JP2007093874A - オートフォーカス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 オートフォーカス処理時の撮影回数を削減し、高速にフォーカスを合わすことができるオートフォーカス装置を提供する。
【解決手段】 フォーカスレンズ102を制御するフォーカス制御手段107と、人の眼の画像を画像データ108として撮影する画像取得手段103と、取得した画像データ108における虹彩領域から2つ以上の領域を領域データ109として抽出する領域抽出手段104と、領域データ109のコントラストを計算しコントラストデータ110を計算するフィルタリング手段105と、コントラストデータ110から所望のフォーカス位置までを計算しフォーカス距離データ111として距離検出手段106を備え、フォーカス制御手段107がフォーカス距離データ111に従ってフォーカスレンズ102を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オートフォーカス装置に関するものであり、より詳細には、人の眼にフォーカスを合わせる技術に関する。
従来、人の眼球を撮影して取得した画像から画像処理技術によって、人体の特徴量を抽出する技術がある。セキュリティゾーンにおける入退室管理や医療現場において個人認証に用いられる虹彩認証技術もその一つであり、詳細には、人の眼の虹彩領域を撮影した画像から、例えば各人固有の虹彩パターンを抽出する。
この虹彩認証に用いる撮像装置では、認証を行う都度、鮮明な虹彩領域の画像を取得することにより、特徴量を正確に抽出する。このような撮像装置においては、対象となる虹彩に焦点を合わせる為に、オートフォーカス技術を用いる(例えば、特許文献1参照。)このオートフォーカス技術では、被写体に焦点が合って輪郭線が鮮明に撮像されるほど撮像信号中に高周波成分が多く含まれることを利用している。具体的には、レンズ位置を変えながら撮像信号中に含まれる高周波成分がピークとなるレンズ位置を探索するために、高周波成分が増加する方向にレンズ位置を徐々に変化させていく、いわゆる山登り方式を採用するのが一般的である。
特開2000−131598号公報
上記の山登り法を用いた構成において、精度の高いオートフォーカス動作を実施するには、眼球が静止した状態で、少なくとも3箇所以上のレンズ位置で撮像を行い、高周波成分のピークを求める必要がある。
しかしながら撮影の対象となる眼球を被験者が一定時間、静止しておくことはなかなか困難であり、オートフォーカス動作をするわずかの時間であっても、被験者の視線は定まらず、眼球は上下左右に微小量、動いてしまう。
このため従来のオートフォーカス装置では、被験者の眼球の動きが止まるまでオートフォーカス動作ができなかったり、また、眼球が微小量動いている間にオートフォーカス動作をしてしまうと、精度の高い合焦ができなかったりするなどの問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、被験者の眼球の動きにかかわらず、高速に、かつ高精度に眼球のうちの観察を行いたい所望の領域に焦点を合わせるオートフォーカス装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のオートフォーカス装置は、人の眼の所望の領域にフォーカスレンズのフォーカスを合わせるオートフォーカス装置において、前記フォーカスレンズのフォーカス位置を制御するよう、前記フォーカスレンズの位置を駆動制御するフォーカス制御手段と、前記フォーカスレンズを通して眼を撮影して画像データを取得する画像取得手段と、前記画像データにおける虹彩領域から2つ以上の領域の画像データを抽出し領域データとして出力する領域抽出手段と、各前記領域データから高周波成分の量を計算し各前記領域データのコントラストデータとして出力するフィルタリング手段と、予め同一人物においてレンズ位置を移動させながら前記2つ以上の各領域において計算した前記コントラストデータと前記レンズ位置との関係をキャリブレーションデータとして記憶するキャリブレーション記憶手段と、前記コントラストデータと前記キャリブレーションデータとを比較し現在のレンズ位置と前記所望の領域にフォーカスの合うレンズ位置との差を検出しフォーカス距離データとして出力する距離算出手段とを備えた距離検出手段と、を備え、前記フォーカス制御手段が前記フォーカス位置を前記フォーカス距離データ分移動させることを特徴としたものである。
さらに、オートフォーカス装置において、前記領域抽出手段が、前記画像データから瞳孔の中心を検出し、瞳孔と中心を同じにする同心円状の領域のデータを前記領域データとして出力することを特徴としたものである。
さらに、前記領域抽出手段が、前記画像データから領域を矩形に抽出し前記領域データとして出力することを特徴としたものである。
さらに、前記領域抽出手段が、前記画像データから瞳孔の中心を検出し、瞳孔の中心の左右の虹彩領域から領域を抽出し前記領域データとして出力することを特徴としたものである。
さらに、前記領域抽出手段が、前記画像データにおいて2つの領域を虹彩の最内周領域と最外周領域から抽出し前記領域データとして出力することを特徴としたものである。
さらに、前記領域抽出手段が、前記画像データにおいてコントラストの高い領域を抽出し前記領域データとして出力することを特徴としたものである。
さらに、前記フィルタリング手段が、各前記領域データのコントラストを前記領域データのコントラストの総和で割った値を各前記領域データの前記コントラストデータとして出力することを特徴としたものである。
さらに、前記フィルタリング手段が、前記領域データのコントラストを前記領域データの全領域の輝度値の平均で割った値を各前記領域データの前記コントラストデータとして出力することを特徴としたものである。
さらに、前記距離算出手段が、各前記領域データにおける前記キャリブレーションデータ中のコントラストデータと前記コントラストデータの2乗誤差が最小となる前記フォーカス距離データを計算することを特徴としたものである。
さらに、前記オートフォーカス装置に、前記フォーカス位置の前記コントラストデータを入力し、かつ、前記フォーカス制御手段に前記フォーカス位置を指定する為の探索位置データを出力する粗探索手段を備え、前記粗探索手段が前記フォーカス制御手段を介して虹彩の任意の領域にフォーカス位置を合わせた後、前記フォーカス距離データを用いて前記フォーカス制御手段が前記所望のフォーカス位置に合わせることを特徴としたものである。
さらに、前記粗探索手段が粗探索を行う場合、前記領域抽出手段が前記領域データとして全虹彩領域のデータを抽出し、前記コントラストデータが最大となる前記探索位置データを前記粗探索手段が山登り法で求めることを特徴としたものである。
さらに、前記粗探索手段が粗探索を行う場合、前記領域抽出手段が前記領域データとして虹彩の最内周と最外周との中心領域のデータを抽出し、前記コントラストデータが最大となる前記探索位置データを前記粗探索手段が山登り法で求めることを特徴としたものである。
さらに、前記距離算出手段が、前記コントラストデータが前記キャリブレーションデータに最適な前記フォーカス距離データを算出できない場合、エラーデータを出力する
ことを特徴としたものである。
