JP2007080718A - 導光板支持機構および画像読み取り装置 - Google Patents

導光板支持機構および画像読み取り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007080718A
JP2007080718A JP2005268131A JP2005268131A JP2007080718A JP 2007080718 A JP2007080718 A JP 2007080718A JP 2005268131 A JP2005268131 A JP 2005268131A JP 2005268131 A JP2005268131 A JP 2005268131A JP 2007080718 A JP2007080718 A JP 2007080718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide plate
light guide
light
housing
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005268131A
Other languages
English (en)
Inventor
So Ishikawa
宗 石川
Toshimitsu Obara
敏光 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005268131A priority Critical patent/JP2007080718A/ja
Publication of JP2007080718A publication Critical patent/JP2007080718A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】省スペース化を図り、導光板の取付作業を簡単にすること。
【解決手段】導光板支持機構は、光源501から出射された光を拡散させるための導光板502を収容する収容部の外周縁部近傍に形成された取付部406を有するハウジング401と、取付部406に対して導光板502の板面に沿った方向にスライド移動されて取り付けられ導光板502を収容部に支持固定する支持部材407と、を備える。支持部材は407、取付部406にスライド嵌合されて取り付けられる本体部710と、当該本体部710から延出し導光板502と当接する当接部701とを備える。ハウジング401に導光板502を収容して支持部材407をスライド移動させて取り付け、導光板502を支持固定することができるため、取付時の作業スペース等を極力少なくすることができ、容易に取付作業をおこなうことができる。
【選択図】 図9

Description

この発明は、光を拡散させる導光板を支持する導光板支持機構および画像読み取り装置に関し、特に省スペース化を図りつつ容易に導光板の取付作業をおこなうことができる導光板支持機構および画像読み取り装置に関する。
原稿カバー内にフィルムスキャンユニットを搭載した画像読み取り装置や液晶パネルを背面から照射する光源を備えた液晶表示装置には、光源から照射された光を所定の領域に導いて拡散照射させるための導光板が設けられている。
従来、これらの装置内において、導光板を位置決め固定し支持する導光板支持機構としては、ハウジング内に光源と導光板とを挿入する方式が知られている。このような方式としては、たとえばハウジングにあらかじめ折り曲げ用として形成されている爪を用いてハウジングに光源を固定し、さらにネジや接着剤等を用いて導光板をハウジングに固定するものがある(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、導光板に特定の突起部を設けるとともに、導光板を設置する部分に特定の孔を設け、導光板に設けた突起部を導光板を設置する部分に設けられた孔に挿入することによって導光板を固定しているものもある(たとえば、下記特許文献2参照。)。さらに、たとえば支持部材を用いて導光板をハウジングに支持固定する方式も知られている。
図10は、従来の支持部材を示した斜視図である。導光板1001の一辺1002近傍において、ハウジング1003から突出した雌螺子部1004に支持部材1005を螺設し、導光板1001を支持部材1005側からハウジング1003側に支持することによって導光板1001を支持固定している。
特開平8−315620号公報 特開2004−184493号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された従来の導光板支持機構では、ハウジングにあらかじめ折り曲げ用の爪を形成することや、導光板に特定の突起部を設ける等の処理を施す必要があるため、製造工程数や取付作業の工数等が多くなり、製造コストが増大してしまうという問題がある。
