JP2007083058A - 端側吻合用フランジ付き移植片 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】動脈2と、拡張されたポリテトラフルオロエチレンのフランジ付きバイパス移植片10との間で、静脈のカラーまたは静脈のパッチを必要としないで、直接端側吻合を促進するための、一体的な端部のポリテトラフルオロエチレンのスカートすなわちカフ部分としてのフランジ12,14を有する端側吻合用に適した拡張されたポリテトラフルオロエチレンのフランジ付き血管移植片10。
【選択図】図4
Description
この出願は、特許協力条約に基づく国際受理官庁として機能する米国特許商標庁に同時に出願した表題「端側吻合用フランジ付き移植片を製造するための装置と方法」(以下、「同時に出願したPCTインプラ(Impla)国際出願」という)に関連する。同時に出願したPCTインプラ国際出願は、共にインプラ(Impla)社に譲渡されていて、米国を除く全ての指定国のための出願人であり、スコット・ランダル、ロイ・タング、およびアルバート・エル・ラメイの名前は、米国のみの出願人としてである。出願人は、同時に出願したPCTインプラ国際出願をさらにここで示して、それらを参照することによりここに取り込む。
閉塞した状態の末梢血管のバイパスのためのカフ移植片の使用、特に大腿部パッチプロテーゼ(patch prosthese)は、この分野でよく知られている。しかしながら、現在まで、吻合部分において静脈組織で形成された先端部カフを持った自家移植または合成移植片が使用されてきた。適切なカフ移植片の例は、ジェイ・エイチ・ミラーの「静脈カフとPTFEの使用」に記載されたミラーカラー(collar)、ダブリュ・ビー・サウンダース(1989)の「血管外科技術」第2版276〜286ページ、およびアール・エス・テーラーほかによって記載された「ポリテトラフルオロエチレンバイパス移植片用の改良された技術」のテーラーパッチ(patch):ブラザー・ジェイ・スルグの「血液透析静脈パッチの長期間使用結果」、79:348から354(1992)がある。ミラー移植片とテーラー移植片の両方がカフ移植片でいずれも吻合部分に自家静脈カフを持ったポリテトラフルオロエチレン移植片を用いている。ミラーカラーとテーラーパッチのそれぞれが、ポリテトラフルオロエチレン組織界面での従順な不整合を避けるために吻合部分に静脈組織を使用している。
基端部と先端部を有する管状の延伸ポリテトラフルオロエチレンから成る移植部材と;
管状の移植部材の先端部において管状の移植部材の中心軸線から外方へ突出し、延伸ポリテトラフルオロエチレンから成る少なくとも1つのフランジ部分と;を備え、
この少なくとも1つのフランジ部分は、管状の移植部材と連続した一体の部分であり、且つ、このフランジ部分の、代替となる他の湾曲した外周縁部を表わす仮想線を有していることを特徴とする。
Claims (17)
- 端側吻合に適した血管移植片であって:
基端部と先端部を有する管状の延伸ポリテトラフルオロエチレンから成る移植部材と;
管状の移植部材の先端部において管状の移植部材の中心軸線から外方へ突出し、延伸ポリテトラフルオロエチレンから成る、少なくとも1つのフランジ部分と;を備え、
この少なくとも1つのフランジ部分は、管状の移植部材と連続した一体の部分であり、且つ、このフランジ部分の、代替となる他の湾曲した外周縁部を表わす仮想線を有していることを特徴とする血管移植片。 - 前記延伸ポリテトラフルオロエチレンから成る管状の移植部材が、管状の移植部材の長手方向の周りに円周的に設けられた補強部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の血管移植片。
- 前記少なくとも1つのフランジ部分が、管状の移植部材の先端部の全外周の外形の周りに延在したカラーをさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の血管移植片。
- 前記少なくとも1つのフランジ部分が、管状の移植部材の中心軸線から外方へ離れて突出した2つのフランジ部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の血管移植片。
- 2つのフランジ部材が、互いに実質的に鏡面対称であることを特徴とする請求項4記載の血管移植片。
- 2つのフランジ部材が、互いに実質的に非対称であることを特徴とする請求項4記載の血管移植片。
- 管状の移植部材が、第1の管腔直径を有する第1の長手方向領域をさらに備え、管状の移植部材の先端部が、第1の管腔直径よりも大きい第2の管腔直径をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の血管移植片。
- 2つのフランジ部材の第1が、バイパス移植片を通って流れる液体に関し先端部に向けられた移植片のつま先部分を有し、2つのフランジ部材の第2が、移植片を通って流れる液体に関し基端部に向けられた移植片のかかと部分を有することを特徴とする請求項4記載の血管移植片。
- 第1と第2のフランジ部材の間の接合点に形成されたクロッチ角度をさらに有し、このクロッチ角度が45°と180°との間であることを特徴とする請求項8記載の血管移植片。
- 第1と第2のフランジ部材が、延伸ポリテトラフルオロエチレンから成る移植部材の管腔直径の1から5倍の長さを各有していることを特徴とする請求項1記載の血管移植片。
- 前記フランジ部材が、楕円形の外周部を有する開放端を有していることを特徴とする請求項1記載の血管移植片。
- 前記フランジ部分が、楕円形の形状を有し、且つ、前記管状部材の中心軸線からオフセットしており、それによって、前記フランジ部分の第1の焦点が、前記管状部材の中心軸線から、前記フランジ部分の第2の焦点よりも離れたところに位置するようになっていること、を特徴とする請求項1記載の血管移植片。
- 前記フランジ部分は、前記管状部材に対して、つま先角度及びかかと角度を有していることを特徴とする請求項12記載の血管移植片。
- 前記つま先角度は、前記中心軸線に対して90°よりも大きい角度であり、
前記かかと角度は、前記中心軸線に対して90°よりも小さい角度であること、
を特徴とする請求項12記載の血管移植片。 - 前記つま先角度は、前記中心軸線に対して95°から160°までの範囲の角度であり、
前記かかと角度は、前記中心軸線に対して20°から85°までの範囲の角度であること、
を特徴とする請求項12記載の血管移植片。 - 前記フランジ部分は、前記第1の焦点の近くにつま先部分を有し、且つ、前記第2の焦点の近くにかかと部分を有していること、を特徴とする請求項12記載の血管移植片。
- 前記フランジ部分の湾曲した外周縁部は、180度の円弧に対置されていて、且つ、つま先部分とかかと部分とを連結する連続した表面を形成していること、を特徴とする請求項16記載の血管移植片。
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