JP2007087341A - 税効果会計装置、税効果会計方法および税効果会計プログラム - Google Patents

税効果会計装置、税効果会計方法および税効果会計プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算」と「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算」の両方をおこなう機能を備えること。
【解決手段】企業グループ内の各会社に関する情報を格納した会社情報DB300と、各会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを取得するデータ取得部301と、取得されたデータを用いて、連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第1計算部303、第2計算部304と、を備え、会社情報DB300に格納された情報に、親会社、連結納税グループの小会社または連結納税グループ外の子会社のいずれかに該当するかの区分に関する情報に基づいて、各会社ごとに、親会社または連結納税グループの小会社の場合は、第1計算部303によって、また、連結納税グループ外の子会社の場合は、第2計算部304によって、それぞれ税額計算および税効果計算をおこなう。
【選択図】 図3

Description

この発明は、税効果会計装置、税効果会計方法および税効果会計プログラムに関する。
単体納税制度による法人税の申告は従来からおこなわれてきており、出願時点で、全国で約280万を超える法人が申告をおこなっている。そのため、単体納税制度に基づく税額計算および単体納税制度に基づく税効果計算をおこなうためのシステムは多く開発されている。また、企業が自社で独自に開発する場合も多い。
一方、連結納税制度は、平成14年4月1日以後に開始する事業年度から適用が開始され、平成16年9月末現在で548の企業グループが連結納税制度の適用を申請している。これを踏まえた連結納税制度に基づく税額計算および連結納税制度に基づく税効果計算をおこなう技術が開発、提供されている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照。)。
また、近年、上場企業においては、決算開示の早期化が重要な目標となっており、決算日から決算開示日までの平均日数は、概ね40日程度となっている。この日数には、取締役会への報告、会計監査人による監査等も含まれているため、現実的には、会社ごとの単体決算およびグループ全体における連結決算の業務フローを完了するための日数は、決算日後5日〜20日前後しかない。そのうち、税額計算および税効果計算に充てられる日数は、1日〜4日前後しかないのが現状である。
特開2004−213542号公報 特開2005−92749号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、連結納税制度に基づく税額計算および連結納税制度に基づく税効果計算はおこなうことができるものの、単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算と、連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算の両方を一つのシステムでおこなえるものではなく、そのため、親会社が連結納税制度を採用した企業グループ内では、「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」を利用する会社と、「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」を利用する会社が混在することになってしまう。
このことは、決算開示の早期化を目指す企業グループに以下のような問題点をもたらす。すなわち、企業グループ内の組織再編成などにより、これまで100%未満の子会社であった会社が、100%子会社となるケースが多くなっている。この場合に、100%未満の子会社であったときは「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」を利用するが、100%子会社になると別途「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」を利用することになる。そのため、2つのシステムの利用手順・操作方法を習得しなければならず、非効率になってしまうという問題点があった。同様に、100%子会社であった会社が100%未満の子会社となるケースもあり、この場合も同様の問題点が発生する。
また、親会社は、連結決算をおこなうために、各子会社が作成した「税効果会計にかかる個別財務諸表に関連する情報(具体的には個別財務諸表の注記など)」も収集する。その際、「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」から出力された「税効果会計に係る個別財務諸表の注記」のデータの様式(レイアウト)と、「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」から出力された「税効果会計に係る個別財務諸表の注記」のデータの様式(レイアウト)が異なる場合がある。この場合、親会社は様式(レイアウト)が異なる2種類のデータを取り扱う必要があり、連結決算の作業を効率的におこなう上での障害となるといった問題点があった。
また、「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」を自社開発している企業グループも多いが、「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」を自社開発する企業グループは、工数が非常に膨大になることもあり、自社開発するケースは少ない。そのため、親会社が新たに連結納税を採用する場合、大抵の場合他社が開発した「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」を導入するケースが多い。
しかしながら、企業グループ内に100%未満の子会社が存在する場合は、せっかく導入した「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」が利用できないため、従来通り自社で開発した「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」を利用しなければならない。また、将来において会計法令や税法の改正により税額計算および税効果計算の計算ロジックが変更されたときは、「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」のメンテナンスにかかるコスト負担に加え、自社で開発した「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなうためのシステム」のメンテナンスにかかるコスト負担も必要となるという問題点もある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算」と「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算」の両方をおこなう機能を備えた税効果会計装置、税効果会計方法および税効果会計プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる税効果会計装置は、企業グループ内の各会社に関する情報を格納したデータベースと、前記各会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得されたデータを用いて、連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第1の計算手段と、前記データ取得手段によって取得されたデータを用いて、単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第2の計算手段と、を備え、前記データベースに格納された情報に、親会社、連結納税グループの小会社または連結納税グループ外の子会社のいずれかに該当するかの区分に関する情報を含み、前記区分に関する情報に基づいて、前記各会社ごとに、前記親会社または前記連結納税グループの小会社である場合は、前記第1の計算手段によって、また、前記連結納税グループ外の子会社である場合は、前記第2の計算手段によって、それぞれ税額計算および税効果計算をおこなうことを特徴とする。
