JP2007097335A - 電源回路 - Google Patents

電源回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2007097335A
JP2007097335A JP2005284743A JP2005284743A JP2007097335A JP 2007097335 A JP2007097335 A JP 2007097335A JP 2005284743 A JP2005284743 A JP 2005284743A JP 2005284743 A JP2005284743 A JP 2005284743A JP 2007097335 A JP2007097335 A JP 2007097335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
voltage
conversion element
power
thermoelectric conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005284743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4333658B2 (ja
Inventor
Yoshihisa Tachibana
敬久 橘
Mitsuru Baba
満 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2005284743A priority Critical patent/JP4333658B2/ja
Publication of JP2007097335A publication Critical patent/JP2007097335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4333658B2 publication Critical patent/JP4333658B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】熱電変換素子と二次電池の出力を併給する電源回路において、熱電変換素子の駆動効率を向上する。
【解決手段】出力電圧制御回路5は出力電流Iout(TG)や出力電圧Pout(TG)から出力電力Pout(TG)を演算する。出力電圧設定値V1をわずかに変動させる。電圧変換回路2−1の出力Pout(TG)が変動する。この結果をみながら出力電力Pout(TG)が増大する方向に出力電圧設定値V1を変動させ続ける。出力電力Pout(TG)は熱電変換素子の出力特性曲線の最大値の近傍に整定される。以上の出力電圧設定値V1の調整を継続することにより特性曲線の変動に追従した制御を行うことができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、熱電変換素子と二次電池を組み合わせた電源回路に関し、特に熱電変換素子の駆動効率を向上した技術に関するものである。
一般に熱電変換素子を用いて発電し、外部に電源として供給する電源回路がある。熱電変換素子は、発電能力が外部の温度環境等に依存する不安定要素を有し、しかも立ち上がりの際、素子内部に熱が伝導して温度が安定するまでの過渡期間、十分な発電能力を得られないといった過渡的な不安定要素もある。
従来、この種の回路において二次電池の出力を併給する形態をとることにより、熱電変換素子の出力を補償して安定させる技術が提供されている。この種の従来の技術には、特許文献1〜3に記載されるものがある。
特開平11−288319号公報 特開2003−134801号公報 特開平8−114322号公報
上記の熱電変換素子の制御では、外部の温度環境等や素子内部への熱の伝導の度合といった不安定要素により電圧/電流特性が変動し、しかも二次電池との負荷分担や二次電池への充電電流の供給などが関係してくるため、熱電変換素子が最大発電能力を発揮する条件を維持するような制御は難度が高いという問題があった。
この発明は、このような事情に鑑み、熱電変換素子と二次電池の出力を併給する電源回路において、熱電変換素子の駆動効率を向上した技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために請求項1記載の発明は、熱電変換素子と、該熱電変換素子の出力を所定の電圧に変換する第1の電圧変換回路と、前記熱電変換素子の出力により充電される二次電池と、該二次電池の出力を所定の電圧に変換する第2の電圧変換回路とを備え、第1および第2の電圧変換回路の出力を加算し電源として外部に供給する電源回路であって、
前記第1の電圧変換回路の出力電圧および出力電流を検出する検出手段と、
