JP2007085211A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドル回転速度制御中のF/B制御対象の切換に伴う回転速度変化を防止する。
【解決手段】吸気弁のリフト・作動角を連続的に変更可能な可変動弁機構(VEL)を備えるとともに、吸入負圧を制御するための負圧制御弁を有する。アイドル運転中は、負圧制御弁の開度を大として、リフト・作動角側をフィードバック(F/B)制御するが、吸入負圧を強くするスロットリング要求があったら、リフト・作動角をフィードフォワード(F/F)制御により大とし、負圧制御弁側をF/B制御する。このとき、実際の負圧制御弁開度が閾値よりも大きなt1からt2の間は、リフト・作動角のF/B制御を継続し、負圧制御弁開度をF/F制御する。この段階では、リフト・作動角の方が吸入空気量に対する感度が高いので、負圧制御弁開度の応答遅れを確実に相殺し、吸入空気量の変化ひいてはアイドル回転速度の変化を防止できる。
【選択図】図17

Description

この発明は、アイドル回転速度の制御を行う内燃機関の制御装置、特に、吸気弁のバルブリフト特性を可変制御可能な可変動弁装置によって吸入空気量の制御を達成するようにした内燃機関における制御装置に関する。
ガソリン機関においては、一般に吸気通路中に設けたスロットル弁の開度制御によって吸気量を制御しているが、良く知られているように、この種の方式では、特にスロットル弁開度の小さな中低負荷時におけるポンピングロスが大きい、という問題がある。これに対し、吸気弁の開閉時期やリフト量を変化させることで、スロットル弁に依存せずに吸気量を制御しようとする試みが以前からなされており、この技術を利用して、ディーゼル機関と同様に吸気系にスロットル弁を具備しないいわゆるスロットルレスの構成を実現することが提案されている。
特許文献1は、本出願人が先に提案した吸気弁の可変動弁装置を示しており、吸気弁のリフト・作動角を同時にかつ連続的に拡大,縮小可能な第1可変動弁機構(リフト・作動角可変機構)と、作動角の中心角を連続的に遅進させることが可能な第2可変動弁機構(位相可変機構)と、を備え、両者を独立して制御することにより、種々のリフト特性に可変制御し得る技術が開示されている。この種の可変動弁機構によれば、スロットル弁の開度制御に依存せずにシリンダ内に流入する空気量を可変制御することが可能であり、特に負荷の小さな領域において、いわゆるスロットルレス運転ないしはスロットル弁の開度を十分に大きく保った運転を実現でき、ポンピングロスの大幅な低減が図れる。そして、特許文献1の装置では、アイドル運転時には、バルブリフト量を微小量とすることで、吸入空気量を精度良く制御するようにしている。
なお、特許文献1のように吸気弁のバルブリフト特性の可変制御により吸入空気量を制御するように構成した場合、スロットル弁を具備しない完全なスロットルレスの構成であると、吸気系に負圧が発生しないため、例えば、ブローバイガスやキャニスタからのパージガスなどを吸気系に還流させる既存のシステムが利用できなくなったり、種々のアクチュエータなどの駆動源としても利用されている負圧が容易に得られない、といった新たな課題が派生する。そのため、吸気通路にいわゆる電子制御スロットル弁を負圧制御弁として設け、その開度制御と組み合わせることで、略一定の負圧を確保しつつ吸気弁のバルブリフト特性による吸入空気量の制御を実現することも検討されている。
例えば、負圧を利用するキャニスタのパージにおいては、吸入負圧がある程度ないと要求されるパージ量を確保できないが、特許文献2においては、吸入空気量の制御のために、吸気弁の開閉時期を制御する方式と吸気絞り弁の開度を制御する方式とを切り換えることで、吸入負圧が小さい状態と吸入負圧が大きい状態とに切り換えられるようになっており、その切り換え時の目標値をフィードフォワード制御により与えることが開示されている。
特開2003−74318号公報 特開2001−221094号公報
