JP2007087803A - 壁スイッチ装置および照明制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】設定器を用いることなく、制御信号の出力をロックする設定および当該ロックの解除が容易に行える壁スイッチ装置およびこの壁スイッチ装置を具備する照明制御システムを提供する。
【解決手段】壁スイッチ装置3は、スイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を生成する操作スイッチ手段14,20と、第1および第2の操作手順を記憶している記憶手段15と、前記制御信号を伝送線9に出力する伝送手段17,20と、第1の操作手順で手動操作が行われたときに伝送線9に前記制御信号を出力させないように制御し、第2の操作手順で手動操作が行われたときに伝送線9に前記制御信号を出力させないことを解除するロック制御手段18,20とを具備している。
【選択図】図3
【解決手段】壁スイッチ装置3は、スイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を生成する操作スイッチ手段14,20と、第1および第2の操作手順を記憶している記憶手段15と、前記制御信号を伝送線9に出力する伝送手段17,20と、第1の操作手順で手動操作が行われたときに伝送線9に前記制御信号を出力させないように制御し、第2の操作手順で手動操作が行われたときに伝送線9に前記制御信号を出力させないことを解除するロック制御手段18,20とを具備している。
【選択図】図3
Description
本発明は、不必要なスイッチ操作を防止する壁スイッチ装置およびこの壁スイッチ装置を具備する照明制御システムに関する。
店舗、展示場やビルなどの共用部分では、照明を点灯または消灯状態に維持しておきたい場合がある。すなわち、来客等により壁スイッチがオンオフ操作されて、照明が消灯または点灯されては困る場合がある。これを防止するために、壁スイッチを操作しても照明を点灯または消灯させなくした照明制御システムが提案されている。例えば、フル2線信号線にスイッチ操作ロックユニットを接続して、このスイッチ操作ロックユニットに手元スイッチを接続することが提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。当該スイッチ操作ロックユニットは、年間プログラムタイマにより設定された所定の時刻と時刻の間に亘って、フル2線信号線と手元スイッチを接続させなくする。したがって、手元スイッチが不所望に操作されても照明の点消灯状態が変わらないものである。
スイッチ操作ロックユニット、松下電工(株)電設資材カタログ2004−2006、平成16年4月発行、リモコン配線器具、p.388または、[平成17年6月27日検索]、インターネット<URL:
スイッチ操作ロックユニット、松下電工(株)電設資材カタログ2004−2006、平成16年4月発行、リモコン配線器具、p.388または、[平成17年6月27日検索]、インターネット<URL:
http://biz.national.jp/Ebox/full2/gijutu/ww1a01.html>
非特許文献1のスイッチ操作ロックユニットは、フル2線信号線と手元スイッチを接続させなくするというロック状態にするとき、また、当該ロック状態を解除して手元スイッチにより通常の点消灯を行うようにするとき、都度、スイッチ操作ロックユニットに設定器を接続して設定するので、手間を要するという欠点を有する。また、スイッチ操作ロックユニットは、不所望に点消灯させたくない手元スイッチに個別に接続されるので、設置スペースの確保が必要であり、設備費用が大きくなるという問題がある。
本発明は、設定器を用いることなく、制御信号の出力をロックする設定および当該ロックの解除が容易に行える壁スイッチ装置およびこの壁スイッチ装置を具備する照明制御システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の壁スイッチ装置の発明は、スイッチ部を有し、このスイッチ部のオンオフの手動操作に応じた制御信号を生成する操作スイッチ手段と;予め設定された前記手動操作の操作手順を記憶している記憶手段と;スイッチ部の手動操作が前記操作手順であるか否かを判定する手動操作判定手段と;スイッチ部の手動操作が前記操作手順でないときに前記制御信号を伝送線に出力する伝送手段と;スイッチ部の手動操作が前記操作手順であるときに、以後、スイッチ部の手動操作に応じた制御信号を伝送線に出力させないように制御するロック制御手段と;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
伝送線を介して接続される負荷は、照明負荷、ヒータなどの伝熱線、冷暖房機、換気扇や送風機など、伝送線に出力された制御信号に応じて動作し、電力を消費するものであればよい。
