JP2007097032A - 画像表示装置、画像表示方法およびディジタルカメラ - Google Patents

画像表示装置、画像表示方法およびディジタルカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】ディジタル画像を構成する各画素の色が所定の色空間の色域内に納まっているか否かをユーザが容易に知ることができる画像表示装置、画像表示方法およびディジタルカメラを提供する。
【解決手段】ディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域外の色を表す画素を特定する特定手段と、前記特定手段で特定された画素を識別可能に前記ディジタル画像を表示する表示手段と、を備える画像表示装置。所定の色空間の色域外の色を表している画素を識別可能にディジタル画像を表示するので、ディジタル画像を構成する各画素の色が所定の色空間の色域内に納まっているか否かをユーザが容易に知ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置、画像表示方法およびディジタルカメラに関する。
ディジタルカメラでは、被写体の光量が露出許容度(ラチチュード)を超えると輝度が飽和して被写体の明るい部分が白くなるハイライト飛びが起きることが知られている。輝度が飽和するとは、階調が8ビットのRGB色空間で表されているディジタル画像でいえばRGB値が(255,255,255)になることをいう。ディジタル画像を表示する従来の画像表示装置の中には輝度が飽和している画素を点滅表示などによって識別可能に表示するものが知られている。このような画像表示装置によると、ユーザはどの画素の輝度が飽和しているかを容易に把握できる。
ところで、ディジタルカメラの中には、画像表示装置の標準的な色空間であるsRGB色空間より色域の広い色空間であるAdobeRGB色空間でディジタル画像を記録可能なものが知られている(例えば特許文献1参照。)。sRGB色空間でディジタル画像を表示する画像表示装置にAdobeRGB色空間で表されているディジタル画像を表示すると、ディジタル画像はsRGB色空間の色域外の色を表す画素の画素値がクリッピングされて表示される。このためディジタル画像が必ずしも本来の色で表示されない。しかしながら、例え本来の色とは異なる色の画素があっても、表示されたディジタル画像を見てユーザがそのことを知ることは容易ではない。クリッピングでは画素値は近い色の画素値に置換されるのであって(255,255,255)になるわけではないので、前述した従来の画像表示装置で表示してもユーザは把握することはできない。すなわち、従来の画像表示装置ではユーザはAdobeRGB色空間で表されているディジタル画像を構成する各画素の色がsRGB色空間の色域内に納まっているか否かを知ることはできない。
また、sRGB色空間でディジタル画像を記録する場合、被写体にsRGB色空間の色域外の色があると、色域外の色は色域圧縮されてsRGB色空間の色域内の色に変換され、本来の色とは異なる色で記録される。この場合、当該ディジタル画像を従来の画像表示装置で表示しても、ユーザは被写体の色がディジタル画像にどの程度正確に記録されているかを知ることはできない。
特開2004−96400号公報
本発明は、上述の問題に鑑みて創作されたものであって、ディジタル画像を構成する各画素の色が所定の色空間の色域内に納まっているか否かをユーザが容易に知ることができる画像表示装置、画像表示方法およびディジタルカメラを提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、ディジタル画像が被写体の色をどの程度正確に記録しているかをユーザが知ることができる画像表示装置、画像表示方法およびディジタルカメラを提供することを第2の目的とする。
(1)上記第1の目的を達成するための画像表示装置は、ディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域外の色を表す画素を特定する特定手段と、前記特定手段で特定された画素を識別可能に前記ディジタル画像を表示する表示手段と、を備える。
この発明によると、所定の色空間の色域外の色を表している画素を識別可能にディジタル画像が表示されるので、ディジタル画像を構成する各画素の色が所定の色空間の色域内に納まっているか否かをユーザが容易に知ることができる。
(2)前記表示手段は、前記特定手段で特定された画素を点滅表示してもよい。
この発明によると、ユーザは所定の色空間の色域外の色を表す画素を点滅表示によって容易に把握できる。
(3)前記特定手段は、前記ディジタル画像の各画素値に基づいて前記色空間の色域外の色を表す画素を特定してもよい。
(4)前記ディジタル画像は前記色空間の色域外の色を表す画素を特定するための画素情報を有してもよい。前記特定手段は、前記画素情報に基づいて前記色空間の色域外の色を表す画素を特定してもよい。
(5)上記第1の目的を達成するための画像表示方法は、特定手段が、ディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域外の色を表す画素を特定する段階と、表示手段が、前記段階で特定された画素を識別可能に前記ディジタル画像を表示する段階と、を含む。
この発明によると、所定の色空間の色域外の色を表す画素を識別可能にディジタル画像が表示されるので、ディジタル画像を構成する各画素の色が所定の色空間の色域内に納まっているか否かをユーザが容易に知ることができる。
