JP2007106463A - 無菌充填機の内部滅菌方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物の充填作業に先立つ無菌充填機内部の滅菌を十分に行うことができる無菌充填機の滅菌方法を提供する。
【解決手段】無菌状態に維持されるべき領域4内にて包材10を搬送装置6により搬送するとともに、その包材を領域4に設置された成形装置7により包装形状に成形しつつその成形途中で包材に内容物を充填する無菌充填機1に適用され、内容物の充填作業の開始前の準備作業として領域4を滅菌する方法であって、搬送装置6によって包材10を搬送しつつ領域4に滅菌剤を供給して当該領域4を滅菌する。
【選択図】図1

Description

本発明は、めんつゆ、各種たれ、ソース等の内容物を無菌包装する無菌充填機の内部滅菌方法に関する。
めんつゆや各種たれ、ソース等の内容物を袋に無菌環境で充填する装置として、包材としてのフィルムを走行させつつこれを略半分に折り、合わせ面をシールして包材を筒状に成形し、この包材を折り目と直交する横断方向にシールして所定容量の袋を成形しつつその内部に内容物を充填する無菌充填機が開発されている。無菌充填機による無菌包装においては、内容物と包材とがそれぞれ別々に滅菌・無菌化され、その後、無菌雰囲気下で包材に内容物が充填されて包材がシールされる。
無菌包装を行うためには、内容物の充填を開始するに先立って無菌充填機の内部を滅菌している。従来、無菌充填機の内部を滅菌する方法としては、無菌充填機から包材を取り外し、滅菌剤として例えば過酸化水素水(H)を機内にスプレーし、あるいは過酸化水素ガスを機内に送り込んで充填機内部を滅菌し、その後、包材を掛け直すか、あるいは、包材を無菌充填機に装着したまま充填機の運転を停止させた状態で過酸化水素水をスプレーし、あるいは過酸化水素ガスを充填機内に送り込んでいた。
しかし、包材を取り外してから充填機の内部を滅菌する方法では、滅菌作業の前後に包材を外して掛け直すという作業が必要となり、滅菌作業の工数が増えて手間がかかる。包材を装着したまま充填機の内部を滅菌する方法では、手間は省けるものの包材により滅菌剤が遮られる部分が生じ、滅菌が十分に行えない可能性があった。
本発明の目的は、無菌充填機の内部の滅菌を容易かつ確実に行って、無菌環境の信頼性を高めることができる無菌充填機の滅菌方法を提供することにある。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明は、無菌状態に維持される領域(4)内にて包材(10)を搬送装置(6)により搬送するとともに、その包材を前記領域に設置された成形装置(7)により包装形状に成形しつつその成形途中で包材に内容物を充填する無菌充填機(1)に適用され、前記内容物の充填作業の開始前の準備作業として前記領域を滅菌する方法であって、前記搬送装置によって前記包材を搬送しつつ前記領域に滅菌剤を供給して当該領域を滅菌することにより、上述した課題を解決する。
本発明によれば、包材を搬送しつつ無菌充填機内の所定領域に滅菌剤を供給してこれを滅菌するので、滅菌に先立って包材を取り外し、滅菌後に包材を装着する手間を要しない。また、包材を搬送しながら滅菌剤を供給することにより、包材によって遮られている部分にも滅菌剤が回り込むようになり、十分な滅菌効果が得られる。例えば、包材に付着した滅菌剤が包材と搬送装置との接触部分に達したり、あるいは滅菌剤の雰囲気が包材の搬送によって乱されて包材の陰となる部分に回り込むなどして滅菌効果が向上する。
本発明において、前記搬送装置は前記包材を案内するローラ(29,31)を含んでもよく、その場合、前記滅菌剤の供給時には前記ローラを前記包材と接した状態で回転させることが好ましい。これにより、包材とローラとが接する部分にも満遍なく滅菌剤が行き渡り、高い滅菌効果が得られる。
前記滅菌剤の供給時には、前記成形装置の少なくとも一部の可動部材(33,34,35)を動作させてもよい。これにより、成形装置の可動部材を満遍なく滅菌することができる。
