JP2007085780A - 温度記録方法、温度記録装置、温度制御システムおよび温度記録のためのコンピュータプログラム - Google Patents

温度記録方法、温度記録装置、温度制御システムおよび温度記録のためのコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】必要な温度データを効率よく収集し、記録する方法、装置、温度制御システムおよびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】空間30の温度を収集して記録する温度記録方法であって、第1ステップ〜第6ステップを備える。第1ステップでは、現在時刻Tおよび現在温度Pを所定の時間間隔で取得する。第2ステップでは、記録されている前回記録時刻TLおよび前回記録温度PLを取得する。第3ステップでは、現在時刻Tおよび前回記録時刻TLの差である経過時間の長さを把握する。第4ステップでは、現在温度Pおよび前回記録温度PLの差である温度変化の大きさを把握する。第5ステップでは、第3および第4ステップをそれぞれ実行した結果に基づき、現在温度Pを記録するか否かの判断を行う。第6ステップでは、第5ステップにおいて現在温度Pを記録するという判断を行った場合において、現在時刻Tおよび現在温度Pを記録する。
【選択図】図2

Description

本発明は、温度記録方法、温度記録装置、温度制御システムおよび温度記録のためのコンピュータプログラムに関する。
従来、設備機器などの温度は、一定間隔ごとに収集され記録されている。
特開2005−127540号公報
しかし、たとえばショーケースの庫内温度は、通常は一定の温度となるよう制御され、デフロスト運転時には急激な温度変化が生じる。このように、温度変化が大きいときも小さいときも一律に一定の時間間隔で温度を記録した場合、次のような問題が生じる。
もし温度記録をとる時間間隔に開きがあると、その間に急激な温度変化が起こった場合、その変化が記録されない(図4参照)。他方、温度記録をとる時間間隔を狭くすると、記録データが膨大になり、記憶容量を圧迫し、長時間分の温度データがとれない。
本発明は、かかる問題を解消し、必要な温度データを効率よく収集し、記録する方法、装置、温度制御システムおよびコンピュータプログラムを提供することである。
第1発明の温度記録方法は、空間の温度を収集して記録する温度記録方法であって、第1ステップ〜第6ステップを備える。第1ステップでは、現在時刻および現在温度を所定の時間間隔で取得する。第2ステップでは、記録されている前回記録時刻および前回記録温度を取得する。第3ステップでは、現在時刻および前回記録時刻の差である経過時間の長さを把握する。第4ステップでは、現在温度および前回記録温度の差である温度変化の大きさを把握する。第5ステップでは、第3および第4ステップをそれぞれ実行した結果に基づき、現在温度を記録するか否かの判断を行う。第6ステップでは、第5ステップにおいて現在温度を記録するという判断を行った場合において、現在時刻および現在温度を記録する。
ここでは、従来のように一定間隔で機械的に温度を記録するのではなく、一定の温度変化があったとき、もしくは前回記録時刻からの経過時間が長かったときなどに温度を記録することが可能となる。反対に、温度変化があまりなかったときや、前回記録時刻からの経過時間が短すぎるときは記録しない。よって、記録される温度のデータ量を必要最低限に抑えつつ、温度管理に必要な温度データを効率的に記録することができる。
なお、上記温度記録方法における第1〜第6ステップの順序は記載されたものに限定されるものではなく、実施態様などに応じて変更可能なものである。
また、現在温度とは最近に計測された温度であり、現在時刻とはその温度が計測された時刻をいう。前回記録温度とは、記録されている温度データのうち最新の温度であり、前回記録温度とはその最新の温度が計測された時刻をいう。
第2発明の温度記録方法は、第1発明にかかる温度記録方法であって、第3ステップにおいて、経過時間の長さを所定の最小記録時間および所定の最大記録時間に基づき把握する。
最小記録時間とは、前回記録時刻から最低どの程度の時間を経過しないと、現在温度を記録しないのか判断するための基準となる最小時間であり、予め設定される。最大記録時間とは、前回記録時刻から長時間経っている場合に、温度変化がなくとも、強制的に現在温度の記録をとるために予め設定されるものである。
ここでは、最小記録時間および最大記録時間を設定することにより、設備や環境などに応じた温度記録をとることができる。たとえば、温度変化がほとんどない空間の場合、最小記録時間を長く設定すれば、温度が記録される頻度は少なくなるため、データ量を抑えることが可能となる。一方、最大記録時間を短く設定すれば、温度変化があまり起きない状態が続いた場合でも、一定間隔で温度は記録されることになり、より多くの温度データを取得することができる。
