JP2007089850A - 浴槽水の殺菌装置および殺菌方法 - Google Patents

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【課題】新たに循環路を浴槽に設ける必要がなく、浴槽水の非循環部分や、浴槽の内壁、浴槽の底部など、浴槽内面の隅々まで殺菌することにより、浴槽の衛生状態を改善することができる浴槽水の殺菌装置および殺菌方法を提供する。また、浴槽の清掃作業に係る省力化にも対応できる浴槽水の殺菌装置および殺菌方法を提供する。
【解決手段】浴槽水2aを殺菌可能な防水構造の紫外線ランプ9と、浮力を有するフロート部10とを備えたランプユニット3を浴槽水2aの水面2bに浮かせるとともに、このランプユニット3の紫外線ランプ9で発生する紫外線を浴槽水2aに照射することにより浴槽水2aを殺菌する。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽水の殺菌装置および殺菌方法に関するものである。
従来、浴槽に貯留された浴槽水を殺菌する殺菌方法として、塩素やカルキなどの薬剤を用いた方法が採用されてきたが、この方法では塩素臭などの刺激臭が発生するので、最近では、紫外線ランプを用いた方法が種々開発されている。
例えば、図11は、このような紫外線ランプ24を用いた殺菌装置21の例を示す概念図である。この図11の殺菌装置21は、浴槽2内の浴槽水2aを循環させるための循環路22と、循環ポンプ23と、紫外線ランプ24と、紫外線ランプ24に供給する電力を発生させる電力供給装置25とを備え、循環路22を循環する浴槽水2aに紫外線を照射することにより浴槽水2aが殺菌されるように構成されている。
また、このような循環式の殺菌装置として、例えば、特許文献1には、循環路と、循環ポンプと、光触媒を収納した浄化殺菌タンクと、浴湯に紫外線を照射する紫外線ランプとを備えた浴湯浄化装置の技術が開示されている。
これら図11に示した浴槽水の殺菌装置21や、特許文献1に開示された浴湯浄化装置の技術は、塩素やカルキなどの薬剤を用いた方法のように塩素の濃度点検をしたり、薬剤を追加投入したりする必要がない。また、ランニングコストも一般の蛍光灯にかかる電気代程度で済むという利点がある。
特開平11−188356号公報
しかしながら、上述の図11に示した浴槽水の殺菌装置21や、特許文献1に開示された浴湯浄化装置の技術では、殺菌装置を設置する場合には、わざわざ循環路を浴槽に設けなければならないという不具合があった。
また、循環路の途中で浴槽水を殺菌するので、浴槽水の非循環部分26や、浴槽の内壁27および底部28などの内面は、殺菌することができないという問題があった。そのため浴槽内面は、入浴する多数の人間の雑菌によりぬめりなどのスライムが形成され易かった。特に、スライムの裏側に隠れているレジオネラ菌などの有害な菌は塩素などの殺菌剤でも処理することができず、必ずしも浴槽の衛生状態を良好に維持できるとは言えないという問題があった。
また、浴槽の衛生状態を改善するために、浴槽から全湯を抜いて浴槽内面を清掃しても、しばらく時間が経過すると、入浴する多数の人間の雑菌によりぬめりなどのスライムが再び形成されて浴槽の衛生状態が悪化するという不具合があった。このため、従来の循環式の殺菌装置では、頻繁に定期的な清掃作業を行わねばならず、浴槽の清掃作業に係る省力化にも限界があるという問題があった。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、新たに循環路を浴槽に設ける必要がなく、浴槽水の非循環部分や、浴槽の内壁、浴槽の底部など、浴槽内面の隅々まで殺菌することにより、浴槽の衛生状態を改善することができる浴槽水の殺菌装置および殺菌方法を提供することを課題としている。また、浴槽の清掃作業に係る省力化にも対応できる浴槽水の殺菌装置および殺菌方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するための本発明に係る浴槽水の殺菌装置は、浴槽に貯留された浴槽水を殺菌する浴槽水の殺菌装置であって、防水構造の紫外線ランプと、浮力を有するフロート部とを有するランプユニットを備え、上記ランプユニットは、浴槽水の水面に浮いた状態で上記紫外線ランプで発生する紫外線を浴槽水に照射することにより浴槽水を殺菌するものであることを特徴とするものである。
