JP2007089327A - 交流電圧制御装置 - Google Patents

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正二 羽田
Hidehiro Takakusa
英博 高草
Minoru Okada
實 岡田
Haruki Wada
晴樹 和田
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Abstract

【課題】 装置の容積や規模、重量の増加、価格上昇を抑制して、三相4線式の交流電圧の3相の電圧のうちいずれか2相のそれぞれの相電圧を降圧または昇圧して出力する交流電圧制御装置を提供する。
【解決手段】 トランスTRの一次コイルに三相4線式の交流電圧の3相の電圧のうちいずれか2相の相間電圧を入力する。一次コイルPに磁気結合された二次コイルS11は、入力端R1からR相の電圧を受電し出力端R2に電圧を伝達し、一次コイルPに磁気結合された二次コイルS12は、入力端S1からS相の電圧を受電し出力端S2に電圧を伝達する。一次コイルPに2相の相間電圧が印加されるとき、二次コイルS11に発生する電圧と二次コイルS12に発生する電圧とがそれぞれ相互に逆相の状態で、二次コイルS11自身が接続される入力端R1及び出力端R2の間、二次コイルS12自身が接続される入力端S1及び出力端S2の間に印加される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交流電圧制御装置に関するものであり、特に、三相4線式の交流電圧の3相の電圧のうちいずれか2相の相間電圧を入力し、中性点に対する2相のそれぞれの相電圧を降圧または昇圧して出力する交流電圧制御装置に関するものである。
商用電力から負荷に供給される交流電圧は、電気方式毎にまた国毎に様々であり、例えば、単相2線式100/200V、単相2線式220V、単相3線式100/200V、三相3線式200V、三相4線式100/200V、三相4線式220V/380V等がある。また、供給電圧は常に一定ではなく当然に変動することを前提として、その変動許容範囲が関係法令によって規定されている。したがって、供給電圧によって駆動される機器側では、各種電気方式・電圧に対応して、このような電圧変動を吸収し、これらの電圧範囲での動作を保証することが求められる。供給電圧がこのような幅を持っているのは、一日のうちでも朝昼夕では電圧変動が生じ、また、地域によっても電力事情の差異により供給電圧の維持が困難であるという理由によるものである。
一方、機器は、特殊な機器を除けば標準電圧から5%ないし10%程度低い電圧でも十分に動作可能な機器がほとんどであり、また、供給電圧の降圧によって省エネ効果が期待できる。したがって、負荷に供給される供給電圧を降圧させ、かつ、安定化させる技術が注目されている。
かかる状況において、単相2線式あるいは単相3線式の交流電源入力に対し、トランスと電圧振幅調整器とを用いて降圧または昇圧させた交流出力電圧を得る交流電圧制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−83378号公報
しかしながら、上述した特許文献1にあっては、半導体スイッチで構成された電圧振幅調整器(交流チョッパ)を介して同相で振幅の異なる電圧に変換する必要があり、装置の容積や規模、あるいは装置の複雑度が増加するとともに、機器の価格が上昇するといった問題点があった。
また、上述した特許文献1は、三相3線式の交流電源を入力して、降圧または昇圧した正相および逆相の2線分の交流電圧を出力する交流電圧制御装置を開示し、中立出力端を除く2つの出力端で同時に降圧あるいは昇圧された交流電源を出力させるために、中立入力端および中立出力端を除く他の2対の入力端および出力端の間に、それぞれ別個にトランスを配置している。つまり、特許文献1が開示する交流電圧制御装置は、2線分の電圧を制御するために2つのトランスを必要としている。
