JP2007089078A - エンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラム - Google Patents

エンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007089078A
JP2007089078A JP2005278572A JP2005278572A JP2007089078A JP 2007089078 A JP2007089078 A JP 2007089078A JP 2005278572 A JP2005278572 A JP 2005278572A JP 2005278572 A JP2005278572 A JP 2005278572A JP 2007089078 A JP2007089078 A JP 2007089078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
image
output
encoding
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005278572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4134128B2 (ja
Inventor
Hirotaka Chiba
広隆 千葉
Tsuguo Noda
嗣男 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2005278572A priority Critical patent/JP4134128B2/ja
Priority to US11/320,937 priority patent/US7676056B2/en
Priority to EP05258118A priority patent/EP1768376A1/en
Publication of JP2007089078A publication Critical patent/JP2007089078A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4134128B2 publication Critical patent/JP4134128B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/0021Image watermarking
    • G06T1/005Robust watermarking, e.g. average attack or collusion attack resistant
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
    • H04N1/32144Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title embedded in the image data, i.e. enclosed or integrated in the image, e.g. watermark, super-imposed logo or stamp
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2201/00General purpose image data processing
    • G06T2201/005Image watermarking
    • G06T2201/0051Embedding of the watermark in the spatial domain
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2201/00General purpose image data processing
    • G06T2201/005Image watermarking
    • G06T2201/0061Embedding of the watermark in each block of the image, e.g. segmented watermarking
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2201/00General purpose image data processing
    • G06T2201/005Image watermarking
    • G06T2201/0065Extraction of an embedded watermark; Reliable detection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

【課題】データが埋め込まれた画像を媒体上に出力した後に媒体から画像を入力してデータをデコードする際に、画像の入出力装置の入出力特性の影響によってデコードができなくなることを防ぐ。
【解決手段】画像の出力装置と入力装置の複数の組み合わせに対して入出力特性を入出力特性記憶部160が記憶し、入出力特性選択部170が出力装置および入力装置の指定を受け付けて指定された出力装置および入力装置の組み合わせに対応する入出力特性を入出力特性記憶部160から選択し、平均濃度差推定部180がコード形成部150により生成されたエンコード済画像データに入出力特性を作用させて各ペアブロックの平均濃度差を算出し、平均濃度差推定部180により算出された平均濃度差に基づいてエンコード判断部190が正しくデコードされるコードの数を予測してエンコードの可否を判定するよう構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、画像にデータを埋め込むエンコードの可否を判定するエンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラムに関し、特に、データがエンコードされた画像を媒体上に出力した後に画像を媒体から入力してデータが取り出せるか否かを実際に試すことなくエンコードの可否を判定することができるエンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラムに関するものである。
特許文献1や特許文献2に開示されているように、従来、画像データ、音声データに別のデータ(コード等)を埋め込む技術は、偽造の防止、不正使用の防止、付加サービスの提供に応用されている。例えば、特許文献3には、印刷物に埋め込まれた電子透かしを読み取り、特定のWebページを表示させる方法が開示されている。
また、特許文献4には、画像を複数のブロックに分割し、隣接ブロックの平均濃度の差を利用して隣接するブロックペアにコード埋め込むエンコード方法が開示されている。また、コードが埋め込まれた画像は、紙や表示機器等に出力された後、カメラ等の入力装置により入力され、デコード処理が行われる。デコード処理においては、入力画像の隣接ブロックの平均濃度の差から、元のコードがデコードされる。
この特許文献4に記載されたエンコード/デコード方法では、入力画像の隣接ブロックの平均濃度の差だけを用いてデコードを行うので、デコード処理を高速に行うことができる。このため、このデコード方法に基づくデコーダの携帯機器への実装が進められている。
米国特許第5636292号明細書 特開2000−299779号公報 米国特許第5841978号明細書 特開2004−349879号公報
しかしながら、上記特許文献4に開示されたエンコード方法では、紙や表示機器等の媒体上に出力された画像の色再現は出力装置の出力特性に影響され、また、コードが埋め込まれた画像を媒体から入力装置で読取って入力すると、入力機器の入力特性の影響により、入力された画像の濃度レベルが元の画像の濃度レベルと異なる値となる。このため、出力装置と入力装置の入出力特性により隣接ブロックペアの平均濃度の差が埋め込み時と異なる値となり、元のコードをデコードできなくなる場合が生じる。
したがって、上記特許文献4に開示されたエンコード方法には、コードが埋め込まれた画像を媒体上に出力し、媒体から画像を入力して実際にデコードしてみないと、元のコードがデコードできるか否かがわからないという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、データがエンコードされた画像を媒体上に出力した後に画像を媒体から入力してデータが取り出せるか否かを実際に試すことなくエンコードの可否を判定することができるエンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るエンコード可否判定装置は、データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および該媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定する埋込可否判定手段と、前記埋込可否判定手段により判定された結果を出力する結果出力手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定し、判定した結果を出力するよう構成したので、入出力特性が既知であれば画像へのデータの埋め込み可否を判定することができる。
