JP2007098897A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造開発コストの制約が厳しいプリンタでRAWデータから画像を印刷可能にする。
【解決手段】 RAWデータを入力する入力手段と、デモザイク処理を用いて前記RAWデータから画像を生成する画像生成手段と、前記画像を外部記憶媒体に格納する記憶手段と、前記外部記憶媒体に格納された前記画像を印刷する印刷手段と、を備えるプリンタ。RAWデータから生成された画像を外部記憶媒体に格納すると、内部メモリの容量を増やす必要がなくなる。これにより、プリンタの製造開発コストを上昇させることなくRAWデータから画像を印刷できる。
【選択図】 図1

Description

本発明はプリンタに関し、特にRAWデータを用いて印刷するプリンタに関する。
従来、ディジタルカメラなどの画像入力装置のデータ記録フォーマットとしてカラーイメージセンサの画素データをそのままディジタル記録したRAWデータフォーマットが知られている。カラーイメージセンサには通常画素毎にR(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタが搭載されているので、一画素毎に1つの色成分のみを持つRAWデータは対象物を表す画像としては不完全な情報である。したがって、少なくとも各画素の不足している色成分を近傍画素の色成分で予測して補間し画素毎に3つの色成分を持つカラー画像を生成するデモザイク処理(カラーフィルタ配列補間処理ともいう。)をRAWデータに施すまでは、対象物を表す画像を印刷することができない。製造開発コストの制約が厳しいプリンタでRAWデータファイルを用いて画像を印刷するための技術開発が急がれている。
特開2005−33468号公報
本発明は、製造開発コストの制約が厳しいプリンタでRAWデータから画像を印刷可能にすることを目的とする。
(1)上記目的を達成するためのプリンタは、RAWデータを入力する入力手段と、デモザイク処理を用いて前記RAWデータから画像を生成する画像生成手段と、前記画像を外部記憶媒体に格納する記憶手段と、前記外部記憶媒体に格納された前記画像を印刷する印刷手段と、を備える。
デモザイク処理を用いてRAWデータから画像を生成する機能をプリンタに追加することにより、プリンタでRAWデータから画像を印刷できるようになる。しかし、一般に印刷データは、印刷解像度に応じた画素数についてインクやトナーの色数分だけの濃淡制御値(濃淡制御値は二値を含む。)を持つため、画像に比べてデータサイズが相当大きい。プリンタ内部で回転などの画像処理を実行するためには、画像全体が記憶空間内に静的に存在しなければならない。例えば、ディジタルカメラは一般に横長のフォーマットで画像を記録するが、プリンタは用紙の斜行を抑えるために縦長に画像を印刷することが多いため、スタンドアロン型のプリンタでは、プリンタによる回転処理が不可欠である。ところが、画像全体を内部メモリに保持しながら印刷データをも内部メモリに保持することは、内部メモリの必要容量を大幅に増大させるという問題がある。このため従来のプリンタでは、リムーバブルメモリに格納されている画像を印刷対象バンド毎に離散的に読み込みながら印刷を実行している。しかしながら、RAWデータから生成した画像を印刷しようとすると、生成した画像全体を保持しておく必要があり、その画像をプリンタの内部メモリで保持するとなれば製造コストの大幅な上昇は不可避である。この問題は、RAWデータから生成した画像をリムーバブルメモリ、ハードディスク、外部システムの内部メモリ等の外部記憶媒体に格納することにより解決される。なぜならば、RAWデータから生成された画像を外部記憶媒体に格納することにより、内部メモリの容量を増やす必要がなくなるからである。これにより、プリンタの製造開発コストを上昇させることなくRAWデータから画像を印刷できる。
(2)前記記憶手段は、前記印刷手段で前記画像の印刷が終了すると、前記外部記憶媒体から前記画像を削除してもよい。
印刷後に画像を削除すると、ユーザの意図とは無関係に生成される画像によって外部記憶媒体の記憶領域が無用に消費されてしまうことを防止できる。
(3)前記記憶手段は、前記外部記憶媒体が書き込み可能な状態であるか否かを判定し、書き込み不可能なときはユーザに前記外部記憶媒体の交換を要求してもよい。
外部記憶媒体の交換を要求されたユーザが書き込み可能な外部記憶媒体に交換することにより、プリンタは印刷を続行できる。
(4)前記記憶手段は、前記外部記憶媒体の空き容量を判定し、前記画像を格納するための容量が不足しているときは前記外部記憶媒体に格納されているデータを削除するためのファイル削除メニューを表示してもよい。
表示したファイル削除メニューでユーザがファイルを削除すると外部記憶媒体の空き容量が増えるので、プリンタは印刷を続行できる。
(5)前記記憶手段は、前記外部記憶媒体の空き容量を判定し、前記画像を格納するための空き容量が不足しているときはユーザに別の外部記憶媒体の追加を要求してもよい。
追加を要求されたユーザが空き容量が十分な別の外部記憶媒体を追加することにより、プリンタは印刷を続行できる。
(6)前記記憶手段は、前記外部記憶媒体が複数存在するとき、それら複数の前記外部記憶媒体の空き容量を判定し、前記画像を記憶可能な空き容量がある前記外部記憶媒体に前記画像を格納してもよい。
画像を記憶可能な空き容量がある外部記憶媒体に画像を格納することにより、ある外部記憶媒体に空き容量がなくても別の外部記憶媒体に十分な空き容量があればプリンタはユーザの手を煩わすことなく印刷を続行できる。
(7)前記記憶手段は、前記画像を前記外部記憶媒体に隠し属性を設定して格納してもよい。
画像はユーザの意図とは無関係にそれを生成したプリンタの都合で外部記憶媒体に格納されるため、隠し属性を設定することが望ましい。
(8)前記記憶手段は、前記外部記憶媒体の空き容量に応じた量子化ステップ幅で前記画像を不可逆圧縮して前記外部記憶媒体に格納してもよい。
量子化を伴う不可逆圧縮では、量子化ステップ幅を大きくするほど画像のデータサイズを小さくできる利点がある反面、量子化ステップ幅を大きくするほど画質劣化が顕著になるという問題がある。そこで、外部記憶媒体の空き容量が十分な場合には画質を優先させ、不十分な場合には画質が劣化しても印刷を優先させることにより、プリンタの扱い易さが向上する。
(9)前記圧縮による画質劣化の程度をユーザに予告し、印刷中止要求をユーザから受け付けるユーザインタフェースをさらに備えてもよい。
このようなユーザインタフェースをプリンタに備えることにより、不本意な品質で画像が印刷されることが防止されるため、プリンタの扱い易さがさらに向上する。
(10)前記画像生成手段は、前記RAWデータから汎用フォーマットの前記画像を生成してもよい。前記印刷手段は、前記汎用フォーマットの前記画像を印刷してもよい。
RAWデータから画像を生成するときに、プリンタ製造メーカの枠組みを越えた規格で定められた汎用フォーマットの画像を生成することにより、汎用フォーマットの画像を印刷できるプリンタであれば、製造開発コストを抑制しつつ、RAWデータから画像を印刷できるようになる。
