JP2007089639A - 排尿器具 - Google Patents
排尿器具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007089639A JP2007089639A JP2005279468A JP2005279468A JP2007089639A JP 2007089639 A JP2007089639 A JP 2007089639A JP 2005279468 A JP2005279468 A JP 2005279468A JP 2005279468 A JP2005279468 A JP 2005279468A JP 2007089639 A JP2007089639 A JP 2007089639A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urination
- tube
- urine
- urinary
- urinal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Abstract
【課題】介護の現場における排尿処理について、現状では、病床人が尿瓶に排尿後、介護人が都度、排尿をトイレに捨てている。病床人にとって、排尿の処理をすべて介護人に頼ることは、精神的に苦痛である。介護人や家族にとっても、病床人が、自分で排尿処理ができれば、介護の手間を大きく軽減できる。そこで、病床人が自分で排尿を処理できる排尿器具を発明した。
【解決手段】従来の尿瓶本体の溜まり部の底部に管を取り付け、排尿後、排泄された尿が貯蔵容器へ流れ込むように工夫した。管はキャップ付で着脱可能な構造としてもよい。この発明により、尿瓶を使うことができて、尿意がはっきりしている病床人は、自分で排尿の処理ができるようになる。また、介護人は、排尿とその処理を病床人自身に任すことができるため、夜間などの、特に頻尿の病床人の介護に著しい軽減が見込まれる。
【選択図】図1
【解決手段】従来の尿瓶本体の溜まり部の底部に管を取り付け、排尿後、排泄された尿が貯蔵容器へ流れ込むように工夫した。管はキャップ付で着脱可能な構造としてもよい。この発明により、尿瓶を使うことができて、尿意がはっきりしている病床人は、自分で排尿の処理ができるようになる。また、介護人は、排尿とその処理を病床人自身に任すことができるため、夜間などの、特に頻尿の病床人の介護に著しい軽減が見込まれる。
【選択図】図1
Description
本発明は、病床人が、尿器を使用した後に自ら尿器内の排尿を処理できる排尿器具に関する。
従来から、病院や福祉介護施設では、一般的に塩化ビニル樹脂製の手持ち式尿器が使用されている。例えば非特許文献1では、代表的な手持ち式尿器について開示されている。このような手持ち式尿器では、受尿部と蓄尿部が一体となっており、受尿部の形状は男性用と女性用で異なっている。
馬野化学容器株式会社 透明男尿器 透明女尿器 [online] 平成17年9月16日検索 インターネット<URL:http://www.yamayu-umano.co.jp/s7_02.htm>
馬野化学容器株式会社 透明男尿器 透明女尿器 [online] 平成17年9月16日検索 インターネット<URL:http://www.yamayu-umano.co.jp/s7_02.htm>
病床人にとって、手持ち式尿器は、受尿部が広く安定しているので、座位でも立位でも使用でき、扱い易いなど多くの利点がある。また介護人にとっても、手持ち式尿器は、安価で、掃除が簡単であるなど、利点が多い。
一方、手持ち式尿器は、長時間陰部に当てた状態で使用することはできない上に、使用後は速やかに尿を処分しなければならない。また、受尿部から尿を捨てるので、処分後は速やかに受尿部を洗浄する必要がある。これらの処理は、病床人にとって不可能なことが多いので,介護人に依頼する必要がある。
そのため、介護人は、病床人の排尿の都度呼び出されることになる。介護人にとって、排尿のたびに、尿瓶の始末をするように病床人から呼ばれるのは、精神的、肉体的にストレスを伴う。また病床人は、自分で排尿の始末ができないので、申し訳なさや後ろめたい気持ちになり、精神的にストレスをためることが多い。特に、頻尿の病床人の場合には、介護人は深夜に何度も起こされ、落ち着いて眠ることができない。