第3発明の温度記録方法は、第1または第2発明にかかる温度記録方法であって、第4ステップにおいて、温度変化の大きさを、所定のしきい値を基準に把握する。
しきい値は、どの程度のプラスまたはマイナスの温度変化があった場合、現在温度の記録をとるのかを判断するための基準となる値である。このしきい値は、温度記録をとる空間の種類や使用状況などに応じて、予め設定されるものである。たとえば、温度変化が大きい空間については、しきい値を大きく設定し、温度変化が微小な空間については、しきい値を小さく設定することにより、正確な温度データをとりつつデータ量の節減が可能となる。
ここでは、設備や環境などに応じた、温度記録をとることができる。
第4発明の温度記録方法は、第1〜第3発明のいずれかにかかる温度記録方法であって、第7ステップをさらに備える。この第7ステップにおいては、第4ステップの温度変化が連続した場合において、所定時間、現在温度を記録しない。
第1〜第3発明の温度記録方法では、温度変化の大きさがたとえば大きいときは、温度の記録が常にとられるが、第4発明の温度記録方法では、プラス又はマイナスの大きい温度変化が連続した場合においては、所定時間温度の記録はとられない。
ここでは、記録するデータ量が抑制できるとともに、温度管理に必要な温度データを、さらに効率的に記録することができる。なお、上記温度記録方法における第7ステップの順序は記載されたものに限定されるものではない。
第5発明の温度記録装置は、空間の温度を収集して記録する装置であって、受信手段と、記憶手段と、演算処理手段とを備える。受信手段は、現在時刻および現在温度を所定の時間間隔で受信する。記憶手段は、空間の過去における記録時刻および記録温度を格納したデータベースを含む。演算処理手段は、現在時刻、前回記録時刻、現在温度および前回記録温度を読み出す。演算処理手段はさらに、現在時刻および前回記録時刻の差である経過時間を算出して、経過時間の長さについて比較演算を行う。演算処理手段はまた、現在温度および前回記録温度の差である温度変化を算出して、温度変化の大きさについて比較演算を行う。そして演算処理手段は、それぞれの比較演算の結果に基づき、現在温度を記録するか否かを判断し、現在温度を記録する判断を行った場合において、現在時刻および現在温度をデータベースに格納する。
ここでは、第1発明の温度記録方法と同様に、記録されるデータ量を必要最低限に抑えつつ、温度管理に必要な温度データを効率的に記録することを可能とする。
第6発明の温度記録装置においては、第5発明にかかる温度記録装置であって、演算処理手段が、前記経過時間の長さと、所定の最小記録時間及び所定の最大記録時間のそれぞれとを比較演算する。
ここでは、第2発明の温度記録方法と同様に、設備や環境などに応じた温度記録をとることが可能となる。
第7発明の温度記録装置においては、第5または第6発明にかかる温度記録装置であって、演算処理手段は、温度変化の大きさと所定のしきい値とを比較演算する。
ここでは、第3発明の温度記録方法と同様に、設備や環境などに応じた温度記録をとることが可能となる。
第8発明の温度記録装置においては、第5〜第7発明にかかる温度記録装置であって、空間は、設備機器の内部である。
第9発明の温度記録装置においては、第8発明にかかる温度記録装置であって、設備機器はショーケースである。
ここでは、温度記録装置が、室内などの空間に限られず、設備機器、ショーケースなどへ適用することを可能とする。特に、ショーケースの庫内温度は、一定の場合が多いものの、デフロスト制御時には急激に温度が上昇する。そのような温度変化を監視する場合において、温度の記録間隔を効率的に変更できる。
第10発明の温度記録装置においては、第5〜第9発明のいずれかにかかる温度記録装置であって、演算処理手段は、温度変化が連続した場合において、所定時間、現在温度を記録しない判断を行う。
ここでは、第4発明の温度記録方法と同様に、記録するデータ量が抑制できるとともに、温度管理に必要な温度データを、さらに効率的に記録することができる。
第11発明の温度制御システムは、空間の温度を制御するシステムであって、第5〜第10発明の温度記録装置と、ネットワークと、温度制御装置とを備える。温度記録装置はネットワークに接続される。温度制御装置は、空間に配され、空間の温度を制御するとともに、ネットワークを介して温度記録装置と通信可能である。温度制御装置は、温度センサとコントローラとを備える。温度センサは、空間の温度を感知する。コントローラは、温度センサから温度データを受信して、温度データを温度記録装置の受信手段に送信する。