「予め設定された操作手順」とは、一例として、所定時間(例えば3秒)内のスイッチ部のオンオフの操作回数である。また、スイッチ部がオン操作部およびオフ操作部を有するときは、連続するオンオフ状態、例えば、操作手順をオン、オン、オフとし、または、オフ、オフ、オンとすることができる。記憶手段は、不揮発性で形成されている。
「制御信号を伝送線に出力させないように制御する」とは、壁スイッチ装置のスイッチ部の手動操作が無効化(ロック化)されることを意味し、「伝送線に制御信号を出力させないことを解除する」とは、壁スイッチ装置のスイッチ部の手動操作の無効化(ロック化)が解除されて当該手動操作が有効になることを意味する。後者の場合、スイッチ部の通常のオンオフ操作に応じた制御信号が伝送手段により伝送線に出力される。
一旦、予め設定された操作手順でスイッチ部の手動操作が行われると、ロック制御手段により、スイッチ部のオンオフの手動操作に応じた制御信号が伝送線に出力されることが停止される。したがって、スイッチ部が不所望に手動操作されて、負荷の動作が不所望に変化することが防止される。
続いて、予め設定された操作手順でスイッチ部の手動操作を行うと、前記停止を解除することができる。これにより、スイッチ部のオンオフの手動操作に応じた制御信号が伝送手段により伝送線に出力される。したがって、スイッチ部を所望に手動操作することにより、負荷の動作が所望に変化される。
本発明によれば、スイッチ部の予め設定された操作手順の手動操作により、以後、伝送線にスイッチ部の手動操作に応じた制御信号を出力させなくすることができる。すなわち、壁スイッチ装置のスイッチ部の手動操作を無効にすること(ロック化)は、スイッチ部の予め設定された操作手順の手動操作によって行える。
請求項2に記載の壁スイッチ装置の発明は、スイッチ部を有し、このスイッチ部のオンオフの手動操作に応じた制御信号を生成する操作スイッチ手段と;予め設定された前記手動操作の第1および第2の操作手順を記憶している記憶手段と;スイッチ部の手動操作が前記第1および第2の操作手順であるか否かを判定する手動操作判定手段と;スイッチ部の手動操作が前記第1および第2の操作手順でないときに前記制御信号を伝送線に出力する伝送手段と;スイッチ部の手動操作が前記第1の操作手順であるときに、以後、スイッチ部の手動操作に応じた制御信号を伝送線に出力させないように制御し、スイッチ部の手動操作が前記第2の操作手順であるときに前記制御信号を伝送線に出力させないことを解除するロック制御手段と;を具備していることを特徴とする。
第1および第2の操作手順は、一例として、所定時間(例えば3秒)内のスイッチ部のオンオフの異なる操作回数である。また、スイッチ部がオン操作部およびオフ操作部を有するときは、連続するオンオフ状態、例えば、第1の操作手順をオン、オン、オフとし、第2の操作手順をオフ、オフ、オンとすることができる。第1および第2の操作手順は、予め設定して記憶手段に記憶させている。
また、第1および第2の操作手順は、同一の操作手順を許容する。
一旦、第1の操作手順でスイッチ部の手動操作が行われると、ロック制御手段により、スイッチ部のオンオフの手動操作に応じた制御信号が伝送線に出力されることが停止される。したがって、スイッチ部が不所望に手動操作されて、負荷の動作が不所望に変化することが防止される。
そして、第2の操作手順でスイッチ部の手動操作を行うと、前記停止が解除される。これにより、スイッチ部のオンオフの手動操作に応じた制御信号が伝送手段により伝送線に出力される。したがって、スイッチ部を所望に手動操作することにより、負荷の動作が所望に変化される。
本発明によれば、スイッチ部の第1および第2の操作手順の手動操作により、伝送線にスイッチ部の手動操作に応じた制御信号を出力させなくすることができ、伝送線に制御信号を出力させないことを解除することができる。すなわち、壁スイッチ装置のスイッチ部の手動操作を無効および有効にすること(ロック化およびロック化の解除)は、スイッチ部の第1および第2の操作手順の手動操作によって行える。
請求項3に記載の壁スイッチ装置の発明は、請求項1または2記載の壁スイッチ装置において、表示用の発光ダイオードを備え、ロック制御手段が伝送線に前記制御信号を出力させないように制御しているときに前記発光ダイオードの点灯状態によりロック状態を表示することを特徴とする。
「ロック状態」とは、スイッチ部の手動操作に応じた制御信号が伝送線に出力されないように制御されている状態をいう。
本発明によれば、ロック制御手段が伝送線に制御信号を出力させないように制御しているときに発光ダイオードの点灯状態によりロック状態が表示されるので、発光ダイオードの点灯状態の視認により、壁スイッチ装置のスイッチ部の手動操作が無効化(ロック化)されていることが確認される。