検出した出力電圧および出力電流から出力電力を求める電力演算手段と、
求めた出力電力を増加するように、第1および第2の電圧変換回路の少なくとも一方の出力電圧を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする電源回路を提供する。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の電源回路において、
前記求めた出力電力を用いて所定の判定基準に従って、前記熱電変換素子の発電能力が余剰状態にあることを判別する判別手段と、
前記熱電変換素子の発電能力が余剰状態にあるときに前記二次電池の充電を許容し、前記第1の電圧変換回路の出力電圧が降下しない範囲で前記二次電池の充電電流を制御する充電制御手段と
を備えたことを特徴とする電源回路を提供する。
一般に熱電変換素子は、PN結合部の温度差や負荷によって発電電圧や電流、電力が変動するという特徴がある。
図1は、熱電変換素子の特性を示すグラフであり、横軸は熱電変換素子の電圧値、左縦軸は発電値、右縦軸は電流値を示す。同図において、曲線は電力値−電圧値を示し、直線は電流値−電圧値を示す。同図中には、温度差の異なる3条件に対する発電特性のラインを表示している。同図から判るように熱電変換素子は、最大起電圧値の1/2の電圧値で駆動しているときに最大電力で発電を行う。この最大電力の値を最大発電能力と呼ぶことにする。
図2は、熱電変換素子の内部抵抗と負荷抵抗の関係を示すグラフであり、横軸は熱電変換素子の内部抵抗Reと負荷抵抗RLの比RL/Re、縦軸は電力値Pと最大発電能力Pmaxの比P/Pmaxを示す。同図から分かるように内部抵抗Reが負荷抵抗RLと等しい時に最大発電能力Pmaxを出力できるが、内部抵抗Reと負荷抵抗RLが異なると発電値は小さくなる。
以上を前提にして説明すると、請求項1記載の発明によれば、熱電変換素子の出力を変換する第1の電圧変換回路の出力電力を演算し、この出力電力の増加制御をもって第1の電圧変換回路の出力電圧を制御することにより、熱電変換素子の出力電力を図1に示す特性曲線上で変化させて最大発電能力の方向に制御することができる。しかも、熱電変換素子の出力電力が上記の特性曲線上の最大値近傍に到達した後もかかる制御を継続することにより、熱電変換素子の特性自体の変動に追従した制御を行うことができ、熱電変換素子を常に最大発電能力近傍で駆動できる効果がある。
また第1の電圧変換回路の出力電圧の代わりに、二次電池の出力を変換する電圧変換回路の出力電圧を操作の対象としても、熱電変換素子側と二次電池側との負荷分担が変化して熱電変換素子の出力電圧が図1の特性曲線上で変化するので、同様の効果を奏する。
また請求項2記載の発明によれば、熱電変換素子の発電能力が余剰状態にあるときに二次電池の充電を許容することにより、二次電池の充電は熱電変換素子の出力に余裕のある状態のときに限定して行うことができる。しかも第1の電圧変換回路の出力電圧が降下しない範囲で二次電池の充電電流を制御することにより、二次電池への充電電力を供給したために負荷への出力電力が不足する事態を回避して安定した電源供給動作を維持しつつ、熱電変換素子の発電能力の余剰分を効率的に取り出して充電に当てることができる。
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態について説明する。
図3は、この発明の第1の実施の形態に係る電源回路の概略を示すブロック図である。同図において、熱電変換素子1は、熱電変換により発電を行う素子である。電圧変換回路2−1は、たとえばフォワード方式のDC/DCコンバータであり、熱電変換素子1の出力が入力電圧として与えられ、電圧変換して出力するものである。I・Vセンサ3−1は、電圧変換回路2−1の出力電圧Vout(TG)および出力電流Iout(TG)を検出するものである。
二次電池4は、熱電変換素子1の出力が低いときに電源出力を補償するものである。電圧変換回路2−2は、電圧変換回路2−1と同様にたとえばフォワード型のDC/DCコンバータであり、二次電池4の出力が入力電圧として与えられ、電圧変換して出力するものである。I・Vセンサ3−2は、電圧変換回路2−2の出力電圧Vout(Ba)および出力電流Iout(Ba)を検出するものである。
出力電圧制御回路5は、I・Vセンサ3−1,3−2が検出する出力電流Iout(TG),Iout(Ba)や出力電圧Vout(TG),Vout(Ba)を入力とし、所定の演算を行って電圧変換回路2−1,2−2に出力電圧設定値V1,V2を指示するものである。電圧変換回路2−1,2−2は、フォワード方式など各種の方式のものを採用できる。電圧変換回路2−1,2−2の出力は、出力点Oにおいて加算されて電源回路の出力として負荷6に供給される。負荷6に出力する定格電源電圧Vloadは予め定められており、電圧変換回路2−1,2−2の負荷分担は変動するが、出力点Oにおける電圧は定格電源電圧Vloadに定電圧制御される。
