JP2007090185A - 分散器 - Google Patents

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JP2007090185A
JP2007090185A JP2005281122A JP2005281122A JP2007090185A JP 2007090185 A JP2007090185 A JP 2007090185A JP 2005281122 A JP2005281122 A JP 2005281122A JP 2005281122 A JP2005281122 A JP 2005281122A JP 2007090185 A JP2007090185 A JP 2007090185A
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牧 久 小
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Abstract

【課題】 流入してきた粉末を殆ど完全に分散化する分散室を備えた分散器を提供する。
【解決手段】 分散室21において、粉末供給器1からの粉末が送り込まれる流入口30を底壁21Dに、分散された粉末を排出する排出口31を上壁21Uにそれぞれ設けられ、その中心軸に沿って上下壁を貫通する様に設けられたモータ23に繋がる回転軸22に、2組の分散羽体28,29が設けらている。2組の分散羽体28,29は送風方向が相向かい合うように羽が取り付けられており、各羽は、それぞれ、回転軸22に沿って、上下方向にずらし、且つ回転方向に45度ずらして回転軸22に取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、粉末供給装置に使用される分散器に関する。
セラミックス等の微粉末をプラズマ中に供給し、プラズマにより蒸気化した粉末をチャンバー中に配置された基板上に膜状に付着する成膜装置が知られている。
図1は、その様な成膜装置の1概略例を示したもので、特開平05−186864号公報記載の装置である。
図中1はその内部で攪拌させた粉末を供給する粉末供給器で、その具体的構造は、例えば、特開平5−186864号公報の図2に示されている。
2は該粉末供給器から供給管3を介して送られて来る粉末の内、凝集した微粉末を分散させて一次粒子(元の微粉末)に戻すための分散器である。該分散器は少なくとも上下2段の分散羽4,5を具備しており、所定の速度で回転するように成してある。
該分散器2から排出された微粉末は、供給管6を介してプラズマトーチ7内に供給される。
該プラズマトーチは、その周囲にRFコイル8が巻かれており、高周波電源9からこのコイルに高周波電力を供給することにより、内部にプラズマを発生するものである。10はトーチの下方に設けられた基板である。
この様な構成の装置において、粉末供給器1に供給された粉末は、該供給器内部において攪拌され、凝集した粉末の一部は分散されて微粉末に戻る。この様な状態の粉末はキャリアガスと共に供給管3に排出され、該供給管を通じて分散器2に流入される。
該分散器内においては、分散羽4,5が高速回転しており、該分散器2に流入した微粉末中の凝集した固まりは、これら分散羽4,5に衝突して分散し、更に、分散羽が回転することにより発生する気流によっても分散する。この様にして、分散器2に流入した凝集した微粉末の固まりは一次粒子に戻る。
この様な微粉末は供給管6を通じてプラズマトーチ7に供給される。該トーチ内には、高周波電源9からRFコイル8に高周波電力が供給されることによりプラズマが発生しており、このプラズマ中に投入された微粉末はプラズマにより加熱されて蒸発し、基板10上に、均一な膜が形成される。
特開平05−186864号公報
さて、前記分散器2は具体的には、図2に示す様な構造であり、分散羽4,5が設けられている部屋R1と分散羽を回転させる為のモータ11が設けられている部屋R2から成る。
部屋R1においては、分散羽4,5がモータ11の回転軸12に、互いに上下方向に離して取り付けられており、回転軸12の先端には傘フランジ13が取り付けられている。
