JP2003046737A - 画像処理装置およびそれを備える画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置およびそれを備える画像形成装置

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JP2003046737A
JP2003046737A JP2001233415A JP2001233415A JP2003046737A JP 2003046737 A JP2003046737 A JP 2003046737A JP 2001233415 A JP2001233415 A JP 2001233415A JP 2001233415 A JP2001233415 A JP 2001233415A JP 2003046737 A JP2003046737 A JP 2003046737A
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Hideyoshi Yoshimura
秀義 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定められたメモリ容量内で効率的な画像処理
を行う画像処理装置およびそれを備える画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 データメモリ12はスキャナ部2で読み
取った非圧縮の画像データを格納する入力バッファ61
および圧縮された画像データを格納する画像バッファ6
2を備える。画像圧縮部22は、入力バッファ61に順
次格納され、主要画像処理部10で処理を行う前または
後の画像データを圧縮して、圧縮した画像データを画像
バッファ62に格納する。メモリ再構成部26は、画像
圧縮部22によって圧縮された画像データのサイズが画
像バッファ62よりも大きい場合、入力バッファ61を
大きくし、画像バッファ62を小さくするので、データ
メモリ12において画像バッファ62が占めていた領域
を入力バッファ61として用いることができ、効率的な
処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像入力装置など
の読取手段によって読み取った画像に圧縮処理を施して
記憶手段に記憶し、格納された画像データを読み出して
画像出力装置などの出力手段に出力する画像処理装置お
よびそれを備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機およびファクシミリ装置などの画
像形成装置などでは、原稿を読み取る読取手段としてラ
インセンサなどを用いた画像入力装置が用いられてい
る。ラインセンサを用いる画像入力装置では、ラインセ
ンサのライン方向を主走査方向とし、この主走査方向に
直交する方向を副走査方向として、前記ラインセンサを
原稿に対して相対的に副走査方向に移動させながら原稿
を読み取るように構成されている。
【0003】上述の画像入力装置を備える画像形成装置
で読み取った画像データの処理を行う画像処理装置で
は、画像入力装置で原稿を読み取って、同一の画像を複
数枚出力する場合、最初の走査時に読み取った画像デー
タを圧縮してメモリ内に格納しておき、2枚目以降の出
力では前記メモリ内の画像データを用いて画像処理が行
われる場合がある。このような画像処理装置では、メモ
リの総容量が制限されているので、画像処理開始前に予
め可能な限り画像データを保存するための領域をメモリ
内に確保しておく必要がある。
【0004】しかしながら、メモリ内で画像データを保
存するための領域を大きく確保すると、バッファ領域な
どに割く必要があるメモリの領域を減少させ、画像処理
装置のシステムパフォーマンスが低下する。具体的に
は、処理速度が低下したり、メモリ内に空き領域がなく
なり画像入力装置が停止してしまったりする。したがっ
て、メモリ内で画像データを保存するための領域の大き
さと他の用途のための領域の大きさは、メモリ内に格納
可能な原稿の画像データ量と装置のシステムパフォーマ
ンスとのトレードオフで決定されている。
【0005】メモリ内での、画像を保存するための領域
と他の用途のための領域とのトレードオフによって発生
する問題を解決する技術が、たとえば特開2000−2
8675号公報に開示されている。特開2000−28
675号公報では、ファクシミリ用メモリとコピー用メ
モリとを有し、ファクシミリ機能と複写機能とを備える
画像形成装置で、本来の動作目的とは異なる他の用途、
たとえば複写動作時にコピー用メモリが満杯となるとフ
ァクシミリ用メモリを活用して一時的にメモリ領域を拡
大する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原稿の
画像の種類が印画紙写真などである場合、メモリ内で必
然的に画像データを保存するための領域を大きくする必
要があり、メモリ内に画像データを保存するために必要
な領域が、画像処理装置の用途から決定される実搭載可
能なメモリのすべての領域の合計を大きく超える場合が
ある。この場合、特開2000−28675号公報に開
示される処理方法を用いたとしても、全ての原稿に対し
て画像データのメモリへの格納を補償することはできな
い。特開2000−28675号公報では、他の用途に
用いられるメモリにも空き容量がなくなると、原稿の読
み取りを一旦停止することが述べられており、システム
パフォーマンスが低下する。つまり、メモリの容量が不
足すると再度原稿を読み取り直して、改めて画像処理を
実施しなければならない。
【0007】本発明の目的は、定められたメモリ容量内