請求項4に記載の壁スイッチ装置の発明は、請求項1ないし3いずれか一記載の壁スイッチ装置において、さらに、外部設定器が着脱可能な設定器接続部を備え、外部設定器から前記操作手順が設定され、記憶手段に記憶されることを特徴とする。
本発明によれば、外部設定器を設定器接続部に接続して、外部設定器から手動操作の操作手順を任意に設定して記憶手段に記憶させることができる。
請求項5に記載の照明制御システムの発明は、請求項1ないし4いずれか一記載の壁スイッチ装置と;この壁スイッチ装置を伝送線により接続している主制御装置と;前記伝送線に接続され、壁スイッチ装置から出力された制御信号に応じた主制御装置からの伝送信号を受信する制御端末器と;前記伝送信号に応じて制御端末器により点灯制御される照明負荷と;を具備していることを特徴とする。
本発明によれば、壁スイッチ装置のスイッチ部で予め設定された操作手順の手動操作を行うことにより、壁スイッチ装置から伝送線に制御信号を出力させなくすることができるので、壁スイッチ装置の不所望なオンオフ操作によって、壁スイッチ装置に対応している照明負荷が不所望に点消灯されることを防止できる照明制御システムが提供される。
請求項1の発明によれば、設定器を用いることなくスイッチ部で予め設定された操作手順の手動操作を行うことにより、以後、伝送線にスイッチ部の手動操作に応じた制御信号を出力させなくすることができるので、壁スイッチ装置のスイッチ部の手動操作を無効化(ロック化)することを容易にかつ自在に行うことができる。また、壁スイッチ装置自体がスイッチ部の手動操作を無効化させる機能(ロック機能)を有するので、壁スイッチ装置の設置スペース以外のスペースを要しなくすることができるとともに、壁スイッチ装置の利便性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、設定器を用いることなくスイッチ部で第1および第2の操作手順の手動操作を行うことにより、伝送線にスイッチ部の手動操作に応じた制御信号を出力させなくすることができ、伝送線に制御信号を出力させないことを解除することができるので、壁スイッチ装置のスイッチ部の手動操作の無効化および無効化の解除(ロック化およびロック化の解除)を容易にかつ自在に行うことができ、壁スイッチ装置の利便性を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、壁スイッチ装置のスイッチ部の手動操作が無効化(ロック化)されているときに発光ダイオードの点灯状態によりロック状態が表示されるので、発光ダイオードの点灯状態を視認させることによって、スイッチ部の手動操作を行っても負荷の動作を変更できないことを報知させることができる。
請求項4の発明によれば、外部設定器を設定器接続部に接続して、外部設定器から手動操作の操作手順を任意に設定できるので、当該操作手順を自由に変更することができる。
請求項5の発明によれば、照明制御システムは、請求項1ないし4いずれか一記載の壁スイッチ装置を具備するので、壁スイッチ装置が不所望にオンオフ操作されて壁スイッチ装置に対応している照明負荷が不所望に点消灯されることを防止することができる。また、操作手順でスイッチ部を手動操作することにより、壁スイッチ装置のスイッチ部の手動操作の無効(ロック)を解除することができるので、当該解除をした後、壁スイッチ装置を所望にオンオフ操作して壁スイッチ装置に対応している照明負荷を所望に点消灯させることができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1ないし図4は、本発明の第1の実施形態を示し、図1は照明制御システムのブロック図、図2は壁スイッチ装置の概略正面図、図3は壁スイッチ装置のブロック図、図4は壁スイッチ装置の動作のフロー図である。
図1において、照明制御システム1は、主制御装置2、壁スイッチ装置3、人感センサ装置4、制御端末器5および照明負荷6を有して構成されている。照明負荷6,6は、照明器具7に配設されている。照明器具7には、照明負荷6,6を点灯する図示しない点灯装置が収納されており、この点灯装置が制御端末器5内のリレー(図示しない。)に接続されている。そして、壁スイッチ装置3は、外部設定器8が接続されるように形成されている。壁スイッチ装置3および人感センサ装置4は、監視端末器を形成している。
主制御装置2は、例えば照明主操作盤内に配設され、壁スイッチ装置3、人感センサ装置4および制御端末器5を2線の伝送線9により接続している。そして、壁スイッチ装置3および人感センサ装置4からそれぞれ出力された制御信号が入力され、当該制御信号を解析して、当該制御信号に応じた伝送信号を伝送線9に出力する。
壁スイッチ装置3は、後述するように、スイッチ部10のオンオフの手動動作に応じた制御信号を伝送線9に出力するように形成されている。また、人感センサ装置4は、人体の検出の有無に応じた制御信号を伝送線9に出力するように形成されている。
