JP2007086813A - 電子ハイハットシンバル - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の電子ハイハットシンバルに比し、アコースティックなハイハットシンバルの楽音を一層忠実に模擬することができ、演奏感も一層忠実に模擬した電子ハイハットシンバルを提供する。
【解決手段】 ペダルの踏み込み操作による操作量を検出する第1のセンサと、ペダルの操作とは独立に支持された円筒状のシャフトと、記シャフト内に配備されてシャフトよりも上方に突出しペダルに連結されペダルの操作に応じて上下動するエクステンションロッドと、打撃を検出する第2のセンサを有しエクステンションロッドに連結された、打撃を受けるパッドと、エクステンションロッドに固定され、パッドの回転を規制する回り止め部材であって、パッドに設けられた係合部に係合する回り止め部材とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アコースティックなハイハットシンバルを模擬した電子ハイハットシンバルに関する。
近年、盛んに演奏される電子打楽器においては、アコースティックな打楽器の音色を模擬することが多い。その1つとしてハイハットシンバルの音色を模擬したものがある。ハイハットシンバルの音色として、典型的にはクローズドハイハットおよびオープンハイハットが挙げられる。クローズドハイハットとは、ハイハットに付属しているフットペダルを踏み込んだ状態でスティックなどによりハイハットシンバルを打撃した際に発生する音色であり、またオープンハイハットとは、フットペダルを踏み込まずにスティックなどによりハイハットシンバルを打撃した際に発生する音色である。さらに、フットペダルを不完全に踏み込んだままスティックなどによりハイハットシンバルを打撃して楽音を発生させるハーフオープンハイハットや、スティックなどによりハイハットシンバルを打撃することなく単にフットペダルを踏み込むことのみにより楽音を発生させるペダルハイハットもある。上記のアコースティックな打楽器と同様の楽音を電子ハイハットシンバルにより発生させる技術が提案されている(特許文献1参照)。
上記文献には、一枚のハイハットパッドとフットペダルなどによりハイハットシンバルが構成され、フットペダルの操作状態に応じて発音する音源が切り換えられる電子ハイハットシンバルが示されている。この電子ハイハットシンバルでは、フットペダルが踏み込まれずにハイハットパッドが打撃されるとオープンハイハットの楽音が発音され、また、フットペダルが完全に踏み込まれるとクローズドハイハットの楽音が発音され、さらに、フットペダルが不完全ながらも一定以上踏み込まれた状態でハイハットパッドが打撃されるとハーフオープンの楽音が発音される。
特開昭60−217394号公報
しかし、上記文献の電子ハイハットシンバルは、ハイハットパッドが打撃された際に、フットペダルが、完全に踏み込まれている、踏み込まれていない、あるいは、一定以上踏み込まれている、をスイッチのオンあるいはオフによって検出し、クローズドハイハット、オープンハイハット、あるいはハーフオープンの楽音を電気的に切り換えて発音するものであるため、フットペダルの踏み込み量の連続的な変化に応じて楽音も連続的に変化するアコースティックなハイハットシンバルを模擬できないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、従来の電子ハイハットシンバルに比し、アコースティックなハイハットシンバルの楽音を一層忠実に模擬することができ、演奏感も一層忠実に模擬した電子ハイハットシンバルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の電子ハイハットシンバルのうちの第1の電子ハイハットシンバルは、
ペダルの踏み込み操作による操作量を検出する第1のセンサと、
上記ペダルの操作とは独立に支持された円筒状のシャフトと、
上記シャフト内に配備されてこのシャフトよりも上方に突出し上記ペダルに連結されこのペダルの操作に応じて上下動するエクステンションロッドと、
打撃を検出する第2のセンサを有し上記エクステンションロッドに連結された、打撃を受けるパッドと、
上記エクステンションロッドに固定され上記パッドの回転を規制する回り止め部材であって、上記パッドに設けられた係合部に係合する回り止め部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の第1の電子ハイハットシンバルでは、ペダルに対する操作量の変化に応じて変化する、第1のセンサからの出力信号を検出することができる。また、パッドが踏み込み式ペダルに対する操作によって上下動することから、例えばこのパッドとは別に、このパッドと対向して広がる、もう1つのパッドを備えることにより、踏み込み操作によってこれらパッド間の接離状態を変化させることで、打撃感および外観をアコースティックのハイハットシンバルにより近づけることが可能である。
ここで、上記回り止め部材は、中央に挿通孔を有すると共に上面が所定方向に峰が延びる楔形に突出した形状を有しこの挿通孔に上記エクステンションロッドが挿通されてこのエクステンションロッドに固定されるものであって、上記パッドの、このエクステンションロッドに連結された部分に形成された、所定方向に谷が延びる楔形にえぐられた形状の係合部と嵌合あるいは遊嵌されるものであることあることが好ましい。
