JP2007100318A - Door locking device for automobile - Google Patents
Door locking device for automobile Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007100318A JP2007100318A JP2005287991A JP2005287991A JP2007100318A JP 2007100318 A JP2007100318 A JP 2007100318A JP 2005287991 A JP2005287991 A JP 2005287991A JP 2005287991 A JP2005287991 A JP 2005287991A JP 2007100318 A JP2007100318 A JP 2007100318A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- open link
- open
- torsion spring
- cancel lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
Description
本発明は、自動車用ドアロック装置に関する。 The present invention relates to an automobile door lock device.
自動車用ドアロック装置の一形式として、特許文献1に示されているように、自動車のボディーに設けた掛止手段(ストライカ45)とドアに設けた被掛止手段(ラッチ41とポール42等)の掛止状態を解除不能なロック状態と解除可能なアンロック状態とに選択的に構成する作動機構を備えた形式の自動車用ドアロック装置がある。作動機構は、ロック状態のときにはドアに設けられたハンドル(インサイドハンドルおよびアウトサイドハンドル)の操作力の被掛止手段への伝達を不能に構成され、アンロック状態のときにはハンドルの操作力の被掛止手段への伝達を可能に構成されるオープンリンク23と、被掛止手段からの作動力をオープンリンク23に作用させてロック状態のオープンリンク23をアンロック状態に変更させるキャンセルレバー22とを備えている。キャンセルレバー22の係合ピン22bがオープンリンク23のくの字状に屈曲する第1係合溝23aに挿入されて、両部材22,23が連結されている。
ところで、上記した自動車用ドアロック装置においては、係合ピン22bが第1係合溝23aにガイドされてキャンセルレバー22とオープンリンク23が連結しているが、係合ピン22bと第1係合溝23aとの間には隙間があるので、キャンセルレバー22とオープンリンク23が作動する際には、係合ピン22bと第1係合溝23aのガタツキにより異音が発生するという問題があった。
Incidentally, in the above-described automobile door lock device, the
また、キャンセルレバー22の係合ピン22bをガイドするためにオープンリンク23には第1係合溝23aが必要であり、すなわち特許文献1の図7に示されているようにオープンリンク23には第1係合溝23aを形成するのに必須な部分(第1係合溝23aの右側および下側の部分)が必要である。したがって、オープンリンク23はこの必須部分だけ大型化するので、装置の大型化・高コストを招くという問題があった。
Further, the
本発明は、上述した各問題を解消するためになされたもので、自動車用ドアロック装置において、オープンリンクとキャンセルレバーのガタツキをなくし、装置を小型化・低コスト化することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to eliminate rattling between an open link and a cancel lever in an automobile door lock device, and to reduce the size and cost of the device.
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、自動車のボディーに設けた掛止手段とドアに設けた被掛止手段の掛止状態を解除不能なロック状態と解除可能なアンロック状態とに選択可能であって、ロック状態のときにはドアに設けられたハンドルの操作力の被掛止手段への伝達が不能となり、アンロック状態のときにはハンドルの操作力の被掛止手段への伝達が可能となるオープンリンクと、被掛止手段からの作動力をオープンリンクに作用させてロック状態のオープンリンクをアンロック状態に変更させるキャンセルレバーとを備えた自動車用ドアロック装置において、キャンセルレバーの一当接端部を所定方向に付勢する付勢手段を備え、キャンセルレバーの一当接端部が付勢手段の付勢力によりオープンリンクの一側面に当接される構造としたことである。 In order to solve the above-mentioned problem, the structural feature of the invention according to claim 1 is that the latching means provided on the body of the automobile and the latching means provided on the door cannot be unlocked. The unlockable state can be selected, and in the locked state, the operating force of the handle provided on the door cannot be transmitted to the hooking means, and in the unlocked state, the operating force of the handle is not covered. A door for an automobile comprising an open link that enables transmission to the latching means, and a cancel lever that changes the locked open link to the unlocked state by applying an operating force from the latched means to the open link. The locking device includes an urging means for urging one contact end portion of the cancel lever in a predetermined direction, and the one contact end portion of the cancel lever is opened by the urging force of the urging means. It is that has a structure that contacts on one side.
また請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、キャンセルレバーはハウジングに回動可能に一体的に取り付けられながら収容されていることである。 A structural feature of the invention according to claim 2 is that, in claim 1, the cancel lever is accommodated while being integrally attached to the housing in a rotatable manner.
また請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、付勢手段をトーションスプリングで構成し、トーションスプリングの一端をハウジングに設けた係止部に係止し他端をキャンセルレバーに係合したことである。 According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, the urging means is constituted by a torsion spring, one end of the torsion spring is locked by a locking portion provided in the housing, and the other end is canceled by a cancel lever. Is engaged.
また請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、キャンセルレバーが当接するオープンリンクの一側面は凹部が設けられ、凹部はハンドルの開状態にキャンセルレバーの一当接端部が当接する部位に形成されていることである。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a structural feature of the invention according to the first aspect, wherein one side surface of the open link with which the cancel lever abuts is provided with a concave portion, and the concave portion is provided with one end of the cancel lever in the open state of the handle. Is formed at a site where the abuts.
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、付勢手段がキャンセルレバーの一当接端部を所定方向に付勢し、キャンセルレバーの一当接端部が付勢手段の付勢力によりオープンリンクの一側面に常に当接される。この当接により、キャンセルレバーがオープンリンクに常に隙間なく連結している。したがって、キャンセルレバーとオープンリンクが作動する際には、これら両部材の間のガタツキにより異音が発生することはない。 In the invention according to claim 1 configured as described above, the urging means urges the one abutting end of the cancel lever in a predetermined direction, and the one abutting end of the cancel lever urges the urging force of the urging means. By this, it always abuts against one side of the open link. By this contact, the cancel lever is always connected to the open link without any gap. Therefore, when the cancel lever and the open link are operated, noise is not generated due to rattling between these two members.
また、キャンセルレバーとオープンリンクが作動する際には、キャンセルレバーの一当接端部がオープンリンクの一側面に沿って往復動するので、従来のようにキャンセルレバーの係合ピンをガイドするためにオープンリンクに第1係合溝を設ける必要がなくなる。したがって、オープンリンクに第1係合溝を形成するのに必須な部分が不要となるので、オープンリンクを小型化することができ、ひいては装置の小型化・低コスト化を達成することができる。 Further, when the cancel lever and the open link are operated, one contact end portion of the cancel lever reciprocates along one side of the open link. Therefore, it is not necessary to provide the first engagement groove in the open link. Therefore, since an essential part for forming the first engagement groove in the open link is not required, the open link can be reduced in size, and thus the apparatus can be reduced in size and cost.