また、請求項2の発明に係るエンコード可否判定装置は、請求項1の発明において、前記埋込可否判定手段は、データが埋め込まれた画像に前記入出力特性を作用させて得られた画像の前記特徴量が所定の条件を満たすか否かに基づいて前記可否を判定することを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、データが埋め込まれた画像に入出力特性を作用させて得られた画像の特徴量が所定の条件を満たすか否かに基づいて可否を判定するよう構成したので、入力装置による入力結果を推定して可否を判定することができる。
また、請求項3の発明に係るエンコード可否判定装置は、請求項1の発明において、前記埋込可否判定手段は、データが埋め込まれた画像のうち前記入出力特性の不感帯に属する部分画像の割合に基づいて前記可否を判定することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、データが埋め込まれた画像のうち入出力特性の不感帯に属する部分画像の割合に基づいて可否を判定するよう構成したので、正確にデコードすることができない割合に基づいて可否を判定することができる。
また、請求項4の発明に係るエンコード可否判定装置は、請求項1、2または3の発明において、前記埋込可否判定手段は、前記出力装置と前記媒体上に出力された画像を入力する複数の入力装置それぞれとを組み合わせた複数の入出力特性のうち最も悪い入出力特性に基づいて前記可否を判定することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、出力装置と媒体上に出力された画像を入力する複数の入力装置それぞれとを組み合わせた複数の入出力特性のうち最も悪い入出力特性に基づいて可否を判定するよう構成したので、最悪の入力装置に対してデコード性能を保証することができる。
また、請求項5の発明に係るエンコード可否判定装置は、請求項1〜4の発明において、画像を複数のブロックに分割し、隣接するブロックの前記特徴量の差に基づいてデータを画像に埋め込む埋込手段と、前記埋込可否判定手段による判定に基づいて前記特徴量の差の最適値を決定する最適値決定手段をさらに備え、前記埋込手段は、前記最適値決定手段により決定された最適値を用いて画像にデータを埋め込み直すことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、画像を複数のブロックに分割し、隣接するブロックの特徴量の差に基づいてデータを画像に埋め込み、判定に基づいて特徴量の差の最適値を決定し、決定した最適値を用いて画像にデータを埋め込み直すよう構成したので、デコードが可能な範囲で最適なデータの埋め込みを行うことができる。
また、請求項6の発明に係るエンコード可否判定装置は、請求項5の発明において、前記最適値決定手段は、前記埋込可否判定手段により可であると判定された場合に、前記埋込可否判定手段が可であると判定することができる特徴量の差の最小値を前記最適値として決定することを特徴とする。
この請求項6の発明によれば、エンコード可であると判定した場合に、エンコード可であると判定することができる特徴量の差の最小値を最適値として決定するよう構成したので、デコードが可能な範囲でデータの埋め込みによる画像の劣化を最小限に抑えることができる。
また、請求項7の発明に係るエンコード可否判定装置は、請求項5または6の発明において、前記最適値決定手段は、前記埋込可否判定手段により否であると判定された場合に、前記埋込可否判定手段による判定を可とすることができる特徴量の差の必要最小値を最適値として決定することを特徴とする。
この請求項7の発明によれば、エンコード否であると判定した場合に、判定を可とすることができる特徴量の差の必要最小値を最適値として決定するよう構成したので、デコードを可能とするとともにデータの埋め込みによる画像の劣化を最小限に抑えることができる。
また、請求項8の発明に係るエンコード可否判定方法は、データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および該媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定する埋込可否判定工程と、前記埋込可否判定工程により判定された結果を出力する結果出力工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項8の発明によれば、データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定し、判定した結果を出力するよう構成したので、入出力特性が既知であれば画像へのデータの埋め込み可否を判定することができる。
また、請求項9の発明に係るエンコード可否判定プログラムは、データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および該媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定する埋込可否判定手順と、前記埋込可否判定手順により判定された結果を出力する結果出力手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項9の発明によれば、データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定し、判定した結果を出力するよう構成したので、入出力特性が既知であれば画像へのデータの埋め込み可否を判定することができる。
請求項1、8および9の発明によれば、入出力特性が既知であれば画像へのデータの埋め込み可否を判定することができるので、データがエンコードされた画像を媒体上に出力した後に画像を媒体から入力してデータが取り出せるか否かを実際に試すことなくエンコードの可否を判定することができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、入力装置による入力結果を推定して可否を判定するので、データがエンコードされた画像を媒体上に出力した後に画像を媒体から入力してデータが取り出せるか否かを実際に試すことなくエンコードの可否を判定することができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、正確にデコードすることができない割合に基づいて可否を判定するので、データがエンコードされた画像を媒体上に出力した後に画像を媒体から入力してデータが取り出せるか否かを実際に試すことなくエンコードの可否を定量的に判定することができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、最悪の入力装置に対してデコード性能を保証するので、複数の入力装置全てに対してデコード性能を保証することができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば、デコードが可能な範囲で最適なデータの埋め込みを行うので、デコード性能を保証しつつ最適なデータの埋め込みを行うことができるという効果を奏する。
また、請求項6の発明によれば、デコードが可能な範囲でデータの埋め込みによる画像の劣化を最小限に抑えるので、デコード性能を保証しつつ最適なデータの埋め込みを行うことができるという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば、デコードを可能とするとともにデータの埋め込みによる画像の劣化を最小限に抑えるので、デコード性能を保証しつつ最適なデータの埋め込みを行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るエンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラムの好適な実施例1〜5を詳細に説明する。なお、本実施例1〜5では、原画像データにデータとしてコード(2進数)を埋め込み、コードがエンコードされた画像データを生成するエンコーダに本発明を適用した場合を中心に説明する。
本実施例1〜5に係るエンコーダは、原画像データに16ビットコードを8回埋め込み、コードがエンコードされた画像データを生成する。また、原画像データは、所定のフォーマット(JPEG(Joint Photographic Expert Group)、GIF(Graphics Interchange Format)等)で生成された画像データであり、1024×1024画素サイズの画像データである。この原画像データには、例えば「1010110101001010」のような16ビットコードが埋め込まれる。
まず、本実施例1に係るエンコーダの構成について説明する。図1は、本実施例1に係るエンコーダの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このエンコーダ100は、ブロック分割部110と、ブロック抽出部120と、平均化部130と、比較部140と、コード形成部150と、入出力特性記憶部160と、入出力特性選択部170と、平均濃度差推定部180と、エンコード判断部190とを有する。