また、この発明にかかる税効果会計装置は、上記発明において、さらに、前記第1の計算手段または前記第2の計算手段によって計算された結果に基づいて、前記各会社の個別財務諸表に関する情報を作成する作成手段と、前記作成手段によって作成された個別財務諸表に関する情報に基づいて、連結決算処理を実行する連結決算処理実行手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる税効果会計装置は、上記発明において、前記第1の計算手段が、少なくとも、前記親会社および前記連結納税グループの小会社における課税対象となる各所得金額を計算する計算処理手段と、前記計算処理手段によって計算された所得金額を、前記親会社および前記連結納税グループの小会社の全体で調整する調整処理手段と、ある事業年度において発生した欠損金額を、前記親会社および前記連結納税グループの小会社の全体で控除する控除処理手段と、前記計算処理手段、前記調整処理手段および前記控除処理手段による処理の結果に基づいて、前記親会社および前記連結納税グループの小会社全体の繰延税金資産の回収可能性を判断する判断処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる税効果会計方法は、企業グループ内の各会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを取得するデータ取得工程と、前記データベースに格納された情報には、親会社、連結納税グループの小会社または連結納税グループ外の子会社のいずれかに該当するかの区分に関する情報に基づいて、前記会社ごとに区分する区分処理工程と、前記区分処理工程において、前記親会社または前記連結納税グループの小会社であると区分された場合に、前記データ取得工程において取得されたデータを用いて、連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第1の計算工程と、前記区分処理工程において、前記連結納税グループ外の子会社であると区分された場合に、前記データ取得工程によって取得されたデータを用いて、単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第2の計算工程と、を含んだことを特徴とする。
また、この発明にかかる税効果会計プログラムは、企業グループ内の各会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを取得するデータ取得工程と、前記データベースに格納された情報には、親会社、連結納税グループの小会社または連結納税グループ外の子会社のいずれかに該当するかの区分に関する情報に基づいて、前記会社ごとに区分する区分処理工程と、前記区分処理工程において、前記親会社または前記連結納税グループの小会社であると区分された場合に、前記データ取得工程において取得されたデータを用いて、連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第1の計算工程と、前記区分処理工程において、前記連結納税グループ外の子会社であると区分された場合に、前記データ取得工程によって取得されたデータを用いて、単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第2の計算工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、連結会計グループ内の全社における法人税などの計算および税効果会計の計算を効率的におこなうことが可能な税効果会計装置、税効果会計方法および税効果会計プログラムが得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる税効果会計装置、税効果会計方法および税効果会計プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(システムの概要)
まず、この発明にかかる税効果会計装置を含む全体システムの概要について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる税効果会計装置を含む全体システムの概要を示すブロック図である。図1において、全体システムは、計算センター(システム)101と、企業グループを形成する親会社(システム)102と、親会社102が100%出資する100%子会社(システム)103と、親会社102が80%出資する80%子会社(システム)104と、を含む構成であり、計算センター101、親会社102、100%子会社103および80%子会社104は、それぞれ、情報処理装置111,112,113,114を備えている。
ここで、企業グループとは、具体的には、複数の子会社を保有し、かつ親会社とその100%子会社が連結納税制度を採用している企業グループである。連結納税制度は、親会社とその100%子会社(直接保有・間接保有を含む)が適用できる。この場合100%未満の子会社には連結納税制度を適用できないため、単体納税制度での税務申告となる。
一方、連結会計制度においては、100%未満の子会社でも連結対象となる。そのため、親会社とその100%子会社が連結納税制度を採用している企業グループでは、税務申告の制度が2パターン存在する。すなわち、(1)連結納税制度を採用している親会社102、100%子会社103と、(2)単体納税制度を採用している100%未満の子会社(具体的にはたとえば80%子会社104)である。
ネットワーク100は、具体的には、LANやWANなどで構成され、さらに、インターネットや、一般公衆回線など、データの送受信を可能とするものを広く含む。また、有線に限定されず、無線(たとえば無線LANなど)によって実現するようにしてもよい。そして、上記それぞれの情報処理装置111〜114がネットワーク100によって接続されている。
ここで、計算センター101は、上記親会社102、100%子会社103および80%子会社104の情報を収集し、一括して各税効果会計の処理を司る。この場合、税効果会計装置は、情報処理装置111となる。また、税効果会計の処理は、計算センター101を用いることなく、親会社102、100%子会社103および80%子会社104が独自におこなってもよく、その場合は、情報処置装置112〜114が、それぞれ、税会計効果処理装置となる。
(税効果会計装置のハードウエア構成)
