JP2007081762A - 高電力入力保護回路及びその方法並びにそれを用いた受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 移動通信システムにおける無線基地局装置の受信部などにおいて、部品点数の増加をなくしてハードウェア的にもコスト的にも、また信頼性の面でも、極めて有効な高入力電力保護回路を得る。
【解決手段】 アンテナ1による入力レベルを、信号処理部5におけるAGC機能を利用して判定し、高電界の電波が入力されたとき、LNA3の初段の増幅用トランジスタの消費電流(コレクタ電流)を、電子ボリュームを用いて自動的に上昇制御し、トランジスタの飽和出力レベルを高くする。これにより、簡単にかつ正確にトランジスタの特性劣化及び破損を防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 アンテナ1による入力レベルを、信号処理部5におけるAGC機能を利用して判定し、高電界の電波が入力されたとき、LNA3の初段の増幅用トランジスタの消費電流(コレクタ電流)を、電子ボリュームを用いて自動的に上昇制御し、トランジスタの飽和出力レベルを高くする。これにより、簡単にかつ正確にトランジスタの特性劣化及び破損を防止することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は高電力入力保護回路及びその方法並びにそれを用いた受信装置及びプログラムに関し、特に移動体通信システムにおける無線基地局装置の受信部に用いて好適な高電力入力保護方式の改良に関するものである。
無線通信装置の受信機において、アンテナから高電界の電波を受信した場合に、高周波増幅部の増幅素子の故障や破壊を防止する必要があり、そのためには、耐電力の高い部品を使用する方法がある。しかしながら、このような耐電力の高い部品は、一般的に高価であり、更に高消費電力となると共に、NFの悪い部品を選定することになって、装置の低コスト化や低消費電力化に対して寄与することができず、また受信感度も劣化することになる。
そこで、特許文献1を参照すると、図14に示すような過電力保護回路が提案されている。図14において、アンテナ100による受信信号は、減衰器103を介してRFアンプ108へ入力されるが、このとき、この減衰器103を信号ラインに挿入制御するためのスイッチ101,102が設けられており、アンテナ100による受信信号の電力を検波器104により検出して、予め定められた電力以上であると、スイッチ制御部105においてスイッチ101,102を制御して、減衰器103を信号ラインに挿入するようになっている。なお、通常の受信電力時には、スイッチ101,102は減衰器103を短絡状態になるように、スイッチ制御部105により制御されるものである。
なお、ダイオード回路106,107は、過大な電力が入力されてスイッチ101,102が動作するまでの時間、RFアンプ108を保護するために設けられており、その詳細は特許文献1に説明されているので、ここではその説明を省略する。
また、特許文献2を参照すると、過電力の入力が検出されると、高周波フィルタの特性インピーダンスを制御することにより、受信信号の通過/反射を制御して、増幅素子の保護をなす技術が提案されている。
更に、特許文献3を参照すると、受信電界強度情報(RSSI)及び受信誤り率が規定値を超えたときに、RFアンプ部の電流源回路を切換えて、大電流源回路を使用するようにし、増幅素子の飽和点レベルを高くすることにより、出力信号の歪みを防止する技術が提案されている。
図14に示した特許文献1の技術においては、スイッチを用いて減衰器のオンオフ制御を行うようになっているために、スイッチが故障すると、定常入力状態においても、受信ができなくなるという問題が発生する恐れがあり、信頼性に欠ける。また、特許文献2の技術のように、高周波フィルタの特性インピーダンスを制御する方法では、不特定多数の周波数帯において高電力入力があった場合に、全ての周波数において信号の反射を行うことができないという問題がある。
また、受信電界を検出するためには、信号ラインに方向性結合器を挿入する(図14の例では、アンテナ100の出力を検波器104側へ分岐するためのもの)必要があるが、そうすると無線通信装置のNFの劣化を招来して受信感度が悪化するという欠点がある。