(11)前記汎用フォーマットは、JFIFフォーマットであってもよい。
JFIFフォーマットはJPEGフォーマット画像のファイルフォーマットであるため、汎用性が高い。
(12)前記汎用フォーマットは、Exifフォーマットであってもよい。
Exifフォーマットはディジタルカメラの事実上の標準ファイルフォーマットであるため、汎用性が高い。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。また、本発明は装置の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
以下、本発明をスタンドアロン型プリンタに適用した実施の形態を次の順に説明する。
1.プリンタの構成
2.プリンタの作動
2−1.RAWデータ印刷設定
・空き容量確保処理
・現像時補整設定処理
2−2.RAWデータ処理
2−3.画像印刷処理
3.他の実施形態
1.プリンタの構成
図2は、本発明を適用したプリンタ1の概略構成を示すブロック図である。プリンタ1は、リムーバブルメモリ10からRAWデータや汎用フォーマットの画像を読み込み、これらのデータに基づいて印刷が可能な所謂スタンドアロン型プリンタである。またプリンタ1は、ディジタルカメラ30、PC(Personal Computer)32、カメラ付携帯型電話端末34等の外部システムからRAWデータや汎用フォーマットの画像を直接入力し、その画像に基づいて印刷が可能である。
入力手段および記憶手段としての外部IF(Inter Face)20は、ディジタルカメラ30、PC32、カメラ付携帯型電話端末34等の外部システムと通信するためのUSBコントローラ、USBコネクタ等を備える。通信規格はUSBに限らず、IEEE1394、赤外線、イーサネット(登録商標)等のいかなる規格でもよい。外部IF20にUSBホスト機能を備えることにより、外部システムがUSBマスストレージ規格に対応している場合、外部システムに属する記憶媒体にプリンタ1がアクセスできるようになる。また、プリンタ1が接続されているLAN内に共有されているハードディスク等の記憶媒体がある場合にも、外部システムの制御下にある記憶媒体にプリンタ1はデータを出力できる。すなわち、外部システムの制御下にある記憶媒体であっても、プリンタ1はRAWデータから生成した画像を、それに一時保存することができ、一時保存した画像をプリンタ1はそこから読み出すこともできる。また、プリンタ1自身にハードディスク装置を備えてプリンタ1の記憶容量を増大させることもできる。
入力手段および記憶手段としてのリムーバブルメモリコントローラ(RMC)12は、図示しないコネクタを介して外部記憶媒体としてのリムーバブルメモリ10に接続され、リムーバブルメモリ10とRAM14との間でデータ転送を制御する。リムーバブルメモリ10は、カード型フラッシュメモリ(所謂メモリカード)でもよいし、その他の繰り返し書き込み可能ないかなる不揮発性記憶媒体であってもよい。
画像処理ユニット16は、シャープネス補整処理・階調補整処理等の画像補整処理、分版処理、ハーフトーニング、インタレース処理等をCPU22と協働して高速に実行するための画像処理LSIやDSPで構成される。尚、これらの処理をCPU22によるプログラム処理によって実行してもよい。また画像処理ユニット16にJPEG圧縮・伸張機能を追加し、JPEG圧縮・伸張処理を高速化してもよい。
印刷手段としての印刷ユニット18は、印刷データに基づいてインクジェット方式で用紙に画像を形成するための記録ヘッド、記録ヘッドの往復移動機構、給排紙機構等を備える。尚、印刷方式は、インクジェット方式、レーザ方式、サーマル方式、ドットインパクト方式等のいかなる印刷方式でも採用し得る。
RAM14は、制御プログラムや制御プログラムの処理対象となるデータ、例えばRAWデータや画像や印刷データが一時的に格納される揮発性メモリである。
画像生成手段、記憶手段および印刷手段としてのCPU22は、フラッシュメモリ24に格納されている制御プログラムを実行することにより、デモザイク処理を用いてRAWデータから画像を生成する処理やJPEG圧縮・伸張処理等の画像処理を実行したり、プリンタ1の各部を制御して印刷の実行を制御する。制御プログラムはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体からフラッシュメモリ24に転送してもよいし、遠隔地のサーバからネットワークを経由してフラッシュメモリ24に転送してもよい。
ユーザインタフェースとしての操作ユニット26は、ユーザのメニュー操作や印刷要求を受け付けるための操作ボタン、ジョグダイヤル、その他各種のボタンを供えている。特定のモードで特定のボタンが押されると、そのモードに応じた各種の要求がプリンタ1に入力される。
ユーザインタフェースとしての表示ユニット28は、LCD等のFPD(Flat Panel Display)27(図7参照)、グラフィックコントローラ等を備える。FPD27に文字や画像を表示するために必要なフレームメモリ領域は表示ユニット28の専用メモリに確保してもよいし、RAM14の一部領域に割り当ててもよい。フレームメモリ領域に書き込まれたデータがグラフィックコントローラによって定期的に読み出されることにより、FPD27に表示される文字や画像が更新される。
アクセスインジケータ19は、RMC12とRAM14との間でデータ転送が行われていることをユーザに報知するためのLED等の電灯及びそのコントローラを備える。
2.プリンタの作動
図3はプリンタ1の作動を示すフローチャートである。図3に示す処理は、印刷対象ファイル選択モードにおいて印刷対象としてRAWデータファイルがユーザによって選択されると起動される。印刷対象ファイル選択モードではRAWデータファイルに格納されているサムネイル画像やVGAサイズの縮小された表示用画像がFPDに表示される。表示対象となる画像はファイルヘッダの解析によって特定可能である。160×120画素のサムネイル画像に比べて大きなVGAサイズ等の表示用画像がFPD27に高精細に表示されることにより、ユーザは印刷結果をより正確に予測することが可能になる。従って、ファイルヘッダに格納されたディジタルカメラの製造者や機種からRAWデータファイルにサムネイル画像よりも大きな画像が格納されていると判明した場合には、大きい方の画像を表示対象とする。RAWデータファイルに画像が格納されていない場合(本明細書ではRAWデータは画像でないものとして説明している。)、プリンタ1はより単純な高速アルゴリズムでVGAサイズ程度の縮小画像を生成してもよい。具体的には例えば、垂直方向及び水平方向のそれぞれで解像度がRAWデータの1/2の画像を生成することによってデモザイク処理を高速化したり、ホワイトバランス補整処理、輝度補整処理、疑色抑制処理等を省略することにより縮小画像の生成を高速化できる。
