JP2007109854A - フレキシブル基板の製造方法およびフレキシブル基板の製造装置 - Google Patents

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雅義 小山
Yoshihisa Yamashita
嘉久 山下
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Abstract

【課題】簡単な工程で製造でき、かつ、信頼性の高いフレキシブル基板の製造方法を提供することにある。
【解決手段】フレキシブルフィルム10に複数の貫通孔20を形成した後、貫通孔20を覆うように、フレキシブルフィルム10の両主面に導電性薄膜13を形成し、さらに、導電性薄膜13上に加圧シート14を配置し、加圧シート14を均一な圧力で押圧することによって、両主面に形成された導電性薄膜13を貫通孔20内で相互接続させる。加圧シート14は、加圧シート14の押圧により、貫通孔20内へ自己整合的に押し込まれることによって、導電性薄膜13を局所的に押圧し、これにより、導電性薄膜13が貫通孔内で相互接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレキシブル基板の製造方法およびフレキシブル基板の製造装置に関し、特に、フレキシブルフィルムの両主面に形成された配線パターンの層間接続の方法、およびその製造装置に関する。
近年、携帯電話等の電子機器は、薄型軽量化の要求が高まっており、小型化やデザインの自由度を高める手段として、フレキシブル基板の利用が増えている。
フレキシブル基板は、一般的に、図14(a)〜(d)に示すような方法で製造される。まず、図14(a)に示すように、ポリイミド等からなるフレキシブルフィルム101に、層間接続用の貫通孔(スルーホール)102を、ドリルまたはレーザ加工によって形成する。次に、図14(b)に示すように、スクリーン印刷法またはメッキ法により、貫通孔102に銅などの導電材料103を充填する。そして、図14(c)に示すように、フレキシブルフィルム101の両主面に銅箔等の金属箔104をプレスにより貼り合せる。その後、図14(d)に示すように、両主面に貼り合わされた金属箔104をフォトエッチングして、所要の配線パターン105を形成することにより、配線パターン105の層間接続がなされたフレキシブル基板100を得ている。
しかしながら、上記のフレキシブル基板の製造方法においては、配線パターンの層間接続に当たり、貫通孔の形成、及び貫通孔への導電性金属の充填といった工程を必要する。これらの工程は、ドリルまたはレーザ加工、及びスクリーン印刷やメッキ処理を施す設備が必要となるため、コストや生産性の面で問題がある。
そこで、このような工程を省いて、コスト面で改善を図った方法が、特許文献1、2等に提案されている。
以下に図15(a)〜(d)を参照しながら、特許文献1に記載されたフレキシブル基板の製造方法を説明する。
まず、図15(a)に示すように、熱可塑性フィルム201の両主面に、銅箔202を熱圧着で接合する。次に、図15(b)に示すように、凸部204を有する一対の加圧板205を、加熱ヒータ205で加熱しながら、銅箔202が両主面に接合された熱可塑性フィルム201に押し付ける。これにより、図15(c)に示すように、熱可塑性フィルム201が局所的に溶融するとともに、凸部204の加圧により銅箔202が局所的に変形することにより、突曲部206同士が互いに圧接される。
その後、図15(d)に示すように、銅箔202をフォトエッチングして、所要の配線パターン207を形成することにより、配線パターン207の層間接続がなされたフレキシブル基板200を得ることができる。
この方法は、確かに、貫通孔を形成することなく、従って、貫通孔に導電材料を充填する必要もなく、簡単な工程で配線パターンの層間接続を行うことができるので、フレキシブル基板の製造コストを低減できる点で有効であるが、以下のような問題がある。
すなわち、上記の方法においては、熱可塑性フィルムを加熱して溶融させることによって、銅箔の局所的な押圧により形成された突曲部同士の相互圧接が可能になることから、フレキシブル基板に要求される耐熱性を犠牲にするものである。それ故、加熱が必要なはんだ付けができないという製造上の制約を受けるだけでなく、耐熱性が要求される電子機器に使用することができないことから、未だ、実用には至っていない。
一方、このような熱可塑性フィルムを用いなくても、上記の方法と似たような方法で、フレキシブル基板を製造する方法が、特許文献3、4等に提案されている。
以下に図16(a)〜(f)を参照しながら、特許文献3に記載されたフレキシブル基板の製造方法を説明する。