前記成形装置には前記包材の搬送と同期して回転しつつ前記包装形状への成形に必要な処理を当該包材に施す成形処理部材(33,34,35)が前記可動部材として設けられてもよく、その場合、前記滅菌剤の供給時には、前記成形処理部材を回転させることが好ましい。この場合には、成形処理部材の回転により、その成形処理部材の表面が領域内の特定方向に偏ることなく様々な方向に晒される。このため、成形処理部材が確実に滅菌される。
本発明においては、前記滅菌剤の供給時における前記包材の搬送速度を、前記内容物の充填作業時の前記包材の搬送速度よりも遅くしてもよい。内容物の充填時には生産性を向上させるためになるべく高い搬送速度が要求されるが、滅菌作業時にはそのような生産性は要求されず、滅菌効果の改善が得られる限度において包材の搬送速度を低下させることにより、滅菌作業で消費される包材の量を減らすことができる。
なお、包材が搬送方向に連続したフィルム状である場合、前記滅菌剤の供給時に前記領域から排出される包材については、これをリール(45)に巻き取って回収してもよい。これにより、滅菌作業中に消費される包材を容易に回収できるようになる。
本発明の他の無菌充填機の内部滅菌方法は、無菌状態に維持されるべき領域(4)内にて包材(10)を搬送装置(6)により搬送するとともに、その包材を前記領域に設置された成形装置(7)により包装形状に成形しつつその成形途中で包材に内容物を充填する無菌充填機(1)に適用され、前記内容物の充填作業の開始前の準備作業として前記領域を滅菌する方法であって、前記成形装置の少なくとも一部の可動部材(33,34,35)を動作させつつ、前記領域に滅菌剤を供給して当該領域を滅菌することを特徴とするものである。これによれば、成形装置の可動部材を満遍なく滅菌することができる。また、前記成形装置には前記包材の搬送と同期して回転しつつ前記包装形状への成形に必要な処理を当該包材に施す成形処理部材が前記可動部材として設けられており、前記滅菌剤の供給時には前記成形処理部材を回転させてもよい。成形処理部材の回転により、その成形処理部材の表面が領域内の特定方向に偏ることなく様々な方向に晒されて成形処理部材が確実に滅菌される。
本発明の無菌充填機の内部滅菌方法においては、前記減菌剤の供給後に、前記領域内の要乾燥域にて前記減菌剤の供給を停止した状態で前記包材を搬送させ、あるいは前記成形装置の周囲にて前記滅菌剤の供給を停止した状態で前記可動部材を動作させる乾燥工程を設けてもよい。乾燥工程で包材を搬送し、あるいは可動部材を動作させることにより、滅菌剤の溜り等をなくし、無菌充填機の要乾燥域内に配置された各種の部品あるいは成形装置の可動部材を満遍なく乾燥させることができる。これにより、滅菌剤の残留を防止し、短時間で要乾燥域内の部品あるいは可動部材を乾燥させることができる。乾燥工程においては、包材の搬送と可動部材の動作とを並行して実施してもよい。これにより、可動部材をさらに満遍なくかつ迅速に乾燥させることができる。乾燥工程で包材を搬送させる場合には包材と接するローラを回転させてもよい。これによりローラも迅速に乾燥させることができる。さらに、乾燥工程で動作させるべき可動部材は、上述した成形処理部材であってもよい。乾燥工程における包材の搬送速度は、内容物の充填作業時の包材の搬送速度よりも遅くしてもよい。これにより、乾燥工程で消費される包材の量を減らすことができる。包材が搬送方向に連続したフィルム状である場合には乾燥工程で前記領域から排出される包材をリールに巻き取って回収してもよい。
以上に説明したように、本発明によれば、包材を搬送しつつ無菌充填機内の所定領域に滅菌剤を供給してこれを滅菌するので、滅菌に先立って包材を取り外し、滅菌後に包材を装着する手間を要しない。また、包材を搬送しながら滅菌剤を供給することにより、包材によって遮られている部分にも滅菌剤が回り込むようになり、十分な滅菌効果が得られて無菌環境の信頼性を高めることができる。従って、無菌充填機の内部の滅菌を容易かつ確実に行うことができる。また乾燥工程には満遍なく迅速な乾燥を行うことができる。本発明の他の滅菌方法によっても、成形装置に設けられた成形処理部材を満遍なく滅菌して無菌環境の信頼性を高めることができる。さらに、滅菌剤の供給後に乾燥工程を設けることにより、無菌充填機の機内を短時間で乾燥させ、機内への滅菌剤の残留を防止することができる。