さらに、前記オートフォーカス装置に、前記フォーカス位置の前記エラーデータを入力し、かつ、前記フォーカス制御手段に前記フォーカス位置を指定する為の探索位置データを出力する粗探索手段を備え、前記エラーデータがエラーでない領域を前記粗探索手段が探索した後、前記フォーカス距離データを用いて前記フォーカス制御手段が前記所望のフォーカス位置に合わせることを特徴としたものである。
また、本発明のオートフォーカス装置は、人の眼の所望の領域にフォーカスレンズのフォーカスを合わせるオートフォーカス装置において、前記フォーカスレンズのフォーカス位置を制御するよう、前記フォーカスレンズの位置を駆動制御するフォーカス制御手段と、前記フォーカスレンズを通して眼を撮影して画像データを取得する画像取得手段と、前記画像データにおける虹彩領域から2つ以上の領域の画像データを抽出し領域データとして出力する領域抽出手段と、各前記領域データから高周波成分の量を計算し各前記領域データのコントラストデータとして出力するフィルタリング手段と、2つ以上の前記領域データから前記コントラストデータが最大となる前記領域データの領域を検出しピーク位置データとして出力するピーク位置検出手段と、前記ピーク位置データとフォーカスを合わせる領域までの距離を前記フォーカス距離データに変換し前記フォーカス距離データとして出力する距離変換手段とを備えた距離検出手段と、を備え、前記フォーカス制御手段が前記フォーカス位置を前記フォーカス距離データ分移動させることを特徴とするオートフォーカス装置。
さらに、前記領域抽出手段が、前記画像データから瞳孔の中心を検出し、瞳孔と中心を同じにする同心円状の領域のデータを前記領域データとして出力することを特徴としたものである。
さらに、前記領域抽出手段が、前記画像データから領域を矩形に抽出し前記領域データとして出力することを特徴としたものである。
さらに、前記領域抽出手段が、前記画像データから瞳孔の中心を検出し、瞳孔の中心の左右の虹彩領域から領域を抽出し前記領域データとして出力することを特徴としたものである。
さらに、距離変換手段が、予め同一人物における虹彩の最外周領域と最内周領域との距離の差と前記フォーカス位置の差から傾きを用いて前記フォーカス距離データを計算する
ことを特徴としたものである。
さらに、距離変換手段が、予め同一人物における各前記領域データの前記コントラストデータが最大となる前記フォーカス位置を求め、前記領域データと所望の領域との距離と、前記フォーカス距離データとの変換テーブルを作成し、オートフォーカス処理時、距離変換手段が前記変換テーブルを用いて前記フォーカス距離データを計算することを特徴としたものである。
さらに、前記オートフォーカス装置に、前記フォーカス位置の前記コントラストデータを入力し、かつ、前記フォーカス制御手段に前記フォーカス位置を指定する為の探索位置データを出力する粗探索手段を備え、前記粗探索手段が前記フォーカス制御手段を介して虹彩の任意の領域にフォーカス位置を合わせた後、前記フォーカス距離データを用いて前記フォーカス制御手段が前記所望のフォーカス位置に合わせることを特徴としたものである。
さらに、前記粗探索手段が粗探索を行う場合、前記領域抽出手段が前記領域データとして全虹彩領域のデータを抽出し、前記コントラストデータが最大となる前記探索位置データを前記粗探索手段が山登り法で求めることを特徴としたものである。
さらに、前記粗探索手段が粗探索を行う場合、前記領域抽出手段が前記領域データとして虹彩の最内周と最外周との中心領域のデータを抽出し、前記コントラストデータが最大となる前記探索位置データを前記粗探索手段が山登り法で求めることを特徴としたものである。
さらに、前記ピーク位置検出手段が、前記コントラストデータからピーク位置データを検出できない場合、エラーデータを出力することを特徴としたものである。
さらに、前記オートフォーカス装置に、前記フォーカス位置の前記エラーデータを入力し、かつ、前記フォーカス制御手段に前記フォーカス位置を指定する為の探索位置データを出力する粗探索手段を備え、前記エラーデータがエラーでない領域を前記粗探索手段が探索した後、前記フォーカス距離データを用いて前記フォーカス制御手段が前記所望のフォーカス位置に合わせることを特徴としたものである。
さらに、前記距離検出手段に、予め同一人物において前記フォーカス位置を変化させながら計算した各領域データの最大の前記コントラストデータをキャリブレーションデータとして記憶するキャリブレーション記憶手段と、各前記領域データの前記コントラストデータを各前記領域データに対応する前記キャリブレーションデータ中のコントラストで割りコントラスト補正データとして出力し、かつ、前記キャリブレーションデータを作成するコントラスト補正手段を備え、キャリブレーション時に、前記距離変換手段が前記フォーカス制御手段を介してフォーカス位置を移動させ前記キャリブレーションデータを作成し、前記コントラスト補正手段が前記キャリブレーション記憶手段に記憶し、オートフォーカス処理時に、前記ピーク位置検出手段が前記コントラスト補正データから前記ピーク位置データを検出することを特徴としたものである。
以上のように、本発明のオートフォーカス装置によれば、被験者の眼球のうち2つ以上の虹彩領域において、互いに異なる位置に駆動したときのコントラストデータを予め取得しておけば、以降、例えば虹彩認証を行う際には、一度だけ、眼球を撮影すれば、上記2つ以上の領域におけるコントラストデータの比から、観察を行いたい所望の領域におけるフォーカス位置(合焦位置)を求め、レンズを駆動することができるものである。
このため被験者の眼球が微小量、動いている状態であっても、一度の撮影によって、高速かつ高精度にオートフォーカスさせることができ、高速な虹彩認証を行うことができるようになる。
また、虹彩認証に限らず、被験者の眼球の画像から生体情報を抽出する為に、高速かつ高精度にオートフォーカスする場合に有効である。
以下に、本発明のオートフォーカス装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明は人物の眼を正面から撮影する場合に、複数のフォーカス位置において撮影した画像からは互いにコントラスト(もしくは、輝度)の異なるデータが得られることを利用して、高速に虹彩領域もしくは瞳孔領域もしくは強膜領域にある所望の領域にフォーカスを合わせる(以下、所望の領域にフォーカスが合うフォーカス位置を所望のフォーカス位置と称す)ものである。なお、所望の領域とは、虹彩領域から選択される、虹彩認証のための特徴量の抽出など、より詳しい観察を行いたい小領域のことであり、各人物ごとに予め設定される領域である。
以下に、本発明の実施の形態1について、図1から図4を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるオートフォーカス装置の構成図を示す。図1において、101は人の眼である。102は予め定められた位置に合焦するフォーカスレンズであり、矢印方向に駆動されてフォーカス位置が変化する。103はフォーカスレンズ102を通して人の眼101の画像を取得するCCDなどの画像取得手段である。108は画像取得手段103で取得した画像データである。
104は画像データ108から予め設定された互いに異なる2つ以上の領域における画像データを抽出する領域抽出手段である。109は領域抽出手段104で抽出された各領域が包含する画素の座標および画像データからなる領域データである。105は領域データ109が示す各領域のコントラストを計算するフィルタリング手段である。