(6)上記第1の目的を達成するためのディジタルカメラは、被写体を撮像してディジタル画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段で生成されたディジタル画像を表示する請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像表示装置と、を備える。
この発明によると、ユーザは生成されたディジタル画像を構成する各画素の色が所定の色空間の色域内に納まっているか否かを当該ディジタル画像を生成したディジタルカメラ上で容易に知ることができる。
(7)前記撮像手段は被写体を連続して撮像して動画系列データを生成してもよい。前記表示手段は、前記色空間の色域外の色を表す画素を識別可能に前記動画系列データを表示してもよい。
この発明によると、動画系列データを構成する各画素の色が所定の色空間の色域内に納まっているか否かを容易に知ることができる。
(8)上記第1の目的を達成するためのディジタルカメラは、被写体を撮像してディジタル画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段で生成されたディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域外の色を表す画素を特定するための画素情報を生成する画素情報生成手段と、前記ディジタル画像と前記画素情報とを関連付けて出力する出力手段と、
を備える。
この発明によると、所定の色空間の色域外の色を表す画素を識別可能にディジタル画像を表示する画像表示装置において、表示に要する処理量を低減でき、短時間で表示できる。
(9)上記第2の目的を達成するための画像表示装置は、所定の色空間で表されているディジタル画像を構成する画素のうち前記色空間の色域の境界にある色を表す画素を特定する特定手段と、前記特定手段で特定された画素を識別可能に前記ディジタル画像を表示する表示手段と、を備える。
クリッピングされることなく元から境界にある色を表している画素も当然ながら存在するが、識別表示されている画素が多い場合は、画素値がクリッピングされた結果として境界にある色を表している画素も少なからず存在すると考えるのが妥当である。すなわちこの発明によると、識別表示されている画素の多少によってユーザはディジタル画像が被写体の色をどの程度正確に記録しているかを知ることができる。
(10)上記第2の目的を達成するための画像表示方法は、特定手段が、ディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域の境界にある色を表す画素を特定する段階と、表示手段が、前記段階で特定された画素を識別可能に前記ディジタル画像を表示する段階と、を含む。
この発明によると、識別表示されている画素の多少によってユーザはディジタル画像が被写体の色をどの程度正確に記録しているかを知ることができる。
(11)上記第2の目的を達成するためのディジタルカメラは、被写体を撮像してディジタル画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段で生成されたディジタル画像を表示する請求項9に記載の画像表示装置と、を備える。
この発明によると、ユーザはディジタル画像が被写体の色をどの程度正確に記録しているかを当該ディジタル画像を生成したディジタルカメラ上で容易に知ることができる。
(12)上記第2の目的を達成するためのディジタルカメラは、被写体を撮像してディジタル画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段で生成されたディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域の境界にある色を表す画素を特定するための画素情報を生成する画素情報生成手段と、前記ディジタル画像と前記画素情報とを関連付けて出力する出力手段と、を備える。
この発明によると、所定の色空間の色域の境界にある色を表す画素を識別可能にディジタル画像を表示する画像表示装置において、表示に要する処理量を低減でき、短時間で表示できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
以下、実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施例)
図2は、本発明の第1実施例に係るディジタルカメラとしてのディジタルスチルカメラ(DSC)1のハードウェア構成を示すブロック図である。
撮像手段としての光学系11は、複数のレンズ11a、絞り11b等で構成されている。光学系11はエリアイメージセンサ12の受光面に被写体の光学像を結像させる。
撮像手段としてのエリアイメージセンサ12は、2次元空間に離散的に配置された光電変換素子とCCD(Charge Coupled Device)等の電荷転送素子とを備えた撮像素子であり、いわゆるCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等である。エリアイメージセンサ12は図示しないセンサコントローラによって駆動される。エリアイメージセンサ12は光学系11により受光面に結像される被写体像を光電変換して得られる電荷を光電変換素子毎に一定時間蓄積し、光電変換素子毎の受光量に応じた電気信号を出力する。エリアイメージセンサ12は受光面にR(Red)、G(Green)及びB(Blue)の3色のカラーフィルタ、またはC(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)及びG(Green)の4色のカラーフィルタを設けることによりカラー画像情報を取り込むことが可能である。エリアイメージセンサ12の露光量は、絞り11bのF値や光学系11とエリアイメージセンサ12の間に設けられる図示しないメカニカルシャッタの開放時間とで決定される。尚、エリアイメージセンサ12の露光時間はエリアイメージセンサ12の電荷蓄積時間自体を電気的に制御することによって調整してもよい。