制御端末器5は、主制御装置2からの伝送信号を伝送線9から受信し、当該伝送信号に応じてリレーをオンオフ制御するように形成されている。すなわち、リレーがオンすると、照明器具7内の点灯装置に電源が供給されて点灯装置が照明負荷6,6を点灯させる。また、リレーがオフすると、点灯装置に電源が供給されなくなるので、照明負荷6,6は消灯する。こうして、照明負荷6,6は、主制御装置2からの伝送信号に応じて、制御端末器5によりリレーがオンオフされることにより、点灯または消灯制御される。
なお、制御端末器5は、主制御装置2からの伝送信号に応じて、点灯装置に調光信号を送出して、照明負荷6,6を点灯、消灯および調光点灯させるように形成されてもよい。
そして、壁スイッチ装置3は、例えば箱体に形成され、この箱体の内部に電子部品等が収納されている。壁スイッチ装置3は、壁などの造営物に直付けまたは埋設され、図2に示すように、前面3aには、例えば押圧、復帰される平板で形成されてオンオフ操作される複数のスイッチ部10、各スイッチ部10にそれぞれ並設されている表示用の発光ダイオード(LED)11,12および中央下部側に外部設定器8が着脱される設定器接続部13を設けている。
各スイッチ部10は、それぞれ制御端末器5に対応されている。発光ダイオード11は、並設のスイッチ部10に対応している制御端末器5により照明負荷6,6が点灯制御されているときに赤色で点灯するように制御され、発光ダイオード12は、同じく照明負荷6,6が消灯制御されているときに緑色で点灯するように制御される。また、発光ダイオード11,12は、後述するように、壁スイッチ装置3がロック化されているときに点灯制御される。そして、設定器接続部13は、図示しないスライドドアを移動させることにより、壁スイッチ装置3の前面3aに開閉する。
そして、壁スイッチ装置3は、図3に示すように、操作スイッチ入力インターフェース(I/F)部14、記憶手段としての不揮発性の記憶部15、揮発性の記憶部16、伝送インターフェース(I/F)部17、ロック処理部18、電源生成部19、制御部20、LED制御インターフェース(I/F)部21および設定器インターフェース(I/F)部22を有して構成されている。
そして、出力端子23a,23bは、伝送I/F部17の出力側に接続され、電源端子24a,24bは、電源生成部19の入力側に接続されている。出力端子23a,23bは、伝送線9,9に接続され、電源端子24a,24bは、出力端子23a,23bを介して伝送線9,9に接続されている。
操作スイッチ入力I/F部14は、各スイッチ部10に接続されていて、スイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた操作信号を制御部20に送出する。制御部20は、当該操作信号に応じた演算処理により制御信号を生成する。すなわち、スイッチ部10の手動操作に応じた制御信号、例えば照明負荷6,6を点消灯させるオンオフ信号を生成する。スイッチ部10、操作スイッチ入力I/F部14および制御部20は、スイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を生成する操作スイッチ手段を形成している。
不揮発性の記憶部15は、制御部20の動作を実行させるプログラムを格納しているROMを具備している。また、スイッチ部10のオンオフの手動操作における第1の操作手順および第2の操作手順を記憶している。ここで、第1および第2の操作手順は、互いに異なっている。そして、揮発性の記憶部16は、RAMを具備し、制御部20が演算処理したデータを記憶する。
伝送I/F部17は、制御部20の制御により、制御部20で演算生成されたスイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を出力端子23a,23bから伝送線9,9に出力するように構成されている。伝送I/F部17および制御部20は、当該制御信号を伝送線9,9に出力する伝送手段を形成している。
ロック処理部18は、スイッチ部10の手動操作の実行が入力されると、制御部20の制御により、不揮発性の記憶部15に記憶されている第1および第2の操作手順を読み出す。そして、当該手動操作が第1の操作手順と一致するときに、スイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を伝送I/F部17から伝送線9,9に出力させないようにすること、すなわちロック状態のデータを不揮発性の記憶部15に記憶させる。また、当該手動操作が第2の操作手順と一致するときに、不揮発性の記憶部15に前記ロック状態のデータが記憶されていると、前記ロック状態を解除する。すなわち、伝送線9,9にスイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を出力させないことを解除するように、不揮発性の記憶部15から前記ロック状態のデータを消去させる。そして、不揮発性の記憶部15おける前記ロック状態のデータの記憶および消去は、各スイッチ部10に対応して行われる。ロック処理部18および制御部20は、ロック制御手段を形成している。
