JP2007103988A - コーディング回路及びコーディング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光のDPSK等の変調において、高いビットレートの信号のプリコーディングを安定に行うことである。
【解決手段】信号S10を保持し、コーディング用のデータが並列且つ交互に分割されたデータをそれぞれ有する信号S6,S7の入力に同期して、保持した信号S10を信号S9として出力するDFF回路41と、信号S6(S13)及びS9を排他的論理和演算して信号S14として出力するXOR回路45と、信号S13及びS7(S15)を排他的論理和演算して信号S16として出力するXOR回路46と、信号S9及びS16を排他的論理和演算してDFF回路41へ入力する信号S10として出力するXOR回路44と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、光通信におけるコーディング回路及びコーディング装置に関する。
従来、光通信の高速通信網の送信機において、光源から出力されたレーザ光に、送信すべきデジタルデータに対応して変調をかけて光信号として出力する光変調器が設けられ、その変調がかけられた光信号が増幅されて、光ファイバ等を介して受信先に送信される。光変調器の変調方式の一つとして、レーザ光の位相を位相変調する位相変調方式が実施されている。光は、次式(1)で表わされる。
y=Asin(ωt+φ) …(1)
但し、y:光の振幅、A:振幅の最大値、ω:角周波数、t:時間、φ:位相である。
位相変調方式では、位相変調により、位相φ=0,π[rad]をとるものとする。
位相変調方式としては、送信すべきデータを有する信号の0と1の信号に対し、それぞれ0,πの位相を割り当てるPSK(Phase Shift Keying)方式があるが、位相変調後の光信号のみからでは0,1のどちらであるかを特定できないという特徴がある。この特徴を改善するため、位相変調方式としてDPSK(Differential PSK)方式が考えられている。
図5に、光位相空間におけるDPSK方式による位相変換の状態遷移を示す。図5において、縦軸に虚数部(Imaginary Part)が示され、横軸に実数部(Real Part)が示される。図5に示すように、DPSK方式では、送信すべきデータを有する信号が0の場合に位相をそのまま保持し、送信すべきデータを有する信号が1の場合に位相をπ[rad]変化する。DPSK方式によれば、位相変調後の光信号のみからデータの値(0または1)が分かる。DPSK方式の位相変調は、光変調器としてのLN(LiNbO3)変調器に、プリコーディングした制御電圧を与えることで容易に実現できる。この制御電圧の生成を一つの排他的論理和素子(XOR)により実現する構成が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図6に、従来のコーディング回路80の構成を示す。図6に示すように、コーディング回路80は、XOR回路81と、遅延素子82と、を備える。コーディング回路80において、送信すべきデータを有する信号としての信号S31がXOR回路81に入力され、XOR回路81から出力される信号S1が遅延素子82により1ビット遅延されて信号S32としてXOR回路81に入力される。XOR回路81において、信号S31及びS32が排他的論理和されて制御電圧としての信号S1として出力される。排他的論理和の真理値表を次表1に示す。つまり、前述のDPSK方式の変調規則を満たしている。
Figure 2007103988
但し、表1中の0,π[rad]は、LN変調器で入力光に与える位相である。
数学的には、(+)を排他的論理和の記号とすると、信号S1が次式(2)で表わされる。
(S1)i=(S31)i(+)(S1)i-1=(S31)i(+)(S31)i-1(+)(S1)i-2=…=(S31)i(+)(S31)i-1(+)…(+)(S31)1(+)(S1)0 …(2)
特開2002−64574号公報
光通信技術は、年々高速化を求められており、近年では、43[Gb/s]程度のビットレートの実現が求められている。43[Gb/s]では、1ビットの伝送に要する時間が約23[ps]であり、コーディング回路80において、XOR回路81の応答速度を15[ps]程度とすると、遅延素子82の遅延時間Tは、約8[ps]と計算される。この8[ps]の遅延は短すぎて、FF(FlipFlop)のようなクロック信号と同期する回路は使用できない。従って、8[ps]は伝送線路やインバータのような簡単な回路で実現するしかなかった。
