JP2007094539A - 情報処理装置、情報処理方法およびこれらに用いられる情報の記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびこれらに用いられる情報の記憶媒体 Download PDF

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Toshihiro Nakae
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Abstract

【課題】 検索情報に含まれる検索レコードの取得を容易にし、検索情報を更新するための更新情報の増大を防止し、検索情報の版に拘わらず更新を正しく行うことができ、検索情報の種類に拘わらず1つの処理プログラムで検索情報を更新できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】 固有かつ不変の連続した番号から成るレコード識別子が付与された検索レコードの集合体である検索情報を記憶する検索情報記憶手段4と、この記憶されている検索情報を構成する検索レコードの中の、変更または廃止の対象とする検索レコードを、コード識別子を用いて指示する変更廃止情報を含む更新情報を取得する更新情報取得手段3と、検索情報記憶手段に記憶されている検索情報を構成する検索レコードの中の、更新情報取得手段によって取得された更新情報に含まれる変更廃止情報の中のレコード識別子によって指示された検索レコードを変更または廃止する変更廃止手段5を備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、情報処理装置、情報処理方法およびこれらに用いられる情報の記憶媒体に関し、特に検索に使用される検索情報を更新する技術に関する。
従来のカーナビゲーション装置では、各種の検索機能を実現するために、例えば、非特許文献1に示されるような、50音検索を行うため木構造を有する検索情報が使用されている。この検索情報は、木構造を構成するノードを表す検索レコードの集合体から成り、各検索レコードは、当該検索レコードの子ノードに対応する検索レコードへのポインタを有している。ポインタとしては、検索レコードの物理的な格納位置が用いられている。このような検索情報を使用した検索では、最上位のノードであるルートノードから検索を開始し、順次、所望の文字を有する子ノードの選択を繰り返すことにより、所望の名称に対応する情報が得られる。
また、特許文献1は、検索情報の全体を更新しなくとも、最新の情報が反映された検索情報を比較的容易かつ適切に利用できるようにしたデータ検索装置を開示している。このデータ検索装置では、施設名称を検索キーとした当該施設に関する各種情報を格納した検索レコードの並びである検索情報1を検索し、所望の検索キーを持つ検索レコードを取得し、さらに新規に設けられた検索レコードからなる新設情報を検索し、所望の検索キーを持つ検索レコードを取得し、検索情報1から取得した検索レコードに新設情報から取得した検索レコードを追加してそれらの内容を表示する。
また、電話番号を識別番号とする検索レコードの並びである検索情報2に対し、その更新情報は、新規に設けられた検索レコードからなる、削除する識別番号を示す削除情報、情報の内容を変更する識別番号とその変更内容を示す変更情報からなる。検索情報2の検索処理では、検索情報2とその更新情報の双方を検索して、所望の識別番号を持つ検索レコードを抽出し、これらの情報を出力する。なお、抽出した検索レコードで検索情報1の検索レコードは、削除情報、変更情報により削除、変更される。
また、木構造を利用して情報を検索するための検索情報3は、木構造を構成する各ノードを表す検索レコードの集合体であり、各検索レコードは、当該検索レコードの子ノードに相当する検索レコードへのポインタを有し、ポインタとして検索レコードの物理的な格納位置を用いている。検索情報3の最上位のルートノードから開始し、順次子ノードの選択を繰り返し、末端のノードである葉ノードに至ったときに所望の情報が得られる。
検索情報3を更新するための更新情報は、検索情報3のノードに対応してレコードを設け、レコード間は検索情報3と同じ親子関係となるようにポインタで関連付けている。このポインタもレコードの物理的な格納位置を用いている。更新情報の各レコードには対応する検索情報3の検索レコードを削除するか、その検索レコードが新設されたものかなどを判定する情報が含まれている。検索処理時には、検索情報3と更新情報の双方のレコードを下位のノードへと辿りつつ、検索情報3の検索レコードを対応する更新情報のレコードにより逐次更新して使用する。
"KIWI Format Ver.1.10 11.11.3章 50音検索"KIWI検討委員会 特開2005−43966号公報
しかしながら、上述した非特許文献1に示されたデータ検索装置において使用される検索情報では、ポインタとして検索レコードの物理的な格納位置を使用しているため、検索情報の中のある検索レコードが更新され、そのデータサイズが変化すると、それ以降のすべての検索レコードの格納位置が変化し、それらを指し示すポインタをすべて変更する必要が生じるので、更新する情報量が増大するという問題がある。
また、検索レコードの格納位置だけでなく、並びの順番も検索レコードの廃止によって変化する。したがって、検索レコードの格納位置および並びの順番は、同じ検索レコードであっても検索情報の版により異なることになる。非特許文献1に開示されている検索情報では、検索レコードを特定する方法として、検索レコードの格納位置および並びの順番を利用することが考えられるが、上記理由により、更新の対象とする検索レコードを格納位置や並びの順番や格納位置で表した更新情報は、各版の検索情報に共通に使用できないという問題がある。
また、特許文献1に開示されたデータ検索装置では、検索情報1の検索処理において、検索情報1および新設情報の各々を独立して検索しているため、2回の検索処理が必要になる。また、施設名称の50音順に表示する場合は、検索情報1から取得した検索レコードに新設情報から取得した検索レコードを追加し、さらに50音順にソートする処理が必要になる。また、検索情報2の更新情報が独立した新設情報、削除情報、変更情報から構成されているため、所望の検索キーに対して、新設情報、削除情報、変更情報のそれぞれを検索するために3回の検索処理が必要になる。
また、所望の識別番号の検索情報2の検索レコードの検索を容易にするために、識別番号と検索レコードの格納位置の対応情報を作成する場合において、識別番号が連続していれば、識別番号の順に格納位置を並べたテーブルを作成できるが、識別番号として電話番号が使用されているため、識別番号が不連続となり、上記のようなテーブルが作成できない。すなわち、存在しない識別番号に対しても対応する検索レコードが存在しないことを示す特別な格納位置を配置すると無用にテーブルのサイズが増加する。
また、検索情報2と検索情報3のようにデータ構造が異なる検索情報の更新のために、データ構造が異なる更新情報をそれぞれ使用しているので、検索情報の種類により異なる更新処理が必要になるという問題がある。
この発明は、上述した諸問題を解消するためになされたものであり、検索情報に含まれる検索レコードの取得を容易にし、検索情報を更新するための更新情報の増大を防止し、また、検索情報の版に拘わらず更新を正しく行うことができ、しかも、検索情報の種類に拘わらず1つの処理プログラムを用いて検索情報を更新できる情報処理装置、情報処理方法およびこれらに用いられる情報の記憶媒体を提供することを目的とする。
この発明に係る情報処理装置は、固有かつ不変の連続した番号から成るレコード識別子が付与された検索レコードの集合体である検索情報を記憶する検索情報記憶手段と、検索情報記憶手段に記憶されている検索情報を構成する検索レコードの中の、変更または廃止の対象とする検索レコードを、レコード識別子を用いて指示する変更廃止情報を含む更新情報を取得する更新情報取得手段と、検索情報記憶手段に記憶されている検索情報を構成する検索レコードを取得する検索情報取得手段と、検索情報取得手段によって取得された検索レコードの中の、更新情報取得手段によって取得された更新情報に含まれる変更廃止情報の中のレコード識別子によって指示された検索レコードを変更または廃止する変更廃止手段を備えている。
この発明に係る情報処理方法は、固有かつ不変の連続した番号から成るレコード識別子が付与された検索レコードの集合体である検索情報を記憶するステップと、記憶されている検索情報を構成する検索レコードの中の、変更または廃止の対象とする検索レコードを、レコード識別子を用いて指示する変更廃止情報を含む更新情報を取得するステップと、記憶されている検索情報を構成する検索レコードの中の、取得された更新情報に含まれる変更廃止情報の中のレコード識別子によって指示された検索レコードを変更または廃止するステップとを備えている。
この発明に係る記憶媒体は、固有かつ不変の連続した番号から成るレコード識別子が付与された検索レコードの集合体から成る検索情報と、レコード識別子と検索情報を構成する検索レコードの格納位置とを対応付けた格納位置情報とを記憶している。
この発明に係る記憶媒体は、固有かつ不変な番号であって、検索情報のレコード識別子に使用された番号に続く連続した番号から成るレコード識別子が付与された新規に設けられた検索レコードの集合体である新設情報と、レコード識別子と新設情報に含まれる検索レコードの格納位置とを対応付ける新設格納位置情報と、検索レコードのレコード識別子である対象レコード識別子に対応付けられ、変更、廃止、順序変更のいずれかを示す操作情報を含み、該操作情報が変更を示す場合はさらに対象レコード識別子が示す検索レコードを変更するための変更情報を含み、該変更情報に含まれる他の検索レコードを指し示すポインタとして指し示される検索レコードのレコード識別子が使用され、操作情報が順序変更を示す場合は、対象レコード識別子が示す検索レコードの前方に相当する検索レコードのレコード識別子である前方レコード識別子と、レコード識別子が示す検索レコードの次方に相当する検索レコードのレコード識別子である次方レコード識別子とを含む変更廃止情報とを記憶している。
この発明によれば、検索レコードに連続した番号のレコード識別子を付与するように構成したので、検索レコードの取得が容易になる。また、検索レコードに固有かつ不変のレコード識別子を付与し、変更または廃止の対象とする検索レコードを、レコード識別子を用いて指示するように構成したので、検索レコードの格納位置に依存しない変更廃止情報が得られる。その結果、更新情報の増大を防止することができ、また、どの版の検索情報に対しても、検索レコードの変更および廃止を正しく行うことができる。また、検索情報のデータ構造に依存しないレコード識別子を用いて更新対象の検索レコードを指定するようにしたので、どんな種類の検索情報に対しても1つの処理プログラムを用いて更新することができる。
この発明によれば、どの版の検索情報にも共通の更新情報を用いて更新することができるので、処理速度を向上させることができる。また、どんな種類の検索情報に対しても1つの処理プログラムを用いて更新することができる。