しかしながら可変動弁機構等における実際のアクチュエータには応答遅れならびに応答速度限界があり、目標値を実現するまでには時間的な遅れがある。また、この応答遅れはアクチュエータの形式などによっても大幅に異なる。さらにエンジンの運転状態、個体差、大気圧などの環境条件の違い、などにより要求される各アクチュエータの目標値も異なってくる。
従って、吸入負圧が小さい状態から大きい状態へ、あるいは、大きい状態から小さい状態への切り換え時に、目標値設定を、単に切り換え要求に従ってフィードフォワード制御によって与えるのでは、要求される空気量を実現できず、アイドル回転数が大きく乱れる可能性がある。
この発明は、吸気弁のリフト・作動角の少なくとも一方を連続的に変更可能な可変動弁機構と、吸気通路に介装され、かつ開度が連続的に変化する負圧制御弁と、内燃機関がアイドル状態であることを検出するアイドル判定手段と、を備え、アイドル状態において、目標回転速度を維持するように、上記可変動弁機構および上記負圧制御弁のいずれか一方をフィードバック制御するとともに他方をフィードフォワード制御し、かつ条件に応じて、吸入負圧が大きい状態と吸入負圧が小さい状態とに切り換える内燃機関の制御装置において、吸入負圧が大きい状態と吸入負圧が小さい状態との間の切換時に、吸入空気量に相当するパラメータの現在値と、上記可変動弁機構および上記負圧制御弁の少なくとも一方の現在位置と、に基づいて、いずれをフィードバック制御するかを決定することを特徴とする。具体的には、例えば、現在の可変動弁機構のアクチュエータ位置および負圧制御弁のアクチュエータ位置において、同一回転数を実現するための各々の位置の変化幅が相対的に小さい方をフィードバック制御の対象として選択する。
つまり、そのときの可変動弁機構もしくは負圧制御弁の制御位置ならびに吸入空気量の下で、相対的に制御性が高い方をフィードバック制御の対象として選択することで、僅かなアクチュエータの動作で大きな吸入空気量変化が得られる。従って、吸入負圧が大きい状態と吸入負圧が小さい状態との間の切換時に、吸入空気量の変化を可及的に抑制し、アイドル回転数の変化を抑制することができる。
吸入空気量に相当するパラメータとしては、吸入空気量そのものを用いることができるほか、例えば、内燃機関の現在の推定トルクを用いることができる。
この発明によれば、例えばキャニスタのパージなどのために、吸入負圧が大きい状態と吸入負圧が小さい状態との間で切換を行った際に、相対的に制御性が高い方を用いてフィードバック制御がなされるので、吸入空気量の変化ひいてはアイドル回転数の変動を抑制できる。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明に係る内燃機関の制御装置のシステム構成を示す構成説明図であって、自動車用の内燃機関1は、吸気弁3と排気弁4とを有し、かつ吸気弁3の動弁機構として、吸気弁3のリフト・作動角を両者同時に連続的に拡大・縮小させることが可能な第1可変動弁機構5および作動角の中心角を連続的に遅進させることが可能な第2可変動弁機構6を備えている。また、吸気通路7には、モータ等のアクチュエータにより開度が制御される電子制御スロットル弁型の負圧制御弁2が設けられている。ここで、上記負圧制御弁2は、吸気通路7内に、ブローバイガスの処理などのために必要な僅かな負圧(例えば−50mmHg)を発生させる目的で設けられており、吸入空気量の調整は、高負荷域(第2制御領域)および後述するアイドル時を除き、基本的に、上記第1,第2可変動弁機構5,6により吸気弁3のリフト特性を変更することで行われる。すなわち、図2に概略を示すように、低〜中負荷領域においては、燃費向上のために、中心角(VTC)を上死点寄り(設定値:大)とし、内部還流を促進するとともに、作動角(VEL)はトルク要求に応じて徐々に大作動角(設定値:大)側にする。