JP2007078401A - 直線位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンパクトに構成できて、被検出体の直線移動位置または距離を高精度に検出でき、組立性が良く環境変化にも強い直線位置検出装置を提供する。
【解決手段】 被検出体3の直線運動を回転体4の回転運動に変換する直線運動・回転変換機構2と、前記回転体4の回転角度を検出する回転角度検出手段5と、この回転角度検出手段5の検出値から被検出体3の直線移動の位置または距離を検出する直線位置換算手段6を設ける。回転角度検出手段5は、磁気発生手段11と、磁気アレイセンサ12と、角度算出手段13とを備える。磁気発生手段11は、前記回転体4またはこの回転体4と共に回転する部材である回転側部材に配置されて回転中心回りの円周方向異方性を有する。磁気アレイセンサ12は、磁気発生手段11の回転中心の軸方向に対向して非回転側部材に配置されて前記磁気発生手段11の磁気を検出する。角度算出手段13は、磁気アレイセンサ12の出力から磁気発生手段11の回転角度を算出する。
【選択図】 図1
【解決手段】 被検出体3の直線運動を回転体4の回転運動に変換する直線運動・回転変換機構2と、前記回転体4の回転角度を検出する回転角度検出手段5と、この回転角度検出手段5の検出値から被検出体3の直線移動の位置または距離を検出する直線位置換算手段6を設ける。回転角度検出手段5は、磁気発生手段11と、磁気アレイセンサ12と、角度算出手段13とを備える。磁気発生手段11は、前記回転体4またはこの回転体4と共に回転する部材である回転側部材に配置されて回転中心回りの円周方向異方性を有する。磁気アレイセンサ12は、磁気発生手段11の回転中心の軸方向に対向して非回転側部材に配置されて前記磁気発生手段11の磁気を検出する。角度算出手段13は、磁気アレイセンサ12の出力から磁気発生手段11の回転角度を算出する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、各種機器における直線運動する移動体の位置または移動距離を検出する直線位置検出装置に関する。
直線移動する移動体を備えた各種の機器、例えば、自動車のシートスライド装置、ピストン、直動アクチュエータ等の機器において、その移動体の位置や移動距離の検出が必要な場合がある。
直線運動の位置検出装置としては、直線位置をそのまま計測するものと、回転運動に変換して検出するものとがある。
直線移動をそののまま検出するものとしては、磁気スケールを磁気センサで検出するマグネスケールや、インダクトシン等がある。また、自動車のシートスライド装置におけるシートの前後位置や、スライドドアの開度検出を行うものとして、移動体と一体の可動レールの位置を磁気センサで検出する簡易な構成のものも提案されている(例えば特許文献1)。
直線移動をそののまま検出するものとしては、磁気スケールを磁気センサで検出するマグネスケールや、インダクトシン等がある。また、自動車のシートスライド装置におけるシートの前後位置や、スライドドアの開度検出を行うものとして、移動体と一体の可動レールの位置を磁気センサで検出する簡易な構成のものも提案されている(例えば特許文献1)。
移動体の直線運動を回転運動に変換して検出するものにおいて、回転角度の検出手段としては、ポテンショメータや、磁気エンコーダ、光学式エンコーダ等が用いられる。
なお、回転角度を検出する装置としては、小型の機器に組み込みが可能で、かつ高精度な角度検出が可能な回転角度検出装置として、磁気発生手段と磁気ラインセンサとを組み合わせたものが提案されている(特許文献2)。これには、小型モータの回転制御のための回転検出や、事務機器の位置検出のための回転検出に用いられることが開示されている。また、軸受と回転検出手段とを一体化した回転角度検出装置付き軸受とすることが開示れている。
特開2004−203150号公報
特開2004−37133号公報
従来の直線位置を検出するマグネスケールやインダクトシン等は、高精度な測定機器であって、高価であるうえ、設置にスペースを要するため、簡易に直線位置を検出するには向かない。
特許文献1に示されるような可動レールを磁気センサで検出するものは、精度良く検出することができず、またギャップ管理が必要で好ましくない。
移動体の直線移動を回転運動に変換するものでは、用途に応じて種々の回転角度検出装置を選択できるが、ポテンショメータを使用する場合、接触式のため、摩耗の問題から耐久性が課題となる。
磁気エンコーダによるパルス出力方式では、絶対位置が検出できない。
光学式のものは、高精度な検出が可能であるが、埃などの環境に弱い。
特許文献1に示されるような可動レールを磁気センサで検出するものは、精度良く検出することができず、またギャップ管理が必要で好ましくない。
移動体の直線移動を回転運動に変換するものでは、用途に応じて種々の回転角度検出装置を選択できるが、ポテンショメータを使用する場合、接触式のため、摩耗の問題から耐久性が課題となる。
磁気エンコーダによるパルス出力方式では、絶対位置が検出できない。
光学式のものは、高精度な検出が可能であるが、埃などの環境に弱い。
特許文献2に示される磁気ラインセンサ式の回転角度検出装置は、種々の優れた機能を有するが、適用例として、小型モータの回転制御のための回転検出や、事務機器の位置検出のための回転検出が開示されているのみで、直線位置の検出への適用例は開示されていない。
この発明の目的は、小型・簡易な構造で、直線移動の位置または距離の検出が精度良く行え、環境変化にも影響を受け難く、また絶対位置検出も可能な直線位置検出装置を提供することである。
この発明の直線位置検出装置は、被検出体の直線運動を回転体の回転運動に変換する直線運動・回転変換機構と、前記回転体の回転角度を検出する回転角度検出手段と、この回転角度検出手段の検出値から被検出体の直線移動の位置または距離を検出する直線位置換算手段を備え、前記回転角度検出手段が、前記回転体またはこの回転体と共に回転する部材である回転側部材に配置されて回転中心回りの円周方向異方性を有する磁気発生手段と、この磁気発生手段の回転中心の軸方向に対向して非回転側部材に配置されて前記磁気発生手段の磁気を検出する磁気アレイセンサと、この磁気アレイセンサの出力から磁気発生手段の回転角度を算出する角度算出手段とを備えたものであることを特徴とする。磁気アレイセンサは、磁気ラインセンサであっても良い。
この構成の直線位置検出装置によると、直線運動・回転変換機構と、回転角度検出手段と、直線位置換算手段を備えるため、直線位置の検出に比べて簡易な構成の回転角度検出手段で検出が行える。
この場合に、回転角度検出手段として、磁気アレイセンサと磁気発生手段の組み合わせによるものを用いるため、磁界の分布測定により回転角度を検出できて、磁界の強さで検出するものと異なり、小型・高分解能となり、絶対角度検出が可能な回転角度検出手段となる。また、磁界分布測定に基づく原理を利用するものであるため、永久磁石の温度特性やギャップ設定の影響も受けず、環境変化に強いという特性が得られて、安定した検出が可能である。そのため、組立性にも優れ、外部に補正回路の必要もない。装置構成も、磁気発生手段、磁気アレイセンサ、角度算出手段となる回路基板等からなるため、構成が単純で部品点数も少なくなる。
これらのため、上記磁気アレイセンサを用いた回転角度検出手段と上記直線運動・回転変換機構と組み合わせることで、小型・簡易な構造で、直線移動の位置または距離の検出が精度良く行え、環境変化にも影響を受け難く、また絶対位置検出も可能な直線位置検出装置となる。
この場合に、回転角度検出手段として、磁気アレイセンサと磁気発生手段の組み合わせによるものを用いるため、磁界の分布測定により回転角度を検出できて、磁界の強さで検出するものと異なり、小型・高分解能となり、絶対角度検出が可能な回転角度検出手段となる。また、磁界分布測定に基づく原理を利用するものであるため、永久磁石の温度特性やギャップ設定の影響も受けず、環境変化に強いという特性が得られて、安定した検出が可能である。そのため、組立性にも優れ、外部に補正回路の必要もない。装置構成も、磁気発生手段、磁気アレイセンサ、角度算出手段となる回路基板等からなるため、構成が単純で部品点数も少なくなる。
これらのため、上記磁気アレイセンサを用いた回転角度検出手段と上記直線運動・回転変換機構と組み合わせることで、小型・簡易な構造で、直線移動の位置または距離の検出が精度良く行え、環境変化にも影響を受け難く、また絶対位置検出も可能な直線位置検出装置となる。
前記磁気アレイセンサは磁気ラインセンサであっても良い。例えば、磁気ラインセンサを矩形の各辺に配置したものであっても良い。
磁気ラインセンサを用いると、角度算出手段は、磁気ラインセンサのセンサ素子の並びにおける磁界分布のゼロクロスを検出して回転角度を算出するものとできる。すなわち、N極とS極間で変化するゼロ位置を検出して回転角度を検出できる。角度算出手段を、磁界分布のN極とS極のゼロクロス位置から回転角度を算出するものとすることにより、検出される角度位置の精度を向上させることができる。
磁界分布のゼロ位置を検出して角度を算出する方式であると、磁界の強さには鈍感で、磁石の回転中心のずれにも強く、磁石の温度特性や磁石とのギャップ設定の影響を受けずに、より安定した角度検出が可能である。
磁気ラインセンサを用いると、角度算出手段は、磁気ラインセンサのセンサ素子の並びにおける磁界分布のゼロクロスを検出して回転角度を算出するものとできる。すなわち、N極とS極間で変化するゼロ位置を検出して回転角度を検出できる。角度算出手段を、磁界分布のN極とS極のゼロクロス位置から回転角度を算出するものとすることにより、検出される角度位置の精度を向上させることができる。
磁界分布のゼロ位置を検出して角度を算出する方式であると、磁界の強さには鈍感で、磁石の回転中心のずれにも強く、磁石の温度特性や磁石とのギャップ設定の影響を受けずに、より安定した角度検出が可能である。
この発明において、同じ被検出体の直線運動を回転体の回転運動に変換する直線運動・回転変換機構を複数設け、これら複数の直線運動・回転変換機構は互いに伝達比の異なるものとし、各回転体の回転角度をそれぞれ検出する複数の回転角度検出手段を設け、前記直線位置換算手段は、各回転角度検出手段の検出した回転角度から被検出体の直線移動の位置または距離を検出するものとしても良い。
この構成の場合、前記複数の回転角度検出手段によって、多回転の絶対角度の検出が可能であり、比較的長い距離の移動位置を絶対位置として検出することができる。
この構成の場合、前記複数の回転角度検出手段によって、多回転の絶対角度の検出が可能であり、比較的長い距離の移動位置を絶対位置として検出することができる。
この発明において、回転体と共に回転する回転軸、およびこの回転軸を支持する軸受を有し、この軸受が、前記磁気発生手段および磁気アレイセンサを有する角度検出部が設けられた回転検出装置付軸受であっても良い。
このように軸受に角度検出部を一体化することで、取付調整を不要化または簡略化できて、組立作業をごく簡単にすることができ、よりコンパクトで簡易な構成も可能となる。また、堅牢化を実現できる。
このように軸受に角度検出部を一体化することで、取付調整を不要化または簡略化できて、組立作業をごく簡単にすることができ、よりコンパクトで簡易な構成も可能となる。また、堅牢化を実現できる。
この発明の直線位置検出装置は、被検出体の直線運動を回転体の回転運動に変換する直線運動・回転変換機構と、前記回転体の回転角度を検出する回転角度検出手段と、この回転角度検出手段の検出値から被検出体の直線移動の位置または距離を検出する直線位置換算手段を備え、前記回転角度検出手段が、前記回転体またはこの回転体と共に回転する部材である回転側部材に配置されて回転中心回りの円周方向異方性を有する磁気発生手段と、この磁気発生手段の回転中心の軸方向に対向して非回転側部材に配置されて前記磁気発生手段の磁気を検出する磁気アレイセンサと、この磁気アレイセンサの出力から磁気発生手段の回転角度を算出する角度算出手段とを備えたものとしたため、小型・簡易な構造で、直線移動の位置または距離の検出が精度良く行え、環境変化にも影響を受け難く、また絶対位置検出も可能な、省スペース型の直線位置検出装置とすることができる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図5と共に説明する。図1(A),(B)は、この実施形態の直線位置検出装置の基本構成を示す側面図および断面図である。この直線位置検出装置1は、被検出体である直線移動体3の直線運動を回転体4の回転運動に変換する直線運動・回転変換機構2と、前記回転体4の回転角度を検出する回転角度検出手段5と、この回転角度検出手段5の検出値から直線移動体3の直線移動の位置または距離を検出する直線位置換算手段6とを備える。
回転体4は、直線移動体3の側部に回転自在に設けられたローラからなり、例えば直線移動体3の前後左右の4か所に配置される。これらの回転体4を介して、平坦な床面等の直線ガイド7上に載置されることにより、直線移動体3は直線ガイド7上を転がって直線移動可能である。回転体4は、その回転軸8を、軸受9を介して直線移動体3の側部の軸受ハウジング部10に支持することにより、直線移動体3に回転自在に支持される。
直線運動・回転変換機構2は、この回転体4を直線移動体3に回転自在に支持して直線ガイド7上に転がり自在に設置した構成からなる。
回転体4は、直線移動体3の側部に回転自在に設けられたローラからなり、例えば直線移動体3の前後左右の4か所に配置される。これらの回転体4を介して、平坦な床面等の直線ガイド7上に載置されることにより、直線移動体3は直線ガイド7上を転がって直線移動可能である。回転体4は、その回転軸8を、軸受9を介して直線移動体3の側部の軸受ハウジング部10に支持することにより、直線移動体3に回転自在に支持される。
直線運動・回転変換機構2は、この回転体4を直線移動体3に回転自在に支持して直線ガイド7上に転がり自在に設置した構成からなる。
図2は、回転角度検出手段5の概念構成を示す斜視図である。この回転角度検出手段5は、磁気発生手段11と、磁気アレイセンサ12と、角度算出手段13とを備える。磁気発生手段11は、図1(B)の直線運動・回転変換機構2における回転側部材である回転体4の回転軸8の軸端に設けられ、回転軸8の回転中心O回りを相対回転する。直線運動・回転変換機構2における非回転側部材である直線移動体3には、磁気発生手段11の回転中心Oの軸方向に対向する位置に、磁気アレイセンサ12および角度算出手段13の集積された半導体チップからなる角度検出部14が設けられている。
磁気発生手段11は磁気を発生する部材であり、永久磁石の単体、あるいは永久磁石と磁性材の複合体からなり、回転中心O回りの方向性を有する。ここでは、磁気発生手段11は、1つの永久磁石15を2つの磁性体ヨーク16,16で挟んで一体化して概形が二叉のフォーク状とされ、一方の磁性体ヨーク16の一端がN磁極、他方の磁性体ヨーク16の一端がS磁極となる。
磁気アレイセンサ12は磁気発生手段11の磁気を検出するセンサであって、図3のように仮想の矩形の4辺における各辺に沿って配置された磁気ラインセンサ12A〜12Dからなる。前記矩形の中心は、回転軸8の回転中心Oに一致する。各辺の磁気ラインセンサ12A〜12Dは、磁気センサ素子12aを1列または複列に並べたものである。
各磁気センサ素子12aは、例えば、磁気トランジスタ素子またはホール素子等からなる。磁気アレイセンサ12における各磁気センサ素子12aの出力は、増幅されてA/D変換回路によってデジタル化される。
各磁気センサ素子12aは、例えば、磁気トランジスタ素子またはホール素子等からなる。磁気アレイセンサ12における各磁気センサ素子12aの出力は、増幅されてA/D変換回路によってデジタル化される。
なお、磁気アレイセンサ12としては、上記のような複数の磁気ラインセンサ12A〜12Dを矩形に配置したものとする代わりに、例えば、図6に示すように複数の磁気センサ素子12aを矩形範囲内に縦横に複数列のマトリックス状に配列したものであっても良い。この場合、回転体4の回転角度に応じて磁気発生手段11の磁気分布が回転変化するのに伴い、磁界が検出される磁気センサ素子12aの領域が回転変化する。
角度算出手段13は集積回路からなり、半導体チップ上に、磁気アレイセンサ12と共に集積されている。各磁気センサ素子12aの出力から、角度算出手段13が回転角度を算出することにより、角度信号を出力することができる。
ここでは、図1(B)のように直線位置換算手段6が回転角度検出手段5とは別に設けられるが、例えば半導体チップからなる角度検出部14に、角度算出手段13と共に集積しても良い。
ここでは、図1(B)のように直線位置換算手段6が回転角度検出手段5とは別に設けられるが、例えば半導体チップからなる角度検出部14に、角度算出手段13と共に集積しても良い。
図4および図5は、角度算出手段13での計算処理の一例を示す原理説明図である。図3(A)〜(D)は、磁気発生手段11が回転している時の磁気アレイセンサ12の各磁気ラインセンサ12A〜12Dによる出力波形を示し、それらの横軸は各磁気ラインセンサ12A〜12Dにおけるセンサ素子12aを、縦軸は検出磁界の強度(上側のN極、下側がS極)をそれぞれ示す。
いま、図5に示す位置X1とX2に磁気アレイセンサ12の検出磁界のN磁極とS磁極の境界であるゼロクロス位置があるとする。この状態で、磁気アレイセンサ12の各磁気ラインセンサ12A〜12Dの出力が、図5(A)〜(D)に示す信号波形となる。したがって、ゼロクロス位置X1,X2は、磁気ラインセンサ12A,12Cの出力から直線近似することで算出できる。
角度計算は、次式で行うことができる。
θ=tan-1(2L/b)
ここで、θは、磁気発生手段11の回転角度を絶対角度(アブソリュート値)で示した値である。2Lは、矩形に並べられる各磁気アレイセンサ12の1辺の長さである。bはゼロクロス位置X1,X2間の横方向長さである。
ゼロクロス位置X1,X2が磁気ラインセンサ12B,12Dにある場合には、それらの出力から得られるゼロクロス位置データにより、上記と同様にして回転角度θが算出される。
いま、図5に示す位置X1とX2に磁気アレイセンサ12の検出磁界のN磁極とS磁極の境界であるゼロクロス位置があるとする。この状態で、磁気アレイセンサ12の各磁気ラインセンサ12A〜12Dの出力が、図5(A)〜(D)に示す信号波形となる。したがって、ゼロクロス位置X1,X2は、磁気ラインセンサ12A,12Cの出力から直線近似することで算出できる。
角度計算は、次式で行うことができる。
θ=tan-1(2L/b)
ここで、θは、磁気発生手段11の回転角度を絶対角度(アブソリュート値)で示した値である。2Lは、矩形に並べられる各磁気アレイセンサ12の1辺の長さである。bはゼロクロス位置X1,X2間の横方向長さである。
ゼロクロス位置X1,X2が磁気ラインセンサ12B,12Dにある場合には、それらの出力から得られるゼロクロス位置データにより、上記と同様にして回転角度θが算出される。
この構成の直線位置検出装置1によると、被検出体である直線移動体3が直線ガイド7上を直線移動すると、その直線運動が直線運動・回転変換機構2により回転体4の回転運動に変換される。このとき、回転角度検出手段5では、回転体4の回転に伴いその回転中心O回りに変化する磁気発生手段11の磁界分布の変化を磁気アレイセンサ12が検出し、その出力から角度算出手段13が回転体4の回転角度を絶対角度として算出する。さらに、直線位置換算手段6は、回転体4の直径×回転角度という演算を行うことにより、角度算出手段13から算出された回転角度を直線移動体3の移動位置または移動距離に換算して出力する。取付けられる回転体43の大きさに応じて、直線位置換算手段6での換算係数を変更できるように処理回路を構成すれば、共通の回転角度検出手段5を用いて様々なサイズの直線位置検出装置1に、同じ直線位置換算手段6を適用することができる。
この直線位置検出装置1では、直線運動・回転変換機構2と、磁気アレイセンサ12を用いた回転角度検出手段5を組み合わせて回転体4の回転角度を検出し、その回転角度を直線位置換算手段6で直線移動体3の移動位置または移動距離に換算するようにしているので、部品点数も少なく外部の補正回路も不要で、省スペースかつ簡単な構成により被検出体である直線移動体3の移動位置または移動距離を高分解能に検出できる。
特に、回転角度検出手段5は、半導体に集積された磁気アレイセンサ12と角度算出手段13によって角度検出処理が実現されているため、単体で絶対角度を精度良く検出することができる。従来の方式であるリニア出力のホールセンサを使用した磁界そのものを用いて検出する方式では、磁石の温度特性やセンサの非線形性による影響が大きいため、複雑な補正処理が必要となる。しかし、この実施形態で用いる回転角度検出手段5は、磁界の分布から角度を検出するため、これらの影響を受けず、補正処理の必要がない。
よって、回転角度検出手段5の構成は単純となり、部品点数も少なく、コンパクトな構成で高分解能の角度検出処理が実現できる。つまり、磁気発生手段11、磁気アレイセンサ12、角度算出手段13の回路基板、などの簡単な構成で済み、回転角度検出手段5を小型化できる。また検出処理方式が非接触式であるため、摩耗の問題もない。
よって、回転角度検出手段5の構成は単純となり、部品点数も少なく、コンパクトな構成で高分解能の角度検出処理が実現できる。つまり、磁気発生手段11、磁気アレイセンサ12、角度算出手段13の回路基板、などの簡単な構成で済み、回転角度検出手段5を小型化できる。また検出処理方式が非接触式であるため、摩耗の問題もない。
回転角度検出手段5は、磁界分布測定に基づく原理を利用した非接触式のものであるたは、磁界強度の絶対値(強さ)に鈍感で、磁気発生手段11の構成部材である永久磁石15(図2)の回転中心のずれにも強く、永久磁石15の温度特性やギャップ設定(1mm以内で使用する)の影響も受けず、環境変化に強いという特性が得られ、安定した検出が可能である。特にこの実施形態では磁界分布のゼロ点を検出して角度を算出する方式であるため、より一層、回転中心のずれやギャップの影響を受けずに安定した検出が可能である。これにより、取付け調整の精度も不要となり、組み付け作業を簡便化できる。
図7は、上記直線位置検出装置1を自動車のシートスライド装置として用いた例を示す斜視図である。ここでは、図1における直線移動体3がシート17の両側下部に設けられた可動レール18に、直線ガイド7が固定レール19に置き換えられ、図8のように可動レール18に回転自在に設けられた回転体(ローラ)4が固定レール19に転接する。
図9は、この発明の他の実施形態の基本構成を示す側面図である。この直線位置検出装置1Aは、直線運動・回転変換機構2における直線移動体3をラックとし、回転体4をラックに噛み合う歯車としたものであり、ラックからなる直線移動体3の直線運動が歯車からなる回転体4の回転運動に変換される。回転体4の回転軸8は、例えば軸受を介して固定側部材(いずれも図示せず)に回転自在に支持される。回転体4の回転角度を検出する回転角度検出手段5は、第1の実施形態の場合と同様に設置される。すなわち、磁気発生手段11(図2)が前記回転軸8の軸端に設けられ、この磁気発生手段11に対して軸方向に対向する固定部材側に磁気アレイセンサ12および角度算出手段13を有する角度検出部14(図2)が設けられる。
図10は、この発明のさらに他の実施形態の基本構成を示す側面図である。この直線位置検出装置1Bは、図1に示す第1の実施形態において、直線移動体3に回転自在に支持させる回転体として、径の異なる2つの回転体4A,4Bを設けることで、互いに伝達係数の異なる2つの直線運動・回転変換機構2A,2Bを構成したものであり、各回転体4A,4B毎に個別に回転角度検出手段5A,5Bが設けられる。各回転角度検出手段5A,5Bの設置構成、およびその他の構成は第1の実施形態の場合と同じである。
この場合、回転体4Aの径を1とし回転体4Bの径をmとしたとき、回転体4Aが1/|(1−m)|回転する毎に、回転体4A側の回転角度検出手段5Aの検出角度と回転体4B側の回転角度検出手段5Bの検出角度とが一致し、その途中での両回転角度検出手段5A,5Bの検出角度差は直線移動体3の移動量に比例する。したがって、回転体4Aの径をDとすると、上記両回転角度検出手段5A,5Bの検出角度が一致する毎に直線移動体3はπD/(1−m)だけ移動する。回転角度検出手段5A、5Bの検出角度は、絶対角度で得られるため、その間の位置は常に絶対位置として換算することができる。そこで、直線位置換算手段6(図1(B))では、両検出角度が一致する毎に移動量πD/(1−m)を加算すると共に、この加算値に両検出角度が一致してから次に両検出角度が一致するまでの途中の移動量を加算した値を直線移動体3の移動距離として算出する。なお、両検出角度が一致してから次に両検出角度が一致するまでの途中の検出角度差をθとすると、途中の移動量は、πD/(1−m)×θ/(2π)となる。すなわち、回転体4Aの1/|(1−m)|回転にあたる移動距離を絶対値として算出することができる。
このように構成した直線位置検出装置1Bでは、基準スケールなどを設置することなく、比較的長い距離の移動位置を絶対位置として検出することができる。
このように構成した直線位置検出装置1Bでは、基準スケールなどを設置することなく、比較的長い距離の移動位置を絶対位置として検出することができる。
図11および図12は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この直線位置検出装置1Cは、図1に示す第1の実施形態において、回転体4の回転軸8を支持する軸受9に回転角度検出手段5を組み込んだものである。図12は、この場合の軸受9の断面図を示す。この軸受9は、内輪21と外輪22の転走面間に、保持器23に保持された転動体24を介在させた転がり軸受である。転動体24はボールからなり、この転がり軸受9は深溝玉軸受とされている。また、回転体4の回転軸8が内輪21に嵌合し、転動体24を介して外輪22に支持されている。磁気発生手段11は回転軸8の軸端に取付けられている。外輪22には、センサ取付部材27が取付けられ、このセンサ取付部材27に、磁気アレイセンサ12および角度算出手段13(図2)の集積された半導体チップからなる角度検出部14が回路基板25を介して取付けられている。また、このセンサ取付部材27には、角度検出部14の信号を外部に取り出すケーブル26も取付けられている。この場合、直線移動体3の移動に伴って回転体4を回転させることから、回転体4をある程度の力で直線ガイド7に押し付けておく必要があるが、回転の負荷は軸受9の引きずりトルク程度であり、軽い圧力で十分である。
この実施形態では、回転体4の回転軸8を支持する軸受9に回転角度検出手段5を一体化しているので、取付調整を不要とできる。その結果、より一層コンパクトで、組立性・組込性を向上させることができる。
図13は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この直線位置検出装置1Dも、軸受9に回転角度検出手段5を一体化したものであるが、ここでは軸受9の外輪で回転体4が構成されている。すなわち、直線移動体3の側部に回転体4の固定軸20が固定され、この固定軸20に軸受9の内輪21が嵌合されており、内輪21が固定側部材とされている。外輪からなる回転体4には磁気発生手段取付部材28が取付けられ、この磁気発生手段取付部材28に磁気発生手段11が取付けられている。回転体21の外周にはゴム材29が設けられている。内輪21には、センサ取付部材27が取付けられ、このセンサ取付部材27に、磁気アレイセンサ12および角度算出手段13(図2)の集積された半導体チップからなる角度検出部14が、回路基板25を介して取付けられている。角度検出部8の信号は、上記固定軸20の内部を通るケーブル26で外部に取り出される。
図14は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この直線位置検出装置1Eは、図1に示す第1の実施形態の場合と同様に、回転角度検出手段5を軸受に一体化しない構成としたものである。この実施形態では、断面逆U字状の直線移動体3内に配置された回転体4が、その回転軸8を直線移動体3の両側板部3a,3aに貫通させることで直線移動体3に回転自在に支持されている。これにより、直線移動体3の直線運動を回転体4の回転運動に変換する直線運動・回転変換機構2が構成される。直線移動体3の一方の側板部3aから外部に突出する回転軸8の軸端には、回転角度検出手段5の磁気発生手段11が取付けられている。磁気発生手段11が配置される直線移動体3の一方の側板部3aの外側はセンサハウジング30で覆われており、このセンサハウジング30の内壁面には、磁気発生手段11に軸方向に対向して、磁気アレイセンサ12および角度算出手段13(図2)を集積した半導体チップからなる角度検出部14が回路基板25を介して取付けられている。また、センサハウジング30には、角度検出部14の信号を外部に取り出すケーブル26が設けられている。
この直線位置検出装置1Eの場合も、回転角度検出手段5における磁気発生手段11と磁気アレイセンサ12とのギャップ変動による影響を受けにくいことから、回転軸8の軸方向位置精度は必要なく、簡易な組立てが可能である。
図15は、この発明のさらに他の実施形態の基本構成図を示す。この直線位置検出装置1Fでは、自動車のシートからなる直線移動体3の座面にワイヤ(フィルムでも良い)31を連結し、このワイヤ31の一端を固定端とし、他端を滑車からなる回転体3を介してばね32により弾性支持することで、直線運動・回転変換機構2を構成している。この直線運動・回転変換機構2では、シートからなる直線移動体3が荷重により矢印方向に下降するとワイヤ31が固定端側に引かれ、直線移動体3が上昇復帰するとワイヤ31がばね32側に引かれるので、直線移動体3の上下移動が滑車からなる回転体3の回転運動に変換される。回転体3には、図1に示す第1の実施形態や、図13に示す実施形態等と同様の構成で回転角度検出手段5(図2)が組み込まれ、ここでは図示しない直線位置換算手段6(図1)により回転角度検出手段5の検出値が直線移動体3の移動位置または移動距離に換算される。
この直線位置検出装置1Fによると、荷重による直線移動体3の上下への直線運動を回転体3の回転運動に変換して、その回転運動を磁界分布測定に基づく原理を利用した回転角度検出手段5で検出して直線移動体3の移動位置または移動距離に変換するので、コンパクトで分解能力の高い検出装置を構成できる。
図16は、この発明のさらに他の実施形態の基本構成図を示す。この直線位置検出装置1Gでは、シートからなる直線移動体3の一端を回転体4を介して固定側部材(図示せず)に回動自在に支持することで、直線運動・回転変換機構2を構成している。また、直線移動体3または回転体4は、直線移動体3が水平姿勢を保つ方向に図示しないばね機構等で付勢されている。
この構成の直線運動・回転変換機構2では、シートからなる直線移動体3が荷重により矢印方向に下降すると回転体3が矢印で示す反時計方向に回動し、直線移動体3が上昇復帰すると回転体3が時計方向に回動するので、直線移動体3の上下移動が回転体3の回転運動に変換される。直線移動体3の動きは厳密には直線運動ではなく回転体4の軸心を中心とする揺動運動であるが、回動範囲が狭いシートの場合は、揺動運動を上下運動に近似することができる。回転体3には、図1に示す第1の実施形態や、図13に示す実施形態等と同様の構成で回転角度検出手段5(図2)が組み込まれ、ここでは図示しない直線位置換算手段6(図1)により回転角度検出手段5の検出値が直線移動体3の移動位置または移動距離に換算される。
図17は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この直線位置検出装置1Hも、自動車のシートの上下変移位置または変移量を検出するものであって、シートからなる直線移動体3の両端部をばね33で昇降可能に弾性支持すると共に、直線移動体3の下面に筒状の雌ねじ部材34を垂設し、この雌ねじ部材34に雄ねじ部材からなる回転体3を螺合させることで、直線運動回転変換機構2を構成している。雄ねじ部材からなる回転体3は軸受9を介して基台36上の軸受ハウジング37に回転自在に支持されている。
この構成の直線運動・回転変換機構2では、シートからなる直線移動体3が荷重により矢印方向に下降すると、直線移動体3と一体の雌ねじ部材34のガイドで雄ねじ部材からなる回転体4が一方向に回転し、直線移動体3が上昇復帰すると回転体4が逆方向に回転するので、シートからなる直線移動体3の上下移動が雄ねじ部材からなる回転体4の回転運動に変換される。回転体4を回転自在に支持する軸受9は、例えば図11の実施形態と同様に回転角度検出手段5を一体に組み込んだものであって、その内輪21に回転体4の軸部4aが嵌合しており、軸部4aの軸端に回転角度検出手段5の磁気発生手段11が取付けられている。外輪22にはセンサ取付部材27が取付けられ、このセンサ取付部材27の前記磁気発生手段11と軸方向に対向する位置に、磁気アレイセンサ12および角度算出手段13を集積した半導体チップからなる角度検出部14(図2)が回路基板25を介して取付けられている。また、センサ取付部材27には、角度検出部14の信号を外部に取り出すケーブル26が設けられている。このように軸受9に組み込まれた回転角度検出手段5が検出する回転体4の回転角度は、図1に示す第1の実施形態の場合と同様に直線位置換算手段6(図1)で直線移動体3の移動位置または移動距離に換算される。
1,1A〜1H…直線位置検出装置
2,2A,2B…直線運動・回転変換機構
3…直線移動体(被検出体)
4,4A,4B…回転体
5,5A,5B…回転角度検出手段
6…直線位置換算手段
8…回転体の回転軸
9…軸受
11…磁気発生手段
12…磁気アレイセンサ
12A〜12D…磁気ラインセンサ
13…角度算出手段
14…角度検出部
2,2A,2B…直線運動・回転変換機構
3…直線移動体(被検出体)
4,4A,4B…回転体
5,5A,5B…回転角度検出手段
6…直線位置換算手段
8…回転体の回転軸
9…軸受
11…磁気発生手段
12…磁気アレイセンサ
12A〜12D…磁気ラインセンサ
13…角度算出手段
14…角度検出部
Claims (4)
- 被検出体の直線運動を回転体の回転運動に変換する直線運動・回転変換機構と、前記回転体の回転角度を検出する回転角度検出手段と、この回転角度検出手段の検出値から被検出体の直線移動の位置または距離を検出する直線位置換算手段を備え、
前記回転角度検出手段が、前記回転体またはこの回転体と共に回転する部材である回転側部材に配置されて回転中心回りの円周方向異方性を有する磁気発生手段と、この磁気発生手段の回転中心の軸方向に対向して非回転側部材に配置されて前記磁気発生手段の磁気を検出する磁気アレイセンサと、この磁気アレイセンサの出力から磁気発生手段の回転角度を算出する角度算出手段とを備えたものであることを特徴とする、
直線位置検出装置。 - 請求項1において、前記磁気アレイセンサは、磁気ラインセンサである直線位置検出装置。
- 請求項1または請求項2において、同じ被検出体の直線運動を回転体の回転運動に変換する直線運動・回転変換機構を複数設け、これら複数の直線運動・回転変換機構は互いに伝達比の異なるものとし、各回転体の回転角度をそれぞれ検出する複数の回転角度検出手段を設け、前記直線位置換算手段は、各回転角度検出手段の検出した回転角度から被検出体の直線移動の位置または距離を検出するものとした直線位置検出装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、回転体と共に回転する回転軸、およびこの回転軸を支持する軸受を有し、この軸受が、前記磁気発生手段および磁気アレイセンサを有する角度検出部が設けられた回転検出装置付軸受である直線位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005263823A JP2007078401A (ja) | 2005-09-12 | 2005-09-12 | 直線位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005263823A JP2007078401A (ja) | 2005-09-12 | 2005-09-12 | 直線位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007078401A true JP2007078401A (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=37938891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005263823A Pending JP2007078401A (ja) | 2005-09-12 | 2005-09-12 | 直線位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007078401A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5731022B1 (ja) * | 2014-01-07 | 2015-06-10 | ソフトロニクス株式会社 | 絶対位置検出装置 |
WO2020156980A1 (en) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | Haldex Vie (Shanghai) Electromechanical Brake System Co., Ltd. | A sensor device, a vehicle disc brake and a vehicle comprising the sensor device |
-
2005
- 2005-09-12 JP JP2005263823A patent/JP2007078401A/ja active Pending
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WO2020156980A1 (en) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | Haldex Vie (Shanghai) Electromechanical Brake System Co., Ltd. | A sensor device, a vehicle disc brake and a vehicle comprising the sensor device |
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