まず、図16(a)に示すように、ポリイミド等からなるフレキシブルフィルム301に、貫通孔(スルーホール)302を設け、フレキシブルフィルム301の両主面に接着剤303をコーティングする。次に、図16(b)に示すように、接着剤303がコーティングされたフレキシブルフィルム301の両主面に、銅箔304を熱圧着させる。そして、図16(c)に示すように、両主面に圧着された銅箔304をフォトエッチングして、所要の配線パターン305を形成する。
その後、図16(d)に示すように、一対の溶接端子306を配線パターン305に押し当てて変形させ、接触点307を溶接することにより、配線パターン305の層間接続がなされたフレキシブル基板300を得ることができる。
特開平9−283881号公報 特開平6−188560号公報 特開平3−241787号公報 特開平2−122589号公報
特許文献3に記載されたフレキシブル基板の製造方法は、貫通孔の形成工程はあるものの、貫通孔に導電材料を充填する工程が不要であるため、通常の方法に比べて製造コストを低減できる点で有効であるが、以下のような課題がある。
すなわち、特許文献3に記載された方法は、貫通孔に導電材料を充填する工程が不要である反面、一対の溶接端子を貫通孔に対して位置合わせをする工程が必要となり、貫通孔の微細化に伴い、位置合わせ精度が厳しくなり、必ずしも工程が簡略化される訳ではない。
また、配線パターンを溶接端子で押圧して、貫通孔内で接続させるので、フレキシブルフィルムが厚いと、配線パターンの変形量が大きくなり、その結果、配線パターンの破断が生じるという課題もある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、簡単な工程で製造でき、かつ、信頼性の高いフレキシブル基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のフレキシブル基板の製造方法は、フレキシブルフィルムに複数の貫通孔を形成する工程と、貫通孔を覆うように、フレキシブルフィルムの両主面に導電性薄膜を形成する工程と、両主面に形成された導電性薄膜上に加圧シートを配置する工程と、加圧シートを均一な圧力で押圧することによって、両主面に形成された導電性薄膜を貫通孔内で相互接続させる工程とを含み、加圧シートは、該加圧シートの押圧により、貫通孔内へ自己整合的に押し込まれることによって、導電性薄膜を局所的に押圧する。これにより該導電性薄膜が前記貫通孔内で相互接続されることを特徴とする。
ある好適な実施形態において、上記加圧シートの押圧は、複数の貫通孔が位置する領域を含む範囲において、均一な圧力で行われ、これにより、導電性薄膜が、複数の貫通孔内で一括して相互接続される。
ある好適な実施形態において、上記加圧シートの押圧は、円筒形のローラを加圧シートに押し当てて回転させながら行われる。
ある好適な実施形態において、上記フレキシブルフィルムは、フィルム基材と、該フィルム基材の両主面上に形成された接着層で構成され、導電性薄膜は、パターニングされた配線パターンで構成されるとともに、配線パターンが、接着層内に埋め込まれている。
ある好適な実施形態において、上記配線パターンは、接着層の表面に、キャリアシート上に形成された配線パターンを転写し、接着層内に埋め込むことによって形成される。
ある好適な実施形態において、上記キャリアシートは、配線パターンの転写と同時に、キャリアシートを押圧することによって、配線パターンを貫通孔内で相互接続させる。
ある好適な実施形態において、上記フィルム基材は、接着層よりも薄い。
ある好適な実施形態において、上記加圧シートは、導電性の材料からなり、加圧シートを押圧することによって、導電性薄膜を複数の貫通孔内で相互接続させた後、加圧シートに電流を印加することによって、導電性薄膜の相互接続部位を一括して溶接する。
本発明のフレキシブル基板の製造装置は、フレキシブルフィルムに複数の貫通孔を形成する加工手段と、フレキシブルフィルムの両主面に、キャリアシート上に形成された配線パターンを転写する転写手段と、両主面に転写された配線パターン上に加圧シートを配置し、該加圧シートを押圧することによって、両主面に形成された配線パターンを複数の貫通孔内で一括して相互接続させる押圧手段とを備え、押圧手段は、加圧シートを、複数の貫通孔が位置する領域を含む範囲において、均一な圧力で押圧することを特徴とする。
ある好適な実施形態において、上記押圧手段は、円筒形のローラを加圧シートに押し当てて回転させながら行う。
ある好適な実施形態において、上記転写手段で使用されたキャリアシートは、配線パターンを転写後、加圧シートとして押圧手段で使用される。
ある好適な実施形態において、配線パターンの相互接続部位を溶接する溶接手段をさらに備え、加工手段及び溶接手段は、同一のレーザ装置で構成され、貫通孔の形成、及び相互接続部位の溶接は、レーザ装置による異なる発振波長で行われる。
