JP2007093061A - 純自然温泉風呂用の温泉水の多目的熱利用システムと純自然温泉風呂用の温泉水の供給システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】温泉源から供給された温泉水を浴槽に供給する温泉水供給ラインと、当該ライン内に設置される少なくとも1つの熱交換器を備え、当該熱交換器は、温泉水を加熱源として利用する温水器具設備に個別に使用可能とし、当該ラインによって純自然温泉風呂用の冷却温泉水の供給をも可能とした。
【選択図】図1
Description
また、温排水の放流による自然界への影響を抑制し、温排水を有効に利用できる温泉設備の廃熱回収装置を提供するものがある(特開2003−130454号)。しかし、この場合、温泉設備の使用後の利用方法を示すものであって、浴槽から排水される温排水を利用し、熱交換器を介して真水を温水にし、浴槽に供給するものであり、本願発明のように、温泉浴槽に供給する以前の給湯等の熱利用を意図し、給湯等の熱利用を経た後の冷却温水を温泉浴槽に供給するものではなかった。
源泉地より離れた場所で温泉の事業を営む者に源泉を安く供給でき、源泉の効能を失わせず、新鮮な源泉を使用した温泉の事業を可能にするため、源泉地の源泉を濃縮し、輸送機関によって目的地迄運び、かつ、濃縮された源泉を還元し温泉浴槽に入れるシステムが存在する(特開2004−261308号公報)。しかし、源泉地の源泉の熱源としての有効利用を図ることのできるものではなかった。
四季を通じて安定してヒートポンプを運転できるとともに、省エネルギー化、省ランニングコスト化を図ることのできるヒートポンプ式排熱回収給湯装置(特開平11−257791号公報)も存在したが、浴槽、温泉、工場等の排湯をヒートポンプの熱源として利用したに止まり、温泉水を冷却温泉水として利用するものではなかった。
このため、本願発明は、さらに具体的には、温泉源泉の源泉水の一部を直接浴槽へ給湯し、他の一部の源泉を他の熱源目的に熱交換利用して低温にした後に、浴槽に供給することによって、別途一般水の給水を行なうことなく適温の自然100%温泉を実現が可能となる。
本願発明のシステムにおいては、源泉の温度が高いほど、温泉浴槽用給湯給水温度格差を大きく取ることができるので、これに応じて熱利用目的が効率よく、かつ拡大することができる。
熱利用を、シャワー用給湯水の昇温、給湯用上水の余熱の利用、暖房用熱利用等に限ることなく、高温給湯、融雪、温水プール、温室にも適用することが可能である。
上記において、温泉源泉の一部を直接浴槽へ給湯し、他の一部の源泉を他の熱源目的に熱交換利用して低温にした後に、浴槽に供給することによって、別途一般水の給水を行なうことなく低めることができるので、適温の自然100%温泉を容易に実現することが可能となる。その際、他の一部の源泉は、シャワー用給湯水の昇温、給湯用上水の余熱の利用、暖房用熱利用等を通して、十分に低温にして、その後、浴槽に温泉水冷却用として供給するものであるから、これによって他の一部の源泉を、他の熱源目的に応じてその熱交換の有効利用を図ることができる。
温泉源泉の一部を浴槽に供給する第2の温泉水供給ラインに少なくとも2基の熱交換器を設置し、これら熱交換器に温泉水供給ラインとは別個の多目的熱利用ラインを備えて他の熱源目的に熱交換利用するものであるから、各熱交換器ごとに、他の熱源目的の器具設備の上水を昇温する一方、温泉水供給ラインの温泉水を低温にするので、昇温機能・冷却機能を同時に果たすことができる。
もちろん図示省略しているが、浴槽温度を所定の範囲に収めるように、検出された浴槽温度によって、第1の温泉水供給ラインを通じての高温温泉水と第2の温泉水供給ラインを通じての低温温泉水の供給を制御することもできる。