病床人が自分で尿を処理することのできる排尿器具としては、別体型の手持ち式収尿器が発売されている。受尿部と蓄尿部が別体になっており、管で接続されている。例えば、非特許文献2に男性用の手持ち式収尿器、女性用の手持ち式収尿器が開示されている。
このような別体型の手持ち式収尿器では、受尿部と蓄尿部は管で連結されており、受尿部を常に陰部へ当てた状態で使用する。
別体型の手持ち式収尿器を使用する利点は、寝たきりでも自分で排尿の処理ができて、蓄尿部に排尿を溜めておき、処理を待つことができるので、排尿の度に介護人を呼ばなくても済むことである。
別体型の手持ち式収尿器は、使用に慣れが必要であり、人によっては、尿道口がうまく合わないといった欠点がある。また、管が汚染されやすく、掃除が困難で、受尿部と蓄尿部は、段差が必要である。更に、受尿部は、尿を溜める構造になっていないため、管の位置によっては尿が逆流する恐れがある。また、女性の座位での使用が困難である。
コンビウェルネス株式会社 安楽尿器DX(男性用) 安楽尿器DX(女性用) [online] 平成17年9月16日検索 インターネット<URL:http://www.combi-wellness.co.jp/well/>
尿の逆流を防止するために、排尿を吸引する排尿器具も発明されている。
特開2004−242779
特許文献1で開示された排尿器具は、駆動モータ、給水ポンプ、排水ポンプが収納された携帯型の収納ボックスと、前記2つのポンプにそれぞれ接続された送水管および排水管が連通して設けられた排尿器と、を備えている。この排尿器は、送水管から送出される洗浄水が吐出される吐出口が設けられた筒部と、前記筒部に接続され前記排水管が連通して設けられた尿を溜める袋体からなり、この袋体に洗浄水を流しながら排尿を行い、モータで自動吸引するというものである。
排尿という行為は、非常にデリケートで神経を使う行為である。一般的な尿瓶ですら、慣れないうちは、ベッドの上で使用できない。まして、モータによる吸引に不安を感じては、病床人は落ち着いて排尿できない。
病床人が、排尿しようとして、受尿部として形成されたコップ状の容器に陰部を当て、放尿を開始し、モータのスイッチを入れた瞬間、モータが音をたてて始動し、コップに溜まり始めた尿が一気に吸い取られる。病床人が、思わずビクッとして体を縮めた瞬間、放尿が停止する恐れがある。一度放尿が停止した後では、放尿の再開は困難である。
また、自らの陰部もコップと一緒に吸い取られ、抜けなくなるのではないかと不安にかられ、放尿の継続が不可能になるかもしれない。あるいは、本当にコップが自らの陰部へ吸い付き悲惨な状況を迎えるかもしれない。
排尿器具の受尿部が小さく、受尿部自身で自立できない構造になっていると、排尿中に受尿部を手で保持する必要がある。例えば、特許文献1のような排尿器具では、片方の手を、排尿器具の保持に使用する必要がある。体力の衰えた病床人にとって、小さな受尿部へ正確に放尿することは困難であり、もう片方の手でベッドの柵を掴んで身体全体の姿勢を保持する必要がある。片手の不自由な病床人にとっては、特許文献1のような排尿器具の使用は難しい。
尿意があり、ベッドで起き上がることの出来る病床人にとって、排尿器具は、病床人自身で扱うことが可能で、排尿は病床人自身で実施可能でなければならない。更に、排尿においては、最後の一滴まで完璧に排尿し、行為が完全に完了した後に、病床人自身で処理できなければならない。
そのためには、排尿器具は、手で持たずともベッドに置いたままで使用可能であるように安定性が保たれている必要がある。病床人にとって、手で体を支えて、バランスを取りながら、排尿できることは重要である。
また、排尿器具は、病床人の排尿が完了するまで、十分な量の尿を蓄積できる必要がある。排尿が終わりに近づいたとき、排尿器具から尿が漏れ出しては一大事である。
更に、排尿器具は、病床人の排尿中に、尿が溜まっていくと、排尿器具の重心が蓄尿部へと移動するが、その際に手で支えなくとも自立しているような構造である必要がある。排尿が終わりに近づいたとき、排尿器具が傾いて、尿が漏れ出しては一大事である。
本発明における排尿器具は、このような問題を解決しようとするものである。本発明は、尿瓶を使うことができて、尿意がはっきりしている病床人が、自分で排尿の処理を行えることで、病床人の自立性を助けて、排尿処理をすべて介護人に頼るという精神的な苦痛から開放されることを目的としたものである。