本発明のフレキシブル基板の製造装置は、フレキシブルフィルムに複数の貫通孔を形成する加工手段と、フレキシブルフィルムの両主面に、キャリアシート上に形成された配線パターンを転写する転写手段と、両主面に転写された配線パターン上に加圧チャンバーを配置し、該加圧チャンバー内を所定の圧力にすることによって、両主面に形成された配線パターンを複数の貫通孔内で一括して相互接続させる押圧手段とを備え、押圧手段は、加圧チャンバーが配置された領域内において、配線パターンを均一な圧力で押圧することを特徴とする。
本発明に係るフレキシブル基板の製造方法は、複数の貫通孔が形成されたフレキシブルフィルムの両主面上の配線パターン(導電性薄膜)を、加圧シートを介して、均一な圧力で押圧することによって、自己整合的に配線パターンの貫通孔内での相互接続させることができる。これにより、位置合わせをすることなく、貫通孔内での配線パターンの層間接続が実現でき、簡単な工程で、信頼性の高いフレキシブル基板を得ることができる。
また、加圧シートを、複数の貫通孔が位置する領域を含む範囲において均一な圧力で押圧することによって、配線パターンを、複数の貫通孔内で一括して相互接続させることができるので、量産性の高いフレキシブル基板を得ることができる。
さらに、配線パターンをフレキシブルフィルムの両主面内に埋め込んで、配線パターン間の隙間を狭くすることによって、加圧シートの押圧による配線パターンの貫通孔内への押し込み量を小さくでき、これにより、配線パターンの層間接続点での破断が防止でき、より信頼性の高いフレキシブル基板を実現することができる。
本願発明者は、層間接続点に形成された貫通孔(スルーホール)に導電材料を充填することなく、かつ、フレキシブルフィルムの両主面に形成された配線パターンを、位置合わせをすることなく、自己整合的に複数の貫通孔内で一括して相互接続できる方法を検討し、本発明を想到するに至った。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、説明の簡略化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。
なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
(実施の形態1)
図1(a)〜(e)は、本発明の実施の形態におけるフレキシブル基板の製造方法の基本的な工程を示した工程断面図である。
まず、図1(a)に示すように、フィルム基材11と、このフィルム基材11の両主面上に形成された接着層12で構成されたフレキシブルフィルム10に、複数の貫通孔20を形成する。
次に、図1(b)に示すように、貫通孔20を覆うように、フレキシブルフィルム10の両主面に配線パターン(導電性薄膜)13を形成する。ここで、配線パターン13は、接着層12内に埋め込まれていることが好ましい。これにより、両主面に形成された配線パターン13間にできた中空部21の隙間を小さくすることができる。
なお、配線パターン13の接着層12内への埋め込みは、例えば、配線パターン13を予め形成したキャリアシート(不図示)を、接着層12の表面に圧着させ、配線パターン13を接着層12に転写することによって行うことができる。
そして、図1(c)に示すように、フレキシブルフィルム10の両主面に形成された配線パターン13上に加圧シート14を配置する。
なお、加圧シート14は、厚み方向に押圧すると変形する特性を備えており、その厚みを、貫通孔20の径よりも大きくしておくことが好ましい。
次に、図1(d)に示すように、加圧シート14を矢印で示す厚み方向に押圧することによって、フレキシブルフィルム10の両主面に形成された配線パターン13を貫通孔20内で相互接続させる。ここで、加圧シート14の押圧は、複数の貫通孔20が位置する領域を含む範囲において、均一な圧力で行われ、これにより、配線パターン13が、複数の貫通孔20内で一括して相互接続される訳であるが、これは、以下のような理由による。
すなわち、加圧シート14は、厚み方向に押圧すると変形する特性を備えていることから、加圧シート14を均一な圧力で押圧すると、加圧シート14は、貫通孔20内へ自己整合的に押し込まれるように変形し、この押し込みによって、配線パターン13が局所的に押圧されて、貫通孔20内で相互接続されることになる。
なお、加圧シート14の厚みは、貫通孔20の径よりも大きくしているので、加圧シート14の変形は、貫通孔20内で局所的に起きるだけで、加圧シート14の表面は変形されない。これにより、加圧シート14を押圧している間、均一な圧力が維持できる。
最後に、図1(e)に示すように、加圧シート14を取り除くことにより、配線パターン13の層間接続がなされたフレキシブル基板1を得る。
図2(a)〜(d)は、図1(a)〜(e)に示したフレキシブル基板の製造方法の工程平面図である。
図2(a)は、図1(a)に対応する平面図で、フレキシブルフィルム10に複数の貫通孔20が形成された状態を示す。
図2(b)は、図1(b)に対応する平面図で、貫通孔20を覆うように、フレキシブルフィルム10の両主面に配線パターン13が形成された状態を示す。配線パターン13がフレキシブルフィルム10(接着層12)内に埋め込まれている場合でも、フレキシブルフィルムと材料が異なるので、配線パターン13を平面から認識することができる。