この種の交流電圧制御装置においてトランスは、装置内の比較的大きな空間を占有し、またトランス自体も重い。このため、2つのトランスを使用することで、装置の容積や規模、重量が増加し、ひいては機器の価格上昇を招くという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、装置の容積や規模、重量の増加、価格上昇を抑制して、三相4線式の交流電圧の3相の電圧のうちいずれか2相のそれぞれの相電圧を降圧または昇圧して出力する交流電圧制御装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明に係る交流電圧制御装置は、第一の相、第二の相、第三の相および中性点を有する三相4線式の交流電圧の3相の電圧のうちいずれか2相の相間電圧を入力し、該中性点に対する該2相のそれぞれの相電圧を降圧または昇圧して出力する交流電圧制御装置において、前記2相の相間電圧が印加される一次コイルと、該2相のうち一方の相の電圧を入力する第1の入力端から受電し第1の出力端に電圧を伝達する該一次コイルに磁気結合された第1の二次コイルと、該2相のうち他方の相の電圧を入力する第2の入力端から受電し第2の出力端に電圧を伝達する該一次コイルに磁気結合された第2の二次コイルと、を有するトランスを備え、前記一次コイルに前記2相の相間電圧が印加されるとき、前記第1の二次コイルに発生する電圧と前記第2の二次コイルに発生する電圧とがそれぞれ相互に逆相の状態で、該二次コイル自身が接続される前記入力端及び前記出力端の間に印加されることを特徴とする。
ここで、三相4線式とは、周知のとおり、位相が互いに120°(2π/3ラジアン)異なる三相(R相、S相、T相)の交流電圧がそれぞれ供給される3本の線と、中性点に接続される中性線あるいはグランドに接続された中線点のグランド電位とを使って交流電力を負荷側に伝達する電気方式を言う。本発明における交流電圧制御装置の典型的な使用状態では、交流電圧制御装置は、上記三相(R相、S相、T相)のうち任意に選択される2相(R相とS相、S相とT相、またはR相とT相)の相間電圧を入力し、中性点に対する当該2相のそれぞれの相電圧を降圧または昇圧して、出力端側に接続される負荷に電力を供給する。
上記の交流電圧制御装置において、前記2相のうち前記一方の相の電圧が前記一次コイルの一端及び前記第1の二次コイルの一端に印加され、該2相のうち前記他方の相の電圧が該一次コイルの他端及び前記第2の二次コイルの一端に印加されるとき、前記中線点に対する前記2相のそれぞれの相電圧を降圧して出力することができる。
また、上記の交流電圧制御装置において、前記2相のうち前記他方の相の電圧が前記一次コイルの一端及び前記第2の二次コイルの一端に印加され、該2相のうち前記一方の相の電圧が該一次コイルの他端及び前記第1の二次コイルの一端に印加されるとき、前記中線点に対する前記2相のそれぞれの相電圧を昇圧して出力することができる。
上記の交流電圧制御装置において、前記一次コイルへの前記2相の相間電圧の印加を停止し前記一次コイルを短絡し、または、前記一次コイルへ前記2相の相間電圧を印加することを選択する第1のスイッチをさらに有する構成とすることができる。
また、上記の交流電圧制御装置において、前記一次コイルに印加する電圧の極性を逆に接続する第2のスイッチをさらに有する構成とすることができる。
さらに、上記の第1のスイッチ及び/又は第2のスイッチを備える交流電圧制御装置において、前記第一の相、前記第二の相、もしくは前記第三の相と前記中性点との間の電圧、または前記第一の相、前記第二の相、もしくは前記第三の相のいずれか2相の相間電圧を取得し、該取得した電圧と自己が有する基準電圧とを比較し、該比較結果に基づき、前記第1のスイッチ及び/又は前記第2のスイッチを切り替える構成とすることができる。
本発明に係る交流電圧制御装置においては、一次コイルの両端間に三相交流のうち2相間(例えばR相とS相間)の電圧、すなわち相間電圧が印加されると、その相間電圧に基づいて、一次コイルと第1の二次コイルとの巻数比、一次コイルと第2の二次コイルとの巻数比に応じた起電力が、第1の二次コイル、第2の二次コイルにそれぞれ誘起される。ここで、第1の二次コイルは、上記2相のうち一方の相(例えばR相)の電圧を入力する第1の入力端から受電し第1の出力端に電圧を伝達し、第2の二次コイルは上記2相のうち他方の相(例えばS相)の電圧を入力する第2の入力端から受電し第2の出力端に電圧伝達するものであり、一次コイルに上記2相の相間電圧が印加されるとき、第1の二次コイルに発生する電圧と第2の二次コイルに発生する電圧とがそれぞれ相互に逆相の状態で、二次コイル自身が接続される入力端及び出力端の間に印加されるようにしている。したがって、一方の相の電圧が第1の二次コイルに誘起される電圧によって降圧させられるときは、他方の相の電圧も、第2の二次コイルに誘起される電圧によって降圧させられる。逆に、一方の相の電圧が第1の二次コイルに誘起される電圧によって昇圧させられるときは、他方の相の電圧も、第2の二次コイルに誘起される電圧によって昇圧させられる。このようにして、一次コイルと、一次コイルにそれぞれ磁気結合された第1および第2の二次コイルとを有するトランス一つだけで、三相4線式の交流電圧の3相の電圧のうちいずれか2相の相電圧を降圧または昇圧して出力することができる。