図2は、本実施の形態にかかる税効果会計装置のハードウエア構成を示すブロック図である。図2において、この税効果会計装置である情報処理装置111または112、あるいは情報処理装置113または114は、たとえば、CPU201と、RAM202と、ROM203と、HDD(ハードディスクドライブ)204と、HD(ハードディスク)205と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)206と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)207と、ディスプレイ208と、I/F(インタフェース)209と、キーボード210と、マウス(ポインティングデバイス)211と、スキャナ212と、プリンタ213と、を備えている。そして、上記各構成部201〜213はバス200によってそれぞれ接続されている。
CPU201は、情報処理装置111〜114の全体の制御を司る。RAM202は、CPU201のワークエリアとして使用される。ROM203は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。HDD204は、CPU201の制御にしたがってHD205に対するデータのリード/ライトを制御する。HD205は、HDD204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD206は、CPU201の制御にしたがってFD207に対するデータのリード/ライトを制御する。FD207は、FDD206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD207に記録されたデータを情報処理装置101へ読み取らせたりする。着脱可能な記録媒体として、FD207のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカードなどであってもよい。ディスプレイ208は、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。たとえば、TFT液晶ディスプレイのほか、CRT、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイなどであってもよい。
I/F(インタフェース)209は、通信回線を通じてネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介して、他の情報処理装置などに接続される。そして、I/F209は、ネットワーク100と装置内部とのインタフェースを司り、他の情報処理装置などからのデータの入出力を制御する。I/F209は、たとえばモデムやLANアダプタなどである。またI/F209は、USBなどの外部入出力としても用いることができる。
キーボード(操作ボタン)210およびマウス211は、各種データの入力・設定などに用いる。また、スキャナ212は、画像情報を光学的に読み取る。また、バーコード、電子透かしなどを読み取る機能を備えている。また、スキャナ212は、スキャナ装置のほか、画像を光学的に読み取ることが可能なデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどであってもよい。また、プリンタ213は、画像情報その他の情報を印刷する。たとえば、レーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ、サーマルプリンタ、インパクトプリンタなどである。
(税効果会計装置の機能的構成)
つぎに、税効果会計装置の機能的構成について説明する。図3は、本実施の形態にかかる税効果会計装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図3において、本実施の形態にかかる税効果会計装置としての機能を果たす情報処理装置111〜114は、会社情報データベース(DB)300と、データ取得部301と、判断部302と、第1計算部303と、第2計算部304と、個別財務諸表情報作成部305と、連結決算処理実行部306と、を含む構成となっている。
ここで、第1計算部303は、少なくとも、所得金額計算処理部311と、所得金額調整処理部312と、欠損金額控除処理部313と、繰延税金資産回収可能性判断処理部314と、からなる。また、第2計算部304は、少なくとも、所得金額計算処理部321と、所得金額調整処理部322と、欠損金額控除処理部323と、繰延税金資産回収可能性判断処理部324と、からなる。
会社情報DB300は、企業グループ内の各会社に関する情報を格納している。会社情報DB300に格納された情報には、たとえば、親会社(たとえば親会社102)、連結納税グループの小会社(たとえば100%子会社103)または連結納税グループ外の子会社すなわち100%未満の子会社(たとえば80%子会社104)のいずれかに該当するかの区分に関する情報を含む。会社情報DB300は、具体的には、たとえば、図2に示したHD205、FD207などによってその機能を実現する。
データ取得部301は、企業グループ内の各会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを取得する。すなわち、データ取得部301は、各会社の情報処理装置112,113,114から入力され、送信された税額計算および税効果計算に関連するデータを、ネットワーク100を介して受信する。また、着脱可能な記録媒体(具体的には、図2に示したFD207)を読み取ることによって取得するようにしてもよい。また、直接、データの入力を受け付けることあるいはOCR機能などを用いて読み取ることによって取得するようにしてもよい。データ取得部301は、具体的には、たとえばFDD206、I/F209、キーボード210、マウス211、スキャナ212などによってその機能を実現する。
判断部302は、会社情報DB300に格納された区分に関する情報に基づいて、企業グループ内の各会社ごとに、第1計算部303によって計算をおこなわせるか、第2計算部304によって計算をおこなわせるかを判断する。具体的には、親会社また連結納税グループの小会社である場合は、第1計算部303によって、また、連結納税グループ外の子会社である場合は、第2計算部304によって、それぞれ税額計算および税効果計算をおこなわせるように判断する。判断部302は、具体的には、たとえば図2に示したRAM202、ROM203、HD205、FD207に記憶されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。
第1計算部303は、データ取得部301によって取得されたデータを用いて、連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう。第1計算部303は、具体的には、たとえば図2に示したRAM202、ROM203、HD205、FD207に記憶されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。
第1計算部303において、所得金額計算処理部311は、親会社102および連結納税グループの小会社(100%子会社103)における課税対象となる各所得金額を計算する。具体的には、所得金額計算処理部311は、連結納税グループ内の各社(親会社102、100%子会社103を含む)の所得金額を合算して計算する。そのため、所得金額がマイナスの会社があれば、その分だけ連結納税グループ全体での所得金額は減少することになる。