そのために、自分で排尿処理できるように尿器本体に管を取り付け、尿器等の洗浄が容易になるようパーツごとに分解して、洗浄できるようにした。また、本発明は、病床人が排尿のたびに、介護人にかかる排尿処理の負担を軽減するための排尿器具を提供するものである。
本発明は上記目的を達成するために、以下の構成を備えたものである。ベッド上等での排尿時に使用するための排尿器具であって、尿瓶形状の尿器と、前記尿器に結合された管と、排尿を貯蔵する貯蔵容器と、からなり、前記尿器は、排尿を溜める尿器本体と、前記尿器本体の一端に設けられた開口部と、尿器本体に前記管を接続するために穴を形成した。排尿後に、前記尿器を貯蔵容器より高い位置に持ち上げれば、前記尿器内の排尿は管を通り貯蔵容器へと自然に排出される。
第2の発明は、前記尿器を前記貯蔵容器より高い位置に保持するためのホルダーを備えた。排尿後または非使用時に、前記尿器は貯蔵容器より高い位置に保持されるように、本発明にホルダーを追加した。前記尿器を貯蔵容器より高い位置に保持するようにしたことで、前記尿器内の排尿は管を通り貯蔵容器へ自然に排出される仕組みである。
第3の発明は、前記ホルダーには、前記ホルダー内に収容した前記尿器本体に結合された前記管を外部に導出するために、前記管の通行を許容するガイド部を形成した。また、前記尿器の形状は前記ホルダーに収めやすいように、容器の外径が同じものを使用する。
第4の発明は、前記尿器本体の開口部と反対側の一端に、前記管を着脱可能な筒口を設けて、前記筒口と前記管の着脱を可能とした。
第5の発明は、前記尿器本体の筒口に容易に着脱できるキャップを備え、前記管を取り外したとき、前記筒口にキャップを装着して、尿器単体で使用可能にしたものである。
第6の発明は、前記尿器本体の筒口に装着するキャップに管を結合したものであり、前記キャップと前記管の一方の端を接続し、前記筒口との着脱を容易にした。
第7の発明は、前記尿器本体の筒口と前記キャップとが螺合可能に形成した。前記筒口に雄ネジを、前記キャップに雌ネジを形成し、ネジで尿器本体と前期管の着脱を行うようにしたものである。
上記の課題解決手段による効果は、従来から使用されている尿瓶または持ち手付尿器の溜まり部の底部に穴を設けたことで、尿の排出を簡単に行うことができる、というものである。すなわち、尿を受けるレシーバとしての機能だけでなく、前記尿器側を、排尿を溜めた後に、排尿の排出を行うという機能を持たせたところに特徴がある。前記尿器本体に結合された管と、管の他端に結合された貯蔵容器とからなる構成により、排尿の処理をストレスなく行うことが可能になる。
本発明により、尿意がはっきりしている病床人は、自分で排尿の処理ができるようになる。また、病床人は、自分で排尿の始末ができるようになると、介護人に対する申し訳なさや後ろめたい気持ちから開放されるなど、精神面での効果が期待できる。一方、介護人は、排尿とその処理を病床人自身に任すことができるため、夜間などの、特に頻尿の病床人の介護に著しい軽減が見込まれる。
第2の発明では、前記尿器を使用後に、ホルダーへ収めると、前記尿器内の排尿は管を通り貯蔵容器へ自動的に流れ込むことになる。病床人にとっては、前記尿器内の排尿を処理する動作と尿器を収める動作を同時に実行できる。
第3の発明は、病床人が前記尿器を使用しようとして、ホルダーから尿器を取り出すときに、管などが引っかからないようにガイドを設けたものである。病床人にとっては、前記尿器を取り出すとき、管に注意しなくてもよいので、楽に取り出すことができる。特に夜中に排尿するときなど、灯りを明るくしなくても尿器を取り出すことができる。灯りを明るくしなくてもよいので、周囲の患者さんへ迷惑をかけずに済む。また、病床人自身も事後には、すぐに眠りに付くことができる。
第4の発明では、前記筒口と管が容易に分離できるので、前記尿器の洗浄が容易になる。特に管の部分は、アンモニアが浸み込んで臭いが抜けなくなったり、変色したりすることが多い。漂白剤などで浸け置き洗いをするなど、洗浄が容易になる。
第5の発明では、前記筒口にキャップを装着しているので、尿器単体で使用できる。筒口にキャップが備えてあれば、排尿を受尿部からではなく、筒口から捨てることが出来るので、受尿部を汚さなくても済む。従来は、介護人が、病床人が使用するたび毎に、受尿部を洗浄していたが、本発明により、尿器を使用した後、受尿部の洗浄を簡略化できるようになる。
