JP2007087237A - 電源種別識別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 各種の電子装置の動作電力を供給する電源装置の種別を識別する電源種別識別装置に関し、自動的に識別する。
【解決手段】 電源装置を接続する電子装置1の端子T1,T2間に、ノーヒューズブレーカ7と抵抗6とスイッチ5との直列回路を接続し、且つ端子T1,T2間に、電子回路2に安定化直流電圧を供給するDC/DCコンバータ3を接続し、このDC/DCコンバータ3に設けた電圧垂下検出部4と、直列回路の抵抗6を介して流れる電流が付加されたことによる電源装置の過電流保護回路10aが動作して、電圧垂下の制御を行った時は、電圧垂下検出部4による電圧垂下の検出により、電源装置は、専用電源装置と判別し、ノーヒューズブレーカ7が動作した時は、電源装置は、汎用電源装置と判別する電源種別判別部8とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 電源装置を接続する電子装置1の端子T1,T2間に、ノーヒューズブレーカ7と抵抗6とスイッチ5との直列回路を接続し、且つ端子T1,T2間に、電子回路2に安定化直流電圧を供給するDC/DCコンバータ3を接続し、このDC/DCコンバータ3に設けた電圧垂下検出部4と、直列回路の抵抗6を介して流れる電流が付加されたことによる電源装置の過電流保護回路10aが動作して、電圧垂下の制御を行った時は、電圧垂下検出部4による電圧垂下の検出により、電源装置は、専用電源装置と判別し、ノーヒューズブレーカ7が動作した時は、電源装置は、汎用電源装置と判別する電源種別判別部8とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信装置等の電子装置に給電する為の電源装置が、電子装置の専用電源装置であるか、他の電子装置と共用する汎用電源装置であるかを識別する電源種別識別装置に関する。
通信装置等の各種の電子装置は、直流電圧給電により動作するものであり、その為の電源装置は、所定の電圧を出力するDC/DCコンバータを含む構成が一般的である。又各電子装置に専用の電源装置を設ける場合と、同一個所に設定した複数の電子装置に対して共通の電源装置を設ける場合とがある。又電子装置の種別情報と正常、異常等の動作情報とを、上位装置のサーバや監視装置に転送するシステムが知られている。
又電源装置は、商用交流電圧を所定の直流電圧に変換するAC/DCコンバータを用いた構成が一般的であり、電子装置対応の専用電源装置を用いる場合は、設置等の取り扱いの点から同一筐体内に設けることになる。又複数の電子装置に対して共通の汎用電源装置を設けて給電する場合もある。従って、遠隔監視システム等に於いては、電源装置が専用電源装置であるか又は汎用電源装置であるか等の電源装置の種別情報も収集することが要望されている。
又商用交流電圧を整流して所定の直流電圧に変換して給電する直流電源と、バッテリ電源との両方により動作可能のコンピュータに於いて、このコンピュータからハードディスク装置に給電し、且つリード、ライト動作を行う構成の場合に、コンピュータは、直流電源装置からの給電であるか又はバッテリ電源からの給電であるかの電源種別検出を行い、バッテリ電源からの給電であることを検出した時に、パワーセーブモードに移行する為の電源種別検出手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
又交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータに於いて、負荷となる装置の種別を、その装置からのインピーダンス変動通知により識別し、その負荷となる装置に対応した直流電圧となるように制御して、給電する負荷種別の検出手段も知られている(特許文献2参照)。
特開平5−19915号公報
特開2000−134816号公報
同一の電子装置であっても、その設置個所に応じて、個別の専用電源装置から給電する場合と、他の装置と共通の汎用電源装置から給電する場合があり、個別の専用電源装置を電子装置と同一筐体内に設けることにより、設置等が容易となる。又前述のように、他の電子装置と共通の汎用電源装置から給電する場合は、同一筐体内に設けた専用電源装置は不要となるから、その専用電源装置を取り外した構成として、その専用電源装置分のコスト低減を図ることができる。しかし、電子装置としての筐体は、専用電源装置の有無にかかわらず同一とする場合が一般的であり、従って、専用電源装置を不要とした場合に、無駄なスペースを含む筐体となる問題がある。なお、筐体を専用電源装置の有無に対応した大きさとして構成することも考えられるが、多品種生産の為にコストアップとなる問題がある。