で効率的な画像処理を行う画像処理装置およびそれを備
える画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を読み取
る読取手段で読み取られた非圧縮の画像データを格納す
る非圧縮画像データ書込領域および圧縮された画像デー
タを格納する圧縮画像データ書込領域を有する記憶手段
と、前記記憶手段の非圧縮画像データ書込領域に順次格
納される画像データを圧縮し、記憶手段の圧縮画像デー
タ書込領域に格納する圧縮手段と、前記記憶手段の非圧
縮画像データ書込領域と圧縮画像データ書込領域との割
合を変更する制御手段とを備えることを特徴とする画像
処理装置である。
【0009】本発明に従えば、記憶手段は原稿を読み取
る読取手段で読み取った非圧縮の画像データを格納する
非圧縮画像データ書込領域および圧縮された画像データ
を格納する圧縮画像データ書込領域を有する。圧縮手段
は、記憶手段の非圧縮画像データ書込領域に順次格納さ
れる画像データを圧縮して、圧縮した画像データを記憶
手段の圧縮画像データ書込領域に格納する。制御手段
は、記憶手段の非圧縮画像データ書込領域と圧縮データ
書込領域との割合を変更するので、圧縮手段によって圧
縮された画像データに基づいて記憶手段の非圧縮画像デ
ータ書込領域と圧縮データ書込領域との割合を変更し、
記憶手段の記憶領域を効率的に活用することができる。
【0010】また本発明は、前記制御手段は、圧縮手段
が圧縮した画像データのサイズが圧縮画像データ書込領
域よりも大きい場合、非圧縮画像データ書込領域を大き
くし、圧縮画像データ書込領域を小さくするように変更
することを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、圧縮手段によって圧縮さ
れた画像データのサイズが圧縮画像データ書込領域より
も大きい場合、非圧縮画像データ書込領域を大きくし、
圧縮画像データ書込領域を小さくする。したがって、圧
縮画像データを格納できない圧縮画像データ書込領域が
不要になったと判明した時点で、記憶手段内において圧
縮画像データが占めていた領域を非圧縮画像データ書込
領域として用いることができる。これによって、読取手
段によって読み取られる非圧縮画像データをより多く記
憶手段に書き込むことができる。
【0012】また本発明は、読取手段によって読み取ら
れる画像データに対して読取手段の補正処理を行う前画
像処理手段と、前記前画像処理手段によって補正された
画像データに所定の画像処理を施して外部に出力するた
めの画像データとする主要画像処理手段とを有し、前記
制御手段は、同一処理内容の画像データを複数出力する
場合には、記憶手段の圧縮画像データ書込領域に主要画
像処理手段で処理された画像データを格納し、同一の画
像データに対して異なる内容の処理を複数回実施して、
処理の異なる画像データを複数出力する場合には、記憶
手段の圧縮画像データ書込領域に前画像処理手段によっ
て処理された画像データを格納することを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、前画像処理手段は読取手
段によって読み取られる画像データに対して、読取手段
によって原稿を読み取って画像データに変換するときに
発生するズレの補正処理や読取手段の光学系のバラツキ
を補正する処理などを行う。主要画像処理手段は、読取
手段によって補正された画像データに所定の画像処理、
たとえば、フィルタ処理などを施して外部に出力するた
めの画像データとする。制御手段は、同一処理内容の画
像データを複数出力する場合、記憶手段の圧縮画像デー
タ書込領域に主要画像処理手段で処理された画像データ
を格納し、同一の画像データに対して異なる内容の処理
を複数回実施して処理の異なる画像データを複数出力す
る場合には、記憶手段の圧縮画像データ書込領域に前画
像処理手段によって処理された画像データを格納する。
したがって、同一処理内容の画像データを複数出力する
場合には、再度読取手段によって、原稿を読み取る必要
がなく、また前画像処理および主要画像処理を行う必要
がないので、処理速度を向上させることができる。さら
に、原稿の画像データに対して異なる内容の処理を複数
回実施して処理の異なる画像データを複数出力する場合
には、再度読取手段によって原稿を読み取る必要がな
く、また前画像処理を行うことがないので、処理速度を
向上させることができる。
【0014】また本発明は、前記の画像処理装置と、原
稿を読み取る読取手段と、前記画像処理装置で処理され
た画像データを出力する出力手段とを備えることを特徴
とする画像形成装置である。
【0015】本発明に従えば、原稿を読み取る読取手段
で読み取った非圧縮の画像データを前記画像処理手段で
処理し、画像処理手段で処理した画像データを出力手段
で出力する。したがって、読取手段で読み取った画像デ
ータを効率的に出力手段で出力できる画像形成装置を構
成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある画像形成装置1の構成を示す概略的な機能ブロック
図である。本実施形態の画像形成装置1は、ディジタル
複写機である。画像形成装置1は、原稿を読み取る読取
手段であるスキャナ部2、ADC(Analog Digital Con
verter)部3、画像処理装置4、出力手段であるエンジ
ン部5、コントローラ6および操作パネル7を備える。
【0017】スキャナ部2は、主走査方向に延びるCC
D(Charge Coupled Device)ラインイメージセンサユ
ニット、主走査方向に直角な副走査方向にCCDライン
イメージセンサユニットを移動させる副走査方向駆動系
(以下、スキャナキャリッジと呼称する)とを備える。
