JP2007091080A - Seat back moving mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は自動車等の車両用シートにおいて、シートバックをシートクッション上に倒された位置から着座位置へ移動するシートバック移動機構に関する。 The present invention relates to a seat back moving mechanism for moving a seat back from a position where the seat back is tilted onto a seat cushion to a seating position in a vehicle seat such as an automobile.
下記特許文献1には、シートクッション上に前倒し可能とされたシートバックに引き起こしストラップを連結した構造が開示されている。この構造では、車両後方から引き起こしストラップを引っ張ることでシートバックに引き起こすことができるようになっている。
しかしながら、特許文献1のようなシートバック移動機構では、シートバックを引き起こす際に、ストラップを低い位置から車両斜め後方上側へ引っ張ることになる。この結果、シートバックを引き起こす方向(車両上方)とストラップの引張り方向とのなす角度が直角に近づく。このため、ストラップを介して、シートバックに作用するシートバックを引き起こす方向(車両真上方向)への力の成分が小さくなり、シートバックを引き起こすためには大きな引っ張り力が必要となる。
However, in the seat back moving mechanism as in
本発明は上記事実を考慮し、シートバックの引き起こし操作力を低減できるシートバック移動機構を提供することが目的である。 In view of the above facts, an object of the present invention is to provide a seat back moving mechanism capable of reducing the operating force caused by the seat back.
請求項1記載の本発明のシートバック移動機構は、下部に設けた回転軸部を中心に立ち上げられた着座位置とシートクッション上に倒された格納位置とへ移動可能とされたシートバックと、前記シートバックに一端が連結され、他端に作用する引っ張り力によって前記シートバックを前記格納位置から前記着座位置へ移動するための移動手段と、車室内壁に設けられ、前記移動手段の他端に作用する前記引っ張り力の方向を前記シートバック側の端部において車両上方への引っ張り力に変更する引っ張り力方向変更手段と、を有することを特徴とする。 According to a first aspect of the present invention, there is provided a seat back moving mechanism according to the first aspect of the present invention, wherein the seat back is movable to a seating position raised around a rotating shaft portion provided at a lower portion and a retracted position tilted on a seat cushion. One end connected to the seat back and a moving means for moving the seat back from the retracted position to the seated position by a pulling force acting on the other end; provided on the vehicle interior wall; And a pulling force direction changing means for changing the direction of the pulling force acting on the end to a pulling force upward of the vehicle at the end on the seat back side.
シートバックを、シートクッション上に倒された格納位置からシートバックの下部に設けた回転軸部を中心に立ち上げられた着座位置へ移動する場合には、シートバックに一端が連結され、他端に作用する引っ張り力によってシートバックを格納位置から着座位置へ移動するための移動手段の他端を引っ張る。この際、車室内壁に設けられた引っ張り力方向変更手段によって、移動手段の他端に作用する引っ張り力の方向がシートバック側の端部において車両上方への引っ張り力に変更される。この結果、引っ張り力方向変更手段を介せずに移動手段を車両斜め上方後側へ引っ張る場合に比べて、移動手段を介してシートバックに作用するシートバックを引き起こす方向(車両真上方向)への力の成分が大きくなる。このため、小さな引張り力によって、シートバックを回転軸部を中心に格納位置から着座位置へ移動することができる。 When the seat back is moved from the retracted position on the seat cushion to the seating position raised around the rotating shaft provided at the lower portion of the seat back, one end is connected to the seat back and the other end The other end of the moving means for moving the seat back from the retracted position to the seated position is pulled by a pulling force acting on the seat. At this time, the direction of the pulling force acting on the other end of the moving means is changed to the pulling force upward of the vehicle at the end on the seat back side by the pulling force direction changing means provided on the vehicle interior wall. As a result, in a direction (directly above the vehicle) that causes the seat back to act on the seat back via the moving means, as compared with the case where the moving means is pulled diagonally upward and rearward without using the pulling force direction changing means. The force component of becomes larger. For this reason, the seat back can be moved from the retracted position to the seated position around the rotation shaft portion by a small tensile force.
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のシートバック移動機構において、前記引っ張り力方向変更手段は前記格納位置にあるシートバックの背面よりも車両上方に設けられ、前記移動手段を支持する移動手段支持部材であることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the seat back moving mechanism according to the first aspect, the pulling force direction changing means is provided above the rear surface of the seat back in the retracted position and supports the moving means. It is a moving means support member.
