JP2007085633A - 積層型蒸発器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷媒がチューブ内を通過する際に隣り合う冷媒通路間の熱伝導を防止できるとともに、チューブの板厚を薄くできる積層型蒸発器を提供する。
【解決手段】 冷却フィン22と交互に積層される複数のチューブ体21を、冷却風の風上側に位置する第1チューブ23と、風下側に位置する第2チューブ24とから別体に形成し、冷却風の流れ方向に沿って所定の間隔を空けてチューブ部材23,24を配置した。これにより、第1チューブ23及び第2チューブ24間の間隔で熱伝導が阻止される。また、第1チューブ23及び第2チューブ24が別体であるので、従来のように隣り合うヘッダ部間の部分を形成するために必要な肉厚の制約がなく、チューブシート25,26、30,31用材料の引き込み加工が容易であるので、上記の材料の薄肉化を実現できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交互に積層される複数のチューブ体及び冷却フィンを有する積層型蒸発器に関する。
図3はこの種の従来の積層型蒸発器を示す分解斜視図、図4は従来の積層型蒸発器の断面図、図5は従来の積層型蒸発器に設けられる冷却フィンの部分を示す説明図である。
図3に示す従来の積層型蒸発器1は、交互に積層されるチューブ体2及び冷却フィン3と、これらのチューブ体2及び冷却フィン3の積層方向の端部に設けられる一対のサイドプレート4とから構成されている。チューブ体2は、互いに接合される一対のチューブシート5,6からなり、これらのチューブシート5,6には、長手方向に並行して延びる第1冷媒通路7及び第2冷媒通路8が形成されるとともに、各通路7,8にインナフィン9が収納されている。チューブシート5,6の一端には、チューブ体2及び冷却フィン3の積層方向に突出するヘッダ部10,11が隣接する状態で形成されるとともに、チューブシート5,6の他端にも、チューブ体2及び冷却フィン3の積層方向に突出するヘッダ部12,13が隣接する状態で形成されており、冷媒がヘッダ部10,12を介して第1冷媒通路7に流出入し、同様に他のヘッダ部11,13を介して第2冷媒通路8に流出入する。このように構成された従来の積層型蒸発器1では、一対のチューブシート5,6内にインナフィン9を収納して互いに接合することによりチューブ体2を組立てた後、チューブ体2及び冷却フィン3を交互に積層するとともに、各チューブ体2の長手方向の端部に形成されるヘッダ部10〜13を、隣り合う他のチューブ体2の長手方向の端部に形成されるヘッダ部10〜13とそれぞれ連結する。このようにして積層型蒸発器1を組立てた後、例えば図3の上方よりヘッダ部11へ冷媒を流入すると、このヘッダ部11を介して図3の下方へ冷媒が流動して、各第2冷媒通路8内を通過して反対側のヘッダ部13を介して図3の下方へ冷媒が流動する。次いで、図示しない連通管を介して図3の下端よりヘッダ部12へ冷媒を流入すると、このヘッダ部12を介して図3の上方へ冷媒が流動して、各チューブ体2の第1冷媒通路7内を通過して反対側のヘッダ部10を介して図3の上方へ流動した後、このヘッダ部10から流出する。同時に、冷却風が図3〜図5の矢印で示す方向に送られるので、冷却風がチューブ体2及び冷却フィン3を通過する際に、まず風上側の第1冷媒通路7内の冷媒と熱交換を行った後、風下側の第2冷媒通路8内の冷媒と熱交換を行うようになっている。
また、この種の従来技術に関連するものとして、例えば、特許文献1に記載されている「積層型熱交換器」が提案されている。
実開平7−12778号公報(段落番号0012〜0014、図1〜図3) また、特許文献2に記載されているように、冷媒を均等に分配して流入する複数の流入管を備えた「分配流入器付き積層型蒸発器」も提案されている。 特開2001−343174号公報(段落番号0043〜0052、図1)
しかしながら、前述した図3〜図5に示す従来技術では、チューブ部2内に第1冷媒通路7及び第2冷媒通路8の両方が形成されており、これらの第1冷媒通路7(高温)及び第2冷媒通路8(低温)の冷媒間の温度差が大きいので、図4に示すようにチューブ部2のチューブシート5,6を介して風上側の第1冷媒通路7から風下側の第2冷媒通路8へ熱伝導が生じるとともに、図5に示すように冷却フィン3を介しても風上側の第1冷媒通路7から風下側の第2冷媒通路8へ熱伝導が生じているので、熱交換ロスが大きいという問題があった。また、一対のチューブシート5,6の各端部に、各一端が外側へ突出するヘッダ部10,11を隣接する状態で形成することにより、これらのヘッダ部10,11間の部分の肉厚がかなり薄くなり、他のヘッダ部12,13間の部分の肉厚に関しても同様であるので、チューブシート5,6用材料の薄肉化が困難であった。なお、特許文献1に記載されている「積層型熱交換器」でも同様の問題があった。