第1制御領域内では、吸気負圧(Boost)を所定値に保つように、負圧制御弁開度BCVは、通常エンジン(可変動弁機構ではなくスロットル弁開度で吸入空気量を制御するもの:図中にStd-Engとして示す)の特性に比較して、開き気味の特性となる。また中〜高負荷領域においては、トルク確保のために、中心角を下死点寄り(設定値:小)とし、内部還流を減少させるとともに、作動角は大作動角(設定値:大)側で一定とする。第2制御領域つまりバルブリフト特性の操作によって空気量が増加しない高負荷領域に達したら、バルブリフト特性はその状態で固定され、吸気負圧(Boost)を減少させてトルクを発生させるように、負圧制御弁開度BCVが通常エンジンと同様に開いていくことになる。
また、燃料噴射弁8が吸気通路7に配設されており、上記のように吸気弁3等により調整された吸入空気量に応じた量の燃料が、この燃料噴射弁8から噴射される。従って、内燃機関1の出力は、第1,第2可変動弁機構5,6および負圧制御弁2により吸入空気量を調整することによって制御される。
上記のコントロールユニット10は、運転者により操作されるアクセルペダルに設けられたアクセル開度センサ11からのアクセル開度信号APOと、エンジン回転速度センサ12からの回転速度信号Neと、吸入空気量センサ13からの吸入空気量信号Qと、を受け取り、これらの信号に基づいて、目標スロットル弁開度、燃料噴射量、点火時期、作動角目標値、中心角目標値をそれぞれ演算する。そして、要求の燃料噴射量および点火時期を実現するように燃料噴射弁8および点火プラグ9を制御するとともに、作動角目標値および中心角目標値を実現するための制御信号を、第1可変動弁機構5のアクチュエータおよび第2可変動弁機構6のアクチュエータへそれぞれ出力し、かつ負圧制御弁2の開度を制御する。なお、上記第1可変動弁機構5および第2可変動弁機構6は、その機械的な構成は公知であり、例えば、上述した特許文献1に記載の装置と同様の構成を有している。従って、その詳細な説明は省略する。
負圧制御弁2の目標開度および第1,第2可変動弁機構5,6の目標値は、いずれも、アクセル開度APOと回転速度Neとをパラメータとして対応する値を割り付けたマップから求められる。図3は、負圧制御弁2の目標開度を定めたBCVマップの一例を示し、図4は、第1可変動弁機構5の目標値を定めた目標作動角マップの一例を示し、図5は、第2可変動弁機構6の目標値を定めた目標中心角マップの一例を示す。
次に、図6は、上記コントロールユニット10による吸入空気量制御(アイドル回転速度制御を含む)の内容を機能ブロック図として示したものであり、以下、これを説明する。
図のアイドル状態判定部B1は、アクセル開度APOとエンジン回転速度Neと車速とに基づいて、アイドル状態であるか否かの判定を行う。これは、例えば、図7のフローチャートに示すように、アクセル開度APOが所定値以下(ステップ1)、回転速度Neが所定の上限および下限の範囲内(ステップ2)、車速が所定値以下(ステップ3)、の3つの条件を満たしたときに、アイドルと判定(ステップ4)し、それ以外のときは、非アイドルと判定(ステップ5)する。
ノンスロ−スロットリング切換要求判定部B2は、吸入負圧が大きい状態と小さい状態との間の切換を行う要求があるか否かの判定を行う。なお、「スロットリング」とは負圧制御弁2の開度が小さい状態つまり吸入負圧が大きい状態を意味し、「ノンスロ(ノンスロットリングの略)」とは負圧制御弁2の開度が大きい状態つまり吸入負圧が小さい状態を意味する。本実施例では、例えば、キャニスタのパージが必要なときに「スロットリング」状態とすべき要求があるものとしており、図示せぬ空燃比センサの出力、燃料噴射制御における空燃比補正係数、および図示せぬキャニスタにおけるパージ弁の開度、がそれぞれ入力され、これに基づいて切換要求の有無を判定する。例えば図8に示すフローチャートのように、空燃比フィードバック制御(λコントロール)中であること(ステップ1)、キャニスタのパージ中であること(ステップ2)、空燃比補正係数が所定値以下であること(ステップ3)、の3つの条件を満たしたときに、「スロットリング」状態とすべき要求があると判定(ステップ4)し、それ以外のときは、この要求がない(ステップ5)ものと判定する。周知のように、上記空燃比補正係数は、パージガス濃度を間接的に示す。なお、他の制御でパージガス濃度推定などを実施している場合はその結果を流用しても良い。