移動手段を、格納位置にあるシートバックの背面よりも車両上方に設けられた移動手段支持部材によって支持するという簡単な構成で、小さな引張り力によって、シートバックを回転軸部を中心に格納位置から着座位置へ移動することができる。 The moving means is supported by a moving means supporting member provided above the vehicle behind the back of the seat back in the retracted position, and the seat back is moved from the retracted position around the rotation shaft by a small pulling force. It can move to the sitting position.
請求項1記載の本発明はシートバックの引き起こし操作力を低減できる。
The present invention according to
請求項2記載の本発明は簡単な構成でシートバックの引き起こし操作力を低減できる。 According to the second aspect of the present invention, the seat back can be raised and the operating force can be reduced with a simple configuration.
本発明におけるシートバック移動機構の第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。 A first embodiment of a seat back moving mechanism according to the present invention will be described with reference to FIGS.
なお、図中矢印UPは車両上方方向を示し、図中矢印FRは車両前方方向を示している。 In the figure, the arrow UP indicates the upward direction of the vehicle, and the arrow FR in the figure indicates the forward direction of the vehicle.
図1に示される如く、本実施形態では、車両10における3列目シート12において、シートバック14が、図1に二点鎖線で示す着座状態(立ち上げられた状態)において下部に設けられた回転軸部としての回転軸16を中心に車両前方(図1の矢印A方向)と車両後方(図1の矢印B方向)へ回転可能とされている。
As shown in FIG. 1, in the present embodiment, in the
より具体的に説明すると、シート12のシートバック14は、回転軸16を中心にして、シート12のシートクッション18上に倒された図1に実線で示す格納位置と、回転軸16を中心に立ち上げられた図1に二点鎖線で示す着座位置とへ移動可能とされている。
More specifically, the
なお、シートバック14が回転軸16を中心にして着座位置から格納位置へ移動すると同時に、シート12のシートクッション18は、図1に二点鎖線で示す車両上方側の着座位置から図1に実線で示す車両下方側の格納位置へ移動するようになっている。また、シートバック14が回転軸16を中心にして格納位置から着座位置へ移動すると同時に、シート12のシートクッション18は、図1に実線で示す車両下方側の格納位置から図1に二点鎖線で示す車両上方側の着座位置へ移動するようになっている。
At the same time as the seat back 14 moves from the seating position to the retracted position about the
図2に示される如く、シート12のシートバック14及びシートクッション18は、車幅方向において例えば、車両右側から2対3の割合で2分割されており、各シートバック14の背面14Aには、移動手段としての帯状のストラップ20の一端20Aが連結されている。
As shown in FIG. 2, the
なお、ストラップ20の一端20Aは、シートクッション18上に倒された(格納位置にある)シートバック14の背面14Aの前部、即ち、着座状態にあるシートバック14の背面14Aの上部となる、ヘッドレスト22の近傍に設けた取付部24に連結されている。
One
更に、シートバック14の取付部24内には、周知のシートベルトリトラクタと同じ構造とされた巻取り装置25が収納されており、ストラップ20は巻取り装置25に巻き取られるようになっている。また、ストラップ20の他方の端部20Bには取っ手(把持部)26が設けられており、取っ手26は矩形の枠状とされている。
Further, a
一方、車室内壁としてのルーフヘッドライニング(天井材)30におけるバックドア31の近傍となる車両後端部30Aには、引っ張り力方向変更手段である移動手段支持部材としてのフック34が取付けられている。
On the other hand, a
なお、引っ張り力方向変更手段とは、図1に示される如く、ストラップ20の他方の端部20Bに作用する車両下方(図1の矢印F1の方向)への引っ張り力F1を、シートバック14側の端部20Aにおいて車両上方(鉛直線Sとの成す角度θ1)への引っ張り力F1に変更するための手段であり、格納位置にあるシートバック14の背面14Aよりも車両上方の車室内壁に設けられ、ストラップ20を移動可能に支持するようになっている。