例えば、上記2相のうち一方の相の電圧が一次コイルの一端及び第1の二次コイルの一端に印加され、上記2相のうち他方の相の電圧が当該一次コイルの他端及び第2の二次コイルの一端に印加されるとき、交流電圧制御装置は、中線点に対する上記2相のそれぞれの相電圧を降圧して出力する。
また、例えば、上記2相のうち他方の相の電圧が一次コイルの一端及び第2の二次コイルの一端に印加され、上記2相のうち一方の相の電圧が当該一次コイルの他端及び第1の二次コイルの一端に印加されるとき、交流電圧制御装置は、中線点に対する上記2相のそれぞれの相電圧を昇圧して出力する。
一次コイルへの上記2相の相間電圧の印加を停止し一次コイルを短絡し、または、一次コイルへ上記2相の相間電圧を印加することを選択する第1のスイッチを設けた場合、2相のそれぞれの相電圧を降圧または昇圧させる必要が無いときには一次コイルへの相間電圧の印加を停止して一次コイルを短絡し、負荷への相電位の伝達をスルーする一方、各相電圧を降圧または昇圧させる必要があるときには一次コイルへ相間電圧を印加し、上記2相の各相の相電圧を降圧または昇圧して出力することができるので、電圧の変動に応じた電圧制御(降圧または昇圧)のオン/オフが容易である。
一次コイルに印加する電圧の極性を逆に接続する第2のスイッチを備える場合、第2のスイッチによって一次コイルに印加する相間電圧の極性を逆にすると、第1の二次コイルおよび第2の二次コイルに誘起される起電力の向きが共に反転する。したがって、入力電圧の変動に応じて第2のスイッチを切り替えることにより、降圧動作から昇圧動作に、あるいはその逆に切り替えることが可能となる。
上記第1スイッチ及び/又は第2スイッチを備える交流電圧制御装置においてスイッチの切り替えを自動化することは、所定の供給電圧を安定して供給するうえで有益である。そこで、第一の相、または、第二の相、もしくは第三の相と中性点との間の電圧、または第一の相、第二の相、もしくは第三の相のいずれか2相の相間電圧を取得し、取得した電圧と自己が有する基準電圧とを比較し、比較結果に基づき、第1スイッチ及び/又は第2スイッチを切り替えるようにすると、入力される電圧を監視しながら、電圧制御(降圧または昇圧)のオン/オフを自動化することが可能となる。
上記した本発明の目的および利点並びに他の目的および利点は、以下の実施の形態の説明を通じてより明確に理解される。もっとも、以下に記述する実施の形態は例示であって、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下、この発明に係る交流電圧制御装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る交流電圧制御装置10の模式的構成を示す図である。この交流電圧制御装置10は、第一の相、第二の相、第三の相および中性点を有する三相4線式の交流電圧の3相の電圧のうちいずれか2相の相間電圧を入力する入力端R1、入力端S1を入力側に備え、中性点に対する2相のそれぞれの相電圧を降圧または昇圧して出力する出力端R2、出力端S2を出力側に備えている。なお、入力端N1、出力端N2がグランドに接続されることにより、入力端N1、出力端Nには中性点の電位が与えられ、上記2相の相電圧に対する基準電位を提供する。
図2は、三相4線式の交流電源1に交流電圧制御装置10を接続して使用する例を示す模式的構成を示す図である。図2に示す三相4線式の交流電源1は、位相が互いに120°(2π/3ラジアン)異なる三相(R相、S相、T相)の交流電圧(例えば公称電圧220V)がそれぞれ供給される3本の線から選択された2本の線(図示の例ではR相とS相)を使って、交流電力を負荷側に伝達する電気方式を示している。この方式では、交流電圧制御装置10の例えば入力端R1には、R相の交流電圧(ベクトルEで示す)が入力され、入力端S1には、入力端R1に入力されるR相の交流電圧から120°(2π/3ラジアン)位相が進んだS相の交流電圧(ベクトルEで示す)が入力される。なお、電源1側の中性点はグランドに接続されており、同じくグランドされている入力端N1、出力端N2には当該中性点の電位(グランド電位)が与えられる。そして、出力端R2、S2からは、入力端R1、S1に入力されるR相、S相の交流電圧(ベクトルE、ベクトルE)に対し、出力端N2の電位を基準として所定の電圧振幅値に調整された交流電圧が出力される。
図1を参照して、交流電圧制御装置10は、トランスTRと、スイッチSW1とを備えている。
