幅圧縮方式補聴器を
示すブロック図
【符号の説明】
11 前置増幅器 12 ラウドネス補償フィルタ 13 音量調整器 14 電力増幅器 15 位置(目盛り)情報 16 ラウドネス調整ツマミ 17 音量調整ツマミ 18 年齢別ラウドネス補償フィルタ 19 シェルビングフィルタ 20 プレゼンスフィルタ 71 ラウドネス補償フィルタの周波数特性 72 ラウドネス補償フィルタの周波数特性 73 ラウドネス補償フィルタの周波数特性 74 ラウドネス補償フィルタの周波数特性 81 補償特性選択手段 91 補償特性選択手段 110 ラウドネス補償量演算手段 111 周波数設定端子 120 ラウドネス補償量演算手段 121 周波数設定端子 131 シェルビングフィルタの特性 132 シェルビングフィルタの特性 133 シェルビングフィルタの特性 134 シェルビングフィルタの特性 141 プレゼンスフィルタの特性 142 プレゼンスフィルタの特性 143 プレゼンスフィルタの特性 144 プレゼンスフィルタの特性

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難聴者に対して健聴者と同じラウドネス
    を与えるラウドネス補償曲線に沿って周波数特性が変化
    するラウドネス補償フィルタを有し、1個のラウドネス
    調整ツマミによって、前記ラウドネス補償フィルタを出
    力音圧レベルに応じたラウドネス補償特性に制御する補
    聴器のラウドネス調整方法。
  2. 【請求項2】 ラウドネス調整ツマミの位置情報に基づ
    いて、予め用意したラウドネス補償特性の中から出力音
    圧レベルに応じたラウドネス補償特性を選択する請求項
    1記載のラウドネス調整方法。
  3. 【請求項3】 ラウドネス調整ツマミの位置情報に基づ
    いて、出力音圧レベルに応じたラウドネス補償特性を計
    算モデルを用いて算出する請求項1記載のラウドネス調
    整方法。
  4. 【請求項4】 年齢別に聴力特性を補償する年齢別ラウ
    ドネス補償フィルタを有し、それぞれ独立した音量調整
    ツマミおよびラウドネス調整ツマミによって、音量とラ
    ウドネスを調整する補聴器のラウドネス調整方法。
  5. 【請求項5】 ラウドネス補償フィルタが、シェルビン
    グフィルタで構成され、ラウドネス調整ツマミの位置情
    報および予め入力された周波数情報に基づいてラウドネ
    ス補償量を算出する請求項4記載のラウドネス調整方
    法。
  6. 【請求項6】 ラウドネス補償フィルタが、プレゼンス
    フィルタで構成され、ラウドネス調整ツマミの位置情報
    および予め入力された周波数情報に基づいてラウドネス
    補償量を算出する請求項4記載のラウドネス調整方法。
  7. 【請求項7】 補聴器のマイクロホンから入力された音
    響信号を増幅する前置増幅器と、増幅された音響信号の
    ラウドネス補償特性を変化させるラウドネス補償フィル
    タと、ラウドネス補償特性を調整された音響信号の音量
    を調整する音量調整器と、音量を調整された音響信号を
    増幅して補聴器のイヤホンから出力する電力増幅器と、
    前記ラウドネス補償フィルタおよび前記音量調整器を同
    一の信号により同時に調整する1つの調整ツマミとを備
    えた補聴器。
  8. 【請求項8】 調整ツマミからの信号に基づいて、ラウ
    ドネス補償フィルタにおける予め用意されたラウドネス
    補償特性の中から出力音圧レベルに応じたラウドネス補
    償特性を選択して前記ラウドネス補償フィルタにセット
    する補償特性選択手段を備えた請求項7記載の補聴器。
  9. 【請求項9】 調整ツマミからの信号に基づいて、出力
    音圧レベルに応じたラウドネス補償特性を計算モデルを
    用いて算出してラウドネス補償フィルタにセットする補
    償特性演算手段を備えた請求項7記載の補聴器。
  10. 【請求項10】 補聴器のマイクロホンから入力された
    音響信号を増幅する前置増幅器と、増幅された音響信号
    のラウドネス補償特性を年齢別に変化させるラウドネス
    補償フィルタと、ラウドネス補償特性を調整された音響
    信号の音量を調整する音量調整器と、音量を調整された
    音響信号を増幅して補聴器のイヤホンから出力する電力
    増幅器と、前記ラウドネス補償フィルタのラウドネス補
    償特性を年齢別に変化させるためのラウドネス調整ツマ
    ミと、前記音量調整器の音量を調整する音量調整ツマミ
    とを備えた補聴器。
  11. 【請求項11】 ラウドネス補償フィルタがシェルビン
    グフィルタで構成され、ラウドネス調整ツマミからの信
    号および予め入力された周波数の値に基づいて、前記シ
    ェルビングフィルタのラウドネス補償量を算出して前記
    シェルビングフィルタにセットするラウドネス補償量演
    算手段を備えた請求項10記載の補聴器。
  12. 【請求項12】 ラウドネス補償フィルタがプレゼンス
    フィルタで構成され、ラウドネス調整ツマミからの信号
    および予め入力された周波数の値に基づいて、前記プレ
    ゼンスフィルタのラウドネス補償量を算出して前記プレ
    ゼンスフィルタにセットするラウドネス補償量演算手段
    を備えた請求項10記載の補聴器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004524714A (ja) * 2001-08-08 2004-08-12 フォーナック アーゲー 信号処理方法及び同方法を適用する聴音装置
KR100636247B1 (ko) 2005-09-22 2006-10-19 삼성전자주식회사 자동 라우드니스 제어 시스템 및 그 방법
JP2007110580A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Tempearl Ind Co Ltd 情報報知方法
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JP2016530765A (ja) * 2014-01-30 2016-09-29 ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド オーディオ信号を圧縮するためのデジタルコンプレッサ

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