第6の発明では、一般に市販されている水道の蛇口ジョイントと水道のホースなどを使用すると安価で、容易に排尿器具を作成できる。また、規格が統一されるので、病院などで、スペアを大量に準備してストックしておくこともできる。更に、定期的に取り替えて洗浄するなど、介護の手間の軽減も可能である。
第7の発明では、接合部をネジにすることで、更に製作単価を下げることができる。また、パッキンによる接合方法よりも強固に接続することができる。
発明の実施の形態として、実施例を図1〜図8に基づいて説明する。
[第1実施例]図1には、本発明の第1の実施例が示されている。これらの図において、排尿器具は、排尿に使用可能な尿瓶形状の持ち手3付尿器本体1と、尿器本体1に結合された管6と、排尿を貯蔵する貯蔵容器7とから構成されており、前記持ち手3付尿器本体1は尿器本体1の一端である上方に設けられた開口部2と、尿器本体1内の排尿の逆流を防ぐための溜まり部4と、溜まり部4に管6と接続するために形成された穴5を設けている。
尿器本体1は2L程度の容量で、尿器本体1の材料はガラス製、プラスチック製、ステンレス製があるが、透明なガラス製かプラスチック製であれば、尿の状態が分かりやすい。尿器本体1の溜まり部4の底部には穴5が開けられ、穴5には管6が直接繋がっており、その接合部分は排尿が漏れないように接合されている。管6は、水道用のホース6を使用しても良い。尿器本体1とホース6の接合方法は、水廻りの使用に適したエポキシ系接着剤で接合する。
更に、前記ホース6の他端は、排尿を溜める貯蔵容器7に接続されている。ホース6の長さは、ベッド上の病床人が不便なく使用できる長さとする。また、排尿後、尿器本体1を高く持ち上げて尿を排出させることができるように、ホース6の長さは適度に調整される。貯蔵容器7は、容量が10L程度で、主用材質はポリプロピレンで、市販されている蓋付バケツを使用する。貯蔵容器7は持ち運べるように取手があり、排尿を処理するときにホース6と取り外しができる構造とするため、貯蔵容器7の蓋8にホース6が取り付けられている。
このような第1の実施例によれば、病床人は、この排尿器具を手の届く場所に置いておき、尿意を感じると、尿器本体1に排尿する。排尿した後、尿器本体1を持ち上げ、管6を通じて、排泄された尿を流す。
この実施例では、尿器を洗浄する回数が減るので、夏場など、尿器が臭ってくることが考えられる。臭気対策としては、排尿後に尿器内へコップ一杯の洗浄水を流し、受尿部へ蓋をすることで解決できる。
[第2実施例]図2には、本発明の第2の実施例が示されている。第1実施例で示された尿器本体1を、排尿後または非使用時に収めるためのホルダー9を設置した構成図である。ホルダー9は貯蔵容器7より高い位置に備え付けられており、実施例では、介護ベッドの近くの補助バー11にホルダー9を掛けている。
[第3実施例]図3では、本発明の第3の実施例が示されている。ホルダー9は、ホース6が接合された尿器本体1を引っかかりのないように収めるためのガイド部10を有していることを示している。この場合、尿器本体1の形状は、ホルダー9に納まりが良いように、持ち手3付きで細長く、容器の外径が同じものとする。
この実施例では、ベッド脇に掛けたホルダーに尿瓶が収めてあり、概観上美しくない。見舞いに来た人に、気持ちよく居ていただくためにも、尿瓶は出来るだけ隠したい。そこで、ホルダー9の周囲を蓋付きの布カバー等で覆えば、尿器本体1の目隠しになる。また、通気性のない布を使用すると、防臭効果に役立つ。
図4では、扉付きホルダー12の実施例が示されている。扉付きホルダー12はフック13で固定され、側面に作られた花瓶14に、季節の花を挿しておくと、病床人の気分を和らげることができる。また、ラベンダーなどのハーブ類を挿しておくと、防臭効果に加えて滅菌効果も期待できる。
病床人は、尿器本体1の使用後に、ガイド部10をもつホルダー9に尿器本体1を収納する。尿器内に排泄された尿は、ホース6を通して貯蔵容器7に排出される。排尿の処理を誰にも頼らず自分で成し得ることは、病床人にとって大きな自信を与え、その結果、自立性が促されることにもなる。介護人にとっては、排尿の処理を病床人に委ねることができるので、介護の手間を少なからず軽減できる。
[第4実施例]図5には、本発明の第4の実施例が示されている。この実施例は、第1実施例にある尿器本体1に開けた穴5を、ホース6が着脱可能になるよう筒口17に形成したところに特徴を有する。筒口17にホース6を着脱する方法をとるため、尿器本体1の持ち運びや洗浄に便利である。