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、請求項1に係る発明において、キャンセルレバーはハウジングに回動可能に一体的に取り付けられながら収容されているので、装置本体を容易に組み立てることができる。 In the invention according to claim 2 configured as described above, in the invention according to claim 1, the cancel lever is accommodated while being integrally attached to the housing so as to be rotatable, so that the apparatus main body is easily assembled. be able to.
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、請求項2に係る発明において、付勢手段をトーションスプリングで構成し、トーションスプリングの一端をハウジングに設けた係止部に係止し他端をキャンセルレバーに係合したので、簡単かつ確実にキャンセルレバーの一当接端部をオープンリンクの一側面に付勢して当接させることができる。 In the invention according to claim 3 configured as described above, in the invention according to claim 2, the urging means is formed of a torsion spring, and one end of the torsion spring is locked to a locking portion provided in the housing. Since the end is engaged with the cancel lever, one contact end portion of the cancel lever can be urged and brought into contact with one side surface of the open link easily and reliably.
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、請求項1に係る発明において、キャンセルレバーが当接するオープンリンクの一側面は凹部が設けられ、凹部はハンドルの開状態にキャンセルレバーの一当接端部が当接する部位に形成されているので、ドアのハンドルの開閉操作およびキーレスロック操作を正常に機能させることができる。 In the invention according to claim 4 configured as described above, in the invention according to claim 1, one side surface of the open link with which the cancel lever abuts is provided with a recess, and the recess is one of the cancel levers when the handle is opened. Since the contact end portion is formed at the contact portion, the door handle opening / closing operation and the keyless lock operation can be normally functioned.
以下、本発明による自動車用ドアロック装置の一実施形態について図面を参照して説明する。図1はハウジング本体ユニット20を示す左側面図であり、図2はカバーユニット30を示す右側面図であり、図3はハウジングユニット10を示す正面図であり、図4及び図5はサブベースユニット40を示す正面図および背面図である。なお、図1には、カバーユニット30を構成するキャンセルレバー32およびトーションスプリング33と、サブベースユニット40を構成するリフトレバー46も示されている。
Hereinafter, an embodiment of an automobile door lock device according to the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a left side view showing the
当該自動車用ドアロック装置は、ドアの内部に配設されるもので、ハウジングユニット10とサブベースユニット40から構成されている。ハウジングユニット10は、ハウジング本体ユニット20とカバーユニット30から構成されている。
The automobile door lock device is disposed inside the door and includes a
ハウジング本体ユニット20は、図1および図3に示すように、ハウジング本体21を備えている。ハウジング本体21は、カバーユニット30のカバー31とサブベースユニット40のサブベースハウジング41とともに自動車用ドアロック装置のハウジングAを形成するものである。このハウジングAは密閉ハウジングであり、自動車用ドアロック装置の作動機構Bを内部に収容して外部から遮断するものである。作動機構Bは、自動車のボディーに設けたストライカ50とドアに設けたラッチ44の掛止状態を解除不能なロック状態と解除可能なアンロック状態とに選択可能な作動機構である。この作動機構Bは、後述するオープンレバー22、トーションスプリング23、アクティブレバー24、トーションスプリング25、オープンリンク26、電動モータ27、ホイールギヤ28、アイドルレバー29、キャンセルレバー32、トーションスプリング33、インサイドレバー34、サブベースプレート42、ベースプレート43、ラッチ44、ポール45、リフトレバー46、トーションスプリング47などから構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 3, the housing
ハウジング本体21は、ドアの前後方向(図1にて左右方向)に延設されてドア内側方向(図1にて紙面垂直上方向)に開口する皿状の第1ケース部21a、および第1ケース部21aとは直交してドア後側方向(図1にて右方向)に開口する皿状の第2ケース部21bを有している。第1ケース部21aの開口部には図3に示すようにカバー31が取付けられ、かつ、第2ケース部21bの開口部にはサブベースハウジング41が取付けられる。これにより、第1ケース部21aの開口部はカバー31にて閉塞され、かつ、第2ケース部21bの開口部はサブベースハウジング41にて閉塞されている。また、サブベースハウジング41は、カバー31の後側開口も覆うようになっている。
The housing
ハウジング本体ユニット20は、ハウジング本体21に設けられる、オープンレバー22、トーションスプリング23、アクティブレバー24、トーションスプリング25、オープンリンク26、電動モータ27、ホイールギヤ28およびアイドルレバー29を備えている。
The
オープンレバー22は、主として図3に示すように、ハウジング本体21の第2ケース部21bの内壁面に一体的に凸設された段付ボス21cに回動可能に支承されている。段付ボス21cは根元から先端に向かって順番に大径部21c1、小径部21c2および係合ピン21c3が同軸に形成されている。オープンレバー22の貫通孔22aは小径部21c2に嵌合している。これにより、オープンレバー22は段付ボス21cを回転軸(支点)に回転可能である。また、小径部21c2の高さはオープンレバー22の厚みより若干大きい値に設定されており、オープンレバー22は小径部21c2と大径部21c1との間の段と後述するサブベースプレート42とに挟まれて回転可能に保持される(挟持される)。
As shown mainly in FIG. 3, the
