JP2007109020A - サーバー装置、取引端末、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子取引システムにおいて、複数の参加者に同時並行的に取引を進めることを可能としつつ、発注者が希望する取引の約定を成立させることも可能とする。
【解決手段】複数の取引者に特定板表示画面を介して、注文情報を時間限定で提供し、反対注文を受け付ける。ここで、発注者側は、希望数量について同一のレートで取引を約定させたい場合に、希望数量分の応募がなかければ取引をキャンセルすることができる。
【選択図】図5A
【解決手段】複数の取引者に特定板表示画面を介して、注文情報を時間限定で提供し、反対注文を受け付ける。ここで、発注者側は、希望数量について同一のレートで取引を約定させたい場合に、希望数量分の応募がなかければ取引をキャンセルすることができる。
【選択図】図5A
Description
本発明は、サーバー装置、取引端末、コンピュータプログラム及び記憶媒体に関する。
金融機関を対象とした債券、資金、外国為替等の金融商品取引市場では、売手と買手との間に仲介者が入り、仲介者は主に電話を使用し、それぞれから取引条件を聞くことにより取引を成立させている。その一方で、このような人的な仲介を省略し、各取引当事者の取引希望(注文)を付け合せるシステムとして、コンピュータを利用した電子取引あるいは電子市場と呼ばれる金融取引システムが提案されている(特許文献1を参照)。このようなシステムでは、相対する取引(例えば”売り注文”と”買い注文”)を希望する取引当事者の注文が合致すれば、自動的に取引を成立させることにより、取引の迅速性、効率性を高めることができる。但し、人間の介在を無くすことにより取引者のニーズにきめ細かい対応ができない面もある。
ここで、従来の電子取引システムにおける取引方法について概要を説明する。図1は、電子取引システムの一般的な構成を示しており、ここでは、取引の仲介を行うサーバー101と、サーバー101を介して取引を行う取引当事者が使用する複数の取引端末102(AからN)とが、インターネット等のネットワーク103を介して接続されている。取引端末102は、汎用のパーソナルコンピュータ等で構成される。
サーバー101を介して取引端末102間で行われる取引における注文情報は、注文対象を示す銘柄、売り買いの区別を示す売買区分、レート(年利率)または単価、注文数量(または注文金額、以下同様。)、その他の取引の条件等から構成される。これらの注文情報は、サーバー101から各取引端末102に提供され、各取引端末102のディスプレイ上に表示される。この注文情報に関する表示を、本明細書では”板”といい、板を表示するための情報を”板情報”という。取引に参加する者は、取引端末の画面に表示される板を通じて、現在行われている取引の情報をリアルタイムに確認することが可能である。
図2に、取引端末102のディスプレイに表示される板の一例を示す。図2において板200は、銘柄201、売りレート202、買いレート203、売り数量204、買い数量205等で構成される。例えば、”265”の銘柄201については、売り注文が出されており、売りレート202が1.340で、数量が10億円であることが分かる。なお、本願明細書では数量については”1億円”を単位として記載する。よって、図2において数量”10”は、10億円を意味するものである。
なお、板200では、同一銘柄、同一レート、同一売買区分の注文が複数ある場合には、売り数量204または買い数量205の欄には、これらの複数の注文数量の合計が表示される。例えば、”262”の銘柄201について、買いレート203を”1.250”とし、”10億”と”20億”の買い数量205が出された場合には、図2に示されるように、銘柄”262”については買い数量205が”30億”と表示される。
金融取引においては、取引者は大きな金額をまとめて同一レートで売買したいというニーズを持つ場合がある。しかし、取引相手が少数では数量を満たすことができない場合が多い。また、一般に電子取引システムでは、注文が板に表示されると複数の参加者に対し注文情報が同時に提供されることとなるので、参加者が反対注文を入力し条件が合えばその都度約定が成立してしまう。そのため、発注者側が大きな金額をまとめて成約させたい場合であっても、多数の取引相手から徐々に成約されてしまい、希望を叶えることが困難となるケースが多い。
更に、板の表示は、個々の注文の明細を掲載せず累計が表示されたり、一番条件のよい注文しか表示されなかったりすることが一般的であるため、個別の注文が一定時間内の成約を期待していることを他の参加者に知らせることが困難となっている。
特開2003−58707号公報
このように、電子取引システムでは、複数の参加者に同時並行的に取引を進めることができる一方で、発注者が希望する数量の約定を成立させることが困難であった。
そこで、本発明は電子取引システムにおいて、複数の参加者に同時並行的に取引を進めることを可能としつつ、発注者が希望する数量の約定を成立させることも可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するためのある側面に対応する本発明は、複数の取引端末とネットワークを介して接続されるサーバー装置であって、前記複数の取引端末のうち第1の発注者が使用する第1の取引端末から第1の銘柄、第1の売買区分、第1のレートまたは単価、注文数量、注文形態及び第1の発注者コードを含む注文情報を受信する注文情報受信手段と、受信した前記注文形態に、該注文情報を制限時間付きで表示する第1の板表示画面に表示する設定が含まれる場合に該注文情報に基づき前記第1の銘柄、前記第1の売買区分、前記第1のレートまたは単価、前記注文数量及び前記注文形態を含む第1の板表示画面情報を生成する画面情報生成手段と、生成された前記第1の板表示画面情報を前記複数の取引端末に送信する送信手段と、前記第1の板表示画面情報に含まれる注文情報のうち第1の注文情報について行われた銘柄及びレートまたは単価が該第1の注文情報の前記第1の銘柄及び前記第1のレートまたは単価と同一で、売買区分が該第1の注文情報の前記第1の売買区分と異なる反対注文に関する第2の銘柄、第2の売買区分、第2のレートまたは単価、反対注文数量、第2の発注者コードを含む反対注文情報を前記複数の取引端末のうち前記第1の取引端末以外の第2の取引端末から受信する反対注文情報受信手段と、前記制限時間が経過するまでの間に受信した前記反対注文情報における反対注文数量の合計と、前記第1の注文情報における注文数量とを比較する比較手段と、前記制限時間が経過したときの前記比較手段による比較の結果、前記注文数量が前記反対注文数量の合計よりも大きい場合に、前記反対注文数量についての約定を成立させるか否かの選択を前記第1の取引端末から受け付ける受付手段と、前記比較手段の比較において、前記注文数量が前記反対注文数量の合計以下である場合に、前記注文数量に達するまで前記反対注文情報の受信時刻の早い順に約定成立を行ない、前記受付手段において前記約定を成立させる選択を受け付けた場合に、前記反対注文数量の合計について約定成立を行なう約定手段と、約定成立しない前記第1の注文情報及び/または前記反対注文情報をキャンセルするキャンセル手段と、を