110は領域抽出手段104で抽出された各領域データのコントラストを示すコントラストデータである。106はコントラストデータ110からフォーカス距離データを検出する距離検出手段である。このフォーカス距離データとは、現在のフォーカスレンズ102のレンズ位置と、上記した所望の領域に合焦したときのフォーカスレンズ102の位置との距離の差分を示すデータである。
111は距離検出手段106で検出されたフォーカス距離データである。107はフォーカス距離データ111に従ってフォーカスレンズ102を所望のフォーカス位置に移動させるフォーカス制御手段である。
図2は、図1における距離検出手段106の詳細な構成図である。図2において、202は予め同一人物においてフォーカスレンズ102のフォーカス位置を矢印方向に移動させながら画像データ108の取得を行い、そして各フォーカス位置において、上記した予め設定した2つ以上の小領域におけるコントラストをフィルタリング手段105にて計算したコントラストデータ110を記憶するキャリブレーション記憶手段である。
203はキャリブレーション記憶手段に記憶したキャリブレーションデータである。201はコントラストデータ110とキャリブレーションデータ203からフォーカス距離データ111を算出する距離算出手段である。この距離算出手段201には、各キャリブレーションデータ203の値と、フォーカスレンズ102の位置とを対応づけたデータが保持されている。
図3は、人の眼と、眼を撮像して得られる画像データ108の模式図を示す。309は横から見た人の眼である。301は虹彩領域を拡大して模式的に表したものである。302は正面から撮像した画像である。303は虹彩である。304は水晶体である。305は瞳孔である。306は虹彩の内周側に設定した、領域抽出手段104にて抽出を行う領域である。307は虹彩の外周側に設定した、領域抽出手段104にて抽出を行う領域である。なお、領域306、307の設定の仕方については後述する。308は本オートフォーカス装置により合焦させて、虹彩パターンの認識などの特徴量の抽出を行うなどの観察を行いたい、上述の所望の領域である。例えば、虹彩バターンの認証においては、虹彩領域全体にフォーカスが合うように、所望の領域308を領域306の半径と領域307の半径の平均した半径をもつ領域が選択される。
まず、本実施の形態におけるオートフォーカス装置において、実際にオートフォーカス動作をするために事前に行う初期設定について説明する。なお、この初期設定は、本オートフォーカス装置を使用する人物ごとに設定をする必要があり、事前に初期設定を行っていない人物については、本オートフォーカス装置は正確に動作しない。
図3に示す通り、人の眼を正面から見た場合、虹彩の内周に設定した領域306は虹彩の外周に設定した領域307よりもフォーカス位置が手前に存在する。本発明は互いに異なる複数のフォーカス位置で眼を撮影した場合に、これら複数の画像における領域306、307では、コントラスト(もしくは、輝度)が異なることを利用し、高速なオートフォーカスを実現するものである。
まず、領域抽出手段104で抽出する領域を設定する。本実施の形態では、瞳孔を中心とした同心円状の領域306、307に設定する。同心円状に領域を設定する方法はいくつかあるが、本実施の形態では瞳孔305の中心から(数1)で求められる半径r[n]の領域に設定する。(数1)において、RPは瞳孔の半径、RIは虹彩の外周の半径、そして、Nは領域の数である。図3の場合、Nは2である。
Figure 2007093874
次に、フォーカスを合わせたい領域(以下、所望の領域308)を設定する。設定の基準は上述の通りである。詳細な例では、所望の領域308の半径をRTとすると、瞳孔の半径RPと虹彩の外周の半径RIを用いて(数2)で示す半径の領域にとる。
Figure 2007093874
なお、瞳孔の半径RP、虹彩の外周の半径RIを測定する方法には様々な方法がある。一般的には、画像にエッジ強調フィルタをかけることで、瞳孔と虹彩の境界及び虹彩と強膜の境界を抽出し、瞳孔の半径RP及び虹彩の外周の半径RIを求める。また、(数1)で表される領域306、307は、線上の極めて面積の少ない領域であり、この領域上にある画素のデータが領域データ109となる。なお、領域データ109としてさらに多くの面積をとりたいときには、幅を持たせて環状の領域となるようにしてもかまわない。
尚、領域抽出手段104は同心円状の領域でなく、矩形の領域を設定しても良い。例えば、瞳孔の中心座標を(cx,cy)とすると、(数3)で示す座標を中心とする矩形領域を設定する。ここで、矩形領域を瞳孔の右方向に取っている。これは、まぶたやまつげ等の異物が入る確率が低い領域を設定している為であり、異物が入る確率が低いのであれば、瞳孔の上方向や右上方向などこだわらなくても良い。本実施の形態では、同心円状の領域306、307として説明をする。
Figure 2007093874
次に、キャリブレーションデータ203の作成を行う。まず、フォーカス制御手段107を用いて、フォーカスレンズ102のレンズ位置を変えながら、上記で設定した所望の領域308にフォーカスを合わせる。
所望の領域308にフォーカスを合わせるには、従来からの山登りと同じ方法を用いる。あるレンズ位置で、画像取得手段103を用いて画像データ108を取得する。ここで、画像データ108を構成する最小単位を画素と呼び、図4に示すとおり、左上から右下に向けてインデックスをふる。そして、各画素の輝度値をg[i][j]とする。
領域抽出手段104が画像データ108から所望の領域308を抽出し、領域データ109を出力する。ここで、所望の領域308の領域データ109をAt[k]とし、構成は(数4)の通りである。(数4)において、Kt個は所望の領域308から抽出した領域データ109の全画素数、Atx[k]は要素kのx座標、Aty[k]は要素kのy座標である。
Figure 2007093874
フィルタリング手段105は領域データ109であるAt[k]からコントラストデータ110を計算する。At[k]のコントラストをCONtとすると、CONtは(数5)で計算される。
Figure 2007093874
(数5)におけるCONtは隣合った2つの画素の輝度差の2乗の和をコントラストとするものであるが、コントラストの計算はAt[k]の高周波数成分を数値化するものであれば、その他の方法を用いても良い。
距離検出手段106はフォーカス制御手段107を経由してフォーカスレンズ102のレンズ位置を変えながら、CONtが最大となるレンズ位置を山登り法で探索する。そして、CONtが最大となるレンズ位置をpos_tとする。したがって、このpos_tの位置で所望の領域308に合焦していることになる。
次に、フォーカス制御手段107はフォーカスレンズ102のレンズ位置をpos_tからdpos変化させる。dposとは、所望の領域308にフォーカスが合っているレンズ位置pos_tからのレンズ位置の距離である。尚、本実施の形態では眼に近い方向に移動するときdposは大きくなり、眼に遠い方向に移動するときdposは小さくなる。