従って、上述した従来技術を用いる場合には、貫通孔20が形成されている配線パターン13(ランド13’)の位置に、溶接端子を位置合わせし、当該溶接端子をランド13’に押し当てて変形、溶接することにより、配線パターン13の層間接続が可能となる。
図2(c)は、図1(c)に対応する平面図で、フレキシブルフィルム10の両主面に形成された配線パターン13上に加圧シート14が配置された状態を示す。このとき、加圧シート14は厚いシートを用いているので、配線パターン13がフレキシブルフィルム10内に埋め込まれている場合はもちろん、埋め込まれていない場合でも、フレキシブルフィルムの表面は略平らになっており、配線パターン13を平面からは肉視することはできない。
この状態で、加圧シート14を均一な圧力で押圧することによって、配線パターン13を貫通孔20内で一括して相互接続することができる。すなわち、加圧シート14の押圧は、従来技術の溶接端子による押圧と異なり、配線パターン13に対する位置合わせをすることなく、配線パターン13の相互接続が可能となる。
図2(d)は、図1(e)に対応する平面図で、加圧シート14を押圧した後、当該加圧シート14を取り除き、配線パターン13の層間接続がなされたフレキシブル基板1が得られる。
このように、本発明によれば、複数の貫通孔20が形成されたフレキシブルフィルム10の両主面上の配線パターン(導電性薄膜)13を、加圧シート14を介して、均一な圧力で押圧することによって、自己整合的に配線パターン13の貫通孔20内での相互接続させることができる。これにより、位置合わせをすることなく、貫通孔20内での配線パターン13の層間接続が実現でき、簡単な工程で、信頼性の高いフレキシブル基板を得ることができる。
また、加圧シート14を、複数の貫通孔20が位置する領域を含む範囲において均一な圧力で押圧することによって、配線パターン13を、複数の貫通孔20内で一括して相互接続させることができるので、量産性の高いフレキシブル基板を得ることができる。
ここで、本発明のフレキシブル基板の製造方法に使用するフレキシブルフィルム10、配線パターン(導電性薄膜)13、及び加圧シート14は、特に限定されないが、それぞれ、以下のような材料を使用することができる。
フレキシブルフィルム10を、図1(a)に示すようなフィルム基材11と、このフィルム基材11の両主面上に形成された接着層12で構成する場合、フィルム基材11としては、アラミドフィルムまたはポリイミドフィルム等を用いることができる。特に、アラミドフィルムは、高い弾性強度を有していることから、薄膜化に適しており、本発明に使用した場合、図1(b)に示した配線パターン13間の中空部21の隙間を小さくすることができるので、加圧シート14の押圧による配線パターン13の相互接続をより容易にすることができる。
また、接着層12としては、多層化に際してフレキシブルフィルム間の密着性を高めるために接着性、及び配線パターン13を埋設する機能を有していることが好ましく、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、またはアクリル樹脂等を用いることができる。
配線パターン(導電性薄膜)13としては、導電性を有する材料であればよいが、特に、圧延銅箔は屈曲性に優れ、薄膜化に適しており、本発明に使用した場合、配線パターン13を破断することなく、安定した配線パターン13の相互接続を得ることができる。
加圧シート14としては、厚み方向に押圧すると変形する特性を備えた材料であればよく、例えば、テフロン(登録商標)シートやポリエチレンシート等の柔軟性のある軟質シートを用いることが好ましい。また、当該変形が、弾性変形によるものであれば、加圧シートの押圧による配線パターンの相互接続工程を行った後も、何回も、同工程に使用することができる。
上述のように、本発明は、加圧シート14を均一な圧力で押圧して、配線パターン13を、複数の貫通孔20内で一括して相互接続させることによって、位置合わせをすることなく、自己整合的に配線パターン13を層間接続させることを特徴とするが、実際に本発明をフレキシブル基板の製造に適用する際には、加圧シート14に印加される圧力と、配線パターン(導電性薄膜)13の貫通孔20内への変形量(以下「凹み量」という)との関係を把握しておくことが、安定した生産を行う上で重要である。
図3は、異なる大きさの径を有する貫通孔20に対して、加圧シート14に均一な圧力を印加したときの配線パターン(不図示)の凹み量を測定するために用意した試料の断面図を示す。
図3に示すように、3種類の大きさの径(φ)を有する貫通孔20a(φ=50μm)、20b(φ=100μm)、20c(φ=150μm)をそれぞれ形成したフレキシブルフィルム10(10mm×10mm)を用意し、その上に銅箔(厚さ9μm)(不図示)を形成した後、テフロン(登録商標)シート(厚さ100μm)からなる加圧シート14を配置し、加圧シート14に印加する圧力を変えながら、凹み量(L)の変化を測定した。
