JP2007083663A - 画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法 - Google Patents

画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
画像形成媒体の印字内容と共に動画データをリアルタイムで参照できるようにした画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法を提供する。
【解決手段】
動画サイズ調整部14でデータサイズを調整した動画データをICタグ情報記録部15で印刷用紙などの画像形成媒体に埋め込まれたICタグやRFIDタグなどの記憶媒体に記録する。また、並行して予め指定されたレートに従ってICタグに記録する動画データから静止画像を静止画情報切り出し部12で切り出し、動画データを記録したICタグが埋め込まれた画像形成媒体に媒体情報出力部13で印刷出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画データを記録した印刷媒体の印刷出力を行う画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法に関し、特に、該動画データをリアルタイムで再生することができるようにした画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法に関する。
近年の画像処理技術の向上や文書作成アプリケーションの高機能化に伴い、文字列や表などから構成される文書に画像データを加えた文書を簡単に作成することができるようになっている。例えば、所定の場所までの地図を文書に貼り付け、案内文を作成することができる。また、DV(Digital Video:デジタルビデオ)や携帯電話に付属された動画撮影機能などの発展により動画データの利用割合が向上している。
一般に、作成された文書に動画データを対応付けるには、その文書に動画データを格納した記憶領域または記憶デバイスを指し示す情報、例えば、URL(Uniform Resource Locator)やバーコードなどのアドレス情報を文書に印刷しておき、WEBブラウザ上にURLを入力するか所定の読取装置によりそのURLやバーコードの読み取りを行うかによって対応する動画データにアクセスすることができるようになる。そして、アクセスした記憶領域や記憶デバイスに記憶された動画データを再生することで参照できる。
すなわち、文字列などから構成される文書とその文書に対応する動画データが分離された状態にあり、文書とは別に動画データを管理する必要がある。このような構成では、必要とする動画データをすぐに参照することができない場合がある。
例えば、文書に動画データが記憶されたURLが記載されている状態であってもWEBブラウザをすぐに利用できる環境にない場合や、バーコードによって動画データの記憶位置が示された状態であっても所定のバーコードリーダが手元になくバーコードを読み取ることができない場合などが考えられる。
これでは、必要なときに必要な情報がリアルタイムで参照することができないという問題がある。
文書識別子、文書に関連する説明文、音声情報、画像情報、動画情報などの各情報を用紙等の媒体上に機械認識可能な形で印刷した後、その印刷された情報を小型の読み取り装置により読み取り、該読み取り結果から当該情報を認識して当該情報に最適な形で再生する従来技術として、特許文献1に開示されたものがある。
特開平11−003353
しかしながら、特許文献1に示された従来技術においては、印字されるデータと動画情報は、それぞれ別の出力装置で出力されることとなり、同時に提供することができないという問題がある。
そこで、本発明は、画像形成媒体の印字内容と共に動画データをリアルタイムで参照できるようにした画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、記憶媒体が搭載された画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記記憶媒体に動画データを書き込む動画データ書込み手段と、前記動画データから所定の静止画像を切り出す静止画像切出し手段と、前記静止画像切出し手段により切り出した静止画像を前記画像形成媒体上に形成する画像生成手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記動画データ書込み手段は、前記動画データを解析し、該動画データのファイルサイズを前記記憶媒体の記憶容量に対応してサイズ調整するサイズ調整手段を具備し、前記サイズ調整手段でサイズ調整した動画データを前記記憶媒体に書き込むことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