ブロック分割部110は、原画像データを入力してN行×M列(この例では16行×16列)のブロックに分割し、ブロック分割画像データI1として出力する処理部である。図2は、ブロック分割画像データI1の一例を示す図である。同図に示すように、このブロック分割画像データI1は、ブロックBl11、Br11、・・・、Bl18、Br18、Bl21、Br21、・・・、Bl168、Br168という256(16×16)ブロックから構成されている。なお、一つのブロックは、64×64画素サイズである。
ここで、ブロック分割画像データI1においては、ペアブロック(隣接する2つのブロック)に1ビットのコードが埋め込まれる。
具体的には、ペアブロックは、ブロックBl11およびBr11、ブロックBl12およびBr12、・・・、ブロックBl18およびBr18(ここまで1行目)、ブロックBl21およびBr21、・・・、ブロックBl28およびBr28(ここまで2行目)、・・・、ブロックBl161およびBr161、・・・、ブロックBl168およびBr168(ここまで16行目)という2つのブロックから構成されている。
ここで、ペアブロックの一方のブロックBlxyにおいて、添字lは、ペアブロックにおいて左側のブロックであることを表す。添字xは、行(N)を表す。また、添字yは、列(M)を表す。他方、ペアブロックのブロックBrxyにおいて、添字rは、ペアブロックにおいて右側のブロックであることを表す。添字xは、行(N)を表す。また、添字yは、列(M)を表す。
また、ペアブロックにおいて、左側のブロックBlxyにおける特徴量としての平均濃度レベル(ブロック内の各画素の平均階調:0〜255)を左側平均濃度データDlとし、右側のブロックBrxyの平均濃度レベル(特徴量)を右側平均濃度データDrとする。
ここで、以下の関係式のように、左側平均濃度データDlが右側平均濃度データDr未満である場合、ペアブロックは、1ビット分のコードとして「0」を表す。一方、左側平均濃度データDlが右側平均濃度データDr以上である場合、ペアブロックは、1ビット分のコードとして「1」を表す。
l<Dr→「0」
l≧Dr→「1」
例えば、図2に示したブロックBl18およびBr18からなるペアブロックは、左側平均濃度データDl18が「115」、右側平均濃度データDr18が「125」であるため、1ビット分のコードとして「0」を表す。
また、ブロックBl28およびBr28からなるペアブロックは、左側平均濃度データDl28が「125」、右側平均濃度データDr28が「115」であるため、1ビット分のコードとして「1」を表す。
また、ブロック分割画像データI1においては、1行あたり、8つのペアブロック(16ブロック)であるため、8ビット分のコードを表す。従って、全行(16行)では、128ビット分のコードを表す。本実施例1では、ブロック分割画像データI1に埋め込むコードCが16ビットであるため、ブロック分割画像データI1にコードCが最大8(128/16)回、埋め込み可能である。
図1に戻り、ブロック抽出部120は、ブロック分割画像データI1からペアブロック(ブロックBlxyおよびブロックBrxy)をコードCのビットシフトに追従させて順次抽出し、ブロックBlxyおよびブロックBrxyのそれぞれにおける濃度分布をブロック濃度データDとして順次出力する処理部である。
ここで、コードCのビットシフトとは、コードCの最左側ビット(1)から右側ビット(0)へ向けて、ビットのポインタを右側へ1ビットずつシフトさせることをいう。
平均化部130は、ブロック濃度データDから、ブロックBlxyに対応する左側平均濃度データDlと、ブロックBrxyに対応する右側平均濃度データDrとを求める処理部である。
比較部140は、コードCのnビット目(最左側ビットからn=1、2、・・・、16)と、左側平均濃度データDlおよび右側平均濃度データDrの大小関係から決定されるビット判定結果(前述した関係式により「0」または「1」とビット判定される)とを比較する。
コード形成部150は、比較部140の比較結果に基づいて、ブロック分割画像データI1(原画像データ)にコードCを埋め込む処理部である。具体的には、このコード形成部150は、比較部140の比較結果が一致である場合、左側平均濃度データDlと右側平均濃度データDrとの大小関係を維持し、一方、比較結果が不一致である場合、コードCのビットを表す大小関係となるように左側平均濃度データDlと右側平均濃度データDrを変更(大小関係を逆転)する濃度変更処理を行うことによって、コードがエンコードされた画像データ(以下「エンコード済画像データ」という。)を生成し、これを出力する。
図3は、コード形成部150による濃度変更処理を説明するための説明図である。同図に示すように、この濃度変更処理では、Dl<Drとする場合には、(1)式を用いて変更後の左側平均濃度データD’lを求め、(2)式を用いて変更後の右側平均濃度データD’rを求める。ここで、Tは、ペアブロック間でつけるレベル差であり、例えば「30」といった値である。これにより、濃度変更後においては、左側平均濃度データD’lが右側平均濃度データD’r未満となり、ビット判定結果が「1」から「0」とされる。
一方、Dl≧Drとする場合には、(3)式を用いて変更後の左側平均濃度データD’lを求め、(4)式を用いて変更後の右側平均濃度データD’rを求める。これにより、濃度変更後においては、左側平均濃度データD’lが右側平均濃度データD’r以上となり、ビット判定結果が「0」から「1」とされる。
入出力特性記憶部160は、コードが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置と、媒体上に出力された画像を入力する入力装置との組み合わせごとに濃度に関する入出力特性を記憶した記憶部である。
図4−1は、理想状態の入出力特性を示す図であり、図4−2は、実際の入出力特性の一例を示す図である。図4−1に示すように、入出力特性が理想状態である場合には、横軸の濃度レベル(出力装置による出力前のデジタルデータの濃度レベル)と縦軸の濃度レベル(出力装置により媒体上に出力された画像が入力装置により読取られた際の濃度の読取りレベル)とは、同一であり、入出力特性は、傾き=1の直線となる。
しかしながら、実際の入出力特性は、図4−2に示すようなものとなり、横軸の濃度レベルと縦軸の濃度レベルとの間には違いが生じる。特に、横軸の濃度レベルが変化しても縦軸の濃度レベルが変化しない不感帯では、埋め込まれたコードのデコードを行うことができないため、コードを埋め込む場合に不感帯の使用は避ける必要がある。なお、入出力特性は、濃度パッチを出力装置で媒体上に出力し、入力装置で媒体上の濃度パッチを入力することによって測定することができる。
入出力特性選択部170は、出力装置と入力装置の指定を受け付けて、指定された出力装置および入力装置の組み合わせに対応する入出力特性を入出力特性記憶部160から読み出す処理部であり、読み出した入出力特性を平均濃度差推定部180に渡す。
平均濃度差推定部180は、コードが埋め込まれた画像が媒体上に出力されて入力装置で読取られた場合のペアブロックの平均濃度差を推定する処理部であり、具体的には、コード形成部150が生成したエンコード済画像データに入出力特性選択部170から受け取った入出力特性を作用させ、入力装置で読取られた場合のペアブロックの平均濃度差を計算する。
この平均濃度差推定部180が、コードが埋め込まれた画像が媒体上に出力されて入力装置で読取られた場合のペアブロックの平均濃度差を入出力特性を用いて推定することによって、実際に画像の媒体上への出力と媒体からの画像の読込みを行うことなく、コードがデコード可能か否かを推定することができる。
エンコード判断部190は、平均濃度差推定部180により推定されたペアブロックの平均濃度差を用いてエンコードの可否を判断して判断結果を出力する処理部であり、具体的には、推定されたペアブロックの平均濃度差を用いてデコードしたコードと埋め込んだコードとを比較し、正しくデコードできたコードの数が所定の閾値以上である場合にはエンコード可と判断し、所定の閾値以上でない場合には、エンコード否と判断する。
次に、本実施例1に係るエンコーダ100によるエンコード可否判定処理の処理手順について説明する。図5は、本実施例1に係るエンコーダ100によるエンコード可否判定処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、このエンコード可否判定処理は、コード形成部150によってエンコード済画像データが生成された後に起動される。
同図に示すように、このエンコーダ100によるエンコード可否判定処理では、入出力特性選択部170が出力装置および入力装置の指定を受け付け、指定された出力装置および入力装置の組み合わせに対応する入出力特性を入出力特性記憶部160を用いて選択する(ステップS101)。