オープンレバー22は、貫通孔22aから一方向に延設される第1アーム22bと、貫通孔22aから第1アーム22bとほぼ反対方向に延設される第2アーム22cを有している。第1アーム22bの先端部(一端部)に形成された連結孔22b1には、図示しないアウトサイドハンドルが連結部材(リンクなど)を介して連結されている。第2アーム22cの先端部(他端部)には、係合突起22c1と当接部22c2が形成されている。係合突起22c1は、後述するオープンリンク26の係合孔26aが係合するものである。当接部22c2は、後述するインサイドレバー34の当接部34b2が離脱可能に当接するものである。
The
オープンレバー22は、ハウジング本体21(第2ケース部21b)とオープンレバー22との間に配設されたトーションスプリング23で付勢されている。トーションスプリング23は、段付ボス21cの大径部21c1に嵌合している。トーションスプリング23の一端23aは第2ケース部21bの内周壁面の一部21dに係止しており、トーションスプリング23の他端23bはオープンレバー22の第2アーム22cに係止している。これにより、オープンレバー22は、図3にて反時計回りに付勢されるようになっている。また、このように付勢されているオープンレバー22の第1アーム22bは、第2ケース部21bの内周壁面の一部21eに当接して反時計回りの回転が規制されて、オープンレバー22は、図1および図3に示す位置(通常位置)に位置決め固定されるようになっている。
The
したがって、オープンレバー22は、アウトサイドハンドルが開操作されない通常時には、トーションスプリング23により付勢されて通常位置に位置決めされる。一方、オープンレバー22は、アウトサイドハンドルが開操作される操作時には、オープンレバー22の一端部(第1アーム22bの先端部)が押し下げられてオープンレバー22がトーションスプリング23の付勢力に抗して図3にて時計回りに回動される。これにより、オープンレバー22の他端部(第2アーム22cの先端部)が押し上げられてオープンリンク26が押し上げられる。
Therefore, the
アクティブレバー24は、ハウジング本体21の第1ケース部21aの内壁面に一体的に凸設された段付ボス21fに回動可能に支承されている。段付ボス21fは根元から先端に向かって順番に大径部(図示省略)および小径部21f2が同軸に形成されている。アクティブレバー24の貫通孔24aは小径部21f2に嵌合している。これにより、アクティブレバー24は段付ボス21fを回転軸(支点)に回転可能である。また、小径部21f2の高さはアクティブレバー24の厚みより若干大きい値に設定されており、アクティブレバー24は小径部21f2と大径部との間の段と後述するカバー31の内壁面に凸設されて小径部21f2が嵌合する雌ボス31fの上端とに挟まれて回転可能に保持される(挟持される)。
The
アクティブレバー24は、貫通孔24aから第1ケース部21aの外側の一方向に延設される第1アーム24bと、貫通孔24aから第1ケース部21aの外側に向けて第1アーム24bと異なる方向に延設される第2アーム24cと、貫通孔24aから第1および第2アーム24b,24cとほぼ反対方向に延設される第3アーム24dを有している。第1アーム24bの先端部に形成された連結孔24b1には、ドアの車内側に設けた図示しないロックノブが連結部材(ケーブルなど)を介して連結されている。ロックノブがロック操作された場合、アクティブレバー24は反時計回りに回動される。逆に、ロックノブがロック解除操作された場合、アクティブレバー24は時計回りに回動される。
The
第2アーム24cの先端部には、当接部24c1が形成されている。当接部24c1は、後述するキーシリンダの回動操作によって回動するアイドルレバー29のアイドルレバー部29bに設けた一対の当接壁29b1,29b2が離脱可能に当接するものである。キーシリンダがロック操作された場合、アイドルレバー部29bが時計回りに回動されてアクティブレバー24は反時計回りに回動される。逆に、キーシリンダがロック解除操作された場合、アイドルレバー部29bが反時計回りに回動されてアクティブレバー24は時計回りに回動される。
A contact portion 24c1 is formed at the tip of the
第3アーム24dは扇状に形成されており、外周は貫通孔24aの軸心を中心とする円弧状に形成されている。外周縁部には、係合凹部24d1が形成されている。この係合凹部24d1は、電動モータ27によって正逆転されるホイールギヤ28に設けた第1および第2係合ピン28a,28bが選択的に係合するものである。電動モータ27によってロック操作される場合、ホイールギヤ28が時計回りに回動されてアクティブレバー24は反時計回りに回動される。逆に、電動モータ27によってロック解除操作される場合、ホイールギヤ28が反時計回りに回動されてアクティブレバー24は時計回りに回動される。
The
第3アーム24dの一側には、貫通孔24aに向って延在する長孔24d2が形成されている。長孔24d2は、後述するオープンリンク26の係合ピン26bが摺動可能に係合するものである。
A long hole 24d2 extending toward the through
第3アーム24dには、外周縁部と貫通孔24aとの間に第1および第2係止突起24d3,24d4が設けられている。第1係止突起24d3は、第1ケース部21aの内壁面に設けられた停止部材21gに当接してアクティブレバー24の時計回りの回転を規制する。第2係止突起24d4は、停止部材21gに当接してアクティブレバー24の反時計回りの回転を規制する。
The
アクティブレバー24は、ハウジング本体21(第1ケース部21a)とアクティブレバー24との間に配設されたトーションスプリング25で付勢されている。トーションスプリング25の一端25aは第1ケース部21aの内壁面に設けた係止孔21hに係止しており、トーションスプリング25の他端25bはアクティブレバー24の第1アーム24bに設けた係止孔24b2に係止している。
The
アクティブレバー24が主として図1、図6に示すアンロック位置にある場合、アクティブレバー24はトーションスプリング25により時計回りに付勢されている。このとき、アクティブレバー24は第1係止突起24d3が停止部材21gに当接して時計回りの回転が規制されて、図1に示すアンロック位置に位置決め固定されるようになっている。アクティブレバー24が主として図8、図9に示すロック位置にある場合、アクティブレバー24はトーションスプリング25により反時計回りに付勢されている。このとき、アクティブレバー24は第2係止突起24d4が停止部材21gに当接して反時計回りの回転が規制されて、図8、図9に示すロック位置に位置決め固定されるようになっている。
When the
したがって、図1に示すアンロック位置に位置決め固定されているアクティブレバー24は、ロックノブ、キーシリンダがロック操作された場合、または電動モータ27によってロック操作される場合、反時計回りに回動されて図8に示すロック位置に位置決め固定される。逆に、ロック位置に位置決め固定されているアクティブレバー24は、ロックノブ、キーシリンダがロック解除操作された場合、または電動モータ27によってロック解除操作される場合、時計回りに回動されてアンロック位置に位置決め固定される。
Therefore, the
オープンリンク26は、ほぼ棒状に形成されており、オープンレバー22とアクティブレバー24に2点支持されている。オープンリンク26の一端(下端)には、係合孔26aが形成されている。この係合孔26aにオープンレバー22の係合突起22c1が係合している。オープンリンク26の他端(上端)には、係合ピン26bが形成されている。この係合ピン26bは、アクティブレバー24の長孔24d2に摺動可能に係合している。オープンリンク26は、アクティブレバー24が図1に示すアンロック位置に位置している場合に起立状態(アンロック状態)にあり、アクティブレバー24が図8に示すロック位置に位置している場合に傾倒状態(ロック状態)にある。オープンリンク26は、ロック状態のときにはドアに設けられたアウトサイドハンドルまたはインサイドハンドルの操作力のポール45への伝達が不能となるように構成され、アンロック状態のときにはアウトサイドハンドルまたはインサイドハンドルの操作力のポール45への伝達が可能となるように構成されるものである。
The
オープンリンク26の他端(上端)には、当接部26cが形成されている。当接部26cは、オープンリンク26が起立状態にあるとき、上方に移動されてリフトレバー46の当接部46aに当接してリフトレバー46を回動させる(当接部46aを押し上げる)ものである。当接部26cは、オープンリンク26が傾倒状態にあるとき、上方に移動されてもリフトレバー46の当接部46aに当接しないようになっている。
