JP2007094806A - 画像表示方法、画像表示装置及び画像表示プログラム - Google Patents

画像表示方法、画像表示装置及び画像表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】映像画像データと文字画像データとが混在した画像中の文字画像データを、任意の大きさに拡大・縮小して表示する場合、文字領域と映像領域とで拡大縮小率をそれぞれ任意に変更して個別処理を行ってから合成して表示すると、処理が複雑で時間がかかる。
【解決手段】 画像分割部12は、映像画像データと文字画像データとが混在した画像信号による画像を任意の数の格子に分割する。画像識別部13は、文字画像データで構成される格子である文字領域格子と、映像画像データで構成される格子である画像領域格子とに識別する。格子点処理部14は、画像分割部12により分割された格子のうち、文字領域格子の各格子点を、任意の大きさの格子に拡大又は縮小する方向に所定距離移動すると共に、画像領域格子の各格子点を、文字領域格子の各格子点の移動量に応じて移動制御し、それらを表示画像作成部15により表示画像として作成させる。
【選択図】図1

Description

本発明は画像表示方法、画像表示装置及び画像表示プログラムに係り、特に映像画像データと文字画像データとが混在した画像中の文字画像データを、任意の大きさに拡大・縮小して表示する画像表示方法、画像表示装置及び画像表示プログラムに関する。
以前より、テレビジョン映像、ビデオ映像等に代表される映像コンテンツにおいて、表示される画像中に、映画の字幕、ニュース番組の解説等などの文字がしばしば挿入される。しかし、このような画像中の文字の大きさは受信側で任意の大きさに拡大、縮小することができないため、文字の大きさを任意の大きさにできないといった課題があった。
そこで、このような課題を解決する発明として、画像として表示される文字画像データを拡大処理する際に、表示パネルの解像度・操作方法等によって拡大率を切り替えて処理を行い、処理後の文字画像データを、その文字画像データが含まれていた元の映像画像データに合成して表示する画像表示方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、一つの画像を構成する映像画像データと文字画像データ(表示データ)とが分離した形式で入力された場合に、文字領域と映像領域とで拡大縮小率をそれぞれ任意に変更して拡大縮小処理を行い、その後でそれぞれのデータを合成して表示する画像表示方法も従来、開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、この特許文献2には、映像画像データと文字画像データとが分離された形式で入力されない場合でも、入力後の画像を映像画像データと文字画像データとに分離して、映像画像データと文字画像データとで拡大縮小率をそれぞれ任意に変更して拡大縮小処理を行い、その後でそれぞれのデータを合成する方法も開示されている。
更に、映像画像データと文字画像データとが混在するテレビジョン信号が入力される場合に、映像画像データと文字画像データとを確実に分離して、それぞれの拡大縮小を行った後、それらのデータを合成出力することで文字画像を読み易い大きさで表示する画像表示方法も従来、開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−9281号公報 特開2001−134262号公報 特開2003−198975号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来の画像表示方法は、ブランク部分に字幕の表示されるレターボックスタイプの映像を入力した場合における画像表示方法であり、そのため映像内の文字を拡大/縮小できるわけではなく、結果として適応範囲が狭いという課題がある。
また、特許文献2及び特許文献3記載の従来の画像表示方法では、それぞれ映像画像データと文字画像データとを個別のデータとして別々に処理した後、それら個別処理後の2つのデータの合成を行うため、処理が複雑で処理時間がかかり、装置全体も大規模になり易いという課題がある。また、映像画像データと文字画像データの識別が曖昧な場合は処理することができないという課題もある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、映像画像データと文字画像データとを個別に処理せず、高速に処理できる画像表示方法、画像表示装置及び画像表示プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、映像画像データと文字画像データの識別が曖昧な場合でも、処理が可能な画像表示方法、画像表示装置及び画像表示プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の画像表示方法は、入力画像信号から映像画像データと文字画像データとを分離し、文字画像データを任意の大きさに拡大又は縮小して映像画像データと再合成した再合成画像信号を出力する画像表示方法であって、
入力画像信号による画像を任意の数の格子に分割する第1のステップと、分割したそれぞれの格子が、文字画像データで構成される格子である文字領域格子であるか、映像画像データで構成される格子である画像領域格子であるかを識別する第2のステップと、文字領域格子の各格子点を、任意の大きさの格子に拡大又は縮小する方向に所定距離移動すると共に、画像領域格子の各格子点を、文字領域格子の各格子点の移動量に応じて移動制御する第3のステップと、第3のステップにより各格子点が移動制御された後の文字領域格子による文字画像と、各格子点が移動制御された後の画像領域格子による映像画像とからなる画像データを再合成画像信号として生成する第4のステップとを含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の画像表示装置は、入力画像信号から映像画像データと文字画像データとを分離し、文字画像データを任意の大きさに拡大又は縮小して映像画像データと再合成した再合成画像信号を出力する画像表示装置であって、
入力画像信号による画像を任意の数の格子に分割する画像分割手段と、分割したそれぞれの格子が、文字画像データで構成される格子である文字領域格子であるか、映像画像データで構成される格子である画像領域格子であるかを識別する画像識別手段と、文字領域格子の各格子点を、任意の大きさの格子に拡大又は縮小する方向に所定距離移動すると共に、画像領域格子の各格子点を、文字領域格子の各格子点の移動量に応じて移動制御する格子点処理手段と、格子点処理手段により各格子点が移動制御された後の文字領域格子による文字画像と、各格子点が移動制御された後の画像領域格子による映像画像とからなる画像データを再合成画像信号として生成する表示画像作成手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の画像表示プログラムは、上記の本発明の画像表示方法の各ステップをコンピュータにより実行させることを特徴とする。
上記の本発明の画像表示方法、画像表示装置及び画像表示プログラムでは、入力画像信号から映像画像データと文字画像データとを分離し、文字画像データを任意の大きさに拡大又は縮小して映像画像データと再合成した再合成画像信号を出力するに際し、入力画像信号による画像を任意の数の格子に分割すると共に、分割したそれぞれの格子が、文字画像データで構成される格子である文字領域格子であるか、映像画像データで構成される格子である画像領域格子であるかを識別し、文字領域格子の各格子点を、任意の大きさの格子に拡大又は縮小する方向に所定距離移動すると共に、画像領域格子の各格子点を、文字領域格子の各格子点の移動量に応じて移動制御することにより、文字画像データの文字の識別の処理や映像画像データの映像情報の識別処理を個別に行うのではなく(換言すると、文字画像データと映像画像データとを個別のデータとして処理するのではなく)、単に文字を含んでいる文字領域のデータと文字を含んでいない画像領域のデータとして扱う。
本発明によれば、映像画像データと文字画像データとが混在した入力画像信号中の文字画像データによる画像を任意の大きさに拡大又は縮小して表示するに際し、文字画像データと映像画像データとを個別のデータとして処理するのではなく、単に文字を含んでいる文字領域のデータであるか、文字を含んでいない画像領域のデータであるかに応じて、任意の格子の大きさとなるような格子点の移動処理を行うようにしたため、従来に比べて高速な処理を行うことができる。
次に、本発明の一実施の形態について、図面と共に説明する。図1は本発明になる画像表示装置の第1の実施の形態の概略ブロック図を示す。同図において、画像入力部10は、映像画像データと文字画像データとが混在した画像信号を入力する。画像入力部10は、入力画像信号がNTSC方式やPAL方式などのインターレース方式のテレビジョン信号の場合は、インターレース方式画像信号をプログレッシブ化し、ディジタルデータとする処理を行って、記憶部11に入力画像データ111として記録する。また、インターレース方式画像信号をインターレース方式のままディジタルデータに変換し、記憶部11に入力画像データ111として記録してもよい。
入力画像信号がディジタルデータの場合は、画像入力部10は、入力されたディジタルデータをそのまま記憶部11に入力画像データ111として記録する。その際、入力ディジタルデータが、データ圧縮が行われたデータであれば、伸張して復元した画像データを記憶部11に入力画像データ111として記録する。
記憶部11は、前述した入力画像データ111を記録する画像データ記憶部分、後述する画像分割部12で記憶部11に記憶した画像データを分割するために必要な分割数112の記憶部分、後述する画像識別部13で識別した文字領域を、後述する格子点処理部14でどの程度拡大・縮小するかを決定するための拡大縮小率113の記憶部分、格子点処理部14で処理した文字領域格子点の移動に対して他の領域の格子点をどのように移動するかを設定するパラメータなどの初期パラメータ114の記憶部分、画像分割部12により分割した画像格子の格子点座標情報115を記憶する記憶部分、画像識別部13により識別した格子毎の識別情報である画像文字識別情報116の記憶部分、出力用画像データ117の記憶部分を有している。上記の分割数112、拡大縮小率113、初期パラメータ114は、図示しないデータの入力部によりユーザの任意の値に記憶部11に予め記憶される。
画像分割部12は、記憶部11に記憶されている入力画像データ111の中の1枚の画像データを読み出し、その画像データを記憶部11から読み出した画像分割数112に応じて格子状に分割し、それにより得られた格子点座標情報115を記憶部11に記録する。
画像識別部13は、記憶部11から読み出した入力画像データ111と格子点座標情報115とに基づき、画像データにおける格子点座標情報115が示すそれぞれの格子部分が文字領域であるか、画像領域であるかを識別する。その識別方法は、例えば、特開昭60−116081号公報に開示されているように、格子をさらに小さくした領域を作成し、前記各領域における画像データの水平方向および垂直方向に濃度勾配を検出してヒストグラムを算出し、算出されたヒストグラムの度数の分布を算出して所定のしきい値と比較することによって文字候補領域を抽出し、抽出した文字候補領域の配置関係によって文字領域であるか、画像領域であるかを識別し、得られた画像文字識別情報116を記憶部11に記録する。
格子点処理部14は、記憶部11に記憶されている入力画像データ111、格子点座標情報115、画像文字識別情報116、文字領域の拡大縮小率113、画像領域格子点制御パラメータ等の初期パラメータ114を読み出し、読み出した入力画像データ111中の文字領域格子(すなわち、入力画像データ111の画像を格子に区切った際の画像識別部13による画像識別により文字情報が含まれていると判断された格子)における格子点を、初期パラメータ114にて決定された移動量だけ移動し、移動量に応じて画像領域格子(すなわち、入力画像データ111の画像を格子に区切った際の画像識別部13による画像識別により画像情報が含まれていると判断された格子)の格子点を移動し、移動後の格子点座標情報115を記憶部11に記録する。
表示画像作成部15は、記憶部11から読み出した格子点座標情報115と入力画像データ111とに基づいて、出力用画像データを作成し、記憶部11に記録する。画像出力部16は、記憶部11に記憶した出力用画像データ117を外部へ出力する。
次に、本発明の画像表示装置及び画像表示方法の第1の実施の形態により画像データがどのように処理されるかについて、具体的に図1〜図3を併せ参照して説明する。図2は本発明になる画像表示方法の第1の実施の形態のフローチャート、図3は図2のフローチャートに従って画像データがどのように処理されているかを示す画像データ遷移図である。
まず、図1の画像入力部10から入力されて記憶部11に記憶された入力画像データ111が入力された映像画像として読み出され、図1の画像分割部12によって任意の格子数の格子に分割される(図2のステップS11)。ここで、入力画像データ111による入力映像画像の一例が図3(A)に示され、これが画像分割部12によって、図3(B)に示すように、例えば、水平方向に16個、垂直方向に12個の格子に分割される。
続いて、ステップS11において分割して得られた、水平方向に16個、垂直方向に12個の各格子の映像画像のそれぞれについて、図1の画像識別部13で映像画像データによる画像領域と文字画像データによる文字領域のいずれであるかを識別し、その識別結果を格子の位置座標と対応付けて記憶部11に画像文字識別情報116として記憶する(図2のステップS12)。図3(C)は、入力画像データ中の全ての文字画像データが、正しく文字領域21〜23として識別された場合を示す。なお、画像領域と文字領域との識別方法は、特開昭60−116081号公報などに開示されている公知の方法で行われ、また、その識別方法自体は本発明の要旨ではないので、その詳細な説明は省略する。
次に、図1の格子点処理部14は、ステップS12において識別した文字領域の格子の各格子点を、初期パラメータ114に基づいて格子が任意の大きさの格子となるように拡大又は縮小する位置へと移動させる(図2のステップS13)。図3(D)がステップS13により格子点が移動された状態を示す。図3(D)は、文字領域24〜26の各格子サイズが、同図(C)の元の文字領域21〜23の各格子サイズの1.2倍になるように拡大した移動例を示す。
ここで、各格子サイズの移動例について具体的に説明する。一例として、説明の簡単のために、図4に示すように、縦横それぞれ3つずつの3×3の計9個の格子について説明すると、格子点は黒丸3301〜3316で示すように全部で16個となる。なお、白丸は後述する移動後の格子点を示す。これら16個の格子点の座標を、一番左上の格子点3301が(0,0)、その一つ右の格子点3302が(1,0)、更に一つ右の格子点3303が(2,0)、更に一つ右の格子点3304が(3,0)、次の行の左から右方向に順に格子点3305が(0,1)、格子点3306が(1,1)、格子点3307が(2,1)、格子点3308が(3,1)であるものとする。
同様に、次の行の格子点の座標を、左から右方向に順に格子点3309が(0,2)、格子点3310が(1,2)、格子点3311が(2,2)、格子点3312が(3,2)とし、最後の行の格子点の座標を、左から右方向に順に格子点3313が(0,3)、格子点3314が(1,3)、格子点3315が(2,3)、格子点3316が(3,3)であるものとする。
ここで、左上の一つの格子を1.2倍に拡大するものとすると、格子点3301の座標は(0,0)で移動しないが、格子点3302は座標(1.2,0)に、格子点3305は座標(0,1.2)に、格子点3306は座標(1.2,1.2)に移動する。これ以外の12個の格子点をどのように移動させるかのアルゴリズムは様々であるが、均等に分散させる場合は
(3.0−1.2)/2=0.9
であるので、格子点3303は座標(2.1,0)に移動し、格子点3304は座標(3,0)のままである。また、
(1.2−1.0)/2=0.1
であるので、格子点3307は座標(2.1,1.1)に移動し、格子点3308は(3,1)のままである。同様に、格子点3309は座標(0,2.1)、格子点3310は座標(1.1,2.1)に移動する。それ以外の格子点3311は(2,2)、格子点3312は(3,2)、格子点3313は(0,3)、格子点3314は(1,3)、格子点3315は(2,3)、格子点3316は(3,3)のままで移動しない。
また、アルゴリズムを均等ではなく、次の格子で全て吸収するようにすれば、格子点3302が座標(1.2,0)、格子点3305が座標(0,1.2)、格子点3306が座標(1.2,1.2)へ移動するが、それ以外の格子点は移動しない。
なお、文字領域の拡大/縮小の中心は格子が文字領域の4辺に接していない限り格子点座標位置を平均した座標とする。また、格子が文字領域の4辺に接している場合は、2辺に接している場合と1辺のみに接している場合とに区別し、2辺に接している場合は、2辺の交点を中心とし、1辺のみ接している場合は接している辺上の格子点座標位置を平均した座標を中心としている。
続いて、図1の格子点処理部14は、図2のステップS13において処理した文字領域格子の格子点移動量に応じて、文字領域24〜26内の格子点以外の画像領域格子の各格子点を移動させる(図2のステップS14)。図3(E)はステップS14により同図(D)に示す状態から、文字領域24〜26内の格子点以外の画像領域格子の各格子点を移動させた例を示す。図3(E)では、文字領域24〜26内の格子点以外の画像領域格子の各格子点のうち、水平位置で近しい格子点座標を平均化すると共に、垂直位置で近しい格子点座標を平均化した場合を示す。
すなわち、画像領域格子の各格子点において、文字領域格子の格子点と同じ列の格子点は同じx座標の値として揃え、同じ行の格子点は同じy座標の値として揃える。ただし、複数の異なるx位置文字領域格子点がある列に関しては、挟まれた区間を平均化する。例えば、x=3.2とx=4.1とに挟まれた2点の画像領域格子の格子点があるとすると、それは0.3(=(4.1−3.2)/3)となり、それぞれのx座標は3.5、3.8となる。挟まれていない区間の格子点に関しては最も近い格子点と同じx座標とする。y座標も同様に行う。
なお、格子点の移動の仕方はこの限りではなく、全ての格子が正方形に近づくよう移動させてもよいし、画像領域の格子点は全く移動させなくてもよい。ただし、全く移動させない場合でも、画像領域と文字領域の両方に接する格子点は文字領域の移動に伴い移動している。
続いて、図1の画像生成部15は、図2のステップS13およびステップS14において移動した格子点の最終位置に基づいて、図3(F)に示す如き画像の画像データを作成する(図2のステップS15)。すなわち、S14までの処理において、文字領域格子及び画像領域格子のそれぞれの格子点座標が求まっているので、後は入力画像データと格子点座標の移動量に基づき、バイリニアフィルタ、バイキュービックフィルタなどの画像補間処理を行い、文字領域格子が拡大された画像として生成する。
ここで、文字領域の画像だけについて、図3(A)に示した入力画像と、同図(F)に示した生成された画像とを比較すると、同図(G)に示すように、それぞれ上の文字が生成された画像の文字、下の文字が入力画像の文字であり、ここでは入力画像の文字に比べて生成された画像の文字が拡大されている。このようにして生成された画像データは、記憶部11に一旦記憶された後、図1の画像出力部16により、表示されるべき画像データとして出力される(図2のステップS16)。
このように、映像画像データと文字画像データとが混在した映像画像における、文字画像データを任意の大きさに拡大又は縮小できる画像表示装置において、従来は映像画像データと文字画像データとを個別のデータとして別々に処理し、文字画像データについてはその文字がどのような文字であるかまでを記憶・記録して処理した後、処理後の映像画像データと合成していたのに対し、本実施の形態では、文字領域格子の格子点を移動すると共に、それに伴い画像領域格子の格子点の移動を制御するだけであり、文字画像データはあくまでも文字を含んでいる文字領域のデータとしての判断しか行わず、余分な記憶媒体容量を使わず、扱う情報量も少ないので、高速な処理ができる。
次に、本発明における画像表示方法及び画像表示装置の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態の画像表示装置の構成は、図1に示した第1の実施の形態と同様であるが、本実施の形態では、記憶部11に記憶されている画像文字識別情報116に識別コードを付加することで、文字領域と画像領域との識別が曖昧な場合でも文字領域の拡大又は縮小を行えるようにしたものである。ここで、上記の識別コードとしては、例えば、文字領域の場合は”1”、文字領域可能性大である場合は”2”、文字領域可能性小である場合は”3”、画像領域の場合は”4”である。
次に、本発明の画像表示装置及び画像表示方法の第2の実施の形態により画像データがどのように処理されるかについて、具体的に図1、図5〜図7を併せ参照して説明する。図5は本発明になる画像表示方法の第2の実施の形態のフローチャート、図6及び図7は図5のフローチャートに従って画像データがどのように処理されているかを示す画像データ遷移図である。
まず、図1の画像入力部10から入力されて記憶部11に記憶された入力画像データ111が入力された映像画像として読み出され、図1の画像分割部12によって任意の格子状に分割される(図5のステップS21)。ここで、入力画像データ111による入力映像画像の一例が図6(A)に示され、これが画像分割部12によって、図6(B)に示すように、例えば、水平方向に16個、垂直方向に12個の格子に分割される。
続いて、ステップS21において格子状に分割して得られた、水平方向に16個、垂直方向に12個の格子のそれぞれについて、図1の画像識別部13で文字領域、文字領域可能性大、文字領域可能性小、画像領域の4つの何れであるか識別し、識別した内容に応じた識別コードを、識別した格子の位置座標に対応付けて記憶部11に画像文字識別情報116として記憶する(図5のステップS22)。
ここで、上記の4つの領域の識別方法は、例えば特開昭60−116081号公報記載の公知の方法を用いることができる。この公知の方法は、画像を小領域に分割して、各小領域で水平方向及び垂直方向に濃度勾配を検出してヒストグラムを算出し、算出されたヒストグラムの度数の分散を算出して所定のしきい値と比較することによって文字候補領域を抽出し、抽出された文字候補領域の配置関係によって文字領域及び文字画像データ中に含まれる文字画像の文字数を抽出する方法である。なお、前述したように、上記の識別コードは識別対象の格子が、文字領域の場合は”1”、文字領域可能性大である場合は”2”、文字領域可能性小である場合は”3”、画像領域の場合は”4”である。
図6(C)はステップS22による識別結果を格子状に分割された入力画像と共に示す。同図(C)に示す例では、時刻を表す「8:15」の画像を含む格子を文字領域(識別コード:1)31として識別し、「3−B」の画像を含む格子を文字領域可能性大の領域(識別コード:2)32として識別し、「あいさつしっかり」の画像を含む格子を文字領域可能性小の領域(識別コード:3)33として識別し、その他の画像における格子を画像領域(識別コード:4)として識別されており、入力された文字画像データの文字画像が正しく文字領域として識別した場合を示す。
続いて、図1の格子点処理部14は、記憶部11に予め任意に設定されて記憶されている初期パラメータ114と、ステップS22で記憶された画像文字識別情報116とを再生し、画像文字識別情報116に付加されている上記の識別コードのうちのどの値の識別コードに対して拡大/縮小処理を行うかを、初期パラメータに基づいて決定する(図5のステップS23)。
図7は識別コードの値が”1”と”2”である格子(すなわち、文字領域にある格子と、文字領域可能性大の領域にある格子)に対して、元の格子サイズの1.1倍になるように拡大処理を行うと決定した場合の図を示す。続いて、格子点処理部14は、ステップS23において決定した拡大/縮小処理対象の格子の各格子点を格子が拡大/縮小する位置へと、第1の実施の形態と同様の方法で移動させる(図5のステップS24)。これにより、図7(A)に示す画像中の拡大対象の文字領域34にある格子の各格子点と、文字領域可能性大の領域35にある格子の各格子点とが、同図(B)に示すように、1.1倍に拡大された位置にそれぞれ移動して領域36、37を形成する。
なお、拡大/縮小の中心は格子が対象の領域の4辺に接していない限り格子点座標位置を平均した座標とする。格子が対象の領域の4辺に接している場合は2辺に接している場合と1辺のみに接している場合とに区別し、2辺に接している場合は、2辺の交点を中心とし、1辺のみ接している場合は接している辺上の格子点座標位置を平均した座標を中心としている。
続いて、格子点処理部14は、ステップS24において処理した拡大/縮小処理対象格子の格子点移動量に応じて、前記拡大/縮小処理対象格子以外の格子(ここでは、文字領域可能性小領域と画像領域)の各格子点を移動させる(図5のステップS25)。これにより、図7の例では、図7(C)に示すように、同図(B)に示した文字領域36及び文字領域可能性大の領域37にある格子以外の格子が、1.1倍の拡大処理による格子移動量に対応した移動量だけ移動する。図7では拡大/縮小処理対象格子以外の格子の格子点を水平位置で近しい格子点座標を平均化し、垂直位置で近しい格子点座標を平均化した場合を示す。
なお、格子点の移動の仕方はこの限りではなく、全ての格子が正方形に近づくよう移動させてもよいし、拡大/縮小処理対象格子以外の格子の格子点を全く移動させなくてもよい。ただし、全く移動させない場合でも、拡大/縮小処理対象格子と拡大/縮小処理対象格子以外の格子の両方に接する格子点は文字領域の移動に伴い移動する。
続いて、図1の画像生成部15は、図5のステップS24及びステップS25において移動した格子点の最終位置に基づいて、図7(D)に示す如き画像の画像データを作成する(図5のステップS26)。このようにして生成された画像データは、記憶部11に一旦記憶された後、図1の画像出力部16により、表示されるべき出力用画像データ117として出力される(図5のステップS27)。
このように、本実施の形態によれば、映像画像データと文字画像データとが混在した映像画像における、文字画像データを任意の大きさに拡大又は縮小できる画像表示装置において、入力映像画像における文字領域と画像領域との識別が曖昧な場合でも、文字領域可能性大と文字領域可能性小の領域をそれぞれ識別し、文字領域可能性大の領域も文字領域として判断するようにしているため、文字領域の拡大を行うことが可能となる。なお、縮小の場合も上記の拡大の場合と同様の手順で行われる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、以上の実施の形態では1枚の画像についての説明を行ったが、同じ処理を連続して行うことで動画映像への対応も可能である。さらに、以上の実施の形態では画像表示装置及び画像表示方法について説明したが、本発明は上記の実施の形態の画像表示装置を動作させるべく当該画像表示装置と持続された装置、またはシステム内のコンピュータに、上記の実施の形態の画像表示方法を実現させるコンピュータプログラムや、そのコンピュータプログラムを記録したCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの情報記憶媒体も包含するものである。
なお、上記のコンピュータプログラムは、情報記録媒体からコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して配信されてコンピュータに取り込まれてもよく、更にはコンピュータ内に組み込まれていてもよい。また、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