しかし、クロック信号に同期しないと、送信すべきデータを有する信号に1が続いていた場合にエラーを起こしていた。即ち、1が連続すると、XOR回路81及び遅延素子82の合計で定まる時間に従って、信号S1が発振する。もし、この発振周期が1ビット伝送に要する時間(23[ps])に対して1[ps]ずれたとすると、1が11個ほど連続した場合には、論理が反転するといった結果を生じる。実システムでは、遅延の誤差を1[ps]以内に押さえ込むことは困難であった。つまり、43[Gb/s]の送信すべきデータを有する信号をコーディング回路80により直接プリコーディングすることは、電気的な回路動作がネックとなり実現が難しかった。
また、高いビットレートで送信すべき一連のデータの信号列は一般にビットレートの小さい信号を多重化(Multiplexing)して得られる。
図7に、従来のコーディング装置200の構成を示す。図7に示すように、コーディング装置200は、2:1マルチプレクサ(MUX)20,30,70と、コーディング回路80と、を備える。送信すべきデータを分割したコーディング用の信号S2,S3は、マルチプレクサ20により合成された信号S2,S3のデータを有し2倍のビットレート(半周期)の信号S6として出力される。同じくコーディング用の信号S4,S5は、2:1マルチプレクサ30により合成された信号S4,S5のデータを有し2倍のビットレートの信号S7として出力される。信号S6,S7は、2:1マルチプレクサ70により、合成された半周期の信号S31として出力される。信号S2,S3,S4,S5は、信号S31の1/4倍のビットレートとなるが、コーディング回路80に入力される信号S31は(相変わらず)上記高いのビットレートのものが要求されるため、コーディングの実現が困難であった。
本発明の課題は、光のDPSK等の変調において、高いビットレートの信号のプリコーディングを安定に行うことである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のコーディング回路は、
第1の信号を保持し、コーディング用のデータが並列且つ交互に2分割されたデータをそれぞれ有する第2及び第3の信号の入力に同期して、前記保持した第1の信号を第4の信号として出力する保持手段と、
前記第2及び第4の信号を排他的論理和演算して第5の信号として出力する第1の排他的論理和手段と、
前記第2及び第3の信号を排他的論理和演算して演算結果信号として出力する第2の排他的論理和手段と、
前記第4の信号及び前記演算結果信号を排他的論理和演算して前記保持手段に入力する前記第1の信号として出力する第3の排他的論理和手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明のコーディング回路は、
第1の信号を保持し、コーディング用のデータが並列且つ交互に2分割されたデータをそれぞれ有する第2及び第3の信号の入力に同期して、前記保持した第1の信号を第4の信号として出力する保持手段と、
前記第1及び第2の信号を排他的論理和演算して第5の信号として出力する第1の排他的論理和手段と、
前記第3及び第5の信号を排他的論理和演算して前記保持手段に入力する前記第1の信号として出力する第2の排他的論理和手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のコーディング回路において、
前記第5の信号に同期させる遅延量を前記第4の信号に与える第1の遅延手段を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のコーディング回路において、
前記第2及び第3の信号のビットレートと同じ周波数のクロック信号の入力に同期して当該第2及び第3の信号を同期させる第1の同期手段を備え、
前記保持手段は、前記クロック信号の入力に同期して前記第1の信号を前記第4の信号として出力することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のコーディング回路において、
前記クロック信号の入力に同期して前記第4及び第5の信号を同期させる第2の同期手段を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のコーディング回路において、
所定量の遅延を前記クロック信号に与える第2の遅延手段を備え、
前記第2の同期手段は、前記第2の遅延手段により遅延されたクロック信号の入力に同期して前記第4及び第5の信号を同期させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明のコーディング装置は、
請求項1から6のいずれか一項に記載のコーディング回路と、