又前述のように、電子装置の種別や状態等の情報と共に、電源装置の種別や状態等の情報をサーバ等の監視装置へ通知する為に、電子装置に電源種別を切替えて通知する設定スイッチを設けることが考えられる。しかし、保守者等による設定操作誤りがあると、電子装置の動作状態を含む電源装置の状態判定に誤りが発生し、迅速な対応ができなくなる問題がある。
本発明は、前述の問題点を解決するもので、電源装置の種別を自動的に識別することを目的とする。
本発明の電源種別識別装置は、電子装置の電源装置が、該電子装置専用の専用電源装置であるか又は他の電子装置の電源装置と共用可能の汎用電源装置であるかを識別する電源種別識別装置に於いて、前記電源装置を接続する端子間に接続したノーヒューズブレーカと抵抗とスイッチとの直列回路と、前記端子間に接続し、電子回路に安定化直流電圧を供給するDC/DCコンバータに設けた電圧垂下検出部と、該電圧垂下検出部による電圧垂下の検出により前記専用電源装置と判別し、前記ノーヒューズブレーカ動作検出により前記汎用電源装置と判別する電源種別判別部とを備えている。
又前記直列回路の前記スイッチを、前記電源種別判別部に於ける電源種別判別後にオフとする構成を備えている。
又過電流保護回路の過電流保護閾値を電源投入時に低くし、過電流保護により所定の過電流保護閾値の2段階に切替える構成を含む電子装置の専用電源装置であるか又は他の電子装置と共用可能の汎用電源装置であるかを識別する電源種別識別装置に於いて、前記電源装置を接続する端子間に接続したノーヒューズブレーカと抵抗とスイッチとの直列回路と、前記端子間に接続し、電子回路に安定化直流電圧を供給するDC/DCコンバータに設けて、前記電源装置の前記低い過電流保護閾値設定時の過電流保護回路の動作による直流電圧の垂下を検出する電圧垂下検出部と、該電圧垂下検出部による電圧垂下の検出により前記専用電源装置と判別し、前記ノーヒューズブレーカ動作検出により前記汎用電源装置と判別する電源種別判別部とを備えている。
電子装置に動作電力を供給する電源装置が、電子装置の消費電力に対応した容量の専用電源装置であるか、又は他の電子装置と共用する容量の大きい汎用電源装置であるかを、電源装置の接続時に、自動的に識別することができる。
本発明の電源種別識別装置は、図1を参照して説明すると、電源装置を接続する端子T1,T2間に接続したノーヒューズブレーカ7と抵抗6とスイッチ5との直列回路と、端子T1,T2間に接続し、電子回路2に安定化直流電圧を供給するDC/DCコンバータ3に設けた電圧垂下検出部4と、この電圧垂下検出部4による電圧垂下の検出により、専用電源装置と判別し、ノーヒューズブレーカ7動作検出により、汎用電源装置と判別する電源種別判別部8とを備えている。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1は電子装置、2は電子回路、3はDC/DCコンバータ、4は電圧垂下検出部、5はスイッチ(SW)、6は抵抗、7はノーヒューズブレーカ(NFB)、8は電源種別判別部、10はAC/DCコンバータ、10aは過電流保護回路、T1,T2は端子を示す。AC/DCコンバータ10は、電子装置1の電源装置に相当し、例えば、100V又は200Vの商用交流電圧を、48V直流電圧に変換出力する構成を有し、内部には、過電流保護回路10a、即ち、過電流を検出した時に、出力直流電圧を急低下又は出力遮断により、出力電流の増加を阻止する構成を備えている。この過電流保護回路10aは、既に、各種のAC/DCコンバータ又はDC/DCコンバータにも搭載されているものであり、それらの構成を適用することができる。又交換機等に関連した電子装置は、−48Vの直流電圧を動作電圧とする場合が一般的であるから、この実施例1に於けるAC/DCコンバータ10は、端子T1に−48V、端子T2に0Vの直流電圧を印加する構成として示している。
電子装置1は、端子T1,T2に印加されるAC/DCコンバータ10からの直流電圧を、電子回路2の動作電圧の5Vや3V等の単一又は複数種類の安定化直流電圧に変換するDC/DCコンバータ3を備え、このDC/DCコンバータ3の電圧垂下検出部4は、端子T1,T2に入力された直流電圧が規定値の−48Vから、AC/DCコンバータ10の過電流保護回路10aによる出力直流電圧の垂下又は遮断を検出するもので、一般的に知られている入力電圧低下検出手段の構成を適用することもできる。