ノンスロ−スロットリング切換判定部B3は、切換要求に対し実際に切換を行うか否かの判定を行う。図9のフローチャートに示すように、アイドル状態(ステップ1)でかつスロットリング要求があり(ステップ2)、さらに第2可変動弁機構6による中心角VTCが所定範囲内にある(ステップ3)場合に、「スロットリング」つまり負圧制御弁2の開度減少を許可し、それ以外では、「スロットリング」を不許可とする。
フィードバック(図中ではF/Bと略記する)対象判定部B4は、負圧制御弁2と第1可変動弁機構5のいずれをフィードバック制御の対象とするかを判定するものであり、スロットリング要求の有無、吸入空気量とVEL実値(第1可変動弁機構5によるリフト・作動角の現在値ないしはそのアクチュエータの現在位置)もしくは負圧制御弁2開度の実値(負圧制御弁2開度の現在値ないしはそのアクチュエータの現在位置)との予め定めた関係、を用いて、フィードバック制御の対象を決定する。
図10は、その処理の一例を示すフローチャートであり、まずステップ1では、ノンスロットリング要求のままか否かを判定し、YESであれば、ステップ2へ進む。ステップ2では、現在のフィードバック制御の対象が第1可変動弁機構5であるか否かを判定する。なお、基本的に、「ノンスロットリング」状態では、負圧制御弁2開度をフィードフォワード制御により大として、第1可変動弁機構5側をフィードバック制御することによりアイドル回転速度制御を実現し、他方、「スロットリング」状態では、第1可変動弁機構5をフィードフォワード制御により「ノンスロットリング」時よりも相対的に大きなリフト・作動角に維持して、負圧制御弁2側をフィードバック制御することによりアイドル回転速度制御を実現するようになっている。従って、ステップ2でYESであれば、「スロットリング」状態から「ノンスロットリング」状態への切換中では無いと判断し、ステップ3へ進み、フィードバック制御の対象を第1可変動弁機構5側のままに維持して、本ルーチンを終了する。ステップ2でNOであれば、「スロットリング」状態から「ノンスロットリング」状態への切換中であると判断し、ステップ4へ進む。
ステップ4では、図11に示すような予め設定した吸入空気量と負圧制御弁2開度および第1可変動弁機構5のリフト・作動角(VEL)との関係から、どちらをフィードバック制御の対象とするかを決定する。図11における「等Qライン」は、吸入空気量がある一定の値Qとなる負圧制御弁2開度とリフト・作動角(VEL)との組み合わせを示している。つまり、吸入空気量がある一定の値Qとなる負圧制御弁2開度とリフト・作動角(VEL)との組み合わせは無数にあり、図示するように、負圧制御弁2開度が大きい条件では、一定の吸入空気量Qが得られるリフト・作動角は小さく、リフト・作動角が大きい条件では、一定の吸入空気量Qが得られる負圧制御弁2開度は小さくなる。ここで、ステップ4では、そのときの実際のリフト・作動角の値(VEL)を、図11の閾値Aと大小比較し、閾値Aよりも大きければ、「ノンスロットリング」状態への切換初期状態と判断してステップ6へ進み、負圧制御弁(図中では、BCVと略記する)2をフィードバック制御の対象として選択し、本ルーチンを終了する。なお、このとき、第1可変動弁機構5には、フィードフォワード制御により、「ノンスロットリング」状態に適した値(相対的に小さなリフト・作動角の値)が目標値として与えられるので、実際のリフト・作動角(VEL)も徐々に小さくなる。ステップ4で、実際のリフト・作動角の値(VEL)が閾値A以下であれば、ステップ3へ進み、第1可変動弁機構5をフィードバック制御の対象として選択し、本ルーチンを終了する。すなわち、「ノンスロットリング」状態への切換後、フィードフォワード制御により減少する実際のリフト・作動角(VEL)の値が閾値Aとなるまでは負圧制御弁2がフィードバック制御され、閾値A以下となった時点で、フィードバック制御の対象が、負圧制御弁2から第1可変動弁機構5へと切り換えられる。同時に、負圧制御弁2は、フィードフォワード制御により、「ノンスロットリング」状態に適した目標値(相対的に大きな開度)が与えられる。
