JP2007101468A - 硬度測定装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】円柱面を有するゴムローラ等における硬度測定において、硬度測定装置を傾斜させて測定しても正確な測定値が得られるようにした硬度測定装置を提供する。
【解決手段】加圧することにより測定対象の表面と硬度測定ヘッドの基準面とを一致させたときの触針の変位量から測定対象の硬度を測定する硬度測定ヘッドと、硬度測定ヘッドを測定位置と待機位置との間で移動する移動手段と、測定位置において移動手段が硬度測定ヘッドを加圧する加圧量を検出する加圧量検出手段と、硬度測定ヘッドの傾斜角度を検出する傾斜検出手段と、傾斜角度と加圧量とを入力して実加圧量を演算する実加圧量演算手段と、実加圧量が目標加圧量となるように操作量を演算する制御演算手段と、操作量を入力して移動手段における移動量を操作する移動量操作手段とを具備するようにした硬度測定装置。
【選択図】 図1

Description

本発明はゴム、プラスチック等の硬度を測定する技術分野に属する。特に、円柱面を有するゴムローラ(インキ練りローラ、加圧ローラ、ブランケットローラ)等における硬度測定において、硬度測定装置を傾斜させて測定しても正確な測定値が得られるようにした硬度測定装置に関する。この硬度測定装置により、測定者の個性や経験の差異による影響を排除し測定値を安定させることができる。
ゴムローラの硬度を測定する方法で、よく行われている方法は、市販の硬度計を手で保持し、ゴムローラに押し当てて硬度を測定する方法である。硬度計の動かし方において次の2つの手順がある。(1)直動押付法:図5(A)に示すようにゴムローラに真直ぐに硬度計を押し当てて硬度を測定する(JIS−K−6253に記述されている)。(2)傾け法:図5(B)に示すように硬度計を傾け、そのベース(矩形の測定面)の辺をゴムローラに接触させる(このとき触針はゴムローラに接触していない)。そして、その辺を支点に硬度計の傾きを戻し、反対側にさらに傾ける。その過程で測定面がゴムローラの面に密着して測定値が最大となる瞬間がある。そのときの測定値を硬度とする。
しかし、上述の(1)の直動押付法においては、人間の手操作によるため、硬度計を押し当てるときの速度、押圧力、姿勢にぶれがあり、測定誤差が非常に大きいという問題がある。また、上述の(2)の傾け法においては、硬度計のベース面とゴムローラ面との間で平行状態を瞬間的に実現することができる。しかし、最初は硬度計の触針がゴムローラに対して斜めに接触して押し込まれる。そのため硬度計の内部における触針の動きに摩擦抵抗が作用し正確な測定値が得られないという問題がある。また人間の手操作によるため、硬度計を押し当てるときの速度にはぶれがある。
上述の純粋に手操作で測定する方法に対して、一定の速度で押し当て、一定の荷重で測定するように構成した装置(ゴム硬度計用定荷重器:机上測定器)が知られている(特許文献1)。このゴム硬度計用定荷重器は水平な机上に固定して測定するときには向いている。しかし、寸法重量が大きく操作性が悪いことに加え、円柱面を有するゴムローラ等における硬度測定においては水平を保つことが困難であるという問題がある。そのため、生産現場での測定には使用することは不可能である。
特開平6−117984号
本発明は上述の問題を解決するためになされたものである。その目的は、円柱面を有するゴムローラ等における硬度測定において、硬度測定装置を傾斜させて測定しても正確な測定値が得られるようにした硬度測定装置を提供することにある。これにより、測定者の個性や経験の差異による影響を排除し測定値を安定させることができる。
本発明の請求項1に係る硬度測定装置は、加圧することにより測定対象の表面と硬度測定ヘッドの基準面とを一致させたときの触針の変位量から測定対象の硬度を測定する硬度測定ヘッドと、前記硬度測定ヘッドを測定位置と待機位置との間で移動する移動手段と、前記測定位置において前記移動手段が前記硬度測定ヘッドを加圧する加圧量を検出する加圧量検出手段と、前記硬度測定ヘッドの傾斜角度を検出する傾斜検出手段と、前記傾斜角度と前記加圧量とを入力して実加圧量を演算する実加圧量演算手段と、前記実加圧量が目標加圧量となるように操作量を演算する制御演算手段と、前記操作量を入力して前記移動手段における移動量を操作する移動量操作手段とを具備するようにしたものである。