また、本発明に係る浴槽水の殺菌方法は、浴槽に貯留された浴槽水を殺菌する殺菌方法であって、浴槽の浴槽水を殺菌可能な防水構造の紫外線ランプと、浮力を有するフロート部とを備えたランプユニットを浴槽水の水面に浮かせるとともに、このランプユニットの紫外線ランプで発生する紫外線を浴槽水に照射することにより浴槽水を殺菌する浴槽水の殺菌方法である。
本発明に係る浴槽水の殺菌装置あるいは浴槽水の殺菌方法によれば、フロート部を備えたランプユニットが浴槽水の水面に浮いた状態で、紫外線ランプで発生する紫外線を直接浴槽水に照射して浴槽水を殺菌するので、循環式の殺菌装置のように新たに循環路を浴槽に設ける必要がない。
また、紫外線を直接浴槽水に照射して浴槽水を殺菌するので、浴槽水の非循環部分や、浴槽の内壁、浴槽の底部など、浴槽内面の隅々まで殺菌することができる。特に、従来の循環式の殺菌装置では殺菌できなかった浴槽内面のスライムの裏側に隠れているレジオネラ菌などの有害な菌を殺菌することができるので浴槽の衛生状態を著しく改善することができるようになる。
また、このように浴槽内面の隅々まで殺菌して常に浴槽を衛生的に維持することができるので、浴槽から全湯を抜いて清掃する定期的な清掃作業と次の清掃作業との間の期間を長くすることができる結果、浴槽の清掃作業に係る省力化に大きく貢献する。
ここで、上記ランプユニットは、浴槽水の水面に浮いた状態で紫外線ランプの長手方向が概ね水面に平行になるように上記紫外線ランプを保持するものであることが好ましい。
このようにすれば、紫外線ランプの長手方向が概ね水面に平行になるので、紫外線ランプの長手方向の広い範囲を概ね均等な照度でむらなく殺菌することができるようになる。
また、上記ランプユニットは、浴槽水の水面に浮いた状態で上記紫外線ランプを浴槽水の水面直下に横たわるように上記紫外線ランプを保持するものであることが好ましい。
このようにすれば、紫外線ランプが浴槽水の水面直下に横たわるので、浴槽水の水面で反射することによる光の損失を無くすことができる結果、紫外線ランプで発生する紫外線を有効に利用することができる。
また、上記ランプユニットは、紫外線ランプの後方に向かう光を前方の浴槽水の方向に反射する反射板と、紫外線ランプを覆って保護する保護枠と、浴槽水の水面上の部分に設けられ、ランプユニットを把持するための取っ手とを有していることが好ましい。
このようにすれば、紫外線ランプの後方に向かう光が前方の浴槽水の方向に反射するので、浴槽水の方向に向かう光が増加する結果、殺菌効果をより高めることができる。
また、ランプユニットの保護枠が、紫外線ランプを覆って保護するので、ランプユニットのハンドリングの際に紫外線ランプが物に当って破損することを未然に防止することができるようになる。
また、例えばランプユニットを浴槽水に対して設置したり撤去したりする時など、浴槽水の水面上の部分にある取っ手を把持してできるので、ランプユニットをハンドリングし易くなる。
さらに、この浴槽水の殺菌装置は、上記ランプユニットの紫外線ランプに供給する電力を発生させる電力供給装置と、この電力供給装置で発生した電力をランプユニットの紫外線ランプに供給する防水構造のケーブルと、このケーブルを繰り出し可能に巻き取るケーブル巻き取り機と、上記ランプユニットを着脱自在に保持するランプユニット保持部と、上記電力供給装置と、上記ケーブル巻き取り機と、上記ランプユニット保持部とを積載する手押し車とを備えていることが好ましい。
