JP2007096625A - オーディオ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに対して不快感を取り除き快適な環境を与えることのできるオーディオ装置を提供すること。
【解決手段】受信ユニット10は通信衛星等を介して放送曲データ100を受信する。受信ユニット10は、マイコン20からの制御信号に基づいて放送曲データ100に含まれるタイトル情報をマイコン20に出力する。マイコン20はメモリ21に記憶されたユーザの嫌いな曲の曲名とタイトル情報に含まれる曲名とを比較して一致すると他のチャンネルに切替える。他のチャンネルの放送曲データを取得すると、マイコン20はDSP40を介して音声出力部50から当該放送曲データに含まれる曲が出力されるようDSP40等を制御する。また、マイコン20は他のチャンネルへの切替えの代わりに、オーディオデータ出力部60のいずれかのユニット61乃至64に切替えるようにしてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送局から通信衛星や放送衛星を介してラジオ放送を受信するオーディオ装置に関する。詳しくは、ユーザの嫌いな曲や嫌いなアーティストの曲を受信したときは他の受信チャンネルに切替えるようにしたオーディオ装置に関する。
従来から、放送局から通信衛星等の衛星を介してラジオ放送を受信するオーディオ装置としてサテライトラジオがある(例えば、以下の特許文献1)。
一方、リモコンのボタン操作により視聴者が見たくない番組やチャンネルを登録することで、選局対象のチャンネルを削減して所望の番組の選択やザッピングを容易にしたテレビ受信機が開示されている(例えば、以下の特許文献2)。
また、受信したテレビ信号から視聴許容ランクの情報を取り出し、予めユーザが登録した視聴禁止ランクが視聴許容ランクを超えたとき、番組の映像出力を禁止するようにした技術も開示されている(例えば、以下の特許文献3)。
特開2003−152569号公報 特開2001−309253号公報 特開2000−209517号公報
しかしながら、サテライトラジオのようなオーディオ装置では、100以上のチャンネルで各放送局が音楽やトーク番組を専門に放送しているため、ユーザが選局したチャンネルであってもユーザの嫌いな曲や嫌いなトーク等が流れる場合がある。このような放送が流れるとユーザに不快感を与えてしまう。
そこで、かかる不快感を防止するため、前述の特許文献2や特許文献3のように嫌いな番組やチャンネルの出力を禁止することが考えられる。
しかし、ユーザの嫌いな曲等が流れる度に出力を禁止し、何も曲が流れないこと(無音、非表示状態)になると、却ってユーザに不満を与えることになる。また、ある番組やチャンネル内ではユーザにとって嫌いでない曲等が放送される場合もあり、特許文献2等のように番組やチャンネルの出力自体を禁止してしまうと、かかる曲が流れず、ユーザに不満を与える結果となる。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザに対して不快感を取り除き快適な環境を与えることのできるオーディオ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、放送局から送信された送信データを受信するオーディオ装置において、前記送信データに含まれる付加情報とユーザが視聴を不要とする放送項目に関するユーザ情報とを比較して一致するときには前記送信データの属する第1のチャンネルから前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルに切替える切替え手段、を備えることを特徴とするオーディオ装置。
また、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、前記第1のチャンネルの前記送信データに含まれるオーディオデータの放送を監視する第1チャンネル監視手段を有し、前記第1のチャンネルの放送状態に応じて第2のチャンネルから第1のチャンネルに切替えることを特徴とする
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、前記第2のチャンネルの前記送信データに含まれるオーディオデータの放送を監視する第2チャンネル監視手段を有し、前記第2のチャンネルが所定の放送状態である場合に前記第1のチャンネルの放送状態に応じて前記第2のチャンネルから前記第1のチャンネルに切替えることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルからユーザが前回聴いていた前記第2のチャンネルに切替えることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルから、ユーザの好みの曲を出力する又はユーザの好みのアーティストの曲を出力する前記第2のチャンネルに切替えることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルから前記第1のチャンネルの属する同一ジャンルであって前記第1のチャンネルとは異なる前記第2のチャンネルに切替えることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルからユーザがよく聴く前記第2のチャンネルに切替えることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記ユーザのよく聴く前記第2のチャンネルは、最もユーザの視聴回数の多いチャンネルであることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記ユーザのよく聴く前記第2のチャンネルは、最もユーザの視聴時間の長いチャンネルであることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルから、曲の先頭から出力可能な前記第2のチャンネルに切替えることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、曲の先頭か否かを曲変化のあったチャンネルを示す曲変化チャンネルテーブルに基づいて決定し、前記曲変化チャンネルテーブルに基づいて最も最近曲変化のあったチャンネルを前記第2のチャンネルとして切替えることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルからユーザが前回聴いていた前記オーディオデータ出力部の前記ユニットに切替えることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルからユーザが登録した前記オーディオ出力部の前記ユニットに切替えることを特徴とする。
更に、本発明は上記オーディオ装置において、前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき、前記第1のチャンネルから前記第2のチャンネルへの切替えに代えて、前記第2のチャンネルとは異なるオーディオデータが再生可能なオーディオデータ出力部に切替えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザに対して不快感を取り除き快適な環境を与えるオーディオ装置を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態について、以下図面を参照しながら説明する。
[実施例1]
図1は、本発明が適用されるオーディオ装置1の一構成例を示す図である。オーディオ装置1は、受信ユニット10と、マイコン20と、入力部30と、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)40と、音声出力部50、及びオーディオデータ出力部60とから略構成される。
受信ユニット10は、放送局から通信衛星や放送衛星を介して送出された放送曲データ(送信データ)100を受信する。本実施例において受信ユニット10は、放送局から送信された全チャンネルの放送曲データ100を受信することができる。
マイコン20は、受信ユニット10と接続される。マイコン20は、受信ユニット10で受信した放送曲データ100のうち、所望のチャンネル(或いは所望の番組)の放送曲データ100を取得するよう制御信号を受信ユニット10に出力し、当該チャンネルの放送曲データ100を取得する。マイコン20は、取得した放送曲データ100をDSP40に出力する。尚、マイコン20内にはメモリ21を備え、種々のデータが記憶される。
入力部30は、マイコン20と接続される。入力部30は、番号や文字を入力するための操作ボタンを備え、ユーザ情報、例えば、受信したい曲の曲番号を入力することができる。入力されたユーザ情報は、マイコン20に出力される。
DSP40は、マイコン20と、後述の音声出力部50及びオーディオデータ出力部60とも接続される。DSP40は、マイコン20からの制御信号に基づいて、マイコン20から出力された放送曲データ100に対してオーディオデータを取り出して、音声出力部50に出力する。
また、DSP40は、マイコン20からの制御信号に基づいて、オーディオデータ出力部60のいずれかのユニットから出力されたオーディオデータを音声出力部50に出力する。尚、DSP40は、マイコン20からの放送曲データ100に含まれるオーディオデータを音声出力部50に出力するか、オーディオデータ出力部60からのオーディオデータを音声出力部50に出力するか、を選択するセレクタ41を内部に備える。選択は、マイコン20からの制御信号に基づく。
音声出力部50は、例えば、スピーカであって、DSP40からのオーディオデータを音声に変換して出力する。
オーディオデータ出力部60は、オーディオデータを出力するユニットから構成される。図1に示すように、本実施例においてオーディオデータ出力部60は、AM放送やFM放送を受信するチューナ部61と、CD(Compact Disk)に記録されたオーディオデータ等を再生するCD部62と、MD(Mini Disk)に記録されたオーディオデータ等を再生するMD部63と、HD(Hard Disk)に記録された音楽ファイルを再生するHDD(Hard Disk Drive)部64の各ユニットから構成される。各ユニット61乃至64は、マイコン20に接続され、マイコン20からの制御信号に基づいて、オーディオデータの出力等の動作が制御される。
尚、このユニット61乃至64は一例であって、CD部62のみ、MD部63のみでもよいし、更に、半導体メモリに記憶されたオーディオデータを再生する再生部が含まれていてもよい。
以上のように構成された本オーディオ装置1の本発明に係る動作について説明する。図2は、本オーディオ装置1における全体動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、オーディオ装置1の電源が投入されてから、切断されるまで継続する。まず、本動作が開始されると(S10)、マイコン20は曲の変化があったか否かを検知する(S11)。
マイコン20は、受信ユニット10に対して受信した放送曲データ100からどのような曲を受信したかの情報(曲情報(付加情報))を取得するための制御信号を出力する。図3は、放送曲データ100のデータ構造を示す一例である。受信ユニット10は、この制御信号に基づいて放送曲データ100内にあるタイトル情報112をマイコン20に出力する。マイコン20は、取得したタイトル情報と、以前に取得してメモリ21に記憶されたタイトル情報とを比較して、タイトルが変化したときは曲の変化があったと検知する。
図3について説明すると、放送曲データ100は種別領域110とデータ領域130とから構成される。種別領域110には曲に関する種々の曲情報が挿入され、データ領域130にはオーディオデータが挿入される。
種別領域110は、アーティスト名などのアーティスト情報が挿入されるアーティスト情報領域111と、曲のタイトル名などのタイトル情報が挿入されるタイトル情報領域112と、曲が記憶されたアルバムの名称などのアルバム情報が挿入されるアルバム情報領域113と、曲に関する書誌的な情報などのレコードラベル情報が挿入されるレコードラベル情報領域114と、曲の作曲者名などの作曲者情報が挿入される作曲者情報領域116と、曲を代替して演奏した者の氏名等に関するオルタネイトアーティスト情報が挿入されるオルタネイトアーティスト情報領域118と、種々のコメント情報やテキスト情報が夫々挿入されるコメント情報領域119とテキスト情報領域120と、曲のプログラムIDが挿入されるプログラムID領域121と、アーティストIDが挿入されるアーティストID領域122とを含む。
曲変化の検知(S11)に関しては、マイコン20はタイトル情報以外にも、例えばアーティスト情報111やプログラムID121等の情報を比較することで検知してもよい。また、マイコン20は各情報を個別に取得するのではなく、種別領域110に挿入された曲情報全てを受信ユニット10から取得して、各情報を比較するようにしてもよい。
図2に戻り、マイコン20は曲変化を検知すると(S11でYES)、次いで受信ユニット10から放送曲データ100を取得する(S12)。即ち、受信ユニット10で受信した全チャンネルの放送曲データ100のうちあるチャンネルの放送曲データ100をマイコン20が取得する。
具体的には、マイコン20はチャンネルを指定して当該チャンネルの放送曲データ100の取得を示す制御信号を受信ユニット10に出力する。受信ユニット10はこの制御信号に基づいて指定されたチャンネルの放送曲データ100をマイコン20に出力する。これにより、マイコン20は放送曲データ100を取得する。
そして、マイコン20は取得した放送曲データ100が嫌いな曲か否か判断する(S13)。例えば、ユーザが予め入力部30の操作により嫌いな曲の曲番号(ユーザ情報)を入力し、マイコン20のメモリ21にその曲番号を保持しておく。マイコン20は取得した放送曲データ100のうち、例えば、タイトル情報112(付加情報(第1の識別情報))を取り出し、当該タイトル情報112と曲番号とを比較して一致しているか否かで嫌いな曲か否かを判断する。この場合、タイトル情報112には曲のタイトルを示す番号が含まれているため、当該番号とユーザによって登録された曲番号とを比較することで嫌いな曲か否かが判断できる。それ以外にも、例えば、プログラムID121(付加情報(第1の識別情報)に曲番号が含まれているときには、このプログラムID121とユーザが登録した曲番号とを比較することで嫌いな曲か否かを判断することもできる。
嫌いな曲のとき(S13でYES)、次いでマイコン20は、受信チャンネルを切替える(S14)。受信チャンネルの切替えは、マイコン20が受信ユニット10に対して他のチャンネル(例えば次のチャンネル)の放送曲データ100を取得するよう制御信号を出力し、そのチャンネルの放送曲データ100をマイコン20が取得することによりチャンネルの切替えが行われる。チャンネルの切替えが行われた後、マイコン20は取得した切替え先のチャンネルの放送曲データ100をDSP40に出力して、処理は終了する(S15)。音声出力部50からはユーザの嫌いでない曲が出力される。
一方、取得した放送曲データ100が嫌いな曲でないとき(S13でNO)、本処理は終了する(S15)。取得した放送曲データ100(S12)がユーザの嫌いな曲でなければ、その曲が音声出力部50から出力されても問題ないからである。
また、マイコン20が曲変化を検知しないとき(S11でNO)、同じ曲が音声出力部50から出力されているために受信チャンネルの切替え等の処理を行う必要がなく本処理は終了する(S15)。
このように、取得した放送曲データ100がユーザの嫌いな曲であればチャンネル切替えを行うことで、ユーザは嫌いな曲を聴くことがなくユーザの不快感を取り除くことができる。また、このチャンネルの切替えにより、嫌いな曲の出力を禁止するだけではなく、他のチャンネルの曲を聴くことができるため、ユーザに不満を与えることがない。従って、本オーディオ装置1はユーザに対して快適な環境を提供することができる。
前述の例では、嫌いな曲の曲番号を入力するようにしたが、例えば、放送曲データ100のタイトル情報112にテキストでタイトル名が挿入されているのであれば、入力部30からユーザ情報として、嫌いな曲のタイトル名を直接入力するようにしてもよい。タイトル情報のタイトル名とユーザの入力したタイトル名が一致していれば、嫌いな曲として(S13でYES)、受信チャンネルを切替えるようにすればよい(S14)。
また、嫌いな曲か否かはユーザの嗜好であって、一度嫌いな曲として登録したものの、後で嫌いでない曲に変化することも考えられる。例えば、嫌いな曲としてメモリ21に記憶された情報(曲番号や曲名など)をマイコン20によって表示部で表示させるようにし、入力部30によって編集して削除できるようにすることも可能である。メモリ21から記憶された情報が削除されることにより、嫌いな曲か否かの判断時(S13)に削除された情報は嫌いな曲とならずにそのまま曲が流れることになる。更に、メモリ21にこれらの情報とともに登録した時間も記憶させ、登録時間の古さ等から自動的に削除するようにしてもよい。この場合でも上述した例と同様の作用効果を奏する。
[実施例2]
実施例1では、嫌いな曲であればチャンネルを切替えるようにした。次に、嫌いな曲のときにオーディオデータ出力部60のいずれかのユニット61乃至64に切替えて曲を出力する例について説明する。図4は、かかる動作のフローチャートの一例である。本フローチャートも、オーディオ装置1の電源が投入されてから、切断されるまで継続する。前述の例(図2)と同一の処理を行う部分には同一の番号を付している。尚、オーディオ装置1の全体構成は実施例1と同様である。
この場合も同様に、マイコン20が曲変化を検知したとき(S11でYES)、あるチャンネルの放送曲データ100を受信ユニット10から取得する(S12)。そして、予めメモリ21に登録されたユーザの嫌いな曲の曲番号と放送曲データ100のうちタイトル情報に含まれる当該曲の曲番号(種別領域110に挿入される他の曲情報でもよい)とを比較して一致していれば嫌いな曲として(S13でYES)、ユニットを切替える(S16)。
このユニットの切替えは、マイコン20が切替え先のユニット、例えば、CD部62に対してCDの再生を指示する再生制御信号を出力する。また、マイコン20はDSP40に対してCD部62から再生されたオーディオデータを音声出力部50に出力する制御信号をDSP40に出力する。これにより、CD部62から再生されたオーディオデータはDSP40から音声出力部50に出力され、音声出力部50からCDの曲が出力されることになり、ユニットの切替え(S16)が実行される。
尚、ユニットの切替えに際し、切替え先のユニットは少なくともオーディオデータが出力される状態(つまり、使用可能な状態)になければならない。例えば、CD部62にはCDが挿入され、MD部63にはMDが挿入され、HDD部64には音楽ファイルが記憶されていなければならない。
このため、マイコン20は各ユニット61乃至64の現在の状態、例えば、CD部62にCDが挿入されているか否か等の情報を保持する必要がある。マイコン20が各ユニット61乃至64に対して、現在の状態を報告するようにするための制御信号を各ユニット61乃至64に出力し、例えばCD部62でCDが取り出された等の状態が発生すると、CD部62からマイコン20にかかる状態を示す制御信号が出力される。マイコン20は各ユニット61乃至64についてこのような現在の状態を示す情報をメモリ21に保持し、再生可能なユニットを判断して当該ユニットに対して再生制御信号を出力する。
この例の場合でも、実施例1と同様の作用効果を奏する。また、実施例1のように放送曲データ100のタイトル情報112にタイトル名が直接挿入されていれば、入力部30から嫌いな曲のタイトル名を入力して、嫌いな曲か否かを検知することができる(S13)。
[実施例3]
前述の例は、嫌いな曲が流れるとチャンネルを切替えたり(実施例1)、ユニットを切替えたりする例(実施例2)を示した。次に、嫌いなアーティストの曲が流れるとチャンネルを切替えるようにした例について説明する。尚、オーディオ装置1の全体構成は実施例1と同様である。
図5は、かかる例の動作を示すフローチャートの一例である。本フローチャートも、オーディオ装置1の電源が投入されてから、切断されるまで継続する。前述の例(図2等)と同一の処理を行う部分には同一の番号を付している。
本処理が開始されると(S10)、マイコン20は曲変化を検知したか否か判断する(S11)。曲の変化を検知したとき(YES)、マイコン20は放送曲データ100を取得する(S12)。
そして、マイコン20は取得した曲が嫌いなアーティストの曲か否か検知する(S18)。嫌いなアーティストか否かは、例えば、ユーザが入力部30を操作することで、嫌いなアーティストの番号(ユーザ情報)を入力する。入力されたこれらの情報はメモリ21に記憶される。そして、マイコン20は、放送曲データ100のうちアーティスト情報111(付加情報(第2の識別情報))に含まれるアーティストの番号を取得する。マイコン20は取得したアーティストの番号とメモリ21に記憶された番号とを比較することで、その受信した曲がユーザの嫌いなアーティストか否かを判断する。また、放送曲データ100のアーティストID(付加情報(第2の識別情報))122により判断してもよい。
嫌いなアーティストであれば(S18でYES)、マイコン20は受信チャンネルを切替える(S14)。そして、マイコン20は、切替えた先のチャンネルの放送曲データ100をDSP40に出力し、切替え先の曲が音声出力部50から出力される。そして、一連の処理が終了する(S15)。
一方、嫌いなアーティストでなければ(S18でNO)、その曲の出力を禁止する必要はないため、マイコン20は取得した放送曲データ100(S12)を、そのままDSP40に出力する。そして処理が終了する(S15)。また、曲変化を検知しないとき(S11でNO)も処理が終了する(S15)。
このように、嫌いなアーティストであれば、チャンネルを切替えるようにするため、ユーザは嫌いなアーティストの曲を聴くことがないため、ユーザの不快感を取り除くことができる。また、嫌いなアーティストの曲のとき、その曲の出力が停止するだけでなく、他のチャンネルに切替えて曲を聴くことができるため、ユーザに不満を与えることもない。従って、本オーディオ装置1はユーザに快適な環境を提供することができる。
実施例1と同様に、ユーザ情報として、アーティストの番号を入力するのではなく、アーティスト名を入力部30から直接入力するようにしてもよい。放送曲データ100のアーティスト名情報111に含まれるアーティスト名と入力されたアーティスト名とをマイコン20が比較することで、嫌いなアーティストか否かを検知することができる(S18)。
また、ユーザが登録したアーティストの情報(番号やアーティスト名など)を表示部に表示させて、後で編集できるようにすることも可能である。嫌いなアーティストとして登録したものの、後で嫌いでないアーティストとなる場合もあるからである。ユーザが入力部30を操作して削除すれば、嫌いなアーティストか否かの判断時(S18)に嫌いなアーティストとして判断されずに取得した曲がそのまま流れることになる。また、実施例1と同様にメモリ21に登録時間も共に記憶させ、古い順から自動的に削除するようにしてもよい。この場合でも、上述した例と同様の作用効果を奏する。
[実施例4]
次に示す例は、嫌いなアーティストであれば、受信チャンネルを切替えるのではなく、ユニットを切替える例である。
図6はこの動作を示すフローチャートの一例である。本フローチャートも、オーディオ装置1の電源が投入されてから、切断されるまで継続する。実施例1等と同様の処理には同一の番号を付している。尚、オーディオ装置1の全体構成は実施例1と同様である。
処理が開始されると(S10)、マイコン20は曲が変化したか否かを検知し(S11)、検知したとき(YES)、受信ユニット10にある放送曲データ100を取得する(S12)。
そして、マイコン20は取得した放送曲データ100が嫌いなアーティストの曲であれば(S18でYES)、ユニットを切替えて(S16)、切替えた先のユニットから曲が出力されるようにする。
取得した放送曲データ100が嫌いなアーティストでなければ(S18でNO)、取得した放送曲データ100をそのままDSP40に出力して処理が終了する(S15)。また、曲変化を検知しないときも(S11でNO)、一連の処理が終了する。
嫌いなアーティストか否かの検知(S18)と、ユニットの切替え(S16)自体の処理は、実施例2や実施例3で説明した処理と全く同様である。
また、本実施例の作用効果も実施例1等で説明したものと同様の作用効果を奏し、実施例1等で説明した他の例も本実施例で適用可能である。
[実施例5]
次に実施例5について説明する。前述の例では、嫌いな曲であれば受信チャンネルを切替えたり(実施例1)、ユニットを切替えたり(実施例2)し、また嫌いなアーティストであれば受信チャンネルやユニットを切替えるようにした(実施例3、4)。本例では、例えば、好きな曲でも嫌いなアーティストであればどのように処理を行うか等の例である。
本実施例の動作を示すフローチャートの一例を図7に示す。本フローチャートも、オーディオ装置1の電源が投入されてから、切断されるまで継続する。実施例1等と同一の処理を行う部分には同一の番号を付している。尚、オーディオ装置1の全体構成は実施例1と同様である。
処理が開始されると(S10)、マイコン20は曲変化を検知する(S11)。曲が変化していれば(YES)、マイコン20は受信ユニット10から曲の変化したあるチャンネルの放送曲データ100を取得する(S12)。
次いで、マイコン20は取得した放送曲データ100が好きな曲のデータか否か判断する(S20)。入力部30をユーザが操作して好きな曲の曲番号(又は曲名など)を登録する。入力された曲番号等はマイコン20のメモリ21に記憶される。そして、マイコン20は受信した放送曲データ100のうちタイトル情報112に含まれる曲番号等とメモリ21に記憶された曲番号等を比較して一致していれば好きな曲と判断する。一致していなければ好きな曲でないと判断する。
好きな曲であれば(S20でYES)、マイコン20は、実施例1等と同様に取得した放送曲データ100(S12)をDSP40に出力する(S22)。そして、処理が終了する(S15)。
一方、好きな曲でなければ(S20でNO)、マイコン20は取得した放送曲データ100は嫌いな曲のデータか否かを判断する(S13)。嫌いな曲か否かの判断は実施例1等と同様である。
嫌いな曲であれば(S13でYES)、マイコン20は次チャンネルの放送曲データ100を取得する(S21)。つまり、マイコン20は受信チャンネルの切替えを行う。
一方、嫌いな曲でなければ、マイコン20は嫌いなアーティストか否か判断する(S18)。ここで、好きな曲でなく(S20でNO)、嫌いな曲でない場合(S13でNO)とは、曲の好き嫌いについて登録の設定がなされていない状態を示す。曲の好き嫌いの設定がないときには、アーティストが嫌いか否かで取得した曲を流すか否かを判断している。尚、嫌いなアーティストか否かの判断自体は、前述の実施例3等と同様である。
嫌いなアーティストであれば(S18でYES)、マイコン20は受信ユニット10から次チャンネルの放送曲データ100を取得する(S21)。つまり、マイコン20は受信チャンネルを切替える。そして、処理はS20に移行して上述の処理を繰り返す。
一方、嫌いなアーティストでなければ(S18でNO)、マイコン20は取得した放送曲データ100をDSP40に出力する(S22)。そして一連の処理が終了する(S15)。
また、実施例1等と同様に曲変化がなければ(S11でNO)、現在同曲を音声出力部50から出力されている最中であるとして、一連の処理を終了する(S15)。
これらの処理では、曲の設定を優先している。即ち、嫌いな曲であればアーティストの好き嫌いに関係なく、受信チャンネルの切替えを行う(S20でNO、S13でYES、S21のルート)。一方、好きな曲であればアーティストの好き嫌いに関係なくその曲が音声出力部50から出力される(S20でYES、S15のルート)。また、曲の好き嫌いの設定がなされていないとき、アーティストについて嫌いか否かにより、曲を流すか否かを判断している(S20でNO、S13でNO、S18のルート)。
本実施例においても、嫌いな曲であれば音声出力部50から出力されることがないため、実施例1等と同様にユーザの不快感を取り除くことができる。また、嫌いな曲であれば次チャンネルの放送曲データ100を取得してその曲が流れるため、実施例1等と同様に全く曲が流れない、ということがないためユーザの不満を与えることがない。従って、ユーザに対して快適な環境を提供することができる。
本例において、嫌いな曲か否かの判断(S13)や、嫌いなアーティストか否かの判断(S18)は前述の実施例1等と全く同様の処理である。曲番号で判断してもよいし、曲名で判断してもよい。また、アーティストの番号やアーティスト名により判断してもよい。
また、実施例1等で説明した他の例も本実施例で適用可能であり、実施例1等で説明した作用効果と同様の作用効果を奏する。
[実施例6]
実施例1乃至実施例5において、オーディオ装置1における全体動作について説明した。本実施例を含め以下に示す実施例では、全体動作における受信チャンネル切替処理(S14)の詳細(実施例6乃至12)と、ユニット切替処理(S16)の詳細(実施例13乃至14)について説明する。これらの処理はいずれも前述の実施例1乃至5に適用可能で、これらの実施例に共通して実施できる。また、本実施例を含む以下に示す実施例でのオーディオ装置1の全体構成は実施例1で説明したものと全く同様である(図1)。
まず、受信チャンネルの切替えに際し(S14)、ユーザが直前に聞いたチャンネルに切替えるようにした例について説明する。図8は、この動作を示すフローチャートの一例である。
受信チャンネルの切替処理(S14)に移行すると、マイコン20は前回受信したチャンネルの放送局データ100を受信ユニット10から取得する(S141)。マイコン20は、受信ユニット10から放送曲データ100を取得する際にチャンネルを指定した制御信号を出力した。その際にマイコン20はメモリ21にチャンネル番号を記憶する。
例えば、メモリ21には、最近のものから(新しいものから)順にチャンネル番号が記憶され、最も新しいチャンネル番号をマイコン20がメモリ21から読み出す。
そして、読み出したチャンネル番号の放送曲データ100を取得するよう制御信号を受信ユニット10に出力することで、前回受信したチャンネルの放送曲データ100を取得する。尚、前述したようにこの放送曲データ100の取得により、実際の受信チャンネルの切替えが行われる。
次いで、マイコン20は取得した放送曲データ100について嫌いな曲又は嫌いなアーティストでないか否かを判断する(S142)。つまり、受信チャンネルを切替えた先の放送曲データ100がユーザの嫌いな曲等か否か等を判断している。尚、嫌いな曲か否か、嫌いなアーティストか否かの判断自体は、実施例1等のS13(図1等)、実施例3等のS18(図5等)と同一の処理である。
前回受信したチャンネルの放送曲データ100も嫌いな曲又は嫌いなアーティストでなければ(S142でYES)、マイコン20はS141で取得した放送曲データ100をDSP40に出力する(S143)。そして、受信チャンネルの切替え処理が終了する(S145)。
一方、嫌いな曲等であれば(S142でNO)、マイコン20は更に一つ前の受信チャンネルの放送曲データ100を取得する(S144)。前回受信したチャンネルの放送曲データ100が嫌いな曲であれば、更に一つ前に受信したチャンネルの放送曲データ100を取得する。
マイコン20はメモリ21に記憶された次に新しいチャンネルのチャンネル番号を読み出して、そのチャンネルの放送曲データ100を取得するための制御信号を受信ユニット10に出力することで、そのデータ100を取得する。そして、処理はS142に移行して上述の処理を繰り返す。
このように受信チャンネル切替えのときに、切替えた先のチャンネルで放送される曲がユーザの嫌いな曲か否かを判断して、嫌いな曲であれば、ユーザが更に一つ前に聴いたチャンネルに切替えるようにしているため、ユーザの嫌いな曲が出力されることがなく、ユーザに不快感を与えることがない。また、嫌いな曲の出力が禁止される代わりに、他の嫌いでない曲が出力されるため、ユーザの不満もない。従って、ユーザに快適な環境を提供することができる。
[実施例7]
本実施例7は、受信チャンネルの切替えに際し(S14)、ユーザの好みの曲が流れているチャンネルに切替えるようにした例である。図9は、その動作を示すフローチャートの一例である。
受信チャンネル切替え処理(S14)に移行すると、マイコン20は、ユーザの嗜好曲データを取得する(S151)。ユーザの嗜好曲データとは、ユーザの好きな曲を示すデータのことであり、例えば、入力部30をユーザが操作することによりユーザの好きな曲の曲番号や曲名を入力する。入力されたデータはメモリ21に記憶され、マイコン20が本処理の際にメモリ21から読み出すことで嗜好曲データを取得する。予めユーザが入力部30の操作によりかかるデータを登録しておいてもよいし、本処理の際に表示部にデータ入力を促す画面が表示されユーザが入力するようにしてもよい。
次いで、マイコン20は次チャンネルの放送曲データ100を取得する(S152)。マイコン20は切替え先のチャンネルの放送曲データ100を取得する。マイコン20が次チャンネルの放送曲データ100の取得を示す制御信号を受信ユニット10に出力して受信ユニット10から当該放送曲データ100を取得する。
次いで、マイコン20はS152で取得した放送曲データ100がS151で取得した嗜好曲データと一致するか否か判断する(S153)。例えば、放送曲データ100内のタイトル情報に含まれる曲番号や曲名を示すデータとユーザの登録した曲番号や曲名を示す嗜好曲データとが一致するか否かで判断される。
嗜好曲と一致するとき(S153でYES)、つまり、切替えた先のチャンネルの放送曲データ100がユーザの好みの曲であれば、マイコン20はそのデータ100を、DSP40に出力する(S154)。そして、一連の処理が終了する(S155)。
嗜好曲と一致しないとき(S153でNO)、つまり、切替えた先のチャンネルの放送曲データ100がユーザの好みの曲でないと、マイコン20は更に次のチャンネルの放送曲データ100を取得する(S156)。そして、処理は再びS153に移行して上述の処理を繰り返す。
このように、受信チャンネルの切替えに際し、切替えた先のチャンネルから出力される曲がユーザの好みの曲であればそのまま出力し、好みの曲でないと更に次のチャンネルの放送曲データ100を取得して再びユーザの好みの曲かを判断しているため、チャンネルを切替えた先からユーザの嫌いな曲が出力されることがない。また、ユーザの嫌いな曲の出力が禁止される代わりユーザの好きな曲が出力されるため、ユーザの不満もない。従って、ユーザに快適な環境を提供することができる。
[実施例8]
次の受信チャンネルの切替処理は、ユーザの好みのアーティストの曲が流れているチャンネルに切替える例である。図10はその動作を示すフローチャートの一例である。
受信チャンネルの切替処理(S14)に移行すると、マイコン20は、ユーザ嗜好アーティストデータを取得する。ユーザ嗜好アーティストデータとは、ユーザの好みのアーティストを示すデータのことである。例えば、アーティスト名やアーティストの番号、アーティストのID等である。実施例7でのユーザ嗜好曲データと同様に入力部30からユーザが好みのアーティスト名等を入力することでメモリ21に記憶されて登録される。予めかかる登録が行われても良いし、表示部に入力を促す画面が表示されて登録してもよい。
次いで、マイコン20は次チャンネルの放送曲データ100を取得する(S162)。実施例7と同様に切替え先のチャンネルの放送曲データ100を取得する。
次いで、マイコン20はS162で取得した放送曲データ100がS161で取得したユーザ嗜好アーティストデータと一致するか否かを判断する(S163)。例えば、放送曲データ100内のアーティスト情報111に含まれるアーティスト名やアーティストの番号、アーティストID122に含まれる固有のID等と、ユーザ嗜好アーティストデータに含まれるアーティスト名やアーティストの番号、ID等とを比較することで判断する。
ユーザ嗜好アーティストデータと一致したとき(S163でYES)、即ち、切替え先のチャンネルの放送曲データ100がユーザの好みのアーティストの曲のとき、マイコン20は取得した放送曲データ100をDSP40に出力する(S164)。そして、一連の処理が終了する(S165)。
一方、ユーザ嗜好アーティストデータと一致しないとき(S163でNO)、即ち、切替え先のチャンネルの放送曲データ100はユーザの好みのアーティストの曲でないとき、マイコン20は更に次のチャンネルの放送曲データ100を取得する(S166)。そして、処理は再びS163に移行して上述の処理を繰り返す。
このように、本実施例8では、受信チャンネル切替えに際し、切替えた先のチャンネルから出力される曲がユーザの好みのアーティストの曲であるかを判断し、好みのアーティストの曲であればその曲を出力し、そうでないと更に次チャンネルの放送曲データ100を取得して再び好みのアーティストの曲であるかを判断しているため、チャンネルを切替えた先からユーザの嫌いなアーティストの曲が流れることもない。また、ユーザの嫌いなアーティストの曲の出力が禁止される代わりに、ユーザの好みのアーティストの曲が流れるため、ユーザに不満を与えることもない。従って、ユーザに快適な環境を提供することができる。
[実施例9]
次に示す例は、受信チャンネルの切替えに際し、ユーザの現在聴いているジャンル内のチャンネルに切替えるようにした例である。図11は、その動作を示すフローチャートの一例である。
受信チャンネルの切替処理(S14)に移行すると、マイコン20はカレントカテゴリーデータを取得する(S171)。カレントカテゴリーデータとは、例えば、ポップやロック、ヒップホップなどのその曲の属性を示すものである。このカレントカテゴリーデータは、例えば、S12(実施例1、図2等)で取得した放送曲データ100内の種別領域のいずれかに含まれる。マイコン20はS12で取得した放送曲データ100からカレントカテゴリーデータを取り出してメモリ21に記憶し、本処理の際に読み出すことでカテゴリーデータを取得する。
次いで、マイコン20はカテゴリー内の次チャンネルの放送曲データ100を取得する(S172)。例えば、マイコン20は受信ユニット10に対して、読み出したカテゴリーと同一のカテゴリーの次の受信チャンネルにおける放送曲データ100を取得するよう制御信号を出力して、当該チャンネルの放送曲データ100を取得する。つまり、切替えた先の受信チャンネルはS12で取得した放送曲データ100と同一のカテゴリーであって、S12で取得した放送曲データ100の次のチャンネルの放送曲データ100を取得する。
次いで、マイコン20はS172で取得した放送曲データ100は嫌いな曲又は嫌いなアーティストの曲であるかを判断する(S173)。つまり、切替えた先の同一カテゴリーの放送曲データ100はユーザの嫌いな曲又はユーザの嫌いなアーティストの曲か否かを判断している。この判断自体は、実施例1等のS13(図2等)、実施例3等のS18(図5等)と同様である。
嫌いな曲又は嫌いなアーティストでないとき(S173でYES)、マイコン20はS172で取得した放送曲データ100をDSP40に出力する(S174)。そして、一連の処理が終了する(S175)。
一方、嫌いな曲又は嫌いなアーティストであれば(S173でNO)、マイコン20はカテゴリー内の更に次のチャンネルの放送曲データ100を取得する(S176)。そして、処理は再びS173に移行して上述の処理を繰り返す。
このように、受信チャンネルの切替えに際し、ユーザが現在聴いているジャンル内のチャンネルに切替えるようにし、また、切替えた先のチャンネルから出力される曲がユーザの嫌いな曲やユーザの嫌いなアーティストの曲か否かを判断し、嫌いな曲等であれば同一ジャンル内の次のチャンネルの放送曲データ100を取得して判断を繰り返し、そうでないと切替えた先のチャンネルの曲を出力するようにしている。
そのため、同一ジャンル内でも、切替えた先のチャンネルからユーザの嫌いな曲や嫌いなアーティストの曲が出力されることがないため、ユーザの不快感を取り除くことができる。また、嫌いな曲等の出力が禁止される代わりに、嫌いでない曲等が出力されるため、ユーザに不満を与えることもない。従って、ユーザに快適な環境を与えることができる。
[実施例10]
次に、受信チャンネルの切替えに際し、ユーザが良く聴くチャンネルに切替えるようにした例について説明する。図12は、かかる動作を示すフローチャートの一例である。
受信チャンネルの切替処理に移行すると(S14)、マイコン20は、ユーザ操作情報を取得する(S181)。ユーザ操作情報とは、ユーザがそのチャンネルの切替えた回数やユーザがそのチャンネルに合わせた時間等の情報のことである。この情報を取得することでユーザが良く聴くチャンネルの情報を得る。
尚、このユーザ操作情報は、ユーザが入力部30を操作することでチャンネルの切替えが行われるため、マイコン20はかかるチャンネルの切替えにより、そのチャンネルに切替えた回数(視聴回数)やそのチャンネルに合わせた時間(視聴時間)等(ユーザ操作情報)をメモリ21に記憶し、本処理の際に、最も切替えた回数の多いチャンネルや、最も合わせた時間が長いチャンネル等をメモリ21からマイコン20が読み出す。勿論、S12で取得した放送曲データ100のチャンネルが最も切替えた回数の多いチャンネル等(つまり、最もユーザの良く聴くチャンネル)であれば、次に回数の多いチャンネル等を読み出すことになる。
次いで、マイコン20はメモリ21から読み出したチャンネルの放送曲データ100を取得する(S182)。つまり、切替え先のチャンネルであって、ユーザのよく聴くチャンネルの放送曲データ100をマイコン20は取得する。
次いで、S182で取得した放送曲データ100はユーザの嫌いな曲又は嫌いなアーティストの曲か否かを判断する(S183)。この判断自体は、実施例1等のS12(図2等)、実施例3等のS18(図5等)と全く同様である。
ユーザのよく聴く切替え先のチャンネルの曲が嫌いな曲又は嫌いなアーティストの曲でなければ(S183でYES)、S182で取得した放送曲データ100をDSP40に出力する(S184)。そして、一連の処理は終了する(S185)。
一方、ユーザの嫌いな曲又は嫌いなアーティストであれば(S183でNO)、次によく聴くチャンネルの放送曲データ100を取得する。マイコン20はメモリ21からS181で取得したユーザのよく聴くチャンネルに対して次によく聴くチャンネルの情報を読み出して、受信ユニット10から当該チャンネルの放送曲データ100を取得する。そして、処理は再びS183に移行して上述の処理を繰り返す。
このように、受信チャンネルの切替えに際し、ユーザのよく聴くチャンネルの曲を出力するようにし、またそのチャンネルの曲が嫌いな曲又は嫌いなアーティストの曲か否かを判断している。そして、嫌いな曲等であれば次によく聴くチャンネルから放送曲データ100を取得して判断を繰り返し、嫌いな曲等でないとそのチャンネルの曲を出力する。
切替え先のチャンネルがユーザのよく聴くチャンネルであって、しかも、そのチャンネルから放送される曲がユーザの嫌いな曲又はユーザの嫌いなアーティストの曲であればその曲が出力されないため、ユーザの不快感を取り除くことができる。また、嫌いな曲等が出力されない代わりに、次によく聴く嫌いでない曲等が出力されるため、ユーザに不満を与えることもない。従って、快適な環境をユーザに与えることができる。
[実施例11]
次の例は、受信チャンネルの切替えに際し、曲の先頭から放送されるチャンネルに切替えるようにした例である。図13は、その動作を示すフローチャートの一例である。
受信チャンネル切替処理(S14)に移行すると、マイコン20は次チャンネルの放送曲データ100を取得する(S191)。つまり、マイコン20は切替え先のチャンネルの放送曲データ100を取得する。
次いで、マイコン20はS191で取得した放送曲データ100がユーザの嫌いな曲であるか否か判断する(S192)。つまり、切替え先のチャンネルからの曲がユーザの嫌いな曲か否かを判断する。この判断自体は、実施例1等のS13(図2等)を同様である。
切替え先のチャンネルの曲が嫌いな曲でないと(S192でYES)、マイコン20はその曲の経過時間が8秒以内か否か判断する(S193)。つまり、マイコン20は、S191で取得した放送曲データ100の曲が始まったばかりで、曲の先頭か否かを判断している。この8秒は一例であって、曲の先頭か否かを判断できるものであれば何秒であってもよい。
この経過時間の判断は、例えば、以下のように行う。S191で取得した放送曲データ100内の種別領域110のいずれか(例えば、コメント情報119、テキスト情報120など)に曲の経過時間を示す情報が含まれる。この情報をマイコン20が本処理の際に読み出し、現在の経過時間を判断する。或いは、S191で放送曲データ100をマイコン20が取得してからの時間をマイコン20内のタイマで検出して経過時間を判断する。
曲の経過時間が8秒以内のとき(S193でYES)、曲の先頭であるとして、マイコン20はS191で取得した放送曲データ100をDSP40に出力する(S194)。そして、一連の処理が終了する(S195)。
一方、曲の経過時間が8秒以内でないとき(S193でNO)、曲の先頭でないとして、マイコン20はS191で取得したチャンネルの次のチャンネルの放送曲データ100を取得する(S196)。そして、処理はS192に移行して上述の処理を繰り返す。
また、切替え先のチャンネルの曲が嫌いな曲のとき(S192でYES)も、マイコンは更に次のチャンネルの放送曲データ100を取得する(S196)。
このように、受信チャンネルの切替えに際し、切替え先のチャンネルからは曲の先頭から出力され、更に、その曲がユーザの嫌いな曲か否かを判断している。そして、嫌いな曲であればチャンネルを切替え、再び判断を繰り返し、嫌いでない曲なら切替え先のチャンネルからその曲を出力するようにしている。
切替え先のチャンネルは曲の先頭から出力され、しかも、その先頭から出力される曲がユーザの嫌いな曲であれば出力されないため、ユーザに不快感を与えることもない。しかも、嫌いな曲の代わりに、曲の先頭であって嫌いでない曲が出力されるため、ユーザに不満を与えることもない。従って、ユーザに対して快適な環境を与えることができる。
上述の例では、S192で嫌いな曲か否かを判断したが、例えば、嫌いなアーティストか否かを判断するようにしてもよい。判断自体は、実施例3等のS18(図5等)と同様である。この場合でも、上述の例と同様の作用効果を奏する。
[実施例12]
次の例も、実施例11と同様に、受信チャンネルの切替えに際し、切替えた先のチャンネルからは曲の先頭から出力される例である。但し、実施例11では曲の経過時間の情報を用いて処理を行ったが、本実施例では曲変化チャンネルテーブルを用いて処理を行う。図14及び図15は、その動作を示すフローチャートの一例である。
受信チャンネルの切替処理(S14)に移行すると、マイコン20は次チャンネルの放送曲データ100を取得する(S201)。処理は実施例7のS152(図9)と同様である。
次いで、マイコン20はS201で取得した放送曲データ100について曲変化を検知する(S202)。つまり、マイコン20は切替えた先のチャンネルで先頭から曲が出力されるか否かを検知する。本検知は、実施例1等のS11(図2等)と同じ処理である。
曲変化を検知したとき(S202でYES)、マイコン20は曲変化チャンネルテーブルに当該チャンネル番号をセットする(S203)。曲変化チャンネルテーブルは、チャンネルごとに曲変化が発生したか否かを示すテーブルであって、曲変化があった順番がわかるようにメモリ21に記憶される。マイコン20は曲変化のあったチャンネルのチャンネル番号をかかるテーブルに記憶することで本処理が実行される。
次いで、マイコン20は全チャンネルをチェックしたか否かを判断する(S204)。即ち、マイコン20は、全てのチャンネルに対して曲変化の検知を行ったか否かを判断する。マイコン20は、チャンネル毎にS202の処理を行ったか否かを示すフラグをメモリ21に記憶し、当該フラグから全チャンネルについてS202の処理を終えたか否かを判断する。
全チャンネルをチェックしていないとき(S204でNO)、マイコン20は更に次のチャンネルの放送曲データ100を受信ユニット10から取得する(S205)。そして、処理は再びS202に移行して上述の処理を繰り返す。
一方、全チャンネルをチェックしたとき(S204でYES)、マイコン20は曲変化チャンネルテーブルから最も最近変化のあったチャンネルの曲情報を取得する(S206)。
次いで、マイコン20は、最も最近変化のあったチャンネルから放送される曲がユーザの嫌いな曲か否かを曲情報から判断する(図15のS208)。処理は、実施例1等のS13(図2等)と同様である。
嫌いな曲でなければ(S208でYES)、マイコン20は取得した放送曲データ100をDSP40に出力する(S209)。そして、一連の処理が終了する(S210)。
一方、嫌いな曲でないと(S208でNO)、マイコン20は曲変化チャンネルテーブルから次に最近変化のあったチャンネルのチャンネル番号を取得して、当該チャンネルの放送曲データ100を取得する(S211)。そして再び、処理はS208に移行する。
本実施例12においても、最も最近曲の変化のあったチャンネル、即ち、曲の先頭から放送されるチャンネルを切替え先のチャンネルとし、しかも、そのチャンネルから出力される曲がユーザの嫌いな曲であればチャンネルを切替えるようにしているため、ユーザの嫌いな曲が出力されない。よって、ユーザに不快感を与えることがない。また、嫌いな曲が出力されない代わりに、ユーザの嫌いでない曲が出力されるため、ユーザに不満を与えることもない。従って、ユーザに対して快適な環境を提供することができる。
本実施例12においても、S208での判断に際し、嫌いな曲の代わりに、ユーザの嫌いなアーティストか否かを判断するようにしても、上述の例と同様の作用効果を奏する。
[実施例13]
本実施例13と次の実施例14では、実施例2(図4)、実施例4(図6)で説明したユニット切替処理の詳細について説明する。本実施例13では、ユニットの切替え処理(S16)に際し、ユーザが前回(直前)に聴いた使用可能なユニット61乃至64に切替える例である。図16は、その動作を示すフローチャートの一例である。
ユニット切替処理(S16)に移行すると、マイコン20は前回使用したユニットデータを取得する(S221)。メモリ21には過去に使用したユニット61乃至64の履歴情報が記憶され、マイコン20は本処理の際に記憶された履歴情報から前回使用したユニットに関する情報を読み出す。
次いで、マイコン20は前回使用したユニット61乃至64が現在使用可能か否か判断する(S222)。前回使用したユニット61乃至64でも現在使用することができない場合もあるからである。
使用可能か否かは、実施例2で説明したように、CD部62等でCD等の再生可能なメディアが挿入され、再生可能な音楽ファイルが記憶されているか否かで判断する。かかる状態を示す情報が各ユニット61乃至64からマイコン20のメモリ21に記憶されるため、マイコン20はかかる情報をメモリ21から読み出すことで使用可能か否かを判断する。
前回使用したユニット61乃至64が使用可能であれば(S222でYES)、マイコン20はユニット61乃至64に切替えて、当該ユニット61乃至64からオーディオデータを、DSP40を介して音声出力部50に出力するよう制御する(S223)。そして、ユニット切替処理(S16)が終了する(S224)。
一方、前回使用したユニット61乃至64が使用可能でなければ(S222でNO)、マイコン20は次候補のユニットデータをメモリ21から取得する(S225)。例えば、マイコン20は履歴情報から前回ではなくその一つ前に使用したユニットデータを取得する。そして、処理は再びS222に移行して上述の処理を繰り返す。
このように、切替え先のユニットについてユーザが以前に聴いた使用可能なユニットに切替えてそのユニットから曲が出力されるため、嫌いな曲や嫌いなアーティストの曲を聴くことがない。従って、ユーザに不快感を与えることもない。
また、各ユニット61乃至64には、通常、ユーザの聴きたい曲が記憶されたメディア等が挿入等されているため、そのメディア等から曲が再生されてもユーザに不満を与えることもない。従って、ユーザに快適な環境を提供することができる。
[実施例14]
次に、ユニットの切替えに際し、ユーザが事前に登録したユニット61乃至64に切替える例について説明する。図17は、かかる動作を示すフローチャートの一例である。
ユニット切替処理(S16)に移行すると、マイコン20はユーザ登録情報を取得する(S231)。ユーザ登録情報とは、ユーザが事前に使用したいユニット61乃至64が記録された情報のことで、メモリ21に記憶される。マイコン20はメモリ21から、かかる情報を読み出して取得する。
尚、ユーザは入力部30を操作することで予め使用したいユニットを登録することができる。或いは、本処理の際に表示部に入力が促され使用したいユニットを入力部30から登録するようにしてもよい。
次いで、マイコン20はユーザの登録したユニット61乃至64が現在使用可能な否か判断する(S232)。この処理自体は、実施例13のS222(図16)と同様である。
使用可能であれば(S232でYES)、マイコン20はユニット61乃至64に切替えて、ユニット61乃至64からオーディオデータを再生させ、DSP40を介して音声出力部50に出力させるように各部61等を制御する(S233)。この処理も実施例14のS223と同様である。そして、ユニット切替処理(S16)が終了する。
一方、使用可能でなければ(S232でNO)、マイコン20は次候補のユニットデータを取得する(S235)。次候補のユニット61乃至64は、例えば、ユーザが登録したユーザ登録情報で次に使用したいユニット61乃至64である。そして、処理は再びS232に移行して上述の処理を繰り返す。
このように、ユニットの切替えに際し、ユーザが事前に登録した使用可能なユニット61乃至64からオーディオデータを再生するようにしているため、ユーザの嫌いな曲やアーティストの曲が出力されることがなくユーザに不快感を与えることがない。実施例12と同様にユニット61乃至64にはむしろユーザの好みの曲が再生されることが多く、ユーザに不満を与えることもない。従って、ユーザに快適な環境を提供することができる。
[実施例15]
次に示す例は、実施例1等で受信チャンネルを切替えた後、嫌いな曲が終了すると、元の受信チャンネル(嫌いな曲や嫌いなアーティストの曲が流れていた受信チャンネル)に戻すようにした例である。図18乃至図19はその動作を示すフローチャートである。本フローチャートも、オーディオ装置1の電源が投入されてから、切断されるまで継続する。実施例1や実施例3と同一の処理の部分は同一の番号を付す。
処理が開始されると(S10)、マイコン20は曲が変化したかを検知する(S11)。変化していれば(YES)、マイコン20は受信ユニット10から放送曲データ100を取得する(S12)。
そして、その放送曲データ100がユーザの嫌いな曲又は嫌いなアーティストの曲であれば(S13又はS18でNO)、マイコン20は受信チャンネルを切替える(S14)。切替え処理は上述の実施例6乃至12でもよい。
次いで、マイコン20は嫌いな曲が終了したか否か判断する(S31)。例えば、曲変化を検知する場合(S11)と同じように、曲情報のうちのタイトル情報112が変化したか否か、アーティスト情報111が変化したか否か、プログラムID121が変化したか否か等により曲が終了したか否かを検知する。
一方、取得した放送曲データ100は嫌いな曲又は嫌いなアーティストでないとき(S13(S18)でYES)、マイコン20は受信チャンネルの切替え(S14)を行うことなく、曲終了したか否かを判断する(S31)。また、曲変化を検知しないとき(S11でNO)も、マイコンは曲が終了したか否かを判断する(S31)。
曲が終了するまでS31の処理が繰り返され(S31でNO)、曲が終了すると(S31でYES)、マイコン20は元のチャンネルへの切替処理を行う(S32)。
図19は、この処理の動作を示すフローチャートの一例である。本処理に移行すると、マイコン20は、元の受信チャンネルの放送曲データ100を取得する(S321)。この取得により、実際には元の受信チャンネルへの切替えが行われる。
そして、マイコン20は取得した放送曲データ100がユーザの嫌いな曲又はユーザの嫌いなアーティストの曲か否かを判断する(S322)。
嫌いな曲又は嫌いなアーティストでなければ(S322でYES)、マイコン20はS321で取得した放送曲データ100をDSP40に出力する(S323)。そして、元の受信チャンネルへの切替え処理が終了する(S324)。
一方、嫌いな曲又は嫌いなアーティストであれば(S322でNO)、マイコン20は受信チャンネルを切替える(S325)。即ち、マイコン20は元の受信チャンネルに切替えてもそのチャンネルから再び嫌いな曲等が出力される場合があり、そのときには元の受信チャンネルではなく他のチャンネルに切替えるようにしている。そして、処理はS322に移行して上述の処理を繰り返す。
このように、嫌いな曲又は嫌いなアーティストの曲としてチャンネルを切替えた後、その曲が終了すると元のチャンネルに戻すようにしたことで、チャンネルを切替えたままによる場合と比較して、ユーザに不快感を与えない。勿論、嫌いな曲等が出力されないため、ユーザの不快感を取り除くこともできる。更に、元のチャンネルに戻したときに嫌いな曲が出力されることを防止しているため、同様にかかる曲を聴くことによるユーザの不快感を取り除くことができる。従って、ユーザに対して快適な環境を提供することができる。
[他の実施例]
上述したいずれの実施例においても、本オーディオ装置1は通信衛星等の衛星を介して放送局から放送曲データ100を受信するものとして説明した。勿論、本オーディオ装置1は衛星等を介すことなく放送局から送信された放送曲データ100を受信できてもよい。
また、放送データ100として楽曲に限定して説明したが、音楽番組に限らず、トーク番組やドラマ等の放送においても、ユーザの嗜好情報に基づきチャンネルを切替えるようにしても良い。
尚、放送項目とは、楽曲の場合、曲名やアーティスト名などが該当し、トーク番組の場合、出演者などが該当する。放送曲データ100に含まれる項目(特に、種別領域110など、図3参照)が放送項目である。
オーディオ装置の全体構成を示す図である。 本オーディオ装置の全体動作を示すフローチャートである。 放送曲データのデータ構造を示す図である。 本オーディオ装置の全体動作を示すフローチャートである。 本オーディオ装置の全体動作を示すフローチャートである。 本オーディオ装置の全体動作を示すフローチャートである。 本オーディオ装置の全体動作を示すフローチャートである。 受信チャンネル切替処理の動作を示すフローチャートである。 受信チャンネル切替処理の動作を示すフローチャートである。 受信チャンネル切替処理の動作を示すフローチャートである。 受信チャンネル切替処理の動作を示すフローチャートである。 受信チャンネル切替処理の動作を示すフローチャートである。 受信チャンネル切替処理の動作を示すフローチャートである。 受信チャンネル切替処理の動作を示すフローチャートである。 受信チャンネル切替処理の動作を示すフローチャートである。 ユニット切替処理の動作を示すフローチャートである。 ユニット切替処理の動作を示すフローチャートである。 本オーディオ装置の全体動作を示すフローチャートである。 元の受信チャンネルへの切替処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1:オーディオ装置、10:受信ユニット、20:マイコン、21:メモリ、30:入力部、40:DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、50:音声出力部、60:オーディオデータ出力部、61:チューナ部(ユニット)、62:CD部(ユニット)、63:MD部(ユニット)、64:HDD部(ユニット)、100:放送曲データ、111:アーティスト情報領域、112:タイトル情報領域

Claims (14)

  1. 放送局から送信された送信データを受信するオーディオ装置において、
    前記送信データに含まれる付加情報とユーザが視聴を不要とする放送項目に関するユーザ情報とを比較して一致するときには前記送信データの属する第1のチャンネルから前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルに切替える切替え手段、を備えることを特徴とするオーディオ装置。
  2. 前記切替え手段は、前記第1のチャンネルの前記送信データに含まれるオーディオデータの放送を監視する第1チャンネル監視手段を有し、前記第1のチャンネルの放送状態に応じて第2のチャンネルから第1のチャンネルに切替えることを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
  3. 前記切替え手段は、前記第2のチャンネルの前記送信データに含まれるオーディオデータの放送を監視する第2チャンネル監視手段を有し、前記第2のチャンネルが所定の放送状態である場合に前記第1のチャンネルの放送状態に応じて前記第2のチャンネルから前記第1のチャンネルに切替えることを特徴とする請求項2記載のオーディオ装置。
  4. 前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルからユーザが前回聴いていた前記第2のチャンネルに切替える、ことを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
  5. 前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルから、ユーザの好みの曲を出力する又はユーザの好みのアーティストの曲を出力する前記第2のチャンネルに切替える、ことを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
  6. 前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルから前記第1のチャンネルの属する同一ジャンルであって前記第1のチャンネルとは異なる前記第2のチャンネルに切替える、ことを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
  7. 前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルからユーザがよく聴く前記第2のチャンネルに切替える、ことを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
  8. 前記ユーザのよく聴く前記第2のチャンネルは、最もユーザの視聴回数の多いチャンネルである、ことを特徴とする請求項7記載のオーディオ装置。
  9. 前記ユーザのよく聴く前記第2のチャンネルは、最もユーザの視聴時間の長いチャンネルである、ことを特徴とする請求項7記載のオーディオ装置。
  10. 前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルから、曲の先頭から出力可能な前記第2のチャンネルに切替える、ことを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
  11. 前記切替え手段は、曲の先頭か否かを曲変化のあったチャンネルを示す曲変化チャンネルテーブルに基づいて決定し、前記曲変化チャンネルテーブルに基づいて最も最近曲変化のあったチャンネルを前記第2のチャンネルとして切替える、ことを特徴とする請求項11記載のオーディオ装置。
  12. 前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルからユーザが前回聴いていた前記オーディオデータ出力部の前記ユニットに切替える、ことを特徴とする請求項3及び4記載のオーディオ装置。
  13. 前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき前記第1のチャンネルからユーザが登録した前記オーディオ出力部の前記ユニットに切替える、ことを特徴とする請求項3及び4記載のオーディオ装置。
  14. 前記切替え手段は、前記付加情報と前記ユーザ情報とが一致するとき、前記第1のチャンネルから前記第2のチャンネルへの切替えに代えて、前記第2のチャンネルとは異なるオーディオデータが再生可能なオーディオデータ出力部に切替える、ことを特徴とする請求項1乃至13に記載のオーディオ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005260554A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Nissan Motor Co Ltd 情報提供装置

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