この実施例1に於いては、DC/DCコンバータ3の電圧垂下検出部4と、スイッチ5と、抵抗6と、ノーヒューズブレーカ7と、電源種別判別部8とにより、電源種別識別装置を構成した場合を示し、端子T1,T2間に、ノーヒューズブレーカ7と抵抗6とスイッチ5との直列回路を接続しており、スイッチ5は、リレースイッチであり、DC/DCコンバータ3の電圧垂下検出部4からオン、オフを制御する構成とした場合を示す。又ノーヒューズブレーカ7は、補助接点を有する場合を示す。このノーヒューズブレーカ7は、既に各種の構成が知られており、設定電流を超える電流が流れた時に自動的に接点を開く構成を有し、その接点と同時に動作する補助接点を有する構成も知られており、この実施例1に於けるノーヒューズブレーカ7は、この補助接点を有するものである。又動作後に自動復帰や手動復帰を行う構成等も知られている。
又電源装置としてのAC/DCコンバータ10は、電子装置1の専用電源装置に相当する場合と、他の図示していない電子装置の電源と共用する汎用電源装置に相当する場合とがある。専用電源装置の場合は、電子装置1の最大消費電力に対して数%程度の余裕の出力電力の構成とし、又汎用電源装置の場合は、複数の電子装置の合計の消費電力を供給できる出力電力の構成を有することになる。
電子装置1の端子T1,T2に、電源装置としてのAC/DCコンバータ10を接続する前、又は接続してもAC/DCコンバータ10の交流電源側をオフとしている状態で、ノーヒューズブレーカ7はオン、スイッチ5はオンの状態とすると、端子T1,T2に対して、抵抗6がノーヒューズブレーカ7とスイッチ5とを介して接続された状態となる。この状態で、専用電源装置としてのAC/DCコンバータ10からの直流電圧を電子装置1の端子T1,T2に印加すると、抵抗6を介して流れる電流と、電子回路2に供給する為のDC/DCコンバータ3に流れる電流との和の電流が流れることになり、ノーヒューズブレーカ7が動作する前に、専用電源装置としてのAC/DCコンバータ10の過電流保護回路10aが動作する。
AC/DCコンバータ10の過電流保護回路10aの動作により、端子T1,T2に印加する直流電圧が垂下されるから、DC/DCコンバータ3の電圧垂下検出部4により検出し、スイッチ5をオフとするように制御する。それにより過電流状態がなくなるから、専用電源装置としてのAC/DCコンバータ10が直流電圧の出力動作を再開させると、スイッチ5により抵抗6が切り離されていることにより、AC/DCコンバータ10は、正常に動作して電子回路2に直流電力を供給することができる。この場合、電源種別判別部8は、ノーヒューズブレーカ7が動作しなかったので、その補助接点の状態から、電子装置1の端子T1,T2に接続した電源装置は、専用電源装置であると判別し、その電源種別判別信号を、図示を省略しているサーバや監視装置に転送する。
又汎用電源装置としてのAC/DCコンバータ10の場合は、電流容量が専用電源装置の場合に比較して大きいから、抵抗6を介して流れる電流と、電子回路2に供給する為のDC/DCコンバータ3の電流との和に対しても、過電流保護回路10aは動作しない。この場合は、抵抗6に流れる電流によりノーヒューズブレーカ7が動作する。電源種別判別部8は、ノーヒューズブレーカ7が動作したことによる補助接点の状態の変化を基に、汎用電源装置が接続されたと判別し、汎用電源装置を示す電源種別判別信号を出力する。又正常動作中は、スイッチ5をオフとし、ノーヒューズブレーカ7が復帰しても、抵抗6に電流が流れないようにする。又電子装置1の電源オフ時に、前述の初期状態に復帰させて、直流電圧の印加初期に、前述の動作により、電源装置の種別判別を再度行わせることもできる。又動作したノーヒューズブレーカ7は、スイッチ5をオフとすることにより復帰させ、電源装置から直流電圧印加と同時にスイッチ5をオンとし、再度電源種別判別処理を行わせる構成とすることもできる。
図2は、本発明の実施例1の詳細な説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、11はフリップフロップ(FF)、12は遅延回路、13はフリップフロップ(FF)、14は抵抗、7aは主接点、7bは補助接点を示す。ノーヒューズブレーカ7は、主接点7aと補助接点7bとを有し、又電源種別判別部8は、フリップフロップ11と遅延回路12とを含む構成を有し、例えば、フリップフロップ11の出力信号の電源種別識別信号の“1”(ハイレベル)を専用電源装置の識別信号、“0”(ローレベル)を汎用電源装置の識別信号とすることができる。又ノーヒューズブレーカ7の主接点7aと補助接点7bとは同時にオン、オフする場合を示すが、それぞれが逆の動作となる構成を適用することも可能である。しかし、その場合は、フリップフロップ7の出力信号による電源種別識別信号の関係は、前述の場合と逆になる。