上記目的を達成するための本発明の電子ハイハットシンバルのうちの第2の電子ハイハットシンバルは、
ペダルの踏み込み操作による操作量を検出する第1のセンサ、
上記ペダルの操作とは独立に支持された円筒状のシャフト、
上記シャフト内に配備されてこのシャフトよりも上方に突出し上記ペダルに連結されこのペダルの操作に応じて上下動するエクステンションロッド、および
打撃を検出する第2のセンサと、特定部位への打撃の有無を検出する第3のセンサと、中央部に上記エクステンションロッドが貫通する開口部とを有する、打撃を受けるパッドを備えたことを特徴とする。
ここで、上記第1のセンサで検出された上記ペダルの操作量を表わす信号と、上記第2のセンサで検出された上記第1のパッドへの打撃を表わす信号と、上記第3のセンサで検出された上記第1のパッドの特定部位への打撃の有無の信号とに対応した楽音を生成する音源を備えることが好ましい。
また、上記第3のセンサは、上記パッドの中央部への打撃の有無を検出するセンサであるか、あるいは、上記パッドの周縁部への打撃の有無を検出するセンサであることも好ましい態様である。
上記目的を達成するための本発明の電子ハイハットシンバルのうちの第3の電子ハイハットシンバルは、
ペダルの踏み込み操作による操作量を検出する第1のセンサ、
上記ペダルの操作とは独立に支持された円筒状のシャフト、
上記シャフト内に配備されてこのシャフトよりも上方に突出し上記ペダルに連結されこのペダルの操作に応じて上下動するエクステンションロッド、および
フレームと、このフレームを覆うカバーと、このフレームに設けられこのフレーム上面の打撃振動を検出する第2のセンサとを有し、上記エクステンションロッドが貫通する開口部が中央部に設けられてなるパッドを備えたことを特徴とする。
本発明の電子ハイハットシンバルによれば、従来の電子ハイハットシンバルよりも、アコースティックのハイハットシンバルの楽音や演奏感を一層忠実に模擬することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の電子ハイハットシンバルの一実施形態の、一部断面を含む側面図である。
図1に示す電子ハイハットシンバル1は、上部パッド部100、下部パッド部200、上部パッド部100が連結されているエクステンションロッド部300、下部パッド部200が連結されている中空シャフト部400、踏み込み式のペダル部500、エクステンションロッド部300とペダル部500を連結するためのジョイント部600、中空シャフト部400に連結されている脚部700、および図1には示されていない音源部800で構成されている。
図1に示すエクステンションロッド部300は、上部ロッド301および下部ロッド302からなり、上部ロッド301は、図1の上方において上部パッド部100に連結されており、下部ロッド302、図1の下方においてジョイント部600を介してペダル部500に連結されている。尚、エクステンションロッド部300に対する上部パッド部100の連結については後述する。
上部ロッド301と下部ロッド302は、図1の中段付近に示される、内部にネジ溝を備えた継手部材303によって接合されている。また、このエクステンションロッド部300には、図3(a)に示す、上部パッド部100を上部ロッド301に連結するための、上部フェルトワッシャ307、回転止め部材308、平ワッシャ306、平ワッシャ抑え部材304、蝶ボルトネジ305、および留め具309が付設されている。尚、下部ロッド302には、詳しくは後述する節部311が設けられている。
図1に示すジョイント部600は、ジョイントシャフト601、およびジョイントシャフト601の両端に備えられた軸受602、603からなり、エクステンションロッド部300の下部ロッド302は、軸604によって軸受602と回動自在に軸着されている。軸受603と、ペダル部500に備えられた後述するペダルシャフト505とが、軸604によって回動自在に軸着されている。
図1に示す中空シャフト部400は、上部中空シャフト401と、上部中空シャフト401の外径よりも大きい径を有する下部中空シャフト402からなり、上部中空シャフト401は下部中空シャフト402の内側に挿入され、図1の中段に示す蝶ボルトネジ403によって、この電子ハイハットシンバル1の高さが決定される。上部中空シャフト401の端部401aにはネジ溝が設けられており、下部パッド200の底部に備えられた、上記ネジ溝と螺合するネジ溝を内側に有するシャフト受け201と、この上部中空シャフト401とは螺合されている。尚、下部中空シャフト402には節部404が設けられており、この節部404では内径が多少狭められている。また、この下部中空シャフト402の内部には、スプリング310嵌め込まれている。
図1に示すように、エクステンションロッド部300の下部ロッド302は、下部中空シャフト402の内部に挿通されていると共に、下部中空シャフト402の内部に嵌め込まれているスプリング310にも挿通されている。このスプリング310が下部ロッド302の節部311の下面と、下部中空シャフト402の節部404の上面とに挟まれていることで、下部ロッド302は常に上方への付勢を受けるため、ペダル部500に対する操作が行なわれていないときの上部パッド部100と下部パッド部200は所定の間隔で離隔される。