スキャナ部2は、スキャナキャリッジによってCCDラ
インイメージセンサユニットを移動させて走査すること
によって原稿を読み取る。またスキャナ部2は、1主走
査ライン毎にアナログのRGB(R:赤、G:緑、B:
青)カラー信号を出力する。
【0018】ADC部3は、アナログアンプとADCと
を備え、スキャナ部2から入力されるアナログのRGB
カラー信号をディジタル信号に変換する。ここで変換さ
れたディジタル信号は、多値の画像データ(以下、RG
B多値画像データと記す)である。
【0019】画像処理装置4は、前画像処理部(前画像
処理手段)9、主要画像処理部(主要画像処理手段)1
0および後画像処理部11を含むDSP(Digital Sign
alProcessor)8と、これらのためのソフトウェアと、
記憶手段であるデータメモリ12とを備える。画像処理
装置4の詳細な構成については後述する。
【0020】エンジン部5は、CMYK(C:シアン、
M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)の4色の
インクを用いたインクジェットプリンタで構成される。
エンジン部5は、2値画像データを入力とし、対応点に
インクドットを塗布し、出力用紙に出力する。本実施形
態では、エンジン部5はインクジェットプリンタである
が、電子写真方式のプリンタで構成してもよい。
【0021】コントローラ6は、汎用CPU(Central
Processing Unit)で構成され、スキャナ部2、画像処
理装置4、エンジン部5をコントロールし、一連のコピ
ー動作の制御を行う。
【0022】操作パネル7は、たとえば液晶ディスプレ
イからなる表示部と設定ボタンとから構成される。利用
者は操作パネルを用いて、たとえば、原稿の複写枚数お
よび原稿のコントラストの設定などを行う。
【0023】次に、画像処理装置4について詳細に説明
する。図2は、画像処理装置4の詳細な構成を示す機能
ブロック図である。画像処理装置4は、上述した各部の
他に、入力バッファインタフェース20、出力バッファ
インタフェース21、画像圧縮部(圧縮手段)22、圧
縮入力選択部23、画像伸張部24、圧縮画像出力部2
5、メモリ再構成部26および画像圧縮メモリインタフ
ェース27を含み構成される。
【0024】前画像処理部9は、入力フォーマット変換
処理部30と、シェーディング補正処理部31と、入力
γ補正処理部32とを備え、スキャナ部2で読み取った
画像データを取り込み、画像処理を行う。
【0025】入力フォーマット変換処理部30は、1主
走査ライン毎にRGBを読み取るCCDラインイメージ
センサユニットのRGB間にあるラインギャップを取り
除き、画像処理装置4の内部で使用が可能なラインギャ
ップのないデータに変換する。すなわち、原稿のRGB
各成分を読み取るときに使用される各フィルタが設けら
れたCCDラインイメージセンサの位置が異なるため、
このズレ位置を補正する。
【0026】シェーディング補正処理部31は、主走査
方向内で、光量分布がある入力データを補正し、光量分
布がないようなデータに変換する。すなわち、ADC部
3から送られてくるディジタルのRGB信号に対して、
スキャナ部2の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の
歪みを取り除く。
【0027】入力γ補正処理部32では、スキャナ部2
のCCDラインイメージセンサユニットからの入力特性
を後段の画像処理で扱いやすいように画像データがCC
Dラインイメージセンサの感度にリニアになるように補
正する。
【0028】入力バッファインタフェース20は、デー
タメモリ12と接続され、前画像処理部9で処理された
RGB多値画像データを一旦データメモリ12内に格納
し、また必要に応じて読み出す際のインターフェースで
ある。また、入力バッファインタフェース20は、前画
像処理部9と後述する主要画像処理部10、画像圧縮部
22および画像伸張部24などとを接続する。
【0029】主画像処理部10は、領域分離処理部4
0、色補正処理部41、フィルタ処理部42および中間
調処理部43を備え、入力バッファインタフェース20
を介して画像データを取り込み、画像処理を行う。
【0030】領域分離処理部40は、入力された画像デ
ータ中の画素ごとに文字などの2値画像の存在する領域
である文字領域、あるいは写真などの多値画像の存在す
る領域である写真領域を判別し、画素毎の属性情報を作
成する。
【0031】色補正処理部41は、RGB多値画像デー
タをCMYK多値画像データに変換する。すなわち、画
像の色を忠実に再現するために、不要吸収成分を含むC
MY色材料の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理
と、色補正後のCMYの3色から黒信号を生成するとと
もに、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引
いて新たなCMY信号を生成する。
【0032】フィルタ処理部42では、画素毎に2次元
FIR(Finite Impulse Response)フィルタ処理を行
う。ここでは領域分離処理部40で作成された画素毎の
属性情報を用いて、文字領域であれば強調フィルタ処理
を行い、写真領域であれば平滑フィルタ処理を行う。
【0033】中間調処理部43では、CMYK多値画像
データをエンジン部5で扱われるデータに適したCMY
K2値画像データに変換する。
【0034】出力バッファインタフェース21は、デー
タメモリ12と接続され、主要画像処理部10の処理に
よって出力されるCMYK2値画像データを一旦データ