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するための他の側面に対応する本発明は、サーバー装置とネットワークを介して接続される取引端末であって、第1の銘柄、第1の売買区分、第1のレートまたは単価、注文数量及び注文形態を含む注文情報の入力を受け付ける入力受付手段と、前記注文情報を前記取引端末を使用する発注者を識別するための発注者コードを含めて前記サーバー装置に送信する注文情報送信手段と、取引に時間制限を有する注文情報を表示する第1の板表示画面のための第1の板表示画面情報、又は、前記時間制限を有しない注文情報を表示する第2の板表示画面のための第2の板表示画面情報を前記サーバーから受信する画面情報受信手段と、受信した前記第1の板表示画面情報又は前記第2の板表示画面情報に基づき第1の板表示画面又は第2の板表示画面を表示する表示手段と、前記第1の板表示画面又は第2の板表示画面に含まれる注文情報について、銘柄及びレートまたは単価が該注文情報の前記1の銘柄及び前記第1のレートまたは単価と同一で、売買区分が該注文情報の前記第1の売買区分と異なる反対注文に関する第2の銘柄、第2の売買区分、第2のレートまたは単価及び反対注文数量を含む反対注文情報の入力を受け付ける入力受付手段と、前記反対注文情報を前記発注者コードを含めて前記サーバーに送信する反対注文情報送信手段とを備え、前記表示形態には、前記注文情報を前記第1の板表示画面に表示させるか否かの設定が含まれ、該設定には、所定期間内の注文実績に応じて前記第1の板表示画面に表示する設定、又は、所定期間内の約定実績に応じて前記第1の板表示画面に表示する設定が更に含まれることを特徴とする。
本発明によれば、電子取引システムにおいて、複数の参加者に同時並行的に取引を進めることを可能としつつ、発注者が希望する取引の約定を成立させることも可能となる。
以下、添付する図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、本実施形態に対応する電子取引システムの全体構成は図1と同様である。即ち、サーバー101は、ネットワーク103を介して、各取引端末102から買い注文、売り注文を受け付け、受け付けた注文に基づく取引情報を各取引端末102に提供する。
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、本実施形態に対応する電子取引システムの全体構成は図1と同様である。即ち、サーバー101は、ネットワーク103を介して、各取引端末102から買い注文、売り注文を受け付け、受け付けた注文に基づく取引情報を各取引端末102に提供する。
なお、本実施形態において取引端末102は、本電子取引システムを使用する金融機関に配置され、該金融機関の取引員により利用される。取引端末102を利用して取引員により発注が行われた場合、本実施形態では、注文した取引員が属する金融機関を発注者とし、該発注者を識別するためのコード(発注者コード)は、該金融機関を識別するために予め与えられたコードを使用することとする。
本実施形態に対応するサーバー101のハードウェア構成の一例を図3に示す。図3において、301はCPUで、RAM(ランダムアクセスメモリ)302やROM(リードオンリメモリ)305に格納されたプログラムやデータ等を用いてサーバー101の制御を行うと共に、本発明に対応する電子取引処理を行う。302はRAMで、内部記憶装置307内に格納された電子取引処理プログラムやデータベース308に格納されている情報を読み込むエリアを備えると共に、CPU301が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアも備える。
303はサーバー101の管理者から入力を受付ける入力部であり、キーボードやマウスなどで構成される。304は通信I/F(インタフェース)で、インターネット103等に接続するためのI/Fとして機能する。305はROMで、サーバー101全体の制御を行うプログラム(例えばブートプログラム等)等を格納する。306は表示画面としての表示部で、CRTや液晶画面により構成されている。
307は内部記憶装置で、主としてハードディスクで構成され、図5A、図5B、図14及び図16に示すフローチャートに対応する取引処理を行うためのプログラムや各種アプリケーションデータを格納する。ここに格納されているデータは必要に応じてRAM302に読み出される。308はデータベースであり、注文実績ファイル309、約定実績ファイル310、通常板情報311、特定板情報312を格納する。また、313は上述の各部を繋ぐバスである。
注文実績ファイル309は、所定期間内に売り又は買いの注文を行った取引者の実績を保持、管理するファイルである。また、約定実績ファイル310とは、所定期間内に、約定を成立させた取引者の実績を保持、管理するファイルである。通常板情報311とは、制限時間を有しない注文情報が、不特定多数の取引者に共通に提供される通常板表示画面の元となる情報である。これに対し特定板情報312とは、制限時間を有する注文情報が特定の取引者にのみ選択的に提供される特定板表示画面の元となる情報である。
図4に、本実施形態に対応する取引端末102のハードウェア構成の一例を示す。図4において、401はCPUで、RAM(ランダムアクセスメモリ)402やROM(リードオンリメモリ)405に格納されたプログラムやデータ等を用いて取引端末102の制御を行う。402はRAMで、内部記憶装置407内に格納された、本実施形態に対応する処理プログラムを読み込むエリアを備えると共に、CPU401が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアも備える。
403は取引端末102のユーザーから入力を受付ける入力部であり、キーボードやマウスなどで構成される。404は通信I/F(インタフェース)で、インターネット103等に接続するためのI/Fとして機能する。405はROMで、取引端末102全体の制御を行うプログラム(例えばブートプログラム等)等を格納する。406は表示画面としての表示部で、CRTや液晶画面により構成されている。表示部406には、サーバー101から提供される画面情報に基づき通常板表示画面や特定板表示画面が表示される。
407は内部記憶装置で、主としてハードディスクで構成され、本実施形態に対応する図5Aや図5Bに示す処理を行うためのプログラムや各種アプリケーションデータを格納する。ここに格納されているデータは必要に応じてRAM402に読み出される。409は上述の各部を繋ぐバスである。
次に、本実施形態に対応する処理を、図5A及び図5Bのフローチャートを参照して説明する。図5A及び図5Bは、サーバー101と取引端末102との間における電子取引処理の一例を示すフローチャートである。
なお、図5A及び図5Bに対応する処理は、サーバー101側では、内部記憶装置307に格納された対応プログラムをRAM302に読み出し、CPU301が実行することにより、取引端末102側では、内部記憶装置407に格納された対応プログラムをRAM402に読み出し、CPU401が実行することにより、実行される。