また、図10に示した従来の導光板支持機構では、支持部材1005を強固にハウジング1003に対して固定して、導光板1001を確実に支持固定するためには、雌螺子部1004をハウジング1003からある程度以上の高さをもたせて形成する必要があるため、ハウジング1003がその高さ方向に大きくなってしまうという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、省スペース化を図ることができるとともに、容易に導光板の取付作業をおこなうことができる導光板支持機構および画像読み取り装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる導光板支持機構は、光源から出射された光を拡散させるための導光板を収容する収容部の外周縁部近傍に形成された取付部を有するハウジングと、前記取付部に対して前記導光板の板面に沿った方向にスライド移動されて取り付けられ前記導光板を前記収容部に支持固定する支持部材と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、支持部材は、ハウジングに形成された取付部に対して、導光板の板面に沿った方向にスライド移動されることによって取り付けられる。このため、収容部の周辺の形状にあわせて支持部材をスライドさせて取り付けることができるとともに、収容部の周辺における支持部材を取り付けるための高さ方向のスペースを不要とし、取付作業等の種々の制約を緩和することができる。これにより、省スペース化を図りつつ導光板の取付作業を容易にすることが可能となる。
また、この発明にかかる導光板支持機構の前記支持部材は、上記に記載の発明において前記取付部にスライド嵌合されて取り付けられる本体部と、当該本体部から延出し前記導光板と当接する当接部とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、支持部材は、本体部が取付部にスライド嵌合されることによって取り付けられるため、従来の螺子止めによって導光板を支持する場合と比較して、取付時の作業スペースや取付スペースを極力少なくすることができる。
また、この発明にかかる導光板支持機構の前記ハウジングの前記取付部は、上記に記載の発明において縦断面が略T字状に形成された突条からなり、前記支持部材の前記本体部は、前記取付部が嵌る形状の空間部からなる嵌合穴を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ハウジングの取付部と支持部材の本体部とを、略T字状の突条が嵌合穴に嵌るように完全嵌合させることができる。これにより、支持部材の取付作業を容易にすることができるとともに、支持部材の取付部への取付状態を保つことが可能となる。
また、この発明にかかる導光板支持機構の前記支持部材は、上記に記載の発明において前記取付部への完全取付時に、前記取付部に形成された係止部と係合し、前記本体部と前記取付部とを係止固定する弾性係止片を備えることを特徴とする。
この発明によれば、支持部材が弾性係止片を備えるため、支持部材の取付部への完全嵌合時に、本体部と取付部とを係止固定することによって本体部の取付部からの外れ等を防止し、導光板のハウジングへの取付状態を安定的に維持することができる。
また、この発明にかかる画像読み取り装置は、光源から出射された光を拡散させるための導光板を収容する収容部の外周縁部近傍に形成された取付部を有するハウジングと、前記取付部に対して前記導光板の板面に沿った方向にスライド移動されて取り付けられ前記導光板をその板厚方向に押さえて前記収容部に支持固定する支持部材と、前記導光板によって拡散された光が照射される部分に設けられた原稿保持部と、前記原稿保持部に載置された原稿からの光を受光し、当該受光した光に基づいて画像情報を生成する受光部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、スライド移動によってハウジングに取り付けられる支持部材により導光板をハウジングに支持固定することができるため、ハウジング内部のスペースの省スペース化を図り、画像読み取り装置全体の筐体の小型化を図ることが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる導光板保持機構および画像読み取り装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。まず、この発明の実施の形態にかかる導光板支持機構および画像読み取り装置を備えた複合機100の全体構成について図1、図2および図3を用いて説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかる複合機の外観を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す複合機の側断面図である。また、図3は、図1に示す複合機に備えられたプリンタケースに収容されるASF(オートシートフィーダ)ユニットおよび印刷機構部の側断面図である。