電源生成部19は、伝送線9に伝送された伝送信号から所定の直流電圧を生成して、制御部20などの各回路部に動作電源を供給するように構成されている。
制御部20は、ROMおよびCPU(中央処理装置)を具備し、各回路部に接続され、壁スイッチ装置3全体の動作を統括管理するものである。そして、制御部20は、スイッチ部10の手動操作が行われると、まず、当該手動操作が不揮発性の記憶部15に記憶されている第1および第2の操作手順であるか否かを判定する。すなわち、制御部20は、手動操作判定手段を形成している。この判定により、当該手動操作が第1および第2の操作手順であると、上述したロック制御手段が形成される。そして、当該手動操作が第1および第2の操作手順ではない判定がなされ、かつ不揮発性の記憶部15に前記ロック状態のデータが記憶されていないと、当該手動操作に応じた制御信号を伝送線9に出力させるように伝送I/F部17を制御する。また、当該手動操作が第1および第2の操作手順ではない判定がなされ、かつ不揮発性の記憶部15に前記ロック状態のデータが記憶されていると、当該手動操作に応じた制御信号を伝送線9に出力させないように制御するロック制御手段の動作を行う。
LED制御I/F部21は、制御部20がスイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を伝送線9に出力させないように制御しているときに、発光ダイオード11,12の両方を点灯または点滅させるように構成されている。この発光ダイオード11,12の点灯状態により、スイッチ部10の手動操作に応じた制御信号が伝送線9に出力されないというロック状態が表示される。
設定器I/F部22は、設定器接続部13に接続された外部設定器8からスイッチ部10の手動操作の第1および第2の操作手順を入力して制御部20に送出する。すなわち、外部設定器8から第1および第2の操作手順を設定することができて、不揮発性の記憶部15に記憶させることができる。
次に、壁スイッチ装置3(制御部20)の動作について、図4を参照して述べる。
スイッチ部10が手動操作(オンオフ)されると(ステップS1)、当該手動操作が不揮発性の記憶部15に記憶されている第1および第2の操作手順であるか否かが判断される(ステップS2)。そして、当該手動操作が第1および第2の操作手順でないと、現在、制御部20が当該手動操作に応じた制御信号を伝送線9に出力させないように制御しているロック状態であるか否かが判断される(ステップS3)。
そして、スイッチ部10がロック状態であると、スイッチ部10のオンオフによって照明負荷6,6を点消灯させなくするとともに、壁スイッチ装置3の前面3aの発光ダイオード11,12の両方を点灯または点滅させることを継続させる(ステップS4)。これにより、スイッチ部10がロック状態であることが表示され、照明負荷6,6を点消灯させることができないことが報知される。
また、スイッチ部10がロック状態でないと、制御部20は、スイッチ部10のオンオフの手動操作に応じたオン信号またはオフ信号の制御信号を伝送I/F部17から伝送線9に出力させる(ステップS5)。当該制御信号は、伝送線9を介して主制御装置2へ送信される。そして、主制御装置2からスイッチ部10に対応する制御端末器5に伝送信号が伝送され、制御端末器5に接続されている照明負荷6,6が点消灯される。
このように、スイッチ部10がロック状態にされていると、スイッチ部10に対応する照明負荷6,6を点消灯できなくなる。すなわち、現在の点消灯状態を継続させたい照明負荷6,6がスイッチ部10の不所望なオンオフ操作によって点消灯されることを防止できる。
ステップS2において、スイッチ部10のオンオフの手動操作が第1および第2の操作手順であると、現在、スイッチ部10がロック状態であるか否かが判断される(ステップS6)。そして、スイッチ部10がロック状態でないと、手動操作が第1の操作手順によるものか第2の操作手順によるものかが判定される(ステップS7)。そして、手動操作が第2の操作手順であるとき、スイッチ部10はロック状態にされていなく、ロック状態の解除を要しないので、ステップS1に戻る。
そして、手動操作が第1の操作手順であるとき、ロック制御手段(ロック処理部18および制御部20)により、スイッチ部10のロック状態の処理が行われる(ステップS8)。すなわち、スイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を伝送線9に出力させないようにするロック状態のデータを不揮発性の記憶部15に記憶させ、制御部20に対して当該ロック状態のデータに基づいて制御信号を伝送線9に出力させないように制御させる。