記静止画像切出し手段は、前記動画データに含まれる特定情報を参照して所定のレート毎に該動画データから複数の静止画像を切り出し、前記画像生成手段は、前記静止画像切出し手段で切り出した複数の静止画像を前記画像形成媒体上に形成することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、記憶媒体が搭載された画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記記憶媒体に動画データを書き込む動画データ書込み手段と、前記動画データを解析して該動画データの付帯情報を抽出する付帯情報抽出手段と、前記付帯情報抽出手段で抽出した前記動画データの付帯情報を前記画像形成媒体上にテキストデータ印字する画像生成手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、記憶媒体が搭載された画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記動画データを解析して該動画データから複数の静止画像を含む静止画像群を生成する静止画像群生成手段と、前記静止画像群生成手段で生成した前記静止画像群を前記記憶媒体に書き込む静止画像群書込み手段と、前記動画データを解析して該動画データの付帯情報を抽出する付帯情報抽出手段と、前記付帯情報抽出手段で抽出した前記動画データの付帯情報を前記画像形成媒体上にテキストデータ印字する画像生成手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、記憶媒体が搭載された画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記動画データを解析して該動画データから複数の静止画像を含む静止画像群を生成する静止画像群生成手段と、前記静止画像群生成手段で生成した前記静止画像群を前記記憶媒体に書き込む静止画像群書込み手段と、前記静止画像群生成手段で生成した前記静止画像群の少なくとも1つの静止画像を前記画像形成媒体上に形成する画像生成手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、記憶媒体が搭載された画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置を用いた動画データ搭載画像形成媒体出力方法において、前記記憶媒体に動画データを動画データ書込み手段で書き込み、前記動画データから所定の静止画像を静止画像切出し手段で切出し、前記静止画像切出し手段により切り出した静止画像を前記画像形成媒体上に形成することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成媒体にICタグやRFIDタグなどの記憶媒体を埋め込み、そのICタグやRFIDタグなどの記憶媒体に動画データを記憶すると共にその動画データに係る情報を画像形成媒体に印刷出力するように構成したので、必要とする動画データが記憶された画像形成媒体を簡単に判断することができ、必要とする動画データを必要なときに確認することができるという効果を奏する。
以下、本発明に係わる画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法の一実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の実施例では、画像形成媒体として印刷用紙を中心に説明するが、印刷用紙に限られることなくカードであってもよい。すなわち、画像形成媒体の形状や用途に限られることなく印字可能であって記憶媒体であるIC(Integrated Circuit)タグやRFID(Radio Frequency Identification)タグなどの記憶媒体が内蔵できる画像形成媒体であればよい。
図1は、本発明に係わる画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法を適用して構成した画像形成装置のブロック構成図である。
図1において、画像形成装置10は、動画データ解析部11、静止画情報切り出し部12、媒体情報出力部13、動画サイズ調整部14、ICタグ情報記録部15、記憶部16、プリントエンジン17を具備して構成され、接続されたクライアントコンピュータ(図示せず)からの動画データが含まれた印刷要求を受け付けることにより動画データを記録した印刷用紙を出力する。
印刷出力する画像形成媒体である印刷用紙には、デジタルデータを記憶可能なICタグやRFIDタグなどの記憶媒体が内蔵されており、印刷要求に含まれる動画データをそのICタグやRFIDタグに記録して印刷文書を出力する。なお、以下の本願発明の実施例においては、記録媒体であるICタグやRFIDタグをICタグとしてひとまとめにして記述する。