図1に示す下部パッド200は、前述したシャフト受け201、上部パッド100と同形状の本体202、本体202とシャフト受け201に挟まれた下部フェルトワッシャ203で構成されている。下部パッド200は、ペダル部500に対する操作に応じて上方からの接離を繰り返す上部パッド部100からの衝撃に耐え得るように、上部パッド100を逆さにした状態で中空シャフト部400によって支持されている。
図1に示す脚部700は、中空シャフト部400の下部中空シャフト402に、折りたたみ自在に連結されている。
図2は、上部パッド部の、斜め上方からの外観斜視図である。
この図2に示されている上部パッド100は、中央の開口部100aを囲みドーム状に盛り上がった形状を有しているカップ部30と、外周周縁のエッジ部32と、その中間のボウ部31とに分けることができる。
この上部パッド部100の上面は、カバー2によって覆われている。このカバー2は、図3に示すように、その中央部にドーム状の芯材19が一体成形されることによりカップ部30を形成している。このカバー2の材料としては、ゴムや、ゴムの長所である弾力性とプラスチックの長所である生産性とを合わせもった素材であるエラストマ等が用いられている。
このカバー2の上面には、同心円状の凹凸加工が施されている。この加工により、例えば溝幅が2mm、ピッチが4mm(溝と溝の間2mm)、深さが0.1mmの凹凸がカバー2の上面に設けられることとなる。
また、このカバー2の上面には、ゴム用プライマ(反応性表面改質処理材、科学的反応型表面処理材)等をディッピング、刷毛塗り、およびスプレーなどによって塗布する処理が施されており、表面の摩擦係数が低くなり、また、耐摩耗性も向上した状態となっている。これによりスティックの滑りが金属製のアコースティックシンバルを叩いたときと近いものとなり、また、スティックで長期間叩いた時のゴムの摩耗が軽減される。なお、この表面処理と同様の効果を有し、かつ後述する第1のフレーム3よりも軟らかい材料でこのカバー2を形成してもよい。また、このゴム用プライマの塗布等の表面処理が、図3で後述する、カバー2の外周周縁部2a裏面の、エッジ部シートセンサ7を押す摺動部分2bにも摩耗防止のために施されている。このように、第1のフレーム3をカバー2で覆ったことで上部パッド100の上面はスティックの良好な跳ね上がりが得られるようになっている。
図3は、図2の上部パッドのA−A断面図である。
図3(b)には、便宜上、エクステンションロッド300などが除かれた図3(a)の中央付近の拡大図が示されている。
第1のフレーム3は、硬質材からなり、中央には開口部3cを有する。また、この第1のフレーム3の上面および周縁部下側は、上記中央の開口部3cの上面を除きカバー2によって覆われている。この第1のフレーム3の材料としては、ABS、ポリカーボネイト等が用いられている。
また、この第1のフレーム3は、その第1のフレーム3の外周を形成する円環状の、段差3aをもって下がって形成された外周周縁部3bを有する。一方、カバー2は、カバー2の、第1のフレーム3の外周周縁部3bに接する外周周縁部2aが上記段差3aの分だけ厚く成形されており、これによりその段差3aに接する部分の上面が平坦に形成されている。すなわちこの上部パッド100の上面100は、その段差3aの存在を感じさせない形状に仕上っている。このように段差3aが形成されていることから、第1のフレーム3の振動は均一なものになり、また外周周縁部3bの振動が抑制される。したがって、振動は比較的速く減衰することとなり、この上部パッド部100を連打した場合であっても一打一打の打撃位置および打撃力を正確に検出することができる。
また、外周周縁部2aは、第1のフレーム3の外周周縁部3bよりも外側に広がって形成されているため、エッジ部32が打撃されたときに変形しやすくなっている。これにより、アコースティックシンバルのエッジ部が打撃されたときに変形し衝撃を吸収する感触を再現することができる。
また、図3(b)には第2のフレーム4が示されている。この第2のフレーム4は、第1のフレーム3の中央の開口部3cから上方に突き出ている頭部4a、その開口部3cの下面周縁を下から支える肩部4b、および第1のフレーム3の、図2のボウ部31に相当する部位の下面を下から支える腕部4cからなる。
第2のフレーム4の頭部4a中央には、図3(b)に示される、上下に貫通する取り付け孔4dが設けられている。また、第2のフレーム4の頭部4aの中央下面の、取り付け孔4dの回りには、後述する回転止め部材308と遊嵌する、所定方向に谷が延びる楔形にえぐられた形状の凹部4eが備えられている。この第2のフレーム4には、ゴム等の、上記第1のフレーム3の材質に比べ軟材質のものが用いられている。
さらに図3には、第1のフレーム3の下面の、第2のフレーム4の腕部4cに覆われた演奏者側の位置に接した圧電センサ5が示されている。この圧電センサ5は、上部パッド部100の打撃面および打撃面周縁に対する打撃を検出する。
ここで、第1のフレーム3の、圧電センサ5が備えられた部分はカバー2のドーム状の部分で覆われているため、スティックにより圧電センサ5の真上を直接的に打撃されることが防止される。従って、圧電センサ5から出力される信号の大きさが、打撃される位置によって大きく変化するようなことはなく、その圧電センサ5の感度分布特性は良好となり、打撃力および打撃位置の検出精度が一層高められる。
この上部パッド部100は右半周にのみ打撃を受けることが想定されており、図3において、圧電センサ5、後述する、エッジ部シートセンサ7、およびカップ部シートセンサ8は、図3の右半分のほぼ半周にのみ配設され左半周には配設されていない。
