JP2007095241A - 半導体メモリ装置とそのデータ書込み方法及びデータ消去方法並びにシステムic - Google Patents

半導体メモリ装置とそのデータ書込み方法及びデータ消去方法並びにシステムic Download PDF

Info

Publication number
JP2007095241A
JP2007095241A JP2005287166A JP2005287166A JP2007095241A JP 2007095241 A JP2007095241 A JP 2007095241A JP 2005287166 A JP2005287166 A JP 2005287166A JP 2005287166 A JP2005287166 A JP 2005287166A JP 2007095241 A JP2007095241 A JP 2007095241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory device
data
nonvolatile memory
write
writing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005287166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4896479B2 (ja
Inventor
Yasuo Irie
泰雄 入江
Toshiyuki Kishi
敏幸 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2005287166A priority Critical patent/JP4896479B2/ja
Publication of JP2007095241A publication Critical patent/JP2007095241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4896479B2 publication Critical patent/JP4896479B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

【課題】 不揮発性メモリデバイスを効率的に使用できるようにし、高耐圧デバイスを混載せずに済み、開発期間も短縮できるようにする。
【解決手段】 外部書込み端子15と、内部書込み書換え回路17と、外部書込み端子15を通して外部書込み書換え装置3を用いてデータを書き込まれ、そのデータを保持する第1の不揮発性メモリデバイス11と、内部書込み書換え回路17によってデータの書き込み及び書き換えが行われる第2の不揮発性メモリデバイス21とを備え、その第1、第2の不揮発性メモリデバイス11,21を同一のデバイス構造にした。その第1、第2の不揮発性メモリデバイス11,21を、単一の不揮発性メモリデバイスにおける異なるメモリ領域によって構成し、その異なるメモリ領域の境界を可変にすることもできる。
【選択図】 図1

Description

この発明は半導体メモリ装置に関し、特に外部書込み端子を通して外部書込み書換え装置を用いてデータの書き込み及び書き換えを行えるとともに、内部書込み書換え回路によってもデータの書き込み及び書き換えを行える半導体メモリ装置と、そのデータ書込み方法及びデータ消去方法、並びにその半導体メモリ装置を形成したシステムIC(半導体集積回路)に関する。
各種の電子機器を始め、時計その他の計測機器、通信機器、事務機器、産業用機器、娯楽用機器など、あらゆる機器の制御にマイクロコンピュータが用いられるようになっている。そのマイクロコンピュータには、制御回路に相当するCPU(中央処理装置)と、その動作プログラムやデータを記憶するための半導体メモリとして、一般にROM(リード・オンリー・メモリ)とRAM(ランダム・アクセス・メモリ)が設けられているが、電気的にデータの書き換えが可能で、無電源状態でもデータを保持できるEEPROM等の不揮発性メモリも設けられるようになっている。
図8に、従来の一般的なマイクロコンピュータの構成例を示す。
このマイクロコンピュータ5は、制御回路(CPU)50と、半導体メモリであるROM51、RAM53、及び不揮発性メモリであるEEPROM52と、A/Dコンバータ54及びI/O回路55によって構成されている。A/Dコンバータ54には、外部の例えばセンサ6が接続され、I/O回路55には入力部7と出力部8が接続される。
ROM51にはプログラム領域51aと書換え不可データ領域51bがあり、このマイクロコンピュータ5の製造段階において、制御回路50が使用する制御用プログラムがプログラム領域51aに書き込まれ、センサの補正データ等の固定データが書換え不可データ領域51bに書き込まれる。