トランスTRは、一次コイルPと、当該一次コイルPに磁気結合された第1の二次コイルS11および第2の二次コイルS12とを有する。トランスTRの一次コイルPの一端(黒丸印で示す巻き始め)は入力端R1に接続され、他端(巻終わり)はスイッチSW1の基点t1に接続されている。また、トランスTRにおける第1の二次コイルS11の一端(黒丸印で示す巻き始め)は、入力端R1に接続され、他端(巻終わり)は出力端R2に接続されている。一方、第2の二次コイルS12の一端(黒丸印で示す巻き始め)は、出力端S2に接続され、他端(巻終わり)は入力端S1に接続されている。つまり、第2の二次コイルS12は、入力端S1と出力端S2との間に第1の二次コイルS11とは巻き始めを逆にして接続されている。
スイッチSW1は、切替接点u1、u2を有する1回路2接点のスイッチであり、スイッチSW1の切替接点u1は入力端R1に接続され、切替接点u2は入力端S1に接続されている。なお、スイッチSW1は、半導体素子などを用いた電子的スイッチを想定しているが、機械的な切替スイッチであってもよい。
上述のとおりトランスTRに示されている黒丸印は、一次コイルP並びに第1および第2の二次コイルS11、S12の巻き始め側を示し、したがって、これら黒丸印は相互誘導によってそれぞれのコイルに誘起される誘起電圧の向き(極性)を示している。すなわち、一次コイルPの黒丸側に正となる向きの電圧が印加された場合には、相互誘導によって、第1の二次コイルS11、第2の二次コイルS12に、その黒丸側が正となる向きの電圧がそれぞれ誘起され、一次コイルPの黒丸側に負となる向きの電圧が印加された場合には、第1の二次コイルS11、第2の二次コイルS12の黒丸側も負となる向きの電圧が誘起されることを示している。
つぎに、この交流電圧制御装置10の動作について説明する。なお、以下の説明において引用する各交流電圧の記号は、記号上のドットの有無にかかわらず、原則としてすべて電圧ベクトルを示している。
まず、図1において、スイッチSW1の基点t1が切替接点u1に接続されている状態(以下「第1の状態」という。)において、入力端R1、S1にそれぞれR相、S相の交流電圧が印加された場合を考える。このとき、トランスTRの一次コイルPは、スイッチSW1を通じて短絡状態にあり、一次コイルPにはR相、S相間の電圧が印加されない。したがって、この一次コイルPに磁気結合された第1の二次コイルS11および第2の二次コイルS12には何ら起電力が発生せず、入力端R1と出力端R2との間、入力端S1と出力端S2との間は、共にスルー状態となり、入力されたR相、S相の電圧がそのまま出力される。
したがって、いま、入力端R1、S1に入力されるR相、S相の交流電圧をE、Eとし、出力端R2、S2から出力される交流電圧をE’、E’とすると、第1の状態において、
Figure 2007089327
である。
つぎに、スイッチSW1が切替接点u2に接続されている状態(以下「第2の状態」という。)において、入力端R1、S1にそれぞれ交流電源電圧が印加された場合を考える。
このとき、トランスTRの一次コイルPの他端は、スイッチSW1を通して入力端S1に接続されている。したがって、入力端R1、S1にそれぞれ入力されるR相、S相の交流電圧の差電圧、すなわち次式に示す相間電圧ESRが、入力端S1の電圧(相電圧E)を基準としてトランスTRの一次コイルPの両端に印加されることになる。
Figure 2007089327
トランスの一次コイルP並びに第1の二次コイルS11および第2の二次コイルS12の巻装状態から明らかなとおり、一次コイルPの巻き始め(黒丸側)を正として電圧が印加されたとき、第1の二次コイルS11、第2の二次コイルS12には、第1の二次コイルS11、第2の二次コイルS12の巻終わり電位を基準として巻き始め(黒丸側)を正とする電圧が発生する。
いま、トランスTRの一次コイルPの巻数をn1とし、第1の二次コイルS11の巻数および第2の二次コイルS12の巻数を共にn2とすると、第1の二次コイルS11に発生する電圧ERCは、入力端S1の電圧(相電圧E)を基準として以下のとおり示される。
Figure 2007089327
ここで、
Figure 2007089327
であり、Nは、第1の二次コイルS11の巻数と第2の二次コイルS11の巻数を同じに設定した場合の、一次コイルの巻数との二次コイルとの巻数比を示している。
また、第2の二次コイルS12に発生する電圧ESCは、入力端S1の電圧(相電圧E)を基準として以下のとおり示される。
Figure 2007089327
したがって、第2の状態において、出力端R2、出力端S2から出力される交流電圧E’、E’は、式(3)、(5)を用いて以下のとおり示される。
Figure 2007089327
ここで(1−N)<1、N<1であり、通常は(1−N)>Nである。