そして、平均濃度差推定部180がエンコード済画像データに入出力特性を作用させ(ステップS102)、各ペアブロックの平均濃度差を算出する(ステップS103)。そして、エンコード判断部190が、各ペアブロックの平均濃度差からデコードされるコードと埋め込みコードを比較して正しくデコードできるコードの数nを数え(ステップS104)、nが所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS105)。
その結果、nが所定の閾値以上である場合には、「エンコード可」を出力し(ステップS106)、nが所定の閾値以上でない場合には、「エンコード否」を出力する(ステップS107)。
このように、エンコード済画像データに入出力特性を作用させた後に各ペアブロックの平均濃度差を算出し、算出した平均濃度差に基づいて、正しくデコードされるコードの数を予測することによって、エンコードの可否を判定することができる。
なお、ここでは、正しくデコードできる数nを数え、nが所定の閾値以上である場合にエンコード可と判定する場合について説明したが、所定の閾値をコードが埋め込まれる数とすることによって、全てのコードが正しくデコードできることをエンコード可否判定の条件とすることができる。
上述してきたように、本実施例1では、画像の出力装置と入力装置の複数の組み合わせに対して入出力特性を入出力特性記憶部160が記憶し、入出力特性選択部170が出力装置および入力装置の指定を受け付けて指定された出力装置および入力装置の組み合わせに対応する入出力特性を入出力特性記憶部160から選択し、平均濃度差推定部180がコード形成部150により生成されたエンコード済画像データに入出力特性を作用させて各ペアブロックの平均濃度差を算出し、平均濃度差推定部180により算出された平均濃度差に基づいてエンコード判断部190が正しくデコードされるコードの数を予測してエンコードの可否を判定することとしたので、実際にエンコード済画像を媒体上に出力した後に入力装置により媒体から画像を読取ってデコードすることなく、エンコードの可否を判定することができる。
ところで、上記実施例1では、出力装置および入力装置の指定をそれぞれ一つずつ受け付けて入出力特性を選択するエンコーダ100について説明したが、紙に印刷された画像を携帯電話が読み込む場合などは、携帯電話の複数の機種の中で入力特性が最低の携帯電話でデコードが行える必要がある。そこで、本実施例2では、複数の入力装置をそれぞれ出力装置と組み合わせた場合の入出力特性の中で最低の入出力特性を選択してエンコード済画像データに作用させるエンコーダについて説明する。
図6は、本実施例2に係るエンコーダ200の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図2に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。図2と図6を比較すると、本実施例2に係るエンコーダ200は、エンコーダ100の入出力特性選択部170の代わりに入出力特性選択部270を有する。
入出力特性選択部270は、出力装置および複数の入力装置の指定を受け付け、出力装置と各入力装置との組み合わせに対する入出力特性を入出力特性記憶部160から読み出し、読み出した入出力特性の中で最低の入出力特性を選択する処理部である。
図7は、入出力特性選択部270による入出力特性の選択例を示す図である。同図は、出力装置Aに対して4つの入力装置A〜Dをそれぞれ組み合わせた場合の4つの入出力特性と、4つの入出力特性の中から入出力特性選択部270によって選択された入出力特性を示している。この例では、出力装置Aと入力装置Dを組み合わせた場合の入出力特性が最低であるので、入出力特性選択部270は、出力装置Aと入力装置Dを組み合わせた場合の入出力特性を選択している。
上述してきたように、本実施例2では、入出力特性選択部270が、出力装置および複数の入力装置の指定を受け付け、出力装置と各入力装置との組み合わせに対する入出力特性の中で最低の入出力特性を選択することとしたので、入力装置が複数ある場合でもデコード性能を保証したエンコードを行うことができる。
なお、本実施例2では、一つの出力装置と複数の入力装置の指定を受け付ける場合について説明したが、複数の出力装置と一つの入力装置、あるいは、複数の出力装置と複数の入力装置の指定を受け付けて最低の入出力特性を選択するようにエンコーダを構成することもできる。
上記実施例1および2では、エンコード済画像データに入出力特性を作用させて各ペアブロックの平均濃度差を算出し、算出した平均濃度差に基づくコードのデコード結果と埋め込みコードとを比較することによってエンコードの可否を判定するエンコーダについて説明したが、埋め込みコードと比較することなく、算出した平均濃度差だけに基づいてエンコード可否を判定することもできる。そこで、本実施例3では、埋め込みコードと比較することなく、算出した平均濃度差だけに基づいてエンコード可否を判定するエンコーダについて説明する。
図8は、本実施例3に係るエンコーダ300の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図6に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。図6と図8を比較すると、本実施例3に係るエンコーダ300は、エンコーダ200のエンコード判断部190の代わりにエンコード判断部390を有する。
エンコード判断部390は、平均濃度差推定部180により推定されたペアブロックの平均濃度差だけを用いてエンコードの可否を判断して判断結果を出力する処理部であり、具体的には、所定の平均濃度差が得られると推定されるペアブロックの数が所定の閾値以上である場合には、エンコード可と判断し、所定の平均濃度差が得られると推定されるペアブロックの数が所定の閾値以上でない場合には、エンコード否と判断する。
次に、本実施例3に係るエンコーダ300によるエンコード可否判定処理の処理手順について説明する。図9は、本実施例3に係るエンコーダ300によるエンコード可否判定処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このエンコーダ300によるエンコード可否判定処理では、入出力特性選択部270が出力装置および複数の入力装置の指定を受け付け、指定された出力装置および各入力装置の組み合わせに対応する入出力特性の中から最低の入出力特性を選択する(ステップS301)。
そして、平均濃度差推定部180がエンコード済画像データに入出力特性を作用させ(ステップS302)、各ペアブロックの平均濃度差を算出する(ステップS303)。そして、エンコード判断部390が、各ペアブロックの平均濃度差から所定の平均濃度差が得られたペアブロックの数mを数え(ステップS304)、mが所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS305)。
その結果、mが所定の閾値以上である場合には、「エンコード可」を出力し(ステップS306)、nが所定の閾値以上でない場合には、「エンコード否」を出力する(ステップS307)。
このように、エンコード判断部390は、各ペアブロックの平均濃度差から所定の平均濃度差が得られたペアブロックの数を数えることによって、エンコードの可否を判定することができる。
上述してきたように、本実施例3では、エンコード判断部390が、各ペアブロックの平均濃度差から所定の平均濃度差が得られたペアブロックの数mを数え、mが所定の閾値以上であるか否かに基づいてエンコード可否を判定することとしたので、埋め込みデータを用いることなくエンコードの可否を判定することができる。
上記実施例3では、エンコード済画像データに入出力特性を作用させて各ペアブロックの平均濃度差を算出し、所定の平均濃度差が得られたペアブロックの数に基づいてエンコードの可否を判定するエンコーダについて説明したが、エンコード済画像データに入出力特性を作用させることなくエンコード可否を判定することもできる。そこで、本実施例4では、エンコード済画像データに入出力特性を作用させることなくエンコード可否を判定するエンコーダについて説明する。
図10は、本実施例4に係るエンコーダ400の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図6に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。図6と図10を比較すると、本実施例4に係るエンコーダ400は、エンコーダ200から平均濃度差推定部180が取り除かれ、エンコード判断部190の代わりにエンコード判断部490を有する。
エンコード判断部490は、コード形成部150からエンコード済画像データを受け取り、入出力特性選択部270が選択した入出力特性の不感帯に属するペアブロックの数に基づいてエンコード可否を判定する。ここで、このエンコード判断部490は、ペアブロックのうち少なくとも一方のブロックが不感帯に属している場合には、そのペアブロックは不感帯に属すると判定する。
