JP2007075348A - デビット決済を利用した遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】デビット決済による遊技媒体貸出サービスを実効的に機能させることを課題とする。
【解決手段】T/C10は、予め登録処理された遊技客に付与される会員IDごとに、当該遊技客によって遊技店所有の予納金預り用口座に予納された予納残高を対応付けて記憶し、遊技客から会員IDを含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員IDに対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定し、引落し取引が可能であると判定した場合に、予納残高の引落し取引の要求を遊技店所有の予納金預り用口座から要求額を引き落とすデビット決済要求に置換し、該置換したデビット決済要求をデビット子機70に行い、デビット決済終了後に当該決済額を遊技用記録媒体(会員カードまたはプリペイドカード)に価値付ける。
【選択図】 図2
【解決手段】T/C10は、予め登録処理された遊技客に付与される会員IDごとに、当該遊技客によって遊技店所有の予納金預り用口座に予納された予納残高を対応付けて記憶し、遊技客から会員IDを含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員IDに対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定し、引落し取引が可能であると判定した場合に、予納残高の引落し取引の要求を遊技店所有の予納金預り用口座から要求額を引き落とすデビット決済要求に置換し、該置換したデビット決済要求をデビット子機70に行い、デビット決済終了後に当該決済額を遊技用記録媒体(会員カードまたはプリペイドカード)に価値付ける。
【選択図】 図2
Description
本発明は、所定の金融機関のセンタ若しくはその代行センタに対してデビット決済依頼を行い、このデビット決済依頼に応答して決済された決済額を遊技用記録媒体に価値付けるデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラムに関する。
従来より、パチンコ遊技やスロット遊技などの遊技を提供する遊技システムにおいては、遊技客が記録媒体発行機に貨幣を投入することによって購入したカード(以下、適宜プリペイドカードと言う。)を遊技媒体貸出機に投入し、該投入されたカードの価値(例えば、貨幣の金額または金額に相当する価値を示す価値データ)に基づいて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出システムがよく知られている。
ところが、プリペイドカードを現金でしか購入できないとすると、たとえ金融機関の預貯金残高を多く持つ遊技客であっても、手持ちの現金が無くなった時点で、金融機関に行って預貯金を下ろさねばならないため、継続して遊技を行うことができない。特に、遊技に熱中している遊技客にとっては、遊技を中断して金融機関に向かうのは極めて煩わしいことであり、遊技店は、かかる不便に対する対処を望まれていた。
このため、近年では、所定の金融機関のセンタ若しくはその代行センタに対してデビット決済依頼を行い、このデビット決済依頼に応答して決済された決済額を遊技用記録媒体に価値付けるデビット決済システムが採用されている(例えば、特許文献1参照。)。
より詳細には、店舗外部の決済センタ(情報処理センタ)と回線接続されたデビット端末を遊技店内のカード発行機に隣接配置し、遊技客からデビットカード(銀行や郵便貯金のキャッシュカード)の挿入とともにデビット決済要求を受け付けたならば、情報処理センタを介して金融機関にデビット決済依頼を行い、このデビット決済依頼に応答して決済された決済額でプリペイドカードを購入できるようにしている。
しかしながら、上記した従来技術(特許文献1)では、遊技客が遊技店内での現金取扱カード(キャッシュカード)の使用に抵抗感を抱いていることから、遊技店内での現金引落しサービスの利用が滞り、デビット決済による遊技媒体貸出サービスが実効的に機能していないという問題点があった。
これを具体的に説明すると、遊技店内では、セキュリティが脆弱であり、各種の不正行為が頻発しているという認識が遊技客に根強く、実際にはそのようなことがなくとも、遊技客は、遊技客が開設している口座の銀行番号、支店番号、口座番号(以下、キャッシュカード情報という)や、キャッシュカードの暗証番号が不正に盗み取られ、金融機関口座から現金を引き落とされてしまうなどの被害に遭うことを懸念して、遊技店内でのキャッシュカードの使用に抵抗を感じているのが現状である。
このため、かかる遊技客は、店内にデビット決済システムがあるにも拘わらず、近隣の金融機関まで足を運んで現金を引き落としており、上記の従来技術では、デビット決済による遊技媒体貸出サービスが実効的に機能していなかった。
以上のことから、遊技店内でのキャッシュカードの使用に対する抵抗感、すなわちキャッシュカードの使用に伴って金融機関取引に必要な情報が流出するという遊技客の懸念をいかにして解消するかが極めて重要な課題となっている。
そこで、本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、キャッシュカードの使用に伴って金融機関取引に必要な情報が流出するという遊技客の懸念を解消し、もってデビット決済による遊技媒体貸出サービスを実効的に機能させることができるデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムは、所定の金融機関のセンタ若しくはその代行センタに対してデビット決済依頼を行い、このデビット決済依頼に応答して決済された決済額を遊技用記録媒体に価値付けるデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムであって、予め登録処理された遊技客に付与される会員識別情報ごとに、当該遊技客によって遊技店所有の金融機関口座に予納された予納残高を対応付けて記憶する予納残高記憶手段と、前記遊技客から会員識別情報を含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員識別情報に対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定する取引可否判定手段と、前記取引可否判定手段によって引落し取引が可能であると判定された場合に、前記予納残高の引落し取引の要求を前記遊技店所有の金融機関口座から前記要求額を引き落とすデビット決済要求に置換する取引種別置換手段と、前記取引種別置換手段によって置換されたデビット決済要求に基づいて前記デビット決済依頼を行うデビット決済依頼手段と、当該引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付ける価値付け処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムは、上記の発明において、前記価値付け処理手段は、デビット決済終了後に、当該決済額を遊技用記録媒体に価値付けることを特徴とする。