そして、このマイクロコンピュータ5が被制御機器に実装されて使用されるとき、制御回路50がROM51のプログラム領域51aに格納された制御用プログラムに従って動作し、例えば、外部に設けられたセンサ6による検出信号をA/Dコンバータ54によってデジタルデータに変換して、EEPROM52の書換え可能データ領域52aに記憶させ、そのデータをROM51の書換え不可データ領域51bに格納されている補正データを用いて補正及び演算処理を、RAM53のワーキング領域を用いて行い、その結果をI/O回路55を通して外部の出力部8へ出力する。
この例の場合、ROM51に格納する制御用プログラム及び固定データは、読み出し専用データであり、製造後の書き換えは不可である。
また、これらの半導体メモリ(特に不揮発性メモリ)は、製造工程においてその動作状態をテストする必要があり、外部端子から書込み電圧や消去電圧を印加して、データの書き込みと消去のテスティングを行っている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開昭62−128100号公報(第2−3頁、第1図) 特開平11−283400号公報(第3−4頁、第1図)
そのテスティング時に、制御用プログラムや固定データの書き込みも行うことができるが、そのデータの保持性が保証されておらず、書き込んだデータが後工程の処理によって消失する可能性があった。
その消失を防ぐために、充分に高い書込み電圧でテスティングを行うようにすると、高耐圧のトランジスタを搭載することが必要になり、構成素子の微細化に対応できなくなる。また、構成素子の微細化が進むと内部の書込み書換え回路によるデータの書き換えの際にも、昇圧回路での昇圧電圧を期待する書込み電圧まで上げることが困難になる。
そこで、テスティング時に書き込みを行うメモリと、実使用時にデータの書き込みが可能なメモリとをそれぞれの仕様に合わせて異なるデバイスで構成すると、テスティング時に書き込みを行うメモリデバイスはワンタイムROMとなり、同一チップ内に異なるデバイスを搭載することが必要になるため、製造工程が長くなるという問題が生じる。
また、ワンタイムROMだとデータの書き換えができないので、製品開発初期でのテスティングによって生じることが多いデータの書き換え要求に対して応えることができないという問題もある。
制御用プログラムを格納するメモリとしてマスクROMを使用することもできるが、マスクROMの形成プロセスが必要になり、製造工程が増加する。しかも、製品開発時に要求されるプログラムの急な書き換えができず、開発期間が長くなるとう問題が生じる。
この発明は、半導体メモリ装置における上記のような種々の問題を解決するためになされたものである。
そのため、この発明は、半導体メモリ装置あるいはそれを含むシステムICの製造工程におけるテスティングでメモリデバイスに書き込んだデータの保持を保証し、それを書き換えずに実使用時に使用できるようにし、しかも高耐圧デバイスを混載せずに済むようにすることを目的とする。また、半導体メモリ装置やシステムICの開発段階で、テスティングによってメモリデバイスに書き込んだデータやプログラムの書き換えを容易に行えるようにして、開発期間を短縮できるようにすることも目的とする。
この発明による半導体メモリ装置は上記の目的を達成するため、外部書込み端子と、内部書込み書換え回路と、上記外部書込み端子を通して外部書込み書換え装置を用いてデータが書き込まれ、そのデータを保持する第1の不揮発性メモリデバイスと、上記内部書込み書換え回路によってデータの書き込み及び書き換えが行われる第2の不揮発性メモリデバイスとを備えている。そして、上記第1の不揮発性メモリデバイスと第2の不揮発性メモリデバイスとが同一のデバイス構造である。
上記第1の不揮発性メモリデバイスと第2の不揮発性メモリデバイスとを、単一の不揮発性メモリデバイスにおける異なるメモリ領域よって構成し、その異なるメモリ領域の境界を可変にすることもできる。
上記各不揮発性メモリデバイスのメモリセルはMONOS型メモリであるとよい。
上記外部書込み端子と内部書込み書換え回路と第1及び第2の不揮発性メモリデバイスとによってシステムICを構成することもできる。その場合、上記内部書込み書換え回路の能動素子は、MOS型トランジスタ構造を有するスイッチング素子とし、第1及び第2の不揮発性メモリデバイスのメモリセルは、メモリ膜が多層構造を有する不揮発性メモリ素子とMOS型トランジスタ構造を有するアドレストランジスタとから構成し、そのアドレストランジスタは、上記内部書込み書換え回路の能動素子を構成するスイッチング素子と同一構造にするとよい。
上記外部書込み端子を通して外部書込み書換え装置を用いて上記第1の不揮発性メモリデバイスにデータが書き込まれた後、上記外部書込み端子を使用できないようにするのが望ましい。
上記いずれかの半導体メモリ装置とその制御回路をワンチップの半導体上に集積して形成したシステムICも提供する。
この発明によるデータ書込み方法は、上述した半導体メモリ装置へのデータ書込み方法であり、上記外部書込み端子を通して上記書込み書換え装置を用いて上記1の不揮発性メモリデバイスにデータを書き込むときの書込み電圧値をVwo、書込み時間をTwoとし、上記内部書込み書換え回路によって上第2の不揮発性メモリデバイスにデータを書き込むときの書込み電圧値をVwi、書込み時間をTwiとすると、