このようにすれば、電力供給装置が、ランプユニットの紫外線ランプに供給する電力を発生させるとともに、防水構造のケーブルが、電力供給装置で発生した電力をランプユニットの紫外線ランプに供給するので、ランプユニット内に重い電力供給装置を組み込む必要がなくなる結果、より軽くコンパクトなランプユニットにすることができる。また、軽いランプユニットにすることができるので、フロート部の容積を小さくすることができる結果、さらにコンパクトなハンドリングし易いランプユニットにすることができる。
また、防水構造のケーブルが、電力供給装置で発生した電力をランプユニットの紫外線ランプに供給するので、ランプユニットをより広い範囲に移動させることができる結果、より広い浴槽や浴場に適用することができるようになる。
また、殺菌装置のケーブル巻き取り機により、ケーブルを繰り出したり、巻き取ったりすることができるので、収納性の良好な殺菌装置とすることができる。
さらに、手押し車に電力供給装置と、ケーブル巻き取り機と、ランプユニット保持部が設けられ、ランプユニット保持部が、ランプユニットを着脱自在に保持するので、殺菌装置を移動させることが容易になる。また、ランプユニットとケーブルとの収納が容易になる。
以上説明したように、本発明によれば、紫外線を直接浴槽水に照射して浴槽水を殺菌するので、循環式の殺菌装置のように新たに循環路を浴槽に設ける必要がないという顕著な効果を奏する。
また、浴槽水の非循環部分や、浴槽の内壁、浴槽の底部など、浴槽内面の隅々まで殺菌することができるので、浴槽の衛生状態を著しく改善することができるとともに、浴槽の清掃作業に係る省力化に大きく貢献することができるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。図1は、本発明の実施の形態に係る浴槽水の殺菌装置1の構成を示す側面図であり、図2は、図1の正面図を、図3は、図1の上面図を、それぞれ示している。また、図4は、殺菌装置1のランプユニット3の構成を示す斜視図であり、図5は、ランプユニット3の上面図、図6は、図5の側面図、図7は、図5の下面図、図8は、ランプユニット3を長手方向から見た図5の側面図、図9は、図7のA−A断面図をそれぞれ示している。
本発明の実施の形態に係る浴槽水の殺菌装置1は、例えば、図10に示すような浴槽2に貯留された浴槽水2aを殺菌するものである。この浴槽水の殺菌装置1は、図1〜図3に示すように、ランプユニット3と、このランプユニット3の紫外線ランプ9に供給する電力を発生させる電力供給装置4と、電力供給装置4で発生した電力を紫外線ランプ9に供給する防水構造のケーブル5と、ケーブル5を繰り出し可能に巻き取るケーブル巻き取り機6とが、手押し車7に組み込まれている。
上記浴槽2(図10)としては、本実施形態では、一般の旅館、温泉、家庭の浴室に設けられる浴槽が対象となっている。また、本発明の実施の形態に係る浴槽水の殺菌装置1は、浴湯、温泉湯など、入浴に適した温度に調整された湯だけに限定されず、入浴前後の温度の低い状態の水、湯にも適用される。
上記ランプユニット3は、図4〜図9に示すように、枠体8に1本の紫外線ランプ9と、浮力を有する3つのフロート部10とを備え、フロート部10の浮力により枠体8ごと浴槽水2aの水面2bに浮くことができるように構成されている。そして、この浮いた状態で、紫外線ランプ9からの紫外線を浴槽水2aに照射することにより浴槽水2aを殺菌可能なようになっている。
ここで、枠体8は、薄い金属板を曲折して形成したものを塗料で被覆したものである。このランプユニット3の枠体8には、紫外線ランプ9を保持するランプホルダ12と、紫外線ランプ9の後方に向かう光を前方の浴槽水2aの方向に反射する反射板13と、紫外線ランプ9を覆って保護する保護枠14と、浴槽水2aの水面2b上の部分にランプユニット3を把持するための取っ手15(図5)とが設けられている。また、ランプユニット3を軽量化するために適当な箇所に切り欠き部16(図5)が設けられている。
また、紫外線ランプ9は、本実施形態では、長尺の水銀蒸気を封入した放電管形式の紫外線ランプが用いられている。この紫外線ランプ9は、浴槽水2aを張った浴槽2の底面において約0.006mW/cmの照度が得られる防水構造のものが採用され、やはり防水構造のコネクタ9aでケーブル5と接続されている。
