JP2007094306A - カラーフィルタ基板の製造方法 - Google Patents
カラーフィルタ基板の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007094306A JP2007094306A JP2005286730A JP2005286730A JP2007094306A JP 2007094306 A JP2007094306 A JP 2007094306A JP 2005286730 A JP2005286730 A JP 2005286730A JP 2005286730 A JP2005286730 A JP 2005286730A JP 2007094306 A JP2007094306 A JP 2007094306A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern exposure
- alignment control
- exposure
- development
- color filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
【解決手段】透明基板11上にブラックマトリクス21b、着色フィルタ層30、透明電極41が形成された基板に、透明樹脂からなるクリアレジストをスピンナーで塗布し、透明電極41上にクリアレジスト層51を形成し、グラデーション処理が施されたパターン露光領域72を有する露光マスク70を用いてクリアレジスト層51にパターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行い、階段状の配向制御突起51aを形成し、加熱処理して先端が滑らかな形状の配向制御突起51bを形成する。
【選択図】図2
Description
一般に、液晶表示ディスプレイパネルにおいて、現在最も広く使用されている液晶セル駆動方式は、TN(ねじれネマティック)方式とSTN(超ねじれネマティック)方式による縦電界駆動型であり、近年、TFT液晶表示装置の視野角、コントラスト、応答速度をを改善する方式の一つとしてMVA(Multi-domain Vertical Alignment)方式のTFTカラー液晶ディスプレイパネルが提案され、それに使用する配向制御突起を有する液晶表示装置用カラーフィルタも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
カラーフィルタ基板200は、透明基板11上にブラックマトリックス21bと、赤色フィルタ31R、緑色フィルタ32G、青色フィルタ33Bからなる着色フィルタ層30と、透明電極41と、配向制御突起61aが形成されたものである。
図5(a)〜(g)は、カラーフィルタ基板の製造方法の一例を示す模式構成断面図である。
まず、透明基板11上にアクリル系樹脂にカーボンブラックを分散した黒色の感光性樹脂をスピンナーにて塗布し、黒色感光性樹脂層21を形成し(図5(a)参照)、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、ブラックマトリクス21bを形成する(図5(b)参照)。
カラーフィルタ基板200と対向基板(TFT基板)とを貼り合わせてパネル化した場合、配向制御突起61aのテーパー形状が垂直に立ちすぎると、配向規制の及ばない領域が出現し、光漏れ不良となり問題となっている。
従来の配向制御突起61aの形成方法では、配向制御突起61aの先端形状を滑らかにすることは、配向制御突起61aを形成する材料の選定、プロセス条件の制約から非常に難しいものとなっている。
求項1に記載のカラーフィルタ基板の製造方法としたものである。
また、パターン露光領域のグラデーション度を変えることで、配向制御突起の形状を、先端部の滑らかな任意のテーパー形状に仕上げることができる。
請求項1に係る本発明のカラーフィルタ基板の製造方法は、図1(a)〜(f)及び図2(g)〜(k)に示すように、透明基板11上に公知の方法でブラックマトリクス21b、赤色フィルタ31R、緑色フィルタ32G及び緑色フィルタ33Bからなる着色フィルタ層30、透明電極41を形成し、グラデーション処理が施されたパターン露光領域を有する露光マスクを用いてパターン露光、現像等のパターニング処理を行って配向制御突起51aを形成し、配向制御突起51aを加熱フローすることにより、先端部が滑らかなテーパー形状の配向制御突起51bを得ることができ、MVA(Multi-domain Vertical Alignment)方式のTFTカラー液晶ディスプレイパネルに使用した場合、配向制御突起51b周辺に発生する光漏れ不良を大幅に削減できるようにしたものである。
図1(a)〜(f)及び図2(g)〜(k)は、本発明のカラーフィルタ基板の製造方法の一実施例を示す部分模式構成断面図である。
まず、ガラス基板等からなる透明基板11上にアクリル系樹脂にカーボンブラックを分散した黒色の感光性樹脂をスピンナーにて塗布し、黒色感光性樹脂層21を形成し(図1(a)参照)、パターン露光、現像等のパターニング処理を行って、ブラックマトリクス21bを形成する(図1(b)参照)。
ここで、ブラックマトリクス21bとしては、クロム膜をフォトリソにてパターニング処して形成したものでもよい。
上に赤色フィルタ31R、緑色フィルタ32G及び緑色フィルタ33Bからなる着色フィルタ層30を形成する(図1(e)参照)。
ここで、ネガタイプのクリアレジストとしては、アクリル系樹脂材料、ポジタイプのクリアレジストとしては、ノボラック系の樹脂材料等が挙げられる。