また本発明の請求項2に係る硬度測定装置は、請求項1に係る硬度測定装置において、前記実加圧量と目標加圧量とが許容範囲内で一致したときに前記硬度測定ヘッドが測定した硬度と前記実加圧量とを記憶する記憶手段と、前記硬度と前記実加圧量とを表示する表示手段とを具備するようにしたものである。
また本発明の請求項3に係る硬度測定装置は、請求項1または2に係る硬度測定装置において、前記加圧量と前記実加圧量との差を前記傾斜角度に対する値として表したテーブルを具備し、前記実加圧量演算手段はそのテーブルを参照して前記加圧量から前記実加圧量を演算するようにしたものである。
本発明の請求項1に係る硬度測定装置によれば、加圧して測定対象の表面と硬度測定ヘッドの基準面とを一致させたときの触針の変位量から硬度測定ヘッドにより測定対象の硬度が測定され、移動手段により硬度測定ヘッドが測定位置と待機位置との間で移動され、加圧量検出手段により測定位置において移動手段が硬度測定ヘッドを加圧する加圧量が検出され、傾斜検出手段により硬度測定ヘッドの傾斜角度が検出され、実加圧量演算手段により傾斜角度と加圧量とが入力されて実加圧量が演算され、制御演算手段により実加圧量が目標加圧量となるように操作量が演算され、移動量操作手段により操作量が入力されて移動手段における移動量が操作される。
また本発明の請求項2に係る硬度測定装置によれば、記憶手段により実加圧量と目標加圧量とが許容範囲内で一致したときに硬度測定ヘッドが測定した硬度と実加圧量とが記憶され、表示手段により硬度と実加圧量とが表示される。
また本発明の請求項3に係る硬度測定装置によれば、テーブルにより加圧量と実加圧量との差が傾斜角度に対する値として表され、実加圧量演算手段によりそのテーブルが参照されて加圧量から実加圧量が演算される。
次に、本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。本発明の硬度測定装置の測定機械系における構成の一例を図1に示す。図1(A)は側面図、図1(B)は正面図である。また、本発明の硬度測定装置における硬度測定ヘッドに加えられる力を示す説明図を図2に示す。また、本発明の硬度測定装置のデータ処理系における構成の一例をブロック図として図3に示す。
図1〜図3において、10は脚付台座、11は板、12a,12bは脚、20は支柱、30はリニアガイド、31はレール、32は移動ブロック、40は移動操作部、50はモータ、60は加圧ブラケット、100は硬度検出部(硬度測定ヘッド)、101は触針、200は加圧量検出部(ロードセル)、201はセルボタン、300は傾斜検出部(傾斜計)、400はデータ処理部本体(パーソナルコンピュータ)、410は記憶部、411はテーブル、412は目標加圧量、413は実加圧量、414は硬度、420は演算部、421は実加圧量演算部、422は制御演算部、430は表示部、440は操作部である。
脚付台座10は板11に脚12aと脚12bを付けた脚付台座である。脚12aと脚12bは平行する2つの棒状部材の脚である。棒状部材の脚12aと脚12bの方向と円柱面を有するゴムローラ1000等の軸方向とが平行となるように測定対象面に脚12aと脚12bを接触させて載置することにより脚付台座10は安定姿勢が得られる。板11の中央部分には窓(図示せず)が開口している。この窓は硬度測定用ヘッド100が通り抜けできるようにする窓である。硬度測定用ヘッド100は硬度を測定するときにゴムローラ1000の軸方向に移動し窓を通り抜けて板11の下側に存在するゴムローラ1000等の測定対象面に接触する。
本発明の硬度測定装置において測定対象となるゴムローラ1000の一例を図6に示す。図6(A)はオフセット印刷機におけるインキ供給装置のインキ呼出部におけるローラ配置の一例を示す図である。また、図6(B)は、同じインキ供給装置の湿し水供給部と版胴へのインキ着部におけるローラ配置の一例を示す図である。図6において、603は呼出ローラ、604a,604bはインキ練りローラ、605a〜605cはインキ着ローラ、606は湿し水着けローラ、607は湿し水着けローラである。これらのローラ603〜607はゴムローラであり、本発明の硬度測定装置において測定対象となるゴムローラ1000の一例である。また、604a,604bは金属ローラ、609は版胴、610はブランケット胴である。