次に、本実施例4に係るエンコーダ400によるエンコード可否判定処理の処理手順について説明する。図11は、本実施例4に係るエンコーダ400によるエンコード可否判定処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、このエンコーダ400によるエンコード可否判定処理では、入出力特性選択部270が出力装置および複数の入力装置の指定を受け付け、指定された出力装置および各入力装置の組み合わせに対応する入出力特性の中から最低の入出力特性を選択する(ステップS401)。
そして、エンコード判断部490が、入出力特性の不感帯に属するペアブロックの数kを数え(ステップS402)、kが所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS403)。
その結果、kが所定の閾値以下である場合には、「エンコード可」を出力し(ステップS404)、kが所定の閾値以下でない場合には、「エンコード否」を出力する(ステップS405)。
このように、エンコード判断部490は、エンコード済画像データについて、入出力特性の不感帯に属するペアブロックの数を数えることによって、エンコードの可否を判定することができる。
上述してきたように、本実施例4では、エンコード判断部490が、エンコード済画像データのペアブロックのうち入出力特性の不感帯に属するペアブロックの数kを数え、kが所定の閾値以下であるか否かに基づいてエンコード可否を判定することとしたので、エンコード済画像データに入出力特性を作用させることなくエンコードの可否を判定することができる。
ところで、上記実施例1〜4では、エンコード済画像データに対してエンコード可否を判定し、判定結果を出力するエンコーダについて説明したが、エンコード可否の判定結果に基づいてコードの埋め込み処理を改良することもできる。そこで、本実施例5では、エンコード可否の判定結果に基づいてコードの埋め込み処理を改良するエンコーダについて説明する。
図12は、本実施例5に係るエンコーダ500の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図2に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。図2と図12を比較すると、本実施例5に係るエンコーダ500は、エンコーダ100のコード形成部150の代わりにコード形成部550を有し、また、新たな機能部として最適埋め込みレベル決定部595を有する。
最適埋め込みレベル決定部595は、エンコード判断部190からエンコード可否の判定結果を受け取り、判定結果に基づいて、濃度変更処理の際にブロックペア間でつける平均濃度のレベル差Tの最適値を決定してコード形成部550に渡す処理部である。
具体的には、この最適埋め込みレベル決定部595は、エンコード可否の判定結果がエンコード可である場合には、エンコード可とできるレベル差Tの最小値を入出力特性に基づいて決定する。すなわち、入出力特性をエンコード済画像データに作用させて各ペアブロックの平均濃度差を算出し、正しくデコードできるコードの数nを数えた場合に、nがエンコード可と判定する閾値以上である範囲内でできるだけ小さくなるように、レベル差Tを決定する。
また、この最適埋め込みレベル決定部595は、エンコード可否の判定結果がエンコード否である場合には、エンコード可になるために必要なレベル差Tを入出力特性に基づいて決定する。すなわち、入出力特性をエンコード済画像データに作用させて各ペアブロックの平均濃度差を算出し、正しくデコードできるコードの数nを数えた場合に、nがエンコード可と判定する閾値未満から閾値以上にちょうど変わるところまで増加するように、レベル差Tを決定する。
この最適埋め込みレベル決定部595が、エンコード判断部190のエンコード可否判定結果に基づいて最適レベル差を決定することによって、コード形成部550が最適な濃度変更処理を行うことができる。
コード形成部550は、最適埋め込みレベル決定部595により決定された最適レベル差を用いて再度コードの埋め込みを行う。すなわち、コード形成部550において、コードを埋め込むためにペアブロックの左右のブロックの平均濃度を変更する濃度変更処理を行う平均濃度差変更部551が、最適レベル差を用いて平均濃度の変更を行う。
次に、本実施例5に係るエンコーダ500によるエンコード可否判定処理の処理手順について説明する。図13は、本実施例5に係るエンコーダ500によるエンコード可否判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
図13に示すステップS501〜S506は、図5に示したエンコーダ100の処理手順のステップS101〜S106と同様の処理手順であるため、ここでは、ステップS507〜S511について説明する。
このエンコーダ500は、ステップS506でエンコーダ可を出力した後、最適埋め込みレベル決定部595が最小レベル差を決定し(ステップS507)、コード形成部550が最小レベル差を用いて再度平均濃度差を変更する(ステップS508)。
また、このエンコーダ500は、正しくデコードできるコードの数nが閾値以上でない場合には(ステップS505、No)、nを閾値以上にするために必要最小のレベル差を最適埋め込みレベル決定部595が決定し(ステップS510)、コード形成部550が最適埋め込みレベル決定部595によって決定されたレベル差を用いて再度平均濃度差を変更する(ステップS511)。そして、最適埋め込みレベル決定部595がレベル差変更によってエンコード可となったことを出力し(ステップS512)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例5では、最適埋め込みレベル決定部595が、エンコード判断部190のエンコード可否判定結果に基づいて、最適レベル差を決定し、コード形成部550が最適レベル差を用いて再度コードの埋め込みを行うことによって、エンコーダ500は、デコード性能を保証しつつ、画質の劣化を最小限に抑えたエンコードを行うことができる。
なお、本実施例5では、エンコード判断部190と最適埋め込みレベル決定部595とを組み合わせた場合について説明したが、エンコード判断部190の変わりに実施例3で示したエンコード判断部390や実施例4で示したエンコード判断部490と最適埋め込みレベル決定部595とを組み合わせることもできる。
また、本実施例5では、最適埋め込みレベル決定部595が最適レベル差を決定し、コード形成部550が最適レベル差を用いて再度コードの埋め込みを行う場合について説明したが、最適埋め込みレベル決定部595によるレベル差の決定とコード形成部550によるエンコードとを繰り返し行うことによって最適なエンコード結果を得るようにエンコーダを構成することもできる。
なお、本実施例1〜5では、エンコーダについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コード形成部150が生成するエンコード済画像データに対して入出力特性に基づいてエンコード可否を判定するエンコード可否判定装置にも同様に適用することができる。
また、本実施例1〜5では、平均濃度を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、粒状度、彩度、濃度重心、分散等の画像に関する他の特徴量を用いる場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例1〜5では、ペアブロック間の平均濃度差を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ブロックの他の組み合わせの平均濃度差を用いる場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例1〜5では、エンコーダについて説明したが、エンコーダが有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有するエンコードプログラムあるいはその一部としてのエンコード可否判定プログラムを得ることができる。そこで、エンコードプログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図11は、本実施例1〜5に係るエンコードプログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ600は、RAM610と、CPU620と、HDD630と、LANインタフェース640と、入出力インタフェース650と、DVDドライブ660とを有する。
RAM610は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU620は、RAM610からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
HDD630は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、LANインタフェース640は、コンピュータ600をLAN経由で他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。
入出力インタフェース650は、マウスやキーボードなどの入力装置および表示装置やプリンタなどの出力装置を接続するためのインタフェースであり、DVDドライブ660は、DVDの読み書きを行う装置である。
そして、このコンピュータ600において実行されるエンコードプログラム611は、DVDに記憶され、DVDドライブ660によってDVDから読み出されてコンピュータ600にインストールされる。
あるいは、このエンコードプログラム611は、LANインタフェース640を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ600にインストールされる。
そして、インストールされたエンコードプログラム611は、HDD630に記憶され、RAM610に読み出されてCPU620によってエンコードプロセス621として実行される。
(付記1)データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および該媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定する埋込可否判定手段と、
前記埋込可否判定手段により判定された結果を出力する結果出力手段と、
を備えたことを特徴とするエンコード可否判定装置。
(付記2)前記埋込可否判定手段は、データが埋め込まれた画像に前記入出力特性を作用させて得られた画像の前記特徴量が所定の条件を満たすか否かに基づいて前記可否を判定することを特徴とする付記1に記載のエンコード可否判定装置。
(付記3)前記埋込可否判定手段は、データが埋め込まれた画像のうち前記入出力特性の不感帯に属する部分画像の割合に基づいて前記可否を判定することを特徴とする付記1に記載のエンコード可否判定装置。
(付記4)前記埋込可否判定手段は、前記出力装置と前記媒体上に出力された画像を入力する複数の入力装置それぞれとを組み合わせた複数の入出力特性のうち最も悪い入出力特性に基づいて前記可否を判定することを特徴とする付記1、2または3に記載のエンコード可否判定装置。
(付記5)画像を複数のブロックに分割し、隣接するブロックの前記特徴量の差に基づいてデータを画像に埋め込む埋込手段と、
前記埋込可否判定手段による判定に基づいて前記特徴量の差の最適値を決定する最適値決定手段をさらに備え、
前記埋込手段は、前記最適値決定手段により決定された最適値を用いて画像にデータを埋め込み直すことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のエンコード可否判定装置。
(付記6)前記最適値決定手段は、前記埋込可否判定手段により可であると判定された場合に、前記埋込可否判定手段が可であると判定することができる特徴量の差の最小値を前記最適値として決定することを特徴とする付記5に記載のエンコード可否判定装置。
(付記7)前記最適値決定手段は、前記埋込可否判定手段により否であると判定された場合に、前記埋込可否判定手段による判定を可とすることができる特徴量の差の必要最小値を最適値として決定することを特徴とする付記5または6に記載のエンコード可否判定装置。
(付記8)データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および該媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定する埋込可否判定工程と、
前記埋込可否判定工程により判定された結果を出力する結果出力工程と、
を含んだことを特徴とするエンコード可否判定方法。
(付記9)前記埋込可否判定工程は、データが埋め込まれた画像に前記入出力特性を作用させて得られた画像の前記特徴量が所定の条件を満たすか否かに基づいて前記可否を判定することを特徴とする付記8に記載のエンコード可否判定方法。
(付記10)前記埋込可否判定工程は、データが埋め込まれた画像のうち前記入出力特性の不感帯に属する部分画像の割合に基づいて前記可否を判定することを特徴とする付記8に記載のエンコード可否判定方法。
(付記11)前記埋込可否判定工程は、前記出力装置と前記媒体上に出力された画像を入力する複数の入力装置それぞれとを組み合わせた複数の入出力特性のうち最も悪い入出力特性に基づいて前記可否を判定することを特徴とする付記8、9または10に記載のエンコード可否判定方法。
(付記12)画像を複数のブロックに分割し、隣接するブロックの前記特徴量の差に基づいてデータを画像に埋め込む埋込工程と、
前記埋込可否判定工程による判定に基づいて前記特徴量の差の最適値を決定する最適値決定工程をさらに含み、
前記埋込工程は、前記最適値決定工程により決定された最適値を用いて画像にデータを埋め込み直すことを特徴とする付記8〜11のいずれか一つに記載のエンコード可否判定方法。
(付記13)前記最適値決定工程は、前記埋込可否判定工程により可であると判定された場合に、前記埋込可否判定工程が可であると判定することができる特徴量の差の最小値を前記最適値として決定することを特徴とする付記12に記載のエンコード可否判定方法。
(付記14)前記最適値決定工程は、前記埋込可否判定工程により否であると判定された場合に、前記埋込可否判定工程による判定を可とすることができる特徴量の差の必要最小値を最適値として決定することを特徴とする付記12または13に記載のエンコード可否判定方法。
(付記15)データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および該媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定する埋込可否判定手順と、
前記埋込可否判定手順により判定された結果を出力する結果出力手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするエンコード可否判定プログラム。
(付記16)前記埋込可否判定手順は、データが埋め込まれた画像に前記入出力特性を作用させて得られた画像の前記特徴量が所定の条件を満たすか否かに基づいて前記可否を判定することを特徴とする付記15に記載のエンコード可否判定プログラム。
(付記17)前記埋込可否判定手順は、データが埋め込まれた画像のうち前記入出力特性の不感帯に属する部分画像の割合に基づいて前記可否を判定することを特徴とする付記15に記載のエンコード可否判定プログラム。
(付記18)前記埋込可否判定手順は、前記出力装置と前記媒体上に出力された画像を入力する複数の入力装置それぞれとを組み合わせた複数の入出力特性のうち最も悪い入出力特性に基づいて前記可否を判定することを特徴とする付記15、16または17に記載のエンコード可否判定プログラム。
(付記19)画像を複数のブロックに分割し、隣接するブロックの前記特徴量の差に基づいてデータを画像に埋め込む埋込手順と、
前記埋込可否判定手順による判定に基づいて前記特徴量の差の最適値を決定する最適値決定手順をさらに備え、
前記埋込手順は、前記最適値決定手順により決定された最適値を用いて画像にデータを埋め込み直すことを特徴とする付記15〜18のいずれか一つに記載のエンコード可否判定プログラム。
(付記20)前記最適値決定手順は、前記埋込可否判定手順により可であると判定された場合に、前記埋込可否判定手順が可であると判定することができる特徴量の差の最小値を前記最適値として決定することを特徴とする付記19に記載のエンコード可否判定プログラム。
以上のように、本発明に係るエンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラムは、URLなどのデータが埋め込まれた画像を紙などの媒体上に出力し、媒体から画像を入力してデータを抽出して利用する場合に有用であり、特に、実際に媒体を使うことなくデコード性能を予測したい場合に適している。
本実施例1に係るエンコーダの構成を示す機能ブロック図である。 ブロック分割画像データの一例を示す図である。 コード形成部による濃度変更処理を説明するための説明図である。 理想状態の入出力特性を示す図である。 実際の入出力特性の一例を示す図である。 本実施例1に係るエンコーダによるエンコード可否判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例2に係るエンコーダの構成を示す機能ブロック図である。 入出力特性選択部270による入出力特性の選択例を示す図である。 本実施例3に係るエンコーダの構成を示す機能ブロック図である。 本実施例3に係るエンコーダによるエンコード可否判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例4に係るエンコーダの構成を示す機能ブロック図である。 本実施例4に係るエンコーダによるエンコード可否判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例5に係るエンコーダの構成を示す機能ブロック図である。 本実施例5に係るエンコーダによるエンコード可否判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例1〜5に係るエンコードプログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