図3(a)は、グラデーション処理が施されたパターン露光領域72を有する露光マスク70の模式構成断面図を、図3(b)は、クリアレジスト層51がネガタイプのレジスト用いた場合のグラデーション処理が施されたパターン露光領域72を有する露光マスク70aの模式平面図を、図3(c)は、クリアレジスト層51がポジタイプのレジスト用いた場合のグラデーション処理が施されたパターン露光領域72を有する露光マスク70bの模式平面図をそれぞれ示す。
グラデーション処理が施されたパターン露光領域72は、ここでは、階段状の配向制御突起を形成するためのパターン事例で、パターン露光領域72のグラデーション処理は20%の透過領域透過領域72bから100%の透過領域72fまで20%ステップで5段階のグラデーション領域を形成したものである。
露光マスク70bは、請求項3に係る発明の事例で、パターン露光領域72はは中心部の透過率が一番低く、周辺にいくに従って段階的に透過率が高くなっている
ここでは、5段階のグラデーション処理の事例を示したが、これはあくまでも一例であって、クリアレジスト材料、現像プロセス等によって任意の段階のグラデーション領域を形成することが可能である。
ここで、階段状の配向制御突起51aの拡大図を図4(a)に示す。階段状の配向制御突起51aの高さh1は、液晶パネルのセルギャップにもよるが1.5〜2.5μmである。
また、階段状の配向制御突起51aは、直線状の配向制御突起が一般的である。
ここで、滑らかな形状の配向制御突起51bの拡大図を図4(b)に示す。図からも分かるように、加熱処理することにより配向制御突起51bの先端形状が滑らかになっている。
滑らかな形状の配向制御突起51bの高さh2は、液晶パネルのセルギャップにもよるが1.0〜2.0μmである。
21……黒色感光性樹脂層
21b……ブラックマトリクス
30……着色フィルタ層
31R……赤色フィルタ
32G……緑色フィルタ
33B……青色フィルタ
41……透明電極
51……透明感光性樹脂層
51a……階段状の配向制御突起
51b……滑らかな形状の配向制御突起
61a……配向制御突起
70、70a、70b……露光マスク
71……透明基板
72……パターン露光領域
72a……遮光領域
72b……20%透過領域
72c……40%透過領域
72d……60%透過領域
72e……80%透過領域
72f……100%透過領域
100、200……カラーフィルタ基板
h1……階段状の配向制御突起の高さ
h2……先端が滑らかな形状の配向制御突起の高さ
Claims (3)
- 少なくとも透明基板上に黒色感光性樹脂層をパターン露光、現像等のパターニング処理を行ってブラックマトリクスを形成するブラックマトリクス形成工程と、着色感光性樹脂層をパターン露光、現像等のパターニング処理を行って複数の着色フィルタを形成する着色フィルタ形成工程と、透明電極形成工程と、感光性樹脂層をパターン露光、現像等のパターニング処理を行って配向制御突起を形成する配向制御突起形成工程とを有するカラーフィルタ基板の製造方法において、前記配向制御突起形成工程のパターン露光に使用する露光マスクのパターン露光領域は段階的に透過率が変化するようにグラデーション処理が施されており、前記グラデーション処理が施されたパターン露光領域を有する露光マスクを用いてパターン露光、現像等のパターニング処理を行って階段状の配向制御突起(51a)を形成し、加熱フローして先端が滑らかな形状の配向制御突起(51b)を形成することを特徴とするカラーフィルタ基板の製造方法。
- 前記露光マスクのパターン露光領域は中心部の透過率が一番高く、周辺にいくに従って段階的に透過率が低くなっていることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ基板の製造方法。
- 前記露光マスクのパターン露光領域は中心部の透過率が一番低く、周辺にいくに従って段階的に透過率が高くなっていることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタ基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005286730A JP2007094306A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | カラーフィルタ基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005286730A JP2007094306A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | カラーフィルタ基板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007094306A true JP2007094306A (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=37980055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005286730A Pending JP2007094306A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | カラーフィルタ基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007094306A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11248921A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-17 | Toray Ind Inc | カラーフィルター及びこれを用いた液晶表示装置 |