動画データ解析部11は、印刷要求に含まれる動画データを解析することにより、その動画データの属性情報に含まれる動画形式を示した形式情報、ファイルサイズや再生時間などのサイズを示すデータサイズ情報、チャプター情報などを参照する。データ解析が行われた動画データは、以下の2つの異なる論理パスによって処理される。
(1)静止画情報切り出し部12を介した動画データにかかる静止画情報の印刷出力パス
(2)動画サイズ調整部14を介した動画データの記録パス
である。これら2つの論理パスによる処理は、並行して行われる。
まず、(1)印刷出力パスにおける構成と処理内容を示す。
静止画情報切り出し部12は、動画データ解析部11によって属性情報の解析が行われた動画データから予め指定されたレートごとの静止画像を切り出す。
例えば、1/5レートで切り出しを行った場合には、5秒ごとに1枚の静止画像が切り出され、30秒からなる動画データでは、6枚の静止画像が切り出される。
媒体情報出力部13は、静止画情報切り出し部12によって切り出された静止画像をビットマップデータに変換してプリントエンジン17に転送する印刷出力処理を行う。例えば、静止画情報切り出し部12で6枚の静止画像が切り出された場合には、上下に3枚づつ配置して印刷出力する。もちろん、このときの静止画像のレイアウトを指定できるような構成にしてもよい。
プリントエンジン17は、媒体情報出力部13から転送されてきたビットマップデータを印字する。
これにより、切り出された静止画像を印刷用紙に印字することができる。
次に、(2)動画データの記録パスにおける構成と処理内容を示す。
動画サイズ調整部14は、動画データ解析部11で解析した動画データのデータサイズとICタグ情報記録部15により読み取ったICタグの容量を比較する。動画データのデータサイズがICタグの容量よりも大きい場合には、その動画データをICタグに登録することができないため、動画データのデータサイズを調整する。
このときの調整方法として、
(方法A)最適なデータサイズ分の動画データを切り出すことによって調整
(方法B)フレームレートや解像度を変更することで調整
(方法C)動画データを圧縮することで調整
がある。
(方法A)では、全ての動画データをICタグに記録するのではなく、ICタグの容量を超過するデータサイズ分の動画データを切り取ることによりデータサイズをICタグの容量以下に調整する。(方法B)では、単位時間当たりの表示枚数を示したフレームレートを低く設定したり、解像度を落としたりすることで調整を行う。(方法C)では、RAWデータの動画データを圧縮したり、圧縮比率の高い圧縮形式で圧縮したりすることで調整を行う。
ICタグ情報記録部15は、ICタグリーダライタともいい、ICタグから動画データの読み取りを行うほか、動画データの書き込みを行う。また、ICタグに書き込み可能なデータサイズをICタグを読み取ることで調査する。そして、動画サイズ調整部14によってサイズ調整された動画データをICタグに書き込む処理を行う。
以上に示すような2つの論理パスによる印刷出力処理と動画データの書き込み処理は、相互間で連携して行われる。すなわち、静止画情報切り出し部12での処理と動画サイズ調整部14での処理は独立して動作可能であるが、印刷用紙への印字、記録にかかる処理のみを連携して行う。
このときの相互間の連携による処理の流れを図3のフローチャートに示す。
そして、以上に示すような構成における処理遷移を以下に示す。
まず、接続されたクライアントコンピュータなどから動画データとともに印刷要求を受け付けると、動画データ解析部11が受信した動画データの属性情報からデータサイズ情報やチャプター情報などを解析することによりその動画データに関する情報を参照する。解析した情報は一時的に記憶部16に記憶され、解析した動画データを静止画情報切り出し部12と動画サイズ調整部14にそれぞれ送信する。次に、静止画情報切り出し部12と動画サイズ調整部14はそれぞれ並行して処理を行う。
一方の静止画切り出し部12では、受信した動画データから所定のレートごとに静止画像の切り出しを行う。切り出された静止画像も一時的に記憶部に記憶される。このとき、静止画像の切り出しには所定のアルゴリズムが用いられ、静止画像の切り出し条件を変更するにはアルゴリズムを切り替えることにより行われる。
静止画切り出し部12で切り出された静止画像を媒体情報出力部13に転送することにより、媒体情報出力部13がその静止画像の印刷出力を制御してプリントエンジン17によって印刷出力が行われる。
もう一方の動画サイズ調整部14では、動画データ解析部11による解析結果として得られる動画データのデータサイズ(動画データに付加された各種情報を含む)とICタグ情報記録部15により読み取られた印刷用紙に内蔵するICタグの記憶容量とを比較し、最適な動画サイズを(方法A)〜(方法C)のいずれかの方法を用いて調整する。