撮像手段としてのアナログフロントエンド(AFE)13部は、エリアイメージセンサ12から出力される電気信号をAD変換器でディジタル信号に量子化して出力する。具体的には例えば、AFE部13は電気信号に含まれる雑音の低減処理であるCDS(Correlated Double Sampling)処理、画像の黒レベルを再現するためのオプティカルブラック補償処理、画像の電気信号のゲインの調整による電気信号のレベル調整処理、量子化処理等を行ってRAWデータを生成し、ディジタル画像処理部14に出力する。
撮像手段としてのディジタル画像処理部14は、カラーバランス補正処理、画像形成処理、カラーマッチング処理、ガンマ補正処理、シャープネス補正処理、階調補正処理、偽色抑制処理、YCbCr色空間への変換処理などの各種の処理を施す。なお、これらの処理はCPUによるプログラム処理によって実行されてもよい。
ここで画像形成処理とは、例えば画素毎にRGBいずれか1つの有彩色成分を持つRAWデータに対して所定のアルゴリズムによるデモザイク処理を施し、画素毎にRGBの3つの有彩色成分を持たせる処理である。
また、カラーマッチング処理とは、画像形成処理によって形成された画素の色空間をDSC1依存の色空間からsRGB色空間やAdobeRGB色空間などの汎用規格の色空間に変換する処理である。色空間の変換は例えば3次元LUT(Look Up Table)を用いて行われる。画像形成処理とカラーマッチング処理とは並行して実行され、画像形成処理で3つの有彩色成分を持つ画素が形成される度にカラーマッチング処理が実行される。画像形成処理とカラーマッチング処理とが繰り返されることによって最終的にsRGB色空間やAdobeRGB色空間で表されるディジタル画像が形成される。DSC1は後述するモード選択メニューでsRGBモードが選択されている場合はsRGB色空間に変換し、AdobeRGBモードが選択されている場合はsRGB色空間より色域が広い色空間であるAdobeRGB色空間に変換する。sRGB色空間は特許請求の範囲に記載の「所定の色空間」に相当する。
ところで、一般にAdobeRGB色空間やsRGB色空間などの色域はエリアイメージセンサが捉えることができる色域よりも狭い。このため被写体にAdobeRGB色空間やsRGB色空間の色域外の色があると、例えエリアイメージセンサがその色を捉えても、上述したカラーマッチング処理において色域圧縮され、AdobeRGB色空間やsRGB色空間の色域の境界にある直近の色に変換される。従って、被写体にAdobeRGB色空間やsRGB色空間の色域外の色があると、それらの色は本来の色とは異なる色で記録されることになる。本実施例では色域圧縮のことをクリッピングといい、また、所定の色空間の色域内にあって且つ当該所定の色空間の色域外の領域との境界にある色のことを「所定の色空間の色域の境界にある色」という。
圧縮・伸張部15は、ディジタル画像処理部14から出力されたYCbCr色空間で表されているディジタル画像をJPEG圧縮し、また、JPEG圧縮されている画像データを伸張する。
出力手段としての外部記憶部16は、リムーバブルメモリ17を接続するためのカードスロット、メモリコントローラなどを備える。リムーバブルメモリ17はフラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成される脱着自在なメモリである。外部記憶部16は制御部20によって制御され、圧縮・伸張部15で圧縮されたディジタル画像をリムーバブルメモリ17へ書き込む処理、及びリムーバブルメモリ17に記憶されているこれらのデータを読み込む処理を行う。
表示手段としての表示部18は、sRGB色空間でディジタル画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)、LCDに表示するディジタル画像が書き込まれるVRAM、VRAMに書き込まれたディジタル画像をLCDに表示するディスプレイコントローラなどを備える。なお、LCDはsRGB色空間でディジタル画像を表示するものに限定されるものではなく、sRGB色空間より色域の広い色空間でディジタル画像を表示するものであってもよいし、sRGB色空間より色域の狭い色空間でディジタル画像を表示するものであってもよい。表示部18は撮像モードでは被写体を動画表示する電子ビューファインダとして機能する。また、表示部18は再生モードではリムーバブルメモリ17に記録されていているディジタル画像を静止画表示するモニタとして機能する。また、表示部18はディジタル画像をAdobeRGB色空間で記録するAdobeRGBモードまたはsRGB色空間で記録するsRGBモードのいずれかを選択するためのモード選択メニュー、その他各種の設定メニューなどを表示する。
操作部19は、シャッタボタン、露光条件やその他各種の撮像条件を設定するための各種の操作スイッチ、撮像モードまたは再生モードを選択するための操作スイッチ、LCDに表示するディジタル画像を選択するための操作スイッチ、LCDに表示される各種のメニューを操作するための操作スイッチなどを備える。
制御部20は、CPU20aと、フラッシュメモリ20bと、RAM20cとを備える。CPU20aはフラッシュメモリ20bに記憶されているコンピュータプログラムを実行することでDSC1の全体を制御する。また、CPU20aはフラッシュメモリ20bに記憶されている画像表示プログラムを実行することで撮像手段、表示手段、出力手段、特定手段および表示手段としても機能する。フラッシュメモリ20bは、各種のプログラムやデータなどを記憶するメモリである。フラッシュメモリ20bに記憶する各種のプログラムやデータは所定のサーバからネットワークを介してダウンロードして記憶してもよいし、リムーバブルメモリ17等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から読み出して記憶してもよい。RAM20cは、各種のプログラムやデータを一時的に記憶するためのメモリである。制御部20と表示部18とは特許請求の範囲に記載の画像表示装置に相当する。