そして、画像取得手段103が画像データ108を取得する。領域抽出手段104は画像データ108から瞳孔の半径RP及び虹彩の外周の半径RIを検出し、瞳孔の中心から(数6)で示す半径R[n]の環状の領域に含まれる座標をn番目の領域データ109とする。ここで得る半径R[n]の環状の領域データは、上述の領域306から領域307の間に取ることができる環状の領域における画像データが得られるように設定する。
Figure 2007093874
半径R[n]の範囲の領域データ109をA[n][k]とすると、(数7)の通りである。
Figure 2007093874
ここで、nは虹彩の内周側からの領域の番号であり、K[n]は各領域データ109属する画素数である。
フィルタリング手段105は各領域データ109のコントラストデータ110を計算する。すなわち、領域306、307のそれぞれについて、フォーカスレンズをdposだけ変化させたときのコントラストデータを計算する。
ここで、A[n][k]のコントラストをCON_RAW[n]とすると、CON_RAW[n]は(数8)で計算される。尚、(数8)によるコントラストの計算は一例であり、左右の画素の差分の2乗だけでなく、上下の画素の差分の2乗等、コントラストを示す計算であればそれを用いても良い。
Figure 2007093874
そして、フィルタリング手段105は(数9)でCON_RAW[n]を正規化し、コントラストCON[n]を算出する。(数9)は全領域のコントラストの総和で正規化したものである。
Figure 2007093874
尚、フィルタリング手段105は(数9)による正規化だけでなく、(数10)で示すように、全領域の平均輝度で正規化しても良いし、正規化をしなくても良い。また、正規化に用いる領域も撮影条件をキャンセルできるものであれば任意の領域を用いても良い。
Figure 2007093874
キャリブレーション記憶手段202には、dposに対するCAL[n](dpos)が記憶される。CAL[n](dpos)はn番目の領域データ109におけるコントラストであり、(数11)の関係がある。
Figure 2007093874
dposを変化させながら、各dposの位置でキャリブレーションデータ203を作成し、キャリブレーション記憶手段202に記憶する。ここで、キャリブレーションデータ203は離散的な値でもよいが、多項式近似をしてもよい。
以上のように、所望の領域308にフォーカスを合わせた後、フォーカスレンズ102を移動させながら、領域306、307において得られるコントラストデータをそれぞれプロットしたものが、図5に示すものである。これがキャリブレーションデータ203となり、距離検出手段106のキャリブレーション記憶手段202に記憶される。図5において、401は領域306のキャリブレーションデータであり、402は領域307のキャリブレーションデータである。また、図5中のCAL[0](−0.5)は所望のフォーカス位置pos_tから眼に0.5mm近い位置でのキャリブレーションデータの例であり、同じく、CAL[1](−0.5)は所望のフォーカス位置pos_tから眼に0.5mm近い位置でのキャリブレーションデータの例である。以上が本実施の形態における初期設定の手順である。
次に、本実施の形態におけるオートフォーカス装置によりオートフォーカスを行う動作を示す。まず、被験者が眼を本装置の前方に位置させ、オートフォーカスの準備が整うと、フォーカス制御手段107がフォーカスレンズ102を任意の位置に制御する。その後、画像取得手段103により、人物の眼を1度だけ撮影し、画像データ108を取得する。
領域抽出手段104は画像データ108から(数10)で示したA[n][k]を抽出する。すなわち、領域306と領域307における画像データを抽出し、領域データ109として、フィルタリング手段105に出力する。
フィルタリング手段105は(数9)でCON[n]を計算する。すなわち、領域306、307のそれぞれにおいてコントラストデータを計算して、コントラストデータ110を距離検出手段106に出力する。
距離検出手段106における、距離算出手段201は、上記の初期設定でキャリブレーション記憶手段202に記載されたキャリブレーションデータ203とコントラストデータ(CON[n])を比較する。(数12)を用いて2乗誤差を求め、(数12)が最小となるdposを求める。ここで最小となるdposをdpos_minとする。
Figure 2007093874
ここで、CAL[n](dpos)が多項式で近似した連続的なデータであれば、(数13)を満たすdposがdpos_minとなる。
Figure 2007093874
距離算出手段201はフォーカス距離データ111としてdpos_minを出力する。フォーカス制御手段107は現在のフォーカス位置からフォーカスレンズ102をdpos_min移動させ、オートフォーカス動作を終了する。
図5に示したキャリブレーションデータ203を作成している前提で、図6を用いて、このオートフォーカスをもう一度説明する。まず、眼の画像を取得し、コントラストデータ110を計算する。計算結果をCON[0]、CON[1]とすると、図6中のキャリブレーションデータ上でCON[1]とCON[0]が一致するレンズ位置を見つける。このレンズ位置がpos_tからdpos_minずれた位置であることを計算し、レンズをdpos_min移動させ、所望のフォーカス位置pos_tに合わせることにより、オートフォーカスを行う。
以上のように、本実施の形態1においては、距離算出手段201がコントラストデータ110とキャリブレーションデータ203からフォーカス距離データ111を算出し、フォーカス制御手段がフォーカス距離データ111に従ってフォーカスレンズ102を制御することにより、1回の撮影で所望の領域にフォーカスを合わせることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1は、レンズ位置がキャリブレーションの範囲内にある場合に有効であるが、レンズ位置がキャリブレーションの範囲外にある場合には利用できない。そこで、レンズ位置がキャリブレーションの範囲外にある場合に実施の形態1を実現する為に、本実施の形態では、オートフォーカスを行う際、粗探索を行い、キャリブレーション範囲にレンズ位置を移動させた後、実施の形態1を実施する。
以下に、本発明の実施の形態2について、図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態2におけるオートフォーカス装置の構成図を示す。実施の形態1と異なるのはオートフォーカス装置に粗探索を行う手段を設けていることである。図7において、501はフォーカス制御手段107を介してフォーカスレンズ102を移動させながら虹彩の任意の領域にフォーカスを合わせる粗探索手段である。502はフォーカス制御手段107にフォーカスレンズ102の移動量を示す探索位置データである。
本実施の形態では、実施の形態1によるオートフォーカスを行う前に、粗探索手段501が虹彩領域の任意の場所にフォーカスが合うように粗探索を行った後、実施の形態1によるオートフォーカスを行い、所望のフォーカス位置にフォーカスレンズ102を移動させる。以下に、粗探索の手順を示す。
粗探索手段501はフォーカス制御手段107を介してフォーカスレンズ102を移動させながら、コントラストデータ110が最大となるフォーカス位置を探索する。ここで、領域抽出手段104で抽出する領域は全虹彩領域とする。尚、領域抽出手段104で抽出する領域を最外周と最内周の中心の領域としても良い。