第2の温泉水供給ラインに設置される熱交換器は、図示のプレート式熱交換器に限ることなく、二重管型、渦巻型、コイル型等適宜選択することができる。
本発明のシステムで使用のヒートポンプは、その形式が特に限定されるものではなく、またその場合、ヒートポンプシステムで使用の流体として、地下水、水、不凍液、池や川の水を用いることができるが、これに限定されるものではない。
温泉水の熱利用の拡大を図るために、さらに熱交換器を増設して、例えば10℃程度の上水、地下水、湧水等を20℃程度に昇温することに利用すれば、一層低温化された温泉水を確保することができるので、水風呂、生簀等の用水としての使用が可能となり、応用範囲を広げることができる。
第2の温泉水供給ラインL2に設置の熱交換器は、エステシャワー等高温設備用熱交換器10と全館お湯等低温使用設備用熱交換器20になる少なくとも2基の熱交換器を備え、多目的熱利用ラインとして、全館お湯等低温使用設備用熱交換器20によって、供給された上水Wsを加熱して全館余熱槽21に蓄積し、全館お湯等供給可能にするラインL4が形成されるとともに、エステシャワー等高温設備用熱交換器10によって、前記全館余熱槽21から供給された加熱上水Wsをさらに加熱し、エステシャワー貯湯槽11に蓄積し、エステシャワー貯湯槽11からエステシャワーなど12への供給使用を可能にするラインL5を形成したり、追加構成として、第2の温泉水供給ラインL2に、全館お湯等低温使用設備用熱交換器の後段にさらに少なくとも1基のヒートポンプ用熱交換器が設置され、このヒートポンプ用熱交換器はヒートポンプ、温水槽を介して冷暖房設備に接続するラインを形成したり、さらに、前記全館余熱槽21に、少なくとも1つのヒートポンプの廃熱回収ラインL44を接続し、余熱槽内の上水を昇温可能としたりする純自然温泉風呂用の温泉水の供給システムを提供することもできる。
以下、図面にしたがって、本発明の純自然温泉風呂用の温泉水の多目的熱利用システム又は純自然温泉風呂用の温泉水の供給システムについて、さらに詳細に説明をする。
図1に示すように、温泉源Shは地表出口で58℃の温泉水を供給する源泉であり、温泉水供給量は、毎時4.8(m3/h)で与えられている。温泉源Shから供給される純自然温泉風呂用の温泉水は、一方では温泉水QAが給湯ラインL1を介して給湯温泉水が直接浴槽50に給湯される。また、純自然温泉風呂用の温泉水は、他方で、給湯ラインL1から分岐して流出される温泉水QBが、多目的熱利用ラインL2を介して、最終的に温泉用冷却温泉として低温化した温泉水QCとして、浴槽50に供給可能に接続されている。
浴槽50に供給する温泉水QA及び温泉用冷却温泉QCは、各ラインに設置されたバルブV1、V2の開閉制御の下に供給され、適温に制御される。
その際、高温の温泉水QA及び低温の温泉用冷却温泉QCは、いずれも温泉源Shから供給された温泉水であるので、浴槽50はいつも100%温泉の温泉浴場が実現される。
低温の温泉水QCを、温泉用冷却温泉として浴槽50に供給するため、分流された温泉水QBを温泉用冷却温泉QCまで冷却する多目的熱利用ラインL2には、次ぎのようなカスケード熱利用ラインが形成される。
第2プレート式熱交換器20には、さらに、上水Wsに接続されたラインL31が備えられている。ここで、上水Wsは、水温5℃であって、その供給量は毎時4.8(m3/h)で与えられている。したがって、上水Wsは、第2プレート式熱交換器20において熱交換され第2プレート式熱交換器20の出口温度で25℃にまで加温され、容積9(m3)の全館余熱槽21に蓄積される。