前記第2の信号のデータが並列且つ交互に2分割されたデータをそれぞれ有する第6及び第7の信号を切り替えて当該第6及び第7の信号のデータを有し且つ当該第6及び第7の信号の2倍のビットレートを有する前記第2の信号として出力する第1の切り替え手段と、
前記第3の信号のデータが並列且つ交互に2分割されたデータをそれぞれ有する第8及び第9の信号を切り替えて当該第8及び第9の信号のデータを有し且つ当該第8及び第9の信号の2倍のビットレートを有する前記第3の信号として出力する第2の切り替え手段と、
前記第4及び第5の信号を切り替えて当該第4及び第5の信号のデータを有し且つ当該第4及び第5の信号の2倍のビットレートを有する第10の信号を出力する第3の切り替え手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、DPSK方式等の光の位相変調において、第2及び第3の信号をコーディングして第4及び第5の信号として出力でき、第4及び第5の信号のビットレートを2倍にして合成することで、高いビットレートの信号のプリコーディングを安定に行うことができるとともに、保持手段を含むフィードバックのループが第1の排他的論理和手段のみを介することができ、保持手段の動作時間を十分にとることができる。
請求項2に記載の発明によれば、DPSK方式等の光の位相変調において、第2及び第3の信号をコーディングして第4及び第5の信号として出力でき、第4及び第5の信号のビットレートを2倍にして合成することで、高いビットレートの信号のプリコーディングを安定に行うことができるとともに、保持手段からの出力数を第4の信号の出力及び第1の排他的論理和手段の2つにでき、保持手段の信号出力負担を低減できる。
請求項3に記載の発明によれば、第4及び第5の信号の同期をとることができる。
請求項4に記載の発明によれば、クロック信号に基づいて第2及び第3の信号の同期をとることができ、第2又は第3の信号に同じ値のビット列が任意の長さ続いても論理エラーの発生を防ぐことができる。
請求項5に記載の発明によれば、クロック信号に基づいて第4及び第5の信号の同期をとることができる。
請求項6に記載の発明によれば、第2の同期手段の動作マージンを広げることができる。
請求項7に記載の発明によれば、第6,第7,第8,第9の信号をプレコーディングしてビットレートが4倍の第10の信号として出力でき、高いビットレートの信号のプリコーディングを安定に行うことができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
先ず、図1〜図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。但し、従来の技術で述べた構成要素と同じものには、同じ符号を付与し、その説明を省略する。図1に、LN変調器10の構成を示す。図2に、本実施の形態のコーディング装置100の構成を示す。図3に、本実施の形態のコーディング回路40の構成を示す。
図1に示すように、図示しない光の送信機にLN変調器10が設けられる。LN変調器10において、レーザ光の光信号O1が入力され、後述するコーディング装置100から出力される送信すべきデータに対応するコーディング用の制御電圧としての信号S1に基づいて、光信号O1が位相変調されて送信すべきデータを含む光信号O2として出力される。光信号O1は、図示しない光源から出力され位相が常に0[rad]に調整された搬送波としてのレーザ光である。光信号O2は、図示しない光増幅器等で増幅され、光ファイバ等による媒体内を伝送され、受信機等の受信先に送信される。具体的には、LN変調器10は、信号S1が0の場合に光信号O1を0[rad]とし、信号S1が1の場合に光信号O1をπ[rad]として、光信号O2として出力する。
図2に示すように、DPSK方式による位相変換を行うコーディング装置100は、第1の切り替え手段としての2:1マルチプレクサ20と、第2の切り替え手段としての2:1マルチプレクサ30と、第3の切り替え手段としての2:1マルチプレクサ60と、コーディング回路40と、を備える。
コーディング装置100は、DPSK方式による位相変換のコーディング用であり送信すべきデータを有する信号(信号S0とする)をコーディングしてLN変調器10用の制御電圧としての信号S1を出力する。コーディング回路40の論理演算は、図6に示したコーディング回路80と同様である。具体的には、例えば、信号S0の信号列と、コーディング回路40によるコーディング後の信号列とが、次表2の関係にあるものである。表2中、信号(列)は時間が左から右に進むものとし、他の表でも同様とする。また、コーディング後の信号列の初期値は、たまたま0であったものとする。
Figure 2007103988