図5Aにおいて、サーバー101は、ステップS501において、データベース308内の通常板情報311に基づく通常板表示画面情報を取引端末102A及び取引端末102Bに送信する。ここで、取引端末102Aは、特定板表示画面を利用して取引を行おうとする発注者が使用する取引端末とする。一方、取引端末102Bは、該取引において反対注文をかける他の取引者が使用する取引端末とする。なお、取引端末102Aと102Bとを採り上げたのはあくまで一例であって、図2に示す102Cから102Nまでの何れの端末も、取引端末102A又は102Bとして振る舞うことが可能である。
ここで、本実施形態に対応する通常板情報311のデータ構成の一例を図9に示す。銘柄901には、取引対象となる銘柄が登録される。この銘柄は、例えば国債や株式など、売買による金融取引対象となる金融商品であれば何でも良い。902には発注者コードが登録され、これにより発注者を識別することができる。なお、発注者コード902に登録されるのは、上記の通り金融機関を識別するためのコードである。903は売買区分が登録される。これにより、発注者が銘柄901について売り注文を行おうとしているのか、或いは、買い注文を行おう等しているのかを識別できる。904には、発注者が銘柄901の取引を希望するレートが登録される。
906には、残数量が登録される。この残数量906には、当初、発注者が取引を希望する数量の総数が登録され、約定が成立するたびに、成立分の数量を減ずるように更新される。例えば、合計100億の取引を行う場合に、取引開始時は残数量906として「100億」が登録される。その後、一部約定が成立した場合(例えば、「30億」)には、残りの数量(例えば「70億」)が残数量906として登録されることとなる。
図5Aに戻ると、取引端末102A及び取引端末102Bでは、サーバ101から送信された通常板表示画面情報に基づき、ステップS502及びステップS503において表示部406に通常板表示画面を表示する。図6に、通常板表示画面の一例を示す。図6において、600は通常板表示画面の全体を示す。画面600中、601は銘柄を示す。銘柄601には複数銘柄が含まれているが、例えばその中で”272”は、”利付国庫債券10年第272回”を意味している。同じように、”5/42”は”利付国庫債券5年第42回”を意味している。
次に、602は前日比を示しており、売りレート604の値と前日の引け値との関係を示している。603は、売り数量であり、対応する銘柄601について、取引者が希望する売り数量の合計を示している。604は、売りレート(売り価格であってもよい)であり、対応する銘柄601を売る際の希望レートを示している。次に、605は買いレートであり、対応する銘柄601を買う際の希望レートを示している。606は、対応する銘柄601について、取引者が希望する買い数量の合計を示している。607は、前日比を示しており、買いレート605の値と前日の引け値との関係を示している。
このように、通常板表示画面600では、表示される各注文情報について制限時間は示されず、制限時間に関係なく取引を行うことが可能となっている。
なお、図6において、売り数量603及び買い数量606には、通常板情報311の対応する銘柄901の売買区分903が売りまたは買いであるものについての残数量906に登録された値の合計が表示されることとなる。
また、銘柄270及び269には”C”の文字608が表示されているが、この表示は、対応する注文が、板表示画面が現在表示されている取引端末102を利用する取引者自身による注文であることを示している。この買い注文に対しては、該取引者自身が反対注文を行うことはできない。
図5Aに戻り、ステップS504では、取引端末102Aにおいて入力部403の操作に基づき注文情報の入力画面の起動指示がなされ、これに応じて注文情報入力画面を表示部406に表示して、注文情報の入力を受け付ける。
ここで、図7を参照して、ステップS504において表示部406に表示される注文情報入力画面の一例を説明する。図7において700は注文入力画面の全体を示す。701は、銘柄入力領域である。ここで選択可能な銘柄は、705に表示されている。702は、701に入力した銘柄について取引を希望するレート或いは単価を入力する領域である。704は、取引を希望する合計数量を入力する領域である。
705は、銘柄入力領域701において入力可能な銘柄の一覧を表示する領域である。ここに表示される銘柄のいずれかをクリックすることで、領域701への入力を行うこともできる。706は、既に行ったオファーの取消を受け付けるボタンである。ここで、オファーとは、”売り注文”を通常板表示画面600や特定板表示画面に表示させる行為を言う。即ち、”既に行ったオファー”とは、通常板表示画面600や特定板表示画面に表示された売り注文のことであり、ボタン706によれば、通常板表示画面600や特定板表示画面から当該売り注文を削除することができる。707はオファーを受け付けるボタンであり、701から704までに入力された取引条件において売り注文を通常板表示画面600や特定板表示画面に表示させるためのボタンである。ボタン707が操作されると、701から704までに入力された情報が取引端末102が有する発注者コード902と共に注文情報としてサーバー101へ送信され、サーバー101の通常板情報311が更新されると共に、各取引端末102における通常板表示画面600や特定板表示画面の表示が更新される。
次に、708は、ビッドを受け付けるボタンである。ここで”ビッド”とは、”買い注文”を通常板表示画面600や特定板表示画面に表示させる行為を言う。従って、ビッドボタン708の操作を受け付けると、701から704までに入力された取引条件において買い注文を通常板表示画面600や特定板表示画面に表示させるため、701から704までに入力された情報が発注者コード902と共に注文情報としてサーバー101へ送信される。そして、サーバー101の通常板情報311が更新されると共に、各取引端末102における通常板表示画面600や特定板表示画面の表示が更新される。709は、ビッドの取消を受け付けるボタンであり、ボタン709によれば、通常板表示画面600や特定板表示画面に表示されている買い注文を削除することができる。
また、710は、発注者が注文情報を通常板表示画面600には表示せず、特定板表示画面にのみ表示させたい場合に、係る表示設定を行うための設定領域である。
設定領域710において、711は、注文実績ファイル309に基づいて所定期間内に反対注文を行った取引者に対してのみ、制限時間内で注文情報を開示する”ピンポイントカウンター”設定のチェック欄である。また、712は、約定実績ファイル310に基づいて所定期間内に取引端末102Aの発注者と約定成立させた取引者に対してのみ、制限時間内で注文情報を開示する”オートセレクト”設定のチェック欄である。713は、特定板表示画面で制限時間内においてのみ不特定多数の取引者に注文情報を公開し、反対注文を受け付ける”ブックビルディング”設定のチェック欄である。
本実施形態では、ブックビルディングについて説明することとし、図7では、ブックビルディングのチェック欄713にチェックがされている。
このような注文情報入力画面700において、ボタン706から709のいずれかの操作を受け付けた場合、取引端末102Aは対応する注文情報をサーバー101に送信する。その後、ステップS505に進み、特定板表示画面情報の受信を監視する。