また、全館余熱槽21は第1プレート式熱交換器10に接続されているので、全館余熱槽21に蓄積された25℃に加熱の上水Wsは、第1プレート式熱交換器10によって、48℃に加熱され、48℃の加熱上水WsがラインL51を通じて2(m3)の容積をもつエステシャワー貯湯槽11に蓄積される。48℃の加熱上水Wsは、毎時1(m3/h)の供給量の大きさをもって、ライン52を通じてエステシャワー12に供給可能に接続されている。 斯かる構成において、分岐された温泉水QBは、第1プレート式熱交換器10において、その入口温度55℃から出口温度50℃に低下して流出し、さらに、第2プレート式熱交換器20において、その入口温度50℃から出口温度30℃へとさらに低下した温度で流出する。
以上の熱交換器による熱交換により温泉水QBの温度が低下し、温度16℃まで低下した温泉水QCはバルブV2を介して、浴槽50に供給される。これによって、バルブV1を介して浴槽50に供給された58℃の高温の温泉水は、適温に調節可能となる。
ここでFCUはファンコイルユニットの略称である。
この熱利用ラインにおける仕様例として、第3プレート式熱交換器30において、30℃の温泉水QBは、空水冷式ヒートポンプHP1に接続されたL61内で23℃から30℃の範囲で制御される媒体との熱交換部分による冷却作用により、7℃差の冷却温度が与えられ、23℃まで低下される。また、空水冷式ヒートポンプHP1に接続されたラインL62内で12℃から17℃の範囲で制御される媒体との熱交換部分による加熱作用により、5℃の加熱温度が与えられる。エステ冷温水槽31は、ラインL63を通じて接続されたエステ冷暖房、FCU、床暖房等の冷暖房装置器具32に接続され、この冷暖房FCU・床暖房等32では55℃で冷暖房又は床暖房し、50℃でエステ冷温水槽31に戻される。エステ冷暖房、FCU、床暖房等32からラインL63を通じてエステ冷温水槽31へ戻される媒体は、前記した空水冷式ヒートポンプHP1による加熱作用により、エステ冷温水槽31において、55℃に加熱される。以上によって、常時略55℃の、エステ冷暖房、FCU、床暖房32等の暖房が確保される。
以上から、要すれば、第1次熱交換器によれば、分岐した温泉水QBを50℃まで温泉温度を下げながら、シャワー用給湯水の昇温利用が可能であり、第2次熱交換器によれば、温泉水QBをさらに30℃まで温泉温度を下げながら、5℃の上水を給湯用に余熱利用が可能であるといえる。
また、第1次ヒートポンプ溶熱交換器によって、30℃の温泉水QBを23℃まで温泉温度を下げながら、暖房に熱利用可能であり、第2次ヒートポンプ溶熱交換器によって、さらに16℃まで温泉温度を下げながら、暖房に熱利用可能である。
さらに、16℃まで温度が下がった温泉水QBは、温泉用冷却水として熱利用可能である。
図2に示す、温泉源Shから浴槽50へ、ラインL1を通じた温泉水QAの直接供給と、多目的熱利用ラインL2を通じた温泉水QBの温泉用冷却温泉としての供給形態について、実施例1と同様であり、また、多目的熱利用ラインL2に設置の複数の熱交換器を介した温泉用冷却温泉の確保、各熱交換器を介して接続されたそれぞれ独立した温水利用器具の設置ラインの形成についても実施例1と同様である。
ただし、この第2実施例において、独立した温水利用器具の設置ラインの一つとして、第2プレート式熱交換器20を介して接続された全館お湯供給ライン中の全館余熱層21において、この全館余熱層21を加熱するため、実施例1で説明したヒートポンプが、温泉水系とは別系列をなす、廃熱回収ラインとして組み込まれ、設置される点が相違するものである。
上記において、上水Wsは、第2プレート式熱交換器20により昇温され、全館余熱槽21に蓄積され、その後、全館お湯供給可能にし、また、ラインL43を通じて第1プレート式熱交換器10に供給される。第1プレート式熱交換器10に供給された昇温上水は、熱交換により更に昇温されエステシャワーラインL5へと供水される。