A
オープンリンク26は、後述するキャンセルレバー32が当接する一側面26dが設けられている。キャンセルレバー32の当接部32b1がトーションスプリング33の付勢力によりオープンリンク26の一側面26dに当接されている。これにより、オープンリンク26はキャンセルレバー32によって一側面26dの反対側(図1にて右方向)に押圧されるので、オープンリンク26の係合孔26aはオープンレバー22の係合突起22c1にガタツキなしで係合するとともに、オープンリンク26の係合ピン26bはアクティブレバー24の長孔24d2にガタツキなしで係合する。
The
オープンリンク26の一側面26dには凹部26eが設けられている。凹部26eは、図7および図10に示すようにアウトサイドハンドルおよびインサイドハンドルの開状態にキャンセルレバー32の当接部32b1が当接する部位に形成されている。すなわち、オープンリンク26が押し上げられると、キャンセルレバー32の当接部32b1がオープンリンク26の一側面26dの形状に応じて移動(回動)する。特に一側面26dの凹部26eが当接部32b1に達すると、キャンセルレバー32が反時計回りに回動してキャンセルレバー32の当接部32c1がリフトレバー46から離間する。したがって、オープンリンク26が押し上げられても、オープンリンク26によって押し上げられたリフトレバー46の当接部46aがキャンセルレバー32の当接部32c1と干渉するのを防ぐことができる。
A
また、オープンリンク26の係合孔26aはひょうたん型に形成され、係合突起22c1を両側から保持する一対の突起26a1,26a1が形成されるとともに係合孔26aは係合突起22c1より若干大きく形成されている。オープンリンク26が傾倒状態にあっても起立状態にあっても、係合孔26aと係合突起22c1の隙間をできるだけ小さく抑制しかつ確実にオープンリンク26を保持することができる。
Further, the
電動モータ27は、ハウジング本体21の第1ケース部21aの内壁面に取り付けられている。電動モータ27は、出力軸にウォーム27aを備え、ウォーム27aには、ホイールギヤ28が噛合している。ホイールギヤ28は、第1ケース部21aの内壁面に一体的に形成した支持ボス21iに回転可能に支持されている。支持ボス21iはカバー31の内壁面に凸設される雌ボス31gと嵌合してホイールギヤ28を挟持するようになっている。ホイールギヤ28と第1ケース部21aの内壁面との間にアクティブレバー24が配設されるようになっており、ホイールギヤ28はアクティブレバー24にオーバーラップするように配置されている。
The
ホイールギヤ28の一側面(第1ケース部21aの内壁面に対面する側面)には、第1および第2係合ピン28a,28bが凸設されている。両係合ピン28a,28bは、ホイールギヤ28の回転中心を通る同一直線上に回転中心を挟んで所定間隔をおいて配置されている。両係合ピン28a,28bのどちらか一方は第3アーム24dの外周に当接し、他方はアクティブレバー24の係合凹部24d1に臨んでいる。
On one side surface of the wheel gear 28 (side surface facing the inner wall surface of the
電動モータ27によってロック操作される場合、電動モータ27が駆動され図1に示す状態にあるホイールギヤ28が時計回りに回動される。このとき、係合凹部24d1に臨んでいる第1係合ピン28aが係合凹部24d1に進入して係合し、ホイールギヤ28の回動に伴ってアクティブレバー24は反時計回りに回動される。そして、第2係合ピン28bが第3アーム24dの外周(係合凹部24d1の右側の外周)に当接するとともに第1係合ピン28aが係合凹部24d1から退出すると、電動モータ27の駆動が停止されホイールギヤ28の駆動が停止されてアクティブレバー24がロック位置に位置決め固定される。一方、電動モータ27によってロック解除操作される場合、前述したロック動作と逆の動作によってホイールギヤ28が反時計回りに回動されてアクティブレバー24は時計回りに回動される。そして、図1に示す位置にホイールギヤ28が停止されてアクティブレバー24がアンロック位置に位置決め固定される。
When the lock operation is performed by the
アイドルレバー29は、主として図3に示すように、ハウジング本体21の第1ケース部21aの内壁から外側(第2ケース部21bの延在方向)に向けて立設された筒状の支承部21jに回動可能に取り付けられている。アイドルレバー29は、支承部21jに支承される軸部29aと、軸部29aの一端に一体的に形成されたアイドルレバー部29bと、軸部29aの他端に一体的に形成された連結レバー部29cから構成されている。
As shown mainly in FIG. 3, the
アイドルレバー部29bは図1に示すように扇状に形成されており、軸部29aの回転軸と同一の回転軸回りに回動する。アイドルレバー部29bの両側端には一対の当接壁29b1,29b2が形成されている。当接壁29b1,29b2の間には、アクティブレバー24の第2アーム24cに形成されている当接部24c1が遊嵌するように配置されている。連結レバー部29cは、図3の紙面垂直下方に突出する形状を備え、軸部29aの回転軸と同一の回転軸回りに回動する。連結レバー部29cの先端部は、ドアの外側に設けたアウトサイドハンドルに付設された図示しないキーシリンダに連結部材(リンクなど)を介して連結されている。
The
キーシリンダがロック操作された場合、連結レバー部29cが時計回りに回動されて図1に示す状態にあるアイドルレバー部29bが時計回りに回動される。このとき、アイドルレバー部29bの当接壁29b1が、アクティブレバー24の第2アーム24cに形成されている当接部24c1に当接し、アイドルレバー部29bの回動に伴ってアクティブレバー24は反時計回りに回動される。そして、アクティブレバー24がロック位置に位置決め固定される。一方、キーシリンダがロック解除操作された場合、前述したロック動作と逆の動作によってアイドルレバー部29bが反時計回りに回動されて、アイドルレバー29bの当接壁29b2により、アクティブレバー24は時計回りに回動される。そして、アクティブレバー24がアンロック位置(図1に示す位置)に位置決め固定される。
When the key cylinder is locked, the connecting
カバーユニット30は、主として図2に示すように、カバー31に設けられる、キャンセルレバー32、トーションスプリング33およびインサイドレバー34を備えている。
As shown mainly in FIG. 2, the
キャンセルレバー32は、カバー31の内壁面に設けた支承ボス31aの貫通穴に嵌着される取付ピン31bによって回動可能に支承されている。キャンセルレバー32は、屈曲形状に形成されており、折れ曲がった部分に設けられた貫通孔32aから一方向に延設される第1アーム32bと、他方向に延設される第2アーム32cを有している。第1および第2アーム32b,32cの各先端部には、当接部32b1,32c1がそれぞれ形成されている。当接部32b1,32c1がそれぞれ一当接端部,他当接端部である。当接部32b1は、オープンリンク26の一側面26dに当接するものである。当接部32c1は、リフトレバー46の当接部46aに離脱可能に当接するものである。キャンセルレバー32は、被掛止手段を構成するリフトレバー46からの作動力をオープンリンク26に作用させてロック状態のオープンリンク26をアンロック状態に変更させるものである。
The cancel
キャンセルレバー32は、カバー31とキャンセルレバー32との間に配設されたトーションスプリング33で付勢されている。トーションスプリング33は、支承ボス31aに嵌合している。トーションスプリング33の一端33aはカバー31の内壁面に立設した係止ピン31cに係止しており、トーションスプリング33の他端33bはキャンセルレバー32の第2アーム32cに設けた係止突起32c2に係止している。これにより、キャンセルレバー32は、図2にて時計回りに(図1にて反時計回りに)付勢されるようになっており、キャンセルレバー32の第1アーム32bの当接部32b1が所定方向(図2にて左方向、図1にて右方向)に付勢されるようになっている。また、この当接部32b1がトーションスプリング33の付勢力によってオープンリンク26の一側面26dに常に当接して、当接部32b1がオープンリンク26の一側面26dを常に所定方向に押圧するようになっている。