Vwo>Vwi 及び Two<Twi
の条件を満たすようにする。
また、この発明によるデータ消去方法は、上述した半導体メモリ装置に書き込んだデータを消去する方法であり、上記外部書込み端子を通して上記書込み書換え装置を用いて上記第1の不揮発性メモリデバイスにデータを書き込むときの書込み電圧値をVwo、データを消去するときの消去電圧値をVeo、消去時間をTeoとし、
上記内部書込み書換え回路によって上記第2の不揮発性メモリデバイスにデータを書込むときの書込み電圧値をVwi、データを消去するときの消去電圧値をVei、消去時間をTeiとすると、
Veo>Vei 及び Teo<Tei
の条件を満たし、さらに、
Vwo>Veo 及び Vwi=Vei
の条件を満たすことを特徴とする。
このデータ書込み方法において、データ書込み後のデータ保持特性を保証する閾値電圧Vthは、前記いずれの書込みによってもほぼ同一の値になるようにするのが望ましい。
この発明による半導体メモリ装置及びシステムIC、ならびにそのデータ書込み方法とデータ消去方法によれば、製造工程におけるテスティングの際にメモリデバイスに書き込んだデータを保持し、それを書き換えずに実使用時に使用することができ、しかも高耐圧デバイスを混載せずに済む。また、半導体メモリ装置やシステムICの開発段階で、テスティングによってメモリデバイスに書き込んだデータやプログラムの書き換えを容易に行うことができ、開発期間を短縮することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔第1実施例〕
図1は、この発明による半導体メモリ装置を含むシステムIC(半導体集積回路)の第1実施例の構成を示すブロック図である。
この図1に示すシステムIC1は、外部書込み端子15と、内部書込み書換え回路17と、第1の不揮発性メモリデバイス11及び第2の不揮発性メモリデバイス21を含む半導体メモリ装置と、CPUによる制御回路10と、それに制御される周辺回路18とを備えている。
このシステムIC1にはさらに、第1の不揮発性メモリデバイス11及び第2の不揮発性メモリデバイス21に対して、それぞれアドレスバッファ12,22、行デコーダ13,23、及び列デコーダ14,24を設けている。
第1の不揮発性メモリデバイス11は、外部書込み端子15を通して外部書込み書換え装置3を用いてデータを書き込まれ、そのデータを保持するメモリセルアレイであり、第2の不揮発性メモリデバイス21は、内部書込み書換え回路17によってデータの書き込み及び書き換えが行われるメモリセルアレイである。そして、この第1の不揮発性メモリデバイス11と第2の不揮発性メモリデバイス21とは同一のデバイス構造である。
アドレスバッファ12,22は制御回路10によって制御され、それぞれ外部書込み書換え装置3を用いてデータを書き込まれるときのアドレスデータと、内部書込み書換え回路17によってデータの書き込み及び書き換えが行われるときのアドレスデータを保持する。そして、そのアドレスデータに応じて行デコーダ13と列デコーダ14によって、第1の不揮発性メモリデバイス11の行と列のアドレスを指定し、行デコーダ23と列デコーダ24によって、第2の不揮発性メモリデバイス21の行と列のアドレスを指定する。
第1,第2の不揮発性メモリデバイス11,21のメモリセルはMONOS型メモリであるのが望ましい。後述する第2実施例における不揮発性メモリデバイス30についても同様である。
MONOS型メモリは、金属(metal)−酸化膜(Oxide)−窒化膜(Nitride)−酸化膜(Oxide)−半導体(Semiconductor)という構成の不揮発性メモリである。
このMONOS型メモリの構造を図3に模式的な断面図で示す。MONOS型メモリ40は、半導体基板であるシリコン基板41上に、シリコン酸化膜からなるトンネル酸化膜42、電荷を蓄積するシリコン窒化膜からなる窒化膜43、シリコン酸化膜からなるトップ酸化膜44を順次積層してONO膜45を形成し、そのトップ酸化膜44上にポリシリコン等によるメモリゲート電極46を形成している。
そして、シリコン基板41の上面のトンネル酸化膜42の両端部に接する部分から外側の内部にソース(S)47とドレイン(D)48とを設けている。
このMONOS型メモリ40は、窒化膜43中のトラップに電荷を蓄積して記憶を保持する。その電荷を蓄積する窒化膜43は絶縁膜であり、それがさらに絶縁膜であるトンネル酸化膜42とトップ酸化膜44に挟まれているので、薄いトンネル酸化膜42に欠陥が生じても電荷は殆ど漏れることがなく、堅牢で信頼性の高いメモリセルである。
不揮発性メモリデバイスは、このようなMONOS型メモリによるメモリセルを共通のシリコン基板上に多数配列して形成したメモリセルアレイである。
このような構成を有するMONOS型メモリへのデータの書込み及び消去は、メモリゲート電極46、ソース47、ドレイン48及びシリコン基板41への印加電圧を変化させることにより行う。