図4は、その測定結果を示したグラフで、横軸の加圧力に対して、貫通孔20の径の大きさ毎に、銅箔の凹み量(L)をプロットしたものである。
なお、横軸の加圧力は、貫通孔20に印加される圧力の大きさを示し、加圧シート14全体に均一の印加した圧力を、加圧シート14の面積に対する貫通孔20の面積の比率を掛けて算出したものである。
図4に示すように、いずれの径の貫通孔に対しても、10[g・f/貫通孔]以上の加圧力を印加すれば、5μm以上の凹み量が生じることが分かる。
なお、10[g・f/貫通孔]の大きさは、例えば、貫通孔の径(φ)の大きさが100μmである場合、10MPaの圧力に相当する。
図4に示すように、貫通孔の径の大きさによって、加圧力に対する凹み量の変化に差が見られるが、恐らく、加圧シート14の厚みや材料、あるいは銅箔の厚み等によって、同じ加圧力でも、凹み量が違ってくるものと考えられ、実際の生産に適用する際には、最適な条件設定を行うことが好ましい。
図5は、4μmの厚みのアラミドフィルムからなるフィルム基材11と、10μmの厚みの接着層12で構成されたフレキシブルフィルム10に、9μmの厚みの銅箔から配線パターン13を接着層12に埋め込んだ例を示したものである。この例の場合、貫通孔20内での配線パターン13間の隙間Dは6μmであり、図4に示したグラフから、高々10[g・f/貫通孔]程度の大きさの圧力を印加すれば、配線パターン13の相互接続が達成できることが分かる。
ところで、本発明によるフレキシブル基板の製造方法は、位置合わせをすることなく、自己整合的に配線パターンの層間接続が実現できので、簡単な工程で、信頼性の高いフレキシブル基板を実現することができるという優れた効果を奏するが、本発明の方法によれば、従来の溶接端子による押圧に比べて、配線パターンの破断が生じにくいという効果も奏する。以下、それについて、図6(a)、(b)を参照しながら説明をする。
図6(a)は、図16(a)〜(d)に示した従来の方法において、溶接端子306を配線パターン305に押し当てて変形させた状態を示す概念図で、図6(b)は、本発明の方法において、加圧シート14を均一な圧力で押圧して、配線パターン13が変形した状態を示す概念図である。
図6(a)に示すように、従来の方法では、溶接端子306は、貫通孔302に位置する配線パターン305の一部しか押圧しておらず、その結果、溶接端子306の押圧により、配線パターン305は、溶接端子306の先端部の形状に沿って大きく曲げられる。
一方、図6(b)に示すように、本発明の方法では、配線パターン13の全体に均一な圧力が加わるので、配線パターン13は、貫通孔20のエッジ部から貫通孔20の内部に押込まれるように変形し、配線パターン13が大きく曲げられるようなことはない。
すなわち、図6(a)に示すような、従来の方法による配線パターン305の曲げ角度θ1は、図6(b)に示すような、本発明の方法による配線パターン13の曲げ角度θ2、θ3よりも大きくなり、その結果、従来の方法は、配線パターン305の破断が生じやすい一方、本発明の方法は、配線パターン13の破断が生じにくい。
なお、従来の方法は、溶接端子306を貫通孔302に位置合わせする必要があり、溶接端子306の幅は、位置合わせ誤差を考慮して決められるので、本発明のように、溶接端子306の幅を大きくして、配線パターン305全体を押圧するようなことはできない。
一方、本発明の方法では、位置合わせが不要であるので、貫通孔20が微細化されても、貫通孔20に対して自己整合的に配線パターン13を押圧して層間接続させることが可能で、位置合わせ精度により適用が制約されることはない。
本発明のフレキシブル基板の製造方法における加圧シート14の押圧方法は、特に制限はないが、図7に示したような、円筒形のローラ30を用いて行う方法もある。
図7に示した押圧方法は、一対の円筒形のローラ30を加圧シート14に押し当てて矢印の方向に回転させながら、加圧シート14の押圧を行うものである。上述のように、加圧シート14に印加される圧力は、貫通孔当たりに換算すると10[g・f/貫通孔]程度の大きさであるが、加圧シート14全体に均一な圧力を加えるとなると、大きな加圧装置が必要となる。そこで、図7に示したような円筒形のローラ30を回転させながら押圧することによって、比較的小さな力でもって加圧シート14全体を均一に加圧することができる。
ところで、本発明の方法は、加圧シート14の押圧により配線パターン13の相互接続を図っているが、相互接続部位をさらに溶接することによって、層間接続の信頼性をより高めることができる。図8は、本発明の方法を用いて、複数の貫通孔内で相互接続された接続部位を、一括して溶接する方法を示した図で、加圧シート14は、導電性の材料からなる。