フロート部10は、発泡スチロールなど、軽量な発泡性樹脂材が採用されており、枠体8と枠体8に設けられた係止部8aとに周囲を覆われるようにしてランプユニット3に収納されている。
このランプユニット3は、浴槽水2aの水面2bに浮いた状態で、紫外線ランプ9を浴槽水2aの水面2bの直下に横たわるように、また、紫外線ランプ9の長手方向が概ね水面2bに平行になるように保持している。
また、このランプユニット3は、収納時は、手押し車7に設けられたランプユニット保持部11(図1)に斜めにもたれかかるような姿勢で係止されることにより、ランプユニット保持部11に着脱自在に保持されるように構成されている。
上記電力供給装置4は、本実施形態では、家庭用交流100ボルト電源から電力の供給を受け、ランプユニット3の紫外線ランプ9に供給する電力を発生させるものである。この電力供給装置4は、その回路中に紫外線ランプ9を初期点灯するためのグローランプ方式の点灯回路を有している。
上記ケーブル5は、電力供給装置4で発生した電力をランプユニット3の紫外線ランプ9に供給する導電路であり、銅線を塩化ビニルで被覆することにより絶縁と防水と柔軟性とが実現された構造になっている。
上記ケーブル巻き取り機6は、ケーブル5を繰り出し可能に巻き取るものであり、ケーシング6aとこのケーシング6aに軸支された芯部6bとを備えている。そして、このケーブル巻き取り機6は、芯部6bに連結される図略のハンドルを手動で回転させることにより、ケーブル5を繰り出したり、巻き取ったりすることができるように構成されている。
上記手押し車7は、手押し部7aとキャスター7bとが設けられている荷物搬送用の手押し台車であり、上述のランプユニット保持部11と、電力供給装置4とがそれぞれ前面と背面とに固定されている。また、上述のケーブル巻き取り機6が中央に固定されている。
次に図1〜図4と図10を参照して、本発明の実施の形態に係る浴槽水の殺菌装置1および殺菌方法の作用について説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る浴槽水の殺菌装置1は、収納時は、図1〜図3に示すように、ケーブル5がケーブル巻き取り機6に巻き取られ、ランプユニット3が、ランプユニット保持部11に斜めにもたれかかるような姿勢で係止された状態になっている。
次に、この殺菌装置1を使用する時は、作業者がケーブル巻き取り機6の芯部に連結される図略のハンドルを手動で回転させることにより、ケーブル5をケーブル巻き取り機6から繰り出すとともに、ランプユニット3の取っ手15(図5)を持ってランプユニット3をランプユニット保持部11からとり外す。そして、図10に示すように浴槽2に浮かべる。この時、ランプユニット3の保護枠14が紫外線ランプ9を保護する。
そして、電力供給装置4のスイッチを入れることにより、この電力供給装置4で発生した電力がケーブル5を介してランプユニット3の紫外線ランプ9に供給される。
この時、ランプユニット3は、紫外線ランプ9を浴槽水2aの水面2b直下に横たわるように、また、紫外線ランプ9の長手方向が概ね水面2bに平行になるように紫外線ランプ9を保持する。また、反射板13が、紫外線ランプ9の後方に向かう光を前方の浴槽水2aの方向に反射する。
このように、本発明の実施の形態に係る浴槽水の殺菌装置1を用いた殺菌方法では、ランプユニット3を浴槽水2aの水面2bに浮かせるとともに、紫外線ランプ9で発生する紫外線を浴槽水2aに照射することにより浴槽水2aを殺菌する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る浴槽水の殺菌装置1および殺菌方法によれば、フロート部10を備えたランプユニット3が浴槽水2aの水面2bに浮いた状態で、紫外線ランプ9で発生する紫外線を直接浴槽水2aに照射して浴槽水2aを殺菌するので、循環式の殺菌装置のように新たに循環路を浴槽2に設ける必要がない。