具体的には、カップ部シートセンサ8は、第1のフレーム3の、カバー2に覆われた開口周縁部上面のおよそ2/3(演奏者の位置に対して左右に120度づつ)にわたり配設されており、エッジ部シートセンサ7は、第1のフレーム3の外周周縁部のおよそ1/3(演奏者の位置に対して左右に60度づつ)にわたり配設されている。
ここで、第2のフレーム4の凹部4eと回転止め部材308とは遊嵌しているが、後述する双方の形状により、上部パッド部100の回転は防止されているため、打撃範囲の限定が可能となっている。
このように打撃範囲を限定することにより、打撃範囲外へのセンサの配設が省略され、その分、製造経費が削減されている。
本実施形態では、カップ部シートセンサ8を開口周縁部上面の2/3にわたり配設した例で説明したが、これはコスト削減を目的としたものであり、カップ部シートセンサ8は、開口周縁部上面の全周にわたって配設されていてもよい。
ここで、第2のフレーム4は、前述したように、第1のフレーム3に比べ軟材質のゴム等の素材で形成され、第1のフレーム3をその肩部4bで支える構造を有する。したがって、この第2のフレーム4が、エクステンションロッド300の上部ロッド301に連結されることとなり、第1のフレーム3は上部ロッド301への連結から免れ、第1のフレーム3に発生する振動はその第1のフレーム3上をスムーズに伝播する。このため、この上部パッド部100の打撃面および打撃面周縁に対する打撃により第1のフレーム3に発生する振動は、効率よく圧電センサ5で検出されることとなる。
また、カバー2は、第1のフレーム3の外周周縁部3bの下側にまで回りこんでおり、この第1のフレーム3の外周周縁部3bの上面と、この外周周縁部3bの上面を覆うカバー2との間にはエッジ部シートセンサ7が備えられている。
このエッジ部シートセンサ7では、図1に示される外周周縁のエッジ部32に対する打撃等による圧力が検出される。
加えて、上部パッド部100の中央のカップ部30のふもと部30aと第1のフレーム3とが近接した部位に、カップ部シートセンサ8が、第1のフレーム3の上面に接して備えられている。
また、図2においてドーム形状で示されている、上部パッド部100のカップ部30は、芯材19が一体成形されたカバー2により形成されている。
この芯材19は、カップ部30が打撃された場合、芯材19の周縁部がカバー2のカップ部30周縁部内面を介してカップ部シートセンサ8を押圧するものである。これにより、このカップ部シートセンサ8では、カップ部30に対する打撃が検出される。
前述したように、第2のフレーム4の頭部4aの中央下面には、所定方向に谷が延びる楔形にえぐられた形状の凹部4eが形成されており、一方、回転止め部材308は、その凹部4eに遊嵌される、所定方向に峰が延びる楔形に突出した形状を尖端部308bに有する。このため、打撃面に打撃を受けた上部パッド部100は、回転が防止されつつも、容易に傾くことになる。
また、回転止め部材308は、その中央に、上部パッド部100を下から支持する上部ロッド301が挿通される挿通孔308aを有する。回転止め部材308は、上部ロッド301が挿通された状態で、図3に示す留め具309によって上部ロッド301に固定されている。
また、上部ロッド301は、第2のフレーム4の頭部4a上面よりも上方に突出し、上部ロッド301の先端付近には、平ワッシャ抑え部材304が蝶ボルトネジ305によって固定できるようになっている。したがって、回転止め部材308と平ワッシャ抑え部材304との間に、第2のフレーム4の頭部4a、上部フェルトワッシャ307、平ワッシャ306が挟み込むこまれることで、上部パッド部100は、第2のフレーム4の凹部4eに遊嵌される尖端部308bを有する回転止め部材308を固定した上部ロッド301により下から支持されることとなる。
尚、この第2のフレーム4の凹部4eと、回転止め部材308の尖端部308bとが遊嵌しているものの、上部パッド部100の、上部ロッド301を回転軸とする回転が防止されているために、上部パッド100の後述する出力ケーブル14が、上部ロッド301に絡まったり、上部ロッド301に引っ張られたりする事態が防止されている。
図4は、図2の上部パッド部のB−B断面図である。尚、正面に位置する蝶ボルトネジの図示は省略してある。
図4には、第2のフレーム4を第1のフレーム3に固定するネジ16が示されている。
図4では、カップ部シートセンサ8が上部パッド部100の左右ともに配設されている。これは、この図4に示されている断面図は、図3の断面図と比べその断面が90°異なっており、演奏者のポジションからこの上部パッド部100を見た場合の断面を図示したものだからである。
また、この図4には、圧電センサ5、エッジ部シートセンサ7、およびカップ部シートセンサ8からの各出力信号を、音源部800へ伝達する為の出力ジャック18、および出力ケーブル14が示されている。尚、この出力ケーブル14の、図1における図示は省略している。
出力ジャック18は、第2のフレーム4の腕部4cと第1のフレーム3の下面との間の空間に配備されると共に、出力ジャックホルダ17を介して第2のフレーム4に固定されている。この第2のフレーム4は、前述したように第1のフレーム3に比べ軟らかい材質の例えばゴムなどの素材で形成されているので、出力ケーブル14への引っ張りや、上部パッド部100の振動に対して多少変形して出力ジャックなどの破損を防ぐことができる。尚、この出力ジャック18は、2つのジャック、すなわち第1出力ジャック110と第2出力ジャック120(図6参照)とからなり、上記各センサからの出力信号は、これらの第1出力ジャック110および第2出力ジャック120から出力され、出力ケーブル14を経由し、音源部800に伝達される。本実施形態では、このように、センサの数と端子の数とが異なっているが、各センサからの信号を音源部800に伝達することができる。この点については後述する。