所得金額調整処理部312は、所得金額計算処理部311によって計算された所得金額を、親会社102および連結納税グループの小会社(100%子会社103)の全体で調整するよう処理する。具体的には、所得金額調整処理部312は、所得金額の計算にあたって、「減価償却費の償却限度額超過額の損金不算入」、「交際費の損金不算入」、「寄附金の損金不算入」、「受取配当等の益金不算入」などの所得金額の調整を必要する。
この際、「交際費の損金不算入」、「寄附金の損金不算入」、「受取配当等の益金不算入」など、一部の所得金額の調整については、連結納税グループ全体で損金不算入・益金不算入の限度額を計算した上で、その限度額を連結納税グループ内の各社に按分する。また、連結納税グループ内の会社に対する寄附金は全額損金不算入になるなど、連結納税制度特有の規定を考慮して調整処理をおこなう。
欠損金額控除処理部313は、ある事業年度において発生した欠損金額を、親会社102および連結納税グループの小会社(100%子会社103)の全体で控除するよう処理する。ある事業年度において発生した欠損金額(マイナスの所得金額)は、その後7年間にわたって発生する所得金額と相殺できる。欠損金は、連結納税グループ全体で管理されるため、連結納税グループ全体で所得金額が発生しない限り欠損金は控除できない。そのため、具体的には、欠損金額控除処理部313は、ある会社で所得金額が発生していても、他の会社で欠損金額が発生しており、連結納税グループ全体では欠損金額となっている場合は、欠損金を控除しないように処理する。
繰延税金資産回収可能性判断処理部314は、取得金額計算処理部311、所得金額調整処理部312および欠損金額控除処理部313による処理の結果に基づいて、親会社102および連結納税グループの小会社(100%子会社103)全体の繰延税金資産の回収可能性を判断する。税効果会計の計算過程の重要なプロセスとして、「繰延税金資産の回収可能性の判断」がある。これは、将来の税金費用の前払いにあたる「繰延税金資産」を計上するにあたり、将来において所得金額および税額の発生見込みがあるか(前払いした繰延税金資産に相当する税額が発生するか)どうかの見積もりと検証をおこなうものである。
また、第2計算部304は、データ取得部301によって取得されたデータを用いて、単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう。第2計算部304は、具体的には、たとえば図2に示したRAM202、ROM203、HD205、FD207に記憶されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。
第2計算部304において、所得金額計算処理部321は、連結納税グループ外の小会社(たとえば80%子会社104)における課税対象となる所得金額を各社ごとに計算する。
所得金額調整処理部322は、所得金額計算処理部321によって計算された所得金額を、連結納税グループ外の小会社(たとえば80%子会社104)の各社ごとに調整するよう処理する。具体的には、所得金額調整処理部322は、所得金額の計算にあたって、「減価償却費の償却限度額超過額の損金不算入」、「交際費の損金不算入」、「寄附金の損金不算入」、「受取配当等の益金不算入」などの所得金額の調整を各社ごとにおこなう。所得金額調整処理部322は、具体的には、たとえば図2に示したRAM202、ROM203、HD205、FD207に記憶されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。
欠損金額控除処理部323は、ある事業年度において発生した欠損金額を、連結納税グループ外の小会社(たとえば80%子会社104)の各社ごとに控除するよう処理する。欠損金は、会社ごとに管理されるため、会社単位に欠損金の控除をするように処理する。
繰延税金資産回収可能性判断処理部324は、所得金額計算処理部321、所得金額調整処理部322および欠損金額控除処理部313による処理の結果に基づいて、連結納税グループ外の小会社(たとえば80%子会社104)の繰延税金資産の回収可能性を判断する。
個別財務諸表情報作成部305は、第1計算部303または第2計算部304によって計算された結果に基づいて、各会社の個別財務諸表に関する情報を作成する。個別財務諸表情報作成部305は、具体的には、たとえば図2に示したRAM202、ROM203、HD205、FD207に記憶されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。決算時(確定・中間・四半期)の業務フローは概ね以下のようになる。
(1)減価償却費、引当金の計上、未収・未払の計上などの決算整理をおこない、「税引前当期純利益」を確定する。税引前当期純利益は、平成16年から導入された事業税の外形標準課税(付加価値割・資本割)が課税される企業では、「付加価値割・資本割を計上前の税引前当期純利益」となる。
(2)法人税、住民税および事業税の税額計算(以下、税額計算という)をおこない、「法人税、住民税および事業税」を確定する。事業税の外形標準課税(付加価値割・資本割)が課税される企業では、付加価値割・資本割を販売費および一般管理費に計上し、「税引前当期純利益」も併せて確定する。
(3)税効果会計の計算(以下、税効果計算という)をおこない、「法人税等調整額」を確定する。これによって、「当期純利益」が確定し、各社の個別財務諸表が確定する。個別財務諸表における損益計算書の構造は以下の通りである。
Figure 2007087341
なお、法人税、住民税および事業税は、「税額計算」のプロセスで計算する。また、法人税等調整額は、「税効果計算」のプロセスで計算する。
連結決算処理実行部306は、個別財務諸表情報作成部305によって作成された個別財務諸表に関する情報に基づいて、連結決算処理を実行する。連結決算処理実行部306は、具体的には、たとえば図2に示したRAM202、ROM203、HD205、FD207に記憶されたプログラムをCPU201が実行することによってその機能を実現する。連結決算処理実行部306がおこなう連結決算(会社ごとの決算)の処理は以下のようになる。
(1)親会社102が、各子会社103,104の個別財務諸表を収集する。
この際、各子会社103,104が作成した「税効果会計に係る個別財務諸表の注記」も収集する。
(2)内部取引の消去、未実現損益の消去、資本連結等の処理をおこなう。
(3)連結修正仕訳を計上し、連結財務諸表が確定する。
個別財務諸表情報作成部305がおこなうプロセスのうち、(2)の税額計算と、(3)税効果計算については、その会社が採用している税務申告の制度によって、計算のプロセスが異なる。そのため、親会社102とその100%子会社103が連結納税制度を採用している企業グループでは、税務申告の制度が連結納税・単体納税の2パターンあることから、グループ内で、「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう会社」と「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう会社」が混在することとなる。
なお、すべての子会社が100%子会社103であれば、「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう会社」しか存在しないことになるが、ほとんどの企業グループでは、100%未満の子会社(たとえば80%子会社104)が存在しているのが一般的である。法人税、住民税および事業税の税務申告は、確定した決算に基づきおこなうこととなっており、通常は、決算日の3か月後までにおこなうこととされている。ただし、決算を確定させるには、損益計算書の「法人税、住民税および事業税」を確定させる必要があることから、決算の業務フローにおいて税額計算もおこなう必要がある。