次に、AdobeRGB色空間とsRGB色空間との色域の違いを国際照明委員会(CIE)で制定されているxy色度図を用いて説明する。
図3は、xy色度図を示す模式図である。xy色度図上において領域Lは可視領域を示している。領域SはsRGB色空間の色域を示しており、領域AはAdobeRGB色空間の色域を示している。図示するようにAdobeRGB色空間の色域はsRGB色空間の色域より広い。
ところで、第1の色空間で表されているディジタル画像を第1の色空間よりも色域の狭い第2の色空間でディジタル画像を再生する再生装置で再生する場合は、色がより忠実に再現されるようにカラーマネジメントを行う必要がある。このカラーマネジメントでは第1の色空間から第2の色空間への色空間変換が行われ、このとき第1の色空間の色域と第2の色空間の色域とが重なっている領域にある色は同じ色に変換される。しかしながら、第2の色空間の色域外にある色についてはクリッピングが行われ、第2の色空間の色域の境界にある直近の色に変換される。例えばsRGB色空間の色域外にあってAdobeRGB色空間の色域内にある色31を表す画素値は、カラーマネジメントの結果、図示するようにsRGB色空間の色域の境界にある直近の色の画素値にクリッピングされて表示される。従って、AdobeRGB色空間で記録されているディジタル画像をカラーマネジメントを行って表示部18に表示すると、クリッピングされて本来の色とは異なる色を表示している画素とクリッピングされずに本来の色を表示している画素とが混在することになる。
AdobeRGB色空間で記録されているディジタル画像を構成する各画素について当該画素の色がsRGB色空間の色域外であるか否かは具体的には以下のようにして判定できる。
(1)AdobeRGB色空間で表されているディジタル画像から1画素分のRGB値を取得し、以下の計算式によりデガンマ処理したRGB値に変換する。
R’=255×(R/255)γ
G’=255×(G/255)γ
B’=255×(B/255)γ
ここでγはガンマ特性であり、標準的な画像表示装置では2.2が用いられる。
(2)上述した式によって求めたR’、G’、B’値を、以下の計算式によりCIE1931標準表色系のXYZ色空間に変換する。
X=0.576689R’+0.185558G’+0.188202B’
Y=0.297355R’+0.627364G’+0.075281B’
Z=0.027032R’+0.070689G’+0.991195B’
(3)上述した式によって求めたXYZ値に対応するxy色度図上の座標(x’,y’)を求める。
x’=X/(X+Y+Z)
y’=Y/(X+Y+Z)
(4)sRGB色空間の色域の青(0.15,0.06)と緑(0.3,0.6)とを結ぶ直線の傾きBG、および緑(0.3,0.6)と赤(0.64,0.33)とを結ぶ直線の傾きGRを求める。
BG=(0.6−0.66)/(0.3−0.15)
GR=(0.33−0.6)/(0.64−0.3)
(5)青と緑とを結ぶ直線上のx’におけるy座標(ya’)、または緑と赤とを結ぶ直線上のx’におけるy座標(yb’)を求める。
ya’=BG(x’−0.15)+0.06 (0.15≦x’≦0.3の場合)
yb’=GR(x’−0.3)+0.6 (0.3<x’≦0.64の場合)
(6)y’がya’またはyb’より大きければsRGB色空間の色域外と判定する。
y’>ya’ (0.15≦x’≦0.3の場合) ・・・(式1)
y’>yb’ (0.3<x’≦0.64の場合) ・・・(式2)
以上によりsRGB色空間の色域外であるか否かを判定できる。なお、ここではXYZ色空間で色域を比較する場合を例に説明したが、例えばLab色空間で色域を比較してもよい。
次に、画像表示プログラムについて説明する。
図4は、画像表示プログラムの論理的な構成を示すブロック図である。画像表示プログラム41は、表示用画像生成部42および表示制御部43を備える。
表示用画像生成部42は、AdobeRGB色空間で記録されているディジタル画像の各画素についてsRGB色空間の色域外の色を表す画素であるか否かを判定し、色域外の色を表す画素のRGB値を白色(255,255,255)に置換した第1の表示用画像と、色域外の色を表す画素のRGB値を黒色(0,0,0)に置換した第2の表示用画像とを生成する。表示用画像生成部42は、生成した第1の表示用画像と第2の表示用画像とを表示部18のVRAMに格納する。
表示制御部43は、表示部18を制御し、VRAMに記憶されている第1の表示用画像と第2の表示用画像とを表示部18に所定時間間隔で交互に表示させる。これにより色域外の色を表す画素が白黒点滅表示する。なお、ここでは白色と黒色とで点滅表示する場合を例に説明するが、点滅表示させる色は適宜選択可能である。
次に、ディジタルカメラがAdobeRGB色空間で記録されているディジタル画像を、sRGB色空間の色域外の色を表す画素を識別可能に表示する作動について説明する。
図1は、画像表示プログラム41を実行するディジタルカメラの処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、DSC1が識別表示を行うモードに設定されている時の再生モードにおいてユーザがAdobeRGB色空間で記録されているディジタル画像の再生を指示すると開始される。