As shown in FIG. 1, the pulling force direction changing means means a pulling force F1 acting on the other end 20B of the
従って、ストラップ20の端部20Bに作用する車両下方への引っ張り力F1が、シートバック14側の端部20Aにおいては、車両上方(鉛直線Sとの成す角度θ1)への引っ張り力F1に変更される。この結果、ストラップ20を介してシートバック14に作用するシートバック14を引き起こす方向(車両真上方向)への力の成分はF1cosθ1となる。
Therefore, the downward pulling force F1 acting on the end 20B of the
一方、フック34を介せずにストラップ20を車両斜め上方後側へ引っ張る場合には、張り力F2の方向は、鉛直線Sとの成す角度θ2がθ2>θ1となり、この引っ張り力F2によって、ストラップ20を介してシートバック14に作用するシートバック14を引き起こす方向(車両真上方向)への力の成分はF2cosθ2となる。
On the other hand, when the
従って、F1cosθ1=F2cosθ2とするとθ2>θ1の関係からF1<F2となり、フック34を介せずにストラップ20を車両斜め上方後側へ引っ張る場合の力F2に比べて、小さな引張り力F1(F1<F2)によって、シートバック14を回転軸16を中心に車両後方(図1の矢印B方向)へ回転することができるようになっている。
Therefore, if F1 cos θ1 = F2 cos θ2, then F1 <F2 because of the relationship θ2> θ1, and a smaller pulling force F1 (F1 <F) than the force F2 when the
また、本実施形態では、ストラップ20の一端20Aがシートバック14の背面14Aにおけるヘッドレスト22の近傍に設けた取付部24に連結されている。この結果、シート12のシートバック14の回転中心となる回転軸16と、ストラップ20の端部20Aが連結されたシートバック14の取付部24までの距離L1が長くなっている。このため、回転軸16の近傍にストラップ20の端部20Aを連結し距離L1が短い場合に比べて、シートバック14を引き起こす方向(車両上方)へ大きなモーメントを発生できるようになっている。
In the present embodiment, one
図3に示される如く、フック34はブラケット36を介してルーフヘッドライニング30(図2参照)に取付けられている。ブラケット36の車両への取付部36Aは矩形板状とされており、四隅に形成された取付孔38に車両下方側から挿入されるボルト等の締結部材(図示省略)によって車両に固定されている。また、ブラケット36の取付部36Aの中央部からは車両下方へ向かってフック34を支持するフック支持部36Bが突出形成されている。
As shown in FIG. 3, the
ブラケット36のフック支持部36Bの下端部は、軸線方向を車幅方向とする軸受部となっており、フック支持部36Bにはフック34の上枠部34Aが回転可能に軸支されている。また、フック34の下枠部34Bには、ストラップ20の長手方向中間部20Cが掛け渡されている。
The lower end portion of the hook support portion 36B of the
なお、フック34における車幅方向両枠部34C、34Dにおける一方の枠部34Cの長手方向中間部には開口部40が形成されており、この開口部40を通してフック34の枠内にストラップ20の長手方向中間部20Cを通すことができるようになっている。また、開口部40は、枠部34Cの下部34Eにピン42によって回転可能に連結した移動枠34Fによって開閉可能となっている。
An
従って、開口部40を通してフック34の枠内にストラップ20の長手方向中間部20Cを通す場合には、ピン42を中心に移動枠34Fを図3に二点鎖線で示す開放位置へ移動し、その後、ピン42を中心に移動枠34Fを図3に実線で示す閉塞位置へ移動することで、引っ張り操作中にストラップ20がフック34から外れないようにできる。
Accordingly, when the longitudinal
なお、ストラップ20は取付部24の巻取り装置25から引き出した状態で、図2に示される如く、フック34の枠内にその長手方向中間部20Cを通すことができるようになっている。また、図2の車両右側のストラップ20で示すように、ストラップ20を巻取り装置25から完全に引き出した状態から、更に、取っ手26を車両下方へ引っ張り操作することで、シートバック14が回転軸16を中心に図1に実線で示す格納位置から二点鎖線で示す着座位置へ移動するようになっている。
Note that the
なお、図2の車両右側のストラップ20で示す完全に引き出された状態で、作業者が手を取っ手26から離した場合には、巻取り装置25によってストラップ20が巻き取られ、取っ手26が図2に二点鎖線で示すフック34に当たる位置に保持されるようになっている。
When the operator removes his / her hand from the
次に、本実施形態の作用を説明する。 Next, the operation of this embodiment will be described.