100,200,300,400,500 エンコーダ
110 ブロック分割部
120 ブロック抽出部
130 平均化部
140 比較部
150,550 コード形成部
160 入出力特性記憶部
170,270 入出力特性選択部
180 平均濃度差推定部
190,390,490 エンコード判断部
551 平均濃度差変更部
595 最適埋め込みレベル決定部
600 コンピュータ
610 RAM
611 エンコードプログラム
620 CPU
621 エンコードプロセス
630 HDD
640 LANインタフェース
650 入出力インタフェース
660 DVDドライブ

Claims (9)

  1. データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および該媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定する埋込可否判定手段と、
    前記埋込可否判定手段により判定された結果を出力する結果出力手段と、
    を備えたことを特徴とするエンコード可否判定装置。
  2. 前記埋込可否判定手段は、データが埋め込まれた画像に前記入出力特性を作用させて得られた画像の前記特徴量が所定の条件を満たすか否かに基づいて前記可否を判定することを特徴とする請求項1に記載のエンコード可否判定装置。
  3. 前記埋込可否判定手段は、データが埋め込まれた画像のうち前記入出力特性の不感帯に属する部分画像の割合に基づいて前記可否を判定することを特徴とする請求項1に記載のエンコード可否判定装置。
  4. 前記埋込可否判定手段は、前記出力装置と前記媒体上に出力された画像を入力する複数の入力装置それぞれとを組み合わせた複数の入出力特性のうち最も悪い入出力特性に基づいて前記可否を判定することを特徴とする請求項1、2または3に記載のエンコード可否判定装置。
  5. 画像を複数のブロックに分割し、隣接するブロックの前記特徴量の差に基づいてデータを画像に埋め込む埋込手段と、
    前記埋込可否判定手段による判定に基づいて前記特徴量の差の最適値を決定する最適値決定手段をさらに備え、
    前記埋込手段は、前記最適値決定手段により決定された最適値を用いて画像にデータを埋め込み直すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のエンコード可否判定装置。
  6. 前記最適値決定手段は、前記埋込可否判定手段により可であると判定された場合に、前記埋込可否判定手段が可であると判定することができる特徴量の差の最小値を前記最適値として決定することを特徴とする請求項5に記載のエンコード可否判定装置。
  7. 前記最適値決定手段は、前記埋込可否判定手段により否であると判定された場合に、前記埋込可否判定手段による判定を可とすることができる特徴量の差の必要最小値を最適値として決定することを特徴とする請求項5または6に記載のエンコード可否判定装置。
  8. データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および該媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定する埋込可否判定工程と、
    前記埋込可否判定工程により判定された結果を出力する結果出力工程と、
    を含んだことを特徴とするエンコード可否判定方法。
  9. データが埋め込まれた画像を媒体上に出力する出力装置および該媒体上に出力された画像を入力する入力装置の組み合わせに関する所定の特徴量の入出力特性に基づいて画像へのデータの埋め込み可否を判定する埋込可否判定手順と、
    前記埋込可否判定手順により判定された結果を出力する結果出力手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするエンコード可否判定プログラム。
JP2005278572A 2005-09-26 2005-09-26 エンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラム Active JP4134128B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005278572A JP4134128B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 エンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラム
US11/320,937 US7676056B2 (en) 2005-09-26 2005-12-30 Method and apparatus for determining encoding availability, and computer product
EP05258118A EP1768376A1 (en) 2005-09-26 2005-12-30 Method and apparatus for determining encoding availability, and computer product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005278572A JP4134128B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 エンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007089078A true JP2007089078A (ja) 2007-04-05
JP4134128B2 JP4134128B2 (ja) 2008-08-13

Family

ID=36570788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005278572A Active JP4134128B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 エンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7676056B2 (ja)
EP (1) EP1768376A1 (ja)
JP (1) JP4134128B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009088923A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fujitsu Ltd デコード処理プログラム、デコード処理方法およびデコード処理装置
JP2009225078A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Fujitsu Ltd 画像処理装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4124783B2 (ja) * 2005-08-30 2008-07-23 富士通株式会社 情報埋め込み装置および情報埋め込みプログラム
JP4134128B2 (ja) * 2005-09-26 2008-08-13 富士通株式会社 エンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラム
JP2008135987A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Fujitsu Ltd 情報埋め込み装置、情報埋め込み印刷物、情報埋め込み方法および情報埋め込みプログラム
JP2009232295A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Fujitsu Ltd コンテンツ変換装置
US8259361B2 (en) * 2009-03-20 2012-09-04 Xerox Corporation Glossmark-enabled photo product composition station
US10820002B2 (en) 2014-12-10 2020-10-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Image encoding apparatus and image decoding apparatus and method of operating the same

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5636292C1 (en) 1995-05-08 2002-06-18 Digimarc Corp Steganography methods employing embedded calibration data
US5841978A (en) 1993-11-18 1998-11-24 Digimarc Corporation Network linking method using steganographically embedded data objects