図4は、この電源回路の理想的な制御パターンを示すタイムチャートである。同図において、実線は熱電変換素子の出力電力Poutを示し、破線は負荷が必要とする電力Ploadを示し、説明の便宜上、熱電変換素子は常に最大発電能力Pmaxを発揮するように制御され、電圧変換回路も変換効率100%をもって稼働するものとする。熱電変換素子の出力電力Poutはリニアに増加し、15分で負荷が必要とする電力Ploadに到達すると共に、30分で定常状態に到達して安定するものとする。15分までは熱電変換素子の出力は不足しており、それ以降は余剰発電状態となっている。
この場合、理想的な制御としては、15分までは熱電変換素子の最大発電能力Poutを100%負荷に供給する(エリア2)と共に、不足分を二次電池から供給する(エリア1)。15分経過後は、負荷が必要とする電力Ploadを熱電変換素子の出力から100%供給する(エリア3)と共に、熱電変換素子の出力のうちの余剰電力(エリア4)を用いて二次電池を充電する。
この制御パターンを前提として動作するように、図3に示す電源回路は制御される。図3に戻って、かかる動作について説明する。出力電圧制御回路5は、立ち上がり時、電圧変換回路2−1,2−2の出力電圧設定値V1,V2を定格電源電圧Vloadとする。このとき、初期状態において、電圧変換回路2−1,2−2の内部特性や回路上の寄生抵抗などの回路固有の特性が原因で、電圧変換回路2−1の出力電力Pout(TG)、電圧変換回路2−2の出力電力Pout(Ba)がどのような比率となるかは一意には決まらない。
出力電圧制御回路5は、I・Vセンサ3−1,3−2が検出する出力電流Iout(TG),Iout(Ba)や出力電圧Vout(TG),Vout(Ba)を読みとった後、電圧変換回路2−1,2−2の出力電力Pout(TG)あるいはPout(Ba)を演算し、電圧変換回路2−1の出力電圧設定値V1を初期の値Vloadから、僅少な電圧変動幅として予め設定された所定の値だけ変動させる。この変動方向の初期値は+方向でも−方向でも構わない。変動の結果、電圧変換回路2−1の出力電力Pout(TG)が増大するか減少するかを判別し、出力電力Pout(TG)が増大する方向を選択する。すなわち、出力電力Pout(TG)の増大が確認されたら、同じ方向に出力電圧設定値V1を変動させていく。もし出力電圧設定値V1の減少が確認されたら、逆方向を選択して出力電圧設定値V1を変動させていく。
このようにして出力電圧設定値V1をわずかずつ調整することにより出力電力Pout(TG)が増大する方向に制御し、出力電力Pout(TG)が特性曲線(図1参照)の最大値近傍となる出力電圧設定値V1,V2の組み合わせに設定する。上記の特性曲線は熱電変換素子1の温度的な条件等により変動するが、出力電力Pout(TG)が最大値近傍に達した後も出力電圧設定値V1の調整を継続することにより、特性曲線の変動に追従した制御を行うことができる。したがって熱電変換素子1の出力電力の立ち上がり時の特性が改善され、負荷が必要とする電力Ploadに短時間で到達するようになる。それゆえ二次電池の容量も小さくて済む。
上記の説明では、出力電圧設定値V1を調整の対象とする形態について説明したが、出力電圧設定値V2を調整の対象とする形態をとることも可能である。つまり、電圧変換回路2−1,2−2間の負荷分担率は出力電圧設定値V1,V2の組み合わせで決定され、この負荷分担率が変動するに従って熱電変換素子1の出力も変動するからである。また、電圧変換回路2−1,2−2の出力電圧設定値V1,V2の両方を調節の対象とする形態をとることもできる。この場合、出力電圧設定値V1を+方向に調整しているときは、出力電圧設定値V2はその反対方向の−方向に調整するというように、変動の方向はV1とV2で逆となる。
次に図5を用いて第2の実施の形態について説明する。
図5は、この発明の第2の実施の形態に係る電源回路の概略を示すブロック図である。同図において、図3と同様の部分は同一の符号を付して説明を省略する。図5に示すように、この電源回路は、電圧変換回路2−2の出力段にスイッチング回路7を設けている。このスイッチング回路7は、単位時間における通電状態/未通電状態を切り替え、電圧変換回路2−2の出力電力Pout(Ba)の出力点Oへの供給を制御するものである。通電時間制御回路8は、出力電圧制御回路5の代替として設けられる回路であり、I・Vセンサ3−1,3−2が出力する出力電流Iout(TG),Iout(Ba)や出力電圧Vout(TG),Vout(Ba)を入力とし、所定の演算を行ってスイッチング回路7に通電時間設定値Rtを出力するものである。この通電時間設定値Rtは、単位期間における通電時間の割合(DUTY CYCLE)を示すものである。