RAWデータファイルが印刷対象として選択された場合には、プリンタ1は大別して2つの処理を実行する。それらは、RAWデータの印刷設定処理及び印刷処理である。RAWデータの印刷設定処理では、プリンタ1はリムーバブルメモリ10の空き容量を判定し、十分な空き容量がない場合にはその対応をユーザに要求したり、画像の現像時補整設定変更要求を受け付ける。印刷処理では、プリンタ1はリムーバブルメモリ10からRAWデータを読み込み、RAWデータから汎用フォーマットの中間画像を生成し、生成した中間画像をリムーバブルメモリ10に格納し、自ら生成した汎用フォーマットの中間画像をリムーバブルメモリ10から読み込みながら中間画像の印刷を実行する。
尚、プリンタ1がRAWデータから画像を印刷する過程で扱う中間画像のデータフォーマットは、本実施形態ではJPEGを例にして説明するが、それに限らず、JPEG2000、BMP、TIFF等の他の汎用フォーマットでもよいし、汎用性を犠牲にして最適化したデータフォーマットであってもよい。また、中間画像の以外の属性情報を含めたファイルのフォーマットについても同様であって、本実施形態ではExifを例にして説明するが、Exif規格の一部を変更したファイルフォーマットであってもよいし、JFIF形式のJPEGファイルフォーマットであってもよいし、汎用性を犠牲にして最適化したファイルフォーマットであってもよい。
2−1.RAWデータ印刷設定
ステップS050では、プリンタ1はリムーバブルメモリ10が書き込み可能な状態であるか否かを判定する。例えば書き込み禁止判定部材が書き込み禁止位置にあってリムーバブルメモリ10が書き込み禁止にされているか判定される。なお、RMC12に複数のリムーバブルメモリ10を同時に接続可能な場合、1つ以上のリムーバブルメモリ10が書き込み可能な状態であれば、プリンタ1は書き込み可能と判定すればよい。この場合、書き込み可能なリムーバブルメモリ10が中間画像を格納すべき対象として設定される。或いは、RAWデータファイルが記憶されているユーザのリムーバブルメモリ10とは別に、中間画像を格納するための専用のリムーバブルメモリがRMC12に接続されている場合にのみRAWデータに基づいた印刷が実行されてもよい。
リムーバブルメモリ10が書き込み可能でない場合、プリンタ1はリムーバブルメモリ10の交換を促すメッセージをFPD27に表示する。例えば図8(A)のように「書き込み可能なリムーバブルメモリに交換して下さい。」というメッセージがFPD27に表示される。或いは、リムーバブルメモリ10の書き込み禁止を解除するように促すメッセージがFPD27に表示されてもよい。例えば「メモリカードが書き込み禁止に設定されています。書き込み禁止を解除してください。」というメッセージがFPD27に表示されてもよい。なお、プリンタ1は音声で交換や書き込み禁止の解除を要求してもよい。メッセージを表示している状態で操作ユニット26の予め決められた操作ボタンが押されると、プリンタ1はステップS050に戻って処理を再開する。
ステップS100では、CPU12はリムーバブルメモリ10の空き容量を判定する。具体的には例えば、印刷対象のRAWデータの画素数等から中間画像のデータサイズが圧縮品質毎に予測され、最低品質でも空き容量が不足する場合には「絶対不足」と判定されてステップS104以後の空き容量確保処理が進行し、最高品質でも空き容量が十分な場合には「十分」と判定されてステップS120以後の現像補整設定処理又はステップS130以後の印刷処理が進行し、最高品質であれば空き容量が不足するが最低品質であれば空き容量が十分な場合には「やや不足」と判定されて次に説明するステップS102の処理が進行する。
ステップS102では、リムーバブルメモリ10の空き容量が十分でなく、圧縮品質を落とすか、不要なデータを削除することによって印刷が可能になる旨がユーザに報知される。プリンタ1は具体的には例えば図8(B)のようなメッセージをFPD27に表示して印刷中止、データ削除、圧縮率増大のいずれかの選択を要求する。印刷中止が選択された場合、印刷対象のRAWデータについて処理が終了する。印刷が中止される場合、プリンタ1は「印刷実行不能です。印刷を中止します。」という旨のメッセージをFPD27に表示して印刷処理を中止する。データ削除が選択された場合、ステップS106以後の空き容量確保処理が進行する。圧縮率増大が選択された場合、リムーバブルメモリ10の空き容量とRAWデータの画素数の制約内で最高の圧縮品質が数字、高/中/低などの文字でFPD27に表示され、圧縮品質が承認されればステップS116の量子化テーブル変更処理が進行する。圧縮品質の承認と拒否は、例えば、図8(C)のメッセージが表示されている状態で操作ユニット26の予め決められたボタンが押されると入力される。圧縮品質の拒否が選択されれば、図8(B)に示す画面に遷移する。リムーバブルメモリ10の空き容量とRAWデータの画素数の制約内で最高の圧縮品質を判定するため、CPU12は例えば空き容量と画素数と圧縮品質とを対応付けたテーブルを参照したり、これらを変数として予め決められた演算を実行する。
ステップS116では、ユーザによって承認された圧縮品質に対応した量子化テーブルが設定される。量子化テーブルは量子化ステップ幅をDCT係数に応じて段階的に規定したテーブルである。量子化ステップ幅が広くなるほど伸張後の画質低下が顕著になり、量子化ステップ幅が狭くなるほど伸張後の画質低下は抑制される。尚、ステップS100において空き容量が「十分」と判定された場合には、デフォルト設定である最高品質の量子化テーブルが圧縮に用いられる。
・空き容量確保処理
ステップS104では、プリンタ1はリムーバブルメモリ10の空き容量を増大させるためのデータ削除又は印刷中止の選択をユーザに要求する。具体的には例えば、プリンタ1は図7に示すメニューをFPD27に表示し、データ削除又は印刷中止の選択を受け付ける。操作ユニット26の予め決められたボタンが押されると、データ削除又は印刷中止のいずれかが選択される。印刷中止が選択されると、印刷対象のRAWデータに対する処理が終了する。
データ削除が選択されると、プリンタ1はファイル削除メニュー33をFPD27に表示する(ステップS106)。ファイル削除メニュー33には例えばボタン操作やジョグダイヤルの回動に応じて削除対象となる画像が1画像ずつ順に表示される。また、ファイル削除メニュー33には必要な空き容量、および表示中の画像のデータサイズも併せて表示される。ユーザはボタンやジョグダイヤルを操作して目的の画像を表示させることで削除対象ファイルを選択できる。
削除要求が発生すると(ステップS108)、CPU22はRMC12に削除対象ファイルをリムーバブルメモリ10から削除させる(ステップS110)。削除要求は、具体的には例えばファイル削除メニュー33でユーザが所定のボタンを押すとその時点で選択されているファイルを対象として発生する。リムーバブルメモリ10からファイルが削除されるとステップS100以後の処理が繰り返される。