不揮発性の記憶部15にロック状態のデータが記憶されているとき、制御部20は、LED制御I/F部21に対して壁スイッチ装置3の前面3aの発光ダイオード11,12の両方を点灯または点滅させるように制御する。発光ダイオード11,12の点灯または点滅により、スイッチ部10がロック状態であることが視認できる(ステップS9)。
このように、スイッチ部10を第1の操作手順で手動操作することにより、制御部20が当該スイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を伝送線9に出力させないように制御するロック状態にすることができるとともに、このロック状態を発光ダイオード11,12の点灯または点滅により報知することができる。
ステップS6において、スイッチ部10がロック状態であると、手動操作が第1の操作手順によるものか第2の操作手順によるものかが判定される(ステップS10)。そして、手動操作が第2の操作手順であるとき、スイッチ部10は既にロック状態にされているので、ステップS1に戻る。
そして、手動操作が第2の操作手順であるとき、ロック制御手段(ロック処理部18および制御部20)により、スイッチ部10のロック状態の解除処理が行われる(ステップS11)。すなわち、制御部20によるスイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を伝送線9に出力させないようにすることが解除され、不揮発性の記憶部15に記憶しているロック状態のデータが消去される。また、壁スイッチ装置3の前面3aの発光ダイオード11,12の両方を点灯または点滅させることが停止される(ステップS12)。この発光ダイオード11,12の点灯または点滅の停止により、スイッチ部10がロック状態ではないことが表示される。
このように、スイッチ部10を第2の操作手順で手動操作することにより、制御部20が当該スイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を伝送線9に出力させないように制御することを解除できる。したがって、通常のスイッチ部10のオンオフ操作により、スイッチ部10に対応する照明器具7の照明負荷6,6を点消灯することができる。
上述したように、スイッチ部10を第1および第2の操作手順で手動操作することにより、スイッチ部10に対応する照明負荷6,6が不所望に点消灯されることを防止するスイッチ部10(壁スイッチ装置3)のロック、このロック状態からスイッチ部10に対応する照明負荷6,6を通常どおり点消灯させるようにする前記ロックの解除を容易にかつ自在に行うことができる。すなわち、外部の設定器を用いることを要しない。
また、壁スイッチ装置3自体がスイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を伝送線9に出力させないように制御するというロック機能を有するので、壁スイッチ装置3の設置スペース以外のスペースを要しなくすることができるとともに、壁スイッチ装置3の利便性を向上させることができる。
そして、外部設定器8を壁スイッチ装置3の前面3aの設定器接続部13に接続することにより、外部設定器8から第1および第2の操作手順を任意に設定して不揮発性の記憶部15に記憶させることができるので、当該操作手順を自由に変更することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態を示す壁スイッチ装置の動作のフロー図である。なお、図4と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図5に示す動作の壁スイッチ装置は、図2および図3に示す壁スイッチ装置3と同様に構成されており、制御部20の制御が異なる。すなわち、スイッチ部10の手動操作の1つの操作手順が予め設定されて不揮発性の記憶部15に記憶される。操作手順は、例えばスイッチ部10の所定期間(例えば3秒)内の連続するオン、オン、オンとすることができる。また、操作手順は、設定器接続部13に接続した外部設定器8から予め設定させて不揮発性の記憶部15に記憶させることができる。
そして、ロック制御手段(ロック処理部18および制御部20)は、当該操作手順でスイッチ部10の手動操作が行われたときに、伝送線9にスイッチ部10のオンオフの手動操作に応じた制御信号を出力させないように制御し、その後、当該操作手順でスイッチ部10の手動操作が行われたときに伝送線9に前記制御信号を出力させないことを解除する。すなわち、当初、スイッチ部10が前記操作手順で手動操作されたときにスイッチ部10をロックし、スイッチ部10がロック状態であってスイッチ部10が前記操作手順で手動操作されたときにロック状態が解除される。したがって、図5に示す壁スイッチ装置の動作は、図4において、ステップS7およびステップS10が除去された動作となっている。