別系列をなすエステ冷暖房FCU・床暖房ラインL8はエアー式熱交換器30A、これにラインL81で接続される空冷式ヒートポンプHP3、これにラインL82で接続されるエステ冷温水槽31、これにラインL83で接続されるエステ冷暖房、FCU、床暖房器具32から構成される。エステ冷暖房FCU・床暖房ラインL8における空冷式ヒートポンプHP3は廃熱回収ラインL44を介して全館余熱槽21に接続されおり、廃熱回収ラインL44を介し、空冷式ヒートポンプHP3の回収廃熱により全館余熱槽21内の上水を昇温することができる。
別系列をなして設置されるラインとして、チャペル冷暖房FCU・床暖房ラインL9を形成することもできる。チャペル冷暖房FCU・床暖房ラインL9はエアー式熱交換器40A、これにラインL91で接続される空冷式ヒートポンプHP4、これにラインL92で接続されるチャペル冷温水槽41、これにラインL93で接続されるチャペル冷暖房、FCU、床暖房等の冷暖房器具装置42から構成される。チャペル冷暖房FCU・床暖房ラインL9における空冷式ヒートポンプHP4は廃熱回収ラインL44を介して全館余熱槽21に接続されおり、この場合においても、廃熱回収ラインL44を介し、空冷式ヒートポンプHP4の回収廃熱により全館余熱槽21内の上水を昇温することができる。
空冷式ヒートポンプHP3は、ラインL81側では、これを介して接続されるエアー式熱交換器30Aと廃熱回収ラインL44で接続される全館余熱層21との間で25℃から45℃に昇温される。一方ラインL82側では、これを介して接続されたエステ冷温水槽31の間で、12℃から7℃に冷却される。水温7℃で貯水容量1(m3)のエステ冷温水槽31には、ラインL83を介してエステ冷暖房、FCU、床暖房等の暖房器具32に接続され、水温7℃のエステ冷暖房FCU・床暖房が可能に構成される。
次に、チャペル冷暖房FCU・床暖房ラインL9におけるカスケード熱利用制御について説明する。
空冷式ヒートポンプHP4は、ラインL91側では、これを介して接続されるエアー式熱交換器40Aと廃熱回収ラインL44で接続される全館余熱層21との間で25℃から45℃に昇温される。一方ラインL92側では、これを介して接続されたチャペル冷温水槽41の間で、12℃から7℃に冷却される。水温7℃で貯水容量1(m3)のチャペル冷温水槽41には、ラインL93を介してエステ冷暖房、FCU、床暖房等の暖房器具42に接続され、水温7℃の冷暖房、FCU、床暖房が可能に構成される。
以上から、全館余熱槽21は、廃熱回収ラインL44を通じて、別系列をなすエステ冷暖房FCU・床暖房ラインL8または/およびチャペル冷暖房FCU・床暖房ラインL9から回収された廃熱を利用して、25℃から45℃に昇温される。これにより、全館余熱槽内の上水Wsの昇温ラインが確保される。
また、多目的熱利用ラインL2に設置の各熱交換器を介して接続されたそれぞれ独立した温水利用器具の設置ラインL4、L5における熱利用については、上水Wsは最初10℃の水温で、毎時6.4(m3/h) 供給量の大きさもってラインL31を通じて第2プレート熱交換器20に供給され、熱交換により10℃から25℃に加温され、ラインL41を通じて9(m3)の容量を有する全館お湯供給槽21に蓄積される。
全館お湯供給槽21に蓄積された25℃の上水Wsは、前述した廃熱回収ラインL44を介して25℃から45℃に昇温される。そこで、全館余熱槽21に蓄積された45℃の上水Wsは、ラインL42を通じて全館お湯供給可能に毎時5.4(m3/h)仕様の供給量が確保される。
浴槽50に供給する温泉水QA及び温泉用冷却温泉QCは、各ラインに設置されたバルブV1、V2の開閉制御の下に適温に制御される。