S105では、制御部20は、選択されたディジタル画像の画素を縦横に所定間隔で間引いてLCDの表示解像度に合わせた縮小画像を生成し、RAM20cに記憶する。
S110では、制御部20は、RAM20cに記憶されている縮小画像をRAM20cの別領域にコピーする。以降の説明ではS105でRAM20cに記憶された縮小画像を第1の表示用画像といい、RAM20cの別領域にコピーした縮小画像を第2の表示用画像という。
S115では、制御部20は、第1の表示用画像から1画素を選択し、選択した画素の画素値を取得する。
S120では、制御部20は、前述した判定方法により、取得した画素値が表す色がsRGB色空間の色域外の色であるか否かを判定する。色域外の場合はS125に進み、色域内の場合はS135に進む。
S125では、制御部20は、第1の表示用画像の当該画素のRGB値を白色に置換する。
S130では、制御部20は、第2の表示用画像においてS125で白色に置換された画素と同じ座標にある画素のRGB値を黒色に置換する。
S135では、制御部20は、全ての画素の選択が終了したか否かを判定し、終了していなければS115に戻って全ての画素の選択が終了するまで処理を繰り返す。終了した場合はS140に進む。
S140では、制御部20は、第1の表示用画像と第2の表示用画像とをVRAMに書き込む。
S145では、制御部20は、表示部18を制御し、VRAMに書き込まれている第1の表示用画像と第2の表示用画像とを所定時間間隔で交互に表示する。例えば図5(A)および図5(B)は点滅表示しているディジタル画像を模式的に示している。表示されたディジタル画像においてsRGB色空間の色域外の色を表す画素32が白黒点滅表示することにより、ユーザはsRGB色空間の色域外の色を表す画素32を容易に知ることができる。
なお、本実施例ではディジタル画像の縮小画像から第1の表示用画像と第2の表示用画像とを生成する場合を例に説明したが、縮小前のディジタル画像から第1の表示用画像と第2の表示用画像とを生成してもよい。ただし、縮小前のディジタル画像から生成した場合は判定対象の画素数が増えて処理に多くの時間を要する。これに対し、縮小画像から第1の表示用画像と第2の表示用画像とを生成すると、判定処理に要する時間を短縮できる。
以上説明した本発明の第1実施例に係るDSC1によると、sRGB色空間の色域外の色を表す画素が点滅表示によって識別可能に表示されるので、ユーザはAdobeRGB色空間で表されているディジタル画像を構成する画素のうちsRGB色空間の色域外の色を表す画素をDSC1上で容易に把握できる。
例えばDSC1によると、sRGBモードで撮像を行うとき、予めAdobeRGBモードで撮像することにより、sRGB色空間の色域外の色が存在するか否かを知ることができる。すなわちDSC1によると、sRGBモードで撮像を行う場合に、sRGBモードであっても被写体の色を概ね正確に記録できることを確認した上で撮像を行うことができる。
また、例えば近年のプリンタはAdobeRGB色空間で表されているディジタル画像を再現可能であり、AdobeRGB色空間でディジタル画像を記録するとそのようなプリンタで印刷したときsRGB色空間で記録したディジタル画像に比べて被写体の色をより正確に再現できる。このようなプリンタで印刷することを想定してAdobeRGB色空間で記録したディジタル画像を例えばsRGB色空間でディジタル画像を表示するモニタしか持たない他人に配布する場合、そのまま配布すると中にはsRGB色空間の色域外の色が含まれるディジタル画像も含まれてしまい、配布先では例えカラーマネジメントを行っても一部の画素が実際の色とは異なる色で表示されてしまうことになる。この場合、DSC1によると、AdobeRGB色空間で記録したディジタル画像を構成する画素の中にsRGB色空間の色域外の色を表す画素が存在するか否かを容易に把握できるので、sRGB色空間の色域外の色を表す画素がないディジタル画像のみを配布することにより、配布した先で異なる色で再生されてしまうことを防止できる。
なお、本実施例では色空間としてsRGB色空間およびAdobeRGB色空間を例に説明したが、色空間はこれらに限られるものではなく、任意の色空間を用いることができる。
また、本実施例ではディジタルカメラとしてディジタルスチルカメラを例に説明したが、ディジタルカメラはディジタルビデオカメラでもよい。
また、本実施例では画像表示装置とディジタルカメラとが一体に構成されている場合を例に説明したが、画像表示装置はフォトビューワ、パーソナルコンピュータ、ディジタル画像を表示可能な携帯電話などであってもよい。
(第2実施例)
第2実施例に係るDSCは、撮像モードにおいて表示部18に表示する被写体の動画像、所謂スルー画像をsRGB色空間の色域外の色を表す画素を識別可能に表示する。撮像モードが選択されると制御部20はDSC1の各部を制御して所定時間間隔で被写体を撮像し、スルー画像用のディジタル画像を生成する。所定時間間隔で生成されるディジタル画像は特許請求の範囲に記載の「動画系列データ」に相当する。このスルー画像表示において、DSCはモード選択メニューでsRGBモードが選択されていても、スルー画像用のディジタル画像をAdobeRGB色空間で生成する。
図6は、DSCがスルー画像を表示する処理の流れを示すフローチャートである。以下の処理はディジタル画像が生成される毎に実行される。
S205では、制御部20は、生成されたディジタル画像を第1実施例と同様にして縮小し、表示用画像を生成する。