通電時間制御回路8は、出力電圧制御回路5と同様に、I・Vセンサ3−1,3−2が検出する出力電流Iout(TG),Iout(Ba)や出力電圧Vout(TG),Vout(Ba)を読みとった後、電圧変換回路2−1の出力電力Pout(TG)を演算し、通電時間指示Rtをわずかずつ変動させて、出力電力Pout(TG)が増大するように制御する。第2の実施の形態では、電圧変換回路2−2としてDC−DCコンバータ等よりも簡素な構成の昇圧回路を使用することができ、スイッチング回路7により電圧変換回路2−2の出力を調整することにより、第1の実施の形態と同様の動作を行うことができる。
次に図6を用いてこの発明の第3の実施の形態について説明する。
図6は、この発明の第3の実施の形態に係る電源回路の概略を示すブロック図である。同図において、図3と同様の部分は同一の符号を付して説明を省略する。図6に示すように、この電源回路は、熱電変換素子1の出力段に充電制御回路9を設けている。この充電制御回路9は、熱電変換素子1の出力を用いて二次電池4の充電を行う回路であり、充電電流指示に従って充電電流Icを制御しながら充電を行うものである。出力電圧制御回路5は、この実施の形態では、前述のように出力電圧設定値V1(あるいは出力電圧設定値V2)の出力を行う他、充電制御回路9に対し充電電流指示の出力を行う。
出力電圧制御回路5は、I・Vセンサ3−1,3−2が検出する出力電流Iout(TG),Iout(Ba)や出力電圧Vout(TG),Vout(Ba)を読みとった後、所定の演算を行い、熱電変換素子1が余剰発電状態にあり、負荷6への電力の供給が実質的に熱電変換素子1側のみで行われている状態であるか否かを判定する。この判定は、たとえば電圧変換回路2−1,2−2の出力電力Pout(TG),Pout(Ba)の比率が100%出力電力Pout(TG)側となることを判定基準にする形態をとることができる。なお比率100%に該当するか否かは、検出誤差等を考慮して閾値を適宜設けて弁別する等の手法をとることができる。
熱電変換素子1が余剰発電状態であると判定すると出力電圧制御回路5は、充電電流指示の出力を開始し、充電制御回路9の充電動作を開始させる。充電電流Icの初期値はあまり大きすぎない範囲で適宜設定すればよい。充電開始後、出力電圧制御回路5は出力電圧Vout(TG)を監視する。そして出力電圧Vout(TG)が降下しないなら充電電流Icを増大方向に制御し、出力電圧Vout(TG)の降下が検出されると充電電流Icを減少方向に制御する。この制御を継続することにより、二次電池4の充電を熱電変換素子1の余剰発電電力のみによって行うことができ、二次電池4の充電により負荷6への出力が不足する事態を回避することができる。しかも、出力電圧制御回路5により熱電変換素子1の出力電力を最大値近傍に維持する制御との相乗効果によって、定常的な出力電力レベルを超えて最大発電能力に見合った出力を熱電変換素子1から取り出したうえで充電を行うので充電時間を短縮できる利点がある。
この実施の形態では、出力電圧制御回路5が充電制御回路9への充電電流指示を生成する形態を示したが、充電制御回路9が出力電流Iout(TG),Iout(Ba)や出力電圧Vout(TG),Vout(Ba)をI・Vセンサ3−1,3−2から直接取り込んで同様の制御を行う形態をとることもできる。
ここで、この発明の実施例について説明する。
第1の実施例に係る電源回路は図3に示す回路構成とし、熱電変換素子1はビスマス(Bi)・テルル(Te)系の熱電半導体を複数配列して構成されるモジュール、二次電池4は定格電圧4V、容量1AHのリチウムイオン電池、負荷6は定格電圧12V、定格電流0.3Aの冷却ファン、電圧変換回路2−1,2−2は入力電圧・出力電圧共に3〜28VのDC−DCコンバータを使用した。出力電圧制御回路5は出力電圧設定値V1のみを調整対象とした。また比較例として、図7に示す回路構成の電源回路を同じ部品を用いて組んで使用した。図7は、比較例に係る電源回路の概略を示すブロック図である。
上記の第1の実施例および比較例に係る回路を使用し、熱電変換素子1の片側を50°Cに保ったままで、反対側を50°Cから230°Cまで60分かけて温度上昇させた。その後は、230°Cの温度を維持し続けた。このときの結果を図8,9に示す。図8はこの発明の第1の実施例に係る回路の出力特性を示すグラフ、図9は比較例に係る回路の出力特性を示すグラフである。これらの図において実線は熱電変換素子の最大発電能力Pmax、破線は負荷が必要とする電力Pload、一点鎖線は電圧変換回路の出力電力Pout(TG)を示す。なお、電力Ploadと出力電力Pout(TG)の差分の電力は、二次電池から供給されている。これらの図から判るように、この実施例では出力電力Pout(TG)の立ち上がりが大幅に改善され、最大発電能力Pmaxに良好に追従している様子が観察された。