この発明によれば、どの版の検索情報にも共通の更新情報が適用可能になり、処理速度を向上させることができる情報処理装置を実現できる。また、どんな種類の検索情報に対しても1つの処理プログラムを用いて更新することが可能になる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。この情報処理装置は、入力装置1、位置検出装置2、更新情報取得装置3、情報記憶装置4、プロセッサ5および出力装置6から構成されている。
入力装置1は、使用者の操作または指示に応じた指示信号を生成してプロセッサ5に送る。この入力装置1は、具体的には、使用者の音声を認識して音声に基づく指示信号を出力する音声認識装置、使用者の手動操作により指示信号を出力するボタン、または、その他の適切な入力装置(何れも図示を省略する)から構成することができる。位置検出装置2は、例えばGPS(Global Positioning System)受信機、車速センサ、角速度センサを用いて当該情報処理装置を搭載している車両の現在位置を検出し、検出した現在位置を位置情報としてプロセッサ5に送る。
更新情報取得装置3は、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブから構成されており、更新用DVD−ROM(Read Only Memory)に格納されている更新情報を読み取ってプロセッサ5に送る。情報記憶装置4は、例えば、記憶媒体としてハードディスクを用いたハードディスクドライブにより構成されており、検索情報、この検索情報の格納位置情報および地図情報などを記憶する。また、情報記憶装置4は、更新情報取得装置3から取得された更新情報を記憶する。この情報記憶装置4は、この発明の検索情報記憶手段、格納位置情報記憶手段を構成する。
プロセッサ5は、入力装置1から送られてきた指示信号、位置検出装置2から送られてきた位置情報、ならびに、情報記憶装置4から読み出した検索情報および地図情報を用いて種々の情報処理を実行する。このプロセッサ5で実行される情報処理には、検索情報を用いた施設、住所、電話番号などの検索処理、位置情報と地図情報に基づいて車両の現在位置を推定するマップマッチング処理、出発地から上記検索処理によって得られた目的地までの経路を算出する経路計算(経路探索)処理、経路計算処理によって得られた好適な経路の候補を道路地図と共に出力装置6の画面に表示する経路表示処理、好適な経路に従って出発地から目的地までの案内を行う経路誘導処理および現在位置の周辺の地図を表示する地図表示処理などが含まれる。このプロセッサ5は、種々の情報を記憶するための内部メモリ5aを備えている。
また、プロセッサ5は、更新情報取得装置3に装着されたDVD−ROMから読み取った更新情報を情報記憶装置4に格納する。そして、情報処理の実行時に、情報記憶装置4から検索情報、地図情報および更新情報などを読み取り、この読み取った更新情報を用いて検索情報および地図情報を更新する処理を実行する。出力装置6は、プロセッサ5の情報処理の結果を使用者に提示する。この出力装置6は、具体的には、検索結果、地図、現在位置、経路または案内情報などを表示する表示装置、および/または、使用者に音声で指示または案内を行う音声発生装置(何れも図示を省略する)から構成することができる。
次に、上記のように構成される情報処理装置で使用される検索情報について説明する。図2は、情報記憶装置4に格納される検索クラスタの例を示す図である。検索クラスタは、各種の検索に必要な情報の集合体であり、検索クラスタ管理情報、検索情報および格納位置情報から構成されている。検索クラスタ管理情報は、検索情報および格納位置情報を管理するための情報であり、検索情報の作成時期を示す版数情報を含んでいる。検索情報は、複数の検索情報1〜Sから構成され、格納位置情報は、複数の検索情報1〜Sにそれぞれ対応する複数の格納位置情報1〜sから構成されている。
検索情報には、検索対象物件の種々の属性を表す情報の集合体であるリスト型と、検索対象物件を絞り込むために木構造のデータ構造を有する検索木型とが含まれる。
リスト型の検索情報は、検索対象物件に対応して設けられた検索レコードの並びから成り、検索対象物件の検索キーによってソートされて配置されている。また、各検索レコードには、検索対象物件の種々の属性が格納されている。例えば、検索対象物件が施設である場合には、検索キーを施設の名称とし、施設の名称の順に各施設に対応する検索レコードが配置され、各検索レコードには施設の属性として、施設の名称、電話番号、郵便番号、住所、施設の位置を表す緯度・経度などが格納されている。
なお、共通な属性を持つ複数のリスト型の検索情報が存在する場合、情報を重複して保有することを避けるために、共通な属性を持つリスト型の検索情報を1つだけ作成するとともに、固有の属性を持つリスト型の検索情報を必要な数だけ作成し、固有の属性を持つリスト型の検索情報に、共通な属性を持つリスト型の検索情報に含まれる検索レコードを指し示すポインタを持たせるようにしたものが存在する。例えば、電話番号による検索のためのリスト型の検索情報として、電話番号と対応する検索対象物件を施設としたリスト型の検索情報に含まれる検索レコードへのポインタとからなる検索レコードを、電話番号を検索キーとしてソートして配置したものが存在する。このような他のリスト型の検索情報へのポインタを持つリスト型の検索情報を間接リスト型と呼び、他のリスト型の検索情報へのポインタを持たないリスト型の検索情報を基本リスト型と呼ぶ。
リスト型の検索情報を構成する検索レコードは、検索キーによりソートされた順に順序付けられており、検索情報内では、各検索レコードは検索キーによりソートされて配置されているため、検索レコードの並び順と順序付けが一致する。したがって、検索情報内の検索レコードXに対し、検索レコードXの前に配置された検索レコードは、検索レコードXの前方の検索レコードとなり、検索レコードXの後に配置された検索レコードは検索レコードXの次方(後方)の検索レコードとなる。
一方、検索木型の検索情報は、階層的な絞り込みを行うことにより検索対象物件を特定するための木構造を構成する検索木を表す情報である。検索木は、最上位に位置するノード(「ルートノード」という)に対する子ノードを設け、この子ノードに対し、次の階層として、更に子ノードを必要な数だけ設け、以下同様にして必要な階層まで子ノードを設けることにより構成されている。検索木において、子ノードを持たないノードを葉ノードという。
図3は、施設の名称をアルファベットA〜Zにより表現する場合の検索木の例を示す図である。各ノードは、それぞれの階層において、施設の名称の表現に必要な文字A〜Zに対応するように設けられている。例えば、名称が“DEF”である施設を選択する場合は、まず、ルートノードの子ノードであるA〜Zのノードの中から1文字目の“D”のノードに絞り込まれ、次に“D”のノードの子ノードであるA〜Zのノードの中から2文字目の“E”のノードに絞り込まれ、最後に“E”のノードの子ノードであるA〜Zのノードの中から3文字目の“F”のノードに絞り込まれる。これにより、名称が“DEF”の施設が選択される。なお、3文字目の“F”のノードは子ノードを持たないので、葉ノードとなる。
検索木型の検索情報は、検索木を構成するノードを表す検索レコードの並びから成り、各検索レコードは、子ノードの検索レコードを指し示すポインタを有する。
葉ノードの検索レコードに該当する検索対象物件の種々の属性を表す情報が設けられ、当該検索情報のみで情報の検索が完結する検索木型の検索情報を単独検索木型と呼ぶ。例えば、単独検索木型の検索情報では、図3に示す検索木型の検索情報において、葉ノードである3文字目の“F”のノードの検索レコードには、名称が“DEF”の施設の属性を表す情報が格納される。
また、葉ノードの検索レコードに他のリスト型の検索情報の検索レコードへのポインタを設けてリスト型の検索情報に存在する検索対象物件の検索レコードを指し示すようにし、検索対象物件の種々の属性を他のリスト型の検索情報から取得するようにした検索木型の検索情報を複合検索木型と呼ぶ。例えば、単独検索木型の検索情報では、図3に示す検索木型の検索情報において、葉ノードである3文字目の“F”のノードの検索レコードは、検索対象物件を施設とするリスト型の検索情報の検索レコードを指し、この指された検索レコードには、名称が“DEF”の施設の種々の属性を表す情報が格納されている。
複合検索木型の検索情報では、各ノードの検索レコードにリスト型の検索情報の検索レコードを指し示すポインタを持つように構成することもできる。例えば、図3に示す検索木型の検索情報において、葉ノード以外のノードの検索レコードにも検索対象物件を施設とするリスト型の検索情報の検索レコードを指し示すポインタを設ける。2文字目の“E”のノードの検索レコードは、リスト型の検索情報において先頭2文字が“DE”である施設の検索レコードの中で、先頭に位置する検索レコードを指し示すポインタを設け、このポインタが指し示す検索レコードから当該リスト型の検索情報の順序付けに従って検索レコードを順に取得することにより、先頭2文字が“DE”である施設の種々の属性の一覧表示が可能となる。
上記のように構成されるリスト型および検索木型の検索情報のいずれも、固定長または可変長の検索レコードの並びとして扱うことができる。検索レコードを識別するために、各検索レコードには、検索情報内において固有かつ不変な識別子であるレコード識別子が付与される。このレコード識別子としては、連続した番号が使用される。
最初に作成された版(初版)の検索情報のN+1個の検索レコードには、先頭の検索レコードから、その並びの順に0、1、2、3、・・・、N−1、Nと連続した番号がレコード識別子として付与される。次に作成された版の検索情報の各検索レコードには、前の版と同一の検索レコードには同一のレコード識別子が付与され、新設された検索レコードには、前の版の検索情報で使用したレコード識別子の最大の番号の次の番号から連続した番号N+1、N+2、N+3、・・・がレコード識別子として付与される。以降の版でも同様にしてレコード識別子が付与される。図4は、初版の検索情報に対するレコード識別子の付与例を示す図であり、検索レコードの並び順に連続した番号が付与されている。
図5は、次版の検索情報に対するレコード識別子の付与例を示す図である。この例では、初版の検索情報の検索レコード1が廃止され、新規に作成された検索レコードN+1および検索レコードN+2が追加されており、検索レコードN+1および検索レコードN+2には、それぞれN+1およびN+2というレコード識別子が付与されている。検索レコード0〜Nのレコード識別子には初版の検索情報と同じ番号がそのまま用いられる。なお、廃止された検索レコード1のレコード識別子の番号は欠番としているが、この番号を新規に作成した検索レコードに再付与するように構成することもできる。
前版と現版の検索情報における検索レコードの同一性は、例えば、リスト型の検索情報では検索キーの同一性により判断される。また、検索木型の検索情報ではルートノードから所定ノードへ至る経路の同一性により判断される。図3に示す検索木型の検索情報においては、3文字目の“F”のノードへ至る経路は1文字目の“D”のノードおよび2文字目の“E”のノードであり、これらのノード“D”および“E”が前版および現版ともに存在すれば、3文字目の“F”のノードへ至る経路は前版と現版とで同一となり、前版および現版の3文字目の“F”のノードは同一と判断される。
上記のように、固有かつ不変なレコード識別子を検索レコードに付与したことにより、レコード識別子を用いて検索レコードを指定すれば、どの版の検索情報に対しても同じ検索レコードを指定することができる。したがって、更新情報内に現れる検索レコードを指し示すポインタとしてレコード識別子を用いることにより、どの版の検索情報にも適用できる更新情報が得られる。
次に、格納位置情報について説明する。格納位置情報は、対応する検索情報の検索レコードに付与されたレコード識別子と検索レコードの格納位置を対応付ける情報であり、固定長の格納位置レコードをレコード識別子の昇順に連続して並べたものである。格納位置レコードには、例えば、当該検索情報の先頭を基準とした該当する検索レコードの先頭のアドレスが格納される。
図6は、図4に示す初版の検索情報に対応する格納位置情報の例を示し、レコード識別子の順に並べられた、対応する検索レコードの格納位置0、a1、a2、a3、・・・、aN-1、aNを示す情報から構成されている。図7は、図5に示す次版の検索情報に対応する格納位置情報の例を示し、レコード識別子の順に並べられた、対応する検索レコードの格納位置0、無効値、b2、bN+1、b3、・・・、bN-1、bN、bN+1、bN+2を示す情報から構成されている。なお、この例に示す格納位置情報においては、検索レコード1が廃止され、そのレコード識別子が欠番となったため、その格納位置が無効であることを表す「無効値」が格納されている。
上述したように、格納位置レコードは、固定長であり、レコード識別子の昇順に連続して並べられているため、所望のレコード識別子の番号からその格納位置レコードを直ちに求めることができる。また、その格納位置レコードが示す格納位置の検索レコードを検索情報から取得できるので、所望のレコード識別子の検索レコードを直ちに取得できる。また、検索情報の各検索レコードのレコード識別子として連続した番号を使用しているので、無駄なく格納位置レコードを配置することができ、格納位置情報のデータサイズを小さくできる。
検索情報としては、例えば、単独のリスト型の検索情報、単独検索木型の検索情報、複合検索木型の検索情報と複合検索木型の検索情報とともに使用される基本リスト型の検索情報、複合検索木型の検索情報と複合検索木型の検索情報とともに使用される間接リスト型の検索情報と基本リスト型の検索情報などがあり、施設、電話番号、郵便番号、住所などの検索対象物件の種類に対応して設けられる。
図8は、情報記憶装置4に格納されるリスト型の検索情報を構成する検索レコード(以下、「リスト型の検索レコード」という)のデータ構造の例を示す図である。リスト型の検索レコードは、検索レコードヘッダ、検索レコード識別子、前方レコードポインタ、次方レコードポインタ、他検索情報レコードポインタおよび属性情報のフィールドから構成されている。
「検索レコードヘッダ」は、当該検索レコードのデータサイズ、他検索情報レコードポインタの有無および属性情報のデータサイズを表す情報を含む。他検索情報レコードポインタおよび属性情報の有無は検索レコードヘッダの内容によって定まる。「検索レコード識別子」は、当該検索レコードのレコード識別子を表す。「前方レコードポインタ」は、ポインタ種別とレコードポインタとから成り、ポインタ種別は、レコードポインタが格納位置またはレコード識別子のいずれであるかを示し、レコードポインタは、ポインタ種別に従い、格納位置またはレコード識別子のいずれかを用いて、当該検索レコードの前方に相当する検索レコードを指し示す。
「次方レコードポインタ」は、ポインタ種別とレコードポインタとから成り、ポインタ種別は、レコードポインタが格納位置またはレコード識別子のいずれであるかを示し、レコードポインタは、ポインタ種別に従い、格納位置またはレコード識別子のいずれかを用いて、当該検索レコードの次方に相当する検索レコードを指し示す。
「他検索情報レコードポインタ」は、検索情報指定情報、ポインタ種別およびレコードポインタから成り、検索情報指定情報は、レコードポインタが指し示す検索レコードが存在する他の検索情報を指定し、ポインタ種別はレコードポインタが格納位置またはレコード識別子のいずれであるかを示し、レコードポインタは、ポインタ種別に従い、格納位置またはレコード識別子のいずれかを用いて、検索情報指定情報が示す検索情報における検索レコードを指し示す。この他検索情報レコードポインタは、基本リスト型の検索レコードでは設けられず、間接リスト型の検索レコードで設けられる。「属性情報」は当該検索レコードが表す検索対象物件の種々の属性を表す情報である。
図9は、情報記憶装置4に格納される検索木型の検索情報を構成する検索レコード(以下、「検索木型の検索レコード」という)のデータ構造の例を示す図である。この検索木型の検索レコードは、検索レコードヘッダ、検索レコード識別子、他検索情報レコードポインタ、子ノードポインタテーブル、選択キーリストおよび属性情報から構成されている。
「検索レコードヘッダ」は、当該検索レコードのデータサイズ、他検索情報レコードポインタの有無、子ノードポインタテーブルに収容されている子ノードポインタの数、選択キーリストのデータサイズおよび属性情報のデータサイズを示す情報を含む。他検索情報レコードポインタ、子ノードポインタテーブル、選択キーリストおよび属性情報の有無は検索レコードヘッダの内容によって定まる。
「検索レコード識別子」は、当該検索レコードのレコード識別子を表す。「他検索情報レコードポインタ」は、検索情報指定情報、ポインタ種別およびレコードポインタから成り、検索情報指定情報は、レコードポインタが指し示す検索レコードが存在する他のリスト型の検索情報を指定し、ポインタ種別は、レコードポインタが格納位置またはレコード識別子のいずれであるかを示し、レコードポインタは、ポインタ種別に従い、格納位置またはレコード識別子のいずれかを用いて、検索情報指定情報が示す検索情報における検索レコードを指し示す。
「子ノードポインタテーブル」は、当該検索レコードの子ノードの数だけ子ノードポインタを並べたものであり、子ノードポインタは、ポインタ種別およびレコードポインタから成り、ポインタ種別は、レコードポインタが格納位置またはレコード識別子のいずれであるかを示し、レコードポインタは、ポインタ種別に従い、格納位置またはレコード識別子のいずれかを用いて、当該検索レコードの子ノードの検索レコードを指し示す。
「選択キーリスト」は、当該検索レコードの子ノードの数だけ選択キー情報を並べたものであり、選択キー情報は、当該検索レコードの子ノードを選択するための情報から構成されている。選択キー情報の並び順は、選択キー情報で選択する子ノードを指し示す子ノードポインタの子ノードポインタテーブルにおける並び順と同一とする。「属性情報」は、当該検索レコードが表す検索対象物件の種々の属性を表す情報である。
なお、他検索情報レコードポインタは、複合検索木型の検索レコードにのみ設けられる。また、子ノードポインタテーブルおよび選択キーリストは、葉ノードの検索レコードには設けられない。また、単独検索木型の検索情報では、葉ノードの検索レコードに属性情報が設けられ、複合検索木型の検索情報では、葉ノードの検索レコードには属性情報は設けられない。
次に、この実施の形態1に係る情報処理装置で使用される更新情報について説明する。図10は、更新用DVD−ROMに格納される更新クラスタの例を示す図である。更新クラスタは、図2に示す検索情報を更新するために、検索情報に対応して設けられた更新情報と、更新情報を管理するための更新クラスタ管理情報とから構成されている。更新クラスタ管理情報は、更新情報を管理するための情報と、更新対象の検索情報の版数および更新して得られる版数を表す更新版数情報を含んでいる。
図11は、図10に示す更新情報の詳細を示す図である。更新情報は、変更廃止情報、新設情報および新設格納位置情報と、これらを管理する更新管理情報とから構成されている。
まず、更新情報を構成する更新廃止情報について説明する。図12は、変更廃止情報の例を示す図である。変更廃止情報は、変更廃止情報固定部と変更廃止情報可変部とから構成されている。変更廃止データは、廃止、内容変更および順序変更の対象とされる検索レコードに対応して設けられ、固定部と可変部に分割されて変更廃止情報固定部および変更廃止情報可変部にそれぞれ格納されている。
図13は、変更廃止情報固定部に格納される変更廃止データ・固定部の例を示す図である。変更廃止データ・固定部は、対象レコード識別子、操作情報および変更廃止データ可変部格納位置から構成されている。「対象レコード識別子」は、廃止、内容変更または順序変更の対象とされる検索レコードのレコード識別子を表す情報である。
「操作情報」は、廃止フラグ、前方変更フラグ、次方変更フラグおよび内部変更フラグから構成されている。「廃止フラグ」は、対象レコード識別子が示す検索レコードの廃止の有無を示す。「前方変更フラグ」は、対象レコード識別子が示す検索レコードの前方の順序付け変更の有無を示す。「次方変更フラグ」は、対象レコード識別子が示す検索レコードの次方の順序付け変更の有無を示す。なお、前方の順序付け変更および次方の順序付け変更を順序変更と総称する。「内部変更フラグ」は、対象レコード識別子が示す検索レコードの内容変更の有無を示す。
「変更廃止データ可変部格納位置」は、当該変更廃止データの可変部の変更廃止情報可変部における格納位置を示す。変更廃止情報固定部において、レコード識別子による検索を容易にするために、変更廃止データ・固定部は対象レコード識別子の昇順に配置されている。
図14は、変更廃止情報可変部に格納される変更廃止データ・可変部の例を示す図である。変更廃止データ・可変部は、変更廃止データ可変部サイズ、前方レコード識別子、次方レコード識別子および変更情報から構成されている。「変更廃止データ可変部サイズ」は、当該変更廃止データ・可変部のデータサイズを示す。「前方レコード識別子」は、当該変更廃止データの対象レコード識別子が示す検索レコードの前方に相当する検索レコードのレコード識別子を表す。この前方レコード識別子は、前方変更フラグが前方の順序付けを変更することを示している場合に設けられる。
「次方レコード識別子」は、当該変更廃止データの対象レコード識別子が示す検索レコードの次方に相当する検索レコードのレコード識別子を表す。この次方レコード識別子は、次方変更フラグが次方の順序付けを変更することを示している場合に設けられる。「変更情報」は、当該変更廃止データの対象レコード識別子が示す検索レコードの内容を変更するための情報である。変更情報フラグが検索レコードの内部を変更することを示している場合に設けられる。
図15は、変更情報の例を示す図である。変更情報は、検索レコードに施す変更操作を指示する変更レコードを並べて構成されている。変更レコードは、変更操作情報、変更位置、変更元サイズ、変更サイズおよび変更データから構成されている。
「変更操作情報」は、削除、置き換えまたは挿入のいずれかを示す。「変更位置」は、検索レコード内の変更操作の対象とするデータの格納位置を示す。「変更元サイズ」は、検索レコード内の変更操作の対象とするデータのデータサイズを示し、変更操作情報が削除または置き換えのときに設けられる。「変更サイズ」は、変更データのデータサイズを示し、変更操作情報が置き換えまたは挿入のときに設けられる。「変更データ」は、置き換えまたは挿入に使用されるデータを示し、変更操作情報が置き換えまたは挿入のときに設けられる。