この実施例によれば、尿器本体1とホース6の取り外しが可能になり、尿器本体1の持ち運びや洗浄が容易になる。特に管の部分は、アンモニアが浸み込んで臭いが抜けなくなったり、変色したりすることが多い。管を取り外して、漂白剤などで浸け置き洗いをするなど、洗浄が容易になる。
[第5実施例]図6には、本発明の第5の実施例が示されている。図6における実施例は、前述の第4実施例における尿器本体1の溜まり部4の底部に形成された筒口17に、キャップ18を装着したものである。このように、排出後の尿器内に残った尿を漏らさないようにするためのキャップ18を備えれば、洗浄の時、持ち運びが衛生的に行える。そして、従来の尿瓶と同様に、尿器本体1の単独での使用も可能になる。また、前記尿器の開口部2にもキャップを備えれば、臭気を防ぐことができる。
稀に飲尿療法を試みる病床人もいるが、完全介護の病院で、飲尿療法を継続することは困難である。もし、尿瓶に残った尿を飲もうとしたら、介護人に依頼して、尿をコップなどへ残しておいてもらう必要がある。しかし、飲尿療法に協力的な介護人は少ないので、通常は、医師へ密告されて、厳重注意を受けることになる。
本発明による尿器を使用すると、排尿後にキャップ18をはずすだけで、筒口17から、コップへと容易に尿を汲み取ることが出来、病床人は、飲尿療法を継続することもできる。
本発明による尿器を使用すると、排尿後にキャップ18をはずすだけで、筒口17から、コップへと容易に尿を汲み取ることが出来、病床人は、飲尿療法を継続することもできる。
[第6実施例]図7には、本発明の第6の実施例が示されている。図7における実施例は、第5実施例におけるキャップ18に直接ホース6を結合したもので、第3実施例よりもホース6の着脱が容易になる。
図8には、第6実施例で述べた尿器本体1に形成された筒口17を、外径14〜17mmにしたことを特徴としたことを示している。市販されている蛇口ジョイント20などにホース6を取り付けて、筒口17と接続する。既述の第4実施例と比べて、市販されている蛇口ジョイント20が使用できるため、尿器本体1とホース6の着脱が容易に行える。
[第7実施例]図9には、本発明の第7の実施例について、全体像が示されている。図10には、尿器本体1とキャップ18およびホース6との接合部分の詳細が示されている。
前述の実施例5の筒口17をネジ式とし、同様にキャップ18の内側へネジを設け、筒口17とキャップ18とがネジで接合する。キャップ18をネジで締め付けるときに、ゴムパッキン21を挟んで筒口17とホース6が密着し、排尿が漏れない仕組みとなっている。本実施例は、前述の実施例6と比較すると、部品点数も少なく、安価に製造でき、接合力も強い。
前述の実施例5の筒口17をネジ式とし、同様にキャップ18の内側へネジを設け、筒口17とキャップ18とがネジで接合する。キャップ18をネジで締め付けるときに、ゴムパッキン21を挟んで筒口17とホース6が密着し、排尿が漏れない仕組みとなっている。本実施例は、前述の実施例6と比較すると、部品点数も少なく、安価に製造でき、接合力も強い。
1 尿器本体
2 開口部
3 持ち手
4 溜まり部
5 穴
6 管、ホース
7 貯蔵容器
8 蓋
9 ホルダー
10 ガイド部
11 補助バー
12 扉付きホルダー
13 扉付きホルダー用フック
14 花瓶
15 花瓶用フック
16 花瓶用フックの穴
17 筒口
18 キャップ
19 キャップ付管
20 蛇口ジョイント
21 ゴムパッキン
22 管ニップル
23 管ロックナット
24 ツメ付きリング
25 ネジ
2 開口部
3 持ち手
4 溜まり部
5 穴
6 管、ホース
7 貯蔵容器
8 蓋
9 ホルダー
10 ガイド部
11 補助バー
12 扉付きホルダー
13 扉付きホルダー用フック
14 花瓶
15 花瓶用フック
16 花瓶用フックの穴
17 筒口
18 キャップ
19 キャップ付管
20 蛇口ジョイント
21 ゴムパッキン
22 管ニップル
23 管ロックナット
24 ツメ付きリング
25 ネジ
Claims (7)
- ベッド上等での排尿時に使用するための排尿器具であって、尿瓶形状の尿器と、前記尿器に結合された管と、排尿を貯蔵する貯蔵容器と、からなり、前記尿器は、排尿を溜める尿器本体と、前記尿器本体の一端に設けられた開口部と、尿器本体に前記管を接続するために形成された穴を備える、ことを特徴とする排尿器具。
- 前記尿器を前記貯蔵容器より高い位置に保持するためのホルダーを備えたことを特徴とする請求項1に記載の排尿器具。