図6に示すように、測定対象となるゴムローラ603〜607はインキ供給装置の狭い空間に密に配置されている。そのため、硬度測定装置を垂直姿勢としたままでそれらのゴム硬度を測定することが困難な場合が多い。すなわち、脚付台座10において硬度測定装置がゴムローラに載せられたときには、測定時における硬度測定用ヘッド100の移動方向は、必ずゴムローラの軸の方向となるのであるが、その方向は重力の方向と一致することもあるが、一般的には一致しない。硬度測定装置をゴムローラに載せるのではなく、横方向から押し付けたり下から上に押し上げて表面に密着させて測定しなければならないこともあり得る。そのときに、重力の作用する方向が変化することにより硬度測定値への悪影響がある。
支柱20は脚付台座10によって固定支持される支柱である。支柱20は脚付台座10の板11の面に対して垂直方向に延びる支柱である。
リニアガイド30はレール31と移動ブロック32から成るリニアガイドである。レール31は支柱20によって固定支持されるレールである。レール31は脚付台座10の板11の面に対して垂直方向に延びるレールである。したがって、レール31に案内されて移動する移動ブロック32は、脚付台座10の板11の面に対して垂直方向に移動することができる。移動ブロック32は加圧ブラケット60を固定支持する。
移動操作部40はモータ50を駆動する駆動回路を備えている。移動操作部40は制御演算部422が出力する操作量を入力して、その操作量に基づいてモータ50における回転方向、回転量(回転角度、回転数)を操作する。
モータ50は加圧ブラケット60を脚付台座10の板11の面に対して垂直方向に移動するモータである。モータ50の出力軸はねじ軸に継ぎ手を介して結合しており、ねじ軸を回転することによりナット部材を移動する。ナット部材の移動により、ナット部材と結合している移動ブロック32が移動し、移動ブロック32に固定支持された加圧ブラケット60も移動する。
加圧ブラケット60は加圧量検出部(ロードセル)200を固定支持する。
硬度測定ヘッド100はそのベースの面をゴムローラ1000等の硬度測定対象の面に接触させて硬度測定対象の硬度を測定する硬度計(製品)である。硬度測定ヘッド100にはベースの面から突出した触針101が存在する。その触針101は所定の直径と先端形状を有する。その触針101に対してベース面に向かって押し込む力を作用させると、触針101は変位してベース面に押し込まれる。ベース面と硬度測定対象の面とを接触させたときには触針が変位してベース面に押し込まれる。そのとき変位する距離は硬度測定対象の硬度によって決まる。その変位は硬度測定ヘッド100の表示部101に表示された指針が指し示す位置またはデジタル表示(硬度の数値表示)に変換される。硬度測定ヘッド100はデジタル出力を備えており、測定した硬度をデータ処理部本体400に出力する。硬度測定ヘッド100は加圧量検出部(ロードセル)200のセルボタンによって固定支持される。たとえば、セルボタンの先端部分はネジ止めするための構造を有している。
加圧量検出部(ロードセル)200は加圧ブラケット60によって支持されている。また、加圧量検出部200のセルボタン201は硬度測定ヘッド100のベースの反対側において硬度測定ヘッド100を支持する。したがって、硬度測定ヘッド100は引張または圧縮によりセルボタン201に力を作用させる。図2に示すように、硬度測定ヘッド100は加圧ブラケット60から加圧力Aを受けている。また、硬度測定ヘッド100は自身の質量、自身に付属する部材の質量、等に作用する重力Wを受けている。一方、測定位置においては硬度測定ヘッド100のベースの面が測定対象であるゴムローラ1000の表面に接触している。そのため、硬度測定ヘッド100はゴムローラ1000を押圧する力の反作用としてゴムローラ1000から加圧力Bを受けている。