メモリ12内に格納し、また必要に応じて読み出す際の
インターフェースである。また、出力バッファインタフ
ェース21は、主要画像処理部10と後述する後画像処
理部11、画像圧縮部22および画像伸張部24などと
を接続する。
【0035】後画像処理部11は、出力フォーマット変
換処理部45を備え、出力バッファインタフェースを介
して画像データを取り込み、画像の処理を行う。出力フ
ォーマット変換処理部45は、エンジン部5の入力フォ
ーマットにあわせてCMYK2値画像データのフォーマ
ットを変更する。つまり、たとえば、CMYKのヘッド
の並びに応じて出力画像データを変換する。なお、エン
ジン部5が電子写真方式のプリンタである場合は、たと
えば、レーザへの出力順序に合わせて、ピクセルインタ
ーリーブ形式に変換する。
【0036】画像圧縮部22は、前画像圧縮部50およ
び後画像圧縮部51を含み構成される。前画像圧縮部5
0は、前画像処理部9で処理されデータメモリ12に格
納されるRGB8ビット階調の非圧縮の画像データを、
入力バッファインタフェース20を介して読み出し、D
PCM(Differential Pulse-Code Modulation:差分符
号変調)方式で圧縮する。ここでDPCM方式として
は、ITU−T(International Telecommunication Un
ion-Telecommunication sector:国際電気通信連合 電
気通信標準化部門)のJPEG(Joint Photographic E
xpertsGroup)標準で規定されているSpatial方式を用い
る。
【0037】後画像圧縮部51は、主要画像処理部10
で処理されたCMYK2値の画像データを、出力バッフ
ァインタフェース21を介して読み出し、RLE(RunL
ength Encoding:ランレングス符号化)方式で圧縮す
る。ここで、RLE方式とは、同じデータが続く長さを
ラン長として符号化する方式である。このように、画像
圧縮部22では、圧縮を行う画像データに応じた圧縮方
法が用いられる。
【0038】圧縮入力選択部23は、圧縮処理部22で
圧縮処理された画像データをデータメモリ12に格納す
る際、前画像圧縮部50で圧縮された画像データを格納
するのか、あるいは後画像圧縮部51で圧縮された画像
データを格納するのかを選択する。
【0039】画像データが圧縮して格納されるのは、複
数枚の同一の画像を出力する場合、あるいは画像データ
に異なる態様の画像処理、たとえば、利用者が最適なコ
ントラストを決定するために、同一の画像データのコン
トラストを出力画像毎に変化させる場合などがある。前
者の場合は、後画像圧縮部51を用いて圧縮した画像デ
ータを作成し、後者の場合は前画像圧縮部50を用いて
圧縮した画像データを作成する。いずれの圧縮部で圧縮
された画像データを用いるのかは、画像形成装置1の操
作パネル7から入力される情報に基づいて決定される。
【0040】画像伸張部24は、前画像伸張部52およ
び後画像伸張部53を含み構成される。前画像伸張部5
2は、DPCM方式で圧縮された画像データを伸張して
RGB8ビット階調の画像データを生成して、入力バッ
ファインタフェース20に出力する。後処理伸張部53
は、RLE方式で圧縮された画像データを伸張してCM
YK2値の画像データを生成し、出力バッファインタフ
ェース21に出力する。
【0041】圧縮出力選択部25は、データメモリ12
に格納される圧縮した画像データを前画像伸張部52で
伸張するのか、あるいは後画像伸張部53で伸張するの
かを選択する。
【0042】ここで、データメモリ12について説明す
る。データメモリ12は、DSP8からのコントロール
によって、画像データの圧縮処理を実施する場合には、
図3(a)に示すように、DSPワークバッファ60、
入力バッファ61、出力バッファ63および画像バッフ
ァ62の4つの領域を内部に構成する。また、画像デー
タの圧縮処理を実施しない場合には、図3(b)に示す
ように、DSPワークバッファ60、入力バッファ61
および出力バッファ63の3つの領域を内部に構成す
る。ここで、DSPワークバッファ60は、画像処理用
の領域であり、DSP8のためのソフトウェアが格納さ
れている。入力バッファ61は、非圧縮の画像データを
格納する非圧縮画像データ書込領域であり、前画像処理
部9で処理された画像データが入力バッファインタフェ
ース20を介してIstart番地から格納される。画像バッ
ファ62は、圧縮された画像データを格納する圧縮画像
データ書込領域であり、圧縮処理部22で圧縮された画
像データが画像圧縮メモリインタフェース27を介して
Cstart番地から格納される。出力バッファ63は、非圧
縮の画像データを格納する非圧縮データ書込領域であ
り、主要画像処理部10で処理された画像データおよび
画像伸張部24で伸張された画像データが出力バッファ
インタフェース21を介してOstart番地から格納され
る。
【0043】メモリ再構成部26は、データメモリ12
内の入力バッファ61および出力バッファ63の割合を
変更する制御手段であり、データメモリ12内の画像バ
ッファ62を削除し、空いた領域を入力バッファ61に
割り当て、データメモリ12を再構成する。具体的に
は、図3(a)に示すような構成のデータメモリ12
を、図3(b)に示すような構成のデータメモリ12の
構成に再構成する。メモリ再構成部26は、画像圧縮部
22で画像データが圧縮されるときに信号を受け取り、
データメモリ12の領域を再構成する。
【0044】画像圧縮メモリインタフェース27は、デ
ータメモリ12に圧縮した画像データを格納し、データ
メモリ12から圧縮した画像データを取り出す際のイン