また第2の実施例は図5に示す回路構成をとり、構成部品は第1の実施例と同じものを使用した。温度プロファイルも第1の実施例と同じとした。この結果を図10に示す。図10は、この発明の第2の実施例に係る回路の出力特性を示す。同図から判るように、第1の実施例よりも出力電力Pout(TG)の立ち上がりがなだらかであるが、比較例の結果(図9)と比較すると、熱電変換素子1の発電能力がより発揮され、出力電力Pout(TG)の立ち上がりが明確に改善されているのが確認された。
また第3の実施例は図6に示す回路構成をとり、構成部品は第1の実施例と同じものを使用した。温度プロファイルも第1の実施例と同じとした。この結果を図11に示す。図11は、この発明の第3の実施例に係る回路の出力特性を示す。同図において二点鎖線は、充電のために二次電池に供給された電力Pcを示す。同図から判るように、余剰電力を二次電池に充電している際も、負荷への電力の供給は安定しているのが確認された。また60分以降の熱電変換素子側から負荷へ供給された電力と充電電力の和は、最大発電能力(理論値)の80%以上であり、熱電変換素子の発電能力を高い効率をもって発揮させ、電力として取り出せていることが確認された。
以上、この発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成は上述した実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
熱電変換素子の特性を示すグラフである。 熱電変換素子の内部抵抗と負荷抵抗の関係を示すグラフである。 この発明の第1の実施の形態に係る電源回路の概略を示すブロック図である。 この電源回路の理想的な制御パターンを示すタイムチャートである。 この発明の第2の実施の形態に係る電源回路の概略を示すブロック図である。 この発明の第3の実施の形態に係る電源回路の概略を示すブロック図である。 比較例に係る電源回路の概略を示すブロック図である。 この発明の第1の実施例に係る電源回路の出力特性を示すグラフである。 比較例に係る電源回路の出力特性を示すグラフである。 この発明の第2の実施例に係る電源回路の出力特性を示すグラフである。 この発明の第3の実施例に係る電源回路の出力特性を示すグラフである。
符号の説明
1…熱電変換素子 2−1,2−2…電圧変換回路 3−1,3−2…I・Vセンサ 4…二次電池 5…出力電圧制御回路 6…負荷 7…スイッチング回路 8…通電時間制御回路 9…充電制御回路

Claims (2)

  1. 熱電変換素子と、該熱電変換素子の出力を所定の電圧に変換する第1の電圧変換回路と、前記熱電変換素子の出力により充電される二次電池と、該二次電池の出力を所定の電圧に変換する第2の電圧変換回路とを備え、第1および第2の電圧変換回路の出力を加算し電源として外部に供給する電源回路であって、
    前記第1の電圧変換回路の出力電圧および出力電流を検出する検出手段と、
    検出した出力電圧および出力電流から出力電力を求める電力演算手段と、
    求めた出力電力を増加するように、第1および第2の電圧変換回路の少なくとも一方の出力電圧を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする電源回路。
  2. 前記求めた出力電力を用いて所定の判定基準に従って、前記熱電変換素子の発電能力が余剰状態にあることを判別する判別手段と、
    前記熱電変換素子の発電能力が余剰状態にあるときに前記二次電池の充電を許容し、前記第1の電圧変換回路の出力電圧が降下しない範囲で前記二次電池の充電電流を制御する充電制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電源回路。
JP2005284743A 2005-09-29 2005-09-29 電源回路 Expired - Fee Related JP4333658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284743A JP4333658B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005284743A JP4333658B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 電源回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007097335A true JP2007097335A (ja) 2007-04-12