尚、部屋R1において、傘フランジ13の下の空間は、二次粒子以上の凝集したままの粒子をトラップするトラップ空間TSを成しており、前記傘フランジ13は分散羽4,5の回転によりトラップ空間TS内の凝集した粒子が舞い上がらないように機能している。
又、部屋R1には、供給管3を介して粉末供給器1からの粉末とキャリアガスが入ってくる流入口14及び供給管6を介してプラズマトーチ7に粉末とキャリアガスを排出するための排出口15が設けられている。尚、16は、部屋 R1の気密を保つと共に粉末が部屋R2に流入するのを防ぐOリングである。
前記分散器2はこの様な構造を有することにより、分散により一次粒子に成ったものだけをプラズマトーチ7に送り、分散しきれなかった凝集粒子をトラップ空間TSに落下させるようにしている。
しかし、粉末の凝集状態によってトラップ空間TSに落下する凝集粒子の量が異なるため、粉末供給器1、或いは、分散器2への粉末供給量が定まらない。
又、粉末の凝集状態によっては、分散器2での凝集粒子トラップ量が多量になり、プラズマトーチ7のプラズマへの微粉末導入量が極端に落ちてしまうこともある。
本発明は、この様な問題点を解決するために成されたもので、粉末供給管から送られて来る粉末を殆ど一次粒子に分散させ排出することが出来る新規な分散器を提供することを目的とする。
本発明の分散器は、粉末供給器からの粉末が送り込まれる流入口を一方の端部に有し、分散された粉末を他方の端部に排出する排出口を有し、その中心軸に沿って上下壁を貫通する様に設けられたモータに繋がる回転軸に、各々複数の羽から成る2組の分散羽体が設けられた分散室を有している分散器であって、前記2組の分散羽体は送風方向が相向かい合うように羽が取り付けられており、各羽は、それぞれ、回転軸に沿って、上下方向にずらし、且つ回転方向にずらして回転軸に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、分散室の中心軸に沿って上下壁を貫通する様に設けられたモータに繋がる回転軸に、各々複数の羽から成る2組の分散羽体が設けられ、該2組の分散羽体は送風方向が相向かい合うように羽が取り付けられており、各羽は、それぞれ、回転軸に沿って、上下方向にずらし、且つ回転方向にずらして回転軸に取り付けられているので、分散室に入った粒子の殆どが分散して微粒子に成り、ある時間後に分散器に入る量と出る量が一致し、分散器内部に粒子が一方的に溜まることがなくなる。。従って、分散室の底壁上に凝集粒子が落下することは殆ど無い。従って、粉末供給器、或いは、分散器への粉末供給量が定まる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図3は本発明の分散器の一概略を示す。尚、図4は図3のA−A断面図である。
図中21は分散室で、該分散室の上壁21Uの上方には、その回転軸22が分散室21の上壁21Uと底壁(下壁)21Dの中心部を貫通する様に、モータ23が設けられている。
前記分散室21の上壁21Uの上面には、回転軸22を取り囲む様に、順に、第1フランジ24,第2フランジ25,第3フランジ26が取り付けられており、各々の回転軸22と接触する部分には、それぞれ、ラビンスパッキング,オーリング,ベアリングが設けられ、分散室21が真空を保ち、圧力に耐えられるように成っている。
前記分散室21の低壁21D下面には、前記モータの回転軸22の先端を支持する軸受け27が設けられている。
前記回転軸22の分散室内部分には、各々4枚の羽から成る2組の攪拌羽体28,29が、各組の送風方向が相対するように、取り付けられている。
一方の攪拌羽体28は4枚の羽28A,28B,28C,28Dから成り、他方の攪拌羽体29は4枚の羽29A,29B,29C,29Dから成り、回転軸22の軸方向には互いに重なることなく順にずらし、回転方向には45度ずつ順にずらして、羽28A,28B,28C,28D,29A,29B,29C,29Dが、回転軸22に取り付けられている。尚、この取り付けの際、一番上の羽28Aと上壁21U内面の間、一番下の羽29Dと底壁21D内面の間に、僅かな隙間が出来るだけで、大きな空間が出来ないようにする。