1つの操作手順でスイッチ部10を手動操作することにより、より容易にスイッチ部10のロックの設定およびロックの解除が行える。
1…照明制御システム
2…主制御装置
3…壁スイッチ装置
5…制御端末器
6…照明負荷
11,12…発光ダイオード
13…設定器接続部
14…操作スイッチ手段を構成する操作スイッチ入力I/F部
15…記憶手段としての不揮発性の記憶部
17…伝送手段を構成する伝送I/F部
18…ロック制御手段を構成するロック処理部
20…手動操作判定手段を構成する制御部
2…主制御装置
3…壁スイッチ装置
5…制御端末器
6…照明負荷
11,12…発光ダイオード
13…設定器接続部
14…操作スイッチ手段を構成する操作スイッチ入力I/F部
15…記憶手段としての不揮発性の記憶部
17…伝送手段を構成する伝送I/F部
18…ロック制御手段を構成するロック処理部
20…手動操作判定手段を構成する制御部
Claims (5)
- スイッチ部を有し、このスイッチ部のオンオフの手動操作に応じた制御信号を生成する操作スイッチ手段と;
予め設定された前記手動操作の操作手順を記憶している記憶手段と;
スイッチ部の手動操作が前記操作手順であるか否かを判定する手動操作判定手段と;
スイッチ部の手動操作が前記操作手順でないときに前記制御信号を伝送線に出力する伝送手段と;
スイッチ部の手動操作が前記操作手順であるときに、以後、スイッチ部の手動操作に応じた制御信号を伝送線に出力させないように制御するロック制御手段と;
を具備していることを特徴とする壁スイッチ装置。 - スイッチ部を有し、このスイッチ部のオンオフの手動操作に応じた制御信号を生成する操作スイッチ手段と;
予め設定された前記手動操作の第1および第2の操作手順を記憶している記憶手段と;
スイッチ部の手動操作が前記第1および第2の操作手順であるか否かを判定する手動操作判定手段と;
スイッチ部の手動操作が前記第1および第2の操作手順でないときに前記制御信号を伝送線に出力する伝送手段と;
スイッチ部の手動操作が前記第1の操作手順であるときに、以後、スイッチ部の手動操作に応じた制御信号を伝送線に出力させないように制御し、スイッチ部の手動操作が前記第2の操作手順であるときに前記制御信号を伝送線に出力させないことを解除するロック制御手段と;
を具備していることを特徴とする壁スイッチ装置。 - 表示用の発光ダイオードを備え、ロック制御手段が前記制御信号を伝送線に出力させないように制御しているときに前記発光ダイオードの点灯状態によりロック状態を表示することを特徴とする請求項1または2記載の壁スイッチ装置。
- さらに、外部設定器が着脱可能な設定器接続部を備え、外部設定器から前記操作手順が設定され、記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の壁スイッチ装置。
- 請求項1ないし4いずれか一記載の壁スイッチ装置と;
この壁スイッチ装置を伝送線により接続している主制御装置と;
前記伝送線に接続され、壁スイッチ装置から出力された制御信号に応じた主制御装置からの伝送信号を受信する制御端末器と;
前記伝送信号に応じて制御端末器により点灯制御される照明負荷と;
を具備していることを特徴とする照明制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005275900A JP2007087803A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 壁スイッチ装置および照明制御システム |
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JP2005275900A JP2007087803A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 壁スイッチ装置および照明制御システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015187919A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スイッチ装置及び負荷制御システム |
JP2019185983A (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-24 | 三菱電機株式会社 | 照明制御システム |
-
2005
- 2005-09-22 JP JP2005275900A patent/JP2007087803A/ja active Pending
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