又DC/DCコンバータ3の出力電圧が、ノーヒューズブレーカ7の補助接点7bを介して抵抗14に印加され、その抵抗14の端子電圧が、電源種別判別部8のフリップフロップ11に加えられ、補助接点7bがオン状態の場合は“1”(ハイレベル)、オフ状態の場合は、抵抗14を介して接地されるから“0”(ローレベル)の入力となる。又その出力電圧の立ち上がりから所定の時間、遅延回路12により遅延されて、セット端子Sにセット信号として入力される。又フリップフロップ13は、電圧垂下検出部4からセット、リセットの制御を行って、スイッチ5のオン、オフを制御するものであり、例えば、リセットによりスイッチ5をオフ、セットによりスイッチ5をオンとすることができる。この場合、電圧垂下検出部4により電圧垂下を検出すると、フリップフロップ13をリセットし、それによりスイッチ5をオフとする。又電源種別判別信号を出力すると共に、フリップフロップ13をリセットし、それによりスイッチ5をオフとする。
図示の状態で、端子T1,T2に汎用電源装置を接続して電子装置1に直流電圧を印加すると、DC/DCコンバータ3が動作を開始する。又ノーヒューズブレーカ7の主接点7aとスイッチ5とを介して、抵抗6に電流が流れる。汎用電源装置の場合は電流容量が大きいので、抵抗6を介して流れる電流とDC/DCコンバータ3を介して電子回路2に流れる電流との和の電流に対しても余裕があるから、汎用電源装置のAC/DCコンバータの過電流保護回路は動作しないことになる。その為に、抵抗6に流れる電流によりノーヒューズブレーカ7が動作し、主接点7aがオフ状態となる。又電圧垂下検出部4は電圧垂下の状態とならないので、フリップフロップ13をリセットしない。又DC/DCコンバータ3の動作開始から遅延回路12による遅延時間後に、動作開始の立ち上がり電圧がフリップフロップ11にセット信号として加えられると共に、フリップフロップ13にリセット信号として加えられ、フリップフロップ13のリセットにより、スイッチ5はオフとなる。
この時、ノーヒューズブレーカ7が動作したことにより、その主接点7aと補助接点7bとがオフとなっているから、フリップフロップ11には、抵抗14を介してローレベル信号として加えられる。従って、フリップフロップ11はローレベル信号を保持するから、電源種別判別信号は、汎用電源装置を示す“0”(ローレベル)となる。このノーヒューズブレーカ7の動作後の復帰は、スイッチ5をオフ状態とした後に行うことができるもので、自動復旧又は電子装置1の図示を省略した電源スイッチを再びオンとした時に行う構成とすることも可能であり、電源スイッチをオンとする際に、再度電源種別の識別処理を行う構成とすることも可能である。
又専用電源装置を端子T1,T2に接続して直流電圧を印加した場合は、DC/DCコンバータ3が立ち上がると、このDC/DCコンバータ3と抵抗6とに流れる電流の和により、専用電源装置の過電流保護回路が動作して、端子T1,T2に印加した直流電圧を0V又はそれに近い電圧に垂下させる。DC/DCコンバータ3の電圧垂下検出部4は、この電圧垂下を検出して、フリップフロップ13をリセットし、スイッチ5をオフとする。又ノーヒューズブレーカ7は動作しないので、その主接点7aと補助接点7bとはオン状態のままである。
次に、専用電源装置は、過電流保護回路の動作後、所定時間経過又はスイッチ5のオフにより過電流状態でない状態となると、再度出力直流電圧を端子T1,T2に印加する。その時、スイッチ5がオフ状態に制御されているから、抵抗6に電流が流れないので、専用電源装置では過電流保護回路は動作しない。又ノーヒューズブレーカ7は動作しなかったので、補助接点7bはオンの状態を継続している。従って、電源種別判別部8のフリップフロップ11には、補助接点7bを介してハイレベル信号が入力され、DC/DCコンバータ3の再立ち上げとなって、その立ち上がり電圧が、遅延回路12による遅延時間後に、フリップフロップ11にセット信号として加えられ、又フリップフロップ13にはリセット信号として加えられることになり、フリップフロップ13のリセットにより、スイッチ5はオフとなる。又フリップフロップ11は、ノーヒューズブレーカ7が動作しなかったことによるハイレベル信号を保持し、電源種別判別信号は、専用電源装置を示す“1”(ハイレベル)となる。