図3、図4は、上記式(6)により示される入力端R1、S1に入力されるR相、S相の交流電圧E、Eと、出力端R2、S2から出力される交流電圧E’、E’との関係を示すベクトル図である。
図3に示すように、出力端R2から出力される交流電圧E’は、入力端R1に入力される交流電圧Eと二次コイルS11で発生する電圧ERCとの和となり、また、出力端S2から出力される交流電圧E’は、入力端S1に入力される交流電圧Eと二次コイルS12で発生する電圧ESCとの和となる。そして、二次コイルS11で発生する電圧ERCと二次コイルS12で発生する電圧ESCとは互いに逆相で入力端−出力端間に印加される関係にあるため、ベクトル図上トランスTRの一次コイルPに入力される相間電圧ESRに対し電圧ERCは逆相の関係に、電圧ESCは同相の関係にあるように示される。
さらに、図4を参照すると、出力端R2から出力される交流電圧E’は、入力端R1に入力される交流電圧Eの(1−N)倍の電圧と入力端S1に入力される交流電圧EのN倍の電圧との和となり、また、出力端S2から出力される交流電圧E’は、入力端S1に入力される交流電圧Eの(1−N)倍の電圧と入力端R1に入力される交流電圧EのN倍の電圧との和となることがわかる。換言すると、交流電圧制御装置10は、入力端R1に入力される交流電圧Eおよび入力端S1に入力される交流電圧Eをそれぞれ(1−N):Nに分配し、R相の電圧成分(1−N)・EとS相の電圧成分N・Eとの合成電圧、S相の電圧成分(1−N)・EとR相の電圧成分N・Eとの合成電圧を、出力端R2、S2からそれぞれ出力するものである。
図3および図4から明らかなとおり、第2の状態において、二次コイルS11で発生する電圧ERCは入力端R1に入力されるR相の交流電圧Eと同位相ではないため、出力端R2から出力される交流電圧E’の位相は入力端R1に入力されるR相の交流電圧Eの位相と一致しないが、振幅は入力端R1に入力されるR相の交流電圧の振幅よりも小さくなる。すなわち、入力端R1の交流電圧が降圧されている。同様に、出力端S2から出力される交流電圧E’についても、その位相は入力端S1に入力されるS相の交流電圧の位相と一致しないが、その振幅は入力端S1に入力されるS相の交流電圧の振幅よりも小さく、よって降圧されている。
なお、トランスTRの巻数比Nを適宜調整することにより、出力端R2、S2からそれぞれ出力される交流電圧の振幅を調整できることは、上記式(6)並びに図3および図4から明らかである。なお、巻数比Nに依存して出力される交流電圧の位相の進みや遅れの程度も当然変わることになる。しかしながら、交流電圧制御装置10の入力端R1、S1に、三相4線式の交流電源から3相のうちのいずれか2相の相間電圧を入力し、出力端R2、S2に伝達するとき、出力端R2−N2間、または出力端S2−N2間に接続される負荷は通常は電灯負荷であることから、交流電圧制御装置10において出力電圧の振幅制御が保証されれば装置としての必要条件を満たすものであり、出力電圧の位相に進みや遅れが生じても特に問題とはならない。
図5は、第2の状態(降圧の場合)における、入力端R1、S1に入力される交流電圧E、Eと、出力端R2、S2から出力される交流電圧E’、E’の電圧波形である。図示のとおり、第2の状態においてR相、S相の電圧振幅は共に小さくなり、降圧されている。
[第2の実施の形態]
図6は、第2の実施の形態に係る交流電圧制御装置11の模式的構成を示す図である。交流電圧制御装置11は、図1に示す交流電圧制御装置10に電圧監視回路VSを付加したものに相当する。電圧監視回路VSの一端は、入力端R1に接続され、他端は入力端N1に接続されている。本実施態様におけるスイッチSW1は、電圧監視回路VSからの制御信号によって切り替えられる電子的スイッチが好ましいが、機械的スイッチを用いても良い。なお、交流電圧制御装置11において、図1に示す交流電圧制御装置10と同一の構成部分には同一符号を付している。
この実施の形態においては、出力端R2,S2から出力される交流電圧の降圧制御は、電圧監視回路VSによって行われる。すなわち、電圧監視回路VSは、R相の電圧値(入力端R1−N1間の電圧値)をモニタし、このモニタ電圧と所定の基準電圧との差電圧に基づいて、スイッチSW1を切り替えていく。定性的な説明をすると、モニタ電圧が基準電圧よりも大きく、かつ差電圧の絶対値が所定のしきい値を超える場合には、降圧が必要であり、スイッチSW1が切替接点u2に切り替えられ、一次コイルPの他端が入力端S1に接続される。そして、その後モニタ電圧が低下し、モニタ電圧と基準電圧との差電圧の絶対値がしきい値よりも小さくなったとき、あるいはモニタ電圧と基準電圧との差電圧の絶対値がしきい値よりも小さい状態にあるときは、スイッチSW1は切替接点u1に切り替えられ、一次コイルPの他端はその一端と短絡状態とされ、入力端に入力される交流電圧がそのまま出力端から出力される。