図5は、上部パッド部の、斜め下方からの外観斜視図である。
図5には、前述した、第1のフレーム3の外周周縁を包み込むように下方に回り込んでいるカバー2が図示されている。
また、図5には、上部パッド部100が、回転止め部材308が固定された上部ロッド301によって支持されている状態が示されている。
第2のフレーム4は、この図5に示すように、第1のフレーム3の下面に対しネジ16により数ヶ所で固定されている。
ここで、上部パッド部100に対して打撃を行うと、図3に示される上記圧電センサ5、エッジ部シートセンサ7、カップ部シートセンサ8の各センサでは振動が検出される。これら各センサからの出力信号は、図6に示す回路において組み合わされ、出力ジャック18すなわち第1出力ジャック110および第2出力ジャック120から出力され、出力ケーブル14を経由して、音源部800に伝達される。
次に、各センサの出力と、打撃位置との対応関係について説明する。表1に、その対応関係を示す。
Figure 2007086813
圧電センサ5からは図2のカップ部30、ボウ部31、エッジ部32のいずれを打撃した場合も信号が出力される。また、カップ部シートセンサ8は、カップ部30を打撃した場合のみオンとなる。エッジ部シートセンサ7は、カップ部30およびボウ部31の演奏ではオフのままであり、エッジ部32を打撃した場合にオンとなる。
図6は、各センサからの出力信号を音源に伝達するためのジャック部分の配線図である。
ここには、第1出力ジャック110に接続される2つの端子A1、A2と第2出力ジャック120に接続される2つの端子B1、B2が示されている。端子A1と端子B1との双方には、圧電センサ5からの出力信号が伝達される。また、端子A2にはカップ部シートセンサ8が接続されている。
また、第2出力ジャック120の端子B2にはエッジ部シートセンサ7が接続されている。
表2は、各端子の出力と割当て音との対応関係を示した表である。
Figure 2007086813
第1出力ジャック110の端子A1から圧電センサ5の出力があり、第1出力ジャック110の端子A2からは出力がなかったときは、発音される音としてボウ音が割り当てられる。また、第1出力ジャック110の端子A1と端子A2との双方から出力があったときは、カップ音が割り当てられる。
また、第2出力ジャック120の端子B1から出力があり、端子B2からの出力がないときは、どの音も発音されずに無音のままに保たれ、端子B1および端子B2の双方から出力があるときは、エッジ音が選択される。
以上のように、図2の上部パッド部100のカップ部30が打撃を受けると、端子A1、端子A2、および端子B1の各端子から信号が伝達され、音源部800では、カップ音が選択される。同様に、中間のボウ部31に打撃を受けると、端子A1と端子B1との双方から信号が伝達され、音源部800ではボウ音が選択される。また、外周周縁のエッジ部32に打撃を受けると、端子A1、端子B1、および端子B2の各端子から信号が伝達され、音源部800ではエッジ音が選択される。表2に示されているように、エッジ音が選択されるときは、それと同時にボウ音も選択されるが、エッジ音はアクセント的に利用される場合が多く、音量が大きく設定されており、ボウ音はこのエッジ音によってマスクされることと、エッジ音は、そもそもボウ音の特徴を含んでいることから、エッジ音にボウ音が重なって発音されることとなっても影響はほとんど無視することができる。
尚、上部パッド部100を打撃した場合に発生する上部パッド部100の揺れの中心軸は、図4に示す矢印B−Bで断面した時のその断面内に存在することになる。ここでは、この揺れの中心軸の近傍に出力ジャック18を配置したため、揺れに伴う出力ケーブル14の上下動が抑えられることとなる。したがって、出力ケーブルの自重による出力ケーブル14自身およびこの出力ケーブル14が接続されている部位に対する過荷重が防止されることとなり、上部パッド部100の寿命を伸ばすことができる。
図7は、図1に示すペダル部の断面図である。
図7に示すペダル部500には、演奏者が踏み込むペダル板502が備えられている。
ペダル板502は、底板501に回動支持される。
前述したジョイント部600と連結されるペダルシャフト505は、ペダル板502に固定された固定板512にさらに固定されたシャフト固定ブロック513に設けられた孔(図示せず)を貫通し、さらに筒514を貫通して、ペダル板502と底板501の間に延びている。シャフト505の下端に取付けられた板505aと対向する位置に、一端が屈曲して延び他端が底板501に固定されたセンサラバー503が備えられており、このセンサラバー503の下面には、センサパターン504が底板501に固定されている。ペダル板502を踏み込むと、シャフト505の下端の板505aが押し下げられてセンサラバー503を押し、このセンサラバー503の、それまでセンサパターン504に接していなかった部分が弾性変形してセンサパターン504に接して押圧力がセンサパターン504に加えられ、これによりセンサパターン504の電気抵抗が変化し、この電気抵抗の変化が音源部800に検知され、踏込量に応じた音色のハイハット音が放音される。図7の左方には初期角度調整ボルト507が備えられており、その初期角度調整ボルト507の下端にはペダル板502に固定された固定板512が延びている。そこで、この初期角度調整ボルト507を回してその高さhを変化させることによりペダル板502の高さHが調整される。またシャフト固定ブロック513には、貫通するペダルシャフト505を横から押圧してそのペダルシャフト505を固定するシャフト固定ボルト506が備えられている。
図8は、図7に示すセンサパターンの一例を表した平面図である。
センサパターン504は、銀パターン520とカーボンパターン521からなり、図8(a)に示すセンサパターンの上に図8(b)に示すセンサパターンが、図8に示された配置で、スペーサを介し、かつ銀パターンどうしは接触しないように重畳されて使用される。このようなセンサパターン504を用いるとセンサラバー503で押圧される位置によりリード間の抵抗値が変化し、これを検知することによりペダル板502の操作が検出される。
図9は、音源部の内部ブロック図である。
図9に示す音源部800は、プログラムROM805に記憶されているプログラムにしたがって作動するCPU804によって制御される。上部パッド100の圧電センサ5において検出された打撃は、エンべロープ抽出部801に供給されてエンベロープ波形に変換され、このエンベロープ波形がA/D変換器802によりデジタル信号に変換された後、CPU804に供給される。尚、上部パッド100の各センサで得られて組み合わされた出力信号も、A/D変換器802によりデジタル信号に変換された後、CPU804に供給され、音色の選択に利用される。
また、ペダル部500に対する操作量は、ペダル板502の位置に応じて変化する抵抗値により検出され、この抵抗値の変化が電圧の変化として検出され、A/D変換器802によりデジタル信号に変換された後にCPU804に供給される。
音ROM807には、オープンハイハットの、カップ音、ボウ音、エッジ音、、クローズドハイハットの、カップ音、ボウ音、エッジ音や、ペダル操作のみによるペダルハイハット音、すなわちペダルオープン音、ペダルクローズ音などが記憶されている。尚、上部パッド部のカップ部、ボウ部、およびエッジ部それぞれに対する打撃では、オープンハイハットおよびクローズドハイハットの双方の、カップ音、ボウ音、およびエッジ音が選択される。
CPU804では、出力ケーブル14を経由して伝達されてきた上部パッド部100からの信号によって選択される音色波形データに対する、ペダル位置を表わす信号に基づく演算、および、エンべロープ抽出部801で検出された打撃強さなど表わすエンベロープに対する、ペダル位置を表わす信号に基づく演算が行なわれ、発音制御装置809に対し発音指示が出される。ここで、この音色波形データの演算では、例えば、上部パッド部100のボウ部の打撃により選択される、オープンハイハットのボウ音と、クローズドハイハットのボウ音との、ペダル位置に応じた混合比が演算される。エンベロープの演算では、打撃特性を含むエンベロープにペダル位置に応じたディケイを反映させる演算が行なわれる。
発音制御装置809では、音ROM807に記憶されている音色波形データの中から、CPU804によって指示された音色波形データの読み出しが行なわれ、CPU804で演算された混合比にしたがって、読み出した音色波形データを合成する。また、発音制御装置809では、CPU804で演算されたエンベロープに基づく、この合成された音色波形データに対する制御が行なわれ、制御された音色波形データは、図示しないD/A変換器によりアナログ信号に変換された後に出力装置808を経由して放音される。以上の処理により、ペダル位置を最も踏み込んだ位置から徐々に踏み込みを浅くして完全にペダルを戻しきるまでの間に、例えばボウ部に対する打撃を続けて行なった場合、ペダルを最も踏み込んだ位置ではクローズドハイハットのボウ音だったものが、徐々にオープンハイハットのボウ音に近づいていき、完全にペダルを戻しきった時には、オープンハイハットのボウ音の発音が行なわれる。尚、RAM806は、内部状態を一時的に記憶するためのメモリである。
図10は、本実施形態の電子ハイハットに対する演奏が行なわれたときの発音処理手順を示すフローチャートである。先ずステップS1において、楽音が発音中であるか否かが判定される。ステップS1において、楽音が発音中でないと判定されると、ステップS2に進み、ペダルに対する操作が行なわれているか否かが判定される。
ステップS2においてペダルに対する操作が行なわれていないと判定されると、ステップS3に進み、上部パッド部100に対する打撃が行なわれているか否かが判定される。ステップS3において、上部パッド部100に対する打撃が行なわれていないと判定されると、ステップS1に戻る。これは、この電子ハイハットシンバル1に対し何も行なわれていないことを意味する。
ステップS3において、上部パッド部100に対する打撃が行なわれていると判定されると、ステップS4に進み、打撃の検出が行なわれ、この打撃の検出では、上部パッド部100に備えられた各センサから出力された信号を基に音色波形データの選択およびエンベロープの検出が行なわれる。その後、ステップS5に進む。尚、この状態は、オープンハイハットの演奏状態を意味するため、100%オープンハイハット側の音色波形データが採用される。
ステップS5では、ステップS4で選択され、打撃特性を含むエンベロープに基づく制御が行なわれた音色波形データに基づく楽音の発音が行なわれる。その後、ステップS1に戻る。
ここで、ステップS2において、ペダルに対する操作が行なわれていると判定されたときに話を戻して説明する。このときは、ステップS6に進み、ペダル位置が検出される。その後、ステップS7に進み、上部パッド部100に対する打撃が行なわれているか否かが判定される。ステップS7において、打撃が行なわれていないと判定されると、ペダルハイハットの演奏であるとしてステップS8に進む。
ステップS8では、ペダル位置の変化が検出され、これによりエンベロープが演算される。その後、ステップS9に進む。
ステップS9では、上記エンベロープによって制御された、ペダルハイハットの音色波形データに基づく楽音の発音が行なわれる。尚、ペダルを戻す方向でペダル操作が行なわれている場合には、ペダルオープン音が発音され、ペダルを踏み込む方向でペダル操作が行なわれている場合には、ペダルクローズ音が発音される。その後、ステップS1に戻る。
また、ここで、ステップS7において、打撃が行なわれていると判定されたときに話を戻して説明する。このときは、ハーフオープンハイハット演奏あるいはクローズドハイハット演奏のいずれかであり、ステップS10に進み、サブプログラム‘ハーフオープンハイハット・クローズドハイハット’が起動される。
図11は、サブプログラム‘ハーフオープンハイハット・クローズドハイハット’のフローチャートである。
ステップS31では、打撃の検出が行なわれる。その後、ステップS32に進む。
ステップS32では、ステップS31で検出された打撃のエンベロープに、ステップS6で得られたペダル位置に応じた演算が行なわれる。その後、ステップS33に進む。
ステップS33では、ステップS31で得られた信号を基に選択される音色波形データに関する、ステップS6で得られたペダル位置に応じた演算(混合比の決定)が行なわれる。その後、このサブプログラムを抜けてステップS11に進み、ステップS32で演算されたエンベロープによって制御された音色波形データに基づく楽音の発音が行なわれる。その後、ステップS1に戻る。
さらに、ここでは、ステップS1において、楽音が発音中であるときに話を戻して説明する。このときは、ステップS12に進み、ペダルに対する操作が行なわれているか否かが判定される。
ステップS12において、ペダルに対する操作が行なわれていると判定されると、ステップS13に進み、ペダル位置の検出が行なわれる。その後、ステップS14に進み、上部パッド部100に対する打撃が行なわれているか否かが判定される。ステップS14において、打撃が行なわれていると判定されると、ステップS10に進む。これ以降の説明は、前述した説明と重複するので省略する。
ステップS14において、打撃が行なわれていないと判定されると、ステップS15に進み、ペダル位置の変化が検出され、これにより、現在発音中の楽音の音色、あるいはペダルハイハットの楽音の音色に対する、ペダル位置に応じたエンベロープの演算が行なわれる。その後、ステップS16に進む。
ステップS16では、上記で演算されたエンベロープによって制御された音色波形データに基づく楽音の発音が行なわれる。その後、ステップS1に戻る。
加えて、ここで、ステップS12において、ペダルに対する操作が行なわれていないと判定されたときに話を戻して説明する。
このときは、上部パッド部100に対する打撃が行なわれているか否かがステップS17で判定される。ステップS17において、上部パッド部100に対する打撃が行なわれていないと判定されると、この発音が維持されていることとなり、ステップS1に戻る。ステップS17において、上部パッド部100に対する打撃が行なわれていると判定されると、ステップS18に進み、打撃の検出が行なわれる。これ以降の説明は、オープンハイハットの奏法の説明となり、ステップS4以降の説明と重複するので省略する。
以上に説明した本実施形態の電子ハイハットシンバル1では、ペダルに対する踏み込み量の連続的な変化に応じて連続的に変化する楽音を発音することができ、さらには、アコースティックのハイハットシンバルと同様な演奏感を得ることができる。
尚、以上の実施形態では、ペダルの踏込量を検出を、センサラバー503とセンサパターン504とを組合わせたセンサによって行なっているが、これに限られるものではなく、例えば感圧素子を用いた構成としてもよく、またシャフトの下端に磁石を取り付け、この磁石の磁力の変化を検知するホール素子を底板上に取り付けた構成としてもよく、さらに、底板上に発光素子と受光素子とを取り付け、この発光素子から発せられる光がシャフトの下端で反射され、この反射された光の光量の変化が受光素子に検知される構成としてもよく、センサ自体の構成は特定のものに限定されるものではない。またセンサを操作する部材もシャフトに限られるものではなく、例えばシャフトはペダルの踏込量を調整することのみに働き、上記した各センサがペダルの動きに反応するような構成としてもよい。
本発明の電子ハイハットシンバルの一実施形態の一部断面を含む側面図である。 上部パッドの、斜め上方からの外観斜視図である。 図2の上部パッドのA−A断面図である。 図2の上部パッドのB−B断面図である。 上部パッドの、斜め下方からの外観斜視図である。 各センサからの出力信号を音源に伝達するためのジャック部分の配線図である。 図1に示すペダル部の断面図である。 図7に示すセンサパターンの一例を表した平面図である。 音源部の内部ブロック図である。 本実施形態の電子ハイハットに対する演奏が行なわれたときの発音処理手順を示すフローチャートである。 サブプログラム‘ハーフオープンハイハット・クローズドハイハット’のフローチャートである。
符号の説明
1 電子ハイハットシンバル
2 カバー
2a カバーの外周周縁部
2b カバーの摺動部分
3 第1のフレーム
3a 段差
3b 外周周縁部
3c 中央の開口部
4 第2のフレーム
4a 頭部
4b 肩部
4c 腕部
4d 頭部中央の取り付け孔
4e 頭部中央下面の取り付け孔周囲の凹部
5 圧電センサ
7 エッジ部シートセンサ
8 カップ部シートセンサ
14 出力ケーブル
15 留め具
16 ネジ
17 出力ジャックホルダ
18 出力ジャック
19 芯材
30 カップ部
30a ふもと部
31 ボウ部
32 エッジ部
100 上部パッド
100a 中央の開口部
110 第1出力ジャック
120 第2出力ジャック
200 下部パッド
201 シャフト受け
202 本体
203 下部フェルトワッシャ
300 エクステンションロッド
301 上部ロッド
301a 段部
302 下部ロッド
303 継手部材
304 平ワッシャ抑え部材
305 蝶ボルトネジ
306 平ワッシャ
307 上部フェルトワッシャ
308 回転止め部材
308a 挿通口
308b 尖端部
309 留め具
310 スプリング
311 節部
400 中空シャフト部
401 上部中空シャフト
401a 端部
402 下部中空シャフト
403 蝶ボルトネジ
404 節部
500 ペダル部
501 底板
502 ペダル板
503 センサラバー
504 センサパターン
505 ペダルシャフト
505a 板
506 シャフト固定ボルト
507 初期角度調整ボルト
512 固定板
513 シャフト固定ブロック
514 筒
520 銀パターン
521 カーボンパターン
600 ジョイント部
601 ジョイントシャフト
602、603 軸受
604 軸
700 脚部
800 音源部
801 エンべロープ抽出部
802 A/D変換器
804 CPU
805 プログラムROM
806 RAM
807 音ROM
808 出力装置
809 発音制御装置
A1、A2、B1、B2 端子

Claims (7)

  1. ペダルの踏み込み操作による操作量を検出する第1のセンサと、
    前記ペダルの操作とは独立に支持された円筒状のシャフトと、
    前記シャフト内に配備されて該シャフトよりも上方に突出し前記ペダルに連結され該ペダルの操作に応じて上下動するエクステンションロッドと、
    打撃を検出する第2のセンサを有し前記エクステンションロッドに連結された、打撃を受けるパッドと、
    前記エクステンションロッドに固定され前記パッドの回転を規制する回り止め部材であって、前記パッドに設けられた係合部に係合する回り止め部材とを備えたことを特徴とする電子ハイハットシンバル。
  2. 前記回り止め部材は、中央に挿通孔を有すると共に上面が所定方向に峰が延びる楔形に突出した形状を有し該挿通孔に前記エクステンションロッドが挿通されて該エクステンションロッドに固定されるものであって、前記パッドの、該エクステンションロッドに連結された部分に形成された、所定方向に谷が延びる楔形にえぐられた形状の係合部と嵌合あるいは遊嵌されるものであることを特徴とする請求項1記載の電子ハイハットシンバル。
  3. ペダルの踏み込み操作による操作量を検出する第1のセンサ、
    前記ペダルの操作とは独立に支持された円筒状のシャフト、
    前記シャフト内に配備されて該シャフトよりも上方に突出し前記ペダルに連結され該ペダルの操作に応じて上下動するエクステンションロッド、および
    打撃を検出する第2のセンサと、特定部位への打撃の有無を検出する第3のセンサと、中央部に前記エクステンションロッドが貫通する開口部とを有する、打撃を受けるパッドを備えたことを特徴とする電子ハイハットシンバル。
  4. 前記第1のセンサで検出された前記ペダルの操作量を表わす信号と、前記第2のセンサで検出された前記第1のパッドへの打撃を表わす信号と、前記第3のセンサで検出された前記第1のパッドの特定部位への打撃の有無の信号とに対応した楽音を生成する音源を備えたことを特徴とする請求項3記載の電子ハイハットシンバル。
  5. 前記第3のセンサは、前記パッドの中央部への打撃の有無を検出するセンサであることを特徴とする請求項3又は4記載の電子ハイハットシンバル。
  6. 前記第3のセンサは、前記パッドの周縁部への打撃の有無を検出するセンサであることを特徴とする請求項3又は4記載の電子ハイハットシンバル。
  7. ペダルの踏み込み操作による操作量を検出する第1のセンサ、
    前記ペダルの操作とは独立に支持された円筒状のシャフト、
    前記シャフト内に配備されて該シャフトよりも上方に突出し前記ペダルに連結され該ペダルの操作に応じて上下動するエクステンションロッド、および
    フレームと、該フレームを覆うカバーと、該フレームに設けられ該フレーム上面の打撃振動を検出する第2のセンサとを有し、前記エクステンションロッドが貫通する開口部が中央部に設けられてなるパッドを備えたことを特徴とする電子ハイハットシンバル。
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