画像データと文字データとが混在した映像画像における、文字データを任意の大きさに拡大・縮小できる画像表示装置、画像表示方法、情報記憶媒体、および画像表示プログラムに幅広く使用することが可能である。
本発明画像表示装置の一実施の形態の概略ブロック図である。 本発明画像表示方法の第1の実施の形態のフローチャートである。 図2のフローチャートに従った画像データ遷移の一例を示す図である。 格子点の移動の一例の説明図である。 本発明画像表示方法の第2の実施の形態のフローチャートである。 図5のフローチャートに従った画像データ遷移の一例を示す図(その1)である。 図5のフローチャートに従った画像データ遷移の一例を示す図(その2)である。
符号の説明
10 画像入力部
11 記憶部
12 画像分割部
13 画像識別部
14 格子点処理部
15 表示画像作成部
16 画像出力部
111 入力画像データ
112 分割数
113 拡大縮小率
114 初期パラメータ
115 格子点情報
116 画像文字識別情報
117 出力用画像データ

Claims (3)

  1. 入力画像信号から映像画像データと文字画像データとを分離し、前記文字画像データを任意の大きさに拡大又は縮小して前記映像画像データと再合成した再合成画像信号を出力する画像表示方法であって、
    前記入力画像信号による画像を任意の数の格子に分割する第1のステップと、
    前記分割したそれぞれの格子が、前記文字画像データで構成される格子である文字領域格子であるか、前記映像画像データで構成される格子である画像領域格子であるかを識別する第2のステップと、
    前記文字領域格子の各格子点を、任意の大きさの格子に拡大又は縮小する方向に所定距離移動すると共に、前記画像領域格子の各格子点を、前記文字領域格子の各格子点の移動量に応じて移動制御する第3のステップと、
    前記第3のステップにより各格子点が移動制御された後の前記文字領域格子による文字画像と、各格子点が移動制御された後の前記画像領域格子による映像画像とからなる画像データを前記再合成画像信号として生成する第4のステップと
    を含むことを特徴とする画像表示方法。
  2. 入力画像信号から映像画像データと文字画像データとを分離し、前記文字画像データを任意の大きさに拡大又は縮小して前記映像画像データと再合成した再合成画像信号を出力する画像表示装置であって、
    前記入力画像信号による画像を任意の数の格子に分割する画像分割手段と、
    前記分割したそれぞれの格子が、前記文字画像データで構成される格子である文字領域格子であるか、前記映像画像データで構成される格子である画像領域格子であるかを識別する画像識別手段と、
    前記文字領域格子の各格子点を、任意の大きさの格子に拡大又は縮小する方向に所定距離移動すると共に、前記画像領域格子の各格子点を、前記文字領域格子の各格子点の移動量に応じて移動制御する格子点処理手段と、
    前記格子点処理手段により各格子点が移動制御された後の前記文字領域格子による文字画像と、各格子点が移動制御された後の前記画像領域格子による映像画像とからなる画像データを前記再合成画像信号として生成する表示画像作成手段と
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  3. 入力画像信号から映像画像データと文字画像データとを分離し、前記文字画像データを任意の大きさに拡大又は縮小して前記映像画像データと再合成した再合成画像信号を出力する画像表示方法を、コンピュータにより実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記入力画像信号による画像を任意の数の格子に分割する第1のステップと、
    前記分割したそれぞれの格子が、前記文字画像データで構成される格子である文字領域格子であるか、前記映像画像データで構成される格子である画像領域格子であるかを識別する第2のステップと、
    前記文字領域格子の各格子点を、任意の大きさの格子に拡大又は縮小する方向に所定距離移動すると共に、前記画像領域格子の各格子点を、前記文字領域格子の各格子点の移動量に応じて移動制御する第3のステップと、
    前記第3のステップにより各格子点が移動制御された後の前記文字領域格子による文字画像と、各格子点が移動制御された後の前記画像領域格子による映像画像とからなる画像データを前記再合成画像信号として生成する第4のステップと
    を実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
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