図1に示すように、複合機100は、上部にスキャナ部110と、下部にプリンタ部120と、正面側に操作パネル150とを備えて構成されている。スキャナ部110は、原稿に記載された図形、テキスト、写真等のデータを読み取り、それぞれのデータに対応する形式の電子データを生成する。図2に示すように、スキャナ部110は、スキャナケース111と、原稿カバー112と、原稿台113と、スキャナキャリッジ114と、キャリッジガイド115とを備えて構成されている。
スキャナケース111は、上部が開口した箱形に形成され、内部に原稿に記載されたデータを読み取るための各部材が格納される。スキャナケース111は、背面側に形成されたヒンジによって開閉可能にプリンタケース121に連結されている。原稿カバー112は、原稿台113に載置された原稿を上方から覆うようにして、原稿台113に対して押さえつける。原稿カバー112には、原稿を押さえつける部分に、原稿台113とほぼ同じ大きさの板状の保護マットが備えられている。原稿カバー112は、背面側に形成されたヒンジによって開閉可能にスキャナケース111に連結されている。
原稿台113は、透明なガラス材等からなる板状部材によって構成されており、スキャナケース111の上部に形成された開口部を閉塞するように固定されている。原稿台113には、ユーザによって、電子データ化するためのデータが記載された原稿が載置される。スキャナキャリッジ114は、画像を読み取るための各部材を内部に格納しており、スキャナケース111の内部に収容されている。スキャナキャリッジ114は、スキャナ部110に設けられたモータによって駆動されるベルトに係合されており、モータの回転に伴って、ベルトを介してキャリッジガイド115に支持されながら副走査方向に往復移動する。
スキャナキャリッジ114の内部には、リニアイメージセンサを実装した走査回路基板と、レンズと、ミラーと、光源とが搭載されている。光源は、蛍光管ランプ等によって構成されており、原稿に対して光を照射する。ミラーおよびレンズは、光源によって照射された光の原稿からの反射光や透過光を光学像としてリニアイメージセンサの受光面に結像させる。
リニアイメージセンサは、フォトダイオード等の受光素子が主走査方向に直線状に並ぶ姿勢で走査回路基板に搭載されている。リニアイメージセンサは、受光面に結像された光学像を光電変換して、受光素子ごとの受光量に応じた電気信号を出力する。キャリッジガイド115は、スキャナケース111に固定された棒状の部材であり、スキャナキャリッジ114を副走査方向に摺動自在に支持する。
プリンタ部120は、複合機100とネットワークを介して接続されたPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された電子データに対応するデータを用紙に印刷する。プリンタ部120は、プリンタケース121と、ASFユニット130と、後述する印刷機構部140とによって構成されている。プリンタケース121は、上部が開口した箱形に形成され、データを用紙に印刷するための各部材が内部に格納されている。
プリンタケース121の上方には、背面側に形成されたヒンジによってスキャナケース111が開閉可能に連結されている。プリンタケース121の上部には、開口部121Aが形成されており、スキャナケース111を上方に開放させることによって、開口部121Aを露出させ、プリンタケース121の内部に格納された各部材をメンテナンスすることができる。
ASFユニット130は、給紙口130Aの近傍に設けられ、給紙ローラ131と、紙支持板132と、給紙板133と、給紙口カバー134とによって構成されている。給紙ローラ131は、給紙口130Aの近傍において給紙方向に回転可能にプリンタケース121に軸支されている。給紙ローラ131は、ASFユニット130に設けられたモータ、または図示しないモータなどによって、給紙板133により押し出された用紙を給紙口130Aからプリンタケース121の内部に引き込み、後述する印刷ヘッド144とプラテン145との間に搬送する。
紙支持板132は、給紙板133の上方に形成された板状の部材であり、紙支持板132の下端に形成されたヒンジによって給紙板133の上端に開閉可能に連結されている。紙支持板132は、図2に示すように、給紙する時には、前面が開放された状態で、給紙板133の前面の傾斜角度と紙支持板132の前面の傾斜角度とが一致する位置に係止される。紙支持板132は、前面に平面が形成されており、この平面によって、第一支持部133Bに下端を支持された用紙束122の背面を支持する。
紙支持板132は、給紙しない時には、紙支持板132の下端に形成されたヒンジを軸にして、複合機100の正面側に向かって折り畳むことができる。このように折り畳まれた紙支持板132は、紙支持板132の上方の前面が、原稿カバー112と当接することによって係止され、これによって、給紙口130Aにつながる空間が閉塞される。給紙板133は、用紙束122を給紙口130Aに供給できる位置に設けられた板状の部材であり、用紙束122を保持する。給紙板133は、側壁部133Aと、第一支持部133Bとを備えて構成されている。
給紙板133は、上端に設けられた揺動軸が側壁部133Aに軸受けされている、板状の部材である。側壁部133Aは、給紙板133の両外側に平行に設けられている平面であり、少なくとも一方に対して用紙束122が寄せられる。これによって、待機位置における用紙束122の幅方向の位置決めを行う。第一支持部133Bは、給紙板133の下方に設けられている平面であり、用紙束122の下端を支持する。これによって、待機位置における用紙束122の長さ方向の位置決めを行う。給紙板133は、モータの回転に伴って揺動し、第一支持部133Bおよび側壁部133Aに支持された用紙束122の下端を給紙口130A側に押し出すことによって、給紙口130Aに用紙を滑り落とす。
図3に示すように、印刷機構部140は、プリンタキャリッジ141、インクカートリッジ142、ガイドロッド143、印刷ヘッド144、プラテン145、排紙ローラ146、スタッカ147等によって構成されている。プリンタキャリッジ141は、内部にインクカートリッジ142を脱着自在に格納する。プリンタキャリッジ141は、印刷機構部140に設けられたモータによって駆動されるベルトに係合されており、モータの回転に伴って、ベルトを介してガイドロッド143に支持されながらガイドロッド143の軸方向に往復移動する。
インクカートリッジ142は、各色のインクが貯蔵された容器であり、プリンタキャリッジ141に脱着自在に格納される。インクカートリッジ142に貯蔵されたインクは、インク通路を通じて、印刷ヘッド144のノズルに供給される。ガイドロッド143は、プリンタケース121に固定された棒状の部材であり、プリンタキャリッジ141を複合機100の横幅方向に摺動自在に支持する。
印刷ヘッド144は、プリンタキャリッジ141の下方に設けられ、インクジェット方式によりインクカートリッジ142から供給されたインクを用紙に定着させる。印刷ヘッド144には、インクを吐出するノズル、インク通路等が備えられている。印刷ヘッド144はプリンタキャリッジ141とともにガイドロッド143の軸方向に往復運動する。なお、本実施の形態においてはインクジェット方式の印刷手段を用いているが、レーザ方式、昇華方式、インパクト方式等を用いてもよい。
プラテン145は、印刷ヘッド144の下方に位置し、上方に平面を有する棒状の部材であり、プリンタケース121に固定されている。プラテン145の上方に形成された平面は、印刷用紙に摺接し、印刷ヘッド144から下方にわずかに離れた位置に印刷用紙を位置決めする。排紙ローラ146は、排紙口140Aの近傍において排紙方向に回転可能に設けられている。排紙ローラ146は、印刷機構部140に設けられたモータ等の駆動により回転することによって、印刷が行われた用紙を引き出し、排紙口140Aからプリンタケース121の外部に排出する。排紙ローラ146によってプリンタケース121の外部に排出された用紙は、プリンタケース121に揺動自在に支持されたスタッカ147の上面に堆積される。
操作パネル150は、プリンタケース121の正面側に設けられており、ユーザによって操作されることによって、複合機100に対する画像読み取り処理、印刷処理等の各種の処理要求を受け付ける。操作パネル150には、液晶パネル151、複数の押しボタン152等が設けられている。液晶パネル151には、設定メニュー、操作メニュー、処理状況等が表示される。ユーザは処理要求に応じた押しボタン152を押すことによって、複合機100に対して処理を要求する。次に、原稿カバー112について詳細に説明する。
図4は、原稿カバーの外蓋を外した状態を示す外観斜視図である。原稿カバー112は、ハウジング401と導光板ユニット402とを備えている。ハウジング401内には、導光板ユニット402を収容するための空間が設けられている。この収容空間は、導光板ユニット402の短手方向の端部を支持するための囲い板403と、導光板ユニット402の長手方向の両端部を支持するための2つの囲い板404とハウジング401の内壁412とによって構成されている。
また、導光板ユニット402の短手方向の端部を支持するための囲い板403には、導光板ユニット402と係合させるためのL字型のフック405が、たとえば4つ設けられている。ハウジング401の内壁412近傍には、たとえば2つの取付部406がハウジング402上に一体的に形成されている。2つの取付部406は、導光板ユニット402の収容空間における囲い板403と対向する側の辺の近傍において、導光板ユニット402を支持部材407によって均等に支持できる位置に配置されている。
導光板ユニット402は、囲い板403と囲い板404とハウジング402の内壁412とによって形成される空間に収容され、支持部材407を取付部406に取り付けることによって、導光板ユニット402の板厚方向に対する動きを支持している。ここで、導光板ユニット402において、囲い板403と接する辺を辺410とし、辺410と対向する辺を辺411とする。次に、導光板ユニット402について説明する。
図5は、導光板ユニットを示す斜視図である。導光板ユニット402は、光源501と、導光板502と、反射板503と、図示しない拡散板と、図示しない保護シートと、を備えている。光源501は、光を発光する部材であり、たとえば円柱形状を有する蛍光灯等を用いる。導光板502は、光源501から発光された光を伝播させ、原稿台113(図2参照、以下同じ)側に向けて照射する部材であり、たとえば板状の樹脂部材等によって形成される。
また、導光板502は、板厚方向に沿った端面部を、光源501の長手方向に沿って、光源501に対向させた状態とされている。光源501から発光された光は、導光板502の端面部から導光板502内に入射し、導光板502中を伝播して、原稿に対向する面から出射される。
反射板503は、光源501および導光板502から外部へ漏れ出た光を導光板502に向けて反射する部材であり、光源501および導光板502を、原稿台113とは反対側から覆うように設けられている。反射板503は、導光板502において原稿に対向する面を開放するような形状を有しており、これにより、導光板502に入射した光を原稿台113側の面から出射することができる。反射板503は、たとえば、光反射性を有する樹脂等によって形成されている。
また、図示しない拡散板は、導光板502から出射された光を拡散して、原稿台113側の面から出射する部材であり、たとえば、光拡散性の高い樹脂材料等によって形成されている。拡散板は、導光板502において原稿台113側の面に設けられており、これにより、導光板502から出射された光を拡散板の面内全域に亘って拡散し、均一化した光を原稿台113に向けて出射することができる。
次に、上述した導光板ユニット支持機構の詳細な説明をする。図4に戻り、導光板ユニット402は、原稿カバー112の平面と平行な方向への動きが、ハウジング401に形成された囲い板403、囲い板404、およびハウジング402の内壁412によって抑止されている。また、原稿カバー112の平面と垂直な方向への導光板ユニット402の動きは、囲い板403に形成された4つのフック405と、取付部406に係合する支持部材407とによって、抑止されている。次に、ハウジング401に設けられた取付部406の説明をする。
図6は、取付部を拡大して示す斜視図である。取付部406は、ハウジング402上に形成された矩形の板状の基部601と、基部601上の概ね片側半分に形成されたT字状の係合部602と、基部601上の係合部602と対向する先端近傍に形成された止め部603と、を備えている。
係合部602は、次の2つの部分から形成されている。1つは、基部601の上面から垂直方向に、かつ基部601の長手方向と平行な方向に板状に延びて形成された軸部604であり、基部601の中央部近傍に形成されている。もう1つは、軸部604の基部601と反対側の端部からそれぞれ基部601の長手方向の辺に向かって、基部601の上面と平行に延びる板状のアーム部605である。ここで、軸部604の基部601の短手方向と平行な幅の大きさをMとし、板状のアーム部605の板厚方向の高さをLとし、また、基部601上における、係合部602の止め部603側先端と止め部603の係合部602側先端との距離をNとする。
止め部603は、基部601における係合部602と反対側の先端近傍に基部601の上面から垂直方向に、かつ基部601の短手方向と平行に板状に延びた形状である。この板状の止め部603の長手方向の長さは、基部601の短手方向の長さと概ね同じ大きさであればよい。また、支持部材407(図4参照)を止め部603に係合させるときの取付を円滑に行うために、止め部603の長手方向両端から基部601における係合部602と反対側の先端方向に所定の傾きを有したテーパ部606が形成されている。このテーパ部606は、止め部603の強度を増す効果も有する。次に、取付部406に係合する支持部材407の説明をする。
図7は、支持部材の正面側を拡大して示す斜視図である。また、図8は、支持部材の背面側を拡大して示す斜視図である。支持部材407は、図7に示すように外観がL字型であり、係合部602にスライド嵌合される本体部710と、導光板ユニット402を支持するための当接部701と、弾性部材によって形成された弾性係止片702と、によって構成されている。
次に、図8を用いて、支持部材407の背面の構造を説明する。当接部701は、本体部710の一端部から延出する矩形の板状の部材である。当接部701の背面片側には、上述した取付部406の係合部602が挿入される形状の空間部からなる嵌合部703が設けられている。嵌合部703は、当接部701の背面から垂直下方に延びる3つの板状部材によって側面が形成され、1面が開口されるとともに、隣接する側面同士をそれぞれ連結する下面によって形成されている。
側面704は、当接部701の背面の長手方向先端から垂直下方に、かつ当接部704の短手方向と平行に板状に延びた形状である。また、側面705は、当接部701の背面の長手方向中央に当接部704の短手方向と平行に板状に延びた形状である。側面706は、側面704と側面705との同一方向の長手方向端部を結ぶように形成され、側面704と側面705と同様に当接部701の背面から垂直下方に延びた形状である。
それぞれの側面の短手方向の長さHは、すべて同様であり、取付部406に形成されている板状のアーム部605の板厚方向の高さL(図6参照)に対して少し大きく構成されている。また、箱形の嵌合部703の上面は、当接部701の背面によって形成されている。さらに、箱形の嵌合部703の下面707は、取付部406の係合部602に形成された軸部604の幅M(図6参照)の大きさと同様の幅でかつ、当接部701の短手方向と平行に中央部分が切り取られた形状で構成されている。
箱形の嵌合部703の側面706からは、当接部701の短手方向と平行に板状に延出する弾性を備える弾性係止片702が形成されている。弾性係止片702の断面形状は矩形であり、短手方向の一辺が嵌合部703の側面706と接合されて形成されている。弾性係止片702の長手方向の辺の長さは、図6に示す係合部602と止め部603との距離の長さNと概ね同様であるが、長さNよりも少し小さく形成されている。
弾性係止片702の嵌合部703と接合していない側の先端近傍には、弾性部702の短手方向と平行に突条によって構成された突部708が形成されている。弾性係止片702に形成された突部708の弾性係止片702先端側の面の形状は任意であり、ここでは、弾性係止片702の背面に対して下方垂直に平面となる形状とする。弾性係止片702に形成された突部708の嵌合部703側の面の形状は、突部708の先端部から嵌合部703方向に所定の傾きを有したテーパ状の斜面709が形成されている。なお、弾性係止片702に形成されている突部708の形状は、上述した突条の他に、たとえば突起によって形成されていてもよい。また、止め部603と弾性係止片702とによる係止固定は、たとえば凸部と凹部によって実現されたり、穴部と突起とによって実現されたりしてもよい。
つぎに、導光板ユニット402の取付動作および支持機構について説明する。はじめに、図4に示すように、導光板ユニット402をハウジング401に設けられた収容空間に嵌めて収容する。このとき、導光板ユニット402の辺410をフック405に係合させて収容する。次に、支持部材407を取付部406にスライド移動させることにより取り付けることによって導光板ユニット402の辺411側を支持する。なお、ここでは導光板ユニット402の支持機構について説明するが、導光板ユニット402内の導光板502(図5参照)についても同様に本発明の実施の形態にかかる支持機構を用いることができる。
図9は、導光板ユニットを完全固定した様子を示す拡大斜視図である。図9に示すように、図中矢印Aの方向に支持部材407を導光板ユニット402の辺411に平行な方向からスライド移動させて、本体部710を取付部406に取り付ける。このとき、支持部材407の当接部701を導光板ユニット402に接するようにスライドさせ、取付部406の係合部602を支持部材407の本体部710に設けられた嵌合部703に係合させる。
支持部材407の弾性係止片702の突部708が取付部406の止め部603を乗り越えて係合部602側にスライドしたところで取付作業は、終了である。なお、突部708が止め部603上をスライドするとき、突部708に形成された斜面709が止め部603に形成されたテーパ部606に接触しながらスライドすることとなるため、円滑にスライド動作を行うことができる。
取付終了後は、図中矢印Bの方向への支持部材407の動きは、支持部材407の突部708が取付部406の止め部603に係止することによって、制限されている。また、支持部材407を取付部406から取り外す場合は、弾性部702の先端を導光板ユニット402が載置されている平面に対して垂直上方に上げて、支持部材407を図中矢印Bの方向へスライドさせる。なお、弾性部702を垂直上方に上げるときの利便性を考慮して、弾性部702の上面先端部につまみ部901を形成してもよい。
ところで、取付部406のT字状である係合部602や本体部710の嵌合部703が、たとえば熱可塑性樹脂等によって形成され、両者の外形寸法がほぼぴったりと一致するような場合、支持部材407の嵌合部703をT字状である係合部602に圧入して取り付けるようにすることもできる。このとき、支持部材407は、取付部406に完全に取り付けられた状態となるため、上述した止め部603や弾性係止片702を不要とすることができる。これにより、支持部材407を嵌合部703を有する本体部710と当接部701とによってのみ構成し、取付部406を係合部602によってのみ構成することができ、より簡易な構造で支持機構を実現することができる。
以上説明した本発明の実施の形態にかかる導光板ユニット支持機構によれば、導光板ユニット402が装着された平面に平行な方向から支持部材407をスライドさせて取付部406に取り付けることによって、導光板ユニット402を安定的にハウジング401に支持固定することができる。このため、ハウジング401に設けられた収容空間の周辺の形状にあわせて支持部材407をスライドさせて取り付けることができるとともに、収容空間の周辺における支持部材407を取り付けるための高さ方向のスペースが不要となり、取付作業等の種々の制約を緩和できる。これにより、ハウジング401内のスペースの省スペース化を図ることができる。
また、簡略な作業で導光板ユニット402をハウジング401に固定できるため、導光板ユニット402をハウジング402に固定するためのハウジング402や導光板502に煩雑な処理を施す作業が不要となり、作業工程を少なくすることができる。さらに、導光板ユニット402をハウジング401に固定するための部品点数を削減することもできる。これら、作業工程の削減や部品点数の削減によって、製造コストの削減を実現できる。
また、螺子止め等によって支持部材407を取付部406に固定する場合に比べ、雌螺子部をハウジング401に設ける必要がないため、ハウジング401が設けられた平面に対して垂直上方への体格の増大を防ぐことができる。
この発明の実施の形態にかかる複合機の外観を示す斜視図。 図1に示す複合機の側断面図。 ASFユニットおよび印刷機構部の側断面図。 原稿カバーの外蓋を外した状態を示す外観斜視図。 導光板ユニットを示す斜視図。 取付部を拡大して示す斜視図。 支持部材の正面側を拡大して示す斜視図。 支持部材の背面側を拡大して示す斜視図。 導光板ユニットを完全固定した様子を示す拡大斜視図。 従来の支持部材を示した斜視図。
符号の説明
112 原稿カバー、401 ハウジング、402 導光板ユニット、406 取付部、407 支持部材、602 係合部、701 当接部、702 弾性係止片、703 嵌合部

Claims (5)

  1. 光源から出射された光を拡散させるための導光板を収容する収容部の外周縁部近傍に形成された取付部を有するハウジングと、
    前記取付部に対して前記導光板の板面に沿った方向にスライド移動されて取り付けられ前記導光板をその板厚方向に押さえて前記収容部に支持固定する支持部材と、
    を備えることを特徴とする導光板支持機構。
  2. 前記支持部材は、
    前記取付部にスライド嵌合されて取り付けられる本体部と、当該本体部から延出し前記導光板と当接する当接部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の導光板支持機構。
  3. 前記ハウジングの前記取付部は、縦断面が略T字状に形成された突条からなり、
    前記支持部材の前記本体部は、前記取付部が嵌る形状の空間部からなる嵌合穴を備えることを特徴とする請求項2に記載の導光板支持機構。
  4. 前記支持部材は、
    前記取付部への完全取付時に、前記取付部に形成された係止部と係合し、前記本体部と前記取付部とを係止固定する弾性係止片を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の導光板支持機構。
  5. 光源から出射された光を拡散させるための導光板を収容する収容部の外周縁部近傍に形成された取付部を有するハウジングと、
    前記取付部に対して前記導光板の板面に沿った方向にスライド移動されて取り付けられ前記導光板をその板厚方向に押さえて前記収容部に支持固定する支持部材と、
    前記導光板によって拡散された光が照射される部分に設けられた原稿保持部と、
    前記原稿保持部に載置された原稿からの光を受光し、当該受光した光に基づいて画像情報を生成する受光部と、
    を備えることを特徴とする画像読み取り装置。
JP2005268131A 2005-09-15 2005-09-15 導光板支持機構および画像読み取り装置 Withdrawn JP2007080718A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005268131A JP2007080718A (ja) 2005-09-15 2005-09-15 導光板支持機構および画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005268131A JP2007080718A (ja) 2005-09-15 2005-09-15 導光板支持機構および画像読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007080718A true JP2007080718A (ja) 2007-03-29

Family

ID=37940785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005268131A Withdrawn JP2007080718A (ja) 2005-09-15 2005-09-15 導光板支持機構および画像読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007080718A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4438713B2 (ja) 画像読取装置
JP2007331337A (ja) 開閉型物品
JP4857863B2 (ja) プリンタ
JP2011149995A (ja) 原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置
US8995030B2 (en) Image forming apparatus
US8246035B2 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus
JP2007336451A (ja) 開閉型物品
JP4687353B2 (ja) 落下物捕捉装置
JP2007088681A (ja) 連結機構および画像読取装置
JP2007078104A (ja) クランプおよびこれを用いたミラー保持機構ならびに画像読み取り装置
JP3918690B2 (ja) 画像入出力装置
JP2007080718A (ja) 導光板支持機構および画像読み取り装置
JP2007079375A (ja) 移動体固定装置およびスキャナキャリッジ固定装置
JP2005335334A (ja) 画像形成装置
JP4941587B2 (ja) 仕切部材を備えた画像形成装置
JP2007013271A (ja) 画像読取装置
JP2007273663A (ja) 電子機器
JP4947207B2 (ja) 仕切部材を備えた画像形成装置
JP2007336373A (ja) 電子機器
JP2007036620A (ja) 画像読取装置及び多機能装置
JP4254443B2 (ja) 画像形成装置
JP2007079209A (ja) 光源装置および画像読取装置
JP2005057628A (ja) 画像入出力装置
JP4947208B2 (ja) 仕切部材を備えた画像形成装置
JP5088710B2 (ja) 仕切部材を備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070405

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081202