ここでは、空調制御システムなど既存の遠隔制御システムに、上記温度記録装置を導入すればよく、低コストで導入が簡単な温度制御システムが実現できる。
第12発明のコンピュータプログラムは、第1ステップ〜第9ステップを備える。第1ステップでは、現在時刻、現在温度、前回記録時刻および前回記録温度をそれぞれ読み出す。第2ステップでは、現在時刻と前回記録時刻との差である経過時間を算出する。第3ステップでは、経過時間と所定の最小記録時間とを比較する。第4ステップでは、経過時間と所定の最大記録時間とを比較する。第5ステップでは、前回記録温度と所定のしきい値との差と、現在温度とを比較する。第6ステップでは、前回記録温度と所定のしきい値との和と、現在温度とを比較する。第7ステップでは、第3〜第6ステップをそれぞれ実行した結果に基づき、現在温度を記録するか否かの判断を行う。第8ステップでは、第7ステップにおいて、現在温度を記録するという判断を行った場合、現在時刻および現在温度を記録する。第9ステップでは、第8ステップの後、現在時刻を前回記録時刻として記憶させ、現在温度を前回記録温度として記憶させる。
ここでは、記録されるデータ量を必要最低限に抑えつつ、温度管理に必要な温度データを効率的に記録することを可能とする。なお、上記コンピュータプログラムにおける第1〜第9ステップの順序は記載されたものに限定されるものではなく、実施態様などに応じて変更可能なものである。
第13発明のコンピュータプログラムは、第12発明のコンピュータプログラムであって、第10および第11ステップをさらに備える。第10ステップでは、第5ステップを実行した結果に基づき、第7ステップにおいて現在温度を記録するという判断を連続して行った後において、所定時間、現在温度を記録しない。第11ステップでは、第6ステップを実行した結果に基づき、第7ステップにおいて現在温度を記録するという判断を連続して行った後において、所定時間、現在温度を記録しない。
ここでは、記録するデータ量が抑制できるとともに、温度管理に必要な温度データを、さらに効率的に記録することができる。なお、上記コンピュータプログラムにおける第10および第11ステップの順序は記載されたものに限定されるものではない。
本発明によれば、記録される温度のデータ量を必要最低限に抑えつつ、温度管理に必要な温度データを効率的に記録することができる。
(本発明の実施形態)
本発明の一実施形態に係る温度記録装置を含む温度制御システムについて、図1〜図4を参照して以下に説明する。
<全体構成>
図1に示される温度制御システム1は、インターネットなどのネットワーク20を介して接続される管理センタ50と店舗に設けられたLAN(ローカルエリアネットワーク)40とから構成される。
<管理センタ>
管理センタ50は、ネットワーク20を介した遠隔操作により複数の店舗の空調管理やショーケースの温度管理を行う。管理センタ50には、ショーケースの温度管理を行う温度記録装置10が設けられている。
温度記録装置10は、図1に示すように、受信部11、記憶装置12およびCPU13を有する。受信部11は、ネットワーク20を介して送信された計測温度および計測時刻(以下、温度情報と称する)を受信する。CPU13は、受信部からの温度情報について後述する演算処理を行い、温度情報を記録するかどうかを判断する。記憶装置12は、温度記録プログラム12aとデータベース12bとを有する。温度記録プログラム12aは、後述する温度記録方法の処理を実行するためのコンピュータプログラムである。データベース12bは、記録された温度データを格納する。
<LAN>
図1に示すように、LAN40は各店舗に敷設され、ネットワーク20に接続されるルータ21、ルータ21に接続され複数のショーケース30内にそれぞれ設けられたコントローラ31を備える。
コントローラ31は、ショーケース内の温度制御を行うとともに、ショーケース30内の温度を計測、収集して管理センタ50の温度記録装置10に送信する。コントローラ31は、ショーケース30内の温度を感知する温度センサ31aと、ショーケース内の霜取りを行うデフロストヒーター31bと、冷凍装置31cとを備える。
<温度制御システムの処理の流れ>
各店舗のショーケース30の温度は、温度センサ31aにより感知され、所定の時間間隔ごとに計測される。その計測時刻と計測温度はコントローラ30からネットワーク20を介して管理センタ50の温度記録装置10に送信される。温度記録装置10の受信部11により受信された温度情報は、次に説明する温度記録プログラム12aにより処理される。
<温度記録プログラムによる処理の流れ>