変更レコードは、変更操作情報が削除のときは、検索レコードの変更位置から変更元サイズのデータだけ削除することを指示する。また、変更レコードは、変更操作情報が置き換えのときは、検索レコードの変更位置から変更元サイズのデータを変更データに置き換えることを指示する。また、変更レコードは、変更操作情報が挿入のときは、検索レコードの変更位置に変更データに挿入することを指示する。なお、変更データに現われる他の検索レコードを指し示すポインタには、必ずレコード識別子が用いられるものとする。
図16は、図4に示す検索情報が図5に示す検索情報に更新されるときの変更廃止情報固定部の例を示す図であり、図17は、図4に示す検索情報が図5に示す検索情報に更新されるときの変更廃止情報可変部の例を示す図である。但し、図4に示す検索レコード3の内容が変更されて、図5に示す検索レコード3となるものとする。
図16に示す変更廃止データ固定部において、操作情報F0、F1、F2およびF3はそれぞれ廃止フラグ、前方変更フラグ、次方変更フラグおよび内部変更フラグを表し、変更廃止データ可変部格納位置au1〜au4は、それぞれ変更廃止データ1・可変部〜変更廃止データ4・可変部の格納位置を表している。
図16に示す変更廃止データ固定部の変更廃止データ0・固定部は、レコード識別子が「1」である図4に示す検索レコード1を廃止することを表している。なお、変更廃止データ0・可変部は不要であるため、変更廃止データ可変部格納位置au0には無効を表す無効値が格納されている。
図16に示す変更廃止データ固定部の変更廃止データ1・固定部および図17に示す変更廃止データ可変部の変更廃止データ1・可変部は、レコード識別子が「2」である図4に示す検索レコード2の次方に相当する検索レコードを、レコード識別子が「N+1」である図5に示す検索レコードN+1に変更することを表している。
図16に示す変更廃止データ固定部の変更廃止データ2・固定部および図17に示す変更廃止データ可変部の変更廃止データ2・可変部は、レコード識別子が「3」である図4に示す検索レコード3の前方に相当する検索レコードを、レコード識別子が「N+1」である図5に示す検索レコードN+1に変更し、図4に示す検索レコード3を変更情報upd3により変更することを表している。
図16に示す変更廃止データ固定部の変更廃止データ3・固定部および図17に示す変更廃止データ可変部の変更廃止データ3・可変部は、レコード識別子が「N−1」である図4に示す検索レコードN−1の次方に相当する検索レコードを、レコード識別子が「N+2」である図5に示す検索レコードN+2に変更することを表している。
図16に示す変更廃止データ固定部の変更廃止データ4・固定部および図17に示す変更廃止データ可変部の変更廃止データ4・可変部は、レコード識別子が「N」である図4に示す検索レコードNの前方に相当する検索レコードを、レコード識別子が「N+2」である図5に示す検索レコードN+2に変更することを表している。
図18は、リスト型の検索レコードを構成する属性情報の例を示す図である。この例では、属性情報は、属性0〜属性Mから構成されており、この検索レコードにおける属性xの格納位置はac1であり、属性xのデータサイズはds1である。図19は、図18に示す属性xを属性x’に変更した検索レコードを示し、属性x’のデータサイズはds1’である。
図20は、図18に示す検索レコードを、図19に示す検索レコードに変更するための変更レコードの例を示す図である。変更レコードc1は、図18に示す検索レコードのac1からds1の大きさのデータ、すなわち属性xを、データサイズがds1’の変更データである属性x’に置き換えることを指示している。
図21は、3個の子ノードを持つ検索木型の検索レコードの例を示す。検索レコードヘッダhのデータサイズはds21であり、この検索レコードにおける子ノードポインタ2の格納位置はac21であり、選択キー情報2の格納位置はac22である。
図22は、図21に示す検索レコードに1つの子ノードを新設したものであり、新たな子ノードのレコードを指す子ノードポインタ3を子ノードポインタ2の前に挿入し、新たな子ノードを選択するための選択キー情報3を選択キー情報2の前に挿入したもので、子ノードポインタ3のデータサイズはds22’であり、選択キー情報3のデータサイズはds23’である。また、上記変更に伴い検索レコードヘッダhの検索レコードのデータサイズを子ノードポインタ3および選択キー情報3のデータサイズ分だけ増加し、子ノードポインタ数を「1」だけ増加して検索レコードヘッダh’としている。
図23は、図21に示す検索レコードを、図22に示す検索レコードに変更するための変更レコードの例を示す図である。変更レコードc21は、図21に示す検索レコードの先頭からds21の大きさのデータ、すなわち検索レコードヘッダhを、データサイズがds21の変更データである検索レコードヘッダh’に置き換えることを指示する。変更レコードc22は、図21に示す検索レコードにおける格納位置ac22にデータサイズがds22’の変更データである子ノードポインタ3を挿入することを指示する。子ノードポインタ3のポインタ種別はレコード識別子として、レコードポインタは子ノードのレコード識別子とする。
このように、変更データに現われる他の検索レコードを指し示すポインタはレコード識別子を用いている。変更レコードc23は、図21に示す検索レコードにおける格納位置ac23にデータサイズがds23’の変更データである選択キー情報3(=“G”)を挿入することを指示する。
上記のように、変更廃止情報は、固有かつ不変なレコード識別子を用いて更新対象の検索レコードを指定し、更新情報内に現れる検索レコードを指し示すポインタとして固有かつ不変なレコード識別子を用いたため、変更廃止情報をどの版の検索情報にも適用できる。また、上記のように、内部変更、廃止、順序変更を行うための情報を変更廃止情報として統一的に表現したことにより、更新を容易にしている。また、順序付けの変更は検索レコードを新設することにより発生するが、順序付けを変更する前方、次方レコードポインタにより新設の検索レコードを指し示すことにより、検索情報に新設された検索レコードを挿入することなく順序付けの変更が可能となる。
次に、更新情報を構成する新設情報および新設格納位置情報について説明する。図11に示す新設情報は新設された検索レコードをレコード識別子の順に並べたものである。新設情報において他の検索レコードを指し示すポインタは、レコード識別子を用いて表されるものとする。
図24は、図4に示す検索情報を、図5に示す検索情報に更新するための新設情報の例を示す図であり、図4に示す検索情報に対して、新規に設けられた図5に示す検索レコードを、検索レコードN+1および検索レコードN+2の順に並べたものである。c1は検索レコードN+2の新設情報の先頭を基準とした格納位置である。上記のように、新設情報における他の検索レコードを指し示すポインタとして固有かつ不変なレコード識別子を使用したことにより、上記新設情報をどの版の検索情報にも適用できる。
図11に示す新設格納位置情報は、新設された検索レコードの格納位置をレコード識別子の順に並べたものである。図25は、図24に示す新設情報に対する新設格納位置情報の例を示す図であり、レコード識別子の順に検索レコードを検索レコードN+1および検索レコードN+2の格納位置を表す格納位置レコードが配置されている。
上述した更新情報では、変更廃止情報を参照することにより検索レコードが廃止されたことが分かること、変更廃止情報に従って検索レコードの内部変更を行い、その結果を利用すること、また、検索情報に新設された検索レコードを挿入することなく順序付けの変更が可能なことから、検索情報を書き換えることなく更新処理ができ、検索レコードの格納位置の変化が生じないため、格納位置の変更のための更新情報が不要となる。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係る情報処理装置の更新動作を、図26に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下では、更新用DVD−ROMから更新情報を取得し、複合検索木型の検索情報と基本リスト型の検索情報を用いて施設の名称による検索を行う場合を例にとって説明する。また、以下の各ステップの処理はプロセッサ5によって実行される。
まず、更新情報が取得される(ステップST10)。すなわち、プロセッサ5は、更新情報取得装置3から、更新用DVD−ROMに記憶された更新クラスタ(図10参照)を読み取り、情報記憶装置4に格納する。更新情報取得装置3と情報記憶装置4とプロセッサ5による処理が更新情報取得手段を構成する。次いで、新設情報が付加される(ステップST11)。すなわち、情報記憶装置4に記憶されている各検索情報の末尾に、ステップST10において情報記憶装置4に格納された更新情報に含まれる新設情報が付加される。図27は、図4に示す検索情報の末尾に図24に示す新設情報を付加することにより得られた検索情報の例を示している。
次いで、新設格納位置情報が付加される(ステップST12)。すなわち、情報記憶装置4に格納された各格納位置情報の末尾に、ステップST10において情報記憶装置4に格納された更新情報に含まれる新設格納位置情報が付加される。このとき、新設格納位置情報の各新設格納位置レコードの格納位置には、ステップST11において新設情報が付加される前の検索情報のデータサイズが加算され、格納位置の修正が行われる。この修正により、検索情報の末尾に新設情報が付加されたときの新設された各検索レコードの格納位置が得られる。図28は、図6に示す格納位置情報の末尾に図25に示す新設格納位置情報を付加して得られた格納位置情報の例を示す図である。但し、格納位置レコードN+1および格納位置レコードN+2は、ステップST11において新設情報が付加される前の検索情報のデータサイズSが加算された格納位置(0+S)および(c1+S)を示している。
このように、新設された検索レコードを含めて、レコード識別子を連続した番号としたことにより、上述した処理がなされた後の格納位置情報は、既存の検索レコードおよび新設された検索レコードに対し、一元的にレコード識別子からその格納位置を容易に求めることができる。
次いで、変更廃止有無情報が生成される(ステップST13)。すなわち、情報記憶装置4に格納されている各検索情報について、ステップST10において情報記憶装置4に格納された更新情報に含まれる変更廃止情報の変更廃止情報固定部が参照され、検索情報の各検索レコード識別子に対応して設けられた1ビットの変更廃止有無フラグの集合体である変更廃止有無情報が以下のようにして生成され、情報記憶装置4に格納される。図29は変更廃止有無情報の例を示す図である。
変更廃止有無情報を生成するときは、先ず、変更廃止有無情報の各変更廃止有無フラグがすべて「0」、つまり変更廃止なしに設定され、次いで、変更廃止情報固定部の廃止変更データ・固定部が先頭から末尾まで順次参照され、各廃止変更データ・固定部の対象レコード識別子に対応する変更廃止有無フラグがすべて「1」、つまり変更廃止有りと設定される。