2:1マルチプレクサ20,30,60は、2つの入力信号を切り替えて(選択して)出力することにより、2つの入力信号のデータを時間的に直列に交互に有し且つビットレートが2倍の出力信号を出力する。2:1マルチプレクサ20は、第6,第7の信号としての信号S2,S3が入力されて、信号S2,S3のデータを有しビットレートが2倍の第2の信号としての信号S6を出力する。2:1マルチプレクサ30は、第8,第9の信号としての信号S4,S5が入力されて、信号S4,S5のデータを有しビットレートが2倍の第3の信号としての信号S7を出力する。
信号S2,S3,S4,S5は、マルチプレクシングされることにより送信すべき信号S0となる。具体的には、例えば、上記表2の信号S0の信号列に対応して、次表3に示す信号S2,S3,S4,S5の信号列に分割される。
Figure 2007103988
また、上記表3の信号S2,S3,S4,S5の信号列に対応して、次表4に示す信号S6(=後述する信号S13),S7(=後述すれる信号S15)の信号列が出力される。
Figure 2007103988
コーディング回路40は、信号S6,S7,S8が入力されて、クロック信号としての信号S8に基づいて、信号S6,S7をプリコーディングして第4,第5の信号としての信号S21,S22として出力する。信号S8は、図示しないクロック信号生成部により生成される。
2:1マルチプレクサ60は、信号S21,S22が入力されて、それらデジタルデータを有しビットレートが2倍の第10の信号としての信号S1を出力する。信号S1は、信号S6,S7,S21,S22のビットレートの2倍のビットレートを有し、信号S2,S3,S4,S5のビットレートの4倍のビットレートとなる。例えば、信号S1を40[Gb/s]とし、S6,S7,S21,S22を20[Gb/s]とし、信号S2,S3,S4,S5を10[Gb/s]とする。この場合、信号S8は、20[Gb/s]に対応する周波数となる。
図3に示すように、コーディング回路40は、保持手段としてのDFF(Delay FlipFlop)回路41と、第1の同期手段としてのDFF回路42,43と、第1の排他的論理和手段としてのXOR回路44と、第2の排他的論理和手段としてのXOR回路45と、第3の排他的論理和手段としてのXOR回路46と、信号源47と、第1の遅延手段としてのXOR回路48と、第2の遅延手段としての遅延素子49と、第2の同期手段としてのDFF50,51と、を備えて構成される。
DFF回路は、入力されるクロック信号の立ち上がりに対応して入力信号を保持し、次のクロック信号の立ち上がりまで保持している入力信号を出力信号として出力する。DFF回路41は、信号S8がクロック端子に入力されるとともに、第1の信号としての信号S10がデータ端子に入力されて、信号S10を保持し、信号S8に基づいて、保持する信号S10を第4の信号としての信号S9として出力端子から出力する。DFF回路42は、信号S8がクロック端子に入力されるとともに、信号S6がデータ端子に入力されて、信号S6を保持し、信号S8に基づいて、保持する信号S6を信号S13として出力端子から出力する。DFF回路43は、信号S8がクロック端子に入力されるとともに、信号S7がデータ端子に入力されて、信号S7を保持し、信号S8に基づいて、保持する信号S7を信号S15として出力端子から出力する。DFF回路41,42,43により、信号S6,S7,S10の同期(信号S9,S13,S15の同期)をとることができる。
XOR回路44は、信号S9,演算結果信号としてのS16が入力され、信号S9,S16を排他的論理和演算して信号S10として出力する。XOR回路45は、信号S9,S13が入力され、信号S9,S13を排他的論理和演算して第5の信号としての信号S14として出力する。XOR回路46は、信号S13,S15が入力され、信号S13,S15を排他的論理和演算して信号S16として出力する。
信号源47は、常に値が0の信号を出力する。XOR回路48は、信号源47からの0の信号及び信号S9が入力され、0の信号及び信号S9を排他的論理和演算して信号S11として出力する。つまり、信号S9は、信号S11として値を変化することなく出力される。信号源47及びXOR回路48は、入力信号に遅延を与えて出力させるために設けるが、この構成に限定されるものではなく、信号源47及びXOR回路48に代えて、遅延線、能動素子のゲート遅延を利用する構成としてもよい。
遅延素子49は、信号S8に遅延を与えて信号S12として出力する。遅延素子49の遅延時間は、XOR回路一段分とする。遅延素子49は、遅延線として構成するものとするが、これに限定されるものではなく、能動素子のゲート遅延、0の信号が入力されるXOR回路による遅延を利用する構成としてもよい。