そして、動画サイズ調整部14からICタグ情報記録部15に対してサイズ調整が行われた動画データの書き込みを指示すると、ICタグ情報記録部15がサイズ調整された動画データをICタグへ記録する。
なお、プリントエンジン17による静止画像の印刷出力とICタグ情報記録部15による動画データの書き込みは、相互に制御されて印刷文書が作成される。このときの相互制御の流れを図3に示す。
以上の処理により、作成された印刷文書には、所定のレートで切り出された静止画像が印刷され、内蔵されたICタグに動画データが記録される。つまり、静止画像は、記録した動画データの内容を示すほかにインデックスの役割を果たすことができるため、その動画データを再生しなくとも内容を確認することができる。
なお、以上の処理遷移では、動画データから所定のレートに基づいて切り出した静止画像の印刷出力処理とICタグへの動画データの記録処理は、独立して動作可能であることからいずれか一方の処理のみを行った印刷文書を作成することも可能である。
すなわち、動画データから所定のレートに基づいて切り出した静止画像の印刷出力処理のみを行った場合、印刷文書には、静止画像が描画された状態でありICタグには動画データは記録されていない。また、ICタグへの動画データの記録処理のみを行った場合、作成された印刷文書のICタグに動画データが記憶されているだけであって、静止画像は印刷されない。
図2は、本願発明の画像形成装置で記録したICタグの情報を読み取る読取装置の一例を示すブロック図である。
図2には、読取装置の一例として携帯電話20のブロック図を示している。
携帯電話20は、ICタグ読み取り部21、記憶部22、入力部23、表示部24、動画再生部25、通信制御部26を具備して構成され、動画データが記録されたICタグを内蔵されたICタグ読み取り部21で読み取ることにより動画データを再生する。
ICタグ読み取り部21は、携帯電話の外縁に設けられており、印刷用紙のICタグにICタグ読み取り部21を近づけるまたは接触させることによりICタグに記録された動画データを読み取って携帯電話の記憶部22に記憶する。
記憶部22は、携帯電話の通信機能、ICタグの読み取り機能、その読み取り機能で読み取った動画データの再生機能などの各種機能を実現するプログラムが記憶されているほか、ICタグ読み取り部21により読み取られた動画情報を記憶する。
入力部23、表示部24は、ユーザインターフェースであって、入力部23は十字キーやボタンなどによって構成され、表示部24は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)などによって構成される。入力部23は、ICタグ読み取り部21によるICタグの読み取りを操作するユーザインターフェースであり、読み取った動画データの再生を指示する。また、表示部24は、再生された動画データを表示したり、各種設定情報を表示したりする。
動画再生部25は、ICタグ読み取り部21で読み取って記憶部22に記憶した動画データを入力部23からの指示により表示部24で表示させて再生する。
通信制御部26は、CPU(Central Processor Unit:中央演算装置)などによって構成され、ICタグ読み取り部21、記憶部22、入力部23、表示部24、動画再生部25をそれぞれ制御する。また、携帯電話の通話やデータ通信などをも制御する。
このような構成により、必要なときに動画データを再生することができる。
例えば、遊園地などの遊戯施設での一シーンを記録した動画データを従業員がカードサイズの画像形成媒体に内蔵されたICタグに記録して配布し、遊戯客が図2に示すような構成が搭載された携帯電話を用いて動画を再生することにより即時にその動画内容を確認することができる。
以上に示す図1、図2を組み合わせることで動画データを容易に配布することができ、必要なときに必要な動画データを再生することができる。
なお、この動画データの配布では、複雑で大規模なネットワークインフラストラクチャが不要なため、コストパフォーマンスに優れた動画提供を行える。
図3は、本願発明の画像形成装置における印刷出力の処理の流れを示すフローチャートである。
図3において、画像形成装置に接続されたクライアントコンピュータから印刷要求を受け付けると処理が開始され、印刷要求に動画データが含まれるか判断し(S301)、含まれない場合(S301でNO)には、通常の印刷出力処理を行う(S302)。それに対して、動画データが含まれた印刷要求を受け付けた場合(S301でYES)には、続いて、印字する印刷用紙に動画データを記録するICタグが内蔵されているか判断する(S303)。