JPH08204943A (ja) 1995-01-23 1996-08-09 Canon Inc カラー画像記録装置
US6049627A (en) * 1997-05-28 2000-04-11 Thomason Information Services, Inc. Covert digital identifying indicia for digital image
JP3809297B2 (ja) 1998-05-29 2006-08-16 キヤノン株式会社 画像処理方法、装置及び媒体
JP3102417B2 (ja) * 1998-10-30 2000-10-23 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US6522766B1 (en) 1999-03-15 2003-02-18 Seiko Epson Corporation Watermarking with random zero-mean patches for copyright protection
US6456727B1 (en) * 1999-09-02 2002-09-24 Hitachi, Ltd. Method of extracting digital watermark information and method of judging but value of digital watermark information
EP1143698A3 (en) * 2000-02-09 2005-01-05 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus and method, and storage medium
US6975743B2 (en) * 2001-04-24 2005-12-13 Microsoft Corporation Robust and stealthy video watermarking into regions of successive frames
JP3816398B2 (ja) 2002-01-16 2006-08-30 シャープ株式会社 画像処理方法、画像処理装置および画像形成装置
KR100833228B1 (ko) * 2002-02-21 2008-05-28 삼성전자주식회사 고정 연산량을 갖는 동영상 부호화 방법 및 그 장치
JP4383760B2 (ja) 2002-03-20 2009-12-16 パナソニック株式会社 電子透かし埋め込み装置、その方法及び当該方法を実行するためのプログラムを記録した記憶媒体
JP4541632B2 (ja) * 2002-05-13 2010-09-08 パナソニック株式会社 電子透かし埋め込み装置、その方法及び記録媒体
JP4127636B2 (ja) * 2002-08-30 2008-07-30 株式会社東芝 電子透かし埋め込み装置及び方法
JP3784781B2 (ja) 2003-05-20 2006-06-14 富士通株式会社 画像データ処理装置、画像データ処理方法、画像データ処理プログラムおよび画像データ処理システム
JP4164463B2 (ja) * 2003-06-03 2008-10-15 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法
JP2005117154A (ja) 2003-10-03 2005-04-28 Canon Inc 電子透かし埋め込み方法、電子透かし埋め込み装置、電子透かし抽出方法、電子透かし抽出装置、上記各方法を実行可能なコンピュータプログラム、及びこれを記憶した記憶媒体
JP4134128B2 (ja) * 2005-09-26 2008-08-13 富士通株式会社 エンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009088923A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Fujitsu Ltd デコード処理プログラム、デコード処理方法およびデコード処理装置
JP2009225078A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Fujitsu Ltd 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7676056B2 (en) 2010-03-09
EP1768376A1 (en) 2007-03-28
US20070071281A1 (en) 2007-03-29
JP4134128B2 (ja) 2008-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4134128B2 (ja) エンコード可否判定装置、エンコード可否判定方法およびエンコード可否判定プログラム
US8363889B2 (en) Image data processing systems for hiding secret information and data hiding methods using the same
TW522722B (en) Method of integrating a watermark into a compressed image
CN102132564B (zh) 用于压缩视频的水印制作的水印选取
EP1908007B1 (en) Image watermarking
US20070086060A1 (en) Encoding apparatus, decoding apparatus, encoding method, computer product, and printed material
Yang et al. A steganographic method for digital images by multi-pixel differencing
JP3930502B2 (ja) 品質調整システムおよび透かし品質検査装置
JP5036643B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
Li et al. A robust watermarking scheme with high security and low computational complexity
Fatnassi et al. A new hybrid steganalysis based approach for embedding image in audio and image cover media
JP2004363990A (ja) 画像改ざん検知装置およびその保存データの復元方法
Ping et al. Novel asymmetric CNN-based and adaptive mean predictors for reversible data hiding in encrypted images
CN111127288B (zh) 可逆图像水印处理方法、装置及计算机可读存储介质
CN109389546B (zh) 多分块可逆水印嵌入方法及装置、水印提取方法及装置
Wahed et al. Efficient data embedding for interpolation based reversible data hiding scheme
JP4905142B2 (ja) 画像処理装置、印刷物および画像処理プログラム
Hao et al. Adaptive unified data embedding and scrambling for three-dimensional mesh models
JP5310477B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP4992678B2 (ja) 画像処理方法、制御プログラム及び画像処理装置
Itier et al. Highcapacity data-hiding for 3D meshes based on static arithmetic coding
JP4888726B2 (ja) 電子透かしの埋込装置および抽出装置
JP2002057883A5 (ja)
JP4625406B2 (ja) 情報埋め込み装置、情報抽出装置、情報埋め込み方法、情報抽出方法、情報埋め込みプログラム、情報抽出プログラム、及び、情報記憶媒体
Wahed et al. Modeling and analysis of interpolation based adaptive reversible data hiding

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080602

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4134128

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5