図1は、本発明の滅菌方法が適用される無菌充填機の一例を示している。図1において、無菌充填機1は、原反供給領域2と、フィルム殺菌領域3と、無菌領域4と、製品排出領域5とに区分されている。原反供給領域2は装置1の下部に配置され、フィルム殺菌領域3はその領域2の上方に配置される。無菌領域4は装置1の上部を占め、その一部は装置1の下部に向かって延びている。そして、製品排出領域5は装置1の下部に原反供給領域2と隣り合わせて配置されている。無菌領域4には、包材としてのフィルム10を搬送する搬送装置6及びそのフィルム10を所定形状に成形する成形装置7が設置される。
原反供給領域2には、フィルム10をロール状に巻回したフィルムロール11が装備される。フィルムロール11から引き出されたフィルム10はローラ12…12によって順次案内されつつフィルム殺菌領域3に引き込まれる。原反供給領域2とフィルム殺菌領域3とは隔壁13によって区分される。隔壁13には、フィルム10を通すための開口14と、その開口14を開閉するシャッタ15とが設けられる。
フィルム殺菌領域3に導入されたフィルム10はほぼ鉛直上向きに走行して予備加熱部16、ミスト供給部18及び排気部22を順に通過する。予備加熱部16には、フィルム10のいずれか一方の面に接触してこれを加熱する熱板ヒータ17が設けられている。
予備加熱されたフィルム10は、熱板ヒータ17のフィルム走行方向下流側に設けられたミスト供給部18に導かれる。ミスト供給部18では、フィルム10を両面側から挟むように配置された一対のノズル20,20から滅菌剤としての過酸化水素水のミストがフィルム10の両面と接触するように供給される。
滅菌剤のミストは、過酸化水素水等を用いた滅菌剤の滴を一旦気化した後に凝集させて生成されるものであり、殺菌成分の濃度が高く、微量でも高い殺菌効果を発揮する。従って、滅菌剤のミストを使用することにより、過酸化水素水を噴霧して生成される噴霧を利用する場合と比較して少ない量の過酸化水素で十分に殺菌を行うことができる。このため、高速走行しているフィルムとミストとを短時間接触させただけでも十分な殺菌が行える。また、ミストとの接触に先立って、熱板ヒータ17によりフィルムを予備加熱することにより、ミストを接触させた当初から高い殺菌効果を発揮させることができ、短時間で効率よく殺菌を行える。
排気部22には、フィルム10を挟むようにして一対の排気ダクト23,23が設けられる。各排気ダクト23は不図示の排気ブロワーと接続される。フィルム10の走行中には、排気ダクト23からエアが吸引されて装置1の外部へ排気される。このような排気ダクト23によれば、フィルム10に接触したミストを排出して、フィルム殺菌領域3における余分なミストの残留を防止することができる。また、フィルム10の表面近傍に漂っているミストをフィルム10の表面近傍から強制的に排気することにより、フィルム10への過酸化水素の過剰な浸透を抑え、フィルム10への過酸化水素の残留濃度を低下できる。
フィルム殺菌領域3と無菌領域4とは隔壁24で区分されている。排気部22を通過したフィルム10はその隔壁24に形成されたスリット25を介して無菌領域4の乾燥処理部26に導かれる。乾燥処理部26には、フィルム10を挟むように配置された一対の温風ノズル27,27と、それらの温風ノズル27よりもフィルム10の走行方向下流側にてフィルム10を挟むように設けられた冷風ノズル28,28とを備えている。
各温風ノズル27からは、フィルム10に付着している滅菌剤を気化させるための温風がフィルム10に向かって噴出する。温風を吹き付けることによりフィルム10は加熱され、滅菌剤ミストによる殺菌効果が高まる。
各冷風ノズル28からは常温のエアが噴出する。冷風ノズル28からのエアの吹き付けによりフィルム10の乾燥が補完されるとともに、温風ノズル27からの温風によって加熱されたフィルム10が冷却されて、そのすべり性やカール性等の物性の低下が防止される。
乾燥処理部26を通過したフィルム10は、その後、搬送装置6のローラ29…29により適宜案内されつつ無菌領域4内の充填処理部30に導かれる。充填処理部30に導かれたフィルム10は、搬送装置6のローラ31によりその走行方向が下方向に変更されて成形装置7に導かれる。成形装置7において、フィルム10はフォーマー32にてその走行方向に沿った両側縁を互いに重ね合わせるように折り込まれる。折り込まれたフィルム10は成形処理部材としての一対の縦シール用ローラ33(図1では手前側のみ図示されている)の間を通過する。その際に、縦シール用ローラ33によりフィルム10の両側縁の重複部分が加熱溶着され、それによりフィルム10が筒状に形成される。その後、フィルム10は、成形処理部材としての2組の横シール用ローラ34、35により走行方向に関して一定の間隔で加熱溶着されて横方向(幅方向)にシールされる。フィルム10の一箇所に横方向のシールが行われると、そのシール部分の上方に形成されているフィルム10の筒状体の内部には供給管36から各種の内容物が所定量だけ充填される。その内容物が充填された領域よりもさらに上側にてフィルム10が再び横方向にシールされることにより、内容物が充填された一つの袋体が形成される。充填処理部30ではこうした処理がフィルム10の走行に連動して繰り返されることにより、各種の液体が充填された袋体がフィルム10の走行方向に連なった状態で製造される。
その後、各袋体にはノッチ(切れ目)が適宜に形成され、さらに、横方向シール部にミシン目が入れられるか、又は横方向シール部がカットされて袋体が相互に分離される。こうして製造された袋詰め製品が製品排出領域5に排出される。なお、上記の充填処理部30には公知の種々の構成を適用することができる。無菌領域4と製品排出領域5との間には、無菌領域4を閉じることができるようにシャッタ39が設けられることが望ましい。
以上の無菌充填機1において、無菌領域4及びフィルム殺菌領域3には、充填作業が行われる前に滅菌処理が施される。滅菌処理方法の詳細については後述する。充填作業が行われるときは、原反供給領域2とフィルム殺菌領域3との間のシャッタ15と、無菌領域4と製品排出領域5との間のシャッタ39が必要最小限だけ開かれるとともに、無菌領域4には無菌エア供給装置37から配管37aを介して陽圧の無菌エアが常時供給される。これにより、無菌領域4が陽圧に保持されてその滅菌状態が維持される。無菌エア供給装置37には、例えば外部から取り込んだエアをHEPAフィルタで濾過して供給する周知の装置を使用することができる。なお、乾燥処理部26は無菌領域4に設けられているので、それらのノズル27,28から吹き出すエアも当然に無菌化されている必要がある。そこで、無菌エア供給装置37から供給されるエアをヒータ38にて加熱して温風ノズル27に導く一方で、冷風ノズル28には無菌エア供給装置37から供給されるエアを加熱せずにそのまま導くことが望ましい。
充填包装作業を行う場合においては、フィルム10をフィルム殺菌領域3から無菌領域4へと導く必要から、フィルム殺菌領域3と無菌領域4とを完全に遮断することはできず、両領域3,4はフィルム10を通すためのスリット25を介して互いに連通する。従って、陽圧に維持された無菌領域4内のエアの一部は、そのスリット25を介してフィルム殺菌領域3に排出される。フィルム殺菌領域3には、殺菌前のフィルム10が導入される一方で、ミスト供給部18において滅菌剤のミストが絶えず供給されている。そのため、フィルム殺菌領域3は、無菌領域4と比較すればその殺菌性は十分ではないが、原反供給領域2と比較すれば十分に清浄に保たれた領域となる。従って、無菌領域4からみて、フィルム殺菌領域3は、無菌領域4の滅菌状態を維持するためのいわばバッファ領域として機能する。その結果、無菌領域4にて行われる無菌充填包装の信頼性が高まる。
フィルム殺菌領域3においては、排気ダクト23から逐次エアが外部へ向かって吸引されている。従って、フィルム殺菌領域3の圧力は原反供給領域2の圧力と比較して低下し、フィルム殺菌領域3が相対的に陰圧化される。そのため、原反供給領域2から隔壁13の開口14を経てフィルム殺菌領域3へエアが吸い込まれる。この結果、フィルム殺菌領域3に漂っている滅菌剤のミストが原反供給領域2へ漏れ出すおそれがなくなる。従って、フィルムロール11の装着等のために原反供給領域2にアクセスした作業者が滅菌剤のミストを浴びるおそれがなく、原反供給領域2の作業環境は良好に保たれる。原反供給領域2からフィルム殺菌領域3へエアが吸い込まれても、その領域3には滅菌剤のミストが絶えず供給されているので、上述したようにフィルム殺菌領域3は原反供給領域2よりも清浄に維持される。
なお、排気ダクト23とは別に、フィルム殺菌領域3からエアを吸い出して当該領域3の圧力を低下させる手段を設けてもよい。
以上の無菌充填機1において、無菌領域4及びフィルム殺菌領域3には、滅菌剤供給装置40から配管42を介して滅菌剤としての過酸化水素水が供給される。滅菌剤供給装置40と配管42との間にはポンプ41が介在される。滅菌剤の供給が必要なときにのみこのポンプ41を作動させることで無菌領域4及びフィルム殺菌領域3に滅菌剤を供給することができる。配管42の先端には、無菌充填機1の無菌領域4及びフィルム殺菌領域3内に開口する霧吹きノズル43、44が設けられており、それらのノズル43,44から無菌領域4及びフィルム殺菌領域3には滅菌剤がスプレー状に散布される。
次に、無菌充填機1に対する内部滅菌方法を説明する。
充填作業に先立って、原反供給領域2とフィルム殺菌領域3との間のシャッタ15と、無菌領域4と製品排出領域5との間のシャッタ39とを閉鎖し、ついでポンプ41を作動させることで、滅菌材供給装置40から配管42及びノズル43、44を介して無菌充填機1の無菌領域4及びフィルム殺菌領域3に過酸化水素水等の滅菌剤のスプレー又はガスを供給し、これら無菌領域4及びフィルム殺菌領域3に滅菌剤を充満させる。
この状態で、原反供給領域2とフィルム殺菌領域3との間のシャッタ15と、無菌領域4と製品排出領域5との間のシャッタ39とを必要最小限だけ開放し、ローラ12…12、ローラ29…29、ローラ31、縦シール用ローラ33、及び横シール用ローラ34、35をそれぞれ回転させてフィルム10を走行させつつ成形装置7の成形処理部材によるフィルム10のシール動作を行う。フィルム10の走行速度は、好ましくは内容物を充填する時のフィルム10の走行速度よりも遅く設定する。つまり、搬送装置6は、フィルム10の走行速度を無菌充填に適した高い速度と、充填前の滅菌に適した低い速度との間で調整可能とすることが望ましい。走行速度の調整は連続的あるいは無段階に行えるようにしてもよいし、二段又はそれ以上の段数で段階的に切り替えられるようにしてもよい。フィルム10の走行速度は、一例として、内容物充填時のフィルム10の走行速度が6〜15m/minの場合、滅菌作業時のフィルム10の走行速度は4〜5m/minに設定される。充填時にはフィルム10の走行速度を上げて充填効率を高めることが要求されるが、内部滅菌時にはそのような要請がなく、フィルム10の走行速度を遅くして滅菌作業で消費されるフィルム10の量を削減することができる。
内部滅菌時に供給管36を介した内容物の充填は行う必要がない。また、本実施形態では、無菌充填機1の構造上、フィルム殺菌領域3におけるミスト供給部18等によるフィルム10の滅菌作業が、フィルム10の走行に伴って必然的に行われるが、本発明の滅菌方法においてミスト供給部18等による滅菌作業は任意である。さらに、本実施形態では、無菌充填機1の構造上、縦シール用ローラ33によるシール動作がフィルム10の走行に伴って必然的に行われるが、本発明の滅菌方法において縦シール用ローラ33、さらには横シール用ローラ34、35によるシール動作は不要であれば省略してもよい。
無菌領域4及びフィルム殺菌領域3に滅菌剤を散布しつつフィルム10を走行させて成形装置7によるシール動作を行うことで、製品排出領域5にもフィルム10が連続的に排出される。内容物の充填時には、製品排出領域5に排出される内容物入りの袋にノッチを形成し、さらにミシン目を形成するかあるいは横シール部分をカットして袋を分離させているが、滅菌動作中はこのような処理を行う必要はない。従って、製品排出領域5に設置されるリール45をモータ46で回転させることにより、製品排出領域5に排出されるフィルム10をリール45上に逐次巻き取るようにしてもよい。滅菌処理後はフィルム10をカットしてリール45を取り外すだけで、消費されたフィルム10を機外に容易に取り出すことができて便利である。
以上のようにして滅菌処理を行った後、上述のように無菌エアを無菌領域4に供給することで滅菌剤を無菌領域4から排出し、あるいは、蒸発・乾燥させてから充填工程を開始すればよい。無菌充填機1の内部に供給された滅菌剤を効率よく乾燥させるためには、滅菌剤の供給後に乾燥工程を設けるとよい。乾燥工程では、無菌充填機1内の要乾燥域、例えば無菌領域4、あるいは少なくとも成形装置7の周囲における滅菌剤の供給を停止した状態でフィルム10を搬送させつつ成形装置7の縦シール用ローラ33及び横シール用ローラ34,35をそれぞれ回転させてシール動作を実施させる。フィルム殺菌領域3ではフィルム10の滅菌を継続する。これにより、フィルム10を停止させ、あるいは成形装置7を停止させて乾燥させる場合と比較して無菌充填機1に導入された滅菌剤を短時間でかつ満遍なく乾燥させることができる。なお、乾燥工程におけるフィルム10の走行速度、成形装置7の動作は滅菌剤供給時、すなわち、無菌領域4に滅菌剤を導入しつつフィルム10を走行させて無菌領域4を滅菌する場合のそれらと同一でよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、滅菌剤が機内に充満した状態でフィルム10を走行させることで、滅菌剤が付着したフィルム10がローラ29…29、31等に接触して案内されるので、フィルム10に接しているローラ29…29、31についても十分な滅菌が行える。これを図2を参照して説明する。図2において、ローラ29…29のうち、フィルム10に接している部分(例えば図2中の矢印A、Bで示す部分)は、フィルム10に遮られた状態にあるので、従来のようにフィルム10を走行させない状態で滅菌を行った場合、フィルム10に遮られている部分の滅菌が十分に行えないおそれがある。一方、本実施形態によれば、滅菌剤がフィルム10に付着してローラ29,31まで運ばれ、あるいは、フィルム10の周囲の滅菌剤の雰囲気がフィルム10の走行によって乱されてローラ29,31とフィルム10との接触部分まで行き渡り、それにより、フィルム10に遮られている部分のローラ29…29、31等についても十分な滅菌が行える。加えて、フォーマー32のうちフィルム10に遮られている部分についても十分な滅菌が行える。また、乾燥工程にもフィルム10を搬送することにより、ローラ29、31に付着した滅菌剤を迅速に乾燥させることができる。
また、フィルム10を走行させつつローラ12…12、ローラ29…29、ローラ31、縦シール用ローラ33、及び横シール用ローラ34、35も回転させているので、これらローラ29…等の可動部材を含めた露出部分に満遍なく滅菌剤を行き渡らせることができ、ローラ29…等についてさらに十分な滅菌が行える。これを図3を参照して説明する。図3において、従来のように縦シール用ローラ33、横シール用ローラ34、35を停止させた状態で滅菌を行った場合、これら縦シール用ローラ33及び横シール用ローラ34、35の特定部分(例えば図3中の矢印C、D、Eで示す部分)には、滅菌剤が十分に行き渡らないおそれがあった。一方、本実施形態によれば、縦シール用ローラ33等の露出部分に満遍なく滅菌剤を行き渡らせることができ、さらに十分な滅菌が行える。また乾燥工程もフィルムが搬送されることにより、ローラ29、31、縦シール用ローラ33、及び横シール用ローラ34,35に付着した滅菌剤を満遍なくかつ迅速に乾燥させることができる。
なお、無菌領域4及びフィルム殺菌領域3に滅菌剤が充満されることで、可動部材以外の部材、例えば供給管36についても滅菌効果が期待できる。また、乾燥工程にはおいては供給管36等についても迅速な乾燥が期待できる。
本発明は上述した一実施形態に限定されず、種々の形態で実施してよい。例えば、無菌充填機は包材として連続したフィルムを利用するものに限らず、一定形状に切り離されている包材を利用する場合でも本発明は適用可能である。上記ではフィルム殺菌領域3を滅菌対象の領域に含めたが、無菌領域4のみに滅菌剤を供給して本発明の滅菌処理を行ってもよい。搬送装置6及び成形装置7の構成は一例であって、その詳細は適宜に変更してよい。
本発明の滅菌方法が適用される無菌充填機の概略構成を示す図。 図1の無菌充填機のローラ近傍を取り出して示す斜視図。 図1の無菌充填機の充填処理部を取り出して示す斜視図。
符号の説明
1 無菌充填機
2 原反供給領域
3 フィルム殺菌領域
4 無菌領域(無菌状態に維持されるべき領域)
5 製品排出領域
6 搬送装置
7 成形装置
10 フィルム(包材)
11 フィルムロール
12、29、31 ローラ
30 充填処理部
33 縦シール用ローラ(成形処理部材)
34、35 横シール用ローラ(成形処理部材)
40 滅菌剤供給装置
41 ポンプ
43、44 ノズル
45 リール

Claims (10)

  1. 無菌状態に維持されるべき領域内にて包材を搬送装置により搬送するとともに、その包材を前記領域に設置された成形装置により包装形状に成形しつつその成形途中で包材に内容物を充填する無菌充填機に適用され、前記内容物の充填作業の開始前の準備作業として前記領域を滅菌する方法であって、前記搬送装置によって前記包材を搬送しつつ前記領域に滅菌剤を供給して当該領域を滅菌することを特徴とする無菌充填機の内部滅菌方法。
  2. 前記搬送装置が前記包材を案内するローラを含んでおり、前記滅菌剤の供給時には前記ローラを前記包材と接した状態で回転させることを特徴とする請求項1に記載の無菌充填機の内部滅菌方法。
  3. 前記滅菌剤の供給時には、前記成形装置の少なくとも一部の可動部材を動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載の無菌充填機の内部滅菌方法。
  4. 前記成形装置には前記包材の搬送と同期して回転しつつ前記包装形状への成形に必要な処理を当該包材に施す成形処理部材が前記可動部材として設けられており、前記滅菌剤の供給時には、前記成形処理部材を回転させることを特徴とする請求項3に記載の無菌充填機の内部滅菌方法。
  5. 前記滅菌剤の供給時における前記包材の搬送速度を、前記内容物の充填作業時の前記包材の搬送速度よりも遅くすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の無菌充填機の内部滅菌方法。
  6. 前記包材が搬送方向に連続したフィルム状であり、前記滅菌剤の供給時には前記領域から排出される包材をリールに巻き取って回収することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の無菌充填機の内部滅菌方法。
  7. 前記減菌剤の供給後に、前記領域内の要乾燥域にて前記減菌剤の供給を停止した状態で該包材を搬送させる乾燥工程を設けることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の無菌充填機の内部滅菌方法。
  8. 無菌状態に維持されるべき領域内にて包材を搬送装置により搬送するとともに、その包材を前記領域に設置された成形装置により包装形状に成形しつつその成形途中で包材に内容物を充填する無菌充填機に適用され、前記内容物の充填作業の開始前の準備作業として前記領域を滅菌する方法であって、
    前記成形装置の少なくとも一部の可動部材を動作させつつ、前記領域に滅菌剤を供給して当該領域を滅菌することを特徴とする無菌充填機の内部滅菌方法。
  9. 前記成形装置には前記包材の搬送と同期して回転しつつ前記包装形状への成形に必要な処理を当該包材に施す成形処理部材が前記可動部材として設けられており、前記滅菌剤の供給時には前記成形処理部材を回転させることを特徴とする請求項8に記載の無菌充填機の内部滅菌方法。
  10. 前記減菌剤の供給後に、前記成形装置の周囲にて前記減菌剤の供給を停止した状態で前記可動部材を動作させる乾燥工程を設けることを特徴とする請求項8又は9に記載の無菌充填機の内部滅菌方法。
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