ICタグが内蔵されていない場合やICタグが内蔵されている場合であってもICタグに情報を記録できない場合(S303でNO)には、図1に示す静止画の切り取りによる静止画像の印刷出力の処理のみを実行する(S304)。この処理(S304)では、ICタグには動画データは記録されず静止画像のみが印刷される。
また、ICタグが印刷用紙に内蔵されている場合(S303でYES)には、続いて、その内蔵されたICタグの記憶容量が送信されてきた動画データを記録できる容量であるか判断するために、ICタグの記憶容量と動画データのサイズとを比較する(S305)。動画データのサイズがICタグの記憶容量よりも大きい場合、すなわち、全ての動画データをICタグに記録できない場合(S305でNO)には、図1で示した動画データのサイズ調整を行う(S306)。
動画データのサイズ調整が行われるかまたはICタグの記憶容量が動画データのサイズ以上である場合(S305でYES)には、その動画データをICタグへ書き込む処理が行われる(S307)。続いて、動画データから切り出した静止画像を印刷用紙に印字する(S304)。
このような処理により、動画データを印刷用紙に内蔵されたICタグに記録すると共に静止画像をその印刷用紙に印字することができる。
図4は、本願発明の画像形成装置で印刷出力された画像形成媒体のICタグから動画データを読み取る読取装置での処理の流れを示すフローチャートである。
図4において、読取装置の一例として図2に示すような携帯電話を例にした場合、携帯電話のICタグ読み取り部を印刷用紙に内蔵するICタグに接近させるか接触させると処理が開始され、ICタグ読み取り部によって動画データが読み取られる(S401)。この読み取り処理により動画データが正常に読み取られたか判断し(S402)、正常に読み取れない場合(S402でNO)には、表示部にエラー表示をして再度読み取り処理を実行する旨を表示させる(S403)。
読み取り処理により動画データを正常に読み取れた場合(S402でYES)には、その旨を表示部に表示させて、携帯電話の操作者による再生ボタンの押下を待つ(S404)。再生ボタンが押下されると(S404でYES)、動画データを再生する(S405)。
これにより、配布された印刷用紙に記録された動画データを再生することができる。
以上に示す実施例1では、ICタグに記録された動画データに対する静止画を印字するようにしたので、静止画を参照するだけで記録された動画データの概要を把握することができるようになる。
図5は、本発明に係わる画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法を適用して構成した他の画像形成装置のブロック構成図である。
図5は、図1に示す画像形成装置と類似するため異なる点を中心に説明する。そのため、図1に示す構成と同じ場合には図1と同じ符号を適用する。
図5に示す画像形成装置は、動画データ解析部11、動画付帯情報取り出し部51、媒体情報出力部13、静止画郡情報調整部52、ICタグ情報記録部15、記憶部16、プリントエンジン17を具備して構成され、動画データに付帯する各種情報を印刷出力し、静止画像の繋ぎあわせである静止画郡を記録する。
すなわち、実施例1の図1では、動画データから所定のレートで静止画像を切り出して印刷出力していたが、実施例2の図5では、タイトルなどのテキスト情報を印刷出力する。
図1同様、以下の2つの異なる論理パスによって構成される。
(3)動画データに付帯するテキスト情報を印刷出力するテキスト印刷出力パス
(4)静止画郡情報調整部52を介した静止画郡の記録パス
まず、(3)動画データに付帯するテキスト情報を印刷出力するテキスト印刷出力パスの構成と処理内容を示す。
動画付帯情報取り出し部51は、動画データの属性情報などに付帯された各種情報を取り出して記憶部16に記憶する。付帯情報には、動画データのタイトル、作成日付、時間、動画時間、動画サイズ、チャプター情報などが含まれる。取り出した付帯情報を記憶部16に記憶する。
媒体情報出力部13は、動画付帯情報取り出し部51で記憶した付帯情報をビットマップデータに変換してプリントエンジン17に出力する。
次に、(4)静止画郡情報調整部52を介した静止画郡の記録パスの構成と処理内容を示す。
静止画郡情報調整部52は、動画データ解析部11で解析した動画データから所定のレートで静止画像を切り出し、切り出した複数の静止画像をつなぎ合わせて静止画郡を作成する。作成した静止画郡は、スライド表示させることにより細切れの動画として再生することができる。
作成した静止画郡のデータサイズとICタグ情報記録部15で読み取ったICタグの容量とを比較し、作成した静止画郡のデータサイズがICタグの容量よりも大きい場合には、図1の動画サイズ調整部14に示す調整方法(方法A)〜(方法C)のいずれかを用いてデータサイズをICタグの容量よりも小さく調整する。