ターフェースである。また、画像処理装置4は、スキャ
ナ部2で読み取られる走査ラインをカウントするライン
カウンタを備える。
【0045】次に、画像処理装置4の動作処理を説明す
る。本実施形態の画像処理装置4では、原稿の全画像デ
ータを圧縮して画像バッファ62に格納できる場合に
は、複数枚コピーの2枚目からはスキャナ部2によって
原稿を読み取らないで、画像バッファ62に格納された
圧縮された画像データを伸張して処理することによって
出力画像データを作成する。
【0046】これに対して、原稿の全画像データを圧縮
して画像バッファ62に格納できない場合には、複数枚
コピーの2枚目からはデータメモリ12内に画像バッフ
ァ62の領域を確保しないで、常に原稿をスキャナ部2
で読み取って出力画像データを作成する。
【0047】図4は、画像処理装置4の動作処理の概要
を示すフローチャートである。なお、画像処理装置4で
は全ての判断処理をDSP8が行う。
【0048】画像処理装置4では動作処理が開始される
とステップS1で装置の初期化が行われる。ここでは、
データメモリ12のDSPワークバッファ60、入力バ
ッファ61、画像バッファ62および出力バッファ63
の各領域の割り当てを予め定められている値に設定す
る。本実施形態の画像処理装置4では、初期化によって
データメモリ12を図3(a)に示す構成としている。
また、走査ラインをカウントするラインカウンタのリセ
ット処理が行われる。また、画像処理装置4では、前画
像圧縮部50によって画像データを圧縮しない場合は、
前画像圧縮不可フラグをセットし、後画像圧縮部51に
よって画像データを圧縮しない場合は、後画像圧縮不可
フラグをセットする。初期化では、操作パネル7からの
利用者の指示によって、圧縮処理を行わない場合には、
前圧縮不可フラグのセット処理および後圧縮不可フラグ
のセット処理、つまり両圧縮不可フラグのセットを行
う。一方、操作パネル7からの利用者の指示によって、
複数の同じ画像データを出力する場合には前圧縮不可フ
ラグのセットと後圧縮不可フラグのリセットを行い、同
一画像データに複数回の異なる形態の画像処理を行っ
て、複数の画像データを出力する場合には、前圧縮不可
フラグのリセットと、後圧縮不可フラグのセットを行
う。
【0049】次に、ステップS2では前画像処理を行
う。前画像処理の詳細な動作処理を示すフローチャート
を図5に示す。前画像処理ではステップA1で、データ
メモリ12の入力バッファ61に空きがあるか否かを判
断する。ここで、入力バッファ61に空きがある(Ye
s)と判断された場合、ステップA2に進む。ステップ
A2では、スキャナ部2が走査中であるか否かを判断す
る。ステップA2でスキャナ部2が走査中である(Ye
s)と判断された場合はステップA3に進む。一方、ス
キャナ部2が走査中ではない(No)と判断された場合は
ステップA4に進み、スキャナ部2のCCDイメージラ
インセンサユニットを副走査方向に移動させるスキャナ
キャリッジを移動させて走査を再開し、前画像処理を終
了して図4のステップS3に進む。
【0050】ステップA3では、入力取り込み可能であ
るか否か、つまりスキャナ部2で読み取った画像データ
を入力可能であるか否かを判断する。ステップA3で、
入力取り込み可能である(Yes)と判断された場合、ス
テップA5に進み、入力取り込み可能ではない(No)と
判断された場合は、前画像処理を終了して図4のステッ
プS3に進む。ステップA3で入力取り込み可能ではな
い場合は、スキャナ部2のCCDラインイメージセンサ
ユニットが原稿の読み取るべき位置に配置されていない
場合である。たとえば、入力解像度が600dpi(dot p
er inch)のスキャナの場合、1インチ当り600回の
主走査パルスが発生され、このパルスが立ち下がった時
にデータの読み込みが行われるが、主走査パルスが立ち
下がっていない状態を指す。
【0051】ステップA5では、主走査方向の1ライン
を画像処理装置4に取り込み、ステップA6に進む。ス
テップA6では、前画像処理として、入力フォーマット
変換処理部30、シェーディング補正処理部31および
入力γ補正処理部32において各処理を実施して、ステ
ップA7に進む。ステップA7では、ステップA6で前
画像処理が行われた画像データを、入力バッファインタ
フェース20を介してデータメモリ12の入力バッファ
61に格納して、ステップA8に進む。ステップA8で
は、前圧縮不可フラグがONになっているか否かを判断
する。ステップA8で、前圧縮不可フラグがONになっ
ている(Yes)と判断された場合、前画像処理を終了し
て図4のステップS3に進む。一方ステップA8で、前
圧縮不可フラグがONになっていない(No)と判断され
た場合、ステップA9に進む。
【0052】ステップA9では、前画像圧縮部50によ
って画像データの圧縮を行い、ステップA10に進む。
ステップA10では、ステップA9で圧縮した画像デー
タをメモリ12の画像バッファ62に格納可能であるか
否かが判断される。ステップA10で、格納可能である
(Yes)と判断された場合、ステップA11に進み、圧
縮選択入力部23および画像圧縮メモリインタフェース
27を介して画像バッファ62に圧縮した画像データを
格納し、前画像処理を終了して図4のステップS3に進
む。一方ステップA10で、格納可能ではない(No)と
判断された場合、つまり、圧縮した画像データの量が画
像バッファ62の領域よりも大きくなってしまう場合、
ステップA12に進む。ステップA12では、前圧縮不
可フラグをONにする。つまり、前圧縮処理を行わない
ように設定して、ステップA13に進む。ステップA1
3では、メモリ再構成部26によってデータメモリ12