削除拒否が発生すると(ステップS112)、CPU22は印刷処理を終了する。削除拒否は、具体的には例えば前述したメッセージが表示されている状態でユーザが所定のボタンを押すと発生する。
・現像時補整設定処理
ステップS120で現像時補整設定変更要求が発生すると以下の現像時補整設定処理が実行される。現像時補整設定変更要求は予め決められた所定のボタンが押されると発生する。
ステップS122では、プリンタ1はユーザの操作に応じて現像補整操作値を設定する。具体的には例えば、図8(D)に示すダイアログ画面がFPD27に表示され、例えば「+1」というEV操作値(現像補整操作値)が選択されれば、「+1」というEV操作値が設定されるとともに、輝度がEV(Exposure Value)換算で1上がる制御値、すなわち輝度換算で明るさが2倍になる輝度制御値が設定される。尚、輝度補整処理以外の制御値、例えばシャープネス補整処理やホワイトバランス補整処理の操作値を設定可能にしてもよい。なお、このように設定され得るシャープネス操作値は、後に詳述されるように補正され「好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報」として中間画像に添付される。
ステップS124では、CPU22は印刷対象ファイルの選択モードでFPD27に表示した縮小画像に対し、現像補整操作値に応じた画像処理を実行する。具体的には印刷対象ファイルに格納されていたVGAサイズの縮小画像などに対し、ステップS122で設定された制御値が適用される補整処理(輝度補整処理、シャープネス補整処理、ホワイトバランス補整処理など)が実行される。
ステップS126では、プリンタ1は印刷対象ファイルの選択モードでFPD27に表示した縮小画像をレタッチ後の縮小画像に更新する。具体的にはフレームメモリ領域の縮小画像がレタッチ後の縮小画像に書き変わり、FPD27の表示が更新される。FPD27にレタッチ後の縮小画像が表示されるため、ユーザはレタッチ結果を画面で確認しながら満足する結果が得られるまで現像補整操作値を繰り返し設定することができる。尚、前述したとおりプリンタ1はシャープネス補整処理やホワイトバランス補整処理の操作値を反映した表示更新を実行してもよい。
2−2.印刷処理
ステップS130で印刷要求が発生すると以下の印刷処理が実行される。印刷要求は予め決められた所定のボタンが押されると発生する。
ステップS132ではCPU22はアクセスインジケータ19の点滅を開始させる。アクセスインジケータ19の点滅は印刷終了まで継続する。プリンタ1は印刷実行中にリムーバブルメモリ10からRAWデータや中間画像を読み込んだり、リムーバブルメモリ10に中間画像を書き込んだりするため、印刷実行中にリムーバブルメモリ10がRMC12から取り外されると、リムーバブルメモリ10に削除不可能な中間画像が残ったり、リムーバブルメモリのFATが破壊されることによりデータを正常に読み出せなくなる可能性がある。印刷実行中にアクセスインジケータ19を点滅させることにより、ユーザが不用意にリムーバブルメモリ10を抜き取ることでこのような問題が起きることを未然に防ぐことができる。
ステップS134ではプリンタ1はプログレスバーをFPD27に表示するなどして印刷進行状況をユーザに案内する処理を開始する。印刷進行状況の表示は印刷終了まで継続する。具体的には、プログレスバーによって、RAW現像処理が何割程度進行しているのかがリアルタイムにユーザに伝達される。例えば20%程度処理が終了している場合は、100%のスケールに対して20%分の進行を示すプログレスバーが表示される。通常、プリンタでは製造コストの制約からCPUの処理速度が遅いため、RAWデータから画像が生成されるまで数分の時間が消費される。このようなプログレスバーの表示は、ユーザのイライラ感が解消されたり、処理が確実に進行している事をユーザが知る事が出来るため大変有効である。
ステップS136ではRAWデータから中間画像が生成され、中間画像がリムーバブルメモリ10に格納される。
ステップS138では中間画像がリムーバブルメモリ10から読み込まれ、中間画像から印刷データが生成され、印刷データに基づいた印刷が実行される。
ステップS140ではプログレスバーが100%表示になって、印刷進行状況の表示が終了する。
ステップS142ではCPU22はアクセスインジケータ19の点滅を終了させる。
・RAWデータ処理
図4は前述のステップS136におけるRAWデータ処理の流れを詳細に示すフローチャートである。
ステップS200では、CPU22は印刷対象ファイルの属性情報を解析し、ディジタルカメラの製造者、ディジタルカメラの機種、撮影情報(撮影日、絞り、シャッタ速度等)、印刷制御情報、現像制御情報等を特定する。印刷制御情報とは、印刷サイズ指定、印刷枚数指定、好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報等を含む。印刷サイズ指定及び印刷枚数指定をディジタルカメラからプリンタに伝達するための規格としてはDPOF(Digital Print Order Format)が周知である。好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報をディジタルカメラからプリンタに伝達するための規格としてはPIM(Print Image Matching)及びExif Ver2.2が周知である。現像制御情報には、ローパスフィルタによる鮮鋭度の低下を回復させるためのシャープネス操作値、オプティカルブラック値、有彩色成分毎のゲイン情報、輝度補整情報、エリアイメージセンサのカラーフィルタの配列情報、デバイスカラースペースからsRGBカラースペース等への色空間変換のための情報、ガンマ補整情報等が含まれる。現像制御情報はディジタルカメラ毎に固有であるので、ファイルヘッダの情報がカメラ毎に解析され、解析結果が後段の処理に適用される。また、現像制御情報の汎用規格としてDNGが提唱されている。好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報と現像制御情報との本質的な違いは、前者は画像に対してのみ適用される情報として定義されているのに対し、後者は基本的にはRAWデータから画像を生成する処理に適用される情報として定義されている点である。
以下に詳述するステップS202からステップS220の処理は、ブロック単位で実行される。すなわち、最初のステップS202で処理対象ブロックのRAWデータがリムーバブルメモリ10からCPU22に読み込まれて処理結果がRAM14に格納され、以後の各ステップではRAM14から処理対象ブロックのデータがCPU14に読み込まれ、処理結果がRAM14に格納される。JPEG規格の422方式ではCbとCrの成分が水平方向にサブサンプリングされ、Y、Cb、Crのそれぞれの成分毎に8画素×8画素ブロック毎にDCT演算処理が行われるため、結果的に垂直方向8画素×水平方向16画素ブロック毎に画像がエンコードされる。したがって、ブロックは垂直方向幅が8画素又はその整数倍、水平方向幅が16画素又はその整数倍に設定される。垂直方向幅を8画素に設定して処理を実行することが効率的でありメモリの使用効率もよい。