硬度測定装置における硬度測定ヘッド100のベースの面が水平面と平行であるときには、それらの力の間には、(加圧力A)=(−加圧力B)−(重力W)の関係がある。すなわち、加圧量検出部(ロードセル)200は、そのセルボタン201の部位において加圧力Aを硬度測定ヘッド100のベースの反対側に作用させ、その加圧力Aを電気信号に変換してデータ処理部本体400に出力する。逆に、加圧量検出部(ロードセル)200が加圧力Aを検出したときには、硬度測定ヘッド100のベースは加圧力Aと重力Wとを合計した力、すなわち(−加圧力B)でゴムローラ1000を押圧する。
一方、硬度測定装置における硬度測定ヘッド100のベースの面が水平面と平行でないとき、すなわち硬度測定装置が鉛直方向の姿勢となっていないときには、重力Wの実効値としての作用が硬度測定装置の傾斜角度に依存し変化する。そのため、ゴムローラ1000を押圧する力は、加圧力Aと重力Wの実効値としての作用力とを合計した力となる。
傾斜検出部(傾斜計)300は、図1に示す一例においては、硬度測定装置の脚付台座10に固定支持されており、硬度測定装置の傾斜角度を検出する。硬度測定装置が傾斜していないとき傾斜角度は0度であり、硬度測定ヘッド100のベースの面が水平面と平行となる。すなわち、硬度測定ヘッド100のベースの面と水平面とが成す角度が傾斜角度となる。傾斜検出部300は検出した傾斜角度をデータ処理部本体400に出力する。傾斜検出部300が検出する傾斜角度の範囲は0度から360度(±180度)の範囲である。傾斜検出部300としては、たとえば、錘を付けたアームをロータリーエンコーダの回転軸に取り付けて、重力によってアームが鉛直方向となる角度に回転軸が回転するように構成した装置、等の周知の傾斜検出部を使用することができる。
データ処理部本体(パーソナルコンピュータ)400は本発明の硬度測定装置において硬度を測定する等のデータ処理を行う部分である。また、本発明の硬度測定装置の操作を作業者が行うときのGUI(graphical user interface)を提供する部分である。データ処理部本体400はマイクロコンピュータ、パーソナルコンピュータ、等のデータ処理装置の本体部分であって、そのソフトウェアとハードウェアによって構成される。図3に示すように、データ処理部本体400は記憶部410、演算部420、表示部430、操作部440、スイッチ450を備えている。また、図示していないが、本発明の硬度測定装置の動作形態を定めるプログラムを備えている。
記憶部410において、テーブル411は加圧量検出部200が検出する加圧量(加圧力A)と硬度測定ヘッド100がゴムローラ1000を押圧する実際の力である実加圧量(−加圧力B)13との差を傾斜角度に対する値として表したテーブルである。テーブル411はあらかじめ実験により得ておいたデータを登録したテーブルである。目標加圧量412は測定対象の硬度を測定するときに測定ヘッド100のベースの面が測定対象の表面を押圧する加圧量の基準である。すなわち、実加圧量13が目標加圧量412となるように加圧ブラケット60を移動制御して硬度測定ヘッド100を加圧する。硬度414は硬度測定ヘッド100が測定した測定対象の硬度である。実加圧量13が目標加圧量412と一致したときの硬度が適正な硬度であるから、そのときの硬度を入力して記憶したものが硬度414である。
演算部420において、実加圧量演算部421は傾斜検出部300が検出した傾斜角度からテーブル411を参照し、参照によって得た前述の差に基づいて加圧量検出部200が検出する加圧量を補正し、ゴムローラ1000を押圧する実際の力である実加圧量13を演算する処理を行う。制御演算部422は実加圧量13が目標加圧量412となるように操作量を演算し、前述の移動操作部40に出力する。具体的には、目標加圧量412と実加圧量13との偏差に基づいて比例、積分、微分、等の制御演算を行い、その偏差を小さくする操作量を導出する。
表示部430は本発明の硬度測定装置における動作状態の表示、測定した硬度の表示、GUIに関する表示、等を行う部分である。
操作部440は本発明の硬度測定装置における環境設定のための入力、操作のための入力、等を行部分である。
スイッチ450は本発明の硬度測定装置における測定開始指示入力を作業者が行うためのスイッチである。スイッチ450は本発明の硬度測定装置における測定機械系の部位、すなわち硬度測定装置の測定ヘッドの部位に設けられている(図示せず)。