S210では、制御部20は、表示用画像を構成する各画素について第1実施例と同様にしてsRGB色空間の色域外の色を表す画素であるか否かを判定し、色域外の色を表す全ての画素の画素値を白色または黒色に置換する。具体的には例えば、前回生成されたディジタル画像の処理において色域外の色を表す画素の画素値を全て白色に置換した場合は、今回の処理では全て黒色に置換する。すなわち、前回の処理と今回の処理とで白黒反転させて置換する。
S215では、制御部20は置換後の表示用画像をVRAMに書き込む。
S220では、制御部20は表示部18を制御し、VRAMに書き込まれている表示用画像を表示する。表示用画像が生成されるごとに表示することにより、スルー画像においてsRGB色空間の色域外の色を表す画素が白黒点滅表示する。
第2実施例に係るDSCによると、AdobeRGB色空間で表された動画系列データをsRGB色空間の色域外の色を表す画素を識別可能にスルー画表示することにより、ユーザはsRGB色空間の色域外の色を表す画素が存在することを撮像前に容易に把握できる。これにより、撮像モードとしてsRGBモードを選択している場合において、ユーザは被写体にsRGB色空間の色域外の色が存在するか否かを容易に判断することができる。sRGB色空間の色域外の色が多く存在する場合、AdobeRGBモードに変更することにより、sRGB色空間の色域外の色が多く存在するにもかかわらずsRGBモードで撮像してしまう失敗を未然に防止できる。
なお、色域外の色を表す画素が存在するか否かを識別可能に表示するには多くの処理量を要するので、動画系列データで識別可能に表示する場合は識別可能に表示しない場合に比べて一つの表示用画像の生成に要する時間が長くなることもあり得る。従って、その場合は単位時間当たりに表示可能なディジタル画像数は結果として少なくなる。
第2実施例はその他の点において第1実施例と実質的に同一である。
(第3実施例)
図7は、本発明の第3実施例に係る画像表示装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)3、および第3実施例に係るディジタルカメラとしてのDSC2の模式図である。DSC2のハードウェア構成は第1実施例のDSC1と実質的に同一である。
DSC2の制御部20は、AdobeRGB色空間で表されているディジタル画像を構成する画素のうちsRGB色空間の色域外の色を表す画素を特定するための画素情報を生成する画素情報生成プログラムを実行することにより、画素情報生成手段としても機能する。
図8は、画素情報生成プログラムを実行するDCS2の処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、AdobeRGBモードで撮像が行われてディジタル画像が生成されると実行される。
S305では、制御部20はAdobeRGB色空間で表されているディジタル画像の各画素についてsRGB色空間の色域外の色を表す画素であるか否かを判定し、ディジタル画像を構成する各画素について色域外の色を表す画素であるか否かを0と1とで示す2値画像を生成する。2値画像は特許請求の範囲に記載の「画素情報」に相当する。この2値画像の縦横のピクセル数はディジタル画像と同一であり、ディジタル画像の各画素について2値画像の対応する座標の値を参照することにより、sRGB色空間の色域外の色を表す画素であるか否かを特定できる。
S310では、制御部20は外部記憶部16を制御し、RGB3チャネルのディジタル画像に第4チャネルとして2値画像を付加し、4チャネルからなるJPEG形式のディジタル画像を外部記憶部16によりリムーバブルメモリ17に記録する。なお、Exif形式のファイルで保存する場合は、ディジタル画像が格納される領域とは別の領域であるメーカーノートと呼ばれるメーカー固有のデータ格納領域に2値画像を格納するようにしてもよい。
次に、PC3について説明する。
図9は、PC3のハードウェア構成を示すブロック図である。PC3は、CPU51、ROM52、RAM53、キーボードやマウスで構成される操作部54、表示部55、第1の外部記憶部56、第2の外部記憶部57などを備え、これらはバス58で相互に接続されている。CPU51は第1の外部記憶部56に記憶されている画像表示プログラムを実行することにより特定手段および表示手段として機能する。表示手段としての表示部55はsRGB色空間でディジタル画像を表示するCRTやLCDなどで構成されている。第1の外部記憶部56はハードディスクやハードディスクコントローラなどで構成され、オペレーティングシステム(OS)、画像表示プログラムなどが記憶されている。第2の外部記憶部57はリムーバブルメモリ17を利用する記憶装置であり、リムーバブルメモリ17からディジタル画像を読み出すことで入力手段として機能する。
次に、画像表示プログラムを実行するPC3の処理について説明する。
CPU51は、上述したDSC2で記録されたディジタル画像を表示する際、AdobeRGB色空間で記録されているディジタル画像を構成する画素のうちsRGB色空間の色域外の色を表す画素を、ディジタル画像に添付されている2値画像に基づいて特定する。2値画像に基づいて特定すると、色域外の色を表す画素であるか否かを第1実施例に示した計算式を用いて画素毎に計算する処理が不要になるので、色域外の色を表す画素を識別可能に表示する際の処理量を低減でき、短時間で表示できる。CPU51は画素を特定すると前述した第1実施例と同様に第1の表示用画像と第2の表示用画像とを生成し、それらを表示部55に交互に表示する。これにより、AdobeRGB色空間で表されているディジタル画像を、sRGB色空間の色域外の色を表す画素を識別可能に表示する。
第3実施例に係るPC3によると、sRGB色空間の色域外の色を表す画素が識別可能にディジタル画像が表示されるので、AdobeRGB色空間で表されているディジタル画像を構成する画素のうちsRGB色空間の色域外の色を表す画素をユーザが容易に把握できる。