図2は、本実施形態による温度記録方法の処理の流れを示すフローチャート、すなわち、CPU13が実行する温度記録プログラム12aの処理である。
S101において、CPU13は、温度記録装置10の受信部11より、計測時刻である現在時刻Tと、現在時刻Tにおける計測温度である現在温度Pとを取得する。さらにCPU13は、データベース12bより、前回記録時刻TLおよび前回記録温度PLを読み込む。なお、前回記録時刻TLおよび前回記録温度PLとは、過去に記録された時刻および温度のうち最新に記録された時刻および温度をいう。
S102において、CPU13は、現在時刻Tと前回記録時刻TLとの差分(以下、T−TL差分と称する)と、予め設定された最小記録時間である1分とを比較演算する。比較演算の結果、T−TL差分が1分未満であれば、CPU13は処理を終了し、現在温度Pは記録されない。T−TL差分が1分以上であれば、S103に進む。なお、最小記録時間は、設備や環境などに応じて自由に設定できるものである。
S103においては、CPU13は、T−TL差分と、予め設定された最大記録時間である15分とを比較演算する。比較演算の結果、T−TL差分が15分以上であれば、S108に進み、現在時刻Tおよび現在温度Pが記録される。T−TL差分が15分未満であれば、S104に進む。なお、最大記録時間は設備や環境などに応じて自由に設定できるものである。
S104においては、CPU13は、前回記録温度PLと予め設定されたしきい値である1℃との差分(以下、PLマイナス温度と称する)と、現在温度Pとを比較演算する。比較演算の結果、PLマイナス温度が現在温度Pよりも大きければ、S106に進む。PLマイナス温度が現在温度P以下であれば、S105に進む。
なお、このしきい値は、どの程度の温度変化があれば記録に残すべきかを基準に、設備や環境などに応じて自由に設定できる。
S105においては、CPU13は、前回記録温度PLと予め設定されたしきい値である1℃との和(以下PLプラス温度と称する)と、現在温度Pとを比較演算する。比較演算の結果、PLプラス温度が現在温度Pよりも小さければ、S106に進む。PLプラス温度が現在温度P以上であれば、処理は終了し、現在温度Pは記録されない。
S106においては、CPU13は、プラス温度変化が連続したか、またはマイナス温度変化が連続したかを判断する。プラスまたはマイナスのいずれかの温度変化が連続した場合、S107に進む。プラスまたはマイナスのいずれの温度変化も連続していない場合は、S108に進む。なお、このS106における「+連続」または「−連続」の判断とは、しきい値1℃を超えるプラスまたはマイナスの温度変化が生じたとき最初に記録された温度に続き、計測された温度がさらにしきい値1℃を超えるプラスまたはマイナスの温度であったかどうかを判断するものである。したがって、後述する図4のグラフ中の(4−a)で示すように、プラスの温度変化が始まってから最初の計測温度は記録されるが、2回目以降の計測温度は記録されない。
S107においては、CPU13は、前回記録時刻TLから3分経過しているかどうかを判断する。3分が経過していない場合、処理は終了し、現在温度Pは記録されない。
一方、3分経過している場合、S108に進む。
S108においては、現在時刻Tと現在温度Pとが記録される。
S109においては、データベース12bに現在時刻Tと現在温度Pとを格納する。具体的には、現在時刻Tを前回記録時刻として、現在温度Pを前回記録温度として格納する。
<温度記録プログラム実行による出力データ>
図3のグラフは、一定間隔で温度の記録をとるという従来の温度記録方法による温度データのグラフである。図4のグラフは、本実施形態の温度記録方法による出力データのグラフである。
図3のグラフは、5分ごとに温度とその時刻とを記録したグラフである。この従来の温度記録方法では、図3の(3−a)が示すように、前回記録時刻から5分の間に急激な温度変化が生じた場合であっても、その温度変化は記録されないことになる。よって、正確な温度データをとることができない。他方、(3−b)が示すように、長時間温度変化がなくとも5分ごとに温度記録がとられるため、不要な記録データ量が増える。
これに対し、本実施形態の温度記録方法による図4のグラフでは、(4−a)が示すように、最初に起こったしきい値1℃を超えるプラスの温度は記録され、さらにしきい値1℃を超えるプラスの温度変化が続いた場合は、前回記録時刻TLから所定の時間(本実施形態では3分)経過後取得した現在温度を記録する。また、温度変化がない場合は、(4−b)が示すごとく、所定の時間(本実施形態では15分)は記録しない。そのため、正確な温度データ、特に温度変化が著しいときの温度データは細かくとることができる一方で、全体として記録するデータ量を節減できる。