また、第2次熱交換器20において、一方では温泉水を50℃から30℃まで温度を下げながら、10℃の上水を給湯用に昇温し余熱利用に供することができる。
ヒートポンプでの発生した廃熱回収をしながら、熱を全館余熱槽の昇温利用に供することができる。
第1次熱交換器10及び第2熱交換器20を通じて30℃まで温度が下がった温泉水を、温泉用冷却水として熱利用することができる。
ヒートポンプとして、地中熱利用ヒートポンプを利用した場合には、床暖房、融雪、冷房・冷却に利用において、効率的に行なうことができる。
11 エステシャワー貯湯槽
12 エステシャワー
20 プレート式熱交換器
21 全館余熱槽
22 全館お湯供給
30 プレート式熱交換器
30A エアー式熱交換器
31 エステ冷温水槽
32 エステ冷暖房、FCU、床暖房等の暖房装置
40 プレート式熱交換器
40A エアー式熱交換器
41 チャペル冷温水槽
42 チャペル冷暖房、FCU、床暖房等の冷暖房装置
50 浴槽
HP1,HP2,HP3,HP4 空水冷式ヒートポンプ
QA 浴槽直配用温泉水
QB 多目的利用温泉水
QC 温泉用冷却温泉
Sh 温泉源
Ws 上水
V1,V2 バルブ
L1,L2 温泉水供給ライン
L31 上水供給ライン
L4(L41、L42) 全館給湯ライン
L5(L51、L52) エステシャワーライン
L6(L61,L62,L63) エステ冷暖房FCU・床暖房ライン
L7(L71,L72,L73) チャペル冷暖房FCU・床暖房ライン
L8(L81,L82,L83) エステ冷暖房FCU・床暖房ライン
L9(L91,L92,L93) チャペル冷暖房FCU・床暖房ライン
Claims (2)
- 温泉源から温泉水を浴槽に供給する温泉水供給ラインと、当該温泉水供給ライン内に少なくとも1つの又はそれぞれ直列に設置される複数の熱交換器と、一つ又は複数の熱交換器の各熱交換器を含んで、温泉水を加熱源として利用する別途各独立した少なくとも1つの多目的熱利用ラインとを備え、少なくとも1つの多目的熱利用ラインに設置された個別の温水器具設備において温泉水を加熱源とする利用を可能となし、以って、温泉水供給ラインにより、多目的熱利用温泉水供給ラインの加熱源として利用可能とすると共に、純自然温泉風呂用の冷却温泉水を供給可能としたことを特徴とする純自然温泉風呂用の温泉水の多目的熱利用システム。
- 温泉源と、温泉源から供給された温泉水を受容する浴槽と、温泉源からの温泉水を直接浴槽に供給し高温の温泉水を得る第1の温泉水供給ラインと、浴槽に温泉水を供給するため第1の温泉水供給ラインから分岐して設けられた第2の温泉水供給ラインであって、当該ライン内に一つ又はそれぞれ直列状の複数の熱交換器の設置された第2の温泉水供給ラインと、一つ又は複数の熱交換器の各熱交換器を含んで、温泉水を加熱源として利用する別途各独立した複数の多目的熱利用ラインとを備え、一つ又は複数の各多目的熱利用ラインに温水器具設備が個別に設置され、当該各温水器具設備において温泉水を加熱源として上水を加温して、各温水器具設備の利用を可能とし、以って、第2の温泉水供給ラインに設置された一つ又はそれぞれ直列状の複数の熱交換器によって、多目的利用ラインを通じた上水加温により個別の温水器具設備のための熱利用を図り、且つ、多目的利用ラインを通じた熱利用により第2の温泉水供給ラインを流れる温泉水を低温化して、冷却温泉水の供給を可能とし、これによって、温泉源から浴槽への供給を、第1の温泉水供給ラインを通じた高温の温泉水の供給と、第2の温泉水供給ラインを通じた低温の温泉水の供給を可能としたことを特徴とする純自然温泉風呂用の温泉水の供給システム。
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