図8に示すように、加圧シート14を押圧することによって、配線パターン(導電性薄膜)13を複数の貫通孔内で相互接続させた後、加圧シート14に、電源51に接続された配線50に電流を印加することによって、配線パターン13の相互接続部位を溶接する。この方法によれば、複数の貫通孔内で相互接続された接続部位を、一括して溶接することができるので、工程を簡略化することが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の方法は、従来のフレキシブル基板の製造方法で必要な貫通孔内への導電材料の充填が不要であり、かつ、位置合わせ工程も少ない(フレキシブルフィルム上への配線パターンの形成のみ)ことから、フレキシブル基板の製造装置として、いわゆるロール・ツー・ロール工法を適用することが好適である。以下、図9を参照しながら、ロール・ツー・ロール工法を適用した本発明のフレキシブル基板の製造装置について説明する。
図9に示すように、フィルム基材11と、両主面に形成された接着層12で構成されたフレキシブルフィルム10は、矢印70の方向に進行される。そして、まず、レーザよりなる加工手段60で、フレキシブルフィルム10の所定の位置に、貫通孔20を形成する。
次に、フレキシブルフィルム10が、一対のロール部材よりなる転写手段61の間に通されると、キャリアシート15上に予め形成された配線パターン13がフレキシブルフィルム10(接着層12)に転写される。このとき、転写手段61でキャリアシート15を押圧することにより、配線パターン13が、フレキシブルフィルム10(接着層12)に埋め込まれる。
引き続き、フレキシブルフィルム10が、一対のロール部材よりなる押圧手段62の間に加圧シート14を介して通されると、押圧手段62により加圧シート14を押圧することによって、配線パターン13が貫通孔20内で相互接続させる。
なお、図中において、加圧シート14の厚みは省略されているが、加圧シート14が押圧されることによって、加圧シート14の一部(14a、14b)が、貫通孔20内へ自己整合的に押し込まれ、これにより、配線パターン13が貫通孔20内で相互接続されることになる。
最後に、必要に応じ、レーザよりなる溶接手段63で配線パターン13の接続部位を溶接した後、配線パターン13の相互接続がなされたフレキシブル基板がロール(不図示)に巻き取られる。このように、ロール・ツー・ロール工法を適用したフレキシブル基板の製造装置は、連続的にフレキシブル基板を製造できるので、大量生産に適しているといえる。
ここで、転写手段61で用いたキャリアシート15は、配線パターン13の転写後、引き続き、押圧手段62において、加圧シート14として用いてもよい。
また、加工手段60と溶接手段63は、同一のレーザ装置で構成され、貫通孔20の形成、及び相互接続部位の溶接は、レーザ装置による異なる発振周波数のレーザを用いて行うようにしてもよい。
(実施の形態3)
図10(a)〜(e)は、本発明の他の実施形態におけるフレキシブル基板の製造方法の工程を示した工程断面図である。加圧シートを押圧することによって、配線パターン(導電性薄膜)を複数の貫通孔内で相互接続させる工程は、図1(a)〜(e)に示した実施の形態1と同じであるが、配線パターンを形成する工程が異なる。
まず、図10(a)に示すように、フレキシブルフィルム10に、複数の貫通孔20を形成した後、図10(b)に示すように、貫通孔20を覆うように、フレキシブルフィルム10の両主面に導電性薄膜13を形成する。ここで、導電性薄膜13は、配線パターンとしてパターニングされておらず、また、フレキシブルフィルム10内に埋め込まれていない。
次に、図10(c)に示すように、フレキシブルフィルム10の両主面に形成された導電性薄膜13上に加圧シート14を配置する。
なお、加圧シート14は、厚み方向に押圧すると変形する特性を備えており、その厚みを、貫通孔20の径よりも大きくしておくことが好ましい。
そして、図10(d)に示すように、加圧シート14を矢印で示す厚み方向に押圧することによって、フレキシブルフィルム10の両主面に形成された導電性薄膜13を貫通孔20内で相互接続させる。ここで、加圧シート14の押圧は、複数の貫通孔20が位置する領域を含む範囲において、均一な圧力で行われ、これにより、導電性薄膜13が、複数の貫通孔20内で一括して相互接続される。
最後に、図10(e)に示すように、加圧シート14を取り除いた後、導電性薄膜13をパターニングして配線パターン13を形成することによって、配線パターン13の層間接続がなされたフレキシブル基板1を得る。
このように、まだパターニングされていない状態で、導電性薄膜13を貫通孔20内で相互接続すれば、加圧シート14を導電性材料で構成しなくても、加圧シート14を取り除いた後、導電性薄膜13に電流を印加することによって、導電性薄膜13の相互接続部位を一括して溶接することができる。