図1は、RAWデータから印刷データが生成されるまでどのように処理対象ブロックのデータがRAM14に保持されるかを模式的に表した図である。静的にメモリ空間を占有するデータサイズは実線で表し、処理対象ブロックのデータのサイズをハッチングで表している。破線はRAWデータ全体を処理するために累積的に必要なメモリ空間の大きさを示している。尚、一般的なRAWデータは1画素当たり12ビットの階調で記録されているが、処理の過程では、1画素毎のアクセス効率を上げるために1画素当たり1ワード(16bit)で扱うことが合理的である。本実施形態ではRAWデータは16ビット表現であるとして説明する。
ステップS202では、CPU22はオプティカルブラック値に基づいてオプティカルブラック補償処理を実行する。オプティカルブラック値は、画像入力装置のイメージセンサに設けられた光が入射しない受光素子に蓄積された電荷量をAD変換した値を表している。すなわち、オプティカルブラック値は、画素の輝度のゼロレベルを示すものである。RAWデータ内にオプティカルブラックエリアがある場合は、このエリアの平均値がオプティカルブラック値として用いられる。予め画像入力装置によってオプティカルブラック値が算出されてファイルヘッダに格納されている場合は、それが用いられる。オプティカルブラック補償処理は、以後の処理の線形性を確立するための重要な処理である。オプティカルブラック補償処理では、ファイルヘッダから取得されたオプティカルブラック値が示す値を黒とみなし、RAWデータの全画素値からオプティカルブラック値が示す値が引き算される。一般に12ビットのRAWデータの場合、オプティカルブラック値は32/4095〜64/4095程度であるため、オプティカルブラック補償処理によってビット数が変化することはない。ステップS202で処理対象となるデータは図1のS1に示すようにリムーバブルメモリ10に格納されており、ステップS202の処理結果は処理前と同じデータサイズでRAM14に格納される。
ステップS204では、CPU22は有彩色成分毎のゲイン情報に基づいてホワイトバランス補整処理を実行する。ある物体の分光放射エネルギー分布は、照明環境が異なれば当然異なるにも関わらず、人間は照明環境が異なっても同じ物体の色は同じ色として知覚する。この傾向は色の恒常性(color constancy)といわれている。これに対し、イメージセンサは物体の分光放射エネルギー分布に応じたバランスで各有彩色成分(本実施形態ではRGBとして説明する。)に対応する電荷を蓄積する。このため、例えば晴天の屋外で昼間に無彩色(例えば白)と知覚される物体が無彩色の画素(RGBの値が同一の画素)で表現されるように、RGB各成分のカラーバランスを補整するカラーバランス補整が必要になる。このカラーバランス補整がホワイトバランス補整である。カラーバランス補整では、RGBの各成分毎に指定されたゲイン情報を用いて各RGB成分を基本的には定数倍する演算が行われる。この結果、画素値を表しているビット数が増減するが、1画素当たり12bitの元のRAWデータに対して1画素あたり16bitで処理されているので、ステップS204の処理前後でRAM14で一時的に保持すべきブロックデータのサイズは変化しない。尚、各RGB成分に掛けられる定数(通常0.5〜4程度)は、ディジタルカメラが最適な係数として算出したゲイン情報としての値がそのまま用いられてもよいし、CPU22がRAWデータから予め決められたアルゴリズムによって算出するものが用いられてもよい。
ステップS206では、CPU22は輝度補整情報に基づいて輝度補整処理を実行する。この輝度補整は、例えばディジタルカメラの物理的な露出が不適切であった場合に、それをリカバーするためにディジタルカメラで撮影後の露出補整操作が実行されており、その露出補整操作に応じた輝度補整情報がファイルヘッダに格納されているような場合に行われる。尚、輝度成分に対して定数を掛け合わせて輝度を補整してもよいが、有彩色成分のそれぞれに定数を掛け合わせて輝度を補整してもよい。具体的には,RAWデータに対して+1EVの露出補整が実行される場合は2倍の係数を乗ずる処理が行われ、−1EVの露出補整が実行される場合には1/2倍の係数を乗ずる処理が行われる。この結果、画素値を表しているビット数が増減するが、1画素当たり12bitの元のRAWデータに対して1画素あたり16bitで処理されているので、ステップS206の処理前後でRAM14で一時的に保持すべきブロックデータのサイズは変化しない。
ステップS208では、CPU22はエリアイメージセンサのカラーフィルタの配列に応じたデモザイク処理を実行する。デモザイク処理は、基本的には1画素当たり1つの有彩色成分(例えばR、G、Bのいずれか)しか持たない近傍画素同士で欠乏している有彩色成分を補い合う処理である。この結果、各画素はRGBのいずれかの成分のみを持っていたものがRGBの3成分を持つことになるため、RAM14で一時的に保持すべきブロックデータのサイズは図1のS2に示すように処理前と比べて3倍となる。
ステップS210では、CPU22は色再現処理を実行する。RAWデータの各色成分の値は画像入力装置のイメージセンサの分光感度特性に依存しているため、sRGB等の汎用規格で規定されている三刺激値と対応していない。色再現処理は、入力値であるRAWデータで表されている色光をsRGB等の汎用規格で規定されている刺激値で表すための処理であって、3つの有彩色成分毎に線形写像又は非線型写像を用いて汎用規格で正しい色を表す刺激値(測色機を用いれば撮像された対象物の色と同一と測定される色の値)を生成する処理である。具体的には、RGBの3成分に対する3×3の行列演算や、3次元LUT(Look Up Table)を用いて各画素の刺激値が変換される。この変換に用いる行列や3次元LUTは、ファイルヘッダから現像制御情報として取得したり、機種に応じてあらかじめプリンタベンダが定義した行列や3次元LUTをファイルヘッダから取得した機種情報に応じて設定することができる。ステップS210の処理前後でRAM14で保持すべきブロックデータのサイズは変化しない。
ステップS212では、CPU22はRGBカラースペースからYCbCrカラースペースへの色空間変換を実行する。この処理は中間画像をJPEGフォーマットに適合させるための色空間の単純な線形変換処理である。この結果、RAM14で保持すべきブロックデータは図1のS3に示す状態となる。ステップS212の処理前後でRAM14で一時的に保持すべきブロックデータのサイズは変化しない。
ステップS214では、CPU22は422方式のサブサンプリングを実行する。その結果、Cb、Crの色差成分についてのみ水平方向に空間的な間引きが行われる。すなわち、Y成分は処理されず、Cb成分とCr成分は隣接2画素毎の平均値が空間的にサンプリングされる。この結果、RAM14で動的に保持すべきブロックデータのサイズは図1のS4に示すように処理前と比べて2/3(=1/3+(1/3)×(1/2)+(1/3)×(1/2))となる。