一方、ステップ1でNOの場合は、ステップ5へ進み、現在のフィードバック制御の対象が負圧制御弁2であるか否かを判定する。このステップ5でYESであれば、「ノンスロットリング」状態から「スロットリング」状態への切換中では無いと判断し、ステップ6へ進み、フィードバック制御の対象を負圧制御弁2側のままに維持して、本ルーチンを終了する。ステップ5でNOであれば、「ノンスロットリング」状態から「スロットリング」状態への切換中であると判断し、ステップ7へ進む。
ステップ7は、前述したステップ4と類似しており、図11に示すような予め設定した吸入空気量と負圧制御弁2開度および第1可変動弁機構5のリフト・作動角(VEL)との関係から、どちらをフィードバック制御の対象とするかを決定する。ここでは、そのときの実際の負圧制御弁2の開度を、図11の閾値Bと大小比較し、閾値Bよりも大きければ、「スロットリング」状態への切換初期状態と判断してステップ3へ進み、第1可変動弁機構5をフィードバック制御の対象として選択し、本ルーチンを終了する。なお、このとき、負圧制御弁2には、フィードフォワード制御により、「スロットリング」状態に適した値(相対的に小さな開度)が目標値として与えられるので、実際の開度も徐々に小さくなる。ステップ7で、実際の負圧制御弁2開度が閾値B以下であれば、ステップ6へ進み、負圧制御弁2をフィードバック制御の対象として選択し、本ルーチンを終了する。すなわち、「スロットリング」状態への切換後、フィードフォワード制御により減少する負圧制御弁2開度が閾値Bとなるまでは第1可変動弁機構5がフィードバック制御され、閾値B以下となった時点で、フィードバック制御の対象が、第1可変動弁機構5から負圧制御弁2へと切り換えられる。同時に、第1可変動弁機構5は、フィードフォワード制御により、「スロットリング」状態に適した目標値(相対的に大きなリフト・作動角)が与えられる。
ここで、図11について説明を加えると、図11では、「等Qライン」を代表的に1本のみ示しているが、実際には、吸入空気量Q毎に等高線状に示すことができる。上記の閾値A,Bは、各吸入空気量Q毎に定まり、従って、全体として、境界線Lのように示すことができる。つまり、この境界線Lよりも右下側の領域では、負圧制御弁2がフィードバック制御の対象として選択され、左上側の領域では、第1可変動弁機構5がフィードバック制御の対象として選択される。図12は、それぞれの領域における制御対象の制御性(感度)を説明するための説明図であって、前述したように、吸入空気量がある一定の値Qとなる負圧制御弁2開度とリフト・作動角(VEL)との組み合わせは無数にあるが、吸入負圧を大とする「スロットリング」状態(特に定常状態)では、領域C付近の特性で運転され、吸入負圧を小とする「ノンスロットリング」状態(特に定常状態)では、領域D付近の特性で運転されることになる。ここで、図示するように、吸入空気量Qが一定の条件の下で、負圧制御弁(BCV)2開度を一定量変化させた場合に、対応するリフト・作動角(VEL)の変化幅は、領域Cでは非常に大きく、領域Dでは非常に小さい。つまり、領域C付近では負圧制御弁2開度の方がリフト・作動角(VEL)よりも相対的に制御感度が高く、従って、負圧制御弁2開度を僅かに変化させるだけで吸入空気量Qの大きな変化が得られる。また逆に、領域D付近では、リフト・作動角(VEL)の方が負圧制御弁2よりも相対的に制御感度が高く、従って、リフト・作動角を僅かに変化させるだけで吸入空気量Qの大きな変化が得られる。このように、前述の図11の境界線Lは、2つの制御対象のどちらが感度が高いかを示すものとなる。