図3は、本発明の実施例2の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示す。この実施例2は、ノーヒューズブレーカ7は、主接点のみの構成とし、DC/DCコンバータ3の電圧垂下検出部4による電圧垂下の検出の有無により、端子T1,T2に接続されたAC/DCコンバータ10を含む電源装置が、専用電源装置であるか、又は汎用電源装置であるかを、電源種別判別部8により判別するものである。即ち、端子T1,T2に、専用電源装置を接続した場合、端子T1,T2間に、オン状態のノーヒューズブレーカ7とスイッチ5とを介して抵抗6が接続されているから、DC/DCコンバータ3の動作開始直後に、専用電源装置の過電流保護回路が動作し、電圧垂下検出部4は、この電圧垂下を検出し、スイッチ5をオフとするように制御すると共に、電源種別判別部8に電圧垂下検出を通知する。専用電源装置の動作再開時には、抵抗6が端子T1,T2間から切り離されているから、過電流保護回路は動作しない。又電源種別判別部8は、電圧垂下検出があったことにより、専用電源装置を示す電源種別判別信号を出力する。
又汎用電源装置を端子T1,T2に接続した場合は、汎用電源装置の過電流保護回路が動作しないので、抵抗6を流れる電流によりノーヒューズブレーカ7が動作し、DC/DCコンバータ3の電圧垂下検出部4は、電圧垂下検出を行っていないので、電源種別判別部8は、汎用電源装置を示す電源種別判別信号を出力し、又スイッチ5をオフとするように制御する。
図4は、本発明の実施例2の詳細な説明図であり、図2と同一符号は同一部分を示す。この実施例2に於いては、ノーヒューズブレーカ7は、主接点のみ利用するもので、電圧垂下検出部4の電圧垂下検出信号を、電源種別判別部8のフリップフロップ11に入力し、DC/DCコンバータ3の立ち上がり電圧を遅延回路12により遅延させて、フリップフロップ11のセット信号とし、且つスイッチ5のオフ制御信号とする。
従って、端子T1,T2に専用電源装置を接続した場合、ノーヒューズブレーカ7とスイッチ5とを介して抵抗6に電流が流れると共に、電子回路2に供給する電流に相当する電流がDC/DCコンバータ3に流れ、専用電源装置は、ノーヒューズブレーカ7が動作する前に、抵抗6に流れる分、過電流状態となり、過電流保護回路が動作して電圧垂下制御を行う。この電圧垂下をDC/DCコンバータ3の電圧垂下検出部4により検出し、電源種別判別部8のフリップフロップ11にローレベル信号を入力する。専用電源装置の過電流保護回路が復旧して、端子T1,T2に直流電圧を再度印加することにより、DC/DCコンバータ3の立ち上がり電圧が、遅延回路12を介してフリップフロップ11のセット信号として、又スイッチ5にオフ制御信号として、それぞれ加えられるから、フリップフロップ11は、ローレベル信号を保持し、専用電源装置を示す“0”(ローレベル)の電源種別判別信号を出力する。又スイッチ5をオフとすることにより、抵抗6を流れる電流を遮断し、無駄な電力消費をなくすものである。
又端子T1,T2に汎用電源装置を接続した場合、汎用電源装置の過電流保護回路が動作する程度の電流が流れないので、抵抗6を流れる電流により、ノーヒューズブレーカ7が動作し、抵抗6に流れる電流を遮断する。又DC/DCコンバータ3の電圧垂下検出部4は、動作開始直後の電圧垂下を検出していないので、ハイレベル信号を、電源種別判別部8のフリップフロップ11に入力する。又DC/DCコンバータ3の立ち上がり電圧が遅延回路12を介してフリップフロップ11のセット信号として加えられるから、フリップフロップ11はハイレベル信号を保持し、汎用電源装置を示す“1”(ハイレベル)の電源種別判別信号を出力する。又ノーヒューズブレーカ7が動作しているが、スイッチ5をオフとする。この実施例2に於いては、ノーヒューズブレーカ7を省略しても、電源種別判別が可能である。
前述の電源装置の図1又は図3に示す特に専用電源装置の過電流保護回路10aを、過電流保護閾値を2段階切替えの構成とし、初期状態では電流保護閾値を低くし、一旦電流保護回路10aが動作すると、電流保護閾値を通常の値に切替設定する。このような電流保護閾値の切替設定の構成は、閾値の切替えだけであるから、容易に実現することができる。このように、電子装置1の端子T1,T2に接続した電源装置の初期状態の過電流保護閾値を低く設定することにより、電子装置1の端子T1,T2間のノーヒューズブレーカ7と抵抗6とスイッチ5との直列回路に流れる電流により、ノーヒューズブレーカ7が動作する前に、初期の過電流保護閾値に従って、過電流保護回路10aが動作し、出力直流電圧を垂下させる。この電圧垂下を、DC/DCコンバータ3の電圧垂下検出部4により検出し、スイッチ5をオフとするように制御する。
電源装置は、過電流保護回路10aにより出力直流電圧の垂下制御を行った後、過電流保護閾値を通常の値に切替設定し、電子装置1に対する給電を開始する。その時、スイッチ5はオフに制御されているから、抵抗6には電流が流れない。従って、動作電流が小さいノーヒューズブレーカ7であっても動作しない。この場合、電圧垂下検出部4により電圧垂下を検出したことにより、電源種別判別信号は、専用電源装置を示すものとなる。
又汎用電源装置を端子T1,T2に接続して、その出力直流電圧を端子T1,T2間に印加すると、抵抗6を介して流れる電流が付加された状態でも、汎用電源装置の過電流保護回路は動作しないので、ノーヒューズブレーカ7が動作する。このノーヒューズブレーカ7の動作により、電源種別判別部8は、汎用電源装置を示す電源種別判別信号を出力することになる。従って、小型の廉価なノーヒューズブレーカを用いることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
1 電子装置
2 電子回路
3 DC/DCコンバータ
4 電圧垂下検出部
5 スイッチ(SW)
6 抵抗
7 ノーヒューズブレーカ(NFB)
8 電源種別判別部
10 AC/DCコンバータ
10a 過電流保護回路
2 電子回路
3 DC/DCコンバータ
4 電圧垂下検出部
5 スイッチ(SW)
6 抵抗
7 ノーヒューズブレーカ(NFB)
8 電源種別判別部
10 AC/DCコンバータ
10a 過電流保護回路
Claims (3)
- 電子装置の電源装置が、該電子装置専用の専用電源装置であるか又は他の電子装置の電源装置と共用可能の汎用電源装置であるかを識別する電源種別識別装置に於いて、
前記電源装置を接続する端子間に接続したノーヒューズブレーカと抵抗とスイッチとの直列回路と、
前記端子間に接続し、電子回路に安定化直流電圧を供給するDC/DCコンバータに設けた電圧垂下検出部と、
該電圧垂下検出部による電圧垂下の検出により前記専用電源装置と判別し、前記ノーヒューズブレーカ動作検出により前記汎用電源装置と判別する電源種別判別部と
を備えたことを特徴とする電源種別識別装置。 - 前記直列回路の前記スイッチを、前記電源種別判別部に於ける電源種別判別後にオフとする構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の電源種別識別装置。
- 過電流保護回路の過電流保護閾値を電源投入時に低くし、過電流保護により所定の過電流保護閾値の2段階に切替える構成を含む電子装置の専用電源装置であるか又は他の電子装置と共用可能の汎用電源装置であるかを識別する電源種別識別装置に於いて、
前記電源装置を接続する端子間に接続したノーヒューズブレーカと抵抗とスイッチとの直列回路と、
前記端子間に接続し、電子回路に安定化直流電圧を供給するDC/DCコンバータに設けて、前記電源装置の前記低い過電流保護閾値設定時の過電流保護回路の動作による直流電圧の垂下を検出する電圧垂下検出部と、
該電圧垂下検出部による電圧垂下の検出により前記専用電源装置と判別し、前記ノーヒューズブレーカ動作検出により前記汎用電源装置と判別する電源種別判別部と
を備えたことを特徴とする電源種別識別装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103869181A (zh) * | 2012-12-17 | 2014-06-18 | 财团法人工业技术研究院 | 监控装置及其识别电器装置的方法 |
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2005
- 2005-09-26 JP JP2005277124A patent/JP2007087237A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103869181A (zh) * | 2012-12-17 | 2014-06-18 | 财团法人工业技术研究院 | 监控装置及其识别电器装置的方法 |
US9310405B2 (en) | 2012-12-17 | 2016-04-12 | Industrial Technology Research Institute | Monitor apparatus and method for identifying electronic apparatus thereof |
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