また、特許文献2に記載されている「分配流入器付き積層型蒸発器」では、複数のチューブが設けられ、風上側のチューブと風下側のチューブが別体であるので、これらのチューブ間で熱伝導が生じることを防止できるが、チューブとヘッダ部とが別体であるので、図3に示す従来技術や、特許文献1に記載されている従来技術とは基本的な構成が異なっている。
本発明は、上記のような従来技術を考慮してなされたもので、その目的は、冷媒がチューブ内を通過する際に隣り合う冷媒通路間の熱伝導を防止できるとともに、チューブの板厚を薄くすることのできる積層型蒸発器を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、交互に積層される複数のチューブ体及び冷却フィンと、これらのチューブ体及び冷却フィンの積層方向の端部に設けられる一対のサイドプレートと、前記チューブ体の長手方向の両端にそれぞれ設けられ、冷媒が流通するヘッダ部とから構成された積層型蒸発器であって、前記チューブ体を、冷却風の風上側に位置する第1チューブと、風下側に位置する第2チューブとから別体に形成し、前記冷却風の流れ方向に沿って所定の間隔を空けて前記第1チューブ及び前記第2チューブを配置した構成にしてある。
このように構成した本発明では、冷却風の風上側に位置する第1チューブと、風下側に位置する第2チューブ間に冷却風の流れ方向に沿って所定の間隔が形成されているので、これらの隣り合う第1チューブ内の冷媒通路及び第2チューブ内の冷媒通路間の熱伝導を防止できる。また、上記の第1チューブ及び第2チューブが別体であり、従来のように隣接するヘッダ部間の部分を形成するために必要な肉厚の制約がなく、チューブシート用材料が薄肉化を実現できるので、チューブの板厚を薄くできる。
本発明では、冷媒がチューブ内を通過する際に隣り合う冷媒通路間の熱伝導を防止できるとともに、チューブの板厚を薄くすることができるので、熱交換性能に優れており、かつ軽量化を図れる積層型蒸発器が得られるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態に係る積層型蒸発器の詳細を図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る積層型蒸発器を示す分解斜視図、図2は本実施形態の断面図である。なお、図1及び図2において前述した図3〜図5に示すものと同様のものには同一符号を付してある。
図1に示すように、本実施形態の積層型蒸発器20は、前述した図3〜図5に示すものと比べて、チューブ体21及び冷却フィン22がそれぞれ2つに分割されたことが異なっており、その他の構成は基本的に同様である。
チューブ体21は、冷却風の風上側に位置する第1チューブ23と、風下側に位置する第2チューブ24とから別体に形成され、これらの第1チューブ23及び第2チューブ24は、冷却風の流れ方向に沿って所定の間隔Gを空けて配置されている。第1チューブ23は冷却フィン22と交互に積層され、同様に、第2チューブ24も他の冷却フィン22と交互に積層されている。
また、第1チューブ23は、互いに接合される一対のチューブシート25,26からなり、これらのチューブシート25,26間に、長手方向に延びる第1冷媒通路27が形成されるとともに、インナフィン9が収納されている。チューブシート25,26の両端には、第1チューブ23及び冷却フィン22の積層方向に突出するヘッダ部28,29が形成されており、冷媒がヘッダ部28,29を介して第1冷媒通路27に流出入する。同様に、第2チューブ24は、互いに接合される一対のチューブシート30,31からなり、これらのチューブシート30,31間に、長手方向に延びる第2冷媒通路32が形成されるとともに、インナフィン9が収納されている。チューブシート30,31の両端には、第2チューブ24及び冷却フィン22の積層方向に突出するヘッダ部33,34が形成されており、冷媒がヘッダ部33,34を介して第2冷媒通路32に流出入する。