なお、上記の境界線L付近での制御のハンチングを回避するために、図13に示すように、閾値A,Bに適当なヒステリシスを与えるようにしてもよい。すなわち、両者の感度(変化幅)の点から定まる上述の境界線Lを挟んで、ヒステリシスを加えた実際の切換線L1,L2を設定し、この切換線L1,L2を矢印の方向に横切ったときに、フィードバック制御の対象の切換を行うのである。
次に、図6のブロックB5は、第1可変動弁機構5のフィードバック制御時の目標値を求めるVELフィードバック目標値算出部であり、ブロックB6は、第1可変動弁機構5のフィードフォワード制御時の目標値を求めるVELフィードフォワード目標値算出部であり、前述したフィードバック対象判定部B4の判定結果に基づき、切換部B7を介して、いずれかの目標値が最終的なリフト・作動角目標値tVELとして選択される。
同様に、図6のブロックB8は、負圧制御弁2のフィードバック制御時の目標値を求めるBCVフィードバック目標値算出部であり、ブロックB9は、負圧制御弁2のフィードフォワード制御時の目標値を求めるBCVフィードフォワード目標値算出部であり、前述したフィードバック対象判定部B4の判定結果に基づき、切換部B10を介して、いずれかの目標値が最終的な開度目標値tBCVとして選択される。
図14は、VELフィードバック目標値算出部B5およびBCVフィードバック目標値算出部B8の処理をフローチャートとして示したものであり、まずステップ1で、それぞれのフィードバック制御要求の有無を判定し、フィードバック制御要求があれば、ステップ2で、現在の実際の回転速度Neと目標アイドル回転速度との偏差の関数として、それぞれの制御目標値(リフト・作動角目標値もしくは負圧制御弁開度目標値)を求め、フィードバック制御要求がなければ、ステップ3で、現在のリフト・作動角(VEL)もしくは負圧制御弁2開度を、目標値として維持する。なお、ステップ3で求めた目標値は、実際には使用されない(切換部B7,B10で選択されることがない)が、次のフィードバック制御開始時に目標値が急変しないように、常に現在値を保持している。
また、図15は、VELフィードフォワード目標値算出部B6およびBCVフィードフォワード目標値算出部B9の処理をフローチャートとして示したものであり、ステップ1で、「ノンスロットリング」状態とする要求があるか否かを判定し、YESであれば、ステップ2で、「ノンスロットリング」状態に適したそれぞれの目標値を求める。また、NOであれば、ステップ3で、「スロットリング」状態に適したそれぞれの目標値を求める。なお、図16に示すように、「ノンスロットリング」状態に適した目標値は、例えば、BCV1およびVEL1のようになり、「スロットリング」状態に適した目標値は、例えば、BCV2およびVEL2のようになる。
図17は、上記のような実施例における作用を示すタイムチャートであって、アイドル運転中に、時刻t1〜t3の間、(a)のように、パージガスの処理のために吸入負圧を大とする要求(スロットリング要求)が出力された場合の例を示す。(b)には、リフト・作動角(VEL)の変化を、その制御状態(フィードバック制御であるかフィードフォワード制御であるか)とともに示し、(c)には、負圧制御弁2の開度の変化を、その制御状態(フィードバック制御であるかフィードフォワード制御であるか)とともに示す。アイドル運転中は、基本的には、ポンピングロス低減のために、「ノンスロットリング」状態で運転されるので、時刻t1より以前では、図示するように、リフト・作動角がフィードバック制御され、負圧制御弁開度がフィードフォワード制御されている。時刻t1でスロットリング要求が出されると、負圧制御弁2のフィードフォワード制御による目標値が、図のc1からc2へと変化し、これに遅れて、実際の負圧制御弁開度が徐々に低下する。