の領域を再構成する。ここでは、図3(a)に示すデー
タメモリ12の構成を、図3(b)に示すデータメモリ
12の構成に変更する。ステップA13でデータメモリ
12の領域を再構成した後、前画像処理を終了して図4
のステップS3に進む。
【0053】また、ステップA1で、データメモリ12
の入力バッファ61に空きがない(No)と判断された場
合には、ステップA14に進む。ステップA14では、
スキャナ部2が走査中であるか否かを判断する。ここ
で、スキャナ部2が走査中である(Yes)場合、ステッ
プA15に進みスキャナキャリッジの走査を停止させ
る。一方ステップA14でスキャナ部2が走査中でない
(No)場合、前画像処理を終了して図4のステップS3
に進む。ステップA15でスキャナキャリッジを停止さ
せると、ステップA16に進み、スキャナキャリッジの
位置を戻して前画像処理を終了して図4のステップS3
に進む。以上で、ステップS2の前画像処理の説明を終
了する。
【0054】次に、ステップS3に進み、主要画像処理
を行う。主要画像処理の詳細な動作処理を示すフローチ
ャートを図6に示す。主要画像処理ではステップB1
で、データメモリ12の入力バッファ61内に画像デー
タがあるか否かを判断する。ここで、入力バッファ61
内に画像データがない(No)場合は、主要画像処理を終
了して図4のステップS4に進む。一方、ステップB1
で入力バッファ61内に画像データがある(Yes)場合
はステップB2に進む。ステップB2では、データメモ
リ12の出力バッファ63に空きがあるか否かを判断す
る。ここで、出力バッファ63に空きがない(No)と判
断されると主要画像処理を終了して、図4のステップS
4に進む。一方、ステップB2で出力バッファ63に空
きがある(Yes)と判断されると、ステップB3に進
む。ステップB3では、データメモリ12の画像バッフ
ァ62に原稿1ページ分の圧縮された画像データが格納
済みであるか否かを判断する。ステップB3で、画像バ
ッファ62に原稿1ページ分の圧縮された画像データが
格納されていない(No)と判断された場合にはステップ
B4に進む。
【0055】ステップB4では、入力バッファインタフ
ェース20を介して入力バッファ61から画像データを
取り出し、ステップB5に進む。ステップB5では、主
要画像処理部10である領域分離処理部40、色補正処
理部41、フィルタ処理部42および中間調処理部43
によって主要画像処理が行われ、ステップB6に進む。
ステップB6では、後圧縮不可フラグがONであるか否
かを判断する。ステップB6で、後圧縮不可フラグがO
Nである(Yes)と判断された場合には、ステップB1
2に進み、非圧縮の画像データを出力バッファ63に格
納し、主要画像処理の動作を終了して図4のステップS
4に進む。一方ステップB6で、後圧縮不可フラグがO
Nではない(No)と判断された場合、ステップB7に進
む。
【0056】ステップB7では、後画像圧縮部51によ
って画像データの圧縮が行われる。ステップB7で圧縮
処理が行われた後、ステップB8に進み、圧縮された画
像データを画像バッファ62に格納可能であるか否かを
判断する。ここで、画像バッファ62に格納できる(Ye
s)と判断されると、ステップB9に進み、ステップS
9で圧縮された画像データを画像バッファ62に格納す
るとともに、ステップB12で主要画像処理が実施され
た非圧縮の画像データを出力バッファ63に格納して、
図4のステップS4に進む。一方、ステップB8で、圧
縮された画像データを画像バッファ62に格納できない
(No)と判断される、つまり、圧縮された画像データの
量が画像バッファ62の領域よりも大きいと判断される
と、ステップB10に進む。
【0057】ステップB10では、後圧縮処理不可フラ
グをONにして、ステップB11に進む。ステップB1
1では、メモリ再構成部26によって、図3(a)に示
すようなデータメモリ12の構成を図3(b)に示すよ
うなデータメモリ12の構成に変換し、メモリ領域の再
構築を行ってステップB12に進む。ステップB12で
は、主要画像処理を実施した非圧縮の画像データを出力
バッファ63に格納し、主要画像処理の動作を終了して
図4のステップS4に進む。
【0058】ステップB3で、画像バッファ62に原稿
1ページ分の画像データが格納済みである場合は、ステ
ップB13に進む。ステップB13では、前圧縮不可フ
ラグがONになっているか否かを判断する。ステップB
13で前圧縮不可フラグがONになっている(Yes)と
判断されると、ステップB14に進む。ステップB14
では、画像圧縮メモリインタフェース27を介して画像
バッファ62から圧縮された画像データを取り出してス
テップB15に進む。ステップB15では、圧縮出力選
択部25によって後画像伸張部53が選択され、後画像
伸張部53によって圧縮された画像データを伸張して、
ステップB12進み、伸張された非圧縮の画像データを
出力バッファ63に格納する。
【0059】一方、ステップB13で前圧縮不可フラグ
がONではない(No)と判断された場合、ステップB1
6に進む。ステップB16では、画像圧縮メモリインタ
フェース27を介して画像バッファ62から圧縮画像デ
ータを取り出してステップB17に進む。ステップB1
7では、圧縮出力選択部25によって前画像伸張部52
が選択され、前画像伸張部52によって圧縮された画像
データを伸張してステップB5に進み、伸張された画像
データに主要画像処理を実施する。以上でステップS3
の主要画像処理の説明を終了する。
【0060】次に、ステップS4に進み、後画像処理を
行う。後画像処理の詳細な動作処理を示すフローチャー
トを図7に示す。後画像処理ではステップC1で、出力
