JP2007079175A - 光モジュール及びそれを備えた光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】フェルール取付用の端部取付穴の軸芯に交差するような力がフェルールに作用しても、光ファイバと光電変換素子パッケージとの間の光学的な結合効率が変動しないようにする。
【解決手段】ホルダ2の端部取付穴6にフェルール3を嵌合し、ホルダ2の筒状部21内に光電変換素子パッケージ5を係合し、ホルダ2の端部取付穴6と筒状部21との間にはレンズ30を配置し、フェルール3と光電変換素子パッケージ6とをレンズ30を介して光学的に結合する光モジュール1であって、端部取付穴6は、開口部側から穴底側に向かって順に、テーパ穴形状の嵌合案内部10と、第1穴部11と、この第1穴部11よりも小径に形成されてフェルール3の先端部側に嵌合する第2穴部13と、を備え、光学的結合効率の悪化を招くような力がフェルール3に作用した場合でも、安定した光通信を可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、光通信用の光モジュール及びこの光モジュールを備えた光コネクタに関するものである。
光通信用の光モジュールは、光電変換素子パッケージ(例えば、半導体レーザ等の半導体発光素子又はフォトダイオード等の半導体受光素子を収容したパッケージ)と、光伝送路としての光ファイバの端部として配置されるフェルールと、レンズと、これらを収容するホルダと、を備えている。
そして、このような光モジュールは、光電変換素子パッケージ内の光電変換素子(半導体発光素子又は半導体受光素子)と光ファイバとがレンズを介して光学的に結合させられるように構成されたものである。
このような光モジュールは、光ファイバと光電変換素子パッケージとの光学的な結合効率を高めるために、フェルールとレンズ及びこのレンズと光電変換素子パッケージとをホルダ内に高精度に配置する必要がある。
例えば、図10に示すような光モジュール100は、レンズ101の取付誤差を無くすために、ホルダ102とレンズ101とを樹脂で一体に射出成形すると共に、フェルール103を嵌合するスリーブ104と光電変換素子パッケージ105を収容する光電変換素子パッケージ取付穴106を高精度に形成するようになっている。その結果、このような光モジュール100は、レンズ101に対してフェルール103及び光電変換素子パッケージ105が高精度に位置決めされた状態でホルダ102内に保持され、所望の光学的結合効率で光通信ができるようになっている。このような光モジュールに関連する従来技術としては、例えば特許文献1(図3,4,5等を参照)が挙げられる。尚、このような光モジュール100は、使用目的に応じ、ハウジング内に1個乃至複数個収容されて光コネクタを構成する。
特開2001−194558号公報。
しかしながら、特許文献1の光モジュール100は、図11(a),(b)に示すように、スリーブ104の軸線CLに交差するような力Fが作用する状態になった場合、フェルール103の軸芯107がスリーブ104の軸線CLに対して角度θだけ傾き、フェルール103と光電変換素子パッケージ105の光学的な結合効率が変動するという問題を有していた。
そこで、本発明は、光伝送路の端部に光学的な結合効率の変動を招くような力が作用しても、光伝送路と光電変換素子パッケージとの間の光学的な結合効率の変動を抑え、安定した光通信を行うことができる光モジュール及びこれを備えた光コネクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ホルダの軸線方向一端側の端部取付穴に光伝送路の端部を嵌合し、前記ホルダの軸線方向他端側の筒状部内に光電変換素子パッケージを係合し、前記ホルダの前記端部取付穴と前記筒状部との間には前記光電変換素子パッケージ側に突出するレンズを配置し、前記光伝送路と前記光電変換素子パッケージとを前記レンズを介して光学的に結合する光モジュールに関するものである。この光モジュールにおいて、前記端部取付穴は、開口部側から穴底側に向かって順に、穴径を穴底に向かって漸減するテーパ穴形状を有する嵌合案内部と、この嵌合案内部よりも穴底側に位置する第1穴部と、この第1穴部よりも小径で且つ穴底側に位置して前記光伝送路の端部の先端部側に嵌合する第2穴部と、を備えている。そして、この発明に係る光モジュールは、前記光伝送路の端部に前記端部取付穴の軸線方向と交差する方向に所定の力が作用したときの前記光伝送路と前記光電変換素子パッケージとの間の光の結合効率と、前記力が作用しないときの結合効率とを略同一としたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、端部取付穴の最深部に位置する第2穴部の穴深さ方向の寸法を短くすることができるため、第2穴部の穴精度を高精度化することが可能となり、第2穴部と光伝送路の端部の先端部側との嵌合隙間を小さくすることができる。その結果、請求項1の発明によれば、光伝送路を端部取付穴の軸線方向と交差する方向に所定の力が作用しても、光伝送路の端部取付穴に対する倒れを極めて小さくすることができ、光伝送路と光電変換素子パッケージの光学的な結合効率の低下を抑えることが可能になるため、効率的な光通信が可能になる。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る光モジュールにおいて、前記光伝送路の端部の前記先端部側と前記第2穴部との嵌合隙間を0〜0.5μmとし、前記光伝送路の端部と前記第1穴部との嵌合隙間を1.5〜2.0μmとするようになっている。また、本発明の光モジュールは、前記光伝送路の端部の前記先端部の直径がDで、前記第2穴部の穴深さ方向に沿った寸法がL2である場合に、(L2/D)=0.8〜1.6とし、前記第1穴部の穴深さ方向に沿った寸法がL1である場合に、(L1/L2)=1.02〜3.04とするようになっている。
請求項2の発明によれば、光伝送路と第1穴部及び光伝送路の端部の先端側と第2穴部の嵌合隙間と、第1穴部の穴深さ方向の寸法と、第2穴部の穴深さ方向の寸法を所定数値範囲にすることにより、光伝送路を端部取付穴の軸線方向と交差する方向に所定の力が光伝送路又はホルダに作用したとしても、光伝送路と光電変換素子パッケージの光学的な結合効率の低下を抑え、所望の結合効率による光通信を可能にする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明に係る光モジュールにおいて、前記筒状部の内周面の開口端には凹部を周方向に沿って等間隔で複数形成し、前記筒状部の前記内周面と前記光電変換素子パッケージとの隙間に接着剤を充填し、前記筒状部と前記光電変換素子パッケージとを接着固定するようになっている。
請求項3の発明によれば、光電変換素子パッケージと筒状部の内周面との隙間に介在する余分な接着剤が凹部内に収容されると共に接着剤の厚さが周方向に一定となり、光伝送路と光電変換素子パッケージの軸芯位置のズレを抑えることができるため、光伝送路と光電変換素子パッケージの光学的な結合効率を向上させることができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明に係る光モジュールにおいて、前記筒状部の内部空間と前記筒状部の外部空間とを前記筒状部の径方向に連通し、前記筒状部の内部に生じるガスを前記筒状部の外部空間に案内する貫通孔と、この貫通孔を塞ぐ封止部材と、を備えたことを特徴としている。
請求項4の発明によれば、光電変換素子パッケージを筒状部内に接着固定する際に、接着剤の硬化時に発生するガスを貫通孔からホルダの外部に放出することができるため、レンズと光電変換素子パッケージとの間の空間(筒状部内の空間)内における光の屈折率が接着剤から発生するガスで変化することがなく、光伝送路と光電変換素子パッケージとの間の光通信を所望の結合効率で行うことができる。
請求項5の発明は、前記請求項1〜4のいずれかの発明に係る光モジュールと、この光モジュールを収容保持するハウジングと、を備えたことを特徴とする光コネクタに関するものである。
請求項5の発明の光コネクタによれば、光学的結合効率の高い光モジュールを使用することにより、効率的な光通信が可能になる。
本発明によれば、光伝送路の端部に光学的な結合効率の変動を招くような力が作用しても、光伝送路と光電変換素子パッケージとの間の光学的な結合効率の変動を抑え、安定した光通信を行うことができる光モジュール及びこれを備えた光コネクタを提供することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づき詳述する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図6は、本発明の実施形態に係る光モジュール1を説明するための図である。このうち、図1は、光モジュール1を構成するホルダ2の縦断面図であり、図6のC−C線に沿って切断して示す断面図である。また、図2は、ホルダ2にフェルール3を装着した状態を示す縦断面図である。また、図3は、ホルダ2に光電変換素子パッケージ5を取り付けた状態を模式的に示す縦断面図である。また、図4は、図1に示すホルダ2の一部を拡大して示す断面図であり、ホルダ2の端部取付穴6を拡大して示す断面図である。また、図5は、図1のA方向から見たホルダ2の一端側側面図である。また、図6は、図1のB方向から見たホルダ2の他端側側面図である。
これらの図に示すホルダ2は、光透過性の樹脂材料(例えば、PEI,PC,PMMA等)を射出成形することにより形成されている。そして、このホルダ2の軸線CLに沿った方向の一端側には、フェルール3を着脱可能に係合する端部取付穴6が形成されている(図1,図4及び図5参照)。この端部取付穴6は、ホルダ2の軸線CLに沿った方向の一端側(図1の左端側)に開口しており、その内部にフェルール3が収容保持されるようになっている(図2及び図3参照)。
端部取付穴6は、図4に詳細を示すように、開口部7側から穴底8側に向かって順に、嵌合案内部10と、第1穴部11と、接続テーパ部12と、第2穴部13とが形成されており、第1穴部11と第2穴部13が接続テーパ部12により滑らかに接続されている。そして、端部取付穴6の穴底8には、逃がし穴15が形成されている。この端部取付穴6のうちの嵌合案内部10は、ホルダ2の左端面(図1及び図4の左端面)16から穴底8に向かって穴径を漸減するテーパ穴であり、フェルール3の移動を滑らかに案内することができるように形成されている。また、第1穴部11は、嵌合案内部10の穴底側端部(図1及び図4の右側端部)17から穴底8側に向かって延びており、同一内径の円筒状の穴部であり、フェルール3の外周面との隙間が1.5〜2.0μmとなるような内径寸法に形成され、フェルール3の移動を円滑に案内できるようになっている。また、接続テーパ部12は、第1穴部11の底側端部(図1及び図4の右側端部)18と第2穴部13の開口部側端部(図1及び図4の左側端部)20とを滑らかに接続するテーパ状穴部である。また、第2穴部13は、フェルール3の外周面との隙間が0〜0.5μmとなるような内径寸法に形成されており、フェルール3を端部取付穴6の軸芯(ホルダ2の軸線CL)に対して高精度に保持することができる。例えば、フェルール3と端部取付穴6との間の隙間は、光モジュール1の形状(肉厚差等)により射出成形の際の樹脂の収縮率が異なるため、光モジュール1の形状と収縮率を考慮して隙間を設定することができる。
逃がし穴15は、端部取付穴6の第2穴部13よりも小径の穴であり、フェルール3の先端の光ファイバがホルダ2に接触するのを防止し、フェルール3,光ファイバ及びホルダ2のいずれかが傷付くのを防止するようになっている。
端部取付穴6のうち、第2穴部13の穴深さ(軸線CLに沿った方向の穴深さ)L2とフェルール3の外径寸法Dとの比率は、(L2/D)=0.8〜1.6の範囲に決定される。これは、(L2/D)=0.8以下ではフェルール3の保持力が弱くなり、(L2/D)=1.6以上では第2穴部13の穴精度(円筒形状の精度)を高精度化し難くなるからである。
第2穴部13と第1穴部11の穴深さ方向(軸線CLに沿った方向)の寸法比は、第1穴部11の穴深さをL1とすると、(L1/L2)=1.02〜3.04に決定される。このような寸法にすれば、第2穴部13の形成位置が深くなりすぎず、第2穴部13内にフェルール3を挿入する作業性が悪化しないからである。
嵌合案内部10の斜面と端部取付穴6の軸線CLとのなす角θ1は、20°〜45°の範囲に形成されるとよい。また、接続テーパ部12の斜面と端部取付穴6の軸線CLとのなす角θ2は、5°〜30°の範囲に形成されるとよい(図4参照)。
ホルダ2の軸線CLに沿った方向の他端側(図1の右端側)には、光電変換素子パッケージ(光電変換素子としての半導体発光素子又は半導体受光素子を収容したパッケージ)5を収容保持する筒状部21が形成されている(図3,図6参照)。この筒状部21は、ホルダ2の右端面22から軸線CL方向に沿って(ホルダ2の左端面16側に向かって)形成された有底の光電変換素子パッケージ取付穴23が形成されている。この光電変換素子パッケージ取付穴23は、図1のB方向から見た形状が図6に示される形状となる。そして、この光電変換素子パッケージ取付穴23の内周面には、その右端面22側に凹部26が軸線CLに沿って右端面22からの比率として(a/b)=0.25〜0.5範囲に形成されている。この凹部26は、光電変換素子パッケージ取付穴23の内周面の周方向に等間隔で4箇所形成されている。この凹部26により光モジュール1と光電変換素子パッケージ5との間の固定を良好に行うことができる。光電変換素子パッケージ取付穴23の内周面の右端面22側に形成された凹部26は、光電変換素子パッケージ5を接着する際の接着部として機能させることができる。また、凹部26は、光電変換素子パッケージ5を紫外線硬化接着剤にて仮止めする部分として用い、熱硬化接着剤で光電変換素子パッケージ5を接着固定させてもよい。
筒状部21には、図1及び図6に示すように、光電変換素子パッケージ取付穴23の内部空間40と外部空間41とを連通する貫通孔27が2個形成されている。凹部26と貫通孔27の軸線CL方向の位置関係は、右端面22側に形成される凹部26に対し、貫通孔27は光電変換素子パッケージ5のキャップ31の頂部よりも穴底25側に形成されるとよい。また、貫通孔27と凹部26との光電変換素子パッケージ取付穴23の周方向の位置関係は、凹部26の間に対抗するように貫通孔27を形成するとよい。この貫通孔27は、軸線CLに対して放射状に複数個形成することができる。
尚、貫通孔27は、光電変換素子パッケージ5を光電変換素子パッケージ取付穴23内に接着する接着剤が固まり、接着剤から発生するガスの排出が完了した後、封止部材(例えば、接着剤,ゴム等の樹脂で形成された栓又は蓋)29で封止することができる(図3(b)参照)。この貫通孔27は、筒状部21内にガスが充満することを防ぐように使用してもよい。
ホルダ2は、筒状部21と端部取付穴6との間に位置する仕切壁28に、筒状部21に収容された光電変換素子パッケージ5に向かって突出する非球面レンズ30が一体的に形成されている。この非球面レンズ30は、その光軸がホルダ2の軸線CL(端部取付穴6の中心及び光電変換素子パッケージ取付穴23の中心)に合致するように形成されており、次式(数1)に表される形状になっている。
Figure 2007079175

光電変換素子パッケージ5は、略円筒状のキャップ31の内部に収容した図示しない半導体発光素子(例えば、半導体レーザ等)から光を発光するか、又は図示しない半導体受光素子(フォトダイオード等)で光を受光するようになっている。そして、この光電変換素子パッケージ5のリード32が突出するキャップ端面33側には、キャップ31の外周に突出する略円環状の鍔部35が一体形成されている。この光電変換素子パッケージ5は、予め接着剤が塗布された光電変換素子パッケージ取付穴23に嵌合された状態において、光電変換素子パッケージ取付穴23に対して図示しない調芯機によって光ファイバと光電変換素子パッケージ5の位置決めが行われる。
したがって、本実施形態によれば、光電変換素子パッケージ5の軸線CLと光電変換素子パッケージ取付穴23の軸芯とのずれを防止でき、光電変換素子パッケージ5をホルダ2に高精度で保持することができるため、フェルール3と光電変換素子パッケージ5の軸芯位置のズレが抑えられ、光学的結合効率の変動を抑えることができる。
この光電変換素子パッケージ5を筒状部21に接着固定する作業において、接着剤が硬化する過程でガスが発生することになるが、そのガスは筒状部21に形成した貫通孔27を通過して筒状部21の内部空間40から外部空間41へ放出される(図3(a)参照)。その結果、接着剤から発生したガスが非球面レンズ30と光電変換素子パッケージ5との間の内部空間40に充満するようなことがなく、内部空間40内のガス(接着剤から発生するガス)に起因する光の屈折率の変化を防止することができ、フェルール3と光電変換素子パッケージ5間の光学的な結合効率を損なうことがない。また、発生したガスによる接着剤の硬化不良を防ぐこともできる。
そして、接着剤が完全に硬化し、光電変換素子パッケージ5と筒状部21の接着作業が終了すると、筒状部21の貫通孔27が接着剤,ゴム栓又は蓋等の封止部材29によって塞がれ、ホルダ2の外部空間41に浮遊する塵等が筒状部21の内部空間40内に進入するのを防止することができ、空気中の水分により光電変換素子パッケージ5が腐食することを防ぐこともできる(図3(b)参照)。尚、キャップ31は、プラスチック製のホルダ2と異なり、プラスチックよりも熱変形量が小さな金属で形成されている。
図7は、フェルール3が端部取付穴6に取り付けられた状態で、フェルール3に外力Fが用した場合と、外力Fが作用しない場合との光学的結合効率を、本発明品と比較例とで比較して示す図である。この図7において、荷重回転有りの場合に作用させる力の大きさは2.5N(約0.25kg)であり(光ファイバコネクタ試験(JIS C 5961)にあるようなフェルール引抜力試験[1.0〜2.5N]を参考とした)、力を作用させる方向はフェルールの軸芯と直交する方向とした。
以上のように構成された光モジュール1は、図7に示すように、端部取付穴6の軸線CLと交差する方向の力がフェルール3に作用したとしても(図7の本発明品における荷重回転有りの場合でも)、フェルール3の軸芯と第2穴部13の軸線CLの傾きθ、すなわちフェルール3の軸線CLに対する倒れが極めて小さくなり、端部取付穴6の軸線CLと交差する方向の力がフェルール3に作用しない状態(図7の本発明品の荷重回転無しの場合)とほとんど変わりがない光学的結合効率となる。これに対し、図8に示すように、端部取付穴6の内径寸法が本実施形態の光モジュール1の第1穴部11の内径寸法と同一(端部取付穴6の内周面とフェルール3の外周面との隙間が1.5〜2.0μm)に形成された光モジュール1は、荷重回転無しの場合に本発明品とほぼ同様の光学的結合効率になるが、荷重回転有りの場合には力によりフェルール3に紙面に垂直な方向の中心軸を持った回転運動が起こり、フェルール3の軸芯と第2穴部13の軸線CLの傾きθが大きくなり、本発明品の光学的結合効率よりも大きく低下する。このように、本発明品は、端部取付穴6の軸線CLと交差する方向の最大2.5Nの力がフェルール3に作用したとしても、ほぼ一定の光学的結合効率で光を伝達することができる。
以上のように、本実施形態に係る光モジュール1は、フェルール3を端部取付穴6の軸線CLと交差する方向に所定の力が作用しても、光ファイバと光電変換素子パッケージ5との間の光学的な結合効率の変動を抑えることができ、効率的な光の伝達が可能になる。
また、本実施形態の光モジュール1によれば、図10に示される光モジュール100では光学的結合効率の悪化を招くような力がフェルール3に作用した場合でも、レンズ30による光スポット位置とフェルール3の光ファイバのコア位置との間の位置ズレや、フェルール3の傾きを最小限に抑えることができる。更には、端部取付穴6の第1穴部11より第2穴部13の寸法精度を高精度に一体成形することで、端部取付穴6の全体の寸法精度を高めたものよりも生産効率を向上させることができる。
また、本実施形態の光モジュール1によれば、非球面レンズ30をホルダ2と一体に形成したため、非球面レンズ30の光軸とホルダ2の軸線CLとの位置合わせが不要になり、光モジュール1の組立作業が容易化し、光モジュール1の生産性が向上する。
また、本実施形態によれば、部品点数を削減することができ、且つ、上述のように生産性が向上するため、光モジュール1の製品価格を低廉化することができる。
また、本実施の形態によれば、非球面レンズ30がホルダ2と一体に形成されるため、非球面レンズ30と光電変換素子パッケージ5との間に埃が侵入する虞がなく、光通信を確実に行うことができる。しかし、ホルダに別体のレンズを接着固定するような態様を採用すれば、接着ムラが生じているような部分の隙間からレンズと光電変換素子パッケージとの間に埃が侵入する虞がある。
尚、図3に示す光モジュール1は、例えば、図9に示すように、発光用の光モジュール1又は受光用の光モジュール1として、ハウジング36内に収容され、リード32がハウジング36内の図示しない電気基板に半田付けされて、光コネクタ37を構成する。
(第2の実施の形態)
本実施形態は、前述の第1の実施の形態における光モジュール1の光電変換素子パッケージ取付穴23の変形例を説明する。尚、本実施形態において、第1の実施の形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、第1の実施の形態と重複する説明を省略する。
本実施形態における光電変換素子パッケージ取付穴23は、凹部26を形成することなく、貫通孔27を形成する構成とし、光モジュール1の他の構成は第1の実施の形態と同様とする。例えば、光電変換素子パッケージ取付穴23の右端面22の内周の開口端形状は、凹部26を有しない形状とする。すなわち、筒状部21内に隙間をもって光電変換素子パッケージ5を収容保持する形状、例えば光モジュール1に固定される光電変換素子パッケージ5のキャップ31の外周形状に合わせた形状(内周面の開口端形状が円形、矩形、又は多角形等)に一体成形される。筒状部21と光電変換素子パッケージ5のキャップ31との間の隙間は、温度等の環境変化による筒状部21の変形を許容する寸法とされる。また、光電変換素子パッケージ5のキャップ31の外周形状は、鍔部35を有するものに限らず、鍔部35を有さない円筒状や矩形状、多角形状等のその他の形状であってもよい。
光電変換素子パッケージ取付穴23と光電変換素子パッケージ5との間の固定は、光電変換素子パッケージ取付穴23の右端面22で光電変換素子パッケージ5のキャップ31の鍔部35と接着固定することができるようになっている。また、光電変換素子パッケージ取付穴23の開口端側の端部を含む内周面で光電変換素子パッケージ5のキャップ31と接着固定されてもよい。尚、光電変換素子パッケージ5のキャップ31は、金属製のものに限らず、樹脂製のもの等でもよい。
光電変換素子パッケージ5を筒状部21内に接着剤で硬化されて固定する際に発生するガスを排出する貫通孔27は、筒状部21に複数個形成する。この貫通孔27の筒状部21における位置は、互いに対向するように2個、4個等、偶数個形成するとよい。このように構成することで、筒状部21の内部空間40に生じたガスを残留させることなく、速やかにガスの排出を行なうことができる。また、ガスの排出後、所定箇所に形成された貫通孔27を封止部材29で塞ぐことで、ガスによる屈折率等の光学特性の変化や接着剤の硬化不良を防ぐことができる。更に、貫通孔27の位置を光電変換素子パッケージ取付穴23の底部25側に形成することで、光電変換素子パッケージ5の接着時における接着剤による貫通孔27の塞ぎを防ぎ、ガスの外部への排出を効果的に行なうことができる。
尚、本発明は、前述した第1及び第2の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的な思想の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、光モジュール1の光電変換素子パッケージ取付穴23の右端面22を光電変換素子を実装する基板に接着剤で固定して光伝送路と光電変換素子との間の接続を行なってもよい。
また、第1の実施の形態における凹部26についても筒状部21と光電変換素子パッケージ5との間の固定における接着剤の量を考慮して4個以上形成してもよい。
更には、第1の実施の形態における凹部26及び貫通孔27のいずれも形成しない構成、または、第1の実施の形態における貫通孔27を形成しない構成とし、光電変換素子パッケージ5と光モジュール1を接着固定させてもよい。
本発明の実施形態に係る光モジュールを構成するホルダの縦断面図であり、図6のC−C線に沿って切断して示す断面図である。 本発明の実施形態に係る光モジュールを示す図であって、ホルダにフェルールを取り付けた状態を示す縦断面図である。 図3(a)は、本発明の実施形態に係る光モジュールを示す図であって、ホルダにフェルール及び光電変換素子パッケージを取り付けた状態で且つ貫通孔が開いた状態を模式的に示す縦断面図である。また、図3(b)は、本発明の実施形態に係る光モジュールを示す図であって、ホルダにフェルール及び光電変換素子パッケージを取り付けた状態で且つ貫通孔が封止部材で塞がれた状態を模式的に示す縦断面図である。 図1のホルダの一部(スリーブ径二段形状)を拡大して示す断面図である。 図1のA方向から見た図であり、ホルダの一端側側面図である。 図1のB方向から見た図であり、ホルダの他端側側面図である。 所定の力がフェルールに作用した場合の結合効率と、所定の力がフェルールに作用しない場合の結合効率とを、本発明品と比較例とで比較して示す図である。 比較例を示す光モジュールの縦断面図である。 本発明の光モジュールを使用する光コネクタを簡略的に示す図である。 従来例を示す光コネクタ用スリーブの縦断面図である。 従来例の光コネクタ用スリーブの不具合発生状態を示す図である。
符号の説明
1……光モジュール、2……ホルダ、3……フェルール、5……光電変換素子パッケージ、6……端部取付穴、7……開口部、8……穴底、10……嵌合案内部、11……第1穴部、13……第2穴部、21……筒状部、26……凹部、27……貫通孔、29……封止部材、30……非球面レンズ(レンズ)、36……ハウジング、37……コネクタ、40……内部空間、41……外部空間、CL……軸線

Claims (5)

  1. ホルダの軸線方向一端側の端部取付穴に光伝送路の端部を嵌合し、前記ホルダの軸線方向他端側の筒状部内に光電変換素子パッケージを係合し、前記ホルダの前記端部取付穴と前記筒状部との間には前記光電変換素子パッケージ側に突出するレンズを配置し、前記光伝送路と前記光電変換素子パッケージとを前記レンズを介して光学的に結合する光モジュールにおいて、
    前記端部取付穴は、開口部側から穴底側に向かって順に、穴径を穴底に向かって漸減するテーパ穴形状を有する嵌合案内部と、この嵌合案内部よりも穴底側に位置する第1穴部と、この第1穴部よりも小径で且つ穴底側に位置して前記光伝送路の端部の先端部側に嵌合する第2穴部と、を備え、
    前記光伝送路の端部に前記端部取付穴の軸線方向と交差する方向に所定の力が作用したときの前記光伝送路と前記光電変換素子パッケージとの間の光の結合効率と、前記力が作用しないときの結合効率とを略同一としたことを特徴とする光モジュール。
  2. 前記光伝送路の端部の前記先端部側と前記第2穴部との嵌合隙間を0〜0.5μm、
    前記光伝送路の端部と前記第1穴部との嵌合隙間を1.5〜2.0μmとし、
    前記光伝送路の端部の前記先端部の直径がDで、前記第2穴部の穴深さ方向に沿った寸法がL2である場合に、(L2/D)=0.8〜1.6とし、
    前記第1穴部の穴深さ方向に沿った寸法がL1である場合に、(L1/L2)=1.02〜3.04とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記筒状部の内周面の開口端には凹部を周方向に沿って等間隔で複数形成し、
    前記筒状部の前記内周面と前記光電変換素子パッケージとの隙間に接着剤を充填し、
    前記筒状部と前記光電変換素子パッケージとを接着固定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光モジュール。
  4. 前記筒状部の内部空間と前記筒状部の外部空間とを前記筒状部の径方向に連通し、前記筒状部の内部に生じるガスを前記筒状部の外部空間に案内する貫通孔と、
    この貫通孔を塞ぐ封止部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光モジュール。
  5. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の光モジュールと、この光モジュールを収容保持するハウジングと、を備えたことを特徴とする光コネクタ。
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