ステップS216では、CPU22は疑色抑制処理を実行する。ベイヤ配列のカラーフィルタを備えたエリアイメージセンサでは、R及びBの受光素子数はGの受光素子数の半分であるため、デモザイク処理によってエイリアシングがR及びBの成分に表れやすい。このために発生する疑色はメディアンフィルタなどを用いた平坦化処理によって抑制される。
ステップS218では、CPU22は階調再現処理を実行する。人間が知覚する明るさはイメージセンサの測光量である輝度に対応していない。一般には、感覚量は刺激量の対数に比例するというウェーバ・フェヒナーの仮説に基づいて、輝度を対数関数(例えばy=x^(1/2.2))で変換する。尚、飽和による階調損失を避けるために、ハイライト領域で階調がゆるやかに抑圧される変換を行うこともできる。変換は例えばディジタルカメラの機種毎に最適に定義されたLUTを用いて実行される。
ステップS220では、CPU22はJPEG圧縮処理を実行する。JPEG圧縮は、DCT、量子化及びハフマン符号化を組み合わせた符号化であって、水平方向8画素×垂直方向8画素のブロック毎に処理が実行される。量子化には予め決められた所定の量子化テーブル又は前述のステップS116で設定された量子化テーブルが適用される。リムーバブルメモリ10に格納されるデータがブロック単位では例えば処理前の1/6〜1/4程度のサイズとなるように量子化ステップ幅は設定される。尚、前述したように、圧縮アルゴリズムはJPEGに限定されるものではなく、ブロック毎に符号化するアルゴリズムであればいかなるアルゴリズムを用いてもよい。
JPEG圧縮処理されたブロックデータは、ステップS202からステップS220までの処理が繰り返し実行されることにより、RAM14の別領域(JPEG圧縮前のブロックデータが格納される領域とは別の領域)に累積的に格納される。最終ブロックまでステップS202からステップS220までの処理が繰り返し実行された状態では(ステップS222でY判定される状態)、RAM14の別領域には図1のS5に示すようにRAWデータから生成されたJPEGフォーマットの中間画像全体が保持されている。
ステップS224では、CPU22は中間画像のファイルフォーマットをExifフォーマットに整型し、リムーバブルメモリ10への出力処理を実行し、RAM14に一時的に保持されたExifフォーマットの中間画像ファイルを、リムーバブルメモリ10への出力処理が終了した時点で削除する。その結果、図1のS6に示すようにExifフォーマットの中間画像ファイル全体がリムーバブルメモリ10に保持され、RAM14に保持される印刷処理対象のデータは一時的に全く無くなる。具体的には量子化テーブルのように中間画像の伸張に必要な情報、撮影情報(撮影日、絞り、シャッタ速度等)、印刷制御情報、好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報、等がファイルヘッダ情報として追加されてExifフォーマットの中間画像ファイルが生成され、中間画像ファイルがリムーバブルメモリ10に格納され、リムーバブルメモリ10のFATにファイルサイズ、ファイルの表/隠属性等が格納される。現像処理の結果生成された中間画像ファイルは、ユーザの意図とは無関係にそれを生成したプリンタ1の都合でリムーバブルメモリ10に格納されるため、そのファイルの表/隠属性は「隠しファイル」として設定されることが望ましい。
尚、リムーバブルメモリ10への出力処理が不要なほどに十分な容量がRAM14にある場合、Exifフォーマットの中間画像ファイルをRAM14から削除する必要はない。もちろんその場合、中間画像ファイルのリムーバブルメモリ10への出力処理も不要である。また、Exifフォーマットの中間画像ファイルの全体をRAM14に保持しない処理も可能である。例えば上述したステップS220の実行時にブロック毎にリムーバブルメモリ10への出力処理が実行され、全ブロックについてリムーバブルメモリ10への出力処理が完了した後に、Exifファイルとして必要な情報がリムーバブルメモリ10に格納されてもよい。
ところで、本実施形態ではリムーバブルメモリ10に格納される中間画像にシャープネス補整処理が施されていない。ディジタルカメラ等の画像入力装置にはエイリアシング防止のためのローパスフィルタが備えられているため、画像入力装置のローパスフィルタによる鮮鋭度の低下を回復させるための先鋭化が必要である。したがってRAWデータから画像を生成する従来のシステムでは、画像出力までにこのような先鋭化を施している。しかし、シャープネス補整処理が施された画像に解像度変換処理が施されると画質が劣化する傾向がある。その一方、画像が印刷される過程では、印刷解像度に合わせた解像度変換とシャープネス補整処理とが必ず実行される。印刷サイズが大きくなるほど画像はぼけた印象になり、印刷サイズが小さくなるほど画像は鮮鋭な印象になるからである。
したがって、本実施形態では、シャープネス補整処理を印刷解像度に合わせた解像度変換時、或いは印刷解像度に合わせた解像度変換後に一度に実行することを可能にするため、画像入力装置のローパスフィルタによる鮮鋭度の低下を回復させるための先鋭化と、その他の目的(例えばポートレート画像では鮮鋭度を下げ、ランドスケープ画像では鮮鋭度を上げることにより見た目の印象を最適化する目的や、印刷サイズに応じて鮮鋭度を最適化させる目的)で実行されるシャープネス補整処理とを合わせたシャープネス補整処理の制御値をプリンタ1が画像に適用可能にするための情報が、好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報として後続処理に伝達される。このように伝達される画像の補整制御情報が補整パラメータに相当する。
具体的には例えば、RAWデータファイルには好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報としてシャープネス操作値が「+1」と設定されていたとする。従来のプリンタ(例えばPIM対応のプリンタ)であれば、処理対象画像のシャープネス操作値が「+1」と設定されていればどのようなディジタルカメラで生成された画像であっても「+1」というシャープネス操作値に対応する一律な制御値がシャープネス補整処理で適用される。これに対し、本実施形態のプリンタ1では、例えば、たとえ処理対象のRAWデータファイルに好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報としてシャープネス操作値が「+1」と設定されていても(尚、好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報をRAWデータファイルに添付するディジタルカメラは従来存在しない。)、ディジタルカメラ毎のローパスフィルタ特性を考慮したシャープネス操作値(例えば「0」に対して「+1」や「+2」、「+1」に対して「+2」や「+3」)が中間画像のシャープネス操作値として伝達されるため、ディジタルカメラ毎に異なる制御値が後述のシャープネス補整処理で適用される。またステップS122で設定される現像補整操作値についても同様である。現像補整操作値としてシャープネス操作値が「+1」と設定されていても、ディジタルカメラ毎のローパスフィルタ特性を考慮したシャープネス操作値(例えば「0」に対して「+1」や「+2」、「+1」に対して「+2」や「+3」)が中間画像のシャープネス操作値として伝達される。ディジタルカメラ毎のローパスフィルタ特性は、RAWデータファイルに格納されている現像制御情報や機種情報等の属性情報によって特定可能である。そこでCPU22は、RAWデータに添付されているこれらの現像制御情報や機種情報等の属性情報に基づいて好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報を設定する。