また、紫外線を直接浴槽水2aに照射して浴槽水2aを殺菌するので、浴槽水2aの非循環部分や、浴槽2の内壁、浴槽2の底部など、浴槽2内面の隅々まで殺菌することができる。特に、従来の循環式の殺菌装置1では、殺菌できなかった浴槽2の内面のスライムの裏側に隠れているレジオネラ菌などの有害な菌を殺菌することができるので浴槽2の衛生状態を著しく改善することができるようになる。
さらに、このように浴槽2の内面の隅々まで殺菌して常に浴槽2を衛生的に維持することができるので、浴槽2から全湯を抜いて清掃する定期的な清掃作業と次の清掃作業との間の期間を長くすることができる結果、浴槽2の清掃作業に係る省力化に大きく貢献する。
また、ランプユニット3が、浴槽水2aの水面2bに浮いた状態で紫外線ランプ9の長手方向が概ね水面2bに平行になるように紫外線ランプ9を保持するので、紫外線ランプ9の長手方向の広い範囲を概ね均等な照度でむらなく殺菌することができるようになる。
また、ランプユニット3が、浴槽水2aの水面2bに浮いた状態で紫外線ランプ9を浴槽水2aの水面2b直下に横たわるように紫外線ランプ9を保持するので、浴槽水2aの水面2bで反射することによる光の損失を無くすことができる結果、紫外線ランプ9で発生する紫外線を有効に利用することができる。
さらに、ランプユニット3が、紫外線ランプ9の後方に向かう光を前方の浴槽水2aの方向に反射する反射板13を備えているので、浴槽水2aの方向に向かう光が増加する結果、殺菌効果をより高めることができる。
また、ランプユニット3の保護枠14が、紫外線ランプ9を覆って保護するので、ランプユニット3のハンドリングの際に紫外線ランプ9を物に当てて破損することを未然に防止することができる。
また、ランプユニット3の浴槽水2aに対して設置したり撤去したりする時などランプユニット3をハンドリングする際に、浴槽水2aの水面2b上の部分にある取っ手15を把持してできるので、ランプユニット3をハンドリングし易い。
さらに、電力供給装置4が、ランプユニット3の紫外線ランプ9に供給する電力を発生させるとともに、防水構造のケーブル5が、電力供給装置4で発生した電力をランプユニット3の紫外線ランプ9に供給するので、ランプユニット3内に重い電力供給装置4を組み込む必要がなくなる結果、より軽くコンパクトなランプユニット3にすることができる。また、軽いランプユニット3にすることができるので、フロート部10の容積を小さくすることができる結果、さらにコンパクトなハンドリングし易いランプユニット3にすることができる。
また、防水構造のケーブル5が、電力供給装置4で発生した電力をランプユニット3の紫外線ランプ9に供給するので、ランプユニット3をより広い範囲に移動させることができる結果、より広い浴槽2や浴場に適用することができるようになる。
そして、殺菌装置1のケーブル巻き取り機6により、ケーブル5を繰り出したり、巻き取ったりすることができるので、収納性の良好な殺菌装置1とすることができる。
また、手押し車7に電力供給装置4と、ケーブル巻き取り機6と、ランプユニット保持部11が設けられ、ランプユニット保持部11が、ランプユニット3を着脱自在に保持するので、殺菌装置1を移動させることが容易になる。また、ランプユニット3とケーブル5との収納が容易になる。
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
例えば、本発明の実施の形態に係る浴槽水の殺菌装置1は、必ずしも図示のように、キャスターが付いた手押し車7に組み込まれたものに限定されない。1箇所に設置される固定式の装置に構成することも可能である。
また、ランプユニット3も、必ずしも長尺の紫外線ランプ9を用いたものに限定されず、環状、球状など種々の紫外線ランプ9に設計変更することが可能である。