この実施形態にあっては、一対のチューブシート25,26内にインナフィン9を収納して互いに接合することにより第1チューブ23を組立て、同様に、一対のチューブシート30,31内にインナフィン9を収納して互いに接合することにより第2チューブ24を組立てた後、第1チューブ23及び第2チューブ24を並列に配置して、これらのチューブ23,24及び冷却フィン22をそれぞれ交互に積層するとともに、第1チューブ23のヘッダ部28,29を隣り合う他の第1チューブ23のヘッダ部28,29とそれぞれ連結し、第2チューブ24のヘッダ部33,34を隣り合う他の第2チューブ24のヘッダ部33,34とそれぞれ連結する。このようにして積層型蒸発器20を組立てた後、例えば図1の上端よりヘッダ部33へ冷媒を流入すると、このヘッダ部33を介して図1の下方へ冷媒が流動し、各第2チューブ24の第2冷媒通路32内を通過して反対側のヘッダ部34を介して図1の下方へ冷媒が流動する。次いで、図示しない連通管を介して図1の下端より第1チューブ23のヘッダ部29へ冷媒を流入すると、このヘッダ部29を介して図1の上方へ冷媒が流動して、各第1チューブ23の第1冷媒通路27内を通過して反対側のヘッダ部28を介して図1の上方へ流動した後、このヘッダ部28から流出する。同時に、冷却風が図1及び図2の矢印で示す方向に送られるので、冷却風がチューブ体21及び冷却フィン22を通過する際、まず風上側の第1冷媒通路27内の冷媒と熱交換を行った後、風下側の第2冷媒通路32内の冷媒と熱交換を行うようになっている。
このように構成した実施形態では、冷却風の風上側に位置する第1チューブ23と、風下側に位置する第2チューブ24間に冷却風の流れ方向に沿って所定の間隔Gが形成され、この間隔Gで熱が遮断されるので、第1チューブ23内の第1冷媒通路27と第2チューブ24内の第2冷媒通路32との間の熱伝導を防止できる。また、第1チューブ23及び第2チューブ24が別体であり、従来のようにヘッダ部間の部分を形成するために必要な肉厚の制約がなく、チューブシート25,26、30,31用材料の引き込み加工が容易であり、上記の材料の薄肉化を実現できるので、第1チューブ23及び第2チューブ24の板圧を薄くすることができる。
なお、上記実施形態では、第1チューブ23と交互に積層される冷却フィン22と、第2チューブ24と交互に積層される冷却フィン22と別体に設けたが、本発明はこれに限定されず、冷却フィンを一体に形成することもできる。また、上記実施形態では、サイドプレート4をそれぞれ一体に設けたが、冷却風の風上側に位置するサイドプレートと冷却風の風下側に位置する他のサイドプレートとに分割して設けることもできる。
本発明では、熱交換性能に優れており、かつ軽量化を図れる積層型蒸発器が得られるという効果があるので、車両用空調装置用の積層型蒸発器として適用できるとともに、その他、一般機械用あるいは産業機械用などの空調装置としても広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係る積層型蒸発器を示す分解斜視図である。 本実施形態の断面図である。 従来の積層型蒸発器を示す分解斜視図である。 従来の積層型蒸発器の断面図である。 従来の積層型蒸発器に設けられる冷却フィンの部分を示す説明図でである。
符号の説明
4 サイドプレート
20 積層型蒸発器
21 チューブ体
22 冷却フィン
23 第1チューブ
24 第2チューブ
25,26 チューブシート
27 第1冷媒通路
28,29 ヘッダ部
30,31 チューブシート
32 第2冷媒通路
33,34 ヘッダ部

Claims (3)

  1. 交互に積層される複数のチューブ体(21)及び冷却フィン(22)と、これらのチューブ体(21)及び冷却フィン(22)の積層方向の端部に設けられる一対のサイドプレート(4)と、前記チューブ体(21)の長手方向の両端にそれぞれ設けられ、冷媒が流通するヘッダ部(28,29,33,34)とから構成された積層型蒸発器(20)であって、
    前記チューブ体(21)を、冷却風の風上側に位置する第1チューブ(23)と、風下側に位置する第2チューブ(24)とから別体に形成し、前記冷却風の流れ方向に沿って所定の間隔を空けて前記第1チューブ(23)及び前記第2チューブ(24)を配置したことを特徴とする積層型蒸発器(20)。
  2. 請求項1に記載の積層型蒸発器(20)であって、前記冷却フィン(22)を一体に形成したことを特徴とする積層型蒸発器(20)。
  3. 請求項1に記載の積層型蒸発器(20)であって、前記サイドプレート(4)を一体に形成したことを特徴とする積層型蒸発器(20)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102661637A (zh) * 2012-04-27 2012-09-12 浙江华尔达汽车空调有限公司 蒸发器的组装方法

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