The cancel
インサイドレバー34は、カバー31の内壁面に設けた貫通穴31dに嵌着される取付ピン31eによって回動可能に支承されている。インサイドレバー34は、貫通孔34aから一方向に延設されるアーム34bを有している。アーム34bの先端部および中間部には連結部34b1および当接部34b2がそれぞれ形成されている。連結部34b1には、ドアの車内側に設けた図示しないインサイドハンドルが連結部材(リンクなど)を介して連結されている。当接部34b2は、オープンレバー22の当接部22c2が離脱可能に当接するものである。
The
インサイドレバー34は、インサイドハンドルが開操作されない通常時には、連結部材との連結によって図2に示す(図1の二点鎖線にて示す)通常位置に位置決めされる。一方、インサイドレバー34は、インサイドハンドルが開操作される操作時には、インサイドレバー34が図1にて時計回りに回動されて当接部34b2がオープンレバー22の当接部22c2に当接する。そして、オープンレバー22の第2アーム22cの先端部が押し上げられてオープンレバー22がトーションスプリング23の付勢力に抗して図3にて時計回りに回動される。インサイドハンドルが閉操作されると、トーションスプリング23の付勢力によってオープンレバー22およびインサイドレバー34が元の位置に戻る。
The
サブベースユニット40は、図4および図5に示すように、サブベースハウジング41に設けられる、サブベースプレート42、ベースプレート43、ラッチ44、ポール45、リフトレバー46およびトーションスプリング47を備えている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
サブベースプレート42およびベースプレート43は、サブベースハウジング41の後側壁41aを内側および外側から挟むように取り付けられている。サブベースハウジング41には、自動車のボディーに設けた掛止手段であるストライカ50が入出する溝41bが形成されている。ベースプレート43には、溝41bと同様にストライカ50が入出する溝43aが形成されている。サブベースハウジング41の後側壁41aの外壁には溝41bの上部および下部に渡って凹部(図示省略)がそれぞれ形成されており、上凹部にはラッチ44が収容され、下凹部にはポール45が収容されている。すなわち、ラッチ44およびポール45は、サブベースハウジング41(後側壁41a)とサブベースプレート42との間に配設されている。
The
ラッチ44は、コ字状に形成されており、一対の突起部44a,44bと、突起部44a,44bの間に形成されていてストライカ50が入出する開口部44cとを有している。ラッチ44は、サブベースハウジング41を貫通してサブベースプレート42およびベースプレート43に装架される支持ピン44dによって回転可能に支持されている。ラッチ44は、図示しないトーションスプリングによって図4にて時計回りに付勢されるようになっている。ドアが開いているときには、ラッチ44は、トーションスプリングの付勢力によって図4にて二点鎖線で示す位置に位置決め固定されている。このとき、ラッチ44の開口部44cがベースハウジング41の溝41bに一致するようになっている。
The
ポール45は、ブロック状の係止部45aと、係止部45aに略直交して延びる軸部45bとから構成されている。軸部45bは、サブベースハウジング41を貫通してサブベースプレート42およびベースプレート43に回転可能に軸架されている。ポール45の軸部45bの外周には、サブベースプレート42とサブベースハウジング41との中間部位にトーションスプリング47が嵌合している。トーションスプリング47の一端はポール45の係止部45aに係止され、他端はサブベースプレート42に係止されている。ポール45は、トーションスプリング47の付勢力によって図4にて反時計回りに(図5にて時計回りに)付勢されている。また、このように付勢されているポール45は、図示しない規制部材によって反時計回りの回転が規制されて、図4に示す通常位置に位置決め固定されている。
The
さらに、ポール45の軸部45bには、係止部45aの反対端にリフトレバー46が一体回転可能に嵌着されている。リフトレバー46の先端部には、当接部46aが形成されている。当接部46aは、オープンリンク26の当接部26cが離脱可能に当接するものである。リフトレバー46は、ポール45と一体的に回動するので、トーションスプリング47の付勢力によって図4にて反時計回りに(図5にて時計回りに)付勢されている。また、リフトレバー46は、図示しない規制部材によって係止部45aの反時計回りの回転が規制されることにより、反時計回りの回転が規制されて、図5で実線にて示す通常位置に位置決め固定されている。
Further, a
ドアが開いているときには、ラッチ44は、トーションスプリングの付勢力によって図4にて二点鎖線で示す位置に位置決め固定されている。この開いているドアを閉じるときには、ベースハウジング41の溝41bに沿って相対的に進入してきたストライカ50がラッチ44の突起部44bの内壁面に当接し、ラッチ44がトーションスプリングの付勢力に抗して反時計回りに回動される。この間、ポール45の係止部45aは当接する突起部44bおよび44aによって押し下げられ付勢力に抗してポール45が時計回りに回動される。最終的に、ラッチ44は図4にて実線で示す位置まで回動し、ポール45の係止部45aがラッチ44の突起部44aに係止することによって回り止めされて位置決め固定される。これにより、ストライカ50とラッチ44が掛止する掛止状態が保持される。このようにラッチ44とポール45によって被掛止手段が構成されている。
When the door is open, the
この掛止状態において、ドアが開操作されると、リフトレバー46が図4にて時計回りに回動されこれに伴ってポール45も同一回りに回転してポール45の係止部45aがラッチ44の突起部44aから係脱する。このとき、ラッチ44はトーションスプリングの付勢力で図4で二点鎖線にて示す位置まで回動復帰し、ラッチ44の開口部44cがベースハウジング41の溝41bに一致する。この状態では、ストライカ50はラッチ44の開口部44cおよびベースハウジング41の溝41bから退出可能となる。これにより、ストライカ50とラッチ44が掛止する掛止状態が解除される。
In this latched state, when the door is opened, the
次に、このように構成された自動車用ドアロック装置の作動について図6から図11を参照して説明する。まず、自動車用ドアロック装置が図6に示すアンロック状態でかつドアの開操作を行っていないドア非操作状態である場合において、ドアの開操作が行われた場合について図7を参照して説明する。図6に示すアンロック状態でかつドア非操作状態である自動車用ドアロック装置においては、図1に示す状態と同様に、オープンレバー22は通常位置に位置決め固定され、アクティブレバー24はアンロック位置に位置決め固定され、これら両レバー22,24によって支持されるオープンリンク26は起立状態である。キャンセルレバー32は、トーションスプリング33の付勢力で押圧されてオープンリンク26の一側面26dに当接した状態で位置決め固定されている。リフトレバー46は、通常位置に位置決め固定されている。
Next, the operation of the thus configured vehicle door lock device will be described with reference to FIGS. First, referring to FIG. 7, the door opening operation is performed when the door lock device for an automobile is in the unlocked state shown in FIG. 6 and the door is not opened, and the door is not opened. explain. In the unlocked vehicle door lock device shown in FIG. 6, the