また、フレキシブルフィルム10の全面に導電性薄膜13が形成されているので、フレキシブルフィルム10が薄膜化されても、導電性薄膜13が保持材として機能するので、製造工程において、取り扱いが容易になるという効果もある。
図11(a)〜(d)は、図10(a)〜(e)で示したフレキシブル基板の製造方法の工程平面図である。
図11(a)は、図10(a)に対応する平面図で、フレキシブルフィルム10に複数の貫通孔20が形成された状態を示す。
図11(b)は、図10(b)に対応する平面図で、貫通孔20を覆うように、フレキシブルフィルム10の両主面に導電性薄膜13が形成された状態を示す。このとき、導電性薄膜13の表面は略平坦であるので、貫通孔20の位置は平面からは認識することができない。従って、溶接端子を用いた従来技術の方法では、溶接端子を貫通孔20に位置合わせすることができないので、この状態で導電性薄膜13を貫通孔20内で相互接続することはできない。
図11(c)は、図10(c)に対応する平面図で、フレキシブルフィルム10の両主面に形成された導電性薄膜13上に加圧シート14が配置された状態を示す。この状態で、加圧シート14を均一な圧力で押圧することによって、導電性薄膜13を貫通孔20内で自己整合的に相互接続することができる。すなわち、従来技術の溶接端子による押圧と異なり、位置合わせをすることなく、導電性薄膜13を一括して相互接続することが可能となる。
図11(d)は、図10(e)に対応する平面図で、加圧シート14を取り除いた後、導電性薄膜13をパターニングして配線パターン13を形成することによって、配線パターン13の層間接続がなされたフレキシブル基板1が得られる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態では、フレキシブルフィルム10の両主面に配置された加圧シート14を両方から押圧することによって、配線パターン13を貫通孔20のほぼ中央で相互接続するようにしたが、図12に示すように、加圧シート(不図示)を一方の側から押圧することによって、一方の側の配線パターン13aを、貫通孔の内部に押込まれるように変形し、他方の側の配線パターン13bに相互接続するようにしてもよい。
また、配線パターン13は、加圧シート14を介して均一な圧力で押圧することによって相互接続を図ったが、加圧シート14を用いる代わりに、図13に示すように、フレキシブルフィルム10(接着層12)の両主面に転写された配線パターン13上に加圧チャンバー80を配置し、この加圧チャンバー内部81に、例えば水等を注入して、加圧タンバー内を所定の圧力にすることによって、両主面に形成された配線パターン13を相互接続するようにしてもよい。
この加圧チャンバー80による押圧手段は、加圧チャンバー80が配置された領域内において、配線パターン13を均一な圧力で押圧することができるので、加圧シート14と同様の作用効果を奏することができる。
本発明によれば、簡単な工程で製造でき、かつ、信頼性の高いフレキシブル基板の製造方法を提供することができる。
(a)〜(e)は、本発明の実施の形態におけるフレキシブル基板の製造方法の基本的な工程を示した工程断面図 (a)〜(d)は、図1(a)〜(e)に示したフレキシブル基板の製造方法の工程平面図 異なる大きさの径を有する貫通孔に対して、加圧シートに均一な圧力を印加したときの配線パターンの凹み量を測定するために用意した試料の断面図 加圧シートの加圧力に対する配線パターンの凹み量の測定結果を示すグラフ フィルム基材と接着層で構成されたフレキシブルフィルムに配線パターンが 埋め込まれた状態を示す断面図 (a)は、従来の溶接端子を配線パターンに押し当てて変形させた状態を示す概念図、(b)は、本発明の加圧シートを均一な圧力で押圧して配線パターンが変形した状態を示す概念図 円筒形のローラを用いて押圧する方法を示した断面図 複数の貫通孔内で相互接続された接続部位を一括して溶接する方法を示した図 ロール・ツー・ロール工法を適用したフレキシブル基板の製造装置を説明する図 (a)〜(e)は、本発明の他の実施形態におけるフレキシブル基板の製造方法の工程を示した工程断面図 (a)〜(d)は、図10(a)〜(e)に示したフレキシブル基板の製造方法の工程平面図 本発明の他の実施の形態におけるフレキシブル基板の製造方法を示した断面図 押圧手段として加圧チャンバーを用いたフレキシブル基板の製造装置を説明する図 (a)〜(d)は、従来のフレキシブル基板の製造方法を説明する工程断面図 (a)〜(d)は、従来のフレキシブル基板の製造方法を説明する工程断面図 (a)〜(d)は、従来のフレキシブル基板の製造方法を説明する工程断面図
符号の説明
1 フレキシブル基板
10 フレキシブルフィルム
11 フィルム基材
12 接着層
13 配線パターン(導電性薄膜)
13a 配線パターン
13b 配線パターン
13’ ランド
14 加圧シート
15 キャリアシート
20 貫通孔
20a 貫通孔
20b 貫通孔