また、ランプユニット3は、紫外線ランプ9を浴槽水2aの水面2b直下に横たわるように、また、紫外線ランプ9の長手方向が概ね水面2bに平行になるように紫外線ランプ9を保持することが好ましいが、必ずしもこのように紫外線ランプ9を保持する必要はなく、必要に応じて、水中に垂直に保持するようにしてもよいなど、種々の設計変更が可能である。
それ故、反射板13、保護枠14、ランプユニット3の取っ手15などの配置や構成などもそれに応じて種々の設計変更が可能である。
また、電力供給装置4も、家庭用交流100ボルト電源から電力の供給を受けるものに限定されず、必要とあれば、バッテリーを備えたものに変更することもできる。また、電力供給装置4の点灯方式も種々のものが採用可能である。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の形態に係る浴槽水の殺菌装置の構成を示す側面図である。 図1の正面図である。 図1の上面図である。 殺菌装置のランプユニットの構成を示す斜視図である。 ランプユニットの上面図である。 図5の側面図である。 図5の下面図である。 ランプユニットを長手方向から見た図5の側面図である。 図7のA−A断面図である。 浴槽に浮かんだ状態のランプユニットを示す斜視図である。 従来の浴槽水の殺菌装置の構成を示す概念図である。
符号の説明
1 浴槽水の殺菌装置
2 浴槽
2a 浴槽水
2b 水面
3 ランプユニット
4 電力供給装置
5 ケーブル
6 ケーブル巻き取り機
7 手押し車
9 紫外線ランプ
10 フロート部
11 ランプユニット保持部
13 反射板
14 保護枠
15 取っ手

Claims (6)

  1. 浴槽に貯留された浴槽水を殺菌する浴槽水の殺菌装置であって、
    防水構造の紫外線ランプと、浮力を有するフロート部とを有するランプユニットを備え、
    上記ランプユニットは、浴槽水の水面に浮いた状態で上記紫外線ランプで発生する紫外線を浴槽水に照射することにより浴槽水を殺菌するものであることを特徴とする浴槽水の殺菌装置。
  2. 上記ランプユニットは、浴槽水の水面に浮いた状態で紫外線ランプの長手方向が概ね水面に平行になるように上記紫外線ランプを保持するものであることを特徴とする請求項1に記載の浴槽水の殺菌装置。
  3. 上記ランプユニットは、浴槽水の水面に浮いた状態で上記紫外線ランプを浴槽水の水面直下に横たわるように上記紫外線ランプを保持するものであることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の浴槽水の殺菌装置。
  4. 上記ランプユニットは、紫外線ランプの後方に向かう光を前方の浴槽水の方向に反射する反射板と、紫外線ランプを覆って保護する保護枠と、浴槽水の水面上の部分に設けられ、ランプユニットを把持するための取っ手とを有していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の浴槽水の殺菌装置。
  5. 上記ランプユニットの紫外線ランプに供給する電力を発生させる電力供給装置と、
    この電力供給装置で発生した電力をランプユニットの紫外線ランプに供給する防水構造のケーブルと、
    このケーブルを繰り出し可能に巻き取るケーブル巻き取り機と、
    上記ランプユニットを着脱自在に保持するランプユニット保持部と、
    上記電力供給装置と、上記ケーブル巻き取り機と、上記ランプユニット保持部とを積載する手押し車と
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の浴槽水の殺菌装置。
  6. 浴槽に貯留された浴槽水を殺菌する殺菌方法であって、
    浴槽の浴槽水を殺菌可能な防水構造の紫外線ランプと、浮力を有するフロート部とを備えたランプユニットを浴槽水の水面に浮かせるとともに、
    このランプユニットの紫外線ランプで発生する紫外線を浴槽水に照射することにより浴槽水を殺菌する浴槽水の殺菌方法。
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