この状態でアウトサイドハンドルの開操作が行われると、図7に示すように、通常位置に位置するオープンレバー22がトーションスプリング23の付勢力に抗して回動されて第2アーム22cの先端部が上方に移動する。これに伴って、オープンリンク26が起立状態のまま上方に押し上げられる。そして、オープンリンク26の当接部26cが通常位置に位置するリフトレバー46の当接部46aを押動して、リフトレバー46がトーションスプリング47の付勢力に抗して回動される。これに伴って、通常位置に位置するポール45の係止部45aも回動する。このとき、係止部45aがラッチ44に係合していれば係脱されて、ストライカ50とラッチ44が掛止する掛止状態が解除可能となる。
When the opening operation of the outside handle is performed in this state, as shown in FIG. 7, the
この場合、オープンリンク26とキャンセルレバー32の関係においては、オープンリンク26はキャンセルレバー32によって一側面26dの反対側(図7にて右方向)に押圧されるので、オープンリンク26の係合孔26aはオープンレバー22の係合突起22c1にガタツキなしで係合するとともに、オープンリンク26の係合ピン26bはアクティブレバー24の長孔24d2にガタツキなしで摺動する。また、オープンリンク26が押し上げられて一側面26dの凹部26eが当接部32b1に達すると、キャンセルレバー32が反時計回りに回動してキャンセルレバー32の当接部32c1がリフトレバー46から離間する。したがって、オープンリンク26が押し上げられても、オープンリンク26によって押し上げられたリフトレバー46の当接部46aがキャンセルレバー32の当接部32c1と干渉するのを防ぐことができる。
In this case, in the relationship between the
また、インサイドハンドルの開操作が行われる場合、通常位置に位置するインサイドレバー34が図7にて時計回りに回動されて当接部34b2がオープンレバー22の当接部22c2に当接する。そして、オープンレバー22の第2アーム22cの先端部が押し上げられる。その後は、アウトサイドハンドルの開操作による動作と同様に作動する。
Further, when the opening operation of the inside handle is performed, the
次に、図6に示すアンロック状態でかつドア非操作状態である自動車用ドアロック装置において、ロック操作が行われた場合について図8を参照して説明する。ロックノブ、キーシリンダがロック操作された場合、または電動モータ27によってロック操作される場合、図6に示すアンロック位置に位置決め固定されているアクティブレバー24は上述したように反時計回りに回動される。そして、第2係止突起24d4が停止部材21gに当接して反時計回りの回転が規制されて、図8に示すロック位置に位置決め固定される。これにより、起立状態であったオープンリンク26は傾倒状態となる。また、オープンリンク26に当接しているキャンセルレバー32はトーションスプリング33の付勢力に抗して時計回りに回動されて、キャンセルレバー32の当接部32c1がリフトレバー46の当接部46aに接近した位置まで移動される。その位置は押し上げられたリフトレバー46の当接部46aがキャンセルレバー32の当接部32c1に当接可能な位置である。
Next, a case where the locking operation is performed in the door lock device for an automobile in the unlocked state and the door non-operating state shown in FIG. 6 will be described with reference to FIG. When the lock knob and key cylinder are locked or when the lock is operated by the
さらに、図8に示すロック状態でかつドア非操作状態である自動車用ドアロック装置において、ドアの開操作が行われた場合について図9を参照して説明する。図8に示す状態でインサイドハンドルの開操作が行われると、図9に示すように、通常位置に位置するインサイドレバー34が時計回りに回動されるとともにオープンレバー22がトーションスプリング23の付勢力に抗して回動されて、第2アーム22cの先端部が上方に移動する。これに伴って、オープンリンク26が傾倒状態のまま上方に押し上げられる。しかし、オープンリンク26の当接部26cが通常位置に位置するリフトレバー46の当接部46aに当接しないので、リフトレバー46が回動されない。したがって、ポール45の係止部45aは回動しない。このとき、係止部45aがラッチ44に係合していれば係脱されないので、ストライカ50とラッチ44が掛止する掛止状態は解除不能である。
Furthermore, the case where the door opening operation is performed in the door lock device for automobiles in the locked state and the door non-operating state shown in FIG. 8 will be described with reference to FIG. When the opening operation of the inside handle is performed in the state shown in FIG. 8, as shown in FIG. 9, the
また、アウトサイドハンドルの開操作が行われる場合、通常位置に位置するオープンレバー22がトーションスプリング23の付勢力に抗して回動されて、第2アーム22cの先端部が上方に移動する。その後は、インサイドハンドルの開操作による動作と同様に作動する。
Further, when the opening operation of the outside handle is performed, the
さらに、図8に示すロック状態でかつドア非操作状態である自動車用ドアロック装置において、キーレスロック操作が行われた場合について図10を参照して説明する。キーレスロック操作は、ドアを開けた状態でロックノブの手動操作で当該自動車用ドアロック装置をロック状態とし、その後アウトサイドハンドルを開操作した状態にてドアを閉じる場合の操作である。当該自動車用ドアロック装置においては、ロック状態でアウトサイドハンドルが開操作されている状態では、図10に示すように、オープンレバー22が回動されてオープンリンク26が傾倒状態のまま押し上げられている。そして、オープンリンク26が押し上げられて一側面26dの凹部26eが当接部32b1に達すると、キャンセルレバー32が反時計回りに回動してキャンセルレバー32の当接部32c1がリフトレバー46の当接部46aから離間する。
Further, a case where a keyless lock operation is performed in the automobile door lock device in the locked state and the door non-operating state shown in FIG. 8 will be described with reference to FIG. The keyless lock operation is an operation when the door lock device for the automobile is locked by manual operation of the lock knob with the door opened, and then the door is closed with the outside handle opened. In the door lock device for an automobile, when the outside handle is opened in the locked state, as shown in FIG. 10, the