特許文献3の技術においては、RSSIを検出して受信入力レベルが規定値より高い場合において、受信誤り率が大きいときに初めて増幅素子の電流源を切換えてその飽和点を大に移行制御するものであるから、受信入力レベルが大となっても、受信誤り率が大とならなければ、飽和点の切換えが行われないために、増幅素子の過大入力に対する保護は十分ではない。また、電流源を切換えるものであるから、電流源及びその切換えスイッチを複数用意する必要があり、ハードウェア的にもまたコスト的にも不利であり、更には信頼性の点でも劣ることになる。
本発明の目的は、部品点数の増加をなくしてハードウェア的にもコスト的にも、また信頼性の面においても極めて有効な高電力入力保護回路及びその方法並びにそれを用いた受信装置及びプログラムを提供することである。
本発明による高電力入力保護回路は、受信信号レベルを検出して受信信号に対する利得制御をなすようにしたAGC制御手段を有する無線受信装置における高電力入力保護回路であって、前記AGC制御手段において検出された前記受信信号レベルに基づいて、増幅回路の増幅素子の消費電流を制御する制御手段を含むことを特徴とする。
本発明による高電力入力保護方法は、受信信号レベルを検出して受信信号に対する利得制御をなすようにしたAGC制御手段を有する無線受信装置における高電力入力保護方法であって、前記AGC制御手段において検出された前記受信信号レベルに基づいて、増幅回路の増幅素子の消費電流を制御する制御ステップを含むことを特徴とする。
本発明による受信装置は、上記の高電力入力保護回路を含むことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、受信信号レベルを検出して受信信号に対する利得制御をなすようにしたAGC制御手段を有する無線受信装置における高電力入力保護方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記AGC制御手段において検出された前記受信信号レベルに基づいて、増幅回路の増幅素子の消費電流を制御する処理を含むことを特徴とする。
本発明の作用を述べる。アンテナによる入力レベルを、信号処理部におけるAGC機能を利用して判定し、高電界の電波が入力されたとき、LNAの初段の増幅用トランジスタの消費電流(コレクタ電流)を、電子ボリュームを用いて自動的に上昇制御し、トランジスタの飽和出力レベルを高くする。これにより、簡単にかつ正確にトランジスタの特性劣化及び破損を防止できる。
本発明によれば、アンテナ入力レベルを、受信機が本来有しているAGC機能を用いて判定し、高電力の電波が入力されたときにLNAの初段増幅素子の消費電流を、電子ボリュームを用いて自動制御により上昇させ、その飽和出力レベルを高くするようにしたので、増幅素子の特性劣化や破損の防止が、極めて簡単にかつ正確に行えるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態の受信装置の機能ブロック図である。図1を参照すると、アンテナ1からの受信入力は、不要波の除去をなすフィルタ2を介してLNA(Low Noise Amplifier :低雑音増幅器)3へ入力されて増幅される。この増幅出力は受信処理部4において周波数変換され、かつAGC(Auto Gain Control :自動利得制御)処理される。
ここで、図2を参照すると、図1の受信処理部4の例が示されており、次段の信号処理部5において処理できる低い周波数の信号に変換するために、ミキサ42及び46の2段の周波数変換機能を有している。具体的には、フィルタ41により不要波を除去して、ミキサ42と局部発振器43により、RF信号を第1のIF信号に変換する。次のフィルタ44により不要波を除去して、AGCアンプ45において、信号処理部5へ出力するIF信号が一定レベルになるようレベル制御される。そして、次段のミキサ46と局部発振器47により、第2のIF信号に変換して出力するようになっている。
信号処理部5は、図3にその具体例を示すように、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して復調処理をなす復調部(DEM)51と、不要周波数の抑圧をなすフィルタ52とを有している。
ここで、復調部51の入力レベルを一定にする必要があることから、AGCアンプ45の利得を制御するようになっており、そのために、フィルタ52の出力は、IF信号レベル算出部53へ入力されてIF信号レベルが算出され、AGC制御信号生成部54において、基準となる信号レベルと比較されることにより、AGC制御信号が生成される。このAGC制御信号は、図1に示すD/Aコンバータ6においてアナログ信号に変換されて、受信処理部4内のAGCアンプ45の利得制御用の信号として用いられる。以上が通常のAGC機能である。
更に、本発明では、アンテナ入力レベル算出部55において、IF信号レベル算出部53の算出結果から、アンテナ入力レベルが算出されるようになっている。そして、増幅素子制御信号生成部56において、このIF信号レベル算出結果から、増幅素子を破損させる可能性がある高電界の電波が入力されているかどうかの判断が行われるようになっている。高電界の電波が入力されていると判断されると、そのアンテナ入力レベルに対応した適切な増幅素子のための制御信号が生成され、この制御信号は図1のD/Aコンバータ6へ入力されてアナログ信号に変換されてLNA3へ供給されることになる。
図4はLNA3の一例を示しており、自己バイアス回路を使用したバイポーラトランジスタ(増幅素子)TR1により構成されており、受信信号を低歪みで増幅するものである。このトランジスタTR1のバイアス回路は、電子ボリュームVR1,VR2、コンデンサC1,C2及びコイルL1により構成されている。電子ボリュームVR1はトランジスタTR1のベース電流制御に用いられるバイアス抵抗であり、電子ボリュームVR2はトランジスタTR1のコレクタ電圧、電流の制御に用いられるバイアス抵抗である。コンデンサC1,C2及びコイルL1はノイズ除去用フィルタを構成している。信号処理部5からの制御信号によって、電子ボリュームVR1,VR2の抵抗値が可変されるものである。
以下に、本発明の実施の形態の動作を、図5のフローチャートを参照して説明する。本受信装置に電源が供給されて起動されると(ステップS1)、アンテナ1による受信信号は(ステップS2)、フィルタ2を介してLNA3々供給されて増幅される(ステップS3)。しかる後に、受信処理部4において周波数変換及びIF信号レベルの調整がなされる(ステップS4)。
そして、信号処理部5の復調部51においてIF信号が復調される(ステップS5)。この信号処理部5のIF信号レベル計算部53及びAGC制御信号生成部54において、IF信号レベルを調整するためのデータが生成され(ステップS6,S7)、そのデータに対してデジタル/アナログ変換が行われる(ステップS8)。このアナログ信号がAGC制御信号となり、受信処理部4のAGCアンプ45へ供給されて、信号処理部5への入力電力が一定になるように調整されることになる(ステップS9)。
以上が一般的な周知のAGC機能の説明であり、本発明では、このAGC機能を利用してアンテナ入力レベルを算出して、高電界の電波が入力されているかを判断するものである。そのために、信号処理部5のIF信号レベル計算部53による算出結果を元に、アンテナ入力レベル算出部55においてアンテナ入力レベルが算出される(ステップS10)。
そして、増幅素子制御信号生成部56において、このアンテナ入力レベルとそれに対応する電子ボリュームVR1、VR2の抵抗値が算出される(ステップS11)。その抵抗値制御のデータはD/Aコンバータ6によりアナログ信号へ変換され(ステップS12)、この信号はLNA3へ供給されることにより、図4に示した電子ボリュームVR1,VR2の抵抗値が可変されて、増幅素子であるトランジスタTR1のコレクタ電流(消費電流)が上昇される(ステップS13)。これにより、このトランジスタTR1の特性劣化及び破損が防止されるのである。
ここで、電子ボリュームVR1,VR2の制御方法について説明する。図4において、トランジスタTR1のバイアス回路を構成している電子ボリュームVR1,VR2の抵抗値r1 ,r2 (Ω)と、トランジスタTR1のコレクタ電流(消費電流)Iとの間には、一般的に次式の関係が成立する。
I=α(1/r1 )=β(1/r2 )
I=α(1/r1 )=β(1/r2 )
αとβとはある係数をもっており、トランジスタのVce(コレクタ−エミッタ間電圧),Vcc(コレクタ電圧),Vbe(ベース−エミッタ間電圧)が一定であれば、αとβも一定である。ここで、コレクタ電流I(消費電流)を10倍すると抵抗値r1 とr2 とは、共に10分の1になることが分かる。
よって、電子ボリュームVR1,VR2の抵抗値を同じ比率だけ線形的に小さくすると、それに比例して線形的にコレクタ電流(消費電流)が上昇することが分かる。アンテナ入力レベルが正常運用時の受信レベル、増幅素子が特性劣化及び破損をしない受信レベル、または無入力状態であるならば、電子ボリュームVR1,VR2の抵抗値は最大にして、コレクタ電流(消費電流)を最小にしておく。そして、アンテナ入力レベルが正常運用時より高く、さらに増幅素子の特性劣化及び破損する可能性のある受信レベルが入力されたら、電子ボリュームVR1,VR2の抵抗値を小さくして、コレクタ電流(消費電流)を上昇させようにする。
次に、トランジスタのコレクタ電流(消費電流)を上昇させた場合の特性について、図6を用いて説明する。図6において、横軸をトランジスタの入力電力、縦軸をトランジスタのVbeとする。トランジスタの消費電力はコレクタ電圧とコレクタ電流との積である。トランジスタのコレクタ電流(消費電流)が小さい場合は(図6の特性曲線a)、消費電力も小さく、A点のように、入力電力を高くするとVbeの低下につながる。
Vbeが0V以下になると、トランジスタのバイアス電圧が逆バイアスとなり、ブレークダウン現象によって特性劣化またはトランジスタ破損となる。そこで、コレクタ電流(消費電流)を上昇させると(図6の特性曲線bはコレクタ電流中、特性曲線cはコレクタ電流大)、A点はB点へ移行するために、Vbeが低下しない領域になり、よってトランジスタの特性劣化、または破損が防止可能となる。
なお、図7はトランジスタの入力電力に対するトランジスタのゲインとの関係を示す図であり、曲線dは図6の曲線a(コレクタ電流小)に、曲線eは図6の曲線b(コレクタ電流中)に、曲線fは図6の曲線c(コレクタ電流大)に、それぞれ対応するものである。
このように、周知のAGC機能を利用してアンテナ入力レベルを算出し、高電界が入力された場合には、電子ボリュームを用いてトランジスタのコレクタ電流(消費電流)を上昇させることにより、Vbeの低下を抑えてトランジスタの特性劣化または破損を防止することができる。
本発明の他の実施の形態として、その基本的構成は上記の実施の形態と同様であるが、増幅素子であるトランジスタの電源電圧を一定の状態としておき、コレクタ電流(消費電流)を上昇させても、その増幅素子は流せる消費電力の限界値を有しており、飽和出力レベルはそれ以上高くすることが出来ない。その理由は、発熱によりジャンクション温度が定格値を超えることによる。
そこで、飽和出力レベルの上昇方法についてさらに工夫している。その構成を図8及び図9に示す。図8及び図9において、図1及び図3と同等部分は同一符号により示している。図8及び図9を参照すると、LNA3への電源電圧を電源制御部7から供給する構成としている。そして、信号処理部5のアンテナ入力レベル算出部55で算出したアンテナ入力レベルに基づいて、電源電圧算出部57においてLNA3へ供給すべき適切な電源電圧を算出し、電源制御部7を介してLNA3の電源電圧を上昇させるようにしている。
増幅素子の電源電圧とコレクタ電流(消費電流)とを共に上昇させることにより、消費電力が上昇し、飽和出力レベルを高くすることが可能である。図10において、E点は図6のA点を意味しており、トランジスタのゲインが上昇しない領域になっている。このE点の状態では、トランジスタの特性劣化またはトランジスタ破損となる。そこで、消費電力を上昇させることにより、F点、G点へとなり、飽和出力レベルが高くなることがわかる。なお、図10における曲線g〜iは、コレクタ電流及び電源電圧をそれぞれ小、中、大とした場合を示しているものとする。
本発明の更に他の実施の形態のブロック図を図11及び図12に示す。図11及び図12において、図1,3,8,9と同等部分は同一符号により示している。
増幅素子に印加される電源電圧と増幅素子に流れるコレクタ電流(消費電流)を上昇させると、利得が増加し、高い入力レベルに対してさらに高いレベルを出力してしまう。すると、受信処理部4のフィルタ41、ミキサ46に高いレベルの信号が入力されて破損してしまう(図10のF点、G点)。そこで、LNA3内部にアンプ部31の他に減衰部32を設けている。
そして、信号処理部5の減衰量算出部58において、アンテナ入力レベル算出部55の算出レベルに応じて、受信処理部4への入力レベルが一定以上にならないように、減衰部32の適切な減衰量を算出し、D/Aコンバータ6によりアナログ信号へ変換して減衰部32の減衰量を制御するようにしている。
図13を参照して詳細に説明する。図13(A)は図10と同一であり、図13(A)に示す様に、トランジスタの入力電力(横軸)に対してトランジスタの利得(縦軸)はリニアに増大する。そこで、受信処理部4への入力可能な最大レベルを閾値とし、LNA3がその閾値を超えたときに、図13(B)に示す様に、トランジスタの入力電力(横軸)に対して減衰部32の減衰量(縦軸)を増加させる。すると、図13(C)のように、LNA3の出力レベルは一定となる。
以上の各実施の形態において、信号処理部5のIF信号レベル算出部53、AGC信号生成部54、アンテナ入力レベル算出部55、増幅素子制御信号生成部56、電源電圧算出部57、減衰量算出部58などは、ハードウェアによる構成の他、ソフトウェアであるプログラム及びそれを実行するコンピュータ(CPU)により構成できることは勿論である。また各実施の形態においては、移動通信システムにおける無線基地局装置の受信部に用いて好適であるが、これに限らず、他の無線通信装置の受信部に用いることができることは明らかである。
1 アンテナ
2,41,44,52 フィルタ
3 LNA(低雑音増幅器)
4 受信処理部
5 信号処理部
6 D/Aコンバータ
7 電源電圧制御部
31 アンプ部
32 減衰部
42,46 ミキサ
43,47 局部発振器
51 DEM(復調部)
53 IF信号レベル算出部
54 AGC制御信号生成部
55 アンテナ入力レベル算出部
56 増幅素子制御信号生成部
57 電源電圧算出部
58 減衰量算出部
2,41,44,52 フィルタ
3 LNA(低雑音増幅器)
4 受信処理部
5 信号処理部
6 D/Aコンバータ
7 電源電圧制御部
31 アンプ部
32 減衰部
42,46 ミキサ
43,47 局部発振器
51 DEM(復調部)
53 IF信号レベル算出部
54 AGC制御信号生成部
55 アンテナ入力レベル算出部
56 増幅素子制御信号生成部
57 電源電圧算出部
58 減衰量算出部
Claims (10)
- 受信信号レベルを検出して受信信号に対する利得制御をなすようにしたAGC制御手段を有する無線受信装置における高電力入力保護回路であって、
前記AGC制御手段において検出された前記受信信号レベルに基づいて、増幅回路の増幅素子の消費電流を制御する制御手段を含むことを特徴とする高電力入力保護回路。 - 前記制御手段は、前記増幅素子のバイアス抵抗を電子ボリュームにより可変制御して前記消費電流を制御する手段を有することを特徴とする請求項1記載の高電力入力保護回路。
- 前記制御手段は、前記受信信号レベルに基づいて、前記増幅素子の電源電圧の制御をなす手段を、更に有することを特徴とする請求項1または2記載の高電力入力保護回路。
- 前記制御手段は、前記受信信号レベルに基づいて、前記受信信号に対する減衰量を可変制御する手段を、更に有することを特徴とする請求項3記載の高電力入力保護回路。
- 受信信号レベルを検出して受信信号に対する利得制御をなすようにしたAGC制御手段を有する無線受信装置における高電力入力保護方法であって、
前記AGC制御手段において検出された前記受信信号レベルに基づいて、増幅回路の増幅素子の消費電流を制御する制御ステップを含むことを特徴とする高電力入力保護方法。 - 前記制御ステップは、前記増幅素子のバイアス抵抗を電子ボリュームにより可変制御して前記消費電流を制御するステップを有することを特徴とする請求項5記載の高電力入力保護方法。
- 前記制御ステップは、前記受信信号レベルに基づいて、前記増幅素子の電源電圧の制御をなすステップを、更に有することを特徴とする請求項5または6記載の高電力入力保護方法。
- 前記制御ステップは、前記受信信号レベルに基づいて、前記受信信号に対する減衰量を可変制御するステップを、更に有することを特徴とする請求項7記載の高電力入力保護方法。
- 請求項1〜4いずれか記載の高電力入力保護回路0副婿とを特徴とする受信装置。
- 受信信号レベルを検出して受信信号に対する利得制御をなすようにしたAGC制御手段を有する無線受信装置における高電力入力保護方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記AGC制御手段において検出された前記受信信号レベルに基づいて、増幅回路の増幅素子の消費電流を制御する処理を含むことを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005266181A JP2007081762A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 高電力入力保護回路及びその方法並びにそれを用いた受信装置 |
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Cited By (1)
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WO2019214164A1 (zh) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 思力科(深圳)电子科技有限公司 | 红外线接收芯片电路及红外线接收系统 |
-
2005
- 2005-09-14 JP JP2005266181A patent/JP2007081762A/ja not_active Withdrawn
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