まず、粗探索手段501は現在のフォーカス位置から初期の位置にフォーカスレンズ102を移動させる。ここで、初期の位置とは、人の眼に一番近い位置である。画像取得手段103は画像データ108を取得する。領域抽出手段104は画像データ108から瞳孔の半径RP及び虹彩の外周の半径RIを検出し、瞳孔の半径RP及び虹彩の外周の半径RIで囲まれた環状の領域、つまり、全虹彩領域の範囲の画像データ108の座標を領域データ109とする。ここで、領域データ109をAI[k]とし、全虹彩領域に属する画素数をKIとすると、(数14)の通りである。
Figure 2007093874
フィルタリング手段105は領域データ109であるAI[k]からコントラストデータ110を計算する。AI[k]のコントラストをCONIとすると、CONIは(数15)で計算される。
Figure 2007093874
次に、粗探索手段501はフォーカスレンズ102をIdposずつ移動させながら、CONIが最大となるフォーカス位置を山登り方で探索する。ここで、Idposは虹彩の内周側にフォーカスが合った場合のフォーカス位置と、虹彩の外周側にフォーカスが合った場合のフォーカス位置との差(以下、虹彩フォーカス範囲)より小さい値であり、経験的な値を用いる。
粗探索手段501はCONIが最大となるフォーカス位置を探索し、探索したフォーカス位置にフォーカスレンズ102を合わせる。
そして、実施の形態1と同様に1枚画像を撮影した後、距離検出手段106は現在のフォーカス位置と所望のフォーカス位置との差を検出し、フォーカス距離データ111を出力する。フォーカス制御手段107はフォーカス距離データ111に示された距離だけフォーカスレンズ102を移動させ、所望のフォーカス位置に合わせる。
以上のように、本実施の形態2においては、粗探索手段501が大きな範囲で粗い探索を行った後、実施の形態1に示したオートフォーカス処理を行うことによって、実施の形態1におけるキャリブレーション範囲を超えるフォーカス位置のオートフォーカス処理を高速に行うことができる。
(実施の形態3)
以下に、本発明の実施の形態3について、図8から図10を用いて説明する。
図8は、本発明の実施の形態3におけるオートフォーカス装置の構成図を示す。図8において、実施の形態1と異なるのは距離検出手段601である。図8において、距離検出手段601はコントラストデータ110からフォーカス距離データ111を検出できない場合、エラーデータ602を出力する。フォーカス制御手段603はエラーデータ602を受け取り、画像取得のリトライを行う。
フォーカス距離データ111を検出できない状況としては、フォーカスレンズ102と人の眼の距離がキャリブレーション範囲から外れ、取得した画像で計算したコントラストデータ110(CON[n])の値がキャリブレーションデータ203(CAL[n](dpos))に存在しないようなケースが考えられる。
図9は、本実施の形態3における距離検出手段601の詳細な構成図である。図9において、実施の形態1と異なるのは距離算出手段701である。距離算出手段701はコントラストデータ110とキャリブレーションデータ203と比較し、エラーデータ602とフォーカス距離データ111を出力する。
本実施の形態において、実施の形態1と違うのは距離算出手段701がエラーデータ602を出力することである。予め、操作者は(数12)で求められる最小値、つまり、DIF(dpos_min)の値がエラーであるかどうかを判定する為の閾値(DIF_S)を距離検出手段601に設定しておく。このDIF_Sは操作者の経験的な値でよく、例えば、キャリブレーション範囲内でDIF(dpos_min)を探索する動作を行い、最大となるDIF(dpos_min)としてよい。
オートフォーカス処理において、距離算出手段701がDIF(dpos)が最小となるdposを求める。そして、距離算出手段701はDIF(dpos_min)とDIF_Sとを比較し、(数16)となる場合、距離算出手段701はフォーカス距離データ111としてdpos_minを出力し、エラーデータ602として0を出力する。
Figure 2007093874
もし、(数16)とならない場合、距離算出手段701はフォーカス距離データ111としてdpos_minを出力し、エラーデータ602として1を出力する。
フォーカス制御手段603はエラーデータ602を確認し、エラーデータ602が1の場合、フォーカスレンズ102を移動させない。そして、再度画像取得を行い、エラーデータ602とフォーカス距離データ111を検出する。
また、エラーデータ602が0の場合、フォーカス制御手段603はフォーカス距離データ111に従ってフォーカスレンズ102を移動させ、所望のフォーカス位置にフォーカスを合わせる。
以上、エラーデータ110を出力して、リトライを行う動作を示した。このエラーデータ110を利用したリトライ動作により、DIF(dpos_min)の値が大きいものを使用しないことで、精度のよいオートフォーカスを行うことができる。
エラーデータ110はリトライだけでなく、実施の形態2で示した粗探索にも利用することができる。図10はエラーデータ110を粗探索に利用した場合のシステム構成図である。
図10において、実施の形態2と異なるのは、粗探索手段801がエラーデータ602を用いて現在の探索位置で実施の形態1に示したオートフォーカス処理を利用できるかを判断することである。
実施の形態2と同様に粗探索手段801はフォーカス制御手段107を介してIdpos毎にフォーカスレンズ102を移動させる。そして、Idpos毎に粗探索手段801はエラーデータ602を確認する。エラーデータ602が1の場合、粗探索手段801はフォーカスレンズ102を再度Idpos移動させ、エラーデータ602が0となるまで繰り返す。
エラーデータ602が1となる場合、粗探索手段801はフォーカス制御手段107にフォーカス距離データ111で示された距離だけフォーカスレンズ102を移動させる。そして、所望のフォーカス位置にフォーカスを合わせることができる。
以上のように、本実施の形態3においては、距離算出手段701がコントラストデータ110とキャリブレーションデータ203とを比較しエラーデータ602を出力し、エラーデータ602が1の時、フォーカス制御手段603がリトライを行うことにより、精度の高いオートフォーカス処理ができる。
さらに、本実施の形態3においては、粗探索手段801を備え、粗探索手段801が任意の虹彩領域にフォーカスを合わせた後、フォーカス制御手段603がフォーカス距離データ111に従ってフォーカス位置を制御することにより、虹彩フォーカス範囲より広い範囲で正確にオートフォーカス処理ができる。
(実施の形態4)
以下に、本発明の実施の形態4について、図11から図13を用いて説明する。
図11は、本発明の実施の形態におけるオートフォーカス装置の構成図を示す。実施の形態1と異なるのは図1における距離検出手段106の機能に、画像データ108からフォーカスの合っている領域を検出し、検出した領域と所望のフォーカス領域との関係をフォーカス距離データに変換する機能を加えたところである。