このとき、第1可変動弁機構5はフィードバック制御が継続され、吸入負圧の増加に抗して目標アイドル回転速度を維持するように、リフト・作動角が増加する(符号Eで示す部分)が、前述したように、この条件では、リフト・作動角の方が吸入空気量に与える感度が高いので、負圧制御弁2の応答遅れによる吸入空気量の過渡的な増加ひいてはアイドル回転速度の上昇が回避される。そして、時刻t2において、実際の負圧制御弁開度が前述した閾値Bを下回ることにより、フィードバック制御の対象が負圧制御弁2側に切り換えられる。同時に、第1可変動弁機構5には、フィードフォワード制御による目標値がb1のように与えられ、実際のリフト・作動角が、この目標値b1に向かって変化する。
時刻t3においてノンスロットリング要求が終了したときも同様であり、リフト・作動角の目標値は、フィードフォワード制御によりb1からb2へと変化し、これに遅れて、実際のリフト・作動角が徐々に減少する。負圧制御弁2側は、フィードバック制御が継続され、リフト・作動角の減少に抗してアイドル回転速度を維持するように、負圧制御弁開度が増加する(符号Fで示す部分)が、この条件では、負圧制御弁開度の方が吸入空気量に与える感度が高いので、第1可変動弁機構5の応答遅れによる吸入空気量の過渡的な増加ひいてはアイドル回転速度の上昇が回避される。そして、時刻t4において、実際のリフト・作動角が前述した閾値Aを下回ることにより、フィードバック制御の対象が第1可変動弁機構5側に切り換えられる。同時に、負圧制御弁2には、フィードフォワード制御による目標値がc3のように与えられる。
図18は、参考例として、スロットリング要求の有無と同時に、フィードバック制御の対象を切り換えた場合の作用を示している。つまり、スロットリング要求が出力されたt1の時点で、第1可変動弁機構5がフィードバック制御からフィードフォワード制御に切り換えられ、負圧制御弁2がフィードフォワード制御からフィードバック制御となる。この場合、符号Gで示すように、t1直後に負圧制御弁開度がフィードバック制御により低下していくが、この段階では、負圧制御弁開度の変化が吸入空気量に与える影響は相対的に小さく、リフト・作動角の方が支配的となるので、リフト・作動角の応答遅れを負圧制御弁開度のフィードバック制御により相殺することができず、過渡的な吸入空気量の増加ひいてはアイドル回転速度の上昇が生じる。時刻t3でスロットリング要求が消失したときも同様であり、負圧制御弁開度はフィードフォワード制御による目標値変化に対し遅れて追従し、リフト・作動角は、t3の時点からフィードバック制御となるが、符号Hで示す部分では、リフト・作動角の変化が吸入空気量に与える影響は相対的に小さく、負圧制御弁開度の方が支配的となるので、やはり過渡的な吸入空気量の増加ひいてはアイドル回転速度の上昇が生じる。
ところで、前述した図11の境界線Lの関係は、負圧制御弁2や第1可変動弁機構5のアクチュエータの応答速度に大きな差異がないことを前提としており、図12を用いて説明したように、同一吸入空気量Qの下での負圧制御弁開度の変化幅(これをBCV変化幅とする)とリフト・作動角の変化幅(これをVEL変化幅とする)との大小関係から、「BCV変化幅>VEL変化幅」であれば、第1可変動弁機構5をフィードバック制御対象とし、「BCV変化幅≦VEL変化幅」であれば、負圧制御弁2をフィードバック制御対象としている。
しかし、実際には、各々のアクチュエータの応答速度はある程度異なるので、各々の応答速度を考慮することが、より望ましい。つまり、負圧制御弁2のアクチュエータの応答速度(これをBCV変化速度とする)と第1可変動弁機構5のアクチュエータの応答速度(これをVEL変化速度とする)との比(BCV変化速度/VEL変化速度)を上記VEL変化幅に乗じて、これをBCV変化速度と大小比較すればよい。