分散室21の底壁21Dには、供給管を介して粉末供給器からの粉末とキャリアガスが入ってくる流入口30が、上壁21Uには、供給管を介してプラズマトーチに微粉末とキャリアガスを排出するための排出口31が、それぞれ、設けられている。
尚、32は分散室21の支持台である。
この様な構成の分散器を、例えば、図1に示す如き成膜装置の粉末供給装置の分散器として使用した場合についてその動作を以下に説明する。
粉末供給器1に供給された粉末は、該供給器内部において攪拌され、凝集した粉末の一部は分散されて微粉末に戻る。この様な状態の粉末はキャリアガスと共に供給管3に排出され、該供給管を通じて分散室21の流入口30から分散室21内に流入される。
該分散室内においては、モータ23の差動により回転軸22が回転し、該回転により、分散羽体28及び29が、互いに送風方向が相対する様に高速回転している。
該分散室21の流入口30に流入した微粉末中の凝集した固まりは、これら分散羽体29の羽29D,29C,29B,29Aに衝突しながら、分散羽体29の回転により上方へ向う。この様な粒子は、分散羽体28の羽28D,28C,28B,28Aに衝突しながら、分散羽体28の回転により下方へ向けられる。この様な動作の繰り返しにより、粒子は分散して、殆どのものは一次粒子(微粒子)に戻る。この様な一次粒子は、キャリアガスで排出口31から供給管7に排出され、プラズマトーチ7に供給される。該トーチ内には、高周波電源9からRFコイル8に高周波電力が供給されることによりプラズマが発生しており、このプラズマ中に投入された微粉末はプラズマにより加熱されて蒸発し、基板10上に、均一な膜が形成される。
尚、本発明は前記説明した実施形態例に限定されない。例えば、各攪拌羽体は3枚羽でも良い。又、上壁21Uの上面に、第1フランジ24,第2フランジ25,第3フランジ26を取り付け、各々の回転軸22と接触する部分に、それぞれ、ラビンスパッキング,オーリング,ベアリングが設けられる様に成したが、回転軸22と接触する部分に、それぞれ、オーリングとベアリングが設けられた2つのフランジを設け、これらのオーリング部とベアリング部をラビンス構造に成しても良い。
従来の成膜装置の1概略例をしたものである。 従来の分散器の1概略例をしたものである。 本発明の分散器の一概略を示す。 図3のA−A断面図ある。
符号の説明
1…粉末供給器
2…分散器
3…供給管
4…分散羽
5…分散羽
6…供給管
7…プラズマトーチ
8…RFコイル
9…高周波電源
10…基板
11…モータ
12…回転軸
13…傘フランジ
14…流入口
15…排出口
16…Oリング
TS…トラップ空間
21…分散室
22…回転軸
23…モータ
24…第1フランジ
25…第2フランジ
26…第3フランジ
27…軸受け
28…分散羽体
28A,28B,28C,28D…羽
29…分散羽体
29A,29B,29C,29D…羽
30…流入口
31…排出口
32…支持台

Claims (5)

  1. 粉末供給器からの粉末が送り込まれる流入口を一方の端部に有し、分散された粉末を他方の端部に排出する排出口を有し、その中心軸に沿って上下壁を貫通する様に設けられたモータに繋がる回転軸に、各々複数の羽から成る2組の分散羽体が設けられた分散室を有している分散器であって、前記2組の分散羽体は送風方向が相向かい合うように羽が取り付けられており、各羽は、それぞれ、回転軸に沿って、上下方向にずらし、且つ回転方向にずらして回転軸に取り付けられている分散器。
  2. 分散室内の上壁と一番上方に取り付けられた羽との間、及び、下壁と一番下方に取り付けられた羽との間には、粉末が留まることが困難な隙間しか設けられていない請求項1記載の分散器。
  3. 分散羽体は4枚の羽から成る請求項1記載の分散器。
  4. 2組の分散羽体を成す各羽は、回転方向に等間隔ずらして回転軸に取り付けられている請求項1記載の分散器。
  5. 流入口は下壁に設けられ、排出口は上壁に設けられている請求項1記載の分散器。
JP2005281122A 2005-09-28 2005-09-28 分散器 Withdrawn JP2007090185A (ja)

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