以上のとおり、交流電圧制御装置11によれば、電圧監視回路VSによってモニタされるモニタ電圧と基準電圧との差電圧(絶対値)に基づいてスイッチSW1を切替制御することにより、三相4線式の交流電源に対して三相の電圧のうちいずれか2相のそれぞれの相電圧を適宜に制御(降圧)できる。
なお、この実施の形態では、電圧監視回路VSを入力端R1−N1間に接続し、R相の電圧をモニタする構成としているが、この接続に限られるものではなく、入力端S1−N1間に接続し、S相の電圧をモニタする構成としても良く、またR相とS相の両方の電圧をモニタしても良い。さらに、電圧監視回路VSによって、三相4線式の交流電源1(図2)の、R相とS相との間、S相とT相との間、T相とS相との間、T相と中性点との間の電圧を別途モニタし、スイッチSW1を切替制御するようにしても良い。
[第3の実施の形態]
図7は、第3の実施の形態に係る交流電圧制御装置20の模式的構成を示す図である。交流電圧制御装置20は、図1に示す交流電圧制御装置10に、トランスTRの一次コイルPの入力端R1,S1間への接続極性を切り替えるためのスイッチSW2を付加したものに相当する。なお、交流電圧制御装置20において、図1に示す交流電圧制御装置10と同一の構成部分には同一符号を付している。
上記の第1、第2の実施の形態では、省エネ効果を増大させるために交流電源電圧を降圧させた降圧出力を負荷に供給していた。一方、電力事情のあまりよくないビルなどにおいては、供給電圧の低下によって機器の動作が不安定になることがある。このような場合には、逆に、交流電源電圧を昇圧させる必要がある。そこで、交流電源電圧の降圧および昇圧の両者の機能を備えた装置として実現したものが、図7に示す交流電圧制御装置である。
図7において、スイッチSW2の基点v1が切替接点w1に接続され、基点v2が切替接点w2に接続されている状態は、第1の実施の形態(図1)と同じ状態の接続となる。すなわち、SW1の基点t1が切替接点u1に接続されているとき、入力されたR相、S相の交流電圧がそのまま出力端R2,S2から出力される。一方、SW1の基点t1が切替接点u2に接続されているとき、入力されたR相、S相の交流電圧が上記(6)式で示される交流電圧E’、E’に降圧され、出力端R2、S2から出力される。この詳しい動作は、第1の実施の形態における第1の状態および第2の状態のときの動作と同様なので、ここでの詳しい説明は省略する。
つぎに、スイッチSW1の基点t1が切替接点u2に接続されているときに、スイッチSW2の基点v1が切替接点w2に接続され、基点v2が切替接点w1に接続されている状態(以下「第3の状態」という)を考える。この状態では、トランスTRの一次コイルPの入力端R1,S1間への接続状態は、第1の実施の形態とは極性が逆であり、したがって一次コイルPの両端に入力されるR相、S相の交流電圧の差電圧、すなわち相間電圧ESRは、入力端S1の電圧(相電圧E)を基準として上記式(2)とは極性が逆になる。よって、第3の状態において、第1の二次コイルS11に発生する電圧ERCは、入力端S1の電圧(相電圧E)を基準として以下のとおり示される。
Figure 2007089327
また、第3の状態において、第2の二次コイルS12に発生する電圧ESCは、入力端S1の電圧(相電圧E)を基準として以下のとおり示される。
Figure 2007089327
である。
したがって、第3の状態において、出力端R2、出力端S2から出力される交流電圧E’、E’は、式(7)、(8)を用いて以下のとおり示される。
Figure 2007089327
図8、図9は、上記式(9)により示される入力端R1,S1に入力されるR相、S相の交流電圧E、Eと、出力端R2,S2から出力される交流電圧E’、E’との関係を示すベクトル図である。
図8に示すように、出力端R2から出力される交流電圧E’は、入力端R1に入力される交流電圧Eと二次コイルS11で発生する電圧ERCとの和となり、また、出力端S2から出力される交流電圧E’は、入力端S1に入力される交流電圧Eと二次コイルS12で発生する電圧ESCとの和となる。そして、二次コイルS11で発生する電圧ERCと二次コイルS12で発生する電圧ESCとは互いに逆相で入力端−出力端間に印加される関係にあるため、ベクトル図上トランスTRの一次コイルPに入力される相間電圧ESRに対し電圧ERCは同相の関係に、電圧ESCは逆相の関係にあるように示される。
さらに、図9を参照すると、出力端R2から出力される交流電圧E’は、入力端R1に入力される交流電圧Eの(1+N)倍の電圧と入力端S1に入力される交流電圧Eの−N倍の電圧との和となり、また、出力端S2から出力される交流電圧E’は、入力端S1に入力される交流電圧Eの(1+N)倍の電圧と入力端R1に入力される交流電圧Eの−N倍の電圧との和となることがわかる。換言すると、交流電圧制御装置20は、入力端R1に入力される交流電圧Eおよび入力端S1に入力される交流電圧Eをそれぞれ(1+N)倍し、R相の電圧成分(1+N)・EとS相の逆極性電圧成分−N・Eとの合成電圧、S相の電圧成分(1+N)・EとR相の逆極性電圧成分−N・Eとの合成電圧を、出力端R2、S2からそれぞれ出力するものである。
図8および図9から明らかなとおり、第3の状態において、二次コイルS11で発生する電圧ERCは入力端R1に入力されるR相の交流電圧Eと同位相ではないため、出力端R2から出力される交流電圧E’の位相は入力端R1に入力されるR相の交流電圧Eの位相と一致しないが、振幅は入力端R1に入力されるR相の交流電圧の振幅よりも大きく、よって昇圧されている。一方、出力端S2から出力される交流電圧E’についても、その位相は入力端S1に入力されるS相の交流電圧Eの位相と一致しないが、その振幅は入力端S1に入力されるS相の交流電圧の振幅よりも大きく、よって昇圧されている。
図10は、第3の状態(昇圧の場合)における、入力端R1、S1に入力される交流電圧E、Eと、出力端R2、S2から出力される交流電圧E’、E’の電圧波形である。図示のとおり、R相、S相の電圧振幅は共に大きくなり、昇圧されていることがわかる。
[第4の実施の形態]
図11は、第4の実施の形態に係る交流電圧制御装置21の模式的構成を示す図である。交流電圧制御装置21は、図7に示す交流電圧制御装置20に電圧監視回路VSを付加したものに相当し、電圧監視回路VSからの制御信号によって、スイッチSW1、SW2がそれぞれ切り替えられるように構成されている。なお、交流電圧制御装置21において、図7に示す交流電圧制御装置20と同一の構成部分には同一符号を付している。
この実施の形態においては、出力端R2、S2から出力される交流電圧の降圧制御は、電圧監視回路VSによって行われる。すなわち、電圧監視回路VSは、R相の電圧値(入力端R1−N1間の電圧値)をモニタし、このモニタ電圧と所定の基準電圧との差電圧に基づいて、スイッチSW1とスイッチSW2を切り替えていく。
モニタ電圧が基準電圧よりも大きく、かつ差電圧の絶対値が所定のしきい値を超える場合には、降圧が必要であり、スイッチSW1の基点t1が切替接点u2に切り替えられ、またスイッチSW2では基点v1が切替接点w1に、基点v2が切替接点w2に切り替えられ、一次コイルPの一端(黒丸側)が入力端R1に、他端が入力端S1に接続される。そして、その後モニタ電圧が低下し、モニタ電圧と基準電圧との差電圧の絶対値がしきい値よりも小さくなったときは、スイッチSW1の基点t1は切替接点u1に切り替えられ、一次コイルPの両端が短絡される。
一方、モニタ電圧が基準電圧よりも小さく、かつ差電圧の絶対値が所定のしきい値を超える場合には、昇圧が必要であり、スイッチSW1の基点t1が切替接点u2に切り替えられ、またスイッチSW2では基点v1が切替接点w2に、基点v2が切替接点w1に切り替えられ、一次コイルPの一端(黒丸側)が入力端S1に、他端が入力端R1に接続される。その後モニタ電圧が上昇し、モニタ電圧と基準電圧との差電圧の絶対値がしきい値よりも小さくなったときは、スイッチSW1の基点t1は切替接点u1に切り替えられ、一次コイルPの両端が短絡される。
なお、モニタ電圧と基準電圧との差電圧の絶対値がしきい値よりも小さい状態にあるときは、スイッチSW1の基点t1が切替接点u1に接続されるように制御する。この状態のときの動作は、既に説明した第1の状態の動作と同様であり、入力端R1と出力端R2との間、入力端S1と出力端S2との間は、共にスルー状態となり、入力端R1、S1に入力された交流電圧がそのまま出力端R2、S2に出力される。
このようにして、交流電圧制御装置21は、電源電圧の変動に応じてスイッチSW1および/またはスイッチSW2を切り替えることにより、適正な降圧または昇圧した出力電圧を出力することができる。
以上説明したように、本発明によれば、トランスを1つ使用するだけで、三相4線式の交流電源の3相の電圧のうちいずれか2相それぞれの相電圧の振幅制御(昇圧/降圧)を実現することができ、交流電圧制御装置自身の容積、規模および重量の増加と、機器の価格の上昇とを抑制することができる。