バッファ63内に画像データがあるか否かを判断する。
ここで、出力バッファ63内に画像データがない(No)
と判断された場合には後画像処理を終了し、図4のステ
ップS5に進む。一方、出力バッファ63内に画像デー
タがある(Yes)と判断された場合、ステップC2に進
む。ステップC2では、画像データをエンジン部5へ出
力可能であるか否かを判断する。ステップC2で画像デ
ータをエンジン部5へ出力可能ではない(No)と判断さ
れた場合は、後画像処理の動作を終了し、図4のステッ
プS5に進む。ここで、画像データをエンジン部5に出
力できない場合とは、エンジン部5がインクジェットプ
リンタではヘッドのクリーニング時の場合であり、また
エンジン部5が電子写真方式のプリンタであるときは、
画像処理装置4からのデータ出力が速すぎてエンジン部
5が持つバッファが満杯になった場合である。
【0061】一方、ステップC2で、画像データをエン
ジン部5に出力可能である(Yes)と判断された場合、
ステップC3に進む。ステップC3では、出力バッファ
インタフェース20を介して出力バッファ63から画像
データを取り出して、ステップC4に進む。ステップC
4では、後画像処理部11で出力フォーマット変換処理
を行い、ステップC5に進む。ステップC5では、エン
ジン部5によって画像を記録用紙に出力して、ステップ
C6に進む。ステップC6では、ラインカウンタをイン
クリメントして、後画像処理の動作し、図4のステップ
S5に進む。ここで、ラインカウンタはライン毎の処理
を行っているので、1ラインの処理が終わると1増加す
る。以上でステップS4の後画像処理の説明を終了す
る。
【0062】次に、ステップS5に進み、動作処理が終
了したか否かをラインカウンタを用いて判断する。ステ
ップS5で、動作処理が終了した(Yes)と判断される
と画像形成装置1の動作処理が終了する。一方、ステッ
プS5で、動作処理が終了していない(No)と判断され
た場合はステップS6に進む。ステップS6で原稿1ペ
ージ分の画像データが画像バッファ62に格納されてい
る場合は、ステップS3に戻り、それ以外の場合はステ
ップS2に戻り動作処理を繰り返し行う。
【0063】以上のように画像形成装置1では、複数枚
の同じ画像を出力するときに、この画像データを圧縮し
て画像バッファ62に格納できる時には格納して、2枚
目以降の画像を出力するときに用い、圧縮しても画像デ
ータの量が多くて画像バッファ62に格納できないとき
にはデータメモリ12を再構成して、画像バッファ62
である領域を入力バッファ61として用いることができ
る。つまり、圧縮した画像データを格納できないため、
画像バッファ62は必要がないと判明した時点で、デー
タメモリ12内で画像バッファが占めていた領域を入力
バッファ61とすることによって、スキャナ部2で読み
取られる非圧縮の画像データをより多くデータメモリ1
2に書き込むことができる。したがって、原稿を毎回読
み取ってコピーする場合でも、入力バッファ61が満杯
となって、スキャナ部2の動作が停止する割合が少なく
なり、システムパフォーマンスが向上する。
【0064】また、本実施形態の画像形成装置1は、デ
ィジタル複写機であるが、通信装置を備えることによっ
て、ファクシミリ装置として用いることも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記憶手段
は原稿を読み取る読取手段で読み取った非圧縮の画像デ
ータを格納する非圧縮画像データ書込領域および圧縮さ
れた画像データを格納する圧縮画像データ書込領域を有
する。圧縮手段は、記憶手段の非圧縮画像データ書込領
域に順次格納される画像データを圧縮して、圧縮した画
像データを記憶手段の圧縮画像データ書込領域に格納す
る。制御手段は、記憶手段の非圧縮画像データ書込領域
と圧縮データ書込領域との割合を変更するので、圧縮手
段によって圧縮された画像データに基づいて記憶手段の
非圧縮画像データ書込領域と圧縮データ書込領域との割
合を変更し、記憶手段の限られた記憶領域を効率的に活
用することができる。
【0066】また本発明によれば、圧縮手段によって圧
縮された画像データのサイズが圧縮画像データ書込領域
よりも大きい場合、非圧縮画像データ書込領域を大きく
し、圧縮画像データ書込領域を小さくする。したがっ
て、圧縮画像データを格納できない圧縮画像データ書込
領域が不要になったと判明した時点で、記憶手段内にお
いて圧縮画像データが占めていた領域を非圧縮画像デー
タ書込領域として用いることができる。これによって、
読取手段によって読み取られる非圧縮画像データをより
多く記憶手段に書き込むことができる。したがって、非
圧縮画像データ書込領域が満杯となって、たとえば、非
圧縮画像データ書込領域に読み取られた非圧縮の画像デ
ータを送る読取手段が停止する割合が少なくなり、シス
テムパフォーマンスが向上する。
【0067】また本発明によれば、前画像処理手段は読
取手段によって読み取られる画像データに対して、読取
手段によって原稿を読み取って画像データに変換すると
きに発生するズレの補正処理や読取手段の光学系のバラ
ツキを補正する処理などを行う。主要画像処理手段は、
読取手段によって補正された画像データに所定の画像処
理、たとえば、フィルタ処理などを施して外部に出力す
るための画像データとする。制御手段は、同一処理内容
の画像データを複数出力する場合、記憶手段の圧縮画像
データ書込領域に主要画像処理手段で処理された画像デ
ータを格納し、同一の画像データに対して異なる内容の
処理を複数回実施して処理の異なる画像データを複数出
力する場合には、記憶手段の圧縮画像データ書込領域に
前画像処理手段によって処理された画像データを格納す