本実施形態では、図1に示される如く、作業者Kが、車両10のバックドア31を開放して、車両後方側からシートバック14の取付部24に設けられた巻取り装置25に巻き取られた(図2の車両左側のストラップ20の状態)にあるストラップ20に取付けられた取っ手26を引っ張り、ストラップ20をシートバック14の取付部24から引き出す。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the operator K opens the
次に、図3に示される如く、フック34の移動枠34Fをピン42を中心に図3に二点鎖線で示す開放位置へ移動し、開口部40を通してフック34の枠内にストラップ20の長手方向中間部20Cを通す。その後、移動枠34Fをピン42を中心に図3に実線で示す閉塞位置へ移動し、引っ張り操作中にストラップ20がフック34から外れないようにする。
Next, as shown in FIG. 3, the moving
次に、図1に示される如く、作業者Kは、巻取り装置25から完全に引き出したストラップ20を、取っ手26を持って車両下方(図1の矢印F1方向)へ更に引っ張る。この際、ストラップ20の長手方向中間部20Cをフック34に通したことによって、ストラップ20の端部20Bに作用する引っ張り力(図1の矢印F1)が、シートバック14側の端部20Aにおいては、車両上方(鉛直線Sとの成す角度θ1)への引っ張り力に変更される。この結果、ストラップ20を介してシートバック14に作用するシートバック14を引き起こす方向(車両真上方向)への力の成分はF1cosθ1となる。
Next, as shown in FIG. 1, the worker K further pulls the
一方、フック34を介せずにストラップ20を車両斜め上方後側へ引っ張る場合には、張り力(図1の矢印F2)の方向は、鉛直線Sとの成す角度θ2がθ2>θ1となり、この引っ張り力F2によって、ストラップ20を介してシートバック14に作用するシートバック14を引き起こす方向(車両真上方向)への力の成分はF2cosθ2となる。
On the other hand, when the
従って、F1cosθ1=F2cosθ2とするとθ2>θ1の関係からF1<F2となり、フック34を介せずにストラップ20を車両斜め上方後側へ引っ張る場合の力F2に比べて、本実施形態では、小さな引張り力F1(F1<F2)によって、シートバック14を回転軸16を中心に車両後方(図1の矢印B方向)へ回転することができる。このため、シートバック14を着座位置から格納位置へ移動する引き起こし操作力を低減できる。
Therefore, if F1 cos θ1 = F2 cos θ2, then F1 <F2 from the relationship of θ2> θ1, and in this embodiment, the tension is smaller than the force F2 when the
なお、フック34の取付位置を車両前方側へ移動するほど角度θ1が小さくなり、シートバック14を着座位置から格納位置へ移動する引き起こし操作力を低減できるが、フック34の取付位置を車両前方側へ移動すると、フック34の位置が車両10のバックドア31の開口部から離れるため、フック34にストラップ20の長手方向中間部20Cを通し難くなる。
The angle θ1 decreases as the
また、本実施形態では、シート12のシートバック14の回転中心となる回転軸16と、ストラップ20の端部20Aが連結されたシートバック14の取付部24までの距離L1が長くなっている。この結果、シートバック14における回転軸16の近傍にストラップ20の端部20Aを連結し距離L1を短した場合に比べて、シートバック14の取付部24にストラップ20によって大きなモーメントを発生できる。このため、シートバック14を着座位置から格納位置へ移動する引き起こし操作力を更に低減できる。
Further, in the present embodiment, the distance L1 between the
また、本実施形態では、ルーフヘッドライニング30の車両後端部30Aに設けたフック34に、ストラップ20の長手方向中間部20Cを通すという簡単な構成で、シートバック14を着座位置から格納位置へ移動する引き起こし操作力を低減できる。
In the present embodiment, the seat back 14 is moved from the seating position to the retracted position with a simple configuration in which the longitudinal
また、本実施形態では、ストラップ20を使用しない場合には、ストラップ20の長手方向中間部20Cをフック34から外し、シートバック14の取付部24内に設けた巻取り装置25に、ストラップ20を巻き取ることができるため、車室後部への荷物の出し入れに対してストラップ20が邪魔にならない。また、見栄え(外観品質)も良い。
In the present embodiment, when the
次に、本発明におけるシートバック移動機構の第2実施形態を図4に従って説明する。 Next, a second embodiment of the seat back moving mechanism according to the present invention will be described with reference to FIG.