以上の構成において、本発明の硬度測定装置における動作について図を参照して説明する。本発明の硬度測定装置における動作の過程をフロー図として図4に示す。
まず、硬度測定ヘッド100を待機位置にセットした状態にする。前回の測定が正常に終了したときには、硬度測定ヘッド100は測定位置から待機位置に自動的に戻っている。測定位置と待機位置との間における硬度測定ヘッド100の移動は、データ処理部本体400から移動操作部40に操作量を出力し移動部50が移動することによって行われる。この操作は測定を行う一連のプログラムにおいて、または作業者の指示入力によって行うことができる。なお、測定位置は硬度測定ヘッド100のベースの面が測定対象のゴムローラ1000の表面を押圧する位置である。また、待機位置は硬度測定ヘッド100がゴムローラ1000から離れた位置である。
そして、作業者は硬度測定装置を硬度測定対象のゴムローラ1000の所まで携帯し、ゴムローラ1000における測定箇所の近くに載せる。このとき脚付台座10の脚12a,12bの長手方向とゴムローラ1000の軸方向とをほぼ一致させて載せる。載せることによりその長手方向と軸方向は自然に平行が得られ硬度測定装置の姿勢が安定する。また、作業者はゴムローラ1000における測定箇所が脚付台座10の中央位置の真下となるように、ゴムローラ1000に載せた硬度測定装置の位置を微調整する。
次に、図4のステップS1(測定開始指示入力)において、作業者は測定開始指示入力をスイッチ450において行う。データ処理部本体400のプログラム(硬度測定ルーチン)はその指示入力により待機状態から離れてを測定動作を開始する。
次に、ステップS2(測定位置へ移動)において、プログラムにしたがって、移動操作部40に硬度測定ヘッド100を測定位置に移動する操作量が出力される。移動操作部40は移動部(モータ)50を駆動して加圧ブラケット60を移動することで、そこに支持されている硬度測定ヘッド100を測定位置に移動する。
次に、ステップS3(加圧量入力)において、加圧量検出部(ロードセル)200は加圧ブラケット60による硬度測定ヘッド100の加圧量を検出しており、その加圧量をデータ処理部本体400は入力する。
次に、ステップS4(傾斜角度入力)において、傾斜検出部300は傾斜角度を検出しており、その傾斜角度をデータ処理部本体400は入力する。
次に、ステップS5(実加圧量演算)において、演算部420の実加圧量演算部421は入力した加圧量と傾斜角度に基づいてテーブル411を参照し実加圧量を演算する。
次に、ステップS6(偏差演算)において、演算部420の制御演算部422は目標加圧量412と実加圧量413との差である偏差を演算する。
次に、ステップS7(許容範囲?)において、演算部420は偏差が許容範囲内であるか否かを判定する。許容範囲外のときにはステップS8に進み、許容範囲内のときにはステップS11に進む。
ステップS8(制御演算)において、演算部420の制御演算部422は偏差に基づいて操作量を演算する。この演算においては、比例、微分、積分、等の周知の制御演算が適用される。
次に、ステップS9(移動量操作)において、移動操作部40は制御演算部422から操作量を入力しその操作量に基づいて移動部(モータ)50を駆動する。
次に、ステップS10において、移動部(モータ)50によって加圧ブラケット60が移動し、そこに支持されている硬度測定ヘッド100も移動する。この移動は偏差を小さくする方向の移動である。すなわち、目標加圧量412よりも実加圧量413が小さいときには実加圧量413を大きくする方向に、逆のときには逆方向に移動する。この移動の後に、ステップS3に戻り、前述した以降のステップを繰り返す。
ステップS11(硬度入力)において、硬度検出部100は硬度を検出しており、データ処理部本体400はその硬度を入力する。
次に、ステップS12(硬度・実加圧量記憶)において、記憶部400はその硬度を硬度414として記憶する。また、記憶部400はその硬度414を硬度検出部100が検出したときの実加圧量、すなわち実加圧量演算部421が直近に演算した実加圧量を実加圧量413として記憶する。