- 前記ホルダーには、前記ホルダー内に収容した前記尿器本体に結合された前記管を外部に導出するために、前記管の通行を許容するガイド部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の排尿器具。
- 前記尿器本体の開口部と反対側の一端に、前記管を着脱可能な筒口を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の排尿器具。
- 前記尿器本体の筒口に容易に着脱できるキャップを備えたことを特徴とする請求項4に記載の排尿器具。
- 前記尿器本体の筒口に装着するキャップに管を結合したことを特徴とする請求項5に記載の排尿器具。
- 前記尿器本体の筒口と前記キャップとが螺合可能に形成したことを特徴とする請求項5に記載の排尿器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005279468A JP2007089639A (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 排尿器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005279468A JP2007089639A (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 排尿器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007089639A true JP2007089639A (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=37975997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005279468A Pending JP2007089639A (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | 排尿器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007089639A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200481719Y1 (ko) * | 2015-11-13 | 2016-11-03 | 김도헌 | 환자용 소변호스 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57152131U (ja) * | 1981-03-18 | 1982-09-24 | ||
JPS62106763A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-18 | 白木 接也 | 集尿器 |
JPS63257555A (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-25 | リーフ・ニルソン | 人の尿を収拾しかつ一時的に貯蔵するための使い捨て装置 |
JP2001149265A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-06-05 | Mac Sanko Kk | 携帯型の便器 |
JP2002315790A (ja) * | 2002-03-25 | 2002-10-29 | Tatsuro Hirata | 介護者用便座角度調整可能な排便・排尿同時使用器具 |
JP2004121554A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Yachiyo Kaneko | 介護用品 |
JP2005034167A (ja) * | 2003-07-15 | 2005-02-10 | Gifu Plast Ind Co Ltd | 箱形の導尿容器 |
-
2005
- 2005-09-27 JP JP2005279468A patent/JP2007089639A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57152131U (ja) * | 1981-03-18 | 1982-09-24 | ||