この状態にてドアを閉じると、ストライカ50とラッチ44が掛止する際に、ラッチ44によってポール45が図4にて時計回りに回動されるとともにリフトレバー46も同一回り(図10に示す矢印の方向)に回動される。しかし、キャンセルレバー32の当接部32c1がリフトレバー46の当接部46aから離間した位置にあるので、リフトレバー46の当接部46aはキャンセルレバー32の当接部32c1に当接しないで空振りする。そして、ドアを閉じた後、開操作状態のアウトサイドハンドルを元に戻すと、当該自動車用ドアロック装置は図9に示す状態に戻り、ドアはラッチ44とストライカ50との掛止状態を解除不能なロック状態で閉じられることになる。
When the door is closed in this state, when the
そして、図8に示すロック状態でかつドア非操作状態である自動車用ドアロック装置において、キャンセリング操作が行われた場合について図11を参照して説明する。キャンセリング操作は、自動車用ドアロック装置がロック状態である開いたドアをアウトサイドハンドルを開操作しないで閉じる際に、そのロック状態を解除する操作である。図8に示すロック状態のドアを閉じると、ストライカ50とラッチ44が掛止する際に、ラッチ44によってポール45が図4にて時計回りに回動されるとともにリフトレバー46も同一回り(図10に示す矢印の方向)に回動される。このとき、キャンセルレバー32の当接部32c1がリフトレバー46の当接部46aに接近した位置にあるので、リフトレバー46の当接部46aはキャンセルレバー32の当接部32c1に当接してオープンリンク26を図11にて右方向に押圧する。これにより、傾倒状態であるオープンリンク26が起立状態に変更されるとともに、アクティブレバー24が時計回りに回動されてアンロック位置に変更される。
A case where a canceling operation is performed in the automobile door lock device in the locked state and the door non-operating state shown in FIG. 8 will be described with reference to FIG. 11. The canceling operation is an operation for releasing the locked state when the open door in which the automobile door lock device is locked is closed without opening the outside handle. When the locked door shown in FIG. 8 is closed, when the
上述の説明から明らかなように、この実施形態においては、トーションスプリング33がキャンセルレバー32の一当接端部である当接部32b1を所定方向に付勢し、キャンセルレバー32の当接部32b1がトーションスプリング33の付勢力によりオープンリンク26の一側面26dに常に当接される。この当接により、キャンセルレバー32がオープンリンク26に常に隙間なく連結している。したがって、キャンセルレバー32とオープンリンク26が作動する際には、これら両部材32,26の間のガタツキにより異音が発生することはない。
As is clear from the above description, in this embodiment, the
また、キャンセルレバー32とオープンリンク26が作動する際には、キャンセルレバー32の当接部32b1がオープンリンク26の一側面26dに沿って往復動するので、従来のようにキャンセルレバーの係合ピンをガイドするためにオープンリンクに第1係合溝を設けるが必要がなくなる。したがって、オープンリンクに第1係合溝を形成するのに必須な部分が不要となるので、オープンリンク26を小型化することができ、ひいては装置の小型化・低コストを達成することができる。
When the cancel
また、作動機構Bの構成部材がハウジングAに収容され、キャンセルレバー32はハウジングAを構成するカバー31に回動可能に一体的に取り付けられているので、カバーユニット30をハウジング本体ユニット20に容易に組み付けることができ、装置本体を容易に組み立てることができる。
Further, since the constituent members of the operating mechanism B are accommodated in the housing A and the cancel
また、付勢手段をトーションスプリング33で構成し、トーションスプリング33の一端33aをハウジングAを構成するカバー31に設けた係止部である係止ピン31cに係止し他端33bをキャンセルレバー32に係合したので、簡単かつ確実にキャンセルレバー32の当接部32b1をオープンリンク26の一側面26dに付勢して当接させることができる。
Further, the urging means is constituted by a
また、キャンセルレバー32が当接するオープンリンク26の一側面26dは凹部26eが設けられ、凹部26eはハンドルの開状態にキャンセルレバー32の当接部32b1が当接する部位に形成されているので、ドアハンドルの開閉操作およびキーレスロック操作を正常に機能させることができる。
Further, one
10…ハウジングユニット、20…ハウジング本体ユニット、21…ハウジング本体、22…オープンレバー、23…トーションスプリング、24…アクティブレバー、25…トーションスプリング、26…オープンリンク、26a…係合孔、26b…係合ピン、26c…当接部、26d…一側面、26e…凹部、27…電動モータ、28…ホイールギヤ、29…アイドルレバー、30…カバーユニット、31…カバー、32…キャンセルレバー、32a…貫通孔、32b…第1アーム、32b1…当接部(一当接端部)、32c…第2アーム、33…トーションスプリング、34…インサイドレバー、40…サブベースユニット、41…サブベースハウジング、42…サブベースプレート、43…ベースプレート、44…ラッチ、45…ポール、46…リフトレバー、47…トーションスプリング、50…ストライカ、A…ハウジング、B…作動機構。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記被掛止手段からの作動力を前記オープンリンクに作用させて前記ロック状態のオープンリンクを前記アンロック状態に変更させるキャンセルレバーとを備えた自動車用ドアロック装置において、
前記キャンセルレバーの一当接端部を所定方向に付勢する付勢手段を備え、
前記キャンセルレバーの一当接端部が前記付勢手段の付勢力により前記オープンリンクの一側面に当接される構造としたことを特徴とする自動車用ドアロック装置。 The latching means provided on the body of the automobile and the latching means provided on the door can be selected between a locked state that cannot be released and an unlocked state that can be released. An open link that disables transmission of the operating force of the handle provided to the hooked means, and enables transmission of the operating force of the handle to the hooked means when in the unlocked state;
In an automotive door lock device comprising: a cancel lever that causes the operating force from the hooking means to act on the open link to change the locked open link to the unlocked state.