次に、ステップS13(硬度・実加圧量記憶)において、データ処理部本体400は硬度414と実加圧量413とを表示部430に表示する。
次に、ステップS14(待機位置へ移動)において、データ処理部本体400のプログラムは測定位置から待機位置に硬度検出部100を移動する操作量を移動操作部40に出力する。移動操作部40はその操作量を入力し、移動部(モータ)50を駆動して加圧ブラケット60を移動することで、そこに支持されている硬度測定ヘッド100を待機位置に移動する。
次に、ステップS15(終了?)において、データ処理部本体400のプログラム(硬度測定ルーチン)を終了するか否かを判定する。作業者による操作部440からの終了指示入力があった、他のルーチンから割込みがあった、等のときにはプログラム(硬度測定ルーチン)を終了する。そうでないときにはプログラム(硬度測定ルーチン)は測定動作から待機状態となってステップS1における測定開始指示入力を待つ状態に戻る。
以上、実施の形態により本発明の硬度測定装置について説明した。この実施の形態においては、テーブルを参照することによって、検出された加圧量と実加圧量との傾斜角度による差を補正する構成とした。しかし、テーブルを参照するのではなく、傾斜角度の関数として差を補正する構成とすることができる。たとえば、傾斜角度をθとして、(加圧力A)=(−加圧力B)−(重力W)×cosθによって補正演算を行ってもよい。この式における(重力W)×cosθの部分は重力Wの実効値を表している。
本発明の硬度測定装置の測定機械系における構成の一例を示す図である。 本発明の硬度測定装置における硬度測定ヘッドに加えられる力を示す説明図である。 本発明の硬度測定装置のデータ処理系における構成の一例を示すブロック図である。 本発明の硬度測定装置における動作の過程を示すフロー図である。 従来における人間の手操作による硬度測定方法を示す説明図である。 本発明の硬度測定装置において測定対象となるゴムローラ1000の一例を示す図である。
符号の説明
10 脚付台座
11 板
12a,12b 脚
20 支柱
30 リニアガイド
31 レール
32 移動ブロック
40 移動操作部
50 モータ
60 加圧ブラケット
100 硬度検出部(硬度測定ヘッド)
101 触針
200 加圧量検出部(ロードセル)
201 セルボタン
300 傾斜検出部(傾斜計)
400 データ処理部本体(パーソナルコンピュータ)
410 記憶部
411 テーブル
412 目標加圧量
413 実加圧量
414 硬度
420 演算部
421 実加圧量演算部
422 制御演算部
430 表示部
440 操作部













Claims (3)

  1. 加圧することにより測定対象の表面と硬度測定ヘッドの基準面とを一致させたときの触針の変位量から測定対象の硬度を測定する硬度測定ヘッドと、
    前記硬度測定ヘッドを測定位置と待機位置との間で移動する移動手段と、
    前記測定位置において前記移動手段が前記硬度測定ヘッドを加圧する加圧量を検出する加圧量検出手段と、
    前記硬度測定ヘッドの傾斜角度を検出する傾斜検出手段と、
    前記傾斜角度と前記加圧量とを入力して実加圧量を演算する実加圧量演算手段と、
    前記実加圧量が目標加圧量となるように操作量を演算する制御演算手段と、
    前記操作量を入力して前記移動手段における移動量を操作する移動量操作手段と、
    を具備することを特徴とする硬度測定装置。
  2. 請求項1記載の硬度測定装置において、前記実加圧量と目標加圧量とが許容範囲内で一致したときに前記硬度測定ヘッドが測定した硬度と前記実加圧量とを記憶する記憶手段と、前記硬度と前記実加圧量とを表示する表示手段とを具備することを特徴とする硬度測定装置。
  3. 請求項1または2記載の硬度測定装置において、前記加圧量と前記実加圧量との差を前記傾斜角度に対する値として表したテーブルを具備し、前記実加圧量演算手段はそのテーブルを参照して前記加圧量から前記実加圧量を演算することを特徴とする硬度測定装置。

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