JPS62106763A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-18 | 白木 接也 | 集尿器 |
JPS63257555A (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-25 | リーフ・ニルソン | 人の尿を収拾しかつ一時的に貯蔵するための使い捨て装置 |
JP2001149265A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-06-05 | Mac Sanko Kk | 携帯型の便器 |
JP2002315790A (ja) * | 2002-03-25 | 2002-10-29 | Tatsuro Hirata | 介護者用便座角度調整可能な排便・排尿同時使用器具 |
JP2004121554A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-22 | Yachiyo Kaneko | 介護用品 |
JP2005034167A (ja) * | 2003-07-15 | 2005-02-10 | Gifu Plast Ind Co Ltd | 箱形の導尿容器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200481719Y1 (ko) * | 2015-11-13 | 2016-11-03 | 김도헌 | 환자용 소변호스 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070225666A1 (en) | Apparatus for urine collection | |
US6904621B2 (en) | Urine collection device | |
JP2002143241A (ja) | ビデ付き集尿装置 | |
JP2003520066A5 (ja) | ||
JP2008200394A (ja) | 簡易手洗い装置 | |
US20130269095A1 (en) | Urine Collection Device | |
JP2007089639A (ja) | 排尿器具 | |
KR102363622B1 (ko) | 의료용 석션장치 | |
KR100374235B1 (ko) | 개인용 집뇨 및 비데장치 | |
CN201079574Y (zh) | 医用消毒桶 | |
US20060080768A1 (en) | Disposable bedside waste liner | |
US20180266091A1 (en) | Sanitary and hygenic device | |
EP2213271A1 (en) | Apparatus for facilitating washing of a bedridden person | |
KR20170002950U (ko) | 위생구토기 | |
CN201618107U (zh) | 洗浴治疗坐盆 | |
JP2008035969A (ja) | 介護用洗髪装置 | |
US20050097660A1 (en) | Cover lid or handle for a urinal having a fresh scent compartment | |
JP2007301013A (ja) | 自動排泄物処理装置 | |
JP3088124U (ja) | 便器補助具及び便器補助具装置 | |
JP2005177423A (ja) | 電動屎瓶および陰部に装着可能な集尿アタッチメント | |
CN215022915U (zh) | 一种便捷式日常护理健康管理装置 | |
CN213666422U (zh) | 一种血液透析室护理用推车 | |
US9422705B2 (en) | Movable flushable toilet bowl | |
KR20190092186A (ko) | 자동 대소변 채집장치 | |
JP2007301012A (ja) | 排泄物処理用の身体装着具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100817 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110118 |