JP2007109753A - 表面実装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】実装機本体からフィーダーに対して行われる給電が電磁誘導による非接触給電により行われる場合であっても、制御信号が高周波電流に影響されず安定してフィーダーを制御できる表面実装機を提供する。
【解決手段】表面実装機の実装機本体1に、フィーダー配列方向に延びる給電線18を有する給電部17と、発光部及び受光部で構成される実装機側光通信部19とを設け、フィーダーには、ピックアップコイルを有して前記給電線18から電力を受け取る受電部31と、発光部及び受光部で構成されるフィーダー側光通信部36とを設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、実装機本体にフィーダーが着脱可能に取り付けられる表面実装機に関するものである。
従来から、回路基板に電子部品を搭載するための装置として表面実装機が知られている。表面実装機は、搭載すべき電子部品が収納されている部品供給装置(フィーダー)から部品を取り出し、実装機本体に固定された回路基板上の所定個所にその部品を搭載するものである。
一般に実装機本体のフィーダー設置領域には複数のフィーダーが着脱自在に設置されており、フィーダーが実装機本体に搭載されると、フィーダーに設けられた接続部と実装機に設けられた接続部とからなる給電接続部及び通信接続部のそれぞれが電気的に接続され、フィーダーは、実装機本体から給電されるとともに、実装機本体と通信制御可能となるように構成されている。すなわち、フィーダーとの通信により実装機本体がフィーダーに収納されている部品情報を得て、フィーダーを実装機本体に載置した状態で、フィーダーから必要な部品の取り出しを行うために、実装機本体の制御装置から部品の種類等の各種条件から取り出しに最適となる条件の信号がフィーダーに送信されることにより、フィーダーの送り出し動作を行う駆動部が制御される。
近年では、上記のようにフィーダーと実装機本体とを電気的に接触させて接続する構成は、接触時の摩耗による経時変化によって接触不良等の問題があることから、例えば特許文献1に示されるように、フィーダーに設けたコイルと実装機本体に設けたコイルとを電磁的に結合し、電磁誘導によって給電する非接触給電方式を取り入れた表面実装機が開発されている。
特開平9−307283号公報
前記フィーダーへの電源と通信信号の供給は、フィーダー内に設けられる制御基板に対して行われるため、フィーダーの給電接続部と通信接続部とは、一つに集約した接続部として配設されることが多い。また、多種多様の部品を回路基板に搭載する必要があることから、実装機に載置できるフィーダー数を増やすため、フィーダー自体が小型化される傾向にある。したがって、給電接続部と通信接続部とは近接して設けられることが余儀なくされる。
しかしながら、上記の非接触給電方式では、コイルに高周波電流を流して電磁誘導を発生させるため、前記のように給電接続部と近接して設けられる通信接続部では、この高周波電流の影響を受け、実装機側からフィーダーの制御を行う制御信号にノイズが入る恐れがある。したがって、表面実装機において電磁誘導を誘発する非接触給電を行うとフィーダーを精度よく制御できないという問題が生じる可能性がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、実装機本体からフィーダーに対して電磁誘導による非接触給電によって給電した場合であっても、制御信号が高周波電流に影響されず安定してフィーダーを制御できる表面実装機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の表面実装機は、基板に実装するための部品を収容するフィーダーと、フィーダーを特定の方向に複数配列させて設置するフィーダー設置領域を有する実装機本体とを備える表面実装機において、前記実装機本体は、フィーダー配列方向に延びる給電線を有する給電部と、発光部及び受光部で構成される実装機側光通信部と、を備え、前記フィーダーは、ピックアップコイルを有して前記給電線から電力を受け取る受電部と、発光部及び受光部で構成されるフィーダー側光通信部と、を備え、前記実装機本体のフィーダー設置領域に前記フィーダーが搭載されると、電磁誘導によって前記給電部から前記受電部に電力が供給されると共に、実装機側光通信部とフィーダー側光通信部とが光学的に接続されて実装機本体とフィーダーとが通信可能となるように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、フィーダーは実装機本体から電磁誘導による非接触給電を受ける一方で、実装機本体とフィーダーとの通信は光通信によって行われるため、電磁誘導を発生させる高周波電流が前記給電線に流れた場合であってもその影響を受けることがない。したがって、高周波電流によって実装機本体とフィーダーとの通信にノイズが混入することはないため、安定してフィーダーを通信制御することができる。