<本実施形態の特徴>
(I)
本実施形態の温度記録方法によれば、
(1)前回記録時刻TLから現在時刻Tまでの経過時間が1分以上であること、前回記録温度PLからのプラスまたはマイナスの温度変化がしきい値1℃以上であること、およびプラスまたはマイナスの温度変化が連続していないこと、
(2)(1)においてプラスまたはマイナスの温度変化が連続していても前回記録時刻TLから3分経過していること、
(3)前回記録時刻TLから現在時刻Tまでの経過時間が15分以上であること、
のいずれかの条件を満たした場合に、現在時刻Tと現在温度Pとが記録される。よって、記録される温度のデータ量を必要最低限に抑えつつ、温度管理に必要な温度データを効率的に記録することができる。
(II)
本実施形態の温度記録方法は、ショーケースに用いられている。ショーケースの庫内温度は、一定の場合が多いものの、デフロスト制御時には急激に温度が上昇する場合があるため、そのような温度変化を監視する場合、温度の記録間隔を効率的に変更できる。
(III)
本実施形態の温度制御システムは、空調制御システムなど既存の遠隔制御システムに温度記録装置10を導入したものであり、低コストで導入が簡単な温度制御システムが実現できる。
<本実施形態の変形例>
図5は、本実施形態による温度記録方法の変形例による処理の流れを示すフローチャートである。
図5において、S201〜S205は上記S101〜S105と同一の手順である。しかし、この第1変形例では、上記S106およびS107の手順、すなわち、プラスまたはマイナスの温度変化が連続しているかどうかの判断は省略されている。この結果、しきい値1℃を超える温度変化における温度データは全てとられる。
データ量は、図2の処理よりも多くなるものの、プラスまたはマイナスのピークの温度など、変化時の温度データを正確に記録することができる。
本発明の実施形態による温度制御システムの構成図。 上記実施形態における温度記録方法の処理の流れを示すフローチャート。 従来の温度記録方法により記録した温度データを示すグラフ。 本実施形態の温度記録方法による温度データを示すグラフ。 本実施形態の変形例による温度記録方法の処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
10 温度記録装置
20 ネットワーク
30 ショーケース
31 コントローラ
40 LAN
50 管理センタ
T 現在時刻
P 現在温度
L 前回記録時刻
L 前回記録温度

Claims (13)

  1. 空間(30)の温度を収集して記録する温度記録方法であって、
    所定の時間間隔で現在時刻(T)および現在温度(P)を取得する第1ステップ(S101,S201)と、
    記録されている前回記録時刻(TL)および前回記録温度(PL)を取得する第2ステップ(S101,S201)と、
    前記現在時刻(T)および前記前回記録時刻(TL)の差である経過時間の長さを把握する第3ステップ(S102〜S103,S202〜S203)と、
    前記現在温度(P)および前記前回記録温度(PL)の差である温度変化の大きさを把握する第4ステップ(S104〜S105,S204〜S205)と、
    前記第3および第4ステップをそれぞれ実行した結果に基づき、前記現在温度(P)を記録するか否かの判断を行う第5ステップ(S102〜S107、S202〜S205)と、
    前記第5ステップにおいて前記現在温度(P)を記録するという判断を行った場合において、前記現在時刻(T)および前記現在温度(P)を記録する第6ステップ(S108,S206)と、
    を備えてなる、温度記録方法。
  2. 前記第3ステップ(S102〜S103,S202〜S203)において、前記経過時間の長さは、所定の最小記録時間および所定の最大記録時間に基づき把握する、
    請求項1記載の温度記録方法。
  3. 前記第4ステップ(S104〜S105,S204〜S205)において、前記温度変化の大きさは、所定のしきい値を基準に把握する、
    請求項1又は2記載の温度記録方法。
  4. 前記第4ステップ(S104〜S105,S204〜S205)の前記温度変化が連続した場合において、所定時間、前記現在温度(P)を記録しない第7ステップ(S106,S107)をさらに備えてなる、
    請求項1〜3のいずれかに記載の温度記録方法。
  5. 空間(30)の温度を収集して記録する温度記録装置(10)であって、
    所定の時間間隔で現在時刻(T)および現在温度(P)を受信する受信手段(11)と、
    前記空間(30)の過去における記録時刻(…TL)および記録温度(…PL)を格納したデータベース(12b)を含む記憶手段(12)と、
    演算処理手段(13)と
    を備え、
    前記演算処理手段(13)は、
    前記現在時刻(T)、前記現在温度(P)、前回記録時刻(TL)および前回記録温度(PL)を読み出し、
    前記現在時刻(T)および前回記録時刻(TL)の差である経過時間を算出して、前記経過時間の長さについて比較演算を行い、
    前記現在温度(P)および前記前回記録温度(PL)の差である温度変化を算出して、前記温度変化の大きさについて比較演算を行い、
    前記それぞれの比較演算の結果に基づき、前記現在温度(P)を記録するか否かを判断し、
    前記現在温度(P)を記録する判断を行った場合において、前記現在時刻(T)および前記現在温度(P)を前記データベース(12b)に格納する、
    温度記録装置。
  6. 前記演算処理手段(13)は、前記経過時間の長さと、所定の最小記録時間及び所定の最大記録時間のそれぞれとを比較演算する、
    請求項5記載の温度記録装置。
  7. 前記演算処理手段(13)は、前記温度変化の大きさと所定のしきい値とを比較演算する、
    請求項5又は6記載の温度記録装置。
  8. 前記空間(30)は、設備機器の内部である、
    請求項5〜7のいずれかに記載の温度記録装置。
  9. 前記設備機器(30)は、ショーケースである、
    請求項8記載の温度記録装置。
  10. 前記演算処理手段(13)は、前記温度変化が連続した場合において、所定時間、前記現在温度(P)を記録しない判断を行う、
    請求項5〜9のいずれかに記載の温度記録装置。
  11. 空間(30)の温度制御システム(1)であって、
    請求項5〜10のいずれかに記載の前記温度記録装置(10)と、
    前記温度記録装置(10)が接続されたネットワーク(20)と、
    前記空間(30)に配され、前記空間(30)の温度を制御するとともに、前記ネットワーク(20)を介して前記温度記録装置(10)と通信可能な温度制御装置(31)と、
    を備え、
    前記温度制御装置は、前記空間(30)の温度を感知する温度センサ(31a)と、
    前記温度センサ(31a)から温度データを受信して、前記温度データを前記温度記録装置(10)の前記受信手段(11)に送信するコントローラ(31)と、
    を有する、温度制御システム。
  12. 空間の温度を収集して記録するためのコンピュータプログラム(12a)であって、
    現在時刻(T)、現在温度(P)、前回記録時刻(TL)および前回記録温度(PL)をそれぞれ読み出す第1ステップ(S101,S201)と、
    前記現在時刻(T)と前記前回記録時刻(TL)との差である経過時間を算出する第2ステップ(S102〜S103,S202〜S203)と、
    前記経過時間と所定の最小記録時間とを比較する第3ステップ(S102,S202)と、
    前記経過時間と所定の最大記録時間とを比較する第4ステップ(S103,S203)と、
    前記前回記録温度(PL)と所定のしきい値との差と、前記現在温度(P)とを比較する第5ステップ(S104,S204)と、
    前記前回記録温度(PL)と所定のしきい値との和と、前記現在温度(P)とを比較する第6ステップ(S105,S205)と、
    前記第3〜第6ステップをそれぞれ実行した結果に基づき、前記現在温度(P)を記録するか否かの判断を行う第7ステップ(S102〜S105、S202〜S205)と、
    前記第7ステップにおいて、前記現在温度(P)を記録するという判断を行った場合、前記現在時刻(T)および前記現在温度(P)を記録する第8ステップ(S108,S206)と
    前記第8ステップの後、前記現在時刻(T)を前記前回記録時刻(TL)として記憶させ、前記現在温度(P)を前記前回記録温度(PL)として記憶させる第9ステップ(S109,S207)と、
    を備えてなる、コンピュータプログラム。
  13. 前記第5ステップを実行した結果に基づき、前記第7ステップにおいて前記現在温度(P)を記録するという判断を連続して行った後において、所定時間、前記現在温度(P)を記録しない第10ステップ(S106,S107)と、
    前記第6ステップを実行した結果に基づき、前記第7ステップにおいて前記現在温度(P)を記録するという判断を連続して行った後において、所定時間、前記現在温度(P)を記録しない第11ステップ(S106,S107)と、
    をさらに備えてなる、請求項12記載のコンピュータプログラム。
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