Urging means for urging one contact end portion of the cancel lever in a predetermined direction;
The door lock device for an automobile according to claim 1, wherein one contact end portion of the cancel lever is in contact with one side surface of the open link by a biasing force of the biasing means.
2. The open link according to claim 1, wherein one side surface of the open link with which the cancel lever abuts is provided with a recess, and the recess is formed at a portion with which the abutment end of the cancel lever abuts in the open state of the handle. A door lock device for an automobile.
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005287991A JP4584103B2 (en) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | Door lock device for automobile |
US11/523,045 US7798539B2 (en) | 2005-09-30 | 2006-09-19 | Door lock device for vehicle |
EP20060254891 EP1770233B1 (en) | 2005-09-30 | 2006-09-21 | Door lock device for vehicle |
CN2006101278927A CN1940244B (en) | 2005-09-30 | 2006-09-27 | Door lock device for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005287991A JP4584103B2 (en) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | Door lock device for automobile |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007100318A true JP2007100318A (en) | 2007-04-19 |
JP4584103B2 JP4584103B2 (en) | 2010-11-17 |
Family
ID=37958727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005287991A Expired - Fee Related JP4584103B2 (en) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | Door lock device for automobile |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4584103B2 (en) |
CN (1) | CN1940244B (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4723687B1 (en) * | 2010-10-15 | 2011-07-13 | 三井金属アクト株式会社 | Door lock device |
JP2012087609A (en) * | 2011-04-06 | 2012-05-10 | Mitsui Kinzoku Act Corp | Door lock device |
WO2016098158A1 (en) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 三井金属アクト株式会社 | Opening control device |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4952751B2 (en) * | 2009-07-24 | 2012-06-13 | アイシン精機株式会社 | Vehicle door lock device |
KR101662518B1 (en) * | 2014-09-30 | 2016-10-06 | 현대자동차주식회사 | Latch struture of tail-gate |
KR101770249B1 (en) * | 2014-12-30 | 2017-08-22 | 주식회사 우보테크 | Latch system for door |
US11072948B2 (en) * | 2016-12-14 | 2021-07-27 | Magna Closures S.P.A. | Smart latch |
JP7103048B2 (en) * | 2018-08-07 | 2022-07-20 | コベルコ建機株式会社 | Door unlocking device for construction machinery |
US20220341223A1 (en) * | 2019-10-03 | 2022-10-27 | Magna Closures Inc. | Closure latch assembly |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59160763U (en) * | 1983-04-13 | 1984-10-27 | 株式会社大井製作所 | Automobile door lock device |
JP2002147084A (en) * | 2000-11-13 | 2002-05-22 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | Lock mechanism of vehicle door latch device |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3758929B2 (en) * | 2000-03-17 | 2006-03-22 | アイシン精機株式会社 | Door lock device for automobile |
KR100373242B1 (en) * | 2000-11-14 | 2003-02-25 | 기아자동차주식회사 | Locking controller of a sliding door |
US6811193B2 (en) * | 2002-07-10 | 2004-11-02 | Delphi Technologies, Inc. | Quiet vehicle door latch |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005287991A patent/JP4584103B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2006
- 2006-09-27 CN CN2006101278927A patent/CN1940244B/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59160763U (en) * | 1983-04-13 | 1984-10-27 | 株式会社大井製作所 | Automobile door lock device |
JP2002147084A (en) * | 2000-11-13 | 2002-05-22 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | Lock mechanism of vehicle door latch device |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4723687B1 (en) * | 2010-10-15 | 2011-07-13 | 三井金属アクト株式会社 | Door lock device |
JP2012087482A (en) * | 2010-10-15 | 2012-05-10 | Mitsui Kinzoku Act Corp | Door lock device |
JP2012087609A (en) * | 2011-04-06 | 2012-05-10 | Mitsui Kinzoku Act Corp | Door lock device |
WO2016098158A1 (en) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 三井金属アクト株式会社 | Opening control device |
US10954700B2 (en) | 2014-12-15 | 2021-03-23 | Mitsui Kinzoku Act Corporation | Opening control device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4584103B2 (en) | 2010-11-17 |
CN1940244A (en) | 2007-04-04 |
CN1940244B (en) | 2011-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4584103B2 (en) | Door lock device for automobile | |
JP3758929B2 (en) | Door lock device for automobile | |
JP4659602B2 (en) | Control device for vehicle door latch | |
JP5035470B2 (en) | Vehicle door lock device | |
JP4905716B2 (en) | Door latch device for automobile | |
US20060087129A1 (en) | Automotive door latch device | |
JP4701777B2 (en) | Vehicle door lock device | |
JP2011220094A (en) | Vehicle door lock device | |
EP1770233A2 (en) | Door lock device for vehicle | |
JP4061809B2 (en) | Door lock device for automobile | |
US11365569B2 (en) | Vehicle door lock apparatus | |
JP2007308941A (en) | Remote-control unit for door latch for vehicle | |
JP2015096683A (en) | Door latch device | |
JP4584119B2 (en) | Door lock device for automobile | |
JP4701075B2 (en) | Door lock device for automobile | |
JP2007120284A (en) | Door lock device for automobile | |
JP4700479B2 (en) | Door lock device for automobile | |
JP4564077B2 (en) | Door latch device for automobile | |
JP3736267B2 (en) | Door lock device for automobile | |
JP4642640B2 (en) | Door lock device for automobile | |
JP6596738B2 (en) | Door closing device | |
JP4520931B2 (en) | Door lock device for automobile | |
JP2017197919A (en) | Door lock device | |
JP5023401B2 (en) | Door latch device for automobile | |
JP4810685B2 (en) | Vehicle door latch device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080901 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100428 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100817 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100901 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4584103 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |