JP2007105127A - 吸収性物品 - Google Patents

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章 野田
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正 和田
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Abstract

【課題】装着時に使用者の体と吸収層との間に空間を形成できると共に、幅方向の漏れ防止効果が高い吸収性物品を提供すること。
【解決手段】液保持性の吸収体4を含む吸収層6及び吸収層6の非肌当接面側に配置された防漏層3を有する吸収性本体10と、吸収層6の肌当接面側に配置された上面シート5とを備えた吸収性物品1であって、上面シート5は、液透過性で且つ幅方向に非伸長性のシートからなり、吸収体4の両側部よりも幅方向外方にそれぞれ位置する一対の接合部S,Sで吸収性本体10の肌当接面側に接合されており、一対の接合部S,S間の上面シート5の幅は、一対の接合部S,S間の吸収性本体10の幅よりも短くなっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品においては、装着時に使用者の体と吸収層(通常、表面シート及び吸収体の積層体から形成されている)とが密着すると湿気が外部に放出され難くなり、ムレ易い。
特許文献1〜3に記載の吸収性物品は、吸収層の肌当接面側に、装着時に吸収層から離間する上面シートを具備している。そのため、装着時に上面シートにより使用者の体を吸収層から離間させ、使用者の体と吸収層との間に空間を形成することができるため、この空間を通じて湿気が外部に放出され易く、ムレを低減させている。
特開平2−297364号公報 特開2002−143217号公報 特開平11−253490号公報
しかし、特許文献1,2に記載の吸収性物品においては、上面シートは、その長手方向前後部が吸収層に接合されているが、その幅方向両側部が吸収層に接合されていない。そのため、装着時に、吸収層は、長手方向に沿って湾曲するが、幅方向にはほとんど湾曲しない。従って、特許文献1,2に記載の吸収性物品によれば、排泄物、体液等は、幅方向から漏れ易く、漏れ防止効果が十分ではない。
また、特許文献3記載の吸収性物品においては、上面シートは、その幅方向両側部が吸収層に接合されているが、長手方向に延びる多数の小スリットを有している。そのため、上面シートが幅方向に伸長し、上面シートと吸収層とが接触してこれらの間の空間がなくなり易い。
従って、本発明の目的は、装着時に使用者の体と吸収層との間に空間を形成できると共に、幅方向の漏れ防止効果が高い吸収性物品を提供することにある。
本発明は、液保持性の吸収体を含む吸収層及び吸収層の非肌当接面側に配置された防漏層を有する吸収性本体と、吸収層の肌当接面側に配置された上面シートとを備えた吸収性物品であって、上面シートは、液透過性で且つ幅方向に非伸長性のシートからなり、吸収体の両側部よりも幅方向外方にそれぞれ位置する一対の接合部で吸収性本体の肌当接面側に接合されており、一対の接合部間の上面シートの幅は、一対の接合部間の吸収性本体の幅よりも短くなっている吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、装着時に使用者の体と吸収層との間に空間を形成できると共に、幅方向の漏れ防止効果が高い。
以下、本発明の吸収性物品を、その一実施形態である使い捨ておむつに基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態の使い捨ておむつ1は、図1〜図3に示すように、実質的に縦長に形成されている展開型のもので、液保持性の吸収体4を含む吸収層6及び吸収層6の非肌当接面側に配置された防漏層3を有する吸収性本体10と、吸収層6の肌当接面側に配置された上面シート5を備えている。
吸収層6は、吸収体4と、吸収体4の肌当接面側を被覆するように配置された液透過性の表面シート2とからなる。
吸収性本体10の肌当接面側には、吸収体4の両側部それぞれに沿って立設するサイドギャザー13Bが設けられている。
表面シート2としては、吸収性物品において従来用いられている液透過性のシートを特に制限なく用いることができる。例えば、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルムを用いることができる。