また、第3実施例に係るDSC2によると、2値画像をディジタル画像に関連付けて出力するので、PC3においてsRGB色空間の色域外の色を表す画素を識別可能にディジタル画像を表示する際の処理量を低減でき、短時間で表示できる。
なお、第3実施例では画素情報として2値画像を例に説明したが、画素情報は例えば色域外の色を表す画素のみについてその座標を表す情報であってもよいし、色域内の色を表す画素のみについてその座標を表す情報であってもよい。
また、第3実施例では画像表示装置としてPC3を例に説明したが、画像表示装置はディジタル画像を表示するためのフォトビューワ、ディジタル画像を表示可能な表示部を備えるプリンタ、ディジタル画像を表示可能な表示部を備える携帯電話などであってもよい。
(第4実施例)
第4実施例のDSCは、再生モードでディジタル画像を表示するとき、sRGB色空間で記録されているディジタル画像を、sRGB色空間の色域の境界にある色を表す画素を点滅表示により識別可能に表示部18に表示する。第4実施例のDSCのハードウェア構成は第1実施例のDSC1と実質的に同一である。
図10は、第4実施例に係るDSCの処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、DSCが識別表示を行うモードに設定されている時の再生モードにおいてユーザがsRGB色空間で記録されているディジタル画像の再生を指示すると開始される。
第4実施例の処理は、S405の処理を除いて第1実施例と同一である。第4実施例に係るDSCはS405において、第1実施例の式1および式2に替えて以下に示す式3および式4を用いることにより、sRGB色空間の色域の境界にある画素であるか否かを判定する。
y’=ya’ (0.15≦x’≦0.3の場合) ・・・(式3)
y’=yb’ (0.3<x’≦0.64の場合) ・・・(式4)
第4実施例のDSCによると、sRGB色空間で表されているディジタル画像においてsRGB色空間の色域の境界にある色を表す画素をユーザが容易に識別できる。前述したようにカラーマッチング処理の過程でsRGB色空間の色域外の色を表す画素はクリッピングされる。クリッピングされることなく元から境界にある色を表している画素も当然ながら存在するが、識別表示されている画素が多い場合は、画素値がクリッピングされた結果として境界にある色を表している画素も少なからず存在すると考えるのが妥当である。言い換えると、識別表示されている画素が多い場合は、画素値がクリッピングされて本来の色とは異なる色を表している画素が多く存在しており、ディジタル画像が被写体の色を正確に記録している程度は低いと考えるのが妥当である。すなわち第4実施例のDSCによると、識別表示されている画素の多少によってユーザはディジタル画像が被写体の色をどの程度正確に記録しているかを知ることができる。
また、第4実施例のDSCによると被写体の色が正確に記録されている程度をDSC上で確認できるので、ユーザは撮像後に直ぐに確認でき、正確に記録されている程度が低いと判断した場合はAdobeRGBモードで撮像し直すことにより、被写体の色がより正確に記録されているディジタル画像を生成できる。
なお、ここではsRGB色空間を例に説明したが、AdobeRGB色空間であってもよい。この場合、AdobeRGB色空間では記録できない色があるときは、例えばAFE部13から出力されたRAWデータをそのまま記録するモードを選択するようにしてもよい。
(第5実施例)
図11は、第5実施例に係るDSCの処理の流れを示すフローチャートである。第5実施例の処理は、S505の処理を除いて第2実施例と同一である。第5実施例に係るDSCは、S505において、第4実施例と同様にsRGB色空間の色域の境界にある画素であるか否かを判定する。
ただし、第5実施例に係るDSCは第2実施例とは異なりモード選択メニューでsRGBモードが選択されているときはスルー画像用のディジタル画像をsRGB色空間で生成し、図11に示す処理はsRGB色空間で生成されたスルー画像用のディジタル画像に対して行われる。
第5実施例に係るDSCによると、ユーザは動画系列データが被写体の色をどの程度正確に記録しているかを知ることができる。識別表示されている画素が多いことにより正確に記録されていないと判断した場合、ユーザは撮像する際にモードをAdobeRGBモードに変更して撮像することにより、被写体の色をより正確に記録しているディジタル画像を生成できる。
(第6実施例)
第6実施例は第3実施例と同様にDSCで撮像したディジタル画像をPCで表示する例である。PCおよびDSCの構成は第3実施例のPC3およびDSC2と実質的に同一である。
図12は、第6実施例に係るDSCの処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、sRGBモードで撮像が行われてディジタル画像が生成されると実行される。第6実施例の処理は、S605の処理を除いて第3実施例と同一である。第6実施例に係るDSCは、S605において、第4実施例と同様にsRGB色空間の色域の境界にある画素であるか否かを判定する。
第6実施例に係るPCによると、sRGB色空間の色域の境界にある色を表す画素が識別可能に表示されるので、ディジタル画像が被写体の色をどの程度正確に記録しているかをユーザが知ることができる。
また、第6実施例に係るDSCによると、sRGB色空間で表されているディジタル画像を構成する画素のうちsRGB色空間の色域の境界にある色を表す画素を特定するための2値画像をディジタル画像に関連付けて出力するので、PCにおいてsRGB色空間の色域の境界にある色を表す画素を識別可能に表示する際の処理量を低減でき、短時間で表示できる。