次いで、変更済み管理情報が初期化される(ステップST14)。すなわち、情報記憶装置4に格納された各更新情報に対して変更済み管理情報が設けられており、変更済み管理情報を初期化したものが情報記憶装置4に格納される。変更済み管理情報は、変更廃止データにより更新して得られた検索レコード(以下、「変更済み検索レコード」という)の集合体である変更済み情報を管理するための情報であり、廃止変更データに対応して設けられた変更済み管理レコードの並びから構成されている。変更済み管理レコードは、変更廃止データが対象とする検索レコードを更新して得られた検索レコードの格納位置を示す。この初期化処理では、すべての変更済み管理レコードには該当する検索レコードがないことを示すために無効値が設定される。図30は、変更済み管理情報および更新済み情報の例を示す図である。
次いで、検索入力が行われる(ステップST15)。すなわち、施設名称による検索、電話番号による検索などといった検索の種類、施設の名称、電話番号などの検索対象物件を特定するための情報が入力装置1から入力される。以下では、施設名称による検索を行うために、施設の名称が入力されたものとして説明する。
次いで、検索ポインタが初期化される(ステップST16)。すなわち、プロセッサ5の内部メモリ5aに設けられた検索ポインタが検索木のルートノードを指すように設定される。検索ポインタは、検索情報指定情報、ポインタ種別およびレコードポインタから成り、検索指定情報はどの検索情報であるかを示し、ポインタ種別はレコードポインタが格納位置またはレコード識別子のいずれであるかを示し、レコードポインタはポインタ種別に従い、格納位置またはレコード識別子のいずれかを用いて、検索レコードを指し示す。検索情報指定情報は、施設検索のために使用する検索木型の検索情報を指し、ルートノードの検索レコードは検索情報の先頭に設けられるため、検索ポインタのポインタ種別が格納位置、レコードポインタが「0」にそれぞれ設定される。
次いで、検索木型の検索レコードが取得される(ステップST17)。ステップST15において入力された検索を行うための検索木型の検索情報(以下、「対象検索情報」という)から、プロセッサ5の内部メモリ5aに設けられた検索ポインタによって指示された検索レコードが取得される。この場合、検索ポインタのポインタ種別が格納位置のときは、検索ポインタのレコードポインタが示す格納位置にある検索レコードが取得される。一方、検索ポインタのポインタ種別がレコード識別子のときは、ステップST12において新設格納位置が付加された格納位置情報が参照され、検索ポインタのレコードポインタが示すレコード識別子に該当する格納位置レコードによって示される格納位置にある検索レコードが取得される。このステップST17においては、直前で実行されたステップがステップST16であるときはルートノードの検索レコードが取得され、直前で実行されたステップがステップST22であるときは前に取得した検索レコードの子ノードの検索レコードが取得される。
次いで、更新処理が行われる(ステップST18)。すなわち、ステップST17において取得された検索レコード(以下、「更新対象検索レコード」という)に対し、対象検索情報に対応する情報記憶装置4に格納されている更新情報を用いて更新処理が行われる。この更新処理については、後にさらに詳細に説明する。次いで、ステップST18における更新処理の結果、更新対象検索レコードが廃止か否かが調べられる(ステップST19)。ここで、廃止であることが判断されると、シーケンスはステップST20へ進み、廃止でないことが判断されるとシーケンスはステップST21へ進む。
ステップST20では、廃止メッセージが出力される。すなわち、プロセッサ5は、ステップST15で入力された名称の施設が廃止された旨を表すメッセージを出力するための表示データを出力装置6に送る。これにより、出力装置6において入力された名称の施設が廃止された旨を表すメッセージが出力される。その後、シーケンスはステップST15へ戻り、新たな検索処理が行われる。
ステップST21では、検索木の検索終了であるかどうかが調べられる。より詳しくは、ステップST16で入力された名称の最終の文字に相当するノードの検索レコードがステップST17において取得されたかどうかが調べられる。このステップST21において、検索木の検索終了でないことが判断されると、子ノードの選択が行われる(ステップST22)。すなわち、ステップST17において取得された検索レコードの子ノードの中からステップST15において入力された名称の1文字目に該当する子ノードが選択され、当該検索木型の検索レコード中の選択された子ノードの子ノードポインタがプロセッサ5の内部メモリ5aに設けられた検索ポインタに設定される。その後、シーケンスはステップST17へ戻り、名称の2文字目以降についても上述した処理が繰り返される。
これらステップST17〜ST22の繰り返し実行の途中で、ステップST21において、検索木の検索終了である、つまり最後の文字に対する処理が終了したことが判断されると、次いで、出力ポインタが設定される(ステップST23)。すなわち、ステップST17で取得された検索レコードの他検索情報レコードポインタがプロセッサ5の内部メモリ5aに設けられた出力ポインタにそのまま格納される。他検索情報レコードポインタは、施設の種々の属性情報を格納した基本リスト型の検索情報における検索レコードを指示しており、この指示された検索レコードは、ステップST15において入力された施設の名称を含む検索レコードの先頭に位置している。上述したステップST15〜ST23の処理により、ステップST16で入力された施設の名称を含む検索レコードのポインタが得られる。
次いで、リスト型の検索レコードが取得される(ステップST24)。すなわち、プロセッサ5の内部メモリ5aに設けられた出力ポインタによって示される施設の種々の属性情報を格納した基本リスト型の検索情報における検索レコードが情報記憶装置4から取得される。この場合、検索ポインタのポインタ種別が格納位置のときは、検索ポインタのレコードポインタが示す格納位置にある検索レコードが取得される。一方、出力ポインタのポインタ種別がレコード識別子のときは、ステップST12において新設格納位置が付加された格納位置情報が参照され、検索ポインタのレコードポインタが示すレコード識別子に該当する格納位置レコードが示す格納位置にある検索レコードが取得される。
次いで、更新処理が行われる(ステップST25)。すなわち、ステップST24において取得された検索レコード、つまり更新対象検索レコードに対し、対象検索情報に対応する情報記憶装置4に格納された更新情報を用いて更新処理が行われる。この更新処理については、後にさらに詳細に説明する。
次いで、ステップST25における更新処理の結果、更新対象検索レコードが廃止か否かが調べられる(ステップST26)。このステップST26において、廃止であることが判断されると、ステップST15において入力された名称の施設が廃止された旨のメッセージが出力装置6から出力される(ステップST27)。その後、シーケンスは、ステップST29に進む。
上記ステップST26において、廃止でないことが判断されると、次いで、検索対象物件の情報が出力される(ステップST28)。すなわち、ステップST24において取得した検索レコードの属性情報として格納されている施設の名称、電話番号、郵便番号、住所などが出力装置6から出力される。その後、シーケンスはステップST29に進む。
ステップST29においては、操作者によるスクロール入力が行われる。すなわち、操作者は、入力装置1を用いて、現在出力されている検索レコードに対し、その前方の検索レコードを出力するか、次方の検索レコードを出力するか、終了するかのいずれかを指示する。このステップST29において、終了が指示された場合は、シーケンスはステップST15へ戻り新たな検索に備えられる。
ステップST29において、前方の検索レコードを出力することが指示された場合は、ステップST25における更新処理により得られた検索レコードの前方レコードポインタがプロセッサ5の内部メモリ5aに設けられた出力ポインタに設定される。その後、シーケンスはステップST24へ戻る。ステップST29において、次方の検索レコードを出力することが指示された場合は、ステップST25における更新処理により得られた検索レコードの次方レコードポインタがプロセッサ5の内部メモリ5aに設けられた出力ポインタに設定される。その後、シーケンスはステップST24へ戻る。
上述したステップST24〜ST31の処理が繰り返されることにより、操作者のスクロール指示に従い、検索レコードの順序付けで前方また次方へ順次各施設の属性が出力される。
上記ステップST17およびST24に示すように、既存の検索レコードか新設された検索レコードかを判定することなく、新設情報が付加された検索情報から検索レコードを取得できるため、処理をより高速に行うことができる。また、新設格納位置情報を情報格納位置に付加したこと、レコード識別子を連続した番号としたことにより、既存の検索レコードか新設された検索レコードかを判定することなく、所要のレコード識別子の格納位置レコードが直ちに分かるので、所要の検索レコードをより高速に取得できる。また、上述したように、検索情報を書き換えずに、更新処理で変更された更新対象検索レコードを使用して検索処理を行うことができる。
次に、図26のステップST18およびST19で行われる更新処理の詳細を、図31に示すフローチャートを参照しながら説明する。この更新処理では、図26のステップST17およびステップST24で取得された更新対象検索レコードの更新が行われる。なお、この更新処理におけるステップST15〜ST31の処理は、この発明の変更廃止手段に対応する。
更新処理では、まず、更新対象検索レコードの検索レコード識別子が取得される(ステップST100)。次いで、変更廃止がないかどうかが調べられる(ステップST101)。すなわち、情報記憶装置4の変更廃止有無情報が参照され、ステップST100において取得された検索レコード識別子の変更廃止有無フラグによって変更廃止の有無が調べられる。このステップST101において、変更廃止がないことが判断されると、更新対象検索レコードの更新は行われずに更新処理は終了する。このように、変更廃止有無情報を参照することにより変更または廃止の必要がない検索レコードに対しては、ステップST102以降の処理を行わないように構成したので、検索処理を高速化できる。
一方、ステップST101において、変更廃止があることが判断されると、変更廃止情報の検索が行われる(ステップST102)。すなわち、変更廃止情報固定部が検索され、ステップST100において取得された検索レコード識別子を対象レコード識別子とする変更廃止データ・固定部のうち先頭に位置するものが取得される。このとき、プロセッサ5の内部メモリ5aに設けられた変更廃止データ取得番号に、上記取得した変更廃止データ・固定部のレコード番号が格納される。このレコード番号は、変更廃止データ・固定部の並びの順番を示す。このように、内部変更、廃止、順序変更の情報を1つに統一した変更廃止情報を検索することにより更新に必要な情報を取得できるため、より高速な処理が可能になる。