DFF回路50は、信号S12がクロック端子に入力されるとともに、信号S11がデータ端子に入力されて、信号S11を保持し、信号S12に基づいて、保持する信号S11を信号S21として出力端子から出力する。DFF回路51は、信号S12がクロック端子に入力されるとともに、信号S14がデータ端子に入力されて、信号S14を保持し、信号S12に基づいて、保持する信号S14を信号S22として出力端子から出力する。DFF回路50,51により、信号S11,S14の同期(信号S21,S22の同期)をとることができる。
信号S21,S22は、同時に出力することが望ましいため、信号S11,S14も同時に用意されることが望ましい。信号S14は、信号S9が変化してからXOR回路45一段分だけ遅れて出力される。このため、信号S9と信号S14との間に、XOR回路48を設けて、遅延時間調整をしている。
なお、信号S9を出力するDFF回路41の入力の信号S10は、信号S9から少なくとも一つ以上のXOR回路を通って生成される。また、信号S10が落ち着くまでは、次の信号S8を入力することができない。さらに、信号S11,S14は、DFF回路41からただ一つのXOR回路45又は48を通った信号である。このため、信号S8,S12の間の遅延素子49は、設けなくてもコーディング回路40は動作する。ただし、遅延素子49を入れておいたほうが、信号S21、S22を出力するDFF回路50,51の動作マージンが広がるため、実用的には好ましい。
次いで、コーディング回路40の動作を説明する。コーディング回路40において、3つの動作を繰り返す。第1の動作は、DFF回路41において現在(位相状態を)保持している値を信号S9として、XOR回路48及びDFF50を介して信号S21として出力する。
第2の動作は、XOR回路45において、次の信号S13の値が0の場合に、信号S9をそのまま信号S14とし、DFF51を介して信号S22として出力し、信号S13の値が1の場合に、信号S9を反転して信号S14とし、DFF51を介して信号S22として出力する。つまり、図6のコーディング回路80と同様に、一つ前の信号S21(S11)と、次の信号S13とを排他的論理和して信号S22とする。
第3の動作は、XOR回路46において、次の信号S13,S15を排他的論理和して信号S16とし、XOR回路44において、DFF回路41において現在保持している信号S9と、次の信号S16とを排他的論理和して信号S10として出力し、DFF回路41に入力させる。この動作では、図6のコーディング回路80と同様に、一つ前の信号S14(S22)と、次の信号S15とを排他的論理和して信号S10としてDFF回路41に入力して保持させたいのであるが、次式(3)により、信号S10が計算される。なお、排他的論理和の記号を(+)とする。
S10=S14(+)S15=(S9(+)S13)(+)S15=S9(+)(S13(+)S15)=S9(+)S16 …(3)
よって、信号S9,S16の排他的論理和により、信号S10が得られる。
コーディング回路40において、上記第1〜第3の動作を繰り返すことにより、信号S21,S22の信号列が得られる。例えば、上記表4の信号S6,S7の信号列に対応して、コーディング回路40における上記第1〜第3の動作により、次表5に示す信号S21(=S9,S11),S22(=S14)の信号列が出力される。
Figure 2007103988
また、上記表5の信号S21,S22の信号列の入力により、2:1マルチプレクサ60において、次表6に示す信号S1の信号列が出力される。表6に示す信号S1の信号列は、上記表2に示す信号S0のコーディング後の信号列と同じであることが分かる。
Figure 2007103988
以上、本実施の形態によれば、DPSK方式の光の位相変調において、コーディング回路40により、信号S6,S7をコーディングして信号S21,S22として出力でき、信号S21,S22のビットレートを2倍にして合成することで、高いビットレートの信号のプリコーディングを安定に行うことができる。
また、DFF回路41を含むフィードバックのループが、(信号S9、)XOR回路44(、信号S10)のみを介するものとでき、DFF回路41に十分動作可能な時間を確保できる。
具体的には、高速性のネックとなるのは、フィードバックが構成される場所、即ち、信号S9、XOR回路44、信号S10に対応する部分である。43[Gb/s]の半分のビットレート27[Gb/s]を信号S6,S7が有するものとすると、1ビットの伝搬に要する時間が46[ps]である。DFF回路41で信号S9が出力されてからXOR回路44で信号S10が出力される時間(XOR回路44の応答時間)を15[ps]程度とすると、DFF回路41のセットアップ時間及びホールド時間に約31[ps]を割り当てることができ、DFF回路41に十分動作可能な時間を確保できる。