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。 In addition, about the same member as 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
図4に示される如く、本実施形態では、ルーフヘッドライニング30とバックドア31との間に配置され、車室内壁としての車室後壁上部を構成するリヤヘッダー50にフック34がブラケット36を介して取付けられている。
As shown in FIG. 4, in this embodiment, the
従って、本実施形態においても、第1実施形態と同様な作用効果が得られる。また、本実施形態では、第1実施形態に比べて、フック34がバックドア開口部に接近するため、ストラップ20の長手方向中間部20Cをフック34に通し易くなる。
Therefore, also in this embodiment, the same effect as the first embodiment can be obtained. Further, in the present embodiment, compared to the first embodiment, the
次に、本発明におけるシートバック移動機構の第3実施形態を図5及び図6に従って説明する。 Next, a third embodiment of the seat back moving mechanism according to the present invention will be described with reference to FIGS.
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。 In addition, about the same member as 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
図5に示される如く、本実施形態では、引っ張り力方向変更手段であるフック52が、車室内壁としての車室側壁部の上部を構成するルーフサイドガーニッシュ54の後部54Aに取付けられている。
As shown in FIG. 5, in this embodiment, a
図6に示される如く、フック52はブラケット56を介してルーフサイドガーニッシュ54(図5参照)に取付けられている。ブラケット56の車両への取付部56Aは矩形板状とされており、四隅に形成された取付孔58に車幅方向内側(車室内側)から挿入されるボルト等の締結部材(図示省略)によって車両に固定されている。ブラケット56の取付部56Aの略中央部からは車幅内方へ向かってフック52を支持するフック支持部56Bが前後一対突出形成されている。
As shown in FIG. 6, the
これらのフック支持部56Bの先端部は軸受部となっており、フック支持部56Bにはフック52の上端部52Aが軸60によって回転可能に軸支されている。また、フック52の下部は水平板上のフック部52Bとなっており、フック部52Bの先端部には上方へ向かって縦壁部52Cが形成されている。このため、フック52に掛け渡されたストラップ20の長手方向中間部20Cは、引っ張り操作中に縦壁部52Cによってフック部52Bから外れないようになっている。
The tip portions of these
従って、本実施形態においても、第1実施形態と同様な作用効果が得られる。また、第1実施形態に比べて、本実施形態では、フック52が車室側壁部に接近した位置に配置されるため、ストラップ20の長手方向中間部20Cをフック52に掛けた状態でも、車室後部への荷物の出し入れに対してストラップ20が邪魔になり難い。
Therefore, also in this embodiment, the same effect as the first embodiment can be obtained. Compared with the first embodiment, in the present embodiment, the
次に、本発明におけるシートバック移動機構の第4実施形態を図7に従って説明する。 Next, a fourth embodiment of the seat back moving mechanism according to the present invention will be described with reference to FIG.