また、前記実装機側光通信部は、前記給電部に隣接してフィーダー配列方向に配設されていることが好ましい。
このような構成によれば、給電部と通信部とを1つの接続部としてまとめることができるため、実装機側光通信部と給電部とを含む接続部をコンパクトに形成することができる。また、これらに対応するフィーダー側光通信部と受電部とを含む接続部をコンパクトに形成でき、実装機本体及びフィーダーを小型化することができる。
また、前記実装機側光通信部にはフィーダー設置領域に設置されるフィーダー個々に対応するように発光部及び受光部を一組とした光ユニットが所定数設けられ、前記各発光部は、それぞれが対応する各発光素子と光ファイバで連結され、前記各受光部は、それぞれが対応する各受光素子と光ファイバで連結されていることが好ましい。
このような構成によれば、実装機本体と各フィーダーとがパラレルで通信できるため、実装機本体と各フィーダー間の通信が確実に行える。また、発光素子と発光部及び受光素子と受光部とが光ファイバで連結されるため、発光部及び受光部からなる光ユニットの配置に自由度が生まれる。したがって、通信システムの構造を簡素化でき、組立やメンテナンスを容易にすることができる。
また、前記各光ユニットは、フィーダー配列方向に配設され、互いに隣接する光ユニット同士の間には、隣接する光ユニットの光が互いに干渉することを防止する遮光壁を設けることが好ましい。
このような構成によれば、互いに隣接する光ユニットの光の影響を受けることなく実装機本体とフィーダーとが安定して通信を行うことができる。
また、前記実装機本体は、基板に実装するための部品を収容するフィーダーを特定の方向に複数配列させた状態で着脱可能に取り付けられる一括交換台車を備え、この一括交換台車も、前記各フィーダーに対向する実装機側対向面と、前記給電側コア部材と、前記給電線と実装機側光通信部とを有しており、前記一括交換台車に取り付けられているフィーダーにも、前記ピックアップコイルが巻着された受電側コア部材とフィーダー側光通信部とが設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、一括交換台車に取り付けられるフィーダーに対しても電磁誘導によるノイズの影響を受けることなく、通信制御を行うことができる。
本発明によれば、電磁誘導による非接触給電方式により実装機本体からフィーダーに電源を供給する場合であっても、電磁誘導によるノイズの影響を受けることなく実装機本体からフィーダーに対して通信制御することができる。
本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態による表面実装機を概略的に示している。これらの図において、実装機本体1の基台上には、プリント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板Pが前記コンベア2上を搬送されて所定の装着作業位置で停止するようになっている。
前記コンベア2の前後方向(図1では上下方向)両側にはそれぞれフィーダー設置領域7が設けられ、これらフィーダー設置領域7には、前記コンベア2と平行してフィーダー取付用プレート16がそれぞれ設けられている。前記各フィーダー取付用プレート16には、各種部品を供給するための複数の部品供給装置が着脱可能に取り付けられ、図示の例では多数のテープフィーダー3がコンベア2と平行な方向(以下、X軸方向という)に並列に、かつ各々位置決めされた状態で着脱可能に取り付けられている。
また、フィーダー設置領域7のうちの一部には一括交換台車4が装備され、図示の例では前側(図1では下側)のフィーダー設置領域7の片半部に一括交換台車4が装備されている。この一括交換台車4は、複数のテープフィーダー3をX軸方向に並列に配置した状態で着脱可能に保持するフィーダー取付用プレート45を有するとともに、下端部に車輪(図示せず)を有し、複数のテープフィーダー3を搭載した状態で台車ごと実装機本体1に対して着脱可能となっている。なお、フィーダー設置領域7のうちの他の部分には、フィーダー取付用プレート16が固定的に設けられ、テープフィーダー3が直接取り付けられている。