次いで、変更廃止情報が廃止を示しているかどうかが調べられる(ステップST103)。これは、ステップST102またはST114で取得された変更廃止データ・固定部の操作情報の廃止フラグを確認することにより行われる。このステップST103で廃止であることが判断されると、更新対象検索レコードが廃止された旨のメッセージが出力される(ステップST104)。その後、更新処理は終了する。
上記ステップST103において廃止でないことが判断されると、次いで、変更済み検索レコードがあるかどうかが調べられる(ステップST105)。すなわち、変更済み管理情報よりステップST102またはST114において取得された変更廃止データ・固定部に対応する変更済み管理レコードが取得され、この取得された変更済み管理レコードが無効値であるかどうかが調べられる。この場合、無効値でなければ変更済み検索レコード有りと判断される。
このステップST105において、変更済み検索レコードがあることが判断されると、変更済み検索レコードが取得される(ステップST106)。すなわち、変更済み情報より、ステップST105において取得された変更済み管理レコードによって示される格納位置の変更済み検索レコードが取得される。次いで、検索レコードの置き換えが行われる(ステップST107)。すなわち、更新対象検索レコードがステップST106において取得された変更済み検索レコードに置き換えられる。その後、更新処理は終了する。
上記ステップST105において、変更済み検索レコードがない、つまり変更済み管理レコードが無効値であることが判断されると、変更済み検索レコードなしと認識され、次いで、前方変更があるかどうかが調べられる(ステップST108)。すなわち、ステップST102またはST114において取得された変更廃止データ・固定部の操作情報の前方変更フラグが調べられる。
このステップST108において、前方変更があることが判断されると、前方変更が行われる(ステップST109)。すなわち、変更廃止情報可変部から、ステップST102またはST114において取得された変更廃止データ・固定部の変更廃止データ可変部格納位置によって示される格納位置にある変更廃止データ・可変部が取得される。そして、更新対象検索レコードの前方レコードポインタのポインタ種別がレコード識別子とされ、レコードポインタが上記により取得された変更廃止データ・可変部の前方レコード識別子とされる。ステップST108において、前方変更がないことが判断されると、ステップST109の処理はスキップされる。
次いで、次方変更があるかどうかが調べられる(ステップST110)。すなわち、ステップST102またはST114において取得された変更廃止データ・固定部の操作情報の次方変更フラグが調べられる。このステップST110において、次方変更があることが判断されると、次いで、次方変更が行われる(ステップST111)。すなわち、変更廃止情報可変部から、ステップST102またはST114において取得された変更廃止データ・固定部の変更廃止データ可変部格納位置によって示される格納位置にある変更廃止データ・可変部が取得される。そして、更新対象検索レコードの次方レコードポインタのポインタ種別がレコード識別子とされ、レコードポインタが上記により取得された変更廃止データ・可変部の前方レコード識別子とされる。ステップST110において、次方変更がないことが判断されると、ステップST111の処理はスキップされる。
次いで、内部変更があるかどうかが調べられる(ステップST112)。すなわち、ステップST102またはST114において取得された変更廃止データ・固定部の操作情報の内部変更フラグが調べられる。このステップST112において、内部変更があることが判断されると、次いで、内部変更が行われる(ステップST113)。すなわち、変更廃止情報可変部から、ステップST102またはST114において取得された変更廃止データ・固定部の変更廃止データ可変部格納位置によって示される格納位置にある変更廃止データ・可変部が取得される。そして、上記により取得された変更廃止データ・可変部の変更データの変更レコードの指示に従って更新対象検索レコードが更新される。ステップST112において、内部変更がないことが判断されると、ステップST113の処理はスキップされる。
次いで、次の変更廃止データが取得される(ステップST114)。すなわち、プロセッサ5の内部メモリ5aに設けられた変更廃止データ取得番号を「1」だけ増加し、変更廃止データ取得番号によって示される変更廃止データ・固定部および変更廃止データ・可変部が変更廃止情報から取得される。
次いで、対象レコード識別子が変化したかどうかが調べられる(ステップST115)。すなわち、ステップST114において取得された変更廃止データ・固定部の更新レコード識別子がステップST100において取得された検索レコード識別子と一致するか否かが調べられる。このステップST115において、対象レコード識別子が変化したことが判断されると、検索レコードの登録が行われる(ステップST116)。すなわち、ステップST108〜ST113の処理によって変更された更新対象検索レコードが、変更済み情報の末尾に付加され、変更済み管理情報のステップST102またはST114において取得された変更廃止データ・固定部に対応する変更済み管理レコードに上記更新対象検索レコードの格納位置が格納される。その後、更新処理を終了する。
上記ステップST115において、対象レコード識別子が変化しなかったことが判断されると、シーケンスはステップST103に戻り、上述した処理が繰り返される。これらステップST114およびステップST115の処理により、同じ検索レコードに対し、複数の変更廃止データによる変更または廃止が可能になっている。
なお、情報記憶装置4とプロセッサ5によるステップST17およびST24の処理が検索情報取得手段に相当する。情報記憶装置4とプロセッサ5の図31に示すステップST102〜ST104の処理とステップST108〜ST115の処理が検索情報更新手段に相当する。情報記憶装置4とプロセッサ5によるステップST11の処理が新設情報付加手段に相当する。情報記憶装置4とプロセッサ5によるステップST108〜ST111の処理が順序変更手段に相当する。情報記憶装置4とプロセッサ5によるステップST12の処理が格納位置修正手段、格納位置情報付加手段に相当する。情報記憶装置4とプロセッサ5によるステップST13の処理が変更廃止有無情報生成手段に相当する。プロセッサ5によるステップST100およびST101の処理が変更廃止要否判定手段に相当する。プロセッサ5によるステップST116の処理が変更済み情報記憶手段に相当する。プロセッサ5によるステップST105〜ST107の処理が変更済み検索レコード取得手段に相当する。
上記ステップST108〜ST111に示すように、新設情報を付加した検索情報における検索レコードの物理的な格納順序を変えることなく、検索レコードの順序付けを変えることができる。また、ステップST24〜ST31に示すように、ステップST25で、新設情報も含めて順序付けが変更されているため、スクロールのために付加前の検索情報と新設情報の検索レコードとをソートし直す必要がない。
また、上記のように、検索木型の検索情報、リスト型の検索情報のいずれの更新に対しても図31に示す更新処理を適用でき、更新処理が検索情報の種類に関わらず更新処理を統一化が可能となりソフトウェアの開発効率を向上させることができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2は、実施の形態1の更新用DVD−ROMに複数の版の更新クラスタを格納するようにしたものである。この実施の形態2に係る情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る情報処理装置の構成と同じである。
図32は、実施の形態2に係る情報処理装置で使用される更新用メディア(更新用DVD−ROM)に格納される更新クラスタのデータ構造の例を示す図である。この更新用メディアには、複数の更新クラスタとこれらを管理する更新ボリューム管理情報とが格納される。より詳しくは、更新用メディアには、初版の検索情報を第1版の検索情報に更新する更新クラスタ1、第1版の検索情報を第2版の検索情報に更新する更新クラスタ2、・・・、第(Y0+X−1)版の検索情報を最新の第(Y0+X)版の検索情報に更新する更新クラスタ(Y0+X)といった、すべての版へ更新するための更新クラスタが格納されている。なお、Y0は、当該情報処理装置の情報記憶装置4に格納されている検索情報の版数であり、当該情報処理装置の検索情報は、更新クラスタ(Y0+1)、更新クラスタ(Y0+2)、・・・、更新クラスタ(Y0+X)により順次更新することにより、最新の版の検索情報となる。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態2に係る情報処理装置の動作を説明する。この情報処理装置の動作は、図26のフローチャートに示した実施の形態1に係る情報処理装置のステップST10〜ST14が、図33のフローチャートに示す処理に置き換えられて構成されている。以下では、図33のフローチャートを参照しながら、実施の形態1と相違する部分についてのみ説明する。
まず、取得更新クラスタ版数が初期化される(ステップST200)。具体的には、プロセッサ5の内部メモリ5aに設けられた取得更新クラスタ版数が、当該情報処理装置の情報記憶装置4に格納されている検索情報の版数Y0に「1」を加算した値(Y0+1)に初期化される。次いで、更新情報が取得される(ステップST201)。すなわち、プロセッサ5の内部メモリ5aに記憶されている取得更新クラスタ版数によって示される版数へ更新するための更新クラスタが、更新情報取得装置3に装着された更新用DVD−ROMから読み取られて情報記憶装置4に格納される。
次いで、新設情報が付加される(ステップST202)。すなわち、情報記憶装置4に記憶されている各検索情報の末尾に、ステップST201において更新情報として情報記憶装置4に格納された新設情報が付加される。このステップST202の処理により、元の検索情報の末尾に更新クラスタ(Y0+1)〜(Y0+X)の対応する新設情報が累積的に付加される。
次いで、新設格納位置情報が付加される(ステップST203)。すなわち、ステップST201において更新情報として情報記憶装置4に格納された新設格納位置情報が、情報記憶装置4に記憶されている、対応する格納位置情報の末尾に付加される。このとき、図26のステップST12の処理と同様に、格納位置の修正が行われる。このステップST203の処理により、元の格納位置情報の末尾に更新クラスタ(Y0+1)〜(Y0+X)の対応する新設格納位置情報が累積的に付加される。
次いで、統合変更廃止情報が生成される(ステップST204)。すなわち、プロセッサ5の内部メモリ5aに記憶されている取得更新クラスタ版数が(Y0+1)のときは、更新クラスタ(Y0+1)の変更廃止情報の各々について、その複製が統合変更廃止情報として情報記憶装置4に格納される。また、プロセッサ5の内部メモリ5aに記憶されている取得更新クラスタ版数が(Y0+1)以外のときは、プロセッサ5の内部メモリ5aに記憶されている取得更新クラスタ版数によって示される更新クラスタの各変更廃止情報(統合元変更廃止情報)が、対応する情報記憶装置4に格納された統合変更廃止情報に統合される。情報記憶装置4とプロセッサ5によるステップST204の処理が統合更新情報生成手段に相当する。