尚、ディジタルカメラ等の画像入力装置のデバイス特性を考慮した制御情報の伝達方法は、中間画像のファイルヘッダに記録する方法に限定されるものではなく、プリンタ1の内部で閉じたAPIを介して伝達してもよい。
・画像印刷処理
図5は前述のステップS138における画像印刷処理の流れを詳細に示すフローチャートである。
図5に示す処理は、JPEGフォーマット等の画像が印刷対象として選択された場合に実行される処理と実質的に同一である。すなわち、本実施形態のプリンタ1は、印刷対象がRAWデータであっても画像であっても全く同一のソフトウェア資源及びハードウェア資源を用いて画像の印刷処理を実行する。その結果、プリンタ1の開発期間は短縮され、製造開発コストは抑制される。
ステップS300では、CPU22は印刷対象ファイルである中間画像ファイルのヘッダを解析し、中間画像の伸張に必要な情報、撮影情報、印刷制御情報、好ましい印刷結果を得るための画像の補整制御情報、ファイルサイズ等を特定し、特定したこれらの情報に基づいて中間画像の印刷に必要な制御値を設定する。具体的には例えば量子化テーブル、シャープネス補整処理の制御値、カラーバランス補整処理の制御値、階調補整処理の制御値、記憶色補整処理の制御値、印刷部数、印刷用紙サイズ、印刷解像度等が設定される。尚、印刷制御情報として印刷対象画像に添付されたDPOFデータ等を用いてもよいが、操作ユニット26を介してユーザに印刷サイズ、印刷解像度等の制御値を設定させてもよいことはいうまでもない。
以下に詳述するステップS302からステップS306の処理は、印刷対象バンド単位で実行される。通常の印刷は画像の一辺からそれに対向する辺に向かって順次実行される。このため、印刷方向に合わせてバンド単位で処理が順次進行する。すなわち、最初のステップS302で印刷対象バンドの圧縮データがリムーバブルメモリ10からCPU22に読み込まれて処理結果がRAM14に格納され、以後の各ステップではRAM14から印刷対象バンドデータがCPU22に読み込まれ、処理結果がRAM14に格納される。印刷対象バンドは印刷方向に応じて設定される。ディジタルカメラの画像は通常3対2の割合で横長の画像であるが、幅の狭いプリンタでより大きな面積の画像を印刷可能にするため、長辺方向に順次印刷を実行することが合理的である。したがって一般には、まず横長の画像を90度回転させて縦長の画像に変換し、縦長の画像を一方の短辺から他方の短辺に向かって長辺方向に印刷が実行される。
例えば、図6に示すように横長の画像が画像の水平方向に順次印刷される場合(AからGの順に印刷対象バンドが処理される方向)、すなわち90度回転した画像が印刷される場合、印刷対象バンドは画像を水平方向に分割するように設定される。この場合、図6に示すように中間画像の生成方向(破線矢印の順で水平方向に1行生成され、数字の順に各行が順次生成される順序。)と中間画像の印刷方向(AからGの順に印刷対象バンドが処理される順序)が90度異なるため、中間画像の生成と中間画像の印刷を直列的に順次処理することができない。したがってこの場合、中間画像の全体がメモリ空間に静的に保持される必要がある。仮に中間画像を圧縮せずにメモリ空間に静的に保持するとすれば、図1のS2の破線全体によってデータサイズが示される状態で中間画像全体をRAM14が保持しなければらない。
印刷時には印刷対象のソース情報である中間画像と出力情報である印刷データとを同時にRAM14に保持しなければならないため、RAM14の必要容量は相当に大きくなる。そのため、本実施形態では圧縮した中間画像を生成することによってメモリ資源を節約し、それによってメモリ資源が限られた環境におけるRAWデータの現像印刷を可能にしているのである。加えて本実施形態では、圧縮した中間画像をリムーバブルメモリ10に保持させることにより、プリンタ1で実装すべきRAM14の容量を、RAWデータ非対応のプリンタと実質的に同一にすることを可能としている。
尚、このような効果は画像が回転して印刷される場合にのみ有利に働くのではない。例えば、画像の補整制御値を設定するために画像全体を解析するような場合であっても、中間画像を圧縮する効果は有利に働く。また例えば、中間画像の出力先がハードディスク装置のようにデータ転送速度が低速なデバイスであったり、プリンタ1と出力先の外部デバイスとの通信速度が低速であるような場合でも、中間画像を圧縮する効果は有利に働く。
ステップS302では、CPU22はリムーバブルメモリ10から印刷対象バンド内のブロックデータを順次読み込みながら伸張し、その結果得られる印刷対象バンドのYCbCr画像をRAM14に格納する。その結果、RAM14で保持される印刷対象バンドのデータは図1のS7に示す状態となる。
ステップS304では、CPU22は画像処理ユニット16と協働しながら印刷対象バンドの画像を補整する。具体的には、ステップS300で設定された制御値が適用される解像度変換、シャープネス補整処理、カラーバランス補整処理、階調補整処理、記憶色補整処理等が実行される。このときRAM14で保持される印刷対象バンドのデータは処理内容に応じた色空間で表現された図1のS7又はS8に示す状態になっている。シャープネス補整処理は解像度変換後に実行され、前述したとおり、ディジタルカメラ等の画像入力装置のローパスフィルタによる鮮鋭度の低下が考慮された制御値が適用される。このように本実施形態では解像度変換前にシャープネス補整処理が実行されないため、印刷画質が向上する。カラーバランス補整処理、階調補整処理、記憶色補整処理等は解像度変換後に実行されてもよいし、解像度変換前に実行されてもよい。
ステップS306では、CPU22は印刷対象バンドの画像から印刷対象バンドの印刷データを生成し、印刷ユニット18は印刷データに基づいて印刷を実行する。このときRAM14で保持される印刷対象バンドの印刷データは図1のS9に示す状態である。
ステップS302からステップS306までの処理が最終の印刷対象バンドまで終了すると(ステップS308でY判定されるとき)、CPU22はリムーバブルメモリ10に保持されている中間画像をRMC12に削除させる(ステップS310)。印刷後に中間画像を削除すると、ユーザの意図とは無関係に生成される中間画像によってリムーバブルメモリ10の記憶領域が無用に消費されてしまうことを防止できる。尚、印刷部数が2部以上である場合には、全部数の印刷終了まで中間画像をリムーバブルメモリ10に保持させてもよいし、1部印刷するたびに中間画像の生成と削除を繰り返してもよい。