サーバー101側では、ステップS506において取引端末102Aからの注文情報の受信を監視している。注文情報を受信した場合には(ステップS506において「YES」)、ステップS507に移行する。ステップS507では、注文実績ファイル309を更新する。ステップ506において注文情報を受信しない場合は(ステップS506において「NO」)、ステップS516へ移行する。
ここで、本実施形態に対応する注文実績ファイル309のデータ構成の一例を図10を参照して説明する。銘柄1001には、注文対象となる銘柄が登録される。1002には発注者コードが登録され、これにより発注者を識別することができる。この発注者コード1002は、発注者コード902と同様に金融機関を識別するためのコードである。1003は売買区分が登録される。1004には、注文日時が登録される。また、1005には、発注者が銘柄1001の取引を希望するレートが登録される。1006には注文数量が登録される。
図5Aに戻り、ステップS508では、特定板情報312を更新する。特定板情報312は注文情報入力画面700において、711、712、713のいずれかがチェックされた注文情報及び、この注文情報に対する反対注文情報について、登録、更新されるものである。ここで、本実施形態に対応する特定板情報312のデータ構成の一例を図11を参照して説明する。
銘柄1101には、特定板表示画面にのみ表示する設定とともに受け付けた(即ち、図7の711、712、713の何れかがチェックされた場合)注文の対象となる銘柄が登録される。1102には発注者コードが登録される。1103は売買区分が登録される。1104には、取引のレートが登録される。1105には、該注文情報について注文数量1006の値が取引を募集する募集数量として登録される。
1106には、注文形態が登録される。この注文形態1106とは、発注者から受信した注文情報において、ピンポイントカウンター711、オートセレクト712、及び、ブックビルディング713のいずれが設定されたかを示すものであり、ピンポイントカウンター711が設定された場合には”P.C.”、オートセレクト712が設定された場合には”A.S.”、ブックビルディング713が設定された場合には”B.B.”がそれぞれ登録される。また、1107は、募集数量1105と後述する応募数量1110との差分値が残数量として登録される。
1108には、特定板表示画面の表示に基づいて、反対注文をかけてきた反対注文者の情報が登録される。なお、ステップS508では、ステップS506における注文情報の受信に応じて特定板情報312を更新することとなるので、該注文情報に対応する反対注文者情報1108は当然にブランクとなる。その後、反対注文を後段のステップS516で受信する毎に、反対注文者情報1108が追加されることとなる。また、図11では、反対注文者を2人しか記載していないが、残数量1107が0となるまで反対注文者の情報が追加可能であることは言うまでもない。
1109は反対注文者コードであり、反対注文を行った発注者のコードが登録される。該コードは上記と同様金融機関を識別するためのコードである。1110は、反対注文における反対注文数量が応募数量として登録される。1111は反対注文を受け付けた(サーバー101が受信した)時刻の情報が登録される。この時刻に基づいて先着順を決定することができる。
図5Aに戻り、ステップS509では更新した特定板情報312に基づき、特定板表示画面情報を各取引端末102A及び102Bに送信する。このとき、特定板表示画面情報には、銘柄1101、売買区分1103、レート1104、募集数量1105、注文形態1106及び残数量1107が含まれる。
なお、上記のステップS506では、注文情報に設定領域710における設定に基づく、ピンポイントカウンター設定711、オートセレクト設定712、或いは、ブックビルディング設定713のいずれかが含まれるか否かを判定している。本実施形態では、これらの設定のいずれかがなされている場合について説明しているので、図5AではステップS507を介してステップS508における特定板情報312の更新を行い、特定板表示画面情報が取引端末102Bに送信されるように記載している。しかし、もし係る設定が行われていない場合には、当然に通常板情報311が更新され、通常板表示画面情報が送信されて通常板表示画面600が更新されることとなる。
このとき取引端末102A側では、ステップS505において特定板表示画面情報の受信を監視しており、特定板表示画面情報を受信すると(ステップS505において「YES」)、ステップS520に移行する。一方、ステップS505において特定板表示画面情報を受信しなければステップ502へ戻る。ステップS520では、特定板表示画面を表示、或いは、既に表示されている場合には受信した特定板表示画面情報に基づいて更新する。次に、ステップS541では、S532の約定成立通知を受信したか否かを判定する。約定成立通知を受信していれば(ステップS541で「YES」)ステップS536に移行する。そうでなければ(ステップS541で「NO」)ステップS521に移行する。
図12に、特定板表示画面の一例を示す。図12において、1200は特定板表示画面の全体を示す。1201には、銘柄1101に対応する銘柄の情報が表示される。1202には、注文形態1106に対応する注文形態が表示される。1203には、売買区分1103に対応する情報が表示される。1204にはレート1104に対応するレート情報が表示される。1205には、レート1204に対応する前日比が表示される。1206には、募集数量1105に対応する希望取引数量が表示される。1207には、残数量1107に対応する残数量が表示される。1208には、反対注文の受付を締切るまでの残り時間が表示される。本実施形態では、特定板表示画面に注文情報を表示する時間は、例として”5分間”としている。このタイマー1208には、サーバー101と取引端末102との間で同期を取って計時され、表示が行われる。
ステップS521では、タイマー1208に表示された制限時間が経過したか否かを判定する。もし、制限時間を経過していない場合には(ステップS521において「NO」)、ステップS520に戻って、特定板表示画面1200の表示・更新を行う。制限時間を経過した場合、即ちタイマー1208の表示が”0:00”となった場合には、ステップS522に進む。ステップS522では、制限時間が経過した注文情報が特定板表示画面1200から消去される。その後、ステップS525に移行して、応募数量通知を受信したか否かを監視する。
これにより、取引端末102Aの発注者は自己の行った発注内容及びその動向を確認することができる。
また、取引端末102B側では、ステップS510において特定板表示画面情報の受信を監視しており、特定板表示画面情報を受信すると(ステップS510において「YES」)、ステップS511に移行する。ステップS511では、特定板表示画面1200を表示、或いは、既に表示されている場合には受信した特定板表示画面情報に基づいて更新する。
ステップS512では、タイマー1208に表示された制限時間が経過したか否かを判定する。もし、制限時間を経過していない場合には(ステップS512において「NO」)、ステップS513に進む。制限時間を経過した場合、即ちタイマー1208の表示が”0:00”となった場合には、ステップS537に進む。ステップS537では、制限時間が経過した注文情報が表示特定板表示画面1200から消去される。その後、ステップS538に移行して、サーバー101から通知を受信したか否かを監視する。
また、ステップS513では反対注文があるか否かを判定する。ここで、反対注文とは、通常板表示画面600や特定板表示画面1200に表示され、報知された注文情報に対して直接にアクションを起こすことをいう。即ち、反対注文とは、特定板表示画面1200等の「買い注文」に対する「売り注文」であり、特定板表示画面1200等の「売り注文」に対する「買い注文」である。
この反対注文は、図12の画面において、取引者が例えば残数量1207の数値にカーソルを合わせてダブルクリックする等の操作により行うことができる。もし、反対注文を受け付けた場合には(ステップS513において「YES」)、ステップS514に移行し、図8に示すような反対注文入力画面を表示して入力を受け付ける。
図8において、800は、反対注文入力画面全体を示す。画面800において、801は、反対注文の対象となる銘柄を示す。802は、銘柄801に対するレートを示す。このレートは、図12の特定板表示画面1200において選択された残数量1207に対応するレート1204の値が表示される。図8の場合、銘柄として”270”が選択されたので、図12における銘柄”270”のレート1204である”1.340”が表示されている。803は、反対注文を行う数量を入力する領域であり、上向き矢印ボタン、下向き矢印ボタンやボタン804を操作して所望の数値に設定することができる。
805は、画面800に表示された内容により反対注文をかける場合に操作されるボタンである。図8の場合は、特定板表示画面1200における売り注文に対し、買い注文を反対注文としてかける場合を示しているので、ボタン805には「買い」と示されている。仮に、特定板表示画面1200の買い注文に対し、売り注文を反対注文としてかける場合には、ボタン805には「売り」と示されることになる。806は、注文を行わずに画面800を閉じる場合に操作されるボタンである。
ステップS515では、反対注文入力画面800において受け付けた反対注文情報をサーバー101に送信する。ここで、「買い」の場合には、反対注文情報には、銘柄801、レート802及び数量803の各設定値、売買区分として「買い」、及び、発注者コードが含まれる。また、「売り」の場合には、反対注文情報には、銘柄801、レート802及び数量803の各設定値、売買区分として「売り」、及び、発注者コードが含まれる。このように、反対注文は、注文情報と同一銘柄、同一レートで、異なる売買区分において行われる。
サーバー101側では、ステップS516において取引端末102Bから反対注文情報を受信したか否かを監視している。もし、ステップS515で送信された反対注文情報を受信した場合には(ステップS516において「YES」)、ステップS517に移行する。
ステップS517では、反対注文受信に応じて注文実績ファイル309及び特定板情報312を更新する。注文実績ファイル309には、反対注文情報に従い、注文対象の銘柄1001、発注者コード1002、売買区分1003、注文日時1004、レート1005及び注文数量1006が登録される。また、特定板情報312の銘柄が一致するレコードには、反対注文者情報1108として、反対注文情報に基づき反対注文者コード1109、応募数量1110、時刻情報1111が登録される。また、応募数量1110に基づいて、残数量1107が更新される。このとき、更新後の残数量1107は取引端末102A及び102Bに通知され、各端末における特定板表示画面1200の表示が更新される。
サーバー101では更に、ステップS518において更新後の残数量1107につき、残数量1107>0か否かを判定する。もし、残数量が0の場合には、ステップS530に移行する。一方、残数量1107が0でない場合には、ステップS519に移行して、制限時間が経過しているか否かを判定する。ここで制限時間が経過していない場合には(ステップS519において「NO」)、ステップS516に戻って反対注文情報の受信の監視を継続する。
もし、制限時間が経過した場合には(ステップS519において「YES」)、ステップS523に移行する。ステップS523では、応募数量が0でないかどうかを判定する。もし、0でない場合、即ち応募があった場合には(ステップS523において「YES」)ステップS524に移行して、取引端末102Aに応募数量の通知を行う。一方、応募数量が0の場合には(ステップS523において「NO」)、ステップS533に移行する。
次に、取引端末102A側では、ステップS525において、応募数量通知の受信を監視している。サーバー101からの応募数量の通知を受信した場合(ステップS525において「YES」)、ステップS526に移行して、確認画面を表示部406に表示して、発注者からの入力を受け付ける。ここで表示される確認画面の一例を図13に示す。
図13の確認画面1300において、1301には注文対象の銘柄が示される。1302には、銘柄1301の取引レートが示される。1303には、募集数量と応募数量が表示され、応募数領分の約定を成立させるか否かを問い合わせるメッセージが1304に表示される。この結果に応じて、発注者は応募数量分の取引を約定させる場合にはYESボタン1305を選択することができ、取引をキャンセルする場合には1306のボタンを選択することができる。
図13の画面に応じて、YESボタン1305又はNOボタン1306のいずれかが選択されると、選択結果をステップS527にてサーバー101に送信する。その後、ステップS535にて、更なる通知を受信したか否かを監視している。
サーバー101では、ステップS528において取引端末102Aから送信された選択結果を受信したか否かを監視しており、もし選択結果を受信した場合には(ステップS528において「YES」)、ステップS529に移行して選択結果の内容に基づいて約定可能か否かを判定する。もし、図13の画面において、YESボタン1305が操作された場合には、発注者は応募数量分の約定に同意したこととなるので、部分的に約定可能と判定されステップS530に移行する。ステップ530では特定板情報312の対応する銘柄のレコードを調べ、残数量=0であれば、反対注文の時刻1111の早い順に応募数量1110を加算してゆき注文数量に達する分まで約定を成立させる。残数量>0であれば、応募数量1110の合計分の約定を成立させる。その後、ステップS531に移行して、約定実績ファイル310を更新し、ステップS532に移行して約定成立通知を取引端末102Aと反対注文を行った取引端末102Bに送信する。その後、ステップS540に移行する。
ここで、約定実績ファイル310の具体例を図15に示す。1501には、約定が成立した銘柄が登録される。1502には、売り注文を行った取引者の発注者コードが、売り約定者コードとして登録される。1503には、買い注文を行った取引者の発注者コードが、買い約定者コードとして登録される。1504には、約定が成立した日時が登録される。1505には、約定が成立した際のレートが登録される。1506には、約定が成立した数量が登録される。
一方、図13の画面において、NOボタン1306が操作された場合には、発注者は応募数量分の約定に同意しなかったこととなるので、約定不可能と判定されステップS533に移行する。ステップS533では注文及び対応する反対注文をキャンセルする。そしてステップS534で、取引端末102Aと反対注文を行った取引端末102Bに対してキャンセル通知を送信する。その後、ステップS540に移行する。ステップS540では、約定成立やキャンセルに対応する特定板情報312のレコードを削除して特定板情報312を更新する。その後、ステップS501に戻り上記の処理を繰り返す。ステップS501では、他の取引端末102から受信した注文情報等に基づいて通常板情報311が更新された場合に、更新後の板情報311を取引端末102A及び取引端末102Bに送信する。
取引端末102A側では、ステップS535においてサーバー101からの通知を受信したか否かを監視しており、約定成立通知或いはキャンセル通知の何れかを受信した場合には(ステップS535において「YES」)、ステップS536に移行して、受信した通知の内容に従った表示画面を表示部406に表示する。その後、ステップS502に戻って、上記の処理を繰り返す。
取引端末102B側では、ステップS538においてサーバー101からの通知を受信したか否かを監視しており、約定成立通知或いはキャンセル通知の何れかを受信した場合には(ステップS538において「YES」)、ステップS539に移行して、受信した通知の内容に従った表示画面を表示部406に表示する。その後、ステップS503に戻って、上記の処理を繰り返す。
以上により、発注者より行われたブックビルディング注文において、複数の取引者に特定板表示画面を介して、注文情報を時間限定で提供し、反対注文を受け付けることができる。ここで、発注者側は、希望数量について同一のレートで取引を約定させたい場合に、希望数量分の応募がなかければ取引をキャンセルすることも可能となる。
この場合、注文情報に対する反対注文が可能な時間が制限的であることが明確であるので、取引参加者は次の売買行動の予定が立ち、より効率的な取引が実現できる。
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態では、不特定の取引者に対して注文情報を提供し、取引を行った。これに対し金融取引では、取引者が直近の過去に反対注文を出した市場参加者(自身が売手ならば、買手)だけに注文をしたいというニーズを持つ場合がある。そこで本実施形態では、過去の注文実績に基づいて絞り込みをかけた上で、注文情報の提供を行う。これにより、上記のニーズに応え、約定を成立させる確率を高めることができる。
上述の第1の実施形態では、不特定の取引者に対して注文情報を提供し、取引を行った。これに対し金融取引では、取引者が直近の過去に反対注文を出した市場参加者(自身が売手ならば、買手)だけに注文をしたいというニーズを持つ場合がある。そこで本実施形態では、過去の注文実績に基づいて絞り込みをかけた上で、注文情報の提供を行う。これにより、上記のニーズに応え、約定を成立させる確率を高めることができる。
本実施形態に対応するシステムの構成は、図1、図3及び図4に記載のものと同様であり、全体的な処理の流れも図5A及び図5Bに示したものと同様である。しかし、本実施形態では第1の実施形態とは以下の点で異なる。
まず、図5AのステップS504では、注文情報入力画面700を表示して注文情報の入力を発注者から受け付けるが、設定領域710においては、ブックビルディング713ではなく、ピンポイントカウンター711がチェックされることとなる。
また、第1の実施形態ではステップS509において、不特定の取引者に対して発注者から受け付けた注文情報に基づく特定板表示画面情報を送信していたが、本実施形態では、注文実績ファイル309の登録内容に基づいて、所定期間内に相対する注文を行った取引者に対してのみ特定板表示画面情報が送信されることとなる。
例えば、ステップS504において銘柄270についてオファー(売り)の注文を受けたとすると、その日から過去の所定期間(例えば1週間)以内に、同一の銘柄270についてビッド(買い)の注文を行った取引者が、特定板表示画面情報の送信対象者となる。
より具体的に、ステップS509では、図14に示すような処理によって、送信対象者を決定する。ステップS1401では、注文実績ファイル309から、ステップS506において受信した注文情報と同一の銘柄について登録された登録情報を抽出する。続くステップS1402では抽出した登録情報の売買区分1003が、受信した注文情報の売買区分と同一か否かを判定する。もし同一であれば(ステップS1402において「YES」)、ステップS1405に移行して、該登録情報における発注者コード1002は送信対象者リストには追加しない。
一方、売買区分が同一でなかった場合、即ち反対注文に相当する注文を行っていた場合には(ステップS1402において「NO」)、ステップS1403に移行する。ステップS1403では、注文日時1004に基づき、注文が行われた日時が現時点から所定期間内であるか否かを判定する。この所定期間は、例えば「1週間」、或いは「1ヶ月」などと設定することができる。もし、所定期間内であれば(ステップS1403において「YES」)、ステップS1404に移行して、登録情報における発注者コード1002を送信対象者リストに追加する。一方、所定期間を超えていれば(ステップS1403において「NO」)、ステップS1405に移行し、発注者コード1002は送信対象者リストに追加しない。
ステップS1406では、未処理の登録情報が存在するか否かを判定し、未処理の登録情報がある場合にはステップS1401に戻って上記の処理を継続する。一方、全ての登録情報について処理を行った場合には、送信対象者を決定する本処理を終了する。
なお、図14では、注文日時1004が所定期間内か否かを判定していたが、予め注文日時より所定期間が経過した登録情報は、注文実績ファイル309から削除しておくようにしても良い。その場合には、ステップS1004における処理は不要となる。
このようにして、送信対象者リストがステップS1404により作成され、注文情報を送信すべき発注者コード1002が特定される。そこで、図5AのステップS509では、サーバー101とネットワーク103を介して通信を継続している取引端末102の内、対応する発注者コードを有する端末について、特定板表示画面情報を送信する。
また、図5A及び図5Bの他の処理において、特定板表示画面の更新を行う場合や、約定成立通知、キャンセル通知を行う場合にも、同様に送信対象者リストに登録された発注者コードを有する取引端末にのみ情報が提供される。
以上のように、本実施形態によれば、発注者が行った注文に相対する注文を行った実績のある取引者にのみ注文情報を提供して、金融取引における特定にニーズに応えて、約定の成立する確率を向上させることができる。
また、注文情報を、通常板ではなく特定板にのみ表示することで、特定の相手方に対し、一定時間内の成約を期待した注文であることを通知することができる。
[第3の実施形態]
上述の実施形態では、不特定の取引者に対して注文情報を提供し、取引を行った。これに対し金融取引では、提示相手を直近の過去に発注者と約定成立した取引先に絞りたいというニーズを持つ場合がある。そこで本実施形態では、過去の約定実績に基づいて絞り込みをかけた上で、注文情報の提供を行う。これにより、上記のニーズに応え、約定を成立させる確率を更に高めることができる。
上述の実施形態では、不特定の取引者に対して注文情報を提供し、取引を行った。これに対し金融取引では、提示相手を直近の過去に発注者と約定成立した取引先に絞りたいというニーズを持つ場合がある。そこで本実施形態では、過去の約定実績に基づいて絞り込みをかけた上で、注文情報の提供を行う。これにより、上記のニーズに応え、約定を成立させる確率を更に高めることができる。
本実施形態に対応するシステムの構成は、図1、図3及び図4に記載のものと同様であり、全体的な処理の流れも図5A及び図5Bに示したものと同様である。しかし、本実施形態では上記実施形態とは以下の点で異なる。
まず、図5AのステップS504では、注文情報入力画面700を表示して注文情報の入力を発注者から受け付けるが、設定領域710においては、ブックビルディング713やピンポイントカウンター711ではなく、オートセレクト712がチェックされることとなる。
また、ステップS509では、約定実績ファイル310の登録内容に基づいて、ステップS506で受信した注文情報の発注者と所定期間内に約定を成立させた取引者に対してのみ特定板表示画面情報が送信されることとなる。
例えば、ステップS506において、発注者コードXXXXXの取引者からの注文情報を受信した場合、該発注者コードXXXXXの取引者と所定期間内に約定を成立させた取引者が特定板表示画面情報の送信対象者となる。
より具体的に、ステップS509では、図16に示すような処理によって、送信対象者を決定する。ステップS1601では、約定実績ファイル310から、ステップS506において受信した注文情報の発注者が登録された登録情報を抽出する。続くステップS1602では抽出した登録情報の約定日時1504に基づき、所定期間内に約定が成立したか否かを判定する。もし、所定期間内に約定が成立している場合には(ステップS1602において「YES」)、ステップS1603に移行して、該登録情報を候補リストに追加する。一方、約定成立から所定期間が経過している場合には(ステップS1602において「NO」)、ステップS1604に移行して、該当録情報を候補から除外する。ここで、所定期間は、例えば「1週間」、或いは「1ヶ月」などと設定することができる。
ステップS1605では、未処理の登録情報が存在するか否かを判定し、未処理の登録情報がある場合にはステップS1601に戻って上記の処理を継続する。一方、全ての登録情報について処理を行った場合には、ステップS1606に移行する。
ステップS1606では、候補リストに登録されている全体登録情報のうち、同一の相手方取引者が占める割合を算出する。例えば、注文情報の発注者(発注者コードが「XXXXX」)について、所定期間である1週間の期間に30件の約定が成立していたとする。そのうち、発注者コードが「mmmmm」である相手方取引者の約定成立分が9件であったとすると、該相手方取引者が全体に占める割合は30%となる。割合の算出にあたっては、約定成立した数量をもとにして、算出してもよい。
ステップS1606では、そのようにして算出した割合について、所定の閾値(X%)を上回る相手方取引者を特定する。このX%の値は、例えば、5%であってもよいし、10%であってもよい。
このようにして、注文情報の発注者と所定期間内に一定確率以上で、約定を成立させた相手方取引者を絞り込むことができ、ステップS1607ではこのような相手方取引者を送信対象者リストに追加する。その後、送信対象者を決定する本処理を終了する。
なお、図16では、注文日時1504が所定期間内か否かを判定していたが、予め注文日時より所定期間が経過した登録情報は、約定実績ファイル310から削除しておくようにしても良い。その場合には、ステップS1602における処理は不要となる。
このようにして、送信対象者リストがステップS1607において作成され、注文情報を送信すべき発注者コードが特定される。そこで、図5AのステップS509では、サーバー101とネットワーク103を介して通信を継続している取引端末102の内、対応する発注者コードを有する端末について、特定板表示画面情報を送信する。
また、図5A及び図5Bの他の処理において、特定板表示画面の更新を行う場合や、約定成立通知、キャンセル通知を行う場合にも、同様に送信対象者リストに登録された発注者コードを有する取引端末にのみ情報が提供される。
以上のように、本実施形態によれば、所定期間内に発注者との間で約定を成立させた取引者のうち一定割合を占めるものにのみ注文情報を提供して、金融取引における特定にニーズに応えて、約定の成立する確率を向上させることができる。
また、注文情報を、通常板ではなく特定板にのみ表示することで、特定の相手方に対し、一定時間内の成約を期待した注文であることを通知することができる。
なお、以上の実施形態では、図12に示すような特定板表示画面により、注文情報に対する取引の動向を表示していた。これに追加して、図17に示すような、経過時間と応募数量の変化について、注文数量、制限時間Tの値と共にグラフ表示しても良い。このように応募数量、残数量および残時間をリアルタイムに表示することにより、市場参加者に臨場感を持たせ、取引の活性化を図ることができる。
[その他の実施形態]
以上の処理(例えば上記実施形態に示したフローチャートに従った処理)をプログラムとしてCD−R、ROMやDVD−ROM、MO等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶させ、この記憶媒体に記憶されているプログラムをコンピュータに読み込ませる(インストール、もしくはコピーさせる)ことで、このコンピュータは以上の処理を行うことができる。よって、この記憶媒体も本発明の範疇にあることは明白である。
以上の処理(例えば上記実施形態に示したフローチャートに従った処理)をプログラムとしてCD−R、ROMやDVD−ROM、MO等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶させ、この記憶媒体に記憶されているプログラムをコンピュータに読み込ませる(インストール、もしくはコピーさせる)ことで、このコンピュータは以上の処理を行うことができる。よって、この記憶媒体も本発明の範疇にあることは明白である。
以上に詳細に説明したように、金融商品取引市場では、市場参加者には状況の変化に応じた素早い判断を必要とされるところ、本発明によれば、発注者は多くの他の参加者、特に希望する場合には特定の参加者のみと同時並行的に取引を進めることが可能であり、かつ、発注者にとって満足の行く数量が確保できる時だけ約定成立させ、そうでないときは取消しできる取引を、短時間で、手間をかけることなく行うことができる。
これにより、発注者は大きな数量の注文を出しやすくなり、取引が成立する可能性がより高まることが期待される。
Claims (8)
- 複数の取引端末とネットワークを介して接続されるサーバー装置であって、
前記複数の取引端末のうち第1の発注者が使用する第1の取引端末から第1の銘柄、第1の売買区分、第1のレートまたは単価、注文数量、注文形態及び第1の発注者コードを含む注文情報を受信する注文情報受信手段と、
受信した前記注文形態に、該注文情報を制限時間付きで表示する第1の板表示画面に表示する設定が含まれる場合に該注文情報に基づき前記第1の銘柄、前記第1の売買区分、前記第1のレートまたは単価、前記注文数量及び前記注文形態を含む第1の板表示画面情報を生成する画面情報生成手段と、
生成された前記第1の板表示画面情報を前記複数の取引端末に送信する送信手段と、
前記第1の板表示画面情報に含まれる注文情報のうち第1の注文情報について行われた銘柄及びレートまたは単価が該第1の注文情報の前記第1の銘柄及び前記第1のレートまたは単価と同一で、売買区分が該第1の注文情報の前記第1の売買区分と異なる反対注文に関する第2の銘柄、第2の売買区分、第2のレートまたは単価、反対注文数量、第2の発注者コードを含む反対注文情報を前記複数の取引端末のうち前記第1の取引端末以外の第2の取引端末から受信する反対注文情報受信手段と、
前記制限時間が経過するまでの間に受信した前記反対注文情報における反対注文数量の合計と、前記第1の注文情報における注文数量とを比較する比較手段と、
前記制限時間が経過したときの前記比較手段による比較の結果、前記注文数量が前記反対注文数量の合計よりも大きい場合に、前記反対注文数量についての約定を成立させるか否かの選択を前記第1の取引端末から受け付ける受付手段と、
前記比較手段の比較において、前記注文数量が前記反対注文数量の合計以下である場合に、前記注文数量に達するまで前記反対注文情報の受信時刻の早い順に約定成立を行ない、前記受付手段において前記約定を成立させる選択を受け付けた場合に、前記反対注文数量の合計について約定成立を行なう約定手段と、
約定成立しない前記第1の注文情報及び/または前記反対注文情報をキャンセルするキャンセル手段と、
を備えることを特徴とするサーバー装置。 - 前記約定手段は、前記第2の取引端末に約定成立した前記反対注文情報が約定成立した旨を通知する第1の通知手段を更に備え、前記キャンセル手段は前記第2の取引端末にキャンセルされた前記反対注文情報がキャンセルされた旨を通知する第2の通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のサーバー装置。
- 前記受信手段により受信した前記注文情報と、前記反対注文情報受信手段により受信した前記反対注文情報とを注文実績情報として格納する格納手段と、
受信した前記注文形態に、所定期間内の注文実績に応じて前記第1の板表示画面に表示する設定が含まれる場合に、当該所定期間内の前記注文実績情報を読み込み、注文情報の銘柄が該第1の注文情報の前記第1の銘柄と同一で、売買区分が該第1の注文情報の前記第1の売買区分と異なる反対注文を行った第1の注文実績情報の発注者コードに対応する第3の取引端末を決定する送信先決定手段とを更に備え、
前記送信手段は、前記送信先決定手段により決定された前記第3の取引端末にのみ前記第1の板表示画面情報を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバー装置。 - 前記判定手段により前記約定成立の判定が行われた場合に、前記注文情報と前記反対注文情報とを送信した取引端末を使用する各発注者を関連づけて約定実績情報として格納する格納手段と、
受信した前記注文形態に、所定期間内の約定実績に応じて前記第1の板表示画面に表示する設定が含まれる場合に、当該所定期間内の前記約定実績情報を読み込み、前記第1の発注者が約定した約定実績全体に対する、前記第1の発注者との間で約定した発注者の約定実績の割合を算出し、当該約定実績の割合が所定の閾値を上回る発注者が使用する第4の取引端末を決定する送信先決定手段とを更に備え、
前記送信手段は、前記送信先決定手段により決定された前記第4の取引端末にのみ前記第1の板表示画面情報を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバー装置。 - サーバー装置とネットワークを介して接続される取引端末であって、
第1の銘柄、第1の売買区分、第1のレートまたは単価、注文数量及び注文形態を含む注文情報の入力を受け付ける入力受付手段と、
前記注文情報を前記取引端末を使用する発注者を識別するための発注者コードを含めて前記サーバー装置に送信する注文情報送信手段と、
取引に時間制限を有する注文情報を表示する第1の板表示画面のための第1の板表示画面情報、又は、前記時間制限を有しない注文情報を表示する第2の板表示画面のための第2の板表示画面情報を前記サーバーから受信する画面情報受信手段と、
受信した前記第1の板表示画面情報又は前記第2の板表示画面情報に基づき第1の板表示画面又は第2の板表示画面を表示する表示手段と、
前記第1の板表示画面又は第2の板表示画面に含まれる注文情報について、銘柄及びレートまたは単価が該注文情報の前記1の銘柄及び前記第1のレートまたは単価と同一で、売買区分が該注文情報の前記第1の売買区分と異なる反対注文に関する第2の銘柄、第2の売買区分、第2のレートまたは単価及び反対注文数量を含む反対注文情報の入力を受け付ける入力受付手段と、
前記反対注文情報を前記発注者コードを含めて前記サーバーに送信する反対注文情報送信手段と
を備え、
前記表示形態には、前記注文情報を前記第1の板表示画面に表示させるか否かの設定が含まれ、
該設定には、所定期間内の注文実績に応じて前記第1の板表示画面に表示する設定、又は、所定期間内の約定実績に応じて前記第1の板表示画面に表示する設定が更に含まれることを特徴とする取引端末。 - コンピュータを請求項1乃至4のいずれかに記載のサーバー装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
- コンピュータを請求項5に記載の取引端末として機能させるためのコンピュータプログラム。
- 請求項6又は7に記載のコンピュータプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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JP2005299310A JP2007109020A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | サーバー装置、取引端末、コンピュータプログラム及び記憶媒体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017534962A (ja) * | 2014-09-17 | 2017-11-24 | アイイーエックス グループ,インコーポレーテッド | 半公開市場のためのシステム及び方法 |
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2005
- 2005-10-13 JP JP2005299310A patent/JP2007109020A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080825 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090123 |