20c 貫通孔
21 中空部
30 ローラ
50 配線
51 電源
60 加工手段
61 転写手段
62 押圧手段
63 溶接手段
80 加圧チャンバー
81 加圧チャンバー内部

Claims (13)

  1. フレキシブルフィルムに複数の貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔を覆うように、前記フレキシブルフィルムの両主面に導電性薄膜を形成する工程と、
    前記両主面に形成された導電性薄膜上に加圧シートを配置する工程と、
    前記加圧シートを均一な圧力で押圧することによって、前記両主面に形成された導電性薄膜を前記貫通孔内で相互接続させる工程と
    を含み、
    前記加圧シートは、前記加圧シートの押圧により、前記貫通孔内へ自己整合的に押し込まれることによって、前記導電性薄膜を局所的に押圧し、これにより、前記導電性薄膜が前記貫通孔内で相互接続されることを特徴とする、フレキシブル基板の製造方法。
  2. 前記加圧シートの押圧は、前記複数の貫通孔が位置する領域を含む範囲において、均一な圧力で行われ、これにより、前記導電性薄膜が、前記複数の貫通孔内で一括して相互接続されることを特徴とする、請求項1に記載のフレキシブル基板の製造方法。
  3. 前記加圧シートの押圧は、円筒形のローラを前記加圧シートに押し当てて回転させながら行われることを特徴とする、請求項1に記載のフレキシブル基板の製造方法。
  4. 前記フレキシブルフィルムは、フィルム基材と、前記フィルム基材の両主面上に形成された接着層で構成され、
    前記導電性薄膜は、パターニングされた配線パターンで構成されるとともに、前記配線パターンが、前記接着層内に埋め込まれていることを特徴とする、請求項1に記載のフレキシブル基板の製造方法。
  5. 前記配線パターンは、前記接着層の表面に、キャリアシート上に形成された前記配線パターンを転写し、前記接着層内に埋め込むことによって形成されることを特徴とする、請求項4に記載のフレキシブル基板の製造方法。
  6. 前記キャリアシートは、前記配線パターンの転写と同時に、前記キャリアシートを押圧することによって、前記配線パターンを前記貫通孔内で相互接続させることを特徴とする、請求項6に記載のフレキシブル基板の製造方法。
  7. 前記フィルム基材は、前記接着層よりも薄いことを特徴とする、請求項4に記載のフレキシブル基板の製造方法。
  8. 前記加圧シートは、導電性の材料からなり、
    前記加圧シートを押圧することによって、前記導電性薄膜を前記複数の貫通孔内で相互接続させた後、前記加圧シートに電流を印加することによって、前記導電性薄膜の相互接続部位を一括して溶接することを特徴とする、請求項1に記載のフレキシブル基板の製造方法。
  9. フレキシブルフィルムに複数の貫通孔を形成する加工手段と、
    前記フレキシブルフィルムの両主面に、キャリアシート上に形成された配線パターンを転写する転写手段と、
    前記両主面に転写された配線パターン上に加圧シートを配置し、前記加圧シートを押圧することによって、前記両主面に形成された配線パターンを前記複数の貫通孔内で一括して相互接続させる押圧手段と
    を備え、
    前記押圧手段は、前記加圧シートを、前記複数の貫通孔が位置する領域を含む範囲において、均一な圧力で押圧することを特徴とする、フレキシブル基板の製造装置。
  10. 前記押圧手段は、円筒形のローラを前記加圧シートに押し当てて回転させながら行うことを特徴とする、請求項9に記載のフレキシブル基板の製造装置。
  11. 前記転写手段で使用された前記キャリアシートは、前記配線パターンを転写後、前記加圧シートとして前記押圧手段で使用されること特徴とする、請求項9に記載のフレキシブル基板の製造装置。
  12. 前記配線パターンの相互接続部位を溶接する溶接手段をさらに備え、
    前記加工手段及び前記溶接手段は、同一のレーザ装置で構成され、
    前記貫通孔の形成、及び相互接続部位の溶接は、前記レーザ装置による異なる発振波長で行われることを特徴とする、請求項9に記載のフレキシブル基板の製造装置。
  13. フレキシブルフィルムに複数の貫通孔を形成する加工手段と、
    前記フレキシブルフィルムの両主面に、キャリアシート上に形成された配線パターンを転写する転写手段と、
    前記両主面に転写された配線パターン上に加圧チャンバーを配置し、前記加圧チャンバー内を所定の圧力にすることによって、前記両主面に形成された配線パターンを前記複数の貫通孔内で一括して相互接続させる押圧手段と
    を備え、
    前記押圧手段は、前記加圧チャンバーが配置された領域内において、前記配線パターンを均一な圧力で押圧することを特徴とする、フレキシブル基板の製造装置。
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