ICタグ情報記録部15は、静止画郡情報調整部52で作成した静止画郡をICタグに記録する。また、静止画郡情報調整部52からのICタグ容量の要求に対して印刷する印刷用紙のICタグの容量を読み取る。
このような構成では、図1に比べて印刷用紙に内蔵するICタグの容量が小さい場合に特に有用である。これは、動画データを記録するよりも動画データの内容が理解できる程度に静止画像を切り出したて繋ぎ合わせた静止画郡の方のデータサイズが一般的に小さいことに帰属する。
以上のような処理により、付帯情報の印刷出力と静止画郡の記録を行うことができ、図1同様にこれらの各処理は相互間で連携して行われる。
そして、図5に示すような構成の場合、図2に示すような構成の読取装置による静止画郡の再生は、次のように行われる。
まず、印刷用紙のICタグにICタグ読み取り部21を近づけるまたは接触させることによりICタグに記録された静止画郡を読み取って携帯電話の記憶部22に記憶する。次に、入力部23からの指示により静止画郡の再生が指示されると、動画再生部25が表示部24に静止画郡のスライドショーを表示させる。
なお、複数の静止画郡がICタグに記録されている場合には、入力部23による操作により表示部24に静止画郡の再生リストを表示させ、作成する静止画郡を選択できるようにしてもよい。
以上の処理によって、本発明の画像形成装置では、印刷用紙に内蔵するICタグに動画データや静止画郡などのデジタルデータを記憶させることができるとともにその動画データにかかる情報を印刷出力することができる。
これによって、動画データや静止画郡を容易に持ち運べることが可能になる。
従って、本発明を適用することにより、必要なときに動画データを参照できるようになり、動画データの使用用途の向上とともに効率のよい情報伝達を可能にするという効果を期待できる。
また、動画データを記憶したICタグを内蔵する印刷用紙にその動画データに係る情報を印刷するようにしたので、毎回、動画データを確認せずともその動画内容を判断することが可能になる。
さらに、ICタグへの記録を行うことにより情報伝達ができるため大規模で複雑なネットワークインフラの整備が必要なくなり、コストパフォーマンスに優れるという効果をも期待できる。
本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、本願発明の実施例では、実施例1に「(1)静止画情報切り出し部12による動画データにかかる静止画情報の印刷出力パス」と「(2)動画サイズ調整部14を介した動画データの記録パス」、実施例2に「(3)動画データに付帯するテキスト情報を印刷出力するテキスト印刷出力パス」と「(4)静止画郡情報調整部52を介した静止画郡の記録パス」の組み合わせを示しているが、これに限定されることなく、「(1)静止画情報切り出し部12による動画データにかかる情報の印刷出力パス」と「(4)静止画郡情報調整部52を介した静止画郡の記録パス」、「(2)動画サイズ調整部14を介した動画データの記録パス」と「(3)動画データに付帯するテキスト情報を印刷出力するテキスト印刷出力パス」の組み合わせで処理を実現するような構成であってもよい。
本発明は、印刷用紙などの画像形成媒体に内蔵するICタグやRFIDタグなどの記憶媒体に動画データを記録するとともに当該動画データに係る情報を当該画像形成媒体である印刷用紙に印刷出力する画像形成装置に適用可能であり、特に、必要なときに必要な場所でその動画データを簡単に確認したい場合に有用である。
本発明に係わる画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法を適用して構成した画像形成装置のブロック構成図。 本願発明の画像形成装置で記録したICタグの情報を読み取る読取装置の一例を示すブロック図。 本願発明の画像形成装置における印刷出力の処理の流れを示すフローチャート。 本願発明の画像形成装置で印刷出力された画像形成媒体のICタグから動画データを読み取る読取装置での処理の流れを示すフローチャート。 本発明に係わる画像形成装置および動画データ搭載画像形成媒体出力方法を適用して構成した他の画像形成装置のブロック構成図。
符号の説明
10 画像形成装置
11 動画データ解析部
12 静止画情報切り出し部
13 媒体情報出力部
14 動画サイズ調整部
15 ICタグ情報記録部
16 記憶部
17 プリントエンジン
20 読取装置(携帯電話)
21 ICタグ読み取り部
22 記憶部
23 入力部
24 表示部
25 動画再生部
26 通信制御部
51 動画付帯情報取り出し部
52 静止画郡情報調整部

Claims (7)

  1. 記憶媒体が搭載された画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記記憶媒体に動画データを書き込む動画データ書込み手段と、
    前記動画データから所定の静止画像を切り出す静止画像切出し手段と、
    前記静止画像切出し手段により切り出した静止画像を前記画像形成媒体上に形成する画像生成手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記動画データ書込み手段は、
    前記動画データを解析し、該動画データのファイルサイズを前記記憶媒体の記憶容量に対応してサイズ調整するサイズ調整手段
    を具備し、前記サイズ調整手段でサイズ調整した動画データを前記記憶媒体に書き込む
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記静止画像切出し手段は、
    前記動画データに含まれる特定情報を参照して所定のレート毎に該動画データから複数の静止画像を切り出し、
    前記画像生成手段は、
    前記静止画像切出し手段で切り出した複数の静止画像を前記画像形成媒体上に形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 記憶媒体が搭載された画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記記憶媒体に動画データを書き込む動画データ書込み手段と、
    前記動画データを解析して該動画データの付帯情報を抽出する付帯情報抽出手段と、
    前記付帯情報抽出手段で抽出した前記動画データの付帯情報を前記画像形成媒体上にテキストデータ印字する画像生成手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  5. 記憶媒体が搭載された画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記動画データを解析して該動画データから複数の静止画像を含む静止画像群を生成する静止画像群生成手段と、
    前記静止画像群生成手段で生成した前記静止画像群を前記記憶媒体に書き込む静止画像群書込み手段と、
    前記動画データを解析して該動画データの付帯情報を抽出する付帯情報抽出手段と、
    前記付帯情報抽出手段で抽出した前記動画データの付帯情報を前記画像形成媒体上にテキストデータ印字する画像生成手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  6. 記憶媒体が搭載された画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記動画データを解析して該動画データから複数の静止画像を含む静止画像群を生成する静止画像群生成手段と、
    前記静止画像群生成手段で生成した前記静止画像群を前記記憶媒体に書き込む静止画像群書込み手段と、
    前記静止画像群生成手段で生成した前記静止画像群の少なくとも1つの静止画像を前記画像形成媒体上に形成する画像生成手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  7. 記憶媒体が搭載された画像形成媒体に画像を形成する画像形成装置を用いた動画データ搭載画像形成媒体出力方法において、
    前記記憶媒体に動画データを動画データ書込み手段で書き込み、
    前記動画データから所定の静止画像を静止画像切出し手段で切出し、
    前記静止画像切出し手段により切り出した静止画像を前記画像形成媒体上に形成する
    ことを特徴とする動画データ搭載画像形成媒体出力方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009251869A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラム
US8576440B2 (en) 2008-09-30 2013-11-05 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image processing system, apparatus, method, and computer readable recording medium recorded with image processing program for forming an image of a structured document without losing a moving image included in the structured document
JP2015022549A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 ブラザー工業株式会社 データ供給装置

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