本発明の一実施例に係る処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施例に係るディジタルカメラのブロック図。 xy色度図を示す模式図。 本発明の一実施例に係る画像表示プログラムのブロック図。 本発明の一実施例に係る識別表示を示す模式図。 本発明の一実施例に係る処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施例に係る画像表示装置及びディジタルカメラの模式図。 本発明の一実施例に係る処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施例に係る画像表示装置のブロック図。 本発明の一実施例に係る処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施例に係る処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施例に係る処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1 ディジタルスチルカメラ(ディジタルカメラ、画像表示装置)、2 ディジタルスチルカメラ(ディジタルカメラ)、3 パーソナルコンピュータ(画像表示装置)、11 光学系(撮像手段)、12 エリアイメージセンサ(撮像手段)、13 AFE部(撮像手段)、14 ディジタル画像処理部(撮像手段)、16 外部記憶部(出力手段)、18 表示部(表示手段)、20 制御部(撮像手段、出力手段、表示手段、特定手段、画素情報生成手段)、55 表示部(表示手段)、51 CPU(特定手段)

Claims (12)

  1. ディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域外の色を表す画素を特定する特定手段と、
    前記特定手段で特定された画素を識別可能に前記ディジタル画像を表示する表示手段と、
    を備える画像表示装置。
  2. 前記表示手段は、前記特定手段で特定された画素を点滅表示する請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記特定手段は、前記ディジタル画像の各画素値に基づいて前記色空間の色域外の色を表す画素を特定する請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記ディジタル画像は前記色空間の色域外の色を表す画素を特定するための画素情報を有しており、
    前記特定手段は、前記画素情報に基づいて前記色空間の色域外の色を表す画素を特定する請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  5. 特定手段が、ディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域外の色を表す画素を特定する段階と、
    表示手段が、前記段階で特定された画素を識別可能に前記ディジタル画像を表示する段階と、
    を含む画像表示方法。
  6. 被写体を撮像してディジタル画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段で生成されたディジタル画像を表示する請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像表示装置と、
    を備えるディジタルカメラ。
  7. 前記撮像手段は被写体を連続して撮像して動画系列データを生成し、
    前記表示手段は、前記色空間の色域外の色を表す画素を識別可能に前記動画系列データを表示する請求項6に記載のディジタルカメラ。
  8. 被写体を撮像してディジタル画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段で生成されたディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域外の色を表す画素を特定するための画素情報を生成する画素情報生成手段と、
    前記ディジタル画像と前記画素情報とを関連付けて出力する出力手段と、
    を備えるディジタルカメラ。
  9. 所定の色空間で表されているディジタル画像を構成する画素のうち前記色空間の色域の境界にある色を表す画素を特定する特定手段と、
    前記特定手段で特定された画素を識別可能に前記ディジタル画像を表示する表示手段と、
    を備える画像表示装置。
  10. 特定手段が、ディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域の境界にある色を表す画素を特定する段階と、
    表示手段が、前記段階で特定された画素を識別可能に前記ディジタル画像を表示する段階と、
    を含む画像表示方法。
  11. 被写体を撮像してディジタル画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段で生成されたディジタル画像を表示する請求項9に記載の画像表示装置と、
    を備えるディジタルカメラ。
  12. 被写体を撮像してディジタル画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像手段で生成されたディジタル画像を構成する画素のうち所定の色空間の色域の境界にある色を表す画素を特定するための画素情報を生成する画素情報生成手段と、
    前記ディジタル画像と前記画素情報とを関連付けて出力する出力手段と、
    を備えるディジタルカメラ。
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