図11において、901は本実施の形態の距離検出手段である。図12は、本実施の形態における距離検出手段901の詳細な構成図である。図12において、1001は各領域データ109からコントラストデータ110が最大となる領域を検出するピーク位置検出手段である。1003はコントラストが最大となる領域を示すピーク位置データである。1002はピーク位置データ1003と所望の領域との関係をフォーカス距離データ111に変換する距離変換手段である。
まず、フォーカス制御手段107がフォーカスレンズ102を任意の位置に制御する。
画像取得手段103が画像データ108を取得する。領域抽出手段104は画像データ108から(数10)で示したA[n][k]を抽出する。ここで、(数17)に示す通り、r[n−1]とr[n]との間隔をdrとする。本実施の形態において、drはフォーカス距離の精度に関わるものであり、drを小さくしNを多くとることでフォーカスの精度が高くなる。
Figure 2007093874
尚、本実施の形態の領域抽出手段104は実施の形態1と同様に、同心円状の領域ではない矩形の領域を設定しても良い。例えば、瞳孔の中心座標を(cx,cy)とすると、(数3)で示す座標を中心とする矩形領域を設定する。ここで、矩形領域を瞳孔の右方向に取っている。これは、まぶたやまつげ等の異物が入る確率が低い領域を設定している為であり、異物が入る確率が低いのであれば、瞳孔の上方向や右上方向などこだわらなくても良い。
次に、フィルタリング手段105は実施の形態1と同様に(数11)の様に各領域データ109のコントラストデータ110を計算する。
ピーク位置検出手段1001はCON[n]から最大となるnを求める。ここで、最大となるnをN_maxとし、所望のフォーカス領域を内側からN_t番目の領域とする。つまり、それぞれの領域は半径R[N_max]とR[N_t]とする。ピーク位置検出手段1001はN_maxをピーク位置データ1003として出力する。
次に、距離変換手段1002は領域番号であるN_maxとN_tとの関係をフォーカス距離データに変換する。
瞳孔の大きさの変化によって、虹彩の内周側と外周側のフォーカス方向への変化が無いと仮定する。また、虹彩フォーカス範囲をD_Fとすると、距離変換手段1002は(数18)でフォーカス方向の距離の差dpos_minに変換し、フォーカス距離データ111として出力する。
Figure 2007093874
尚、距離変換手段1002は予め作成しておいた領域番号とフォーカス距離データとの変換テーブルを用いても良い。変換テーブルの作成方法を以下に示す。まず、フォーカス位置を変更しながら被験者の眼を撮影し、領域データ109の各領域のコントラストを計算する。そして、領域番号とコントラストが最大になるフォーカス位置を変換テーブルに記憶する。
フォーカス制御手段107は現在のフォーカス位置からフォーカスレンズ102をdpos_min移動させる。
以上のように、本実施の形態4においては、ピーク位置検出手段1001がピーク位置データ1003を検出し、距離変換手段1002がピーク位置データ1003を所望の領域までの距離を示すフォーカス距離データ111に変換し、フォーカス制御手段107がフォーカスレンズ102を制御することで、1回の撮影で所望の領域にフォーカスを合わせることができる。
尚、本実施の形態4では実施の形態2で説明したのと同様に粗く探索した後、距離検出手段901がフォーカス距離データ111を検出し、フォーカスを合わせることができる。
また、本実施の形態4では実施の形態3で説明したのと同様に距離検出手段106がフォーカス距離データ111を検出できない場合、検出できないことを示す信号を出力する機能を有しても良い。図13はこの実施の形態の距離検出手段の詳細な構成図である。図13において、図12と異なるのは距離変換手段1102にエラーデータ1103を出力する機能を有するところである。
距離変換手段1102はピーク位置データ1003と所望のフォーカス領域との関係をフォーカス距離データ111に変換する。そして、距離変換手段1102はピーク位置データ1003を確認し、ピーク位置データ1003が0またはN−1の場合、ピーク位置データ1003のデータが本当のピークでないと判断し、エラーデータを1にする。また、ピーク位置データ1003が1からN−2の場合、ピーク位置が正しいと判断し、エラーデータを0にする。
この、エラーデータ1103はオートフォーカス処理のリトライと粗探索に用いることがでる。リトライに用いる場合には、実施の形態3の図8における距離検出手段601を図13の距離検出手段1101に置き換えることによって実現できる。また、粗探索に用いる場合には実施の形態3の図10における距離検出手段601を図13の距離検出手段1101に置き換えることによって実現できる。
以上のように、本実施の形態4においては、ピーク位置検出手段1001が各領域データ109から最大のコントラストを持つピーク位置データ1003を検出し、距離変換手段1002がピーク位置データ1003と所望のフォーカス領域との関係をフォーカス距離データ111に変換し、フォーカス制御手段107がフォーカスレンズ102を制御することにより、1回の撮影で所望の領域にフォーカスを合わせることができる。
さらに、本実施の形態4においては、実施の形態2の粗探索手段501を備えることにより、虹彩フォーカス範囲より広い範囲で正確にオートフォーカス処理ができる。
さらに、本実施の形態4においては、距離変換手段1102がエラーデータ1103を出力する機能を備えることにより、実施の形態3で示したリトライ及び粗探索を行うことができる。
(実施の形態5)
以下に、本発明の実施の形態5について、図14と図15を用いて説明する。
図14は、本発明の実施の形態5における距離検出手段の構成図である。実施の形態4と異なるのは距離検出手段1201にコントラストデータ110を補正する機能を加えたことである。
図14において、1201は実施の形態の距離検出手段である。1204は予め各領域データ109の最大コントラストを示すキャリブレーションデータである。1203はキャリブレーションデータ1204を記憶するキャリブレーション記憶手段である。1202はコントラストデータ110をキャリブレーションデータ1204で補正し、最大のコントラストを持つ領域を検出するピーク位置検出手段である。
まず、キャリブレーションデータ1204を作成する。距離検出手段106はフォーカス制御手段105を用いて、フォーカスレンズ102のフォーカス位置を変えながら、領域データ109毎に、フォーカス位置(以下、pos)に対するコントラストを計算する。ここで、あるフォーカス位置(pos)で取得した画像をg_pos[i][j]とすると、領域データ109毎のposとコントラストデータ110との関係を(数19)で示す。
Figure 2007093874
距離検出手段1201は領域データ109毎にコントラストデータ110の最大値を求め、(数20)に示すようにキャリブレーションデータ1204とする。ここで、領域kにおける最大値をmax(CONI[k](pos))とし、この値を領域kのキャリブレーションデータ1204(CALI[k])とする。
Figure 2007093874
そして、距離検出手段1201はキャリブレーションデータ1204をキャリブレーション記憶手段1203に記憶する。以上が、キャリブレーションデータ1204の作成手順である。