上記統合処理では、統合元変更廃止情報の変更廃止データ固定部が統合変更廃止情報固定部に対象レコード識別子の昇順となるように挿入される。対象レコード識別子が同じ場合は、より新しい版数の変更廃止データ固定部がより後に挿入される。また、統合元変更廃止情報可変部が統合変更廃止情報可変部の末尾に付加される。なお、統合変更廃止情報固定部に挿入された統合元変更廃止情報の変更廃止データ・固定部における変更廃止データ可変部格納位置は、統合元変更廃止情報可変部が統合変更廃止情報可変部の末尾に付加された後の格納位置に変更される。
このステップST204の処理により、各版の変更廃止情報を対象レコード識別子によりソートされた1つの統合更新変更情報に統合することができ、この統合更新変更情報を参照することにより、所望するレコード識別の変更廃止データを効率よく取得することができ、処理速度を向上させることができる。
次いで、最新版であるかどうかが調べられる(ステップST205)。すなわち、プロセッサ5の内部メモリ5aに記憶されている取得更新クラスタ版数が調べられる。このステップST205において、最新版でない、つまり(Y0+X)でないことが判断されると、取得更新クラスタ版数の更新が行われる(ステップST206)。すなわち、プロセッサ5の内部メモリ5aに記憶されている取得更新クラスタ版数が「1」だけ増加され、次の版の更新クラスタが指定される。その後、シーケンスはステップST201に戻り、上述した処理が繰り返される。
上記ステップST205において、最新版である、つまり、(Y0+X)であることが判断されると、最新版の更新クラスタの処理が終了したと認識され、次いで、変更廃止有無情報が生成される(ステップST207)。すなわち、各版の更新クラスタの新設情報が付加された情報記憶装置4に記憶された各検索情報について、上記処理で得られた情報記憶装置4の統合変更廃止情報が参照され、検索情報の各検索レコード識別子に対応して設けられた1ビットの変更廃止有無フラグの集合体である変更廃止有無情報が、図26のステップST13の処理と同様にして生成され、情報記憶装置4に格納される。
次いで、変更済み管理情報が初期化される(ステップST208)。すなわち、情報記憶装置4に記憶された統合変更廃止情報について、図26のステップST14の処理と同様にして、変更済み管理情報が設けられ、変更済み管理情報を初期化したものが情報記憶装置4に格納される。
以下、図26に示すフローチャートのステップST15へ進み、実施の形態1と同様の処理が行われる。但し、実施の形態1における変更廃止情報の代わりに統合変更廃止情報が使用される。
なお、上述した実施の形態1および実施の形態2において、更新情報を取得する手段として、DVD−ROMに格納された更新情報を取得するようにしたが、メモリカードなどの他の記憶媒体から取得するように構成することができ、また、通信手段を用いて、他の装置から取得するように構成することもできる。
また、検索情報の他の検索レコードを指し示すポインタに検索レコードの格納位置を用いたが、検索レコードのレコード識別子を用いるように構成することもできる。また、変更済み検索レコードを情報記憶装置4に格納しておき、変更済み検索レコードがあれば、その変更済み検索レコードを参照するように構成したが、変更済み検索レコードを情報記憶装置4に格納せずに検索レコードを取得する毎に検索レコードの変更を行うように構成することもできる。
また、検索情報へ付加した新設情報は、情報記憶装置4から削除するように構成することもできる。また、格納位置情報へ付加した新設格納位置情報は、情報記憶装置4から削除するように構成することもできる。また、統合変更廃止情報に統合した変更廃止情報は、情報記憶装置4から削除するように構成することもできる。また、新設情報は、情報記憶装置4に格納せずに、情報記憶装置4の検索情報に付加するように構成することもできる。また、新設情報は、情報記憶装置4に格納せずに、情報記憶装置4の検索付加情報に付加するように構成することもできる。また、変更廃止情報は、情報記憶装置4に格納せずに、情報記憶装置4の統合変更廃止情報に統合するように構成することもできる。
なお、上述した実施の形態1および実施の形態2によって把握される発明による効果を、請求項に対応して以下に説明する。
請求項1に記載の発明によれば、検索レコードに連続した番号のレコード識別子を付与したので、検索レコードの取得が容易となる。また、検索レコードに固有かつ不変のレコード識別子を付与し、変更または廃止の対象とする検索レコードを、レコード識別子を用いて指示することにより、検索レコードの格納位置に依存しない変更廃止情報を得ることができる。その結果、更新情報の増大を防止でき、かつ、どの版の検索情報に対しても、正しく検索レコードの変更および廃止を行うことができる。また、検索情報のデータ構造に依存しないレコード識別子を用いて更新対象の検索レコードを指定するようにしたので、どんな種類の検索情報に対しても1つの処理プログラムを用いて更新することができる。
請求項2に記載の発明によれば、変更情報に含まれる他の検索レコードを指し示すポインタとして、検索情報の版や検索レコードの格納位置に依存しないレコード識別子を用いているので、検索レコードの格納位置に依存しない変更廃止情報を得ることができる。その結果、更新情報の増大を防止でき、かつ、どの版の検索情報に対しても、正しく検索レコードの内部変更、廃止を行うことができる。また、変更情報に含まれる他の検索レコードを指し示すポインタとして、検索情報のデータ構造に依存しないレコード識別子を用いたので、どんな種類の検索情報に対しても1つの処理プログラムを用いて更新することができる。また、検索レコードの廃止および内部変更を示す情報を1つのへ納廃止情報に格納したので、複数の情報を別々に参照することなく検索情報の更新処理を行うことができ、処理の高速化が可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、新規に設ける検索レコードに含まれる他の検索レコードを指し示すポインタとして、検索情報の版や検索レコードの格納位置に依存しないレコード識別子を用いたので、どの版の検索情報にも矛盾なく新設情報を付加できる。また、レコード識別子として連続した番号を使用したので、所望のレコード識別子の検索レコードの取得が容易になる。また、検索情報の取得(読み取り)を行わず検索情報の末尾に新設情報を付加するように構成したので、検索情報を取得のための処理時間を削減できる。また、新設情報が付加された新たな検索情報が得られるため、検索処理において、検索情報と新設情報といった2つの情報を検索することが不要になり、検索処理を高速化できる。
請求項4に記載の発明によれば、前方の検索レコード、次方の検索レコードの指定に、検索情報の版や検索レコードの格納位置に依存しないレコード識別子を用いたので、どの版の検索情報に対しても正しく順序変更を行うことができる。また、検索情報に新設情報を付加して得られた新たな検索情報の検索レコードの格納順序を変えることなく、検索レコードの順序関係を変更できるので、検索処理を高速化できる。また、元の検索情報に新設情報を加えた変更後の検索情報に対して順序付けられるので、元の検索情報に含まれる所要の検索レコードと新設情報に含まれる所要の検索レコードを取得した後、これらの検索レコードをソートする必要がないので検索処理を高速化できる。
請求項5に記載の発明によれば、所望のレコード識別子の検索レコードを取得するときに、格納位置情報によりその検索レコードの格納位置を求めることができるので、より短時間で所望の検索レコードを取得できる。請求項6に記載の発明によれば、所望のレコード識別子を有する新規な検索レコードを取得するときに、新設格納位置情報によりその検索レコードの格納位置を求めることができるので、より短時間で所望の検索レコードを取得できる。
請求項7に記載の発明によれば、例えば格納位置情報が収容されたファイルと新設格納位置情報が収容されたファイルを1つのファイルに統合することができるので、既存の検索レコードであるか新設の検索レコードであるかに関わらず同一のファイルから格納位置を取得できるので、処理速度を向上させることができる。請求項8に記載の発明によれば、所望の検索レコードを取得するときに、変更廃止有無情報を参照することにより、その検索レコードに関する変更廃止情報の有無が直ちに分かり、更新の必要がない検索レコードに対し、更新廃止情報を検索し該当する変更廃止情報がないことを確認する手間が省け、処理速度を向上できる。
請求項9に記載の発明によれば、版毎に変更廃止情報を検索し、所望するレコード識別を更新する情報を取得する場合に比較し、レコード識別子によりソートされた1つの統合更新変更情報から、所望するレコード識別を更新する情報を取得できるので、処理速度を向上させることができる。請求項10に記載の発明によれば、ポインタを、指し示す検索レコードの格納位置としているので、ポインタをレコード識別子とした場合に比較し、格納位置情報を参照する手間が省け処理速度を向上させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、変更済み情報の検索レコードを参照することにより、検索レコードの更新を毎回行う必要がないので、処理速度を向上させることができる。請求項12に記載の発明によれば、どの版の検索情報にも共通の更新情報を用いて更新することができるので、処理速度を向上させることができる。また、どんな種類の検索情報に対しても1つの処理プログラムを用いて更新することができる。
請求項13に記載の発明によれば、どの版の検索情報にも共通の更新情報が適用可能になり、処理速度を向上させることができる情報処理装置を実現できる。また、どんな種類の検索情報に対しても1つの処理プログラムを用いて更新することが可能になる。請求項14に記載の発明によれば、どの版の検索情報にも共通の更新情報が適用可能になり、処理速度を向上させることができる情報処理装置を実現できる。また、どんな種類の検索情報に対しても1つの処理プログラムを用いて更新することが可能になる。
この発明の実施の形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置の情報記憶装置に格納される検索クラスタの例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置で使用される検索木の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置で使用される初版の検索情報に対するレコード識別子の付与例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置で使用される次版の検索情報に対するレコード識別子の付与例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置で使用される初版の検索情報に対応する格納位置情報の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置で使用される次版の検索情報に対応する格納位置情報の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置で使用されるリスト型の検索レコードのデータ構造の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置で使用される検索木型の検索レコードのデータ構造の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置の情報記憶装置に格納される更新クラスタの例を示す図である。 図10に示す更新情報の詳細を示す図である。 図11に示す変更廃止情報の例を示す図である。 図12に示す変更廃止情報固定部に格納される変更廃止データ・固定部の例を示す図である。 図12に示す変更廃止情報可変部に格納される変更廃止データ・可変部の例を示す図である。 図14に示す変更情報の例を示す図である。 図4に示す検索情報が図5に示す検索情報に更新されるときの変更廃止情報固定部の例を示す図である。 図4に示す検索情報が図5に示す検索情報に更新されるときの変更廃止情報可変部の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置におけるリスト型の検索レコードを構成する属性情報の例を示す図である。 図18に示す属性xを属性x’に変更した検索レコードを示す図である。 図18に示す検索レコードを、図19に示す検索レコードに変更するための変更レコードの例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置における検索木型の検索レコードの例を示す図である。 図21に示す検索レコードに1つの子ノードを新設した検索木型の検索レコードの例を示す図である。 図21に示す検索レコードを、図22に示す検索レコードに変更するための変更レコードの例を示す図である。 図4に示す検索情報を、図5に示す検索情報に更新するための新設情報の例を示す図である。 図24に示す新設情報に対する新設格納位置情報の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置の更新動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置において、検索情報に新設情報を付加する動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置において、格納位置情報に新設格納位置情報を付加する動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置において生成される変更廃止有無情報の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る情報処理装置において使用される更新済み管理情報および更新済み情報の例を示す図である。 図26のステップST18およびST19で行われる更新処理の詳細を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る情報処理装置で使用される更新用DVD−ROMに格納される更新クラスタのデータ構造の例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 入力装置、2 位置検出装置、3 更新情報取得装置、4 情報記憶装置、5 プロセッサ、5a 内部メモリ、6 出力装置。

Claims (14)

  1. 固有かつ不変の連続した番号から成るレコード識別子が付与された検索レコードの集合体である検索情報を記憶する検索情報記憶手段と、
    前記検索情報記憶手段に記憶されている検索情報を構成する検索レコードの中の、変更または廃止の対象とする検索レコードを、レコード識別子を用いて指示する変更廃止情報を含む更新情報を取得する更新情報取得手段と、
    前記検索情報記憶手段に記憶されている検索情報を構成する検索レコードを取得する検索情報取得手段と、
    前記検索情報取得手段によって取得された検索レコードの中の、前記更新情報取得手段によって取得された更新情報に含まれる変更廃止情報の中のレコード識別子によって指示された検索レコードを変更または廃止する変更廃止手段
    を備えた情報処理装置。
  2. 変更廃止情報は、内容変更または廃止の対象とする検索レコードのレコード識別子である対象レコード識別子と、内容変更または廃止を指示する操作情報と、該操作情報により内容変更が指示される場合はさらに検索レコードの内容を変更するための変更情報を含み、該変更情報に含まれる他の検索レコードを指し示すポインタとしてレコード識別子が用いられ、
    変更廃止手段は、変更廃止情報に含まれる操作情報によって廃止が指示されたときは、対象とする検索レコードが廃止されたことを示す情報を出力し、操作情報によって内部変更が指示されたときは、対象レコード識別子が示す検索レコードの内容が変更情報に従って変更された後の検索レコードを出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 更新情報は、さらに、固有かつ不変な番号であって、検索情報のレコード識別子に使用された番号に続く連続した番号から成るレコード識別子が付与された新規に設けられた検索レコードの集合体である新設情報を含み、該新設情報を構成する検索レコードに含まれる他の検索レコードを指し示すポインタとしてレコード識別子が用いられ、
    更新情報取得手段によって取得された更新情報に含まれる新設情報を検索情報記憶手段に記憶されている検索情報に付加する新設情報付加手段
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 操作情報は、廃止、内容変更または順序変更のいずれかを指示し、操作情報によって順序変更が指示されたときに使用される、当該変更廃止情報に含まれる対象レコード識別子が示す検索レコードの前方に相当する検索レコードのレコード識別子である前方レコード識別子と、対象レコード識別子が示す検索レコードの次方に相当する検索レコードのレコード識別子である次方レコード識別子とを含み、
    順序変更を示す操作情報に従って、対象レコード識別子が示す検索レコードの前方に相当する検索レコードのレコード識別子として前方レコード識別子を出力し、対象レコード識別子が示す検索レコードの次方に相当する検索レコードのレコード識別子として次方レコード識別子を出力する順序変更手段
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  5. レコード識別子と検索情報に含まれる検索レコードの格納位置とを対応付ける格納位置情報を記憶する格納位置情報記憶手段
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の情報処理装置。
  6. 更新情報取得手段は、レコード識別子と新設情報に含まれる検索レコードの格納位置とを対応付ける新設格納位置情報を取得する
    ことを特徴とする請求項3、請求項4または請求項5記載の情報処理装置。
  7. 更新情報取得手段により取得された新設格納位置情報によって示される、新設する検索レコードの格納位置を、検索情報に新設情報が付加されたときの格納位置に修正する格納位置修正手段と、
    前記格納位置修正手段により修正された新設格納位置情報を格納位置情報の末尾に付加する格納位置情報付加手段
    とを備えたことを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 検索レコードの廃止、変更、順序付けの変更の有無をレコード識別子に対応して示す変更廃止有無情報を、更新情報取得手段により取得された更新情報を用いて生成する変更廃止有無情報生成手段と、
    前記変更廃止有無情報生成手段により生成された変更廃止有無情報を参照することにより、変更廃止情報を参照するか否かを判定する変更廃止要否判定手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の情報処理装置。
  9. 更新情報取得手段により取得された複数版の変更廃止情報を1つに統合し、変更廃止情報を更新対象のレコード識別子によりソートした統合更新情報を生成する統合更新情報生成手段
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の情報処理装置。
  10. 検索情報における他の検索レコードを指し示すポインタは、指し示される検索レコードの格納位置である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載の情報処理装置。
  11. 検索情報の検索レコードを更新情報取得手段により取得された変更廃止情報により変更した結果である変更済み情報を記憶する変更済み情報記憶手段と、
    前記変更済み情報記憶手段により記憶された変更済み情報から所望の検索レコードを取得する変更済み検索レコード取得手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項10のうちのいずれか1項記載の情報処理装置。
  12. 固有かつ不変の連続した番号から成るレコード識別子が付与された検索レコードの集合体である検索情報を記憶するステップと、
    前記記憶されている検索情報を構成する検索レコードの中の、変更または廃止の対象とする検索レコードを、レコード識別子を用いて指示する変更廃止情報を含む更新情報を取得するステップと、
    前記記憶されている検索情報を構成する検索レコードの中の、前記取得された更新情報に含まれる変更廃止情報の中のレコード識別子によって指示された検索レコードを変更または廃止するステップ
    とを備えた情報処理方法。
  13. 固有かつ不変の連続した番号から成るレコード識別子が付与された検索レコードの集合体から成る検索情報と、
    レコード識別子と前記検索情報を構成する検索レコードの格納位置とを対応付けた格納位置情報
    とを記憶した記憶媒体。
  14. 固有かつ不変な番号であって、検索情報のレコード識別子に使用された番号に続く連続した番号から成るレコード識別子が付与された新規に設けられた検索レコードの集合体である新設情報と、
    レコード識別子と新設情報に含まれる検索レコードの格納位置とを対応付ける新設格納位置情報と、
    検索レコードのレコード識別子である対象レコード識別子に対応付けられ、変更、廃止、順序変更のいずれかを示す操作情報を含み、該操作情報が変更を示す場合はさらに対象レコード識別子が示す検索レコードを変更するための変更情報を含み、該変更情報に含まれる他の検索レコードを指し示すポインタとして指し示される検索レコードのレコード識別子が使用され、前記操作情報が順序変更を示す場合は、対象レコード識別子が示す検索レコードの前方に相当する検索レコードのレコード識別子である前方レコード識別子と、レコード識別子が示す検索レコードの次方に相当する検索レコードのレコード識別子である次方レコード識別子とを含む変更廃止情報
    とを記憶した記憶媒体。
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