前記各テープフィーダー3は、それぞれIC、トランジスタ、コンデンサなどの小片状の電子部品を所定間隔おきに収納・保持したテープがリールから導出されるように構成され、後述の実装用ヘッド51により部品がピックアップされるに連れてテープが間歇的に送り出されるようになっている。
前記基台の上方には、図1及び図2に示すように、部品実装用のヘッドユニット5が装備され、このヘッドユニット5はX軸方向及びY軸方向(図1におけるコンベア2と直交する方向)に移動することができるようになっている。
すなわち、前記基台には、ヘッドユニット5の支持部材6がY軸方向の固定レール11aに移動可能に配置され、支持部材6上にヘッドユニット5がX軸方向のガイド部材12aに沿って移動可能に支持されている。そして、Y軸サーボモータ11bによりボールねじ11cを介して支持部材6のY軸方向の移動が行なわれるとともに、X軸サーボモータ12bによりボールねじ12cを介してヘッドユニット5のX軸方向の移動が行なわれるようになっている。
前記ヘッドユニット5には複数の実装用ヘッド51が搭載されており、当実施形態では8本の実装用ヘッド51がX軸方向に一列に並べて配設されている。また、実装用ヘッド51は、それぞれヘッドユニット5のフレームに対してZ軸方向(X軸方向及びY軸方向に直交する方向、図2参照)の移動及びR軸(ノズル中心軸)回りの回転が可能とされ、サーボモータを駆動源とする昇降駆動手段及び回転駆動手段により駆動されるようになっている。また、各実装用ヘッド51のZ軸方向の下端には吸着ノズル52が設けられており(図2参照)、部品吸着時には図外の負圧供給手段から吸着ノズル52に負圧が供給され、この負圧による吸引力で部品が吸着されるようになっている。
前記ヘッドユニット5の移動範囲内であって基台上のフィーダー取付用プレート16の近傍には、吸着状態認識用の撮像手段15が設けられている。この撮像手段15は、部品吸着後における実装用ヘッド51と部品を撮像し、その撮像データに基づいて吸着ノズル52に対して部品が正常に吸着されているか否かを判別するとともに部品吸着位置のずれを調べるようになっている。
前記のような概略構成の表面実装機において、実装機本体1から各テープフィーダー3に電力を供給し、またテープフィーダー3と光通信を行う構成について以下に説明する。
前記各テープフィーダー3は、図3に示すように、扁平形状に形成されており、テープを送り出す向きがY軸方向に沿って前記コンベヤ2に向かう方向となる姿勢で、かつ、下端部が前記フィーダー取付用プレート16に位置決めされて載置された状態で、当該フィーダー取付用プレート16にクランプなどによって取り付けられるようになっている。
一方、前記実装機本体1は、前記各テープフィーダー3のテープが送り出される側の端部35(以下、送り側端部という)に対向する対向面13を各フィーダー設置領域7にそれぞれ有している。この対向面13は、Y軸方向に直交する平面となっているとともに、前記テープフィーダー3が取り付けられた状態では、図4に示すように、前記送り側端部35に僅かな隙間を隔てて近接するようになっている。そして、前記各対向面13には、X軸方向に延びる2つの給電部17と各フィーダーに対向する位置に実装機側光通信部19がそれぞれ設けられている。
前記給電部17は、給電側コア部材17aと給電線18とからなり、前記給電側コア部材17aは、その前面が前記対向面13と略面一になるように設けられており、Z軸方向に互いにほぼ平行となるように離間し、当該給電側コア部材17aを横切るようにX軸方向に延びる一対の溝部17bと、この一対の溝部17bの間に位置する中央突状部17cと、一対の溝部17bに対して中央突状部17cと反対側に位置する外側突状部17eと、一対の溝部17bの底面を構成するとともに、中央突状部17cと外側突状部17eとを連結する基部17dとを有し、その断面は略E字状をなしている。
また、実装機本体1の内部には、テープフィーダー3に対して給電及び通信制御を行う2つの制御装置20が設けられている(図3参照)。これらの制御装置20の各々に電気的に接続された2つの給電線18が設けられている。前記各給電線18は、一端及び他端がそれぞれ前記給電制御装置20に電気的に接続されていて、図3に概略的に示すようにX軸方向に並ぶ給電側コア部材17aに架け渡された状態で閉ループとなっている。そして、給電線18には制御装置20から高周波の電流が流されるようになっている。
具体的には、前記給電線18は、制御装置20から対向面13に向かうとともに、そこから図5に示すように、まず左側の給電側コア部材17aの溝部17b内を通りながら中央突状部17cの周りを複数回周回し、次に右側の給電側コア部材17aの溝部17b内を通りながら中央突状部17cの周りを複数回周回した後に、各給電側コア部材17aの溝部17b内を通って制御装置20に戻るように配索されている。これにより、各給電側コア部材17aに対応する位置では、Z軸方向に離間した位置にX軸方向に延びる給電線18の束ができ、これらの給電線18の束で相互に逆方向の電流が流れる一対の給電束18aが構成されている。そして、この一対の給電束18aは、前記給電側コア部材17aの溝部17bに嵌め込まれて保持されている。
また、前記実装機側光通信部19は、発光部19aと受光部19bとで構成されている。この発光部19aと受光部19bは、対向面13からY軸方向に凹んだ位置に発光面19d及び受光面19eが位置するように設けられ、これらがZ軸方向に一組として並設された光ユニットが、図4に示すように前記給電部17の下側に配置されている。そして、光ユニットは、前記給電側コア部材17aとほぼ平行をなす方向に並設されており、隣接する光ユニット同士の間には遮光壁19cが介在している。すなわち、図3、図4に示す実施形態においては、前記フィーダー設置領域7に設置される各テープフィーダー3の個々に対応する位置に前記光ユニットがそれぞれ設置されており、遮光壁19cは、対向面13と面一になるように形成されている。したがって、隣接する発光部19aの光によって光信号が干渉し、受光部19bで受信される信号が乱れるのを防止するようになっている。
前記実装機側光通信部19の発光部19a及び受光部19bは、前記制御装置20に連結されている。すなわち、図6に示すように、発光部19a及び受光部19bは、制御装置20の発光素子21a及び受光素子21bにそれぞれレンズ21dを介して光ファイバ21cによって連結されている。したがって、制御装置20からの制御信号が発光素子21aによって対応する光に変換され光ファイバ21cを通じて発光部19aから光が発光するようになっており、また受光部19bで受光された光は光ファイバ21cを通じて受光素子21bによって、対応する電気信号が制御装置20に送信されるようになっている。
また前記テープフィーダー3には、その送り側端部35に、受電側コア部材31aとピックアップコイル32とを有する受電部31が設けられている。この受電部31は、前記給電部17に対向して設けられ、前記受電側コア部材31aは前記給電側コア部材17aに対応する位置に設けられている。この受電側コア部材31aは、給電側コア部材17aとで一対の給電束18aのそれぞれを囲繞して磁気回路を構成するものであり、前記一対の給電束18aの間に対応する位置でY軸方向に延びる、換言すれば対向面13側に突出する主部31bと、この主部31bの根元側端部からZ軸方向に延びる基部31cと、この基部31cから前記給電側コア部材17aの外側突状部17eに対向するように突出する外側突出部31dとを有していて、側面視で給電側コア部材17aと対称をなす反対向きの略E字状をなしている。また、前記主部31bと外側突出部31dの先端面は、前記送り側端部35と略面一になっている。そして、前記主部31bには、ピックアップコイル32が巻着されている。
また、前記送り側端部35には、発光部36aと受光部36bとからなるフィーダー側光通信部36が設けられており、テープフィーダー3がフィーダー設置領域7に設置された場合に、前記実装機側光通信部19と対応する位置に設けられている。すなわち、フィーダー側光通信部36の発光部36aと実装機側光通信部19の受光部19bが対応し、フィーダー側光通信部36の受光部36bと実装機側光通信部19の発光部19aが対応する位置に設けられている。
このフィーダー側光通信部36の発光面36d及び受光面36eは、これらを1組の光ユニットとして、送り側端部35の面一からY軸方向に凹んだ位置に設けられている。したがって、この光ユニットに対してテープフィーダー3の配列方向両端部における送り側端部35は、前記発光面36d及び受光面36eより対向面13側に突出しているため、外部からの光を遮光し、発光部36aの光が外部に漏れることを防止する遮光壁36cとして作用する。すなわち、この遮光壁36cにより隣接するテープフィーダー3の発光部36aやそのテープフィーダー3に対応する実装機側光通信部19の発光部19aからの光が干渉して通信状態が乱れるのを防止している。
またテープフィーダー3には、電子部品を収納したテープの送り出しや巻き取りを行うモータとこのモータの駆動制御を行う制御回路基板37が設けられており、この制御回路基板37と前記フィーダー側光通信部36とが接続されている。
このように構成された表面実装機では、テープフィーダー3がフィーダー取付用プレート16に取り付けられた状態、すなわち前記給電側コア部材17aと前記受電側コア部材31aとが対向してそれらが断面略8字状を形成する状態で、給電線18に高周波電流が流れると、給電束18aの周囲、特に給電側コア部材17aの中央突状部17cから、両側に分岐して基部17d、外側突状部17e、さらに受電側コア部材31aの外側突出部31d、基部31c、両側から集まり主部31bを経て中央突状部17cに至る2つの磁器回路内に磁界が生じ、この磁界が給電側コア部材17a及び受電側コア部材31aによって収束されてピックアップコイル32に誘導起電力が発生する。すなわち、非接触で実装機本体1からテープフィーダー3に電力が供給されるようになる。
また、テープフィーダー3がフィーダー取付用プレート16に取り付けられた状態では、実装機側光通信部19とフィーダー側光通信部36とが対向し、それぞれ光通信可能な状態となる。すなわち、実装機側光通信部19の発光部19aと受光部19bが、フィーダー側光通信部36の発光部36aと受光部36bとがそれぞれ対向し、実装機本体1の制御装置20からの制御信号が実装機側の発光部19aから発信されると、フィーダー側の受光部36bで受信し、テープフィーダー3の制御回路基板37によりテープフィーダー3が制御される。また、テープフィーダー3側からの応答信号がフィーダー側の発光部36aから発信されると、実装機側の受光部19bで受信することにより実装機本体1側でテープフィーダー3の状況を確認することができる。すなわち、実装機本体1とテープフィーダー3とが光信号によって通信を行うことができる。
前記一括交換台車4には、図示は省略するが、前記実装機本体1の対向面13と同様の対向面と、前記実装機本体1の給電側コア部材17aと同様の給電側コア部材とが設けられているとともに、図7に示すように、前記実装機本体1の給電線18と同様の給電線41が設けられている。これにより、一括交換台車4に取り付けられるテープフィーダー3にも、非接触で一括交換台車4から電力が供給されるようになっている。
また、一括交換台車4には、前記実装機本体1の給電線18から電力を受電して、一括交換台車4の給電線41に電力を供給する電力伝達回路42が設けられている。この電力伝達回路42にも、前記テープフィーダー3の受電側コア部材31a及びピックアップコイル32と同様の構造が採用されている。すなわち、一括交換台車4にも、非接触で実装機本体1から電力が供給されるようになっている。
さらに、一括交換台車4には、実装機本体1の実装機側光通信部19に対応する第1光通信部43と一括交換台車4に搭載されるテープフィーダー3のフィーダー側光通信部36に対応する第2光通信部44が設けられている。この第1光通信部43の受光部は第2光通信部44の発光部と光ファイバで連結されており、第1光通信部43の発光部は第2光通信部44の受光部と光ファイバで連結されている。したがって、実装機本体1の発光部19aからの光は、第1光通信部43の受光部で受光され第2光通信部44の発光部から発光される。一方、第2光通信部44の受光部で受光された光は、第1光通信部43の発光部から発光され、実装機本体1の受光部19bで受光される。すなわち、テープフィーダー3が一括交換台車4に載置されるとテープフィーダー3のフィーダー側光通信部36と実装機本体1の実装機側光通信部19とが、第1、第2光通信部43,44を介して通信可能となる。なお、本発明では、この一括交換台車4の第1,第2光通信部43,44は、テープフィーダー3との関係に置いて実装機側光通信部である。
したがって、一括交換台車4におけるテープフィーダー3に対しても、非接触で給電できるとともに、実装機本体1から光通信を行うことができる。すなわち、実装機本体1とテープフィーダー3との通信は、非接触給電による電磁誘導が誘発されてもその影響を受けることなく行うことができる。
上記実施形態においては、実装機本体1と複数配列された各テープフィーダー3とがそれぞれ個々に対応した発光部19a及び受光部19bによってパラレルに通信を行う構成について説明したが、実装機本体1側の発光部19a及び受光部19bを共通の1組のみ設ける構成とし、この発光部19aから発光される特定のテープフィーダー3への信号を特定テープフィーダー3が受信するというシリアル通信の構成をとってもよい。
また、上記実施形態では、実装機本体1の発光素子21a及び受光素子21bと発光面19d及び受光面19eとを光ファイバ21cによって連結されている構成について説明したが、光ファイバ21cを介さない構成としてもよい。ただし、光ファイバ21cによって連結させる構成であれば、発光素子21a及び受光素子21b、また発光部19a及び受光部19bそれぞれの設置位置に自由度が増す点で好ましい。
また、上記実施形態では、一括交換台車4の光通信部として第1,第2光通信部43、44を設ける構成について説明したが、第1,第2光通信部43,44は、実装機本体1の実装機側光通信部19と直接通信可能となるような単なるレンズ部材であってもよい。
また、上記実施形態では、実装機本体1側の遮光壁19cを対向面13と面一に設定し、テープフィーダー3側の遮光壁36cを送り側端部35の面一に設定した場合について説明したが、これに限定されず、Y軸方向(図4参照)に突出して形成してもよい。また、この遮光壁19c、36cによって、受光部19b、36bが、他の発光部19a、36aの影響を受けずに通信することが可能であれば、Y軸方向に凹となる形状であってもよい。
本発明の一実施形態による表面実装機を概略的に示した正面図である。 図1の表面実装機の正面図である。 実装機本体とテープフィーダーを概略的に示した分解斜視図である。 実装機本体の対向面部分を拡大した要部拡大断面図である。 給電部を概略的に示す図である。 発光素子及び受光素子が発光部及び受光部と光ファイバで連結された構成を示す概略図である。 表面実装機の回路を示す概略図である。
符号の説明
1 実装機本体
4 一括交換台車
17 給電部
17a 給電側コア部材
18 給電線
18a 給電束
19 実装機側光通信部
19a 発光部
19b 受光部
19c 遮光壁
19d 発光面
19e 受光面
31 受電部
31a 受電側コア部材
36 フィーダー側光通信部
36a 発光部
36b 受光部
36c 遮光壁
36d 発光面
36e 受光面

Claims (5)

  1. 基板に実装するための部品を収容するフィーダーと、このフィーダーを特定の方向に複数配列させて設置するフィーダー設置領域を有する実装機本体とを備える表面実装機において、
    前記実装機本体は、フィーダー配列方向に延びる給電線を有する給電部と、発光部及び受光部で構成される実装機側光通信部と、
    を備え、
    前記フィーダーは、ピックアップコイルを有して前記給電線から電力を受け取る受電部と、発光部及び受光部で構成されるフィーダー側光通信部と、
    を備え、
    前記実装機本体のフィーダー設置領域に前記フィーダーが搭載されると、電磁誘導によって前記給電部から前記受電部に電力が供給されると共に、実装機側光通信部とフィーダー側光通信部とが光学的に接続されて実装機本体とフィーダーとが通信可能となるように構成されていることを特徴とする表面実装機。
  2. 前記実装機側光通信部は、前記給電部に隣接してフィーダー配列方向に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の表面実装機。
  3. 前記実装機側光通信部にはフィーダー設置領域に設置されるフィーダー個々に対応するように発光部及び受光部を一組とした光ユニットが所定数設けられ、前記各発光部は、それぞれが対応する各発光素子と光ファイバで連結されるとともに、前記各受光部は、それぞれが対応する各受光素子と光ファイバで連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表面実装機。
  4. 前記各光ユニットは、フィーダー配列方向に配設され、互いに隣接する光ユニット同士の間には、隣接する光ユニットの光が互いに干渉することを防止する遮光壁を設けたことを特徴とする請求項3に記載の表面実装機。
  5. 前記実装機本体は、基板に実装するための部品を収容するフィーダーを特定の方向に複数配列させた状態で着脱可能に取り付けられる一括交換台車を備え、この一括交換台車も、前記各フィーダーに対向する実装機側対向面と、前記給電側コア部材と、前記給電線と実装機側光通信部とを有しており、
    前記一括交換台車に取り付けられているフィーダーにも、前記ピックアップコイルが巻着された受電側コア部材とフィーダー側光通信部とが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の表面実装機。
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