以上説明した本発明の一実施例に係るプリンタによると、RAWデータから生成された画像をリムーバブルメモリ10に格納することにより、RAM14の容量を増やすことなくRAWデータから画像を印刷できる。よってプリンタ1によると、製造開発コストを上昇させることなくRAWデータから画像を印刷できる。
3.他の実施形態
上述した空き容量確保処理ではリムーバブルメモリ10の空き容量が不足しているときファイル削除メニュー33を表示して空き容量を確保する例を説明したが、ユーザに別のリムーバブルメモリの追加を要求するようにしてもよい。プリンタ1は具体的には例えば図8(E)に示すように「リムーバブルメモリの空き容量が不足しています。空き容量が1.2MBバイト以上のリムーバブルメモリを追加して下さい。」というメッセージをFPD27に表示してもよいし、その内容の音声を出力してもよい。メッセージ中の「1.2MB」はそのとき選択されているRAWデータから予測される中間画像のデータサイズである。このメッセージが表示されたとき、ユーザは空き容量が1.2MB以上ある別のリムーバブルメモリに交換し、当該メッセージが表示されている状態で操作ユニット26の所定の操作ボタンを押す。するとプリンタ1はステップS100以後の処理を繰り返し空き容量確保処理を実行してリムーバブルメモリの空き容量を確認する。空き容量が十分な場合は交換後のリムーバブルメモリが中間画像の出力先となる。リムーバブルメモリの交換が拒否された場合、プリンタ1はエラー処理を実行する。
また、リムーバブルメモリに限らず複数の外部記憶媒体をプリンタ1に接続可能な場合は、各外部記憶媒体の空き容量を判定し、空き容量が中間画像のデータサイズ以上である外部記憶媒体に中間画像を格納するようにしてもよい。例えば図2に示すようにプリンタ1に外部記憶媒体としてディジタルカメラ30、パーソナルコンピュータ32および携帯電話34が接続されているとする。また、プリンタ1のRMC12には複数のリムーバブルメモリが接続可能であり、更に、プリンタ1には図示しないハードディスクが内蔵されているとする。この場合、プリンタ1は所定の順でこれらの空き容量を判定する。判定順は任意に設定可能であるが、リムーバブルメモリや内蔵ハードディスクなどのプリンタ1に直に接続されている外部記憶媒体から先に判定することが望ましい。中間画像のデータサイズ以上の空き容量がある外部記憶媒体が見つかるとその外部記憶媒体が中間画像の出力先となる。このように中間画像のデータサイズ以上の空き容量がある外部記憶媒体をプリンタ1が見つけるようにすると、ユーザの手を煩わすことなく印刷を続行できるので、RAWデータを印刷する際の操作性がより向上する。最終的に中間画像のデータサイズ以上の空き容量がある外部記憶媒体が見つからなかったときは、プリンタ1はファイル削除メニュー33を表示してもよいし、リムーバブルメモリの交換を要求してもよいし、印刷を中止してもよい。
本発明の一実施例に係る模式図。 本発明の一実施例に係るプリンタの概略構成を示すブロック図。 本発明の一実施例に係るプリンタの作動を示すフローチャート。 図4のステップS136における処理の流れを示すフローチャート。 図4のステップS138における処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施例に係る模式図。 本発明の一実施例に係る画面遷移図。 (A)〜(D)は本発明の一実施例に係るメッセージおよびメニューの模式図。
符号の説明
1 プリンタ、10 リムーバブルメモリ(外部記憶媒体)、12 リムーバブルメモリコントローラ(入力手段、記憶手段)、16 画像処理ユニット、18 印刷ユニット(印刷手段)、20 外部IF(入力手段、記憶手段)、22 CPU(画像生成手段、記憶手段、印刷手段)、26 操作ユニット(ユーザインタフェース)、28 表示ユニット(ユーザインタフェース)、30 ディジタルカメラ(外部記憶媒体)、32 パーソナルコンピュータ(外部記憶媒体)、34 カメラ付携帯型電話端末(外部記憶媒体)

Claims (12)

  1. RAWデータを入力する入力手段と、
    デモザイク処理を用いて前記RAWデータから画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像を外部記憶媒体に格納する記憶手段と、
    前記外部記憶媒体に格納された前記画像を印刷する印刷手段と、
    を備えるプリンタ。
  2. 前記記憶手段は、前記印刷手段で前記画像の印刷が終了すると、前記外部記憶媒体から前記画像を削除する請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記記憶手段は、前記外部記憶媒体が書き込み可能な状態であるか否かを判定し、書き込み不可能なときはユーザに前記外部記憶媒体の交換を要求する請求項1又は2に記載のプリンタ。
  4. 前記記憶手段は、前記外部記憶媒体の空き容量を判定し、前記画像を格納するための容量が不足しているときは前記外部記憶媒体に格納されているデータを削除するためのファイル削除メニューを表示する請求項1、2又は3に記載のプリンタ。
  5. 前記記憶手段は、前記外部記憶媒体の空き容量を判定し、前記画像を格納するための空き容量が不足しているときはユーザに別の外部記憶媒体の追加を要求する請求項1、2又は3に記載のプリンタ。
  6. 前記記憶手段は、前記外部記憶媒体が複数存在するとき、それら複数の前記外部記憶媒体の空き容量を判定し、前記画像を記憶可能な空き容量がある前記外部記憶媒体に前記画像を格納する請求項1〜5のいずれか一項に記載のプリンタ。
  7. 前記記憶手段は、前記画像を前記外部記憶媒体に隠し属性を設定して格納する請求項1〜6のいずれか一項に記載のプリンタ。
  8. 前記記憶手段は、前記外部記憶媒体の空き容量に応じた量子化ステップ幅で前記画像を不可逆圧縮して前記外部記憶媒体に格納する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のプリンタ。
  9. 前記圧縮による画質劣化の程度をユーザに予告し、印刷中止要求をユーザから受け付けるユーザインタフェースをさらに備える請求項8に記載のプリンタ。
  10. 前記画像生成手段は、前記RAWデータから汎用フォーマットの前記画像を生成し、
    前記印刷手段は、前記汎用フォーマットの前記画像を印刷する請求項1〜9のいずれか一項に記載のプリンタ。
  11. 前記汎用フォーマットは、JFIFフォーマットである請求項10に記載のプリンタ。
  12. 前記汎用フォーマットは、Exifフォーマットである請求項10に記載のプリンタ。
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