さらに、上記リフト・作動角はシリンダの直前位置で変化するのに対し、負圧制御弁開度は上流側で変化するので、それぞれの空気応答速度に差が生じる。従って、各々の空気応答速度を考慮することが、より望ましい。つまり、負圧制御弁開度の空気応答速度(これをBCV空気速度とする)とリフト・作動角の空気応答速度(これをVEL空気速度とする)との比(BCV空気速度/VEL空気速度)を上記VEL変化速度に乗じて、これをBCV変化幅と大小比較すればよい。なお、上記のアクチュエータの応答速度比を併せて乗じるようにしてもよい。
この発明に係る内燃機関の制御装置のシステム構成を示す構成説明図。 アクセル開度を増加させていったときの各パラメータの変化を概略的に示した特性図。 BCVマップの特性図。 作動角マップの特性図。 中心角マップの特性図。 この発明の一実施例を示す機能ブロック図。 アイドル状態判定部B1のフローチャート。 ノンスロ−スロットリング切換要求判定部B2のフローチャート。 ノンスロ−スロットリング判定部B3のフローチャート。 フィードバック対象判定部B4のフローチャート。 負圧制御弁開度とリフト・作動角と吸入空気量との関係を示す特性図。 各々の制御感度を説明するための図11と同様の特性図。 閾値にヒステリシスを付与した場合の切換線を示す同様の特性図。 フィードバック目標値算出部B5,B8のフローチャート。 フィードフォワード目標値算出部B6,B9のフローチャート。 フィードフォワード目標値の例を示す図11と同様の特性図。 本実施例による作用の一例を示すタイムチャート。 参考例による作用の一例を示すタイムチャート。
符号の説明
2…負圧制御弁
5…第1可変動弁機構
6…第2可変動弁機構
10…コントロールユニット
11…アクセル開度センサ

Claims (6)

  1. 吸気弁のリフト・作動角の少なくとも一方を連続的に変更可能な可変動弁機構と、吸気通路に介装され、かつ開度が連続的に変化する負圧制御弁と、内燃機関がアイドル状態であることを検出するアイドル判定手段と、を備え、アイドル状態において、目標回転速度を維持するように、上記可変動弁機構および上記負圧制御弁のいずれか一方をフィードバック制御するとともに他方をフィードフォワード制御し、かつ条件に応じて、吸入負圧が大きい状態と吸入負圧が小さい状態とに切り換える内燃機関の制御装置において、
    吸入負圧が大きい状態と吸入負圧が小さい状態との間の切換時に、吸入空気量に相当するパラメータの現在値と、上記可変動弁機構および上記負圧制御弁の少なくとも一方の現在位置と、に基づいて、いずれをフィードバック制御するかを決定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 吸入空気量に相当するパラメータとして、内燃機関の現在の推定トルクを用いることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. いずれをフィードバック制御するかを決定するための閾値に、ヒステリシスが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 現在の可変動弁機構のアクチュエータ位置および負圧制御弁のアクチュエータ位置において、同一回転数を実現するための各々の位置の変化幅が相対的に小さい方をフィードバック制御の対象として選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  5. いずれをフィードバック制御するかの決定の際に、両者のアクチュエータの応答速度比を加味することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  6. さらに上記可変動弁機構と上記負圧制御弁の空気応答速度比を加味することを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の制御装置。
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