JP4333658B2 JP4333658B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=37982333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005284743A Expired - Fee Related JP4333658B2 (ja) 2005-09-29 2005-09-29 電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4333658B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159310A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Univ Kanagawa 電力供給装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159310A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Univ Kanagawa 電力供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4333658B2 (ja) 2009-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7663342B2 (en) Apparatus, system, and method for controlling multiple power supplies
US7199552B2 (en) Control circuit apparatus and power supply circuit control method
US8624432B2 (en) Power assist using ambient heat
US20070194759A1 (en) Charging apparatus for capacitor storage type power source and discharging apparatus for capacitor storage type power source
JP2009232665A (ja) 電源装置および電源制御方法
JPWO2012014912A1 (ja) Dc/dcコンバータ
KR20080092747A (ko) 태양광 최대전력추적 장치 및 방법
US11923711B2 (en) Power management for hybrid power system
US20090096422A1 (en) Charge Regulation Assembly And Method For Charging A Battery
JP2007068290A (ja) 電圧変換システム
JP2006094690A (ja) パワースイッチング装置
JP6426014B2 (ja) 双方向インバータおよびそれを用いた蓄電システム
JP2011160610A (ja) 太陽光発電装置
JP2006166667A (ja) スイッチングレギュレータ
Pernía et al. A modular strategy for isolated photovoltaic systems based on microcontroller
JP4333658B2 (ja) 電源回路
JP2004336974A (ja) 電源装置
JP2006049175A (ja) 燃料電池システム
KR20080005273A (ko) 업스트림 스텝―업 장치를 포함하는 인버터를 동작시키기위한 방법
US20190044327A1 (en) Multiple output battery system with alternator architectures
JP6064634B2 (ja) 電圧補償回路
JP6902719B2 (ja) コンバータシステム
JP6268768B2 (ja) 充電装置、充電システム及び充電方法並びに充電用プログラム
JP6385207B2 (ja) 蓄電池システム
JP2006278711A (ja) 太陽電池用制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4333658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees