JP2007101099A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱室から漏れ出た結露水が溜まっている水受け部から水が溢れ出ないようにして、安全性を向上させた加熱調理器を提供することを目的とする。
【解決手段】蒸気供給手段13により供給された蒸気は加熱室2内で凝縮し、結露水として、蒸発皿5と側板8との間9から漏れ出る。漏れ出た結露水は水受け部15に流れ込み、吸収体14に吸収される。このようにして、結露水は吸収体14に吸収されるため、加熱調理器1を傾けたり、動かされることがあっても結露水が溢れ出ることがなく、回路基板16やマグネトロン17といった電気部品にかかることもなく、安全性を確保することができる。
【選択図】図2
【解決手段】蒸気供給手段13により供給された蒸気は加熱室2内で凝縮し、結露水として、蒸発皿5と側板8との間9から漏れ出る。漏れ出た結露水は水受け部15に流れ込み、吸収体14に吸収される。このようにして、結露水は吸収体14に吸収されるため、加熱調理器1を傾けたり、動かされることがあっても結露水が溢れ出ることがなく、回路基板16やマグネトロン17といった電気部品にかかることもなく、安全性を確保することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば電子レンジ等の加熱調理器であって、蒸気供給手段を有し、加熱室内で結露した結露水が加熱室外に漏れ出た際の対策に関するものである。
従来の加熱調理器は、加熱調理中の食品の乾燥防止や新たな調理効果を目的とし、蒸気供給手段を備えたものがあった。また、加熱調理中に供給した蒸気が結露し、結露水として加熱室から下方に漏れ出た際に、結露水を受けて溜めるための水受け部を備えたものがあった(例えば特許文献1参照)。
特開2004−11974号公報
しかしながら前記従来の構成では、水受け部は結露水が溢れ出ない充分な容積を持つとともに、結露水自体も自然に蒸発するが、結露水が自然蒸発しきっていない時に、加熱調理器を移動したり、掃除等のために傾けたりすると、水受け部に溜まった結露水が溢れ出すという課題を有していた。
特に近年は加熱室の容積拡大のために、インバータや制御回路等の電気部品を加熱室の下方に配設する場合が多く、水がかかると安全上の問題も生じるため、充分な対策が必要であった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、加熱室から漏れ出た結露水が溜まっている水受け部から水が溢れ出ないようにして、安全性を向上させた加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、加熱室内で結露して漏れ出た結露水を溜める水受け部を備え、水受け部には水を吸収する吸収体を配設したものである。
これによって水受け部に溜まった結露水は吸収体に吸収され、加熱調理器を移動したり傾けた場合でも溢れ出ない。
本発明の加熱調理器によれば、移動や傾けた場合にも水が溢れ出ず、電気部品に水がかかることを防止でき、安全性を向上させることができる。
第1の発明は、被加熱物を収容する加熱室と、被加熱物を加熱する加熱手段と、加熱室に蒸気を供給する蒸気供給手段と、加熱室の外部下方に配置され、加熱室内で結露して漏れ出した結露水を溜める水受け部とを備え、水受け部には水を吸収する吸収体を配設したものである。これにより、水受け部に溜まった結露水は吸収体に吸収され、加熱調理器を傾けたりしても溢れ出ないようにすることができる。
第2の発明は、特に第1の発明の吸収体を断熱材で構成したものである。これにより、加熱調理により高温にさらされる吸収体であっても耐熱性が高いため、耐久性を向上する
ことができる。
ことができる。
第3の発明は、蒸気供給手段を、加熱室の底部に設けた蒸発皿と、蒸発皿に入れた水を加熱するヒーターから構成したものである。これにより、簡素な構成の蒸気供給手段となる。
第4の発明は、特に第3の発明の水受け部をヒーターの近傍に配設したものである。これにより、ヒーターの熱を利用し、水を吸収した吸収体を早く乾燥させることがでる。
第5の発明は、送風手段を備え、水受け部は送風手段の風が当たる位置に配設したものである。これにより、送風手段の風を利用し、水を吸収した吸収体を早く乾燥させることがでる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1において、電子レンジからなる加熱調理器1には、被加熱物である食品を収容する加熱室2と、加熱室2の開口部を閉じる扉3(開いた状態を図示している)と、食品を加熱する加熱手段である高周波供給手段4と、加熱室2の底部奥に蒸発皿5を備えている。
図1において、電子レンジからなる加熱調理器1には、被加熱物である食品を収容する加熱室2と、加熱室2の開口部を閉じる扉3(開いた状態を図示している)と、食品を加熱する加熱手段である高周波供給手段4と、加熱室2の底部奥に蒸発皿5を備えている。
図2のように、蒸発皿5は、加熱室2の底板6との間ではシール材7により接合されており、一方、加熱室2の側板8との間9においては、かしめやスポット溶接等により接合されている。つまり加熱室2は、側板8と天板(図示せず)と底板6と蒸発皿5と扉3により構成されている。
蒸発皿5の下方には、アルミダイカスト10にシーズヒーター11を埋め込んだヒーター12が設けられており、蒸発皿5に入れた水を加熱して蒸気を発生させ、加熱室2に蒸気を供給する蒸気供給手段13を構成している。
加熱室2の下方には吸収体14を配設した水受け部15が設けられており、図においては、蒸気供給手段13のヒーター12の直下に設けた場合を示している。
また、水受け部15より下の位置には、回路基板16やマグネトロン17といった電気部品が配設されている。特にマグネトロン17は消費電力、発熱量ともに非常に大きく、冷却のための送風手段であるファン18が設けられている。
以上のように構成した加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
被加熱物である食品は高周波供給手段4から発せられるマイクロ波により加熱調理される。また、必要に応じてヒーター12が動作し、蒸発皿5の水を蒸発させて加熱室2に蒸気が供給される。
蒸気の一部は食品に吸収されるが、残りはやがて凝縮して水になる。また、食品から蒸発した水分も凝縮して水となる。それらの多くは、結露水として加熱室2の側板8に付着し、下に向かって流れる。
ここで、底板6と側板8との間や、底板6と蒸発皿5との間はシール材7により水密に接合されているが、側板8と蒸発皿5との間9はかしめやスポット溶接等で接合されているため水密ではなく、側板8に付着して下に向かって流れた結露水はここを伝って加熱室
2から漏れ出る。
2から漏れ出る。
加熱室2の下方には水受け部15があるため、漏れ出た結露水は水受け部15に溜まる。水受け部15には吸収体14が配設されているため、結露水は吸収体14に吸収される。
このようにして、結露水は吸収体14に吸収されるため、加熱調理器1を傾けたり、動かされることがあっても溢れ出ることがなく、回路基板16やマグネトロン17といった電気部品にかかることもなく、安全性を確保することができる。
なお、電気部品が下方に配されていない加熱調理器であっても、溢れ出た水によって筐体がさびる場合があるため、安全性確保のために吸収体を配設することは有用である。
ここで、吸収体14としてはスポンジ等の柔らかい多孔質体が一般的であるが、硬質の多孔質体であってもよい。また、水を吸収するという点では、布地であってもよいし、吸収ポリマーであってもよい。
なお、本実施の形態の様に吸収体14がヒーター12やマグネトロン17と近接している場合は、耐熱性に優れた材料であることが望ましい。例えば加熱調理器においては、耐熱性の断熱材が随所に装着されているため、断熱材を流用すると材料種数を増やす必要がなく、好適である。
また、水受け部15をヒーター12の近傍に配設することにより、ヒーター12の熱を利用して、吸収体14に吸収させた水を早く蒸発させることができる。蒸発を促進させる他の方法としては、ファン18等の送風手段を設けて風を当て、水の蒸発で湿った空気を早く拡散させる方法もある。なお、ヒーターの熱とファンからの風との両方を用いて蒸発を促進させてもよい。
送風手段としては、専用のファンを設ける以外に、加熱調理器に備えられている排気ファン等の他のファンの風を利用すると、部品点数や設置スペースの点で好ましい。本実施の形態においては、マグネトロン17を冷却するためのファン18の風を利用している。
また、図においては、ファン18からの風がマグネトロン17と水受け部15の両方に当たるように示したが、ファン18とマグネトロン17と水受け部15との配置や、風洞等のガイドにより、順に当ててもよい。
例えば、先にマグネトロン17に風を当て、温度が高くなった空気を水受け部15に当てると蒸発が促進され、逆に先に水受け部に当てると、蒸発熱により温度が低くなった空気がマグネトロン17に当たり、冷却効果が増す。
ここで、加熱調理器としては高周波加熱による電子レンジの例で説明したが、オーブン等の食品加熱ヒーターによる加熱調理器であっても同様に実施できる。あるいは蒸気供給手段が加熱手段を兼ねており、蒸気により加熱調理を行う蒸気加熱調理器であっても同様に実施できる。
また、蒸気供給手段としては、蒸発皿とヒーターを用いた方式であれば簡素な構成となる。ヒーターはシーズヒーターに限らずランプヒーター等の他の電熱ヒーターであってもよいし、高周波を照射することにより発熱する材料を用いた電波吸収体発熱ヒーターを用いてもよい。
あるいは、一旦蒸発した水(蒸気)をさらに加熱して、過熱蒸気として調理に利用する方式においては、加熱室内の蒸発皿を用いず、加熱室外で水を加熱した後に配管等を通して加熱室に蒸気を供給する蒸気供給手段を用いてもよい。
なお、本実施の形態により、水受け部で受けた結露水が溢れ出ないようにすることはできるが、蒸発皿に水を供給する水供給装置(図示せず)が万一故障し供給過多となり、水受け部に向かって漏れ出てくることになった場合の安全性を確保するために、水抜き孔19を設けてもよい。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、傾けたり移動したりしても溜めた結露水が溢れ出ることがないため、蒸気が多量に発生する調理器として有用である。
1 加熱調理器
2 加熱室
4 高周波供給手段(加熱手段)
5 蒸発皿
12 ヒーター
13 蒸気供給手段
14 吸収体
15 水受け部
18 ファン(送風手段)
2 加熱室
4 高周波供給手段(加熱手段)
5 蒸発皿
12 ヒーター
13 蒸気供給手段
14 吸収体
15 水受け部
18 ファン(送風手段)
Claims (5)
- 被加熱物を収容する加熱室と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱室に蒸気を供給する蒸気供給手段と、前記加熱室の外部下方に配置され、前記加熱室内で結露して漏れ出した結露水を溜める水受け部とを備え、前記水受け部には水を吸収する吸収体を配設した加熱調理器。
- 前記吸収体は断熱材からなる請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記蒸気供給手段は、前記加熱室の底部に設けた蒸発皿と、前記蒸発皿に入れた水を加熱するヒーターからなる請求項1または2に記載の加熱調理器。
- 前記水受け部は前記ヒーターの近傍に配設した請求項3に記載の加熱調理器。
- 送風手段を備え、前記水受け部は前記送風手段の風が当たる位置に配設した請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005293582A JP2007101099A (ja) | 2005-10-06 | 2005-10-06 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005293582A JP2007101099A (ja) | 2005-10-06 | 2005-10-06 | 加熱調理器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007101099A true JP2007101099A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38028228
Family Applications (1)
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JP2005293582A Pending JP2007101099A (ja) | 2005-10-06 | 2005-10-06 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007101099A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010032082A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Panasonic Corp | 蒸気発生機能付き高周波加熱装置 |
JP2010032081A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Panasonic Corp | 蒸気発生機能付き高周波加熱装置 |
JP2011149607A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Panasonic Corp | 加熱調理器 |
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2005
- 2005-10-06 JP JP2005293582A patent/JP2007101099A/ja active Pending
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