吸収体4としては、吸収性物品において従来用いられている液保持性の材料を特に制限なく用いることができる。例えば、パルプ繊維を堆積させて得られた積繊層、パルプ繊維を原料とする不織布からなるものを用いることができ、高吸収性ポリマーを含有していることが好ましい。
防漏層3としては、例えば、吸収性物品において従来用いられている液不透過性又は液難透過性の裏面シート31(熱可塑性樹脂のフィルム等)の単層シート、裏面シート31と不織布32とのラミネートシートを用いることができる。裏面シート31は、部分的に削除されて、通気性を有していることが好ましい(詳細は後述)。また、部分的に削除された裏面シート31をからなる防漏層3においては、外観を考慮して、その外側(非肌当接面側)における全域又は一部の領域に(外層)不織布32が貼り付けられていることが好ましい。
本実施形態においては、図5に示すように、防漏層3は、多数の開孔31Aが設けられた裏面シート31と、その外側全域に貼り付けられた外層不織布32とからなる。
尚、本発明において、吸収性本体10は、吸収層6及び防漏層3を主体とする部材の集合体を意味し、形態によっては、サイドギャザー形成用シート13(後述)等の部材も含む。また、特に明記のない限り、「長手方向」及び「幅方向」というときは、それぞれ「吸収性物品の長手方向」及び「吸収性物品の幅方向」を意味する。
本実施形態の使い捨ておむつ1(吸収性本体10)は、図2に示すように、長手方向中央部に股下部Cを有し、股下部Cから長手方向に背側及び腹側それぞれに延びる背側部A及び腹側部Bを有している。吸収性本体10は、股下部Cの両側縁が幅方向内向きの円弧状に湾曲しており、全体として長手方向中央部が内方に括れた砂時計形状となっている。
表面シート2は、吸収体4よりも外形寸法の大きい略矩形状の平面視形状を有しており、裏面シート31の幅方向中央部に配されている。裏面シート31は、おむつの外形形状に一致する砂時計状の外形を有している。表面シート2及び裏面シート31は、それぞれ吸収体4の幅方向両側部及び長手方向前後部から外方に延出しており、それらの延出部において直接的に又は他の部材を介在させて互いに接合されている。
吸収性本体10の両側部には、それぞれサイドギャザー形成用シート13,13が、裏面シート31の両側部から表面シート2の両側部を覆う位置まで配されている。そのため、裏面シート31の肌当接面側における表面シート2が配されていない領域は、サイドギャザー形成用シート13により被覆されている。従って、吸収性本体10の肌当接面側は、表面シート2及びサイドギャザー形成用シート13から形成されている。
サイドギャザー形成用シート13の幅方向内側部は、平面視で吸収体4の両側部よりもそれぞれ幅方向外方の位置から立設し、自由端を形成している。この自由端には、サイドギャザー形成用弾性部材13Aが長手方向に沿って伸長状態で挟持固定されて複数本(例えば3本)配されており、これによってサイドギャザー13Bが形成されている。
尚、表面シート2を裏面シート31と同じ形状として、表面シート2のみで吸収体4及び吸収体4の両側部よりも幅方向外側の裏面シート31の肌当接面側を被覆し、その代わりに、サイドギャザー形成用シート13が裏面シート31の肌当接面側を被覆しない(換言すると、サイドギャザー形成用シート13がサイドギャザー13Bを形成する目的のみで設けられる)構成とすることもできる。また、図1〜図3に示す形態において、表面シート2をサイドギャザー形成用シート13と裏面シート31との間にまで延出させることもできる。
背側部Aの両側部には、それぞれ幅方向外方に延出するサイドフラップ11,11が形成されている。各サイドフラップ11には、ファスニングテープ12が幅方向外方に延出して取り付けられている。ファスニングテープ12には、メカニカルファスナーのフック部材(図示せず)が取り付けられている。このフック部材としては吸収性物品において公知のものを特に制限なく用いることができる。
腹側部Bの両側部にも、それぞれ幅方向外方に延出するサイドフラップ11,11が形成されている。腹側部Bにおける防漏層3の非肌当接面には、ファスニングテープ12を止着自在なランディングテープ15(図1参照)が設けられている。
吸収性本体10の両側部には、それぞれ複数本(例えば2本)のレッグ弾性部材14が略直線状に配されている。レッグ弾性部材14は、サイドギャザー形成用弾性部材13Aよりも幅方向外方において、サイドギャザー形成用シート13と裏面シート31との間に伸長状態で挟持固定されており、これによってレッグギャザーが形成されている。
サイドギャザー形成用弾性部材13A及びレッグ弾性部材14は、何れも、糸状の形態を有し、吸収性本体10の長手方向に沿って配設されており、また、背側部Aと腹側部Bとの間に亘って配設されている。
背側部A及び腹側部Bにおけるウエスト部D,Dには、それぞれウエスト弾性部材81,81が配設されている。ウエスト弾性部材81は、帯状の形態を有し、吸収性本体10の幅方向に沿って略全幅に亘って配されている。ウエスト弾性部材81は、表面シート2又はサイドギャザー形成用シート13と裏面シート31との間に伸長状態で挟持固定されており、これによってウエストギャザーが形成されている。
背側部Aにおける胴回り部Eの両側部には、それぞれ複数本(例えば6本)の胴回りギャザー形成用弾性部材82が配設されている。胴回りギャザー形成用弾性部材82は、サイドギャザー形成用弾性部材13Aよりも幅方向外方において、幅方向に沿って略直線状に配されている。胴回りギャザー形成用弾性部材82は、サイドギャザー形成用シート13又は表面シート2と裏面シート31との間に、直接的に又は他のシートを介在させて伸長状態で挟持されており、これによって左右一対の胴回りギャザーが形成されている。
尚、背側部Aにおける胴回り部Eは、吸収性本体10を、図2に示すように、その各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態(緊張状態)とし、背側部A側を上側、腹側部B側を下側と考えた場合に、ウエスト弾性部材81が配された部位よりも下方に位置し且つ股下部Cより上方に位置する部分である。
次に、上面シート5について説明する。上面シート5は、液透過性で且つ幅方向に非伸長性のシートからなる。液透過性及び非伸長性を兼ね備えたシートとしては、例えば、網状シート、開孔フィルムが挙げられる。ここでいう「非伸長性」とは、50mm幅のシートに10Nの引っ張り荷重を加えたときの伸度が2%以下であることをいう。
上面シート5は、吸収性本体10に接合された状態において、幅方向に非伸長性であればよい。従って、あらゆる方向について非伸長性である必要はなく、少なくとも幅方向に非伸長性であればよい。本実施形態においては、格子状の網目を有し、網目を吸収性本体10の長手方向及び幅方向に配列させた網状シートを用いており、そのため幅方向及び長手方向に非伸長性となっている。
上面シート5は、疎水性又は親水性の何れでもよいが、装着時に使用者の体に接触した際のベタつき感を防止する点から、疎水性であることが好ましい。
上面シート5は、吸収体4の両側部よりも幅方向外方にそれぞれ位置する一対の接合部S,Sで吸収性本体10の肌当接面側に接合されている。接合部S,Sは互いに幅方向に離間している。本実施形態における接合部Sは、サイドギャザー13Bの基端部(表面シート2からサイドギャザー形成用シート13が起立し始める部分)近傍における表面シート2及び/又はサイドギャザー形成用シート13に位置している。
一対の接合部S,S間の上面シート5の幅は、一対の接合部間の吸収性本体10の幅よりも短くなっている。つまり、離間した一対の接合部S,Sは、上面シート5に沿った幅方向間隔W1が吸収性本体10の肌当接面に沿った幅方向間隔W2よりも短くなっている。吸収性本体10の肌当接面に沿った幅方向間隔W2と上面シート5に沿った幅方向間隔W1との差(W2−W1)は、適宜設定されるが、好ましくは20〜90mm、更に好ましくは40〜70mmである。
さらにベビー用おむつとしては、前記幅方向間隔W2を幅方向間隔W1で除した商(W2/W1)の値は1.2〜4である事が好ましく、1.5〜3である事がさらに好ましい。
離間した一対の接合部S,S間における上面シート5に沿った幅方向間隔W1及び吸収性本体10の肌当接面に沿った幅方向間隔W2は、以下の方法で測定される。
本発明においては、離間した一対の接合部S,S間における上面シート5の幅が吸収性本体10の幅よりも短くなっているため、つまり、上面シート5に沿った幅方向間隔W1が吸収性本体10の肌当接面に沿った幅方向間隔W2よりも短くなっているため、自然状態において、吸収層6は、上面シート5側が凹んで幅方向に湾曲し、上面シート5は、吸収層6の剛性によって張設された状態になる。
この状態では、上面シート5は面方向に直線状になっているため、離間した一対の接合部S,S間の最短距離が幅方向間隔W1となる。一方、吸収層6は幅方向に湾曲しているため、吸収性本体10の肌当接面(本実施形態では表面シート2の肌当接面。表面シートがない形態では通常、吸収体の肌当接面)の湾曲形状に沿って測定した間隔(最短距離ではない)を幅方向間隔W2とする。
接合部Sは、長手方向には、吸収性本体10の長手方向全長の30%以上に亘っていることが好ましい。また、接合部Sは、長手方向に連続的でもよく、非連続的でもよい。また、接合部Sは長手方向に沿って、直線形状でもよく、曲線形状でもよい。一対の接合部S,Sは平行でも、平行でなくてもよい。接合部S,Sが曲線形状や平行でない場合、前記幅方向間隔W1,W2は、最短間隔で判断する。
上面シート5の肌当接面側に位置するサイドギャザー形成用シート13は、その長手方向前後部において上面シート5側に倒れ、上面シート5の肌当接面に接合されている。上面シート5の非肌当接面の長手方向前後部は、表面シート2とは接合されていない。
次に、通気部7について説明する。図4及び図5に示すように、吸収体4の長手方向前部4A及び後部4Bは、それぞれ吸収性本体10の長手方向前部10A及び後部10Bから長手方向中央部に向けて後退している。吸収性本体10の長手方向前部10Aと吸収体4の長手方向前部4Aとの間の領域及び吸収性本体10の長手方向後部10Bと吸収体4の長手方向後部4Bとの間の領域には、それぞれ通気部7,7が設けられている。本実施形態においては、通気部7は、平面視で、腹側部Bのウエスト弾性部材81と吸収体4の長手方向前部4Aとの間の領域及び背側部Aのウエスト弾性部材81と吸収体4の長手方向後部4Bとの間の領域に設けられている。
通気部7は、疎水性部材71が配置されて構成されている。詳細には、通気部7は、疎水性部材71が表面シート2と裏面シート31との間において裏面シート31に接合されて構成されている。そして、通気部7において、裏面シート31は、その全域あるいは一部の領域が部分的に削除されており、そのため、通気性を有している。裏面シート31の部分的な削除は、切り抜き、開口、開孔等によって行われる。通気部7においては、防漏層3が使用者の体に向けて押圧されていない状態において、上面シート5及び表面シート2と疎水性部材71との間が離間していることが好ましい。
疎水性部材71の幅(吸収性本体10の幅方向の幅)は、吸収体4の幅の0.3〜1.1倍であることが好ましい。疎水性部材71の長さ(吸収性本体10の長手方向の長さ)は、5〜30mmであることが好ましい。疎水性部材71の幅と長さは、それぞれ通気部7の幅と長さより大きい事が好ましい。疎水性部材71の厚みは、5mm以下であることが好ましい。
疎水性部材71は、疎水性であれば特に制限されないが、開孔フィルムや不織布等から形成されていることが好ましく、特に不織布が望ましい。疎水性部材71は、裏面シート31よりも疎水性が高いことが好ましい。少なくとも疎水性部材71が配置された領域の裏面シート31は、部分的に削除されている。
前述した構成を有する本実施形態の使い捨ておむつ1によれば、上面シート5は、液透過性で且つ幅方向に非伸長性のシートからなり、吸収体4の両側部よりも幅方向外方にそれぞれ位置する一対の接合部S,Sで吸収性本体10の肌当接面側に接合されており、一対の接合部S,S間の上面シート5の幅は、一対の接合部S,S間の吸収性本体10の幅よりも短くなっている。
そのため、装着時に吸収層6の剛性により上面シート5が幅方向に張設され、上面シート5により使用者の体を吸収層6から離間させることができる。この効果は、使用者が寝ている状態や立っている状態で吸収層6が使用者の体に向けて押圧されていないときに生じ易く、特に使い捨ておむつ1を上方に引っ張り上げたときに顕著となる。
その結果、使用者の体と吸収層6との間に空間が形成され、この空間を通じて湿気が外部に排出され易く、ムレを低減させることができる。
また、装着時に吸収層6は上面シート5側が凹んだ形態で幅方向に湾曲するため、吸収体4の両側部で防漏壁が形成される。そのため、尿、便等の排泄物や体液が吸収体4に吸収される前に幅方向に広がったとしても、吸収体4の両側部からなる防漏壁により漏れが防止される。
また、吸収性本体10の長手方向前部10Aと吸収体4の長手方向前部4Aとの間の領域及び吸収性本体10の長手方向後部10Bと吸収体4の長手方向後部4Bとの間の領域に、通気部7が形成されているため、かかる領域において排泄物や体液が流入せず、厚み方向の通気性が阻害されない。
本発明の吸収性物品は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
吸収層6は、前記実施形態においては、吸収体4及び表面シート2から形成されているが、本発明においては、吸収体4のみから形成することができる。この形態は、別の見方をすると、上面シート5が表面シートから形成されているとみることもできる。
上面シート5は、その長手方向前後部において、吸収性本体10の肌当接面側に接合されていてもよい。
裏面シート31とその外側に貼り付けられた外層不織布32とからなる防漏層3においては、外層不織布32は、通気部7に対応する領域のみに設けることができる。
通気部7は、前記実施形態においては、吸収性本体10の長手方向前部10Aと吸収体4の長手方向前部4Aとの間の領域及び吸収性本体10の長手方向後部10Bと吸収体4の長手方向後部4Bとの間の領域の両方に設けられているが、本発明においては、何れか一方の領域のみに設けられていてもよい。また、通気部7は設けられていなくてもよい。
通気部7は、前記実施形態における通気部7の構成に制限されず、例えば、疎水性部材71の上部に(上面シート5側に)、表面シートが設けられていない構成でもよい。
本発明は、展開型の使い捨ておむつに制限されず、パンツ型の使い捨ておむつに適用することができる。また、使い捨ておむつに制限されず、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等にも適用することができる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としての使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつを引き伸ばした状態で示す平面図である。 図3は、図1に示す使い捨ておむつを長手方向中央部で幅方向に切断した模式的縦断面図である。 図4は、図2に示す使い捨ておむつにおける吸収性本体から表面シート等を仮想的に分離させた状態を示す平面図である。 図5は、図1に示す使い捨ておむつにおける吸収性本体の長手方向前部を幅方向中央部で長手方向に切断した模式的縦断面図である。
符号の説明
1 吸収性物品(使い捨ておむつ)
10 吸収性本体
10A 長手方向前部
10B 長手方向後部
2 表面シート
3 防漏層
31 裏面シート
4 吸収体
4A 長手方向前部
4B 長手方向後部
5 上面シート
6 吸収層
7 通気部
71 疎水性部材
13 サイドギャザー形成用シート
13B サイドギャザー
S 接合部

Claims (7)

  1. 液保持性の吸収体を含む吸収層及び吸収層の非肌当接面側に配置された防漏層を有する吸収性本体と、吸収層の肌当接面側に配置された上面シートとを備えた吸収性物品であって、
    上面シートは、液透過性で且つ幅方向に非伸長性のシートからなり、吸収体の両側部よりも幅方向外方にそれぞれ位置する一対の接合部で吸収性本体の肌当接面側に接合されており、
    一対の接合部間の上面シートの幅は、一対の接合部間の吸収性本体の幅よりも短くなっている吸収性物品。
  2. 前記上面シートは、疎水性である請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記上面シートは、網状シートからなる請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記上面シートは、その長手方向前後部においては、吸収性本体の肌当接面側に接合されていない請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収層は、前記吸収体と、吸収体の肌当接面側を被覆するように配置された液透過性の表面シートとからなり、前記防漏層は、液不透過性又は液難透過性で且つ通気性の裏面シートからなり、
    吸収体の長手方向前部及び/又は後部は、それぞれ前記吸収性本体の長手方向前部及び/又は後部から長手方向中央部に向けて後退しており、
    吸収性本体の長手方向前部と吸収体の長手方向前部との間の領域及び/又は吸収性本体の長手方向後部と吸収体の長手方向後部との間の領域には、疎水性部材を配置した通気部が設けられている請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
  6. 前記疎水性部材は、不織布から形成されている請求項5記載の吸収性物品。
  7. 前記防漏層は、前記裏面シートとその外側に貼り付けられた不織布とからなる請求項5又は6に記載の吸収性物品。

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JP2015123141A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 花王株式会社 使い捨ておむつ

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