(税効果会計方法の処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる税効果会計方法の処理の手順について説明する。図4−1は、この発明の実施の形態にかかる税効果会計方法の処理(情報処理装置111〜114の処理)の内容を示すフローチャートである。図4−1のフローチャートにおいて、情報処理装置111〜114は、企業グループ内の各会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを取得する(ステップS401)。
ここで、データを取得するのを待って、税額計算および税効果計算に関連するデータを取得した場合(ステップS401:Yes)は、つぎに、取得したデータが親会社のデータであるか否かを判断する(ステップS402)。情報処理装置112は、自装置が親会社102に属する装置であることをあらかじめ認識しているので、当該自装置に直接入力されたデータであれば親会社のデータであることを容易に認識できる。ただし、情報処理装置112は、子会社のデータを取得し、子会社に代わって計算をする場合があるので、その場合に、取得したデータが親会社のものであるか否かを判断する必要がある。情報処理装置111の場合も同様に、どの会社のデータを取得したかを認識し、その会社の区分に基づいて、取得したデータが親会社のものであるか否かを判断する。後述するステップS403においても同様である。
ステップS402において、取得したデータが親会社のデータである場合(ステップS402:Yes)はステップS404へ移行する。一方、取得したデータが親会社のものでなかった場合(ステップS402:No)は、つぎに、取得したデータが100%子会社のデータであるか否かを判断する(ステップS403)。
ステップS403において、取得したデータが100%子会社のデータであると判断した場合(ステップS403:Yes)は、ステップS404へ移行する。そして、ステップS404において、全てのグループ会社についてステップS402およびステップS403の判断が終了したか否かを判断する(ステップS404)。ここで、いまだ終了していない場合(ステップS404:No)は、ステップS401へ戻って、ステップS401〜S404を繰り返しおこなう。そして、全てのグループ会社について判断が終了した場合(ステップS404:Yes)は、親会社、100%子会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを用いて、上述した第1の計算処理を実行し(ステップS405)、ステップS407へ移行する。
また、ステップS403において、取得したデータが100%子会社のデータでない場合(ステップS403:No)は、独自で第2の計算処理を実行し(ステップS406)、ステップS407へ移行する。ステップS407では、ステップS405またはステップS406において計算された結果に基づいて、個別財務諸表に関する情報を作成する(ステップS407)。そして、必要に応じて作成された個別財務諸表に関する情報を蓄積、出力または他の情報処理装置へ送信し、一連の処理を終了する。
図4−2は、この発明の実施の形態にかかる税効果会計方法の別の処理(情報処理装置111または112の処理)の内容を示すフローチャートである。図4−2のフローチャートにおいて、情報処理装置111または112は、企業グループ内の各会社の情報処理装置に対して計算処理が終了したかを問い合わせ、終了したか否かを判断する(ステップS411)。そして、すべての会社の計算が終了するのを待って、終了した場合(ステップS411:Yes)は、計算結果に関する情報(個別財務諸表に関する情報を含む)を収集するように、各情報処理装置に対して収集要求を送信し、収集処理をおこなう(ステップS412)。ここでは、あえて収集要求を出さずに、各情報処理装置から自動的に送られてくる計算結果に関する情報を受信するようにし、すべての会社の計算結果に関する情報を受信したか否かを判断してもよい。
そして、すべての会社の計算結果に関する情報を収集した場合に、それらの計算結果に関する情報を用いて、連結決算処理を実行し(ステップS413)、一連の処理を終了する。
つぎに、この発明の実施の一例について説明する。図5は、この発明の実施例にかかる税効果会計装置を用いた業務フローの一例を示す説明図である。図5において、まず、(1)親会社は税額計算・税効果マスター登録をおこなうとともに、マスターを子会社へ配布する。税額計算・税効果マスター登録が、具体的には、たとえば図6に示す表示画面からおこなうことができる。図6は、この発明の実施例にかかる税効果会計装置の表示画面の表示内容の一例を示す説明図である。図6は親会社用の表示画面であり、図示を省略するが、子会社用の表示画面もある。
図6において、親会社102の担当者(操作者)は、図6に示す表示画面から、「101.企業グループ情報」、「102.会社情報」、「103.一時差異情報、永久差異情報、法人税の特別控除情報の登録」、「104.税額計算用の税率・法定実効税率」、「105.将来課税所得の見積額の登録、税額計算結果確認表の設計」、「106.回収可能性の判断区分(連結納税グループ)」、「107.他のシステムとの連動設定」、「108.他のシステムのデータ読込」、「109.税額計算・税効果マスターの確定解除」、「110.税額計算・税効果マスターの送信」、「111.税額計算・税効果マスターの受信状況確認」の各項目について、それぞれ入力または操作する。
「101.企業グループ情報」の項目には、連結納税の採用の有無など、企業グループ全体の情報を登録する。「102.会社情報」の項目には、グループ各社の会社名、会社区分を登録する。この区分に基づいて、各会社が、親会社か、100%子会社か、100%未満子会社かを判断する。
「103.一時差異情報、永久差異情報、法人税の特別控除情報の登録」の項目には、一時差異、永久差異、法人税の特別控除の各マスターを登録する。「104.税額計算用の税率・法定実効税率」の項目には、税額計算用の税率および法定実効税率を登録する。税額計算用の税率、法定実効税率は、会社によって設定することができるため、この項目からそれぞれ入力する。
「105.将来課税所得の見積額の登録、税額計算結果確認表の設計」の項目からは、税効果計算のために必要となる各会社ごとの将来課税所得の見積額の入力シートと、税額計算の結果確認表の出力内容を設計する。「106.回収可能性の判断区分(連結納税グループ)」の項目からは、連結納税グループ全体の回収可能性の判断区分を登録する。
「107.他のシステムとの連動設定」の項目からは、すでに導入済みの他のシステムにおいて作成した、別表5の2(1)付表1および別表4の2付表の摘要と、一時差異・永久差異の関連付けをおこなうことできる。「108.他のシステムのデータ読込」の項目からは、すでに導入済みの他のシステムにおいて計算した前者の一時差異・繰越欠損金などを読み込むことができる。
「109.税額計算・税効果マスターの確定」の項目からは、「税額計算・税効果マスター」の整合性チェックと確定(または確定解除)処理をおこなうことができる。「110.税額計算・税効果マスターの送信」項目からは、「税額計算・税効果マスター」を各子会社へ送信する。この項目からの指示入力によって、マスターを子会社へ配布することができる。「111.税額計算・税効果マスターの受信状況確認」の項目からは、各子会社での「税額計算・税効果マスター」の受信状況を確認することができる。