例えば、書込み時には、メモリゲート電極46に書込み電圧Vwを印加し、ソース47、ドレイン48及びシリコン基板41を接地電位とすることにより、シリコン基板41の表面近傍の電荷がトンネル酸化膜42を通過し、窒化膜43へ蓄積される。
そして、消去時には、メモリゲート電極46を接地電位とし、ソース47、ドレイン48及びシリコン基板41に消去電圧Veを印加することにより、窒化膜43に蓄積されている電荷がトンネル酸化膜42を通過し、シリコン基板41へ引き抜かれる。
ところで、外部書込み端子15と内部書込み書換え回路17と第1及び第2の不揮発性メモリデバイス11,21とによってシステムICを構成することもできる。その内部書込み書換え回路17の能動素子は、MOS型トランジスタ構造を有するスイッチング素子とする。
第1及び第2の不揮発性メモリデバイス11,21のメモリセルは、メモリ膜が多層構造を有する不揮発性メモリ素子(例えば、図3に示したMONOS型メモリ)と、MOS型トランジスタ構造を有するアドレストランジスタとから構成され、そのアドレストランジスタは、内部書込み書換え回路17の能動素子を構成するスイッチング素子と同一構造で構成する。
なぜならば、図3で示したMONOS型メモリを使用する場合、書込み電圧を低電圧(例えば、10V以下)にすることが可能となるため、システムを構成するMOS型トランジスタを特殊な高耐圧構造とする必要性がないという効果が得られる。このため、内部書込み回路17は、通常のMOS型トランジスタを用いた昇圧回路を使用することができる。
図4は、この場合の不揮発性メモリデバイスのメモリセルの構造例を示す模式的な断面図である。これは多機能IC対応のメモリセルである。ここで、図3と対応する部分には同一の符号を付してある。
このメモリセルは、シリコン基板41のpウエル上に、フィールド酸化膜63で仕切られた素子エリアを設け、そこに前述した多層膜構造のメモリ膜であるONO膜45とメモリゲート電極46とからなるMONOS型メモリ40と、ゲート酸化膜61とアドレスゲート電極62とからなるMOS型トランジスタ構造を有するアドレストランジスタ60とを形成している。そのMONOS型メモリ40がメモリ多層構造を有する不揮発性メモリ素子である。
シリコン基板41の上部にはアドレストランジスタ60のドレイン64、アドレストランジスタ60のソースとMONOS型メモリ40のドレインの共通電極部65と、MONOS型メモリ40のソース66が設けられている。
内部書込み書換え回路17の能動素子も、アドレストランジスタ60と同様なMOS型トランジスタ構造を有するスイッチング素子で構成する。
図5は、同じく不揮発性メモリデバイスのメモリセルの他の構造例を示す模式的な断面図である。これは高集積化IC対応のメモリセルである。ここでも、図3と対応する部分には同一の符号を付しシリコン基板41のpウエル上に、フィールド酸化膜63で仕切られた素子エリアを設け、そこに前述した多層膜構造のメモリ膜であるONO膜45とメモリゲート電極46とからなるMONOS型メモリ40と、ゲート酸化膜61とアドレスゲート電極62とからなるMOS型トランジスタ構造を有するアドレストランジスタ60とを形成している。但し、そのMONOS型メモリ40とアドレストランジスタ60とを極めて近接させて配設し、メモリゲート電極46の一部をアドレストランジスタ60のアドレスゲート電極62上に絶縁膜67を介してオーバラップさせている。
シリコン基板41の上部にはアドレストランジスタ60のドレイン68とMONOS型メモリ40のソース69とが設けられている。
このようなメモリセルを共通のシリコン基板上に多数配列してメモリセルアレイを構成すると、高集密化することができる。
以上説明してきたような半導体メモリ装置を含むシステムICの製造工程において、外部書込み端子15を通して、外部書込み書換え装置3を用いて第1の不揮発性メモリデバイス11に制御用プログラムや固定データ等のデータが書き込まれた後、外部書込み端子15を使用できないようにする。それによって、第1の不揮発性メモリデバイス11に書き込まれたデータを確実に保持し、実動作時にそのデータを使用することができる。
外部書込み端子15を使用できないようにする方法としては、次のような手段がある。
(1)外部書込み端子15を通してデータの書き込みを行った後、基板への実装工程の1工程であるバンプ形成工程で、外部書込み端子15をマスクし、バンプが形成されないようにする。
(2)外部書込み端子15をレーザトリミングが可能なように、アルミニウム又は多結晶シリコンで配線を形成しておき、書き込み後にはその部分をレーザで切断する。
(3)ICを基板に実装する場合に、基板側で接点を設けないような配線とする。
この実施例では、第1、第2の不揮発性メモリデバイス11,21と内部書込み書換え回路17を含む半導体メモリ装置とそれを制御する制御回路10等、図1に示す全てをワンチップの半導体上に集積して形成して、ワンチップのシステムICを構成している。
〔第2実施例〕
図2は、この発明による半導体メモリ装置を含むシステムIC(半導体集積回路)の第2実施例の構成を示すブロック図である。この図において、図1と対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第2実施例では、図1に示した第1実施例における第1の不揮発性メモリデバイス11と第2の不揮発性メモリデバイス21に代えて、単一のメモリセルアレイによる不揮発性メモリデバイス30の異なるメモリ領域にその機能を持たせている。
この不揮発性メモリデバイス30のメモリ領域は、制御用プログラムを格納するプログラム領域31と、固定データを格納する書換え不可データ領域32と、任意のデータを書き込み及び書き換えできる書換え可能データ領域33とに分けられている。そのプログラム領域31と書換え不可データ領域32とが第1の不揮発性メモリデバイス11に相当し、書換え可能データ領域33が第2の不揮発性メモリデバイス21に相当する。
この不揮発性メモリデバイス30のアドレス制御のために、アドレスバッファ35、行デコーダ36、及び列デコーダ/マルチプレクサ37が設けられ、その列デコーダ/マルチプレクサ37は読み出し回路38にも接続されている。
読み出し回路38によって不揮発性メモリデバイス30から読み出したデータは、出力バッファ39を通して外部出力部4に出力される。
この実施例では、システムICの製造後に、外部書込み端子15を通して外部書込み書換え装置3を用いて、不揮発性メモリデバイス30のプログラム領域31と書換え不可データ領域32とに、それぞれ制御用プログラムとセンサ補正データ等の固定データを書き込む。
その制御用プログラムの中に、読み出し回路38によるデータ読み出し時に必要なメモリセルの位置を指定する行アドレス、列アドレス及び読み出し制御信号を含めておく。また、書換え可能データ領域33についても、制御用プログラムの中に書込み制御信号を含める。
これにより、不揮発性メモリデバイス30のメモリセルに対して、個別のアドレスが割り当てられることになり、制御用プログラムの格納によって、プログラム領域31及び書換え不可データ領域32と、書換え可能データ領域33とを自由に分けることができる。すなわち異なるメモリ領域の境界が可変になり、1個のシステムICで用途が広がる。
第1実施例において説明した不揮発性メモリデバイスの各種のメモリセル構造や、アドレストランジスタ及び内部書込み書換え回路のスイッチング素子の構造なども、この第2実施例にも適用できる。
内部書込み書換え回路17の低電圧仕様を満足させるには、不揮発性メモリデバイスのメモリセルとしては、MONOS型メモリが最適であるが、デザインルールの制約等を考慮しなければ、一般的なフローティングゲート型メモリや、強誘電体メモリなどを使用することも可能である。
〔データ書込み方法とデータ消去方法〕
次に、上述した各実施例の半導体メモリ装置に対するデータ書込み方法とデータ消去方法について説明する。
外部書込み端子15を通して外部書込み書換え装置3を用いて、第1の不揮発性メモリデバイス11あるいは不揮発性メモリデバイス30の領域31,32にデータを書き込むときの書込み電圧値をVwo、書込み時間をTwoとし、内部書込み書換え回路17によって第2の不揮発性メモリデバイス21あるいは不揮発性メモリデバイス30の領域33にデータを書き込むときの書込み電圧値をVwi、書込み時間をTwiとすると、
Vwo>Vwi 及び Two<Twi
の条件を満たすようにする。
また、外部書込み端子15を通して外部書込み書換え装置3を用いて、第1の不揮発性メモリデバイス11あるいは不揮発性メモリデバイス30の領域31,32にデータを書き込むときの書込み電圧値をVwo、データを消去するときの消去電圧値をVeo、消去時間をTeoとし、
内部書込み書換え回路17によって、第2の不揮発性メモリデバイス21あるいは不揮発性メモリデバイス30の領域33にデータを書き込むときの書込み電圧値をVwi、データを消去するときの消去電圧値をVei、消去時間をTeiとすると、
Veo>Vei 及び Teo<Tei
の条件を満たし、さらに、
Vwo>Veo 及び Vwi=Vei
の条件を満たすようにする。
上記各電圧値は、メモリセルに印加する端子電圧である。
図6は、前述した不揮発性メモリデバイス11,21,あるいは30にデータの書き込みを行なった場合の書込みスピード特性を示す線図である。
横軸に書込み時間を示し、縦軸にデータ書き込み後の閾値電圧Vthを示している。
この図6は、消去状態から、書込み電圧をパラメータとして、書込み時間によるVthの変化を示している。これより、データ保持特性を保証する充分な書込みVthである1.0Vとするためには、9V書き込みの場合の書込み時間は1msecとなり、7V書き込みの場合の書込み時間は200msecとなる。
図7は、前述した不揮発性メモリデバイス11,21,あるいは30にデータの消去を行なった場合の消去スピード特性を示す線図である。
横軸に消去時間を示し、縦軸にデータ消去後の閾値電圧Vthを示している。
この図7は、書込み状態から、消去電圧をパラメータとして、消去時間によるVthの変化を示している。これより、データ保持特性を保証する充分な消去Vthである−0.5Vとするためには、9V消去の場合の消去時間は200msecとなり、7V消去の場合の消去時間は1secとなる。
外部書込み書換え装置3によるデータの書き込み又は消去と、内部書込み書換え回路17によるデータの書き込み又は消去とでは、書込み電圧値又は消去電圧値は異なるが、書き込み又は消去後の閾値電圧Vthは、データ保持特性を保証する値以上のほぼ同一の電圧値となるように書込み又は消去時間を調整する。ここでいうほぼ同一の電圧値とは、若干のばらつきなど多少の違いを含むものである。
この発明による半導体メモリ装置及びシステムICと、そのデータ書込み方法並びにデータ消去方法は、マイクロコンピュータ等の各種システムIC、並びにそれを搭載する電子機器その他の各種機器に広範に利用できる。
そして、半導体メモリ装置の効率的な使用と、信頼性の向上、小型化、及びシステムICの開発期間短縮などを実現することができる。
この発明による半導体メモリ装置を含むシステムICの第1実施例の構成を示すブロック図である。 この発明による半導体メモリ装置を含むシステムICの第2実施例の構成を示すブロック図である。 この発明に用いる不揮発性メモリデバイスにおけるMONOS型メモリの基本的な構造を示す模式的な断面図である。 同じく不揮発性メモリデバイスのメモリセルの他の構造例を示す模式的な断面図である。 同じく不揮発性メモリデバイスのメモリセルのさらに他の構造例を示す模式的な断面図である。 この発明による半導体メモリ装置における不揮発性メモリデバイスにデータの書き込みを行なった場合の書込みスピード特性を示す線図である。 この発明による半導体メモリ装置における不揮発性メモリデバイスにデータの消去を行なった場合の消去スピード特性を示す線図である。 従来の一般的なマイクロコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1,2:システムIC 3:外部書込み書換え装置 4:外部出力部
10:制御回路(CPU) 11:第1の不揮発性メモリデバイス
21:第2の不揮発性メモリデバイス 30:不揮発性メモリデバイス
12,22,35:アドレスバッファ 13,23,36:行デコーダ
14,24:列デコーダ 15:外部書込み端子
17:内部書込み書換え回路 18:周辺回路
31:プログラム領域 32:書換え不可データ領域
33:書換え可能データ領域 37:列デコーダ/マルチプレクサ
38:読み出し回路 39:出力バッファ
40:MONOS型メモリ 60:アドレストランジスタ

Claims (9)

  1. 外部書込み端子と、内部書込み書換え回路と、前記外部書込み端子を通して外部書込み書換え装置を用いてデータを書き込まれ、該データを保持する第1の不揮発性メモリデバイスと、前記内部書込み書換え回路によってデータの書き込み及び書き換えが行われる第2の不揮発性メモリデバイスとを備え、前記第1の不揮発性メモリデバイスと前記第2の不揮発性メモリデバイスとが同一のデバイス構造であることを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 前記第1の不揮発性メモリデバイスと前記第2の不揮発性メモリデバイスとが単一の不揮発性メモリデバイスにおける異なるメモリ領域により構成され、該異なるメモリ領域の境界が可変であることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  3. 前記各不揮発性メモリデバイスのメモリセルはMONOS型メモリであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体メモリ装置。
  4. 前記外部書込み端子と前記内部書込み書換え回路と前記第1及び第2の不揮発性メモリデバイスとによってシステムICを構成し、
    前記内部書込み書換え回路の能動素子は、MOS型トランジスタ構造を有するスイッチング素子であり、
    前記第1及び第2の不揮発性メモリデバイスのメモリセルは、メモリ膜が多層構造を有する不揮発性メモリ素子とMOS型トランジスタ構造を有するアドレストランジスタとから構成され、該アドレストランジスタは、前記内部書込み書換え回路の能動素子を構成するスイッチング素子と同一構造であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体メモリ装置。
  5. 前記外部書込み端子を通して外部書込み書換え装置を用いて前記第1の不揮発性メモリデバイスにデータを書き込むときの書込み電圧値をVwo、書込み時間をTwoとし、前記内部書込み書換え回路によって前記第2の不揮発性メモリデバイスにデータを書き込むときの書込み電圧値をVwi、書込み時間をTwiとすると、
    Vwo>Vwi 及び Two<Twi
    の条件を満たすことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体メモリ装置へのデータ書込み方法。
  6. 前記外部書込み端子を通して外部書込み書換え装置を用いて前記第1の不揮発性メモリデバイスにデータを書き込むときの書込み電圧値をVwo、データを消去するときの消去電圧値をVeo、消去時間をTeoとし、
    前記内部書込み書換え回路によって前記第2の不揮発性メモリデバイスにデータを書き込むときの書込み電圧値をVwi、データを消去するときの消去電圧値をVei、消去時間をTeiとすると、
    Veo>Vei 及び Teo<Tei
    の条件を満たし、さらに、
    Vwo>Veo 及び Vwi=Vei
    の条件を満たすことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体メモリ装置のデータ消去方法。
  7. 請求項5記載のデータ書込み方法において、データ書込み後のデータ保持特性を保証する閾値電圧Vthは、前記いずれの書込みによってもほぼ同一の値になるようにすることを特徴とするデータ書込み方法。
  8. 前記外部書込み端子を通して外部書込み書換え装置を用いて前記第1の不揮発性メモリデバイスにデータが書き込まれた後、前記外部書込み端子を使用できないようにされたことを特徴とする半導体メモリ装置。
  9. 請求項1から4及び8のいずれか一項に記載の半導体メモリ装置とその制御回路をワンチップの半導体上に集積して形成したことを特徴とするシステムIC。
JP2005287166A 2005-09-30 2005-09-30 半導体メモリ装置のデータ消去方法 Active JP4896479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005287166A JP4896479B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 半導体メモリ装置のデータ消去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005287166A JP4896479B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 半導体メモリ装置のデータ消去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007095241A true JP2007095241A (ja) 2007-04-12
JP4896479B2 JP4896479B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=37980764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005287166A Active JP4896479B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 半導体メモリ装置のデータ消去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4896479B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8250289B2 (en) 2008-03-13 2012-08-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Phase-change random access memory and method of setting boot block therein

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003218212A (ja) * 2002-01-25 2003-07-31 Hitachi Ltd 半導体装置
JP2004094981A (ja) * 2003-12-05 2004-03-25 Renesas Technology Corp マイクロ・コンピュータ
JP2004246923A (ja) * 2004-04-23 2004-09-02 Renesas Technology Corp マイクロコンピュータ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003218212A (ja) * 2002-01-25 2003-07-31 Hitachi Ltd 半導体装置
JP2004094981A (ja) * 2003-12-05 2004-03-25 Renesas Technology Corp マイクロ・コンピュータ
JP2004246923A (ja) * 2004-04-23 2004-09-02 Renesas Technology Corp マイクロコンピュータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8250289B2 (en) 2008-03-13 2012-08-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Phase-change random access memory and method of setting boot block therein

Also Published As

Publication number Publication date
JP4896479B2 (ja) 2012-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6927997B2 (en) 3-transistor OTP ROM using CMOS gate oxide antifuse
US7319613B2 (en) NROM flash memory cell with integrated DRAM
US20060028877A1 (en) Different numbers of bits per cell in non-volatile memory devices
KR101145100B1 (ko) 비트 라인 커플링
US7428169B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device and voltage generating circuit for the same
US20050237808A1 (en) Semiconductor memory device with MOS transistors, each including floating gate and control gate, and memory card including the same
US20070063262A1 (en) NAND memory arrays
JP5013074B2 (ja) 半導体集積回路装置
US6023423A (en) Nonvolatile semiconductor memory device
US7209388B2 (en) Semiconductor memory device with MOS transistors each having floating gate and control gate
JP2007088216A (ja) 半導体装置とその駆動方法
JP2004319065A (ja) 不揮発性半導体記憶装置および半導体集積回路装置
US7233513B2 (en) Semiconductor memory device with MOS transistors each having floating gate and control gate
JP2008108326A (ja) 記憶装置およびその自己テスト方法
US7031195B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory having a control gate driver transistor whose gate insulator thickness is greater than that of a select gate driver transistor
US6940762B2 (en) Semiconductor memory device including MOS transistor having a floating gate and a control gate
JP2008010070A (ja) 半導体記憶装置
KR950704790A (ko) 플래시 메모리 장치, 및 이의 제조 및 사용방법(flash memory system, and methods of constructing and utilizing same)
US6335876B1 (en) Semiconductor memory and method of testing the same
JP4896479B2 (ja) 半導体メモリ装置のデータ消去方法
US5504707A (en) Semiconductor device
US10854297B1 (en) Operating method of a low current electrically erasable programmable read only memory (EEPROM) array
US6151245A (en) Screened EEPROM cell
JP4993088B2 (ja) 不揮発性メモリ回路
JP2540600B2 (ja) 半導体集積回路装置の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4896479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250