また、XOR回路48により、信号S21,S22の同期をとることができる。
また、DFF回路42,43により、クロック信号に基づいて信号S6,S7の同期をとることができ、信号S6,S7に同じ値のビット列が任意の長さ続いても論理エラーの発生を防ぐことができる。
また、DFF回路50,51により、クロック信号に基づいて信号S21,S22の同期をとることができる。また、遅延素子49により、DFF回路50,51の動作マージンを広げることができる。
また、コーディング装置100により、信号S2,S3,S4,S5をプレコーディングしてビットレートが4倍の信号S1として出力でき、高いビットレートの信号のプリコーディングを行うことができる。
(変形例)
図4を参照して、上記実施の形態の変形例を説明する。図4に、本変形例のコーディング回路40Aの構成を示す。本変形例では、上記実施の形態と異なる部分を主として説明する。
本変形例では、上記実施の形態のコーディング装置100において、コーディング回路40に代えて、コーディング回路40Aを設けるものとする。図4に示すように、コーディング回路40Aは、DFF回路41,42,43と、XOR回路45と、信号源47と、XOR回路48と、遅延素子49と、DFF回路50,51と、第2の排他的論理和手段としてのXOR回路52と、を備えて構成される。
XOR回路52は、信号S14,S15が入力され、信号S14,S15を排他的論理和演算して信号S10として出力する。また、コーディング回路40と同様に、遅延素子49を設けないものとしてもよい。
コーディング回路40Aの動作としては、上記実施の形態のコーディング回路40の第1及び第2の動作を同様に行う。第3の動作は、上記実施の形態では、コーディング回路40において信号S9,S16の排他的論理和により信号S10を得ていたが、本変形例では、XOR回路52において、信号S14,S15を直接排他的論理加算することにより信号S10が得られ、その信号S10がDFF回路41に入力される。
本変形例によれば、上記実施形態と同様に、DPSK方式の光の位相変調において、コーディング回路40Aにより、信号S6,S7をコーディングして信号S21,S22として出力でき、信号S21,S22のビットレートを2倍にして合成することで、高いビットレートの信号のプリコーディングを安定に行うことができる。
また、上記実施の形態では、DFF回路41のfan out(出力先)数がXOR回路44、45,48の3つであったが、本変形例では、DFF回路41のfan out数をXOR回路48、52の2つにでき、DFF回路41の信号の出力負担を低減できる。
ただし、上記実施の形態では、DFF回路41を含むフィードバックのループが、(信号S9、)XOR回路44(、信号S10)のみを順に介する構成であったが、本変形例では、DFF回路41を含むフィードバックのループが、(信号S9、)XOR回路45(、信号S14)、XOR回路52(、信号S10)を順に介する構成となる。このため、例えば、上記実施の形態の具体例で述べたように、1ビットの伝搬に要する時間を46[ps]とし、XOR回路の応答時間を15[ps]とすると、DFF回路41で使える時間(セットアップ時間及びホールド時間)が、46−2×15=16[ps]しかなくなり、DFF回路41の動作が厳しくなる。しかし、DFF回路41で動作不可能な値の時間ではない。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係るコーディング回路及びコーディング装置の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態及び変形例では、コーディング回路40,40A及び2:1マルチプレクサ20,30,60を別々に設けたコーディング装置100を説明したが、これに限定されるものではなく、コーディング回路40又は40Aと、2:1マルチプレクサ20,30,60と、を一体的に設けたIC(Integrated Circuit)チップ等として構成してもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、DPSK方式の位相変調におけるプリコーディングを行うコーディング回路40,40A及びコーディング装置100を説明したが、これに限定されるものではなく、上記構成をデュオバイナリの変調方式のプリコーディングを行うコーディング回路の一部に適用する構成としてもよい。