次に、本実施の形態のオートフォーカス装置がオートフォーカスを行う動作を示す。動作において、距離検出手段1201の動作以外は実施の形態4と同様である為、本実施の形態では距離検出手段1201のみを説明する。
距離検出手段1201において、ピーク位置検出手段1202は(数20)で示す通り、コントラストデータ110をキャリブレーションデータ1204で割った値が最大となるnを求め、N_maxとする。
本実施の形態の距離検出手段1201は実施の形態4における距離検出手段901と置き換えて使用することができる。また、距離検出手段1101と置き換えて使用することもできるが、その際には図15に示す距離検出手段1301と置き換える。ここで、図15は距離検出手段1101にキャリブレーション記憶手段1203及びキャリブレーションデータ1204を加え、ピーク位置検出手段1001をピーク位置検出手段1202に置き換えたものである。
以上のように、本実施の形態5においては、ピーク位置検出手段1202がコントラスト110をキャリブレーションデータ1204で補正した後、ピーク位置データ1003を検出することにより、オートフォーカスの処理の精度を上げることができる。例えば、本実施の形態5の方法では実施の形態4と比較し、2倍の精度で検出を行うことができる。
本発明にかかるオートフォーカス装置は、人の眼の虹彩のうち、さらに限られた小領域にフォーカスを高速に合わせる機能及び、コントラストの小さい領域にフォーカスを正確に合わせる機能を有し、眼を対象とする撮像装置の技術等として有用である。
本発明の実施の形態1におけるオートフォーカス装置の構成図 同装置における距離検出手段の詳細な構成図 同実施の形態における人の眼と、画像データの模式図 同装置の画像データの構成図 同装置のキャリブレーションデータの図 同装置によるオートフォーカス動作の説明図 本発明の実施の形態2におけるオートフォーカス装置の構成図 本発明の実施の形態3におけるオートフォーカス装置の構成図 同装置における距離検出手段の詳細な構成図 同実施の形態3における他のオートフォーカス装置の構成図 本発明の実施の形態4におけるオートフォーカス装置の構成図 同装置における距離検出手段の詳細な構成図 同装置における他の距離検出手段の詳細な構成図(2) 本発明の実施の形態5における距離検出手段の構成図 同装置における距離検出手段の構成図
符号の説明
101 人の眼
102 フォーカスレンズ
103 画像取得手段
104 領域抽出手段
105 フィルタリング手段
106 距離検出手段
107 フォーカス制御手段
108 画像データ
109 領域データ
110 コントラストデータ
111 フォーカス距離データ
201 距離算出手段
202 キャリブレーション記憶手段
203 キャリブレーションデータ
301 横から見た虹彩領域
302 正面から見た虹彩領域
303 虹彩
304 水晶体
305 瞳孔
306 虹彩の内周領域
307 虹彩の外周領域
308 所望の領域
309 横から見た人の眼
401 領域306のキャリブレーションデータ
402 領域307のキャリブレーションデータ
501 粗探索手段
502 探索位置データ
601 距離検出手段
602 エラーデータ
603 フォーカス制御手段
701 距離算出手段
801 粗探索手段
901 距離検出手段
1001 ピーク位置検出手段
1002 距離変換手段
1003 ピーク位置データ
1101 距離検出手段
1102 距離変換手段
1103 エラーデータ
1201 距離検出手段
1202 ピーク位置検出手段
1203 キャリブレーション記憶手段
1204 キャリブレーションデータ
1301 距離検出手段

Claims (26)

  1. 人の眼の所望の領域にフォーカスレンズのフォーカスを合わせるオートフォーカス装置において、
    前記フォーカスレンズのフォーカス位置を制御するよう、前記フォーカスレンズの位置を駆動制御するフォーカス制御手段と、
    前記フォーカスレンズを通して眼を撮影して画像データを取得する画像取得手段と、
    前記画像データにおける虹彩領域から2つ以上の領域の画像データを抽出し領域データとして出力する領域抽出手段と、
    各前記領域データから高周波成分の量を計算し各前記領域データのコントラストデータとして出力するフィルタリング手段と、
    予め同一人物においてレンズ位置を移動させながら、前記2つ以上の各領域において計算した前記コントラストデータと前記レンズ位置との関係をキャリブレーションデータとして記憶するキャリブレーション記憶手段と、
    前記コントラストデータと前記キャリブレーションデータとを比較し、現在のレンズ位置と前記所望の領域にフォーカスの合うレンズ位置との差を検出し、フォーカス距離データとして出力する距離算出手段とを備えた距離検出手段と、を備え、
    前記フォーカス制御手段が前記フォーカス位置を前記フォーカス距離データ分移動させることを特徴とするオートフォーカス装置。
  2. 前記領域抽出手段が、前記画像データから瞳孔の中心を検出し、瞳孔と中心を同じにする同心円状の領域のデータを前記領域データとして出力することを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  3. 前記領域抽出手段が、前記画像データから領域を矩形に抽出し前記領域データとして出力することを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  4. 前記領域抽出手段が、前記画像データから瞳孔の中心を検出し、瞳孔の中心の左右の虹彩領域から領域を抽出し前記領域データとして出力することを特徴とする請求項3に記載のオートフォーカス装置。
  5. 前記領域抽出手段が、前記画像データにおいて2つの領域を虹彩の最内周領域と最外周領域から抽出し前記領域データとして出力することを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  6. 前記領域抽出手段が、前記画像データにおいてコントラストの高い領域を抽出し前記領域データとして出力することを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  7. 前記フィルタリング手段が、各前記領域データのコントラストを前記領域データのコントラストの総和で割った値を各前記領域データの前記コントラストデータとして出力することを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  8. 前記フィルタリング手段が、前記領域データのコントラストを前記領域データの全領域の輝度値の平均で割った値を各前記領域データの前記コントラストデータとして出力することを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  9. 前記距離算出手段が、各前記領域データにおける前記キャリブレーションデータ中のコントラストデータと前記コントラストデータの2乗誤差が最小となる前記フォーカス距離データを計算することを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  10. 前記オートフォーカス装置に、前記フォーカス位置の前記コントラストデータを入力し、かつ、前記フォーカス制御手段に前記フォーカス位置を指定する為の探索位置データを出力する粗探索手段を備え、
