JP2007092488A - Rc造の梁スリーブ工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明はRC造の梁スリーブ取り付け工事を早く、正確に、確実に、簡単に出来るRC造の梁スリーブ工法を得るにある。
【解決手段】梁スラブ型枠完成後、梁鉄筋組み立て前に梁型枠両側面にスリーブの所定位置にスリーブ固定用リング金具1を釘にて固定しておき、梁鉄筋組み立て後に二分割式スリーブ2のツメ突起金具4を、前記スリーブ固定用リング金具1の傾斜型ツメ押え3内に入れて回転することにより固定され、前記二分割式スリーブ2のジョイント部に粘着テープ6で巻き付けた後にコンクリートを打設して成るRC造の梁スリーブ工法を構成している。
【選択図】図1
【解決手段】梁スラブ型枠完成後、梁鉄筋組み立て前に梁型枠両側面にスリーブの所定位置にスリーブ固定用リング金具1を釘にて固定しておき、梁鉄筋組み立て後に二分割式スリーブ2のツメ突起金具4を、前記スリーブ固定用リング金具1の傾斜型ツメ押え3内に入れて回転することにより固定され、前記二分割式スリーブ2のジョイント部に粘着テープ6で巻き付けた後にコンクリートを打設して成るRC造の梁スリーブ工法を構成している。
【選択図】図1
Description
本発明はRC造の梁スリーブ工法に関する。
従来のRC造の梁スリーブ工法には紙製筒型ボイドを用いて梁型枠に釘を打ち付けて所定の位置に固定していた。難点として梁型枠に釘を打ち付けて固定するときに梁鉄筋の組み立て後なので梁鉄筋がジャマになり確実な釘打ち作業が出来ない。(特にスリーブ下面は難しい。)又、紙製なので後から脱却しなければならずその手間とゴミ処理を要した。
従来のRC造の梁スリーブ工法には鋼製二分割式筒型ボイドを用いて梁型枠に釘を打ち付けて所定の位置に固定していた。難点として梁型枠に釘を打ち付けて固定するときに梁鉄筋の組み立て後なので梁鉄筋がジャマになり確実な釘打ち作業が出来ない。(特にスリーブ下面は難しい。)
従来の技術に(発明の名称:鉄筋コンクリート構造における梁スリーブ固定具)が提案されているが、この工法は梁鉄筋の組み立て前にスリーブを載置する半円形の固定具を釘にて固定し梁鉄筋の組み立て後スリーブを前記固定具に釘やバンド等で押えるものだが、難点として、スリーブが梁の深い位置にあると半円形の固定具を固定するのに載せ受け部がジャマとなり釘を打つのが面倒である。又、スリーブ上面を釘で打つ作業は手間が掛りバンド等で押えるには部材数が増し作業が繁雑になりやすい。
特開2002−180662
従来の技術に(発明の名称:梁用スリーブの固定具)が提案されているが、この工法はスリーブ固定手段を釘の代わりに貼着シートを用いるものだが、難点として、貼着する型枠表面は雨の日には水に濡れた状態もあり、コンクリート剥離材を塗布して油が付着したような状態やコンクリートの残骸が付着した状態やホコリ等があり貼着固定には確実性に問題がある。又、コンクリート打設時には振動機を用いるのでスリーブ自体にもそれなりの衝撃がありそれに耐える粘着強度と、反対に解体時には型枠材と簡単に分離しなければならずそのような貼着シートは見受けられない。
特許公開平10−110529
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、RC造の梁スリーブ取り付け工事を、早く、正確に、確実に、簡単に取り付けられる工法を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の記述的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために本発明は、梁型枠の垂直両側面にスリーブを所定の位置に固定する為のスリーブ固定用リング金具1と、該スリーブ固定用リング金具1に設置する二分割式スリーブ2から成り、前記スリーブ固定用リング金具1には複数の傾斜型ツメ押え3と釘穴5を設け、前記二分割式スリーブ2の外両端には傾斜型ツメ押え3と同位置にツメ突起金具4を設け、該ツメ突起金具4を傾斜型ツメ押え3内に差し込んで回転させることにより二分割式スリーブ2を固定するもので、その施工手順として梁スラブ型枠完成後梁鉄筋組み立て前にスリーブ固定用リング金具1を釘にて固定しておき、梁鉄筋組み立て後に二分割式スリーブ2を梁内に入れ、該二分割式スリーブ2のツメ突起金具4を前記傾斜型ツメ押え3に入れて固定され、該二分割式スリーブ2を一体化するために粘着テープ6でジョイント部を巻き付けてコンクリートを打設して構築するRC造の梁スリーブ工法を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1の構成要件により、スリーブ固定用リング金具と二分割式スリーブが分離されているので梁鉄筋組み立て工事前にスリーブ固定用リング金具を釘で簡単に固定する事が出来、梁鉄筋組み立て工事後に二分割式スリーブを釘を用いなくて回転するだけで取り付けられるのでスリーブ取り付け工事が早く、正確に、確実に、簡単に取り付けられる。