なお、第3実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。 In addition, about the same member as 3rd Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
図7に示される如く、本実施形態では、ルーフサイドガーニッシュ54の後部54Aの下方に配置され、車室内壁としての車室側壁部を構成するDピラーガーニッシュ64に、フック52がブラケット56を介して取付けられている。
As shown in FIG. 7, in the present embodiment, a
従って、本実施形態においても、第3実施形態と同様な作用効果が得られる。また、第3実施形態に比べて、本実施形態では、フック52が車両下方側に配置されるため、ストラップ20の長手方向中間部20Cをフック52に掛け易くなる。
Therefore, also in this embodiment, the same effect as the third embodiment can be obtained. In addition, compared to the third embodiment, in the present embodiment, the
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態における引っ張り力方向変更手段である移動手段支持部材としてのフック34、52の車室内壁への取付位置は、上記各実施形態の取付位置に限定されず、格納位置にあるシート12のシートクッション18より車両上方で、ヘッドレスト22より車両後方の部位であれば、Cピラーガーニッシュ、デッキサイドトリム、バックドアトリム、バックドアパネル等の他の部位であっても良い。
Although the present invention has been described in detail with respect to specific embodiments, the present invention is not limited to such embodiments, and various other embodiments are possible within the scope of the present invention. It will be apparent to those skilled in the art. For example, the mounting position of the
また、上記各実施形態では、移動手段として、帯状のストラップ20を使用したが、移動手段はストラップ20等の帯状体の他にワイヤ等の紐状部材等の他の移動手段としても良い。
In each of the above embodiments, the belt-
また、上記各実施形態では、移動手段としてのストラップ20の端部20Aをシートバック14の背面14Aのヘッドレスト22の近傍に設けた取付部24に連結したが、ストラップ20の端部20Aをヘッドレスト22に連結しても良い。
Further, in each of the above embodiments, the
また、上記各実施形態では、引っ張り力方向変更手段である移動手段支持部材としてフック34、52を使用したが、引っ張り力方向変更手段である移動手段支持部材は、ストラップ20の端部20Bに作用する引っ張り力F1の方向をシートバック14側の端部20Aにおいて車両上方への引っ張り力に変更する手段であれば、ルーフヘッドライニング30等の車室内壁に形成され、ストラップ20が通過可能な一対の貫通孔等の他の構成としても良い。
In each of the above embodiments, the
また、上記各実施形態では、シートバック14の取付部24に巻取り装置25を配置したが、シートバック14の取付部24に巻取り装置25を設けず、ストラップ20の端部20Aをシートバック14に直接連結した構成としても良い。
Further, in each of the above embodiments, the winding
また、上記各実施形態では、本発明のシートバック移動機構を車両10における3列目シート12に適用したが、本発明のシートバック移動機構は2列目シート等の他の車両シートにも適用可能である。
In each of the above embodiments, the seat back moving mechanism of the present invention is applied to the
また、上記各実施形態では、本発明のシートバック移動機構を、シートバック14及びシートクッション18が車幅方向において、車両右側から2対3の割合で2分割されたシート12に適用したが、本発明のシートバック移動機構は他の分割比のシートにも適用可能である。
In each of the above embodiments, the seat back moving mechanism of the present invention is applied to the
また、上記各実施形態では、本発明のシートバック移動機構を、シートバック14及びシートクッション18が図1に二点鎖線で示す着座位置と実線で示す格納位置とへ移動するシートアレンジとなったシート12に適用したが、本発明のシートバック移動機構はシートバック及びシートクッションが他の格納位置へ移動する、上記各実施形態と異なるシートアレンジのシートにも適用可能である。
In each of the above embodiments, the seat back moving mechanism of the present invention is a seat arrangement in which the seat back 14 and the
12 シート
14 シートバック
16 シートバックの回転軸
18 シートクッション
20 ストラップ(移動手段)
22 ヘッドレスト
24 シートバックにおけるストラップの取付部
25 巻取り装置
26 取っ手
30 ルーフヘッドライニング(車室内壁)
31 バックドア
34 フック(引っ張り力方向変更手段、移動手段支持部材)
36 ブラケット
50 リヤヘッダー(車室内壁)
52 フック(引っ張り力方向変更手段、移動手段支持部材)
54 ルーフサイドガーニッシュ(車室内壁)
56 ブラケット
64 Dピラーガーニッシュ(車室内壁)
12
22
31
36
52 Hook (Tensioning force direction changing means, moving means supporting member)
54 Roof side garnish (vehicle interior wall)
56 Bracket 64 D pillar garnish (vehicle interior wall)
Claims (2)
前記シートバックに一端が連結され、他端に作用する引っ張り力によって前記シートバックを前記格納位置から前記着座位置へ移動するための移動手段と、
車室内壁に設けられ、前記移動手段の他端に作用する前記引っ張り力の方向を前記シートバック側の端部において車両上方への引っ張り力に変更する引っ張り力方向変更手段と、
を有することを特徴とするシートバック移動機構。 A seat back that is movable to a seating position raised around a rotating shaft portion provided at a lower portion and a storage position that is tilted on the seat cushion;
One end connected to the seat back, and a moving means for moving the seat back from the retracted position to the seated position by a pulling force acting on the other end;
A pulling force direction changing means that is provided on a vehicle interior wall and changes the direction of the pulling force acting on the other end of the moving means to a pulling force upward on the vehicle at the end on the seat back side;
A seat back moving mechanism comprising:
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