JP2007105851A - 自動工具およびこれを備えた自動工具アッセンブリ - Google Patents

自動工具およびこれを備えた自動工具アッセンブリ Download PDF

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康夫 菊川
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Abstract

【課題】アタッチメントの取り換えに掛かる時間を減らして、作業効率を向上させることができる自動工具およびこれを備えた自動工具アッセンブリを提供する。
【解決手段】ナットランナは、駆動軸6の一部が一端部から突出するナットランナ本体1と、このナットランナ本体1の一端部に、駆動軸6の一部を囲むように設けられたアタッチメント取付部2と、このアタッチメント取付部2に固定されると共に、アタッチメント取付部2内にピン22を出没させてアタッチメント102を固定可能なエアシリンダ4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばナットランナやインパクトレンチ等の自動工具およびこれを備えた自動工具アッセンブリに関する。
従来、自動工具アッセンブリとしては、特開2003−236767号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この自動工具アッセンブリは、作業者が握る取っ手部を有する自動工具と、この自動工具に着脱可能にネジで取り付けられたアタッチメントとを備えている。
上記従来の自動工具アッセンブリでは、自動工具にアタッチメントをネジで取り付けた後、アタッチメントが作業中に自動工具から外れるのを防ぐため、上記ネジの締付トルクが所望の値になっているか否かを確認する必要がある。
したがって、上記従来の自動工具アッセンブリには、アタッチメントの取り換えに時間が掛かって、作業効率が低下してしまうという問題がある。
特開2003−236767号公報
そこで、本発明の課題は、アタッチメントの取り換えに掛かる時間を減らして、作業効率を向上させることができる自動工具およびこれを備えた自動工具アッセンブリを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の自動工具は、
駆動軸の一部が一端部から突出する自動工具本体と、
上記自動工具本体の一端部に、上記駆動軸の一部を囲むように設けられた筒状のアタッチメント取付部と、
上記アタッチメント取付部に固定されると共に、上記アタッチメント取付部内に係合部を出没させてアタッチメントを固定可能なシリンダと
を備えたことを特徴としている。
上記構成の自動工具によれば、上記シリンダがアタッチメント取付部内に係合部を出没させることによって、アタッチメントを固定することが可能であるから、上記従来のナットランナにおけるネジの締付トルクの確認は不要である。
したがって、上記アタッチメントの取り換えに掛かる時間を減らして、作業効率を向上させることができる。
本発明の自動工具アッセンブリは、
上記自動工具と、
アタッチメントと
を備え、
上記アタッチメントは、
上記アタッチメント取付部内に嵌合すると共に、上記係合部に係合する係合穴を一端部に有するアタッチメント本体と、
上記アタッチメント本体の一端部にあって、上記駆動軸に着脱可能に連結される入力軸と、
上記アタッチメント本体の他端部にあって、上記入力軸と略直交する出力軸と、
上記入力軸と上記出力軸との間に設けられ、上記入力軸による回転力を上記出力軸へ伝達するギアトレインと
を有することを特徴としている。
上記構成の自動工具アッセンブリによれば、上記シリンダがアタッチメント取付部内に係合部を出没させることによって、アタッチメントを固定することが可能であるから、上記従来のナットランナにおけるネジの締付トルクの確認は不要である。
したがって、上記アタッチメントの取り換えに掛かる時間を減らして、作業効率を向上させることができる。
また、上記アタッチメント本体の一端部に、駆動軸に着脱可能に連結される入力軸がある一方、アタッチメント本体の他端部に、入力軸と略直交する出力軸があることによって、作業者は被締結物の側方に立って、被締結物を締め付けることできる。
本発明の自動工具によれば、シリンダがアタッチメント取付部内に係合部を出没させることによって、アタッチメントを固定することが可能であるから、上記従来のナットランナにおけるネジの締付トルクの確認は不要である。
したがって、上記アタッチメントの取り換えに掛かる時間を減らして、作業効率を向上させることができる。
本発明の自動工具アッセンブリによれば、シリンダがアタッチメント取付部内に係合部を出没させることによって、アタッチメントを固定することが可能であるから、上記従来のナットランナにおけるネジの締付トルクの確認は不要である。
したがって、上記アタッチメントの取り換えに掛かる時間を減らして、作業効率を向上させることができる。
また、アタッチメント本体の一端部に、駆動軸に着脱可能に連結される入力軸がある一方、アタッチメント本体の他端部に、入力軸と略直交する出力軸があることによって、作業者は被締結物の側方に立って、被締結物を締め付けることできる。
以下、本発明のナットランナを図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施の形態の自動工具アッセンブリの概略断面図を示す。
上記自動工具アッセンブリは、自動工具の一例としてのナットランナ101と、このナットランナ101に着脱可能なアタッチメント102とを備えている。
上記ナットランナ101は、駆動軸6の一部が一端部から突出するナットランナ本体1と、このナットランナ本体1の一端部に、駆動軸6の一部を囲むように設けられたアタッチメント取付部2と、このアタッチメント取付部2に固定されると共に、アタッチメント取付部2内にピン22を出没させてアタッチメント102を固定可能なエアシリンダ4とを有する。なお、ナットランナ本体1は自動工具本体、ピン22は係合部、エアシリンダ4はシリンダの一例である。
上記ナットランナ本体1は、アタッチメント取付部2の近傍に配置されたモータ5を持っている。このモータ5の駆動軸6の一部がアタッチメント取付部2内に突出している。
上記アタッチメント取付部2は、ナットランナ本体1の一端面に接続される略板形状の第1接続部7と、この第1接続部7と一体に設けられた略円筒形状の第2接続部8とを有している。
上記第2接続部8には係合穴9が設けられている。この第1嵌合穴9は第2接続部8の周壁部を貫通している。
上記エアシリンダ4は、第2接続部8の径方向外側に配置されていて、係合穴9,15に嵌合する略円柱形状のピン22を有している。ピン22は第2接続部8の径方向と略平行な方向に移動可能となっている。
上記アタッチメント102は、挿入部10とギアトレイン部11とから成るアタッチメント本体3を有する。
上記アタッチメント本体3の一端部には、トップクラッチ23およびボトムクラッチ24を介して駆動軸6に着脱可能に連結される入力軸13がある一方、アタッチメント本体3の他端部には、入力軸13と略直交する出力軸14がある。
上記挿入部10は、第2接続部8内に挿入されて嵌合すると共に、ピン22に係合する係合穴15を有する。この係合穴15は挿入部10の周壁部を貫通している。また、アタッチメント本体3をアタッチメント取付部2に固定するとき、係合穴15は係合穴9に重ねられる。
上記ギアトレイン部11は、入力軸13と出力軸14との間に設けられ、入力軸13による回転力を出力軸14へ伝達するギアトレイン12を有する。
上記入力軸13のギアトレイン部11側の端部はかさ歯車16に嵌合している。そして、かさ歯車16は軸付かさ歯車17に歯合している。
上記出力軸14には、出力軸14と共に回転するソケット21が取り付けられている。
上記ギアトレイン12は、軸付かさ歯車17の軸部が嵌合する伝達軸18と、この伝達軸18の外周面に設けられたギアに歯合する第1伝達ギア19と、この第1伝達ギア19に歯合する第2伝達ギア20とを有する。
上記第2伝達ギア20は、出力軸14のギアトレイン部11側の端部の外周面に設けられたギアに歯合する。
上記構成の自動工具アッセンブリによれば、シリンダ4がアタッチメント取付部2内にピン22を出没させることによって、アタッチメント102を固定することが可能であるから、上記従来のナットランナにおけるネジの締付トルクの確認は不要である。
したがって、上記アタッチメント102の取り換えに掛かる時間を減らして、作業効率を向上させることができる。
また、上記アタッチメント本体3の一端部には、トップクラッチ23およびボトムクラッチ24を介して駆動軸6に着脱可能に連結される入力軸13がある一方、アタッチメント本体3の他端部には、入力軸13と略直交する出力軸14があることによって、作業者は被締結物の側方に立って、被締結物を締め付けることできる。
上記実施の形態では、第2接続部8の形状は略円筒形状であったが、第2接続部の形状を例えば略四角筒形状等にしてもよい。
上記実施の形態では、エアシリンダ4を用いていたが、エアシリンダ4の代わりに例えば油圧シリンダ等を用いてもよい。
上記実施の形態では、本発明をナットランナに適用していたが、本発明を例えばインパクトレンチ等に適用してもよい。
また、上記モータ5としては、例えばACモータ,サーボモータ,油圧モータ等がある。
また、上記ピン22の出没は作業者が操作してもよい。あるいは、上記第2接続部8内に挿入部10が嵌合しているか否かを検知する検知するセンサと、係合穴15が係合穴9に重なっているか否かを検知するセンサとを設けて、これらのセンサの出力に基づいて、ピン22が自動的に移動するようにしてもよい。
図1は本発明の一実施の形態の自動工具アッセンブリの概略断面図である。
符号の説明
1 ナットランナ本体
2 アタッチメント取付部
3 アタッチメント本体
4 エアシリンダ
6 駆動軸
9,15 係合穴
10 挿入部
11 ギアトレイン部
12 ギアトレイン
13 入力軸
14 出力軸
22 ピン
101 ナットランナ
102 アタッチメント

Claims (2)

  1. 駆動軸の一部が一端部から突出する自動工具本体と、
    上記自動工具本体の一端部に、上記駆動軸の一部を囲むように設けられた筒状のアタッチメント取付部と、
    上記アタッチメント取付部に固定されると共に、上記アタッチメント取付部内に係合部を出没させてアタッチメントを固定可能なシリンダと
    を備えたことを特徴とする自動工具。
  2. 請求項1に記載の自動工具と、
    アタッチメントと
    を備え、
    上記アタッチメントは、
    上記アタッチメント取付部内に嵌合すると共に、上記係合部に係合する係合穴を一端部に有するアタッチメント本体と、
    上記アタッチメント本体の一端部にあって、上記駆動軸に着脱可能に連結される入力軸と、
    上記アタッチメント本体の他端部にあって、上記入力軸と略直交する出力軸と、
    上記入力軸と上記出力軸との間に設けられ、上記入力軸による回転力を上記出力軸へ伝達するギアトレインと
    を有することを特徴とする自動工具アッセンブリ。
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