(1)請求項1の構成要件により、スリーブ固定用リング金具と二分割式スリーブが分離されているので梁鉄筋組み立て工事前にスリーブ固定用リング金具を釘で簡単に固定する事が出来、梁鉄筋組み立て工事後に二分割式スリーブを釘を用いなくて回転するだけで取り付けられるのでスリーブ取り付け工事が早く、正確に、確実に、簡単に取り付けられる。
(2)請求項1の構成要件により、二分割式スリーブのジョイント部に粘着テープを巻くことにより振動コンクリート打ちに対して二分割式スリーブの緩み及び曲がりが防止される。
以下、図面に示す発明を実施するための最良の形態により本発明を詳細に説明する。
図1と図2は本発明を実施するための最良の形態において、1はスリーブ固定用リング金具で強度のある鋼製が好ましくコンクリート内に打ち込まれるもので撤去しないものとする。2は二分割式スリーブで内筒と外筒から成り重複部を全長の4/1程度としコンクリート内に打ち込まれるもので撤去しないものとし不燃材を原則とし鋼製やグラスファイバー等がある。3は傾斜型ツメ押えで二分割式スリーブの先端のツメ突起金具を内に入れて回転することにより固定するもので、その箇所数は径が大きい程多くする。4はツメ突起金具でL型鋼とし二分割式スリーブとはネジやリベット等で固定し、その位置は傾斜型ツメ押えと同一とする。5は釘穴で釘は合成樹脂製を用いれば簡単に折れて撤去しやすい。6は粘着テープで巻きつけることで二分割式スリーブの緩み防止と曲がり防止の効果がある。
上記構成のRC造の梁スリーブ工法の実施施工手順としては、
1、梁スラブの型枠工事完了後に梁両側面に所定の位置にスリーブの墨出しをする。
2、スリーブの墨出し位置にスリーブ固定用リング金具を釘で固定する。
3、鉄筋工事により梁鉄筋を組み立てる。
4、二分割式スリーブを梁鉄筋内に入れて先に取り付けたスリーブ固定用リング金具の傾斜型ツメ押えに二分割式スリーブのツメ突起金具を差し込んで固定する。
5、二分割式スリーブのジョイント部に粘着テープを巻き付ける。
6、コンクリートを打設して完了する。
1、梁スラブの型枠工事完了後に梁両側面に所定の位置にスリーブの墨出しをする。
2、スリーブの墨出し位置にスリーブ固定用リング金具を釘で固定する。
3、鉄筋工事により梁鉄筋を組み立てる。
4、二分割式スリーブを梁鉄筋内に入れて先に取り付けたスリーブ固定用リング金具の傾斜型ツメ押えに二分割式スリーブのツメ突起金具を差し込んで固定する。
5、二分割式スリーブのジョイント部に粘着テープを巻き付ける。
6、コンクリートを打設して完了する。
本発明はRC造の梁スリーブを製造する産業で利用される。
1:スリーブ固定用リング金具、 2:二分割式スリーブ、 3:傾斜型ツメ押え、 4:ツメ突起金具、 5:釘穴、 6:粘着テープ、 7:梁側面型枠。
Claims (1)
- 梁型枠の垂直両側面にスリーブを所定の位置に固定するためのスリーブ固定用リング金具1と、該スリーブ固定用リング金具1に設置する二分割式スリーブ2から成り、前記スリーブ固定用リング金具1には複数の傾斜型ツメ押え3と釘穴5を設け、前記二分割式スリーブ2の外両端には傾斜型ツメ押え3と同位置にツメ突起金具4を設け、該ツメ突起金具4を傾斜型ツメ押え3内に差し込んで回転させることにより二分割式スリーブ2を固定するもので、その施工手順として梁スラブ型枠完成後梁鉄筋組み立て前にスリーブ固定用リング金具1を釘にて固定しておき、梁鉄筋組み立て後に、二分割式スリーブ2を梁内に入れ、該二分割式スリーブ2のツメ突起金具4を前記傾斜型ツメ押え3に入れて固定され、該二分割式スリーブ2を一体化するために粘着テープ6でジョイント部を巻き付けてコンクリートを打設して構築するRC造の梁スリーブ工法。
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JP2005309061A JP2007092488A (ja) | 2005-09-26 | 2005-09-26 | Rc造の梁スリーブ工法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017179947A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 章 中山 | 構築用スリーブ |
KR20210019161A (ko) * | 2019-08-12 | 2021-02-22 | 유영수 | 스프링 타입 벽체옹벽용 관통슬리브 |
-
2005
- 2005-09-26 JP JP2005309061A patent/JP2007092488A/ja not_active Withdrawn
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JP2017179947A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 章 中山 | 構築用スリーブ |
KR20210019161A (ko) * | 2019-08-12 | 2021-02-22 | 유영수 | 스프링 타입 벽체옹벽용 관통슬리브 |
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