JP2002040432A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-06 | Sony Corp | 液晶表示素子 |
JP2004240401A (ja) * | 2003-01-17 | 2004-08-26 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置用基板、電気光学装置用基板の製造方法、電気光学装置および電子機器 |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005286730A patent/JP2007094306A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11248921A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-17 | Toray Ind Inc | カラーフィルター及びこれを用いた液晶表示装置 |
JP2002040432A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-06 | Sony Corp | 液晶表示素子 |
JP2004240401A (ja) * | 2003-01-17 | 2004-08-26 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置用基板、電気光学装置用基板の製造方法、電気光学装置および電子機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09304757A (ja) | 液晶表示素子及びその製造方法 | |
JP2007183589A (ja) | 液晶表示装置用基板にスペーサ及び位置合わせ用突起部を同時に形成する方法 | |
JP5011973B2 (ja) | フォトマスク | |
JP2007101992A (ja) | 液晶表示装置用カラーフィルタ及びその製造方法 | |
JP2007279192A (ja) | カラーフィルタ用フォトマスク、カラーフィルタの製造方法、及びカラーフィルタ | |
JP5163016B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法とフォトマスク | |
JP2009151071A (ja) | フォトマスク、カラーフィルタの製造方法、及びカラーフィルタ | |
JP2007327985A (ja) | カラーフィルタの製造方法及びカラーフィルタ | |
JP3781134B2 (ja) | カラーフィルタ及びその製造方法 | |
JP2008292626A (ja) | 液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法、及び液晶表示装置用カラーフィルタ | |
JP4899414B2 (ja) | 液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法 | |
JP2007094064A (ja) | 液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法及び液晶表示装置用カラーフィルタ | |
JP2006337389A (ja) | カラーフィルタ基板の製造方法、及び、カラーフィルタ基板 | |
JP5125481B2 (ja) | フォトマスクの製造方法 | |
JP4775113B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、及び液晶表示装置 | |
JP4706334B2 (ja) | 段差付フォトマスク及びカラーフィルタ基板の製造方法 | |
JP2007121800A (ja) | カラーフィルタ基板の製造方法及びカラーフィルタ基板 | |
JP2008281594A (ja) | 液晶表示装置及びその製造方法 | |
JP2007094306A (ja) | カラーフィルタ基板の製造方法 | |
JP4706374B2 (ja) | カラーフィルタ基板の製造方法 | |
JP2007003758A (ja) | 半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ及びその製造方法 | |
JP2007114457A (ja) | 液晶表示装置用カラーフィルタ及びその製造方法、並びに液晶表示装置 | |
JP5029192B2 (ja) | 液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法、及び液晶表示装置用カラーフィルタ | |
JP2007225715A (ja) | 液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法及び液晶表示装置用カラーフィルタ | |
JP4887958B2 (ja) | フォトマスク |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120214 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120619 |