    前記粗探索手段が前記フォーカス制御手段を介して虹彩の任意の領域にフォーカス位置を合わせた後、前記フォーカス距離データを用いて前記フォーカス制御手段が前記所望のフォーカス位置に合わせることを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  11. 前記粗探索手段が粗探索を行う場合、前記領域抽出手段が前記領域データとして全虹彩領域のデータを抽出し、前記コントラストデータが最大となる前記探索位置データを前記粗探索手段が山登り法で求めることを特徴とする請求項10に記載のオートフォーカス装置。
  12. 前記粗探索手段が粗探索を行う場合、前記領域抽出手段が前記領域データとして虹彩の最内周と最外周との中心領域のデータを抽出し、前記コントラストデータが最大となる前記探索位置データを前記粗探索手段が山登り法で求めることを特徴とする請求項10に記載のオートフォーカス装置。
  13. 前記距離算出手段が、前記コントラストデータが前記キャリブレーションデータに最適な前記フォーカス距離データを算出できない場合、エラーデータを出力することを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  14. 前記オートフォーカス装置に、前記フォーカス位置の前記エラーデータを入力し、かつ、前記フォーカス制御手段に前記フォーカス位置を指定する為の探索位置データを出力する粗探索手段を備え、
    前記エラーデータがエラーでない領域を前記粗探索手段が探索した後、前記フォーカス距離データを用いて前記フォーカス制御手段が前記所望のフォーカス位置に合わせることを特徴とする請求項13に記載のオートフォーカス装置。
  15. 人の眼の所望の領域にフォーカスレンズのフォーカスを合わせるオートフォーカス装置において、
    前記フォーカスレンズのフォーカス位置を制御するよう、前記フォーカスレンズの位置を駆動制御するフォーカス制御手段と、
    前記フォーカスレンズを通して眼を撮影して画像データを取得する画像取得手段と、
    前記画像データにおける虹彩領域から2つ以上の領域の画像データを抽出し領域データとして出力する領域抽出手段と、
    各前記領域データから高周波成分の量を計算し各前記領域データのコントラストデータとして出力するフィルタリング手段と、
    2つ以上の前記領域データから前記コントラストデータが最大となる前記領域データの領域を検出しピーク位置データとして出力するピーク位置検出手段と、前記ピーク位置データとフォーカスを合わせる領域までの距離を前記フォーカス距離データに変換し前記フォーカス距離データとして出力する距離変換手段とを備えた距離検出手段と、
    を備え、
    前記フォーカス制御手段が前記フォーカス位置を前記フォーカス距離データ分移動させることを特徴とするオートフォーカス装置。
  16. 前記領域抽出手段が、前記画像データから瞳孔の中心を検出し、瞳孔と中心を同じにする同心円状の領域のデータを前記領域データとして出力することを特徴とする請求項15に記載のオートフォーカス装置。
  17. 前記領域抽出手段が、前記画像データから領域を矩形に抽出し前記領域データとして出力することを特徴とする請求項15に記載のオートフォーカス装置。
  18. 前記領域抽出手段が、前記画像データから瞳孔の中心を検出し、瞳孔の中心の左右の虹彩領域から領域を抽出し前記領域データとして出力することを特徴とする請求項15に記載のオートフォーカス装置。
  19. 距離変換手段が、予め同一人物における虹彩の最外周領域と最内周領域との距離の差と前記フォーカス位置の差から傾きを用いて前記フォーカス距離データを計算することを特徴とする請求項15に記載のオートフォーカス装置。
  20. 距離変換手段が、予め同一人物における各前記領域データの前記コントラストデータが最大となる前記フォーカス位置を求め、前記領域データと所望の領域との距離と、前記フォーカス距離データとの変換テーブルを作成し、
    オートフォーカス処理時、距離変換手段が前記変換テーブルを用いて前記フォーカス距離データを計算することを特徴とする請求項15に記載のオートフォーカス装置。
  21. 前記オートフォーカス装置に、前記フォーカス位置の前記コントラストデータを入力し、かつ、前記フォーカス制御手段に前記フォーカス位置を指定する為の探索位置データを出力する粗探索手段を備え、
    前記粗探索手段が前記フォーカス制御手段を介して虹彩の任意の領域にフォーカス位置を合わせた後、前記フォーカス距離データを用いて前記フォーカス制御手段が前記所望のフォーカス位置に合わせることを特徴とする請求項15に記載のオートフォーカス装置。
  22. 前記粗探索手段が粗探索を行う場合、前記領域抽出手段が前記領域データとして全虹彩領域のデータを抽出し、前記コントラストデータが最大となる前記探索位置データを前記粗探索手段が山登り法で求めることを特徴とする請求項21に記載のオートフォーカス装置。
  23. 前記粗探索手段が粗探索を行う場合、前記領域抽出手段が前記領域データとして虹彩の最内周と最外周との中心領域のデータを抽出し、
    前記コントラストデータが最大となる前記探索位置データを前記粗探索手段が山登り法で求めることを特徴とする請求項22に記載のオートフォーカス装置。
  24. 前記ピーク位置検出手段が、前記コントラストデータからピーク位置データを検出できない場合、エラーデータを出力することを特徴とする請求項15に記載のオートフォーカス装置。
  25. 前記オートフォーカス装置に、前記フォーカス位置の前記エラーデータを入力し、かつ、前記フォーカス制御手段に前記フォーカス位置を指定する為の探索位置データを出力する粗探索手段を備え、
    前記エラーデータがエラーでない領域を前記粗探索手段が探索した後、前記フォーカス距離データを用いて前記フォーカス制御手段が前記所望のフォーカス位置に合わせることを特徴とする請求項24に記載のオートフォーカス装置。
  26. 前記距離検出手段に、予め同一人物において前記フォーカス位置を変化させながら計算した各領域データの最大の前記コントラストデータをキャリブレーションデータとして記憶するキャリブレーション記憶手段と、
    各前記領域データの前記コントラストデータを各前記領域データに対応する前記キャリブレーションデータ中のコントラストで割りコントラスト補正データとして出力し、かつ、前記キャリブレーションデータを作成するコントラスト補正手段を備え、
    キャリブレーション時に、前記距離変換手段が前記フォーカス制御手段を介してフォーカス位置を移動させ前記キャリブレーションデータを作成し、前記コントラスト補正手段が前記キャリブレーション記憶手段に記憶し、
    オートフォーカス処理時に、前記ピーク位置検出手段が前記コントラスト補正データから前記ピーク位置データを検出することを特徴とする請求項15に記載のオートフォーカス装置。

JP2005281771A 2005-09-28 2005-09-28 オートフォーカス装置 Pending JP2007093874A (ja)

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