なお、上記の実施の形態において、電圧監視回路によって電圧値をモニタし、モニタ電圧と所定の基準電圧との差電圧に基づいてスイッチの切り替えを制御する例を説明したが、電圧以外の情報、例えば温度を監視する回路によって温度をモニタして、モニタ温度と所定の基準値との差に基づいてスイッチの切り替えを制御することも可能である。さらには、こうした監視回路の制御信号によらずに、手動によりスイッチを切り替えることも可能である。
また、交流電圧制御装置の一部を等価回路または素子に置換することその他の細部構成の変更は、特許請求の範囲を逸脱しない限度において適宜実施可能であることは勿論である。
本発明を適用した第1の実施の形態に係る交流電圧制御装置の模式的構成を示す図である。 三相4線式の交流電源に交流電圧制御装置を接続して使用する例を示す模式的構成を示す図である 入力端R1、S1に入力される交流電圧と出力端R2、S2から出力される交流電圧との関係を示すベクトル図である。 入力端R1、S1に入力される交流電圧と出力端R2、S2から出力される交流電圧との関係を示す別のベクトル図である。 入力端R1、S1に入力される交流電圧と出力端R2、S2から出力される交流電圧の電圧波形である。 本発明を適用した第2の実施の形態に係る交流電圧制御装置の模式的構成を示す図である。 本発明を適用した第3の実施の形態に係る交流電圧制御装置の模式的構成を示す図である。 入力端R1、S1に入力される交流電圧と出力端R2、S2から出力される交流電圧との関係を示すベクトル図である。 入力端R1、S1に入力される交流電圧と出力端R2、S2から出力される交流電圧との関係を示す別のベクトル図である。 入力端R1、S1に入力される交流電圧と出力端R2、S2から出力される交流電圧の電圧波形である。 本発明を適用した第4の実施の形態に係る交流電圧制御装置の模式的構成を示す図である。
符号の説明
10,11,20,21 交流電圧制御装置
R1,S1 入力端
R2,S2 出力端
SW1,SW2 スイッチ
TR トランス
P 一次コイル
S11,S12 二次コイル
VS 電圧監視回路

Claims (6)

  1. 第一の相、第二の相、第三の相および中性点を有する三相4線式の交流電圧の3相の電圧のうちいずれか2相の相間電圧を入力し、該中性点に対する該2相のそれぞれの相電圧を降圧または昇圧して出力する交流電圧制御装置において、
    前記2相の相間電圧が印加される一次コイルと、該2相のうち一方の相の電圧を入力する第1の入力端から受電し第1の出力端に電圧を伝達する該一次コイルに磁気結合された第1の二次コイルと、該2相のうち他方の相の電圧を入力する第2の入力端から受電し第2の出力端に電圧を伝達する該一次コイルに磁気結合された第2の二次コイルと、を有するトランスを備え、
    前記一次コイルに前記2相の相間電圧が印加されるとき、前記第1の二次コイルに発生する電圧と前記第2の二次コイルに発生する電圧とがそれぞれ相互に逆相の状態で、該二次コイル自身が接続される前記入力端及び前記出力端の間に印加されることを特徴とする交流電圧制御装置。
  2. 前記2相のうち前記一方の相の電圧が前記一次コイルの一端及び前記第1の二次コイルの一端に印加され、該2相のうち前記他方の相の電圧が該一次コイルの他端及び前記第2の二次コイルの一端に印加されるとき、前記中線点に対する前記2相のそれぞれの相電圧を降圧して出力することを特徴とする請求項1に記載の交流電圧制御装置。
  3. 前記2相のうち前記他方の相の電圧が前記一次コイルの一端及び前記第2の二次コイルの一端に印加され、該2相のうち前記一方の相の電圧が該一次コイルの他端及び前記第1の二次コイルの一端に印加されるとき、前記中線点に対する前記2相のそれぞれの相電圧を昇圧して出力することを特徴とする請求項1に記載の交流電圧制御装置。
  4. 前記一次コイルへの前記2相の相間電圧の印加を停止し前記一次コイルを短絡し、または、前記一次コイルへ前記2相の相間電圧を印加することを選択する第1のスイッチをさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の交流電圧制御装置。
  5. 前記一次コイルに印加する電圧の極性を逆に接続する第2のスイッチをさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の交流電圧制御装置。
  6. 前記第一の相、前記第二の相、もしくは前記第三の相と前記中性点との間の電圧、または前記第一の相、前記第二の相、もしくは前記第三の相のいずれか2相の相間電圧を取得し、該取得した電圧と自己が有する基準電圧とを比較し、該比較結果に基づき、前記第1のスイッチ及び/又は前記第2のスイッチを切り替えることを特徴とする請求項4又は5に記載の交流電圧制御装置。
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