る。したがって、同一処理内容の画像データを複数出力
する場合には、再度読取手段によって、原稿を読み取る
必要がなく、また前画像処理および主要画像処理を行う
必要がないので、処理速度を向上させることができる。
さらに、原稿の画像データに対して異なる内容の処理を
複数回実施して処理の異なる画像データを複数出力する
場合には、再度読取手段によって原稿を読み取る必要が
なく、また前画像処理を行うことがないので、処理速度
を向上させることができる。
【0068】また本発明によれば、原稿を読み取る読取
手段で読み取った非圧縮の画像データを前記画像処理手
段で処理し、画像処理手段で処理した画像データを出力
手段で出力する。したがって、読取手段で読み取った画
像データを効率的に出力手段で出力できる画像形成装置
を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である画像形成装置1の
構成を示すブロック図である。
【図2】画像処理装置4の詳細な構成を示すブロックで
ある。
【図3】(a)および(b)は、データメモリ12の構
成を示す図である。
【図4】画像処理装置4の動作処理の概要を示すフロー
チャートである。
【図5】前画像処理のフローチャートである。
【図6】主要画像処理のフローチャートである。
【図7】後画像処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 スキャナ部 4 画像処理装置 5 エンジン部 8 DSP 9 前画像処理部 10 主要画像処理部 11 後画像処理部 12 データメモリ 22 画像圧縮部 26 メモリ再構成部 27 画像圧縮メモリインタフェース 50 前画像圧縮部 51 後画像圧縮部 61 入力バッファ 62 画像バッファ 63 出力バッファ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取る読取手段で読み取られた
    非圧縮の画像データを格納する非圧縮画像データ書込領
    域および圧縮された画像データを格納する圧縮画像デー
    タ書込領域を有する記憶手段と、 前記記憶手段の非圧縮画像データ書込領域に順次格納さ
    れる画像データを圧縮し、記憶手段の圧縮画像データ書
    込領域に格納する圧縮手段と、 前記記憶手段の非圧縮画像データ書込領域と圧縮画像デ
    ータ書込領域との割合を変更する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、圧縮手段が圧縮した画
    像データのサイズが圧縮画像データ書込領域よりも大き
    い場合、非圧縮画像データ書込領域を大きくし、圧縮画
    像データ書込領域を小さくするように変更することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 読取手段によって読み取られる画像デー
    タに対して読取手段の補正処理を行う前画像処理手段
    と、 前記前画像処理手段によって補正された画像データに所
    定の画像処理を施して外部に出力するための画像データ
    とする主要画像処理手段とを有し、 前記制御手段は、同一処理内容の画像データを複数出力
    する場合には、記憶手段の圧縮画像データ書込領域に主
    要画像処理手段で処理された画像データを格納し、同一
    の画像データに対して異なる内容の処理を複数回実施し
    て、処理の異なる画像データを複数出力する場合には、
    記憶手段の圧縮画像データ書込領域に前画像処理手段に
    よって処理された画像データを格納することを特徴とす
    る請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の画
    像処理装置と、 原稿を読み取る読取手段と、 前記画像処理装置で処理された画像データを出力する出
    力手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2001233415A 2001-08-01 2001-08-01 画像処理装置およびそれを備える画像形成装置 Pending JP2003046737A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7533192B2 (en) 2003-04-17 2009-05-12 Fujitsu Microelectronics Ltd. Task scheduling method in case of simultaneous transfer of compressed data and non-compressed data
US9615000B2 (en) 2014-09-18 2017-04-04 Konica Minolta, Inc. Image processing apparatus and image processing method for efficiently reserving memory

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7533192B2 (en) 2003-04-17 2009-05-12 Fujitsu Microelectronics Ltd. Task scheduling method in case of simultaneous transfer of compressed data and non-compressed data
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