その他、上記実施の形態におけるコーディング回路及びコーディング装置の細部構成及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
LN変調器10の構成を示すブロック図である。 本発明に係る実施の形態のコーディング装置100の構成を示すブロック図である。 本発明に係る実施の形態のコーディング回路40の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態の変形例のコーディング回路40Aの構成を示す図である。 光位相空間におけるDPSK方式による位相変換の状態遷移図である。 従来のコーディング回路80の構成を示す図である。 従来のコーディング装置200の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100,200 コーディング装置
10 LN変調器
20,30,60,70 2:1マルチプレクサ
40,40A,80 コーディング回路
41,42,43,50,51 DFF回路
44,45,46,48,52,81 XOR回路
47 信号源
49,82 遅延素子

Claims (7)

  1. 第1の信号を保持し、コーディング用のデータが並列且つ交互に2分割されたデータをそれぞれ有する第2及び第3の信号の入力に同期して、前記保持した第1の信号を第4の信号として出力する保持手段と、
    前記第2及び第4の信号を排他的論理和演算して第5の信号として出力する第1の排他的論理和手段と、
    前記第2及び第3の信号を排他的論理和演算して演算結果信号として出力する第2の排他的論理和手段と、
    前記第4の信号及び前記演算結果信号を排他的論理和演算して前記保持手段に入力する前記第1の信号として出力する第3の排他的論理和手段と、
    を備えることを特徴とするコーディング回路。
  2. 第1の信号を保持し、コーディング用のデータが並列且つ交互に2分割されたデータをそれぞれ有する第2及び第3の信号の入力に同期して、前記保持した第1の信号を第4の信号として出力する保持手段と、
    前記第2及び第4の信号を排他的論理和演算して第5の信号として出力する第1の排他的論理和手段と、
    前記第3及び第5の信号を排他的論理和演算して前記保持手段に入力する前記第1の信号として出力する第2の排他的論理和手段と、を備えることを特徴とするコーディング回路。
  3. 前記第5の信号に同期させる遅延量を前記第4の信号に与える第1の遅延手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のコーディング回路。
  4. 前記第2及び第3の信号のビットレートと同じ周波数のクロック信号の入力に同期して当該第2及び第3の信号を同期させる第1の同期手段を備え、
    前記保持手段は、前記クロック信号の入力に同期して前記第1の信号を前記第4の信号として出力することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のコーディング回路。
  5. 前記クロック信号の入力に同期して前記第4及び第5の信号を同期させる第2の同期手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のコーディング回路。
  6. 所定量の遅延を前記クロック信号に与える第2の遅延手段を備え、
    前記第2の同期手段は、前記第2の遅延手段により遅延されたクロック信号の入力に同期して前記第4及び第5の信号を同期させることを特徴とする請求項5に記載のコーディング回路。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のコーディング回路と、
    前記第2の信号のデータが並列且つ交互に2分割されたデータをそれぞれ有する第6及び第7の信号を切り替えて当該第6及び第7の信号のデータを有し且つ当該第6及び第7の信号の2倍のビットレートを有する前記第2の信号として出力する第1の切り替え手段と、
    前記第3の信号のデータが並列且つ交互に2分割されたデータをそれぞれ有する第8及び第9の信号を切り替えて当該第8及び第9の信号のデータを有し且つ当該第8及び第9の信号の2倍のビットレートを有する前記第3の信号として出力する第2の切り替え手段と、
    前記第4及び第5の信号を切り替えて当該第4及び第5の信号のデータを有し且つ当該第4及び第5の信号の2倍のビットレートを有する第10の信号を出力する第3の切り替え手段と、を備えることを特徴とするコーディング装置。
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