図5に戻って、(2)子会社103,104は、図7の内容に準ずる(類似する)税額計算・税効果マスター(図示を省略)を受信する。そして、(3)各子会社103,104は、受信したマスターからレポーティングパッケージを入力し、親会社へ送信する。(4)親会社102は、図7の画面における操作によって、自社のレポーティング・パッケージを入力するとともに、各子会社103,104のレポーティング・パッケージを受信する。図7は、この発明の実施例にかかる税効果会計装置の表示画面の別の表示内容の一例を示す説明図である。図7は親会社用の表示画面であり、図示を省略するが、子会社用の表示画面もある。
図7において、親会社102の担当者(操作者)は、図7に示す表示画面から、「201.レポーティング・パッケージの受信の収集状況の確認」、「202.他のシステムのデータ読込」、「203.レポーティング・パッケージの入力」、「204.入力モニターの印刷」、「205.レポーティング・パッケージの確定解除」の各項目の操作・入力をすることができる。
「201.レポーティング・パッケージの受信と収集状況の確認」の項目からは、各子会社が親会社へ送信したレポーティング・パッケージを受信する。また、収集(受信)の状況を確認することができる。「202.他のシステムのデータ読込」の項目からは、巣での導入済みの他のシステムで仮計算した自社分の一時差異などを読み込むことができる。
「203.レポーティング・パッケージの入力」の項目には、レポーティング・パッケージ(将来課税所得など)を入力する。図8は、この発明の実施例にかかる税効果会計装置の表示画面の別の表示内容の一例を示す説明図であり、「203.レポーティング・パッケージの入力」の項目のサブメニューを示す。図8において、「財務諸表からの転記データ」、「欠損金等の期首残高」、「当期の税額計算用データ」、「税率の設定」に関する各種データ(1〜17)を入力することができるとともに、すでに入力されているデータの確認をすることができる。
「204.入力モニターの印刷」の項目からは、レポーティング・パッケージの入力モニターを印刷することができる。「205.レポーティング・パッケージの確定」の項目からは、レポーティング・パッケージの整合性チェックをおこなうことができるとともに、その後、確定または確定解除の処理をすることができる。
図5に戻って、(5)親会社102は、税額計算・税効果計算処理をおこない、計算結果を子会社へ配布する。図9は、この発明の実施例にかかる税効果会計装置の表示画面の別の表示内容の一例を示す説明図である。図9は、税額計算・税効果計算を各社単独でおこなう画面である。図9において、親会社102の担当者(操作者)は、図9に示す表示画面から、「301.税額計算・税効果計算(会社毎)」、「302.当期の税額計算結果確認(会社毎)」、「303.将来の税額計算結果確認(会社毎)」、「304.繰延税金資産の回収可能性の判断結果確認」、「305.繰延税金資産・負債等の確認」、「306.計算結果確認表の印刷」、「307.計算結果の切出し」の各項目の操作をすることができる。
「301.税額計算・税効果計算(会社毎)」の項目からは、各社単独で税額計算と繰延税金資産等の計算をおこなうことができる。「302.当期の税額計算結果確認(会社毎)」の項目からは、当期の税額計算結果を確認することができる。「303.将来の税額計算結果確認(会社毎)」の項目からは、将来の税額計算結果を確認することができる。
「304.繰延税金資産の回収可能性の判断結果確認」の項目からは、繰延税金資産の回収可能性の判断結果確認を確認することができる。「305.繰延税金資産・負債等の確認」の項目からは、繰延税金資産・負債等を確認することができる。、「306.計算結果確認表の印刷」の項目からは、計算結果確認表を一括印刷することができる。「307.計算結果の切出し」の項目からは、計算結果をテキストファイルまたはCSVファイルに切出すことができる。これによって、計算結果を別のシステムにおいて容易に活用することができる。
図10は、この発明の実施例にかかる税効果会計装置の表示画面の別の表示内容の一例を示す説明図である。図9が税額計算・税効果計算を各社単独でおこなう画面であったのに対し、図10は、税額計算・税効果計算をグループ全体でおこなう画面である。図10において、親会社102の担当者(操作者)は、図10に示す表示画面から、「401.税額計算・税効果計算(グループ全体での計算)」、「402.当期の税額計算結果確認(グループ全体)」、「403.当期の税額計算結果確認(会社毎)」、「404.将来の税額計算結果確認(グループ全体)」、「405.将来の税額計算結果確認(会社毎)」、「406.繰延税金資産の回収可能性の判断結果確認」、「407.繰延税金資産・負債等の確認」、「408.計算結果確認表の印刷」、「409.計算結果の切出し」、「410.グループ全体の計算結果の送信」、「411.グループ全体の計算結果の受信状況確認」の各項目の操作をすることができる。
「401.税額計算・税効果計算(グループ全体での計算)」の項目からは、連結納税グループ全体での税額計算と繰延税金資産等の計算をおこなうことができる。「402.当期の税額計算結果確認(グループ全体)」の項目からは、グループ全体の当期の税額計算結果を確認することができる。「403.当期の税額計算結果確認(会社毎)」の項目からは、各社の当期の税額計算結果を確認することができる。
「404.将来の税額計算結果確認(グループ全体)」の項目からは、グループ全体の将来の税額計算結果を確認することができる。「405.将来の税額計算結果確認(会社毎)」の項目からは、各社の将来の税額計算結果を確認することができる。
「406.繰延税金資産の回収可能性の判断結果確認」の項目からは、繰延税金資産の回収可能性の判断結果を確認することができる。「407.繰延税金資産・負債等の確認」の項目からは、繰延税金資産、繰延税金負債、法人税等調整額を確認することができる。
「408.計算結果確認表の印刷」の項目からは、計算結果確認表を一括印刷をすることができる。「409.計算結果の切出し」の項目からは、計算結果をテキストファイルまたはCSVファイルに切出すことができる。「410.グループ全体の計算結果の送信」の項目からは、「グループ全体の計算結果」を各小会社へ送信することができる。「411.グループ全体の計算結果の受信状況確認」の項目からは、各子会社での「グループ全体の計算結果」の受信状況を確認することができる。
図5に戻って、(6)子会社103,104は、上記(5)における計算結果を受信するとともに、受信した計算結果の確認をおこなう。その後、(7)子会社103,104は、法人税等、法人税等調整額の仕訳計上、税効果会計に係る注記を作成する。図11は、この発明の実施例にかかる税効果会計装置の表示画面の別の表示内容の一例を示す説明図である。図11は、仕訳データ・税効果会計に係る注記の作成をおこなう画面である。
図11において、子会社103,104の担当者(操作者)(さらには親会社102の担当者(操作者)も含む)は、「501.未払法人税等計上仕訳の基礎データ確認」、「502.繰延税金資産等計上仕訳の基礎データ確認」、「503.未払法人税等・税効果会計の仕訳確認」、「504.法人税等引当余裕額等の入力」、「505.税効果会計に係る注記の確認(グループ全体)」、「506.税効果会計に係る注記の確認(会社毎)」の各項目の操作、入力をすることができる。
「501.未払法人税等計上仕訳の基礎データ確認」の項目から、未払法人税等計上仕訳の基礎データを確認することができる。「502.繰延税金資産等計上仕訳の基礎データ確認」の項目から、繰延税金資産等計上仕訳の基礎データを確認することができる。「503.未払法人税等・税効果会計の仕訳確認」の項目から、未払法人税等仕訳、税効果会計仕訳を確認することができる。
「504.法人税等引当余裕額等の入力」の項目には、法人税等引当余裕額などを入力する。「505.税効果会計に係る注記の確認(グループ全体)の項目からは、グループ全体の税効果会計に係る注記を確認する。「506.税効果会計に係る注記の確認(会社毎)」の項目からは、各社の税効果会計に係る注記を確認することができる。このようにして、個別財務諸表を完成させることができる。さらには、連結財務諸表の作成へ移行する。
さらに、(8)親会社102は、他のシステムの申請データを読込み、「決算時と申告時の差異」を確認する。図12は、この発明の実施例にかかる税効果会計装置の表示画面の別の表示内容の一例を示す説明図である。図12は、当期の決算時と進行時における差異の確認(次年度繰越用)をおこなう画面である。図12において、親会社102の担当者(操作者)は、「601.他のシステムとの連動設定」、「602.他のシステムのデータ読込」、「603.当期の決算時と申告時における差異の確認」の各項目の操作をすることができる。
「601.他のシステムとの連動設定」の項目から、別表5の2(1)付表および別表4の2付表の摘要と一時差異・永久差異の関連付けをおこなうことができる。「602.他のシステムのデータ読込」の項目から、他のシステムで計算した全体の一時差異・繰越欠損金等を読み込むことができる。「603.当期の決算時と申告時における差異の確認」の項目から、決算時の他のシステムの計算結果と申告時の他のシステムの計算結果を比較することができる。このようにして、進行完了後に当期の決算時と申告における差異の確認を容易におこなうことができる。
このように、本実施例では、「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算」と「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算」の両方を一つのシステムで効率よくおこなうために、「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算」と「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算」のいずれをおこなう場合でも、システムの操作手順、入力するデータ項目を原則として共通とした。そのため、前年は「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算」をおこなっていたが、今年から「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算」をおこなっている場合でも、あるいはその逆の場合であっても、新たにシステムに習熟する必要がないようにすることができた。
また、「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算」と「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算」は、それぞれ別々の計算ロジックによりおこなわれるが、親会社が連結決算にあたって子会社から収集する「税効果会計に係る個別財務諸表の注記」のデータの様式(レイアウト)を共通にすることで、効率的に計算処理をおこなうことができるようになった。
以上説明したように、本実施の形態によれば、企業グループ内の各会社に関する情報を格納した会社情報DB300と、各会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを取得するデータ取得部301と、データ取得部301によって取得されたデータを用いて、連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第1計算部303と、データ取得部301によって取得されたデータを用いて、単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第2計算部304と、を備え、会社情報DB300に格納された情報に、親会社、連結納税グループの小会社または連結納税グループ外の子会社のいずれかに該当するかの区分に関する情報を含み、区分に関する情報に基づいて、各会社ごとに、親会社または連結納税グループの小会社である場合は、第1計算部303によって、また、連結納税グループ外の子会社である場合は、第2計算部304によって、それぞれ税額計算および税効果計算をおこなう。
また、本実施の形態によれば、さらに、第1計算部303または第2計算部304によって計算された結果に基づいて、各会社の個別財務諸表に関する情報を作成する個別財務諸表情報作成部305と、個別財務諸表情報作成部305によって作成された個別財務諸表に関する情報に基づいて、連結決算処理を実行する連結決算処理実行部306と、を備える。
また、本実施の形態によれば、上記発明において、第1計算部303が、少なくとも、親会社および連結納税グループの小会社における課税対象となる各所得金額を計算する所得金額計算処理部311と、所得金額計算処理部311によって計算された所得金額を、親会社および連結納税グループの小会社の全体で調整する所得金額調整処理部312と、ある事業年度において発生した欠損金額を、親会社および連結納税グループの小会社の全体で控除する欠損金額控除処理部313と、所得金額計算処理部311、所得金額調整処理部312および欠損金額控除処理部313による処理の結果に基づいて、親会社および連結納税グループの小会社全体の繰延税金資産の回収可能性を判断する繰延税金資産回収可能性判断部314と、を備える。
このように、連結納税制度における法人税などの計算と税効果会計の計算ロジックと、連結納税を適用していない場合の法人税などの計算および税効果会計の計算ロジックを一つのシステム内に搭載する。さらに、会社毎に連結納税の適用の有無の区分を登録することによって、連結納税を適用している場合の法人税などの計算および税効果会計の計算と、連結納税を適用していない場合の法人税などの計算および税効果会計の計算を一つのシステムでおこなうことができるので、連結会計グループ内の全社における法人税などの計算および税効果会計の計算を効率的におこなうことができる。
また、「連結納税制度を採用開始する事業年度の直前の事業年度における税額計算および税効果計算」の機能を搭載している。連結納税制度を採用する場合は、採用しようとする事業年度開始日の6か月前までに国税庁長官に承認申請書を提出する必要がある。連結納税制度を採用開始する事業年度の直前の事業年度の決算では、税額計算は単体納税制度に基づいておこなうが、税効果計算は連結納税制度に基づいておこなうこととされている(企業会計基準委員会実務対応報告第4号「連結納税制度を適用する場合の税効果会計に関する当面の取扱い(その1)」Q16)。
これは、税効果計算における重要なプロセスである「繰延税金資産の回収可能性の判断」が、将来、つまり連結納税制度採用開始後の事業年度において所得金額および税額の発生見込みがあるか(前払いした繰延税金資産に相当する税額が発生するか)どうかを検証するものであるためである。
これを踏まえ、上記の機能を応用した付加的な機能として、この発明の本実施の形態では、「単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算」と「連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算」を組み合わせ、「連結納税制度を採用開始する事業年度の直前の事業年度における税額計算および税効果計算」を実現するようにしてもよい。
なお、本実施の形態で説明した税効果会計方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる税効果会計装置、税効果会計方法および税効果会計プログラムは、連結会計グループ内で連結納税を適用している会社と連結納税を適用していない会社が混在する場合に、連結会計グループの全社における法人税等の計算および税効果会計の計算をおこなうのに適している。
本発明の実施の形態にかかるシステムの概要を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる税効果会計装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる税効果会計装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる税効果会計方法の処理(情報処理装置111〜114の処理)の内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる税効果会計方法の別の処理(情報処理装置111または112の処理)の内容を示すフローチャートである。 この発明の実施例にかかる税効果会計装置を用いた業務フローの一例を示す説明図である。 税効果会計装置の表示画面に表示する表示内容の一例を示す説明図である。 税効果会計装置の表示画面に表示する表示内容の別の一例を示す説明図である。 税効果会計装置の表示画面に表示する表示内容の別の一例を示す説明図である。 税効果会計装置の表示画面に表示する表示内容の別の一例を示す説明図である。 税効果会計装置の表示画面に表示する表示内容の別の一例を示す説明図である。 税効果会計装置の表示画面に表示する表示内容の別の一例を示す説明図である。 税効果会計装置の表示画面に表示する表示内容の別の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 ネットワーク
101 計算センター(システム)
102 親会社(システム)
103 100%子会社(システム)
104 80%子会社(システム)
111〜114 情報処理装置
300 会社情報データベース(DB)
301 データ取得部
302 判断部
303 第1計算部
304 第2計算部
305 個別財務諸表情報作成部
306 連結決算処理実行部

Claims (5)

  1. 企業グループ内の各会社に関する情報を格納したデータベースと、
    前記各会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを取得するデータ取得手段と、
    前記データ取得手段によって取得されたデータを用いて、連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第1の計算手段と、
    前記データ取得手段によって取得されたデータを用いて、単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第2の計算手段と、
    を備え、
    前記データベースに格納された情報には、親会社、連結納税グループの小会社または連結納税グループ外の子会社のいずれかに該当するかの区分に関する情報を含み、
    前記区分に関する情報に基づいて、前記各会社ごとに、前記親会社または前記連結納税グループの小会社である場合は、前記第1の計算手段によって、また、前記連結納税グループ外の子会社である場合は、前記第2の計算手段によって、それぞれ税額計算および税効果計算をおこなうことを特徴とする税効果会計装置。
  2. さらに、前記第1の計算手段または前記第2の計算手段によって計算された結果に基づいて、前記各会社の個別財務諸表に関する情報を作成する作成手段と、
    前記作成手段によって作成された個別財務諸表に関する情報に基づいて、連結決算処理を実行する連結決算処理実行手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の税効果会計装置。
  3. 前記第1の計算手段は、少なくとも、
    前記親会社および前記連結納税グループの小会社における課税対象となる各所得金額を計算する計算処理手段と、
    前記計算処理手段によって計算された所得金額を、前記親会社および前記連結納税グループの小会社の全体で調整する調整処理手段と、
    ある事業年度において発生した欠損金額を、前記親会社および前記連結納税グループの小会社の全体で控除する控除処理手段と、
    前記計算処理手段、前記調整処理手段および前記控除処理手段による処理の結果に基づいて、前記親会社および前記連結納税グループの小会社全体の繰延税金資産の回収可能性を判断する判断処理手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の税効果会計装置。
  4. 企業グループ内の各会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを取得するデータ取得工程と、
    前記データベースに格納された情報には、親会社、連結納税グループの小会社または連結納税グループ外の子会社のいずれかに該当するかの区分に関する情報に基づいて、前記会社ごとに区分する区分処理工程と、
    前記区分処理工程において、前記親会社または前記連結納税グループの小会社であると区分された場合に、前記データ取得工程において取得されたデータを用いて、連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第1の計算工程と、
    前記区分処理工程において、前記連結納税グループ外の子会社であると区分された場合に、前記データ取得工程によって取得されたデータを用いて、単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第2の計算工程と、
    を含んだことを特徴とする税効果会計方法。
  5. 企業グループ内の各会社の税額計算および税効果計算に関連するデータを取得するデータ取得工程と、
    前記データベースに格納された情報には、親会社、連結納税グループの小会社または連結納税グループ外の子会社のいずれかに該当するかの区分に関する情報に基づいて、前記会社ごとに区分する区分処理工程と、
    前記区分処理工程において、前記親会社または前記連結納税グループの小会社であると区分された場合に、前記データ取得工程において取得されたデータを用いて、連結納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第1の計算工程と、
    前記区分処理工程において、前記連結納税グループ外の子会社であると区分された場合に、前記データ取得工程によって取得されたデータを用いて、単体納税制度に基づく税額計算および税効果計算をおこなう第2の計算工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする税効果会計プログラム。

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