また、請求項3の発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムは、上記の発明において、前記価値付け処理手段は、前記取引可否判定手段によって引落し取引が可能であると判定された後であれば、デビット決済が終了していなくとも前記引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付けることを特徴とする。
また、請求項4の発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムは、上記の発明において、前記取引可否判定手段は、所定期間内に当該要求額を含む引落し取引額が上限金額を超えるならば、前記予納残高が要求額以上存在する場合でも取引不能と判定することを特徴とする。
また、請求項5の発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムは、上記の発明において、予納要求元端末から、遊技客が予納を所望する予納要求額および遊技客に付与された会員識別情報を含む予納要求の電子申請を受け付けた場合に、この予納要求額を請求額、会員識別情報を支払人名義とした予納要求額請求取引を一意に特定するための請求用識別子を発行し、金融機関のセンタから前記請求用識別子に係る消込依頼を受けた場合に、当該請求用識別子が示す会員識別情報の予納残高に対する前記予納額分の加算処理を前記予納残高記憶手段に行うように制御する収納機関センタをさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項6の発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出方法は、所定の金融機関のセンタ若しくはその代行センタに対してデビット決済依頼を行い、このデビット決済依頼に応答して決済された決済額を遊技用記録媒体に価値付けるデビット決済を利用した遊技媒体貸出方法であって、予め登録処理された遊技客に付与される会員識別情報ごとに、当該遊技客によって遊技店所有の金融機関口座に予納された予納残高を対応付けて記憶部に格納する格納工程と、前記遊技客から会員識別情報を含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員識別情報に対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定する取引可否判定工程と、前記取引可否判定工程によって引落し取引が可能であると判定された場合に、前記予納残高の引落し取引の要求を前記遊技店所有の金融機関口座から前記要求額を引き落とすデビット決済要求に置換する取引種別置換工程と、前記取引種別置換工程によって置換されたデビット決済要求に基づいて前記デビット決済依頼を行うデビット決済依頼工程と、当該引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付ける価値付け処理工程とを含んだことを特徴とする。
また、請求項7の発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出プログラムは、所定の金融機関のセンタ若しくはその代行センタに対してデビット決済依頼を行い、このデビット決済依頼に応答して決済された決済額を遊技用記録媒体に価値付けるデビット決済を利用した遊技媒体貸出プログラムであって、予め登録処理された遊技客に付与される会員識別情報ごとに、当該遊技客によって遊技店所有の金融機関口座に予納された予納残高を対応付けて記憶部に格納する格納手順と、前記遊技客から会員識別情報を含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員識別情報に対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定する取引可否判定手順と、前記取引可否判定手順によって引落し取引が可能であると判定された場合に、前記予納残高の引落し取引の要求を前記遊技店所有の金融機関口座から前記要求額を引き落とすデビット決済要求に置換する取引種別置換手順と、前記取引種別置換手順によって置換されたデビット決済要求に基づいて前記デビット決済依頼を行うデビット決済依頼手順と、当該引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付ける価値付け処理手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、予め登録処理された遊技客に付与される会員識別情報ごとに、当該遊技客によって遊技店所有の金融機関口座に予納された予納残高を対応付けて記憶し、遊技客から会員識別情報を含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員識別情報に対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定し、引落し取引が可能であると判定された場合に、予納残高の引落し取引の要求を遊技店所有の金融機関口座から要求額を引き落とすデビット決済要求に置換し、置換されたデビット決済要求に基づいてデビット決済依頼を行い、当該引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付けることとしたので、キャッシュカードの使用に伴って金融機関取引に必要な情報が流出するという遊技客の懸念を解消し、デビット決済による遊技媒体貸出サービスを実効的に機能させることが可能なデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、デビット決済終了後に、当該決済額を遊技用記録媒体に価値付けることとしたので、予納金預り用口座からの予納額取込が確実に終了した後に遊技用記録媒体への価値付けを行うことができ、遊技店によって記憶管理された予納残高と、金融機関によって記憶管理された予納金預り用口座の残高との整合性を完全に確保することが可能なデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、引落し取引が可能であると判定された後であれば、デビット決済が終了していなくとも引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付けることとしたので、遊技用記録媒体への価値付けを可及的速やかに行うことができ、遊技客の利便性を向上させることが可能なデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、所定期間内に当該要求額を含む引落し取引額が上限金額を超えるならば、予納残高が要求額以上存在する場合でも取引不能と判定することとしたので、遊技投資資金を限度額で制限でき、遊技客の遊技のめり込みを防止することが可能なデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、予納要求元端末から、遊技客が予納を所望する予納要求額および遊技客に付与された会員識別情報を含む予納要求の電子申請を受け付けた場合に、この予納要求額を請求額、会員識別情報を支払人名義とした予納要求額請求取引を一意に特定するための請求用識別子を発行し、金融機関のセンタから請求用識別子に係る消込依頼を受けた場合に、当該請求用識別子が示す会員識別情報の予納残高に対する予納額分の加算処理を行うように制御することとしたので、遊技客によって予納された予納額を速やかに加算登録することが可能なデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムが得られるという効果を奏する。また、予納要求元端末を遊技店内に配設することにより、遊技客は予納作業を遊技店内で完結して行うことが可能になる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムを実施例1として説明した後に、本発明に含まれる他の実施例を実施例2として説明する。
以下の実施例1では、実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムの概要および特徴、システムを実現する上で前提となるMPN決済システムの構成および処理の流れ、システムを構成する各装置の構成および処理の流れを順に説明する。なお、本実施例1では、本発明をパチンコ遊技を対象とする遊技システムに適用することとする。
[概要および特徴(実施例1)]
まず最初に、図1および図2を用いて、実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムの特徴を説明するための説明図である。
まず最初に、図1および図2を用いて、実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムの特徴を説明するための説明図である。
図1に示すように、本実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム1は、遊技店内に設置される遊技システムと、該遊技システムに公衆回線網1000を介して接続され、デビット情報処理センタ100、CAFIS(Credit and Finance Information System)1010、デビットカード発行銀行1020、加盟店銀行1030などから成るネットワークとから構成される。
図1において、遊技店内に設置される遊技システムは、ターミナルコントローラ(以下、T/Cと称す。)10を中心にして、プリペイドカード管理T/C20、「島」と呼ばれるグループごとに設けられた島コントローラ30およびカード発行機60が接続された構成となり、さらに、島コントローラ30には、各島に設置された複数のパチンコ機40それぞれに併設されたカード処理ユニット50が接続されている。
この遊技システムでは、従来から用いられている会員カードMC(会員登録を行った遊技者(会員)に対して遊技店から発行され、発行店の識別情報や会員コードなどの会員識別情報が記憶される)や、プリペイドカードPC(カード発行機60により遊技者に対して発行され、発行店の識別情報、カード固有の識別コード、発行額、カード種別などが記録される)を記録媒体として用いることができる。
パチンコ機40は、パチンコ玉を遊技領域に発射して遊技客が遊技を行う装置である。また、カード処理ユニット50は、プリペイドカードPCや会員カードMCなどの記録媒体に価値付けられた度数の残数(以下、残度数という)を上限とするパチンコ玉の貸し出し処理を主機能とするものであり、遊技店に設置された複数のパチンコ機40それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、パチンコ機40の相互間に挟まれる形で設置してある。
カード発行機60は、現金が入金された場合に、該入金金額に応じた有価価値(度数)が関連付けられるプリペイドカードPCの発行処理並びにプリペイドカードPCに価値付けられた度数に対する加算処理を主機能とするものであり、遊技店に数台設置されている。
また、このカード発行機60は、T/C10と協働し、遊技客によって遊技店所有の金融機関口座に予納された予納残高を上限として、プリペイド一体型会員カードへの有価価値(残度数)の加算処理、並びにプリペイドカードPCの発行処理を行う機能も有している。
遊技者は、カード発行機60から発行されたプリペイドカードPCやプリペイド一体型会員カードをカード処理ユニット50に挿入して、パチンコ玉の貸出操作をおこなうことで、遊技者はパチンコ玉を借り受けることができ、もってパチンコ遊技を行うことが可能となる。
T/C10は、遊技店に少なくとも1台設置してあり、設置した遊技店の統括管理、例えばカード管理、会員の管理、売上管理などをおこなうとともに、プリペイドカードPC並びに会員カードMCの有価価値に関する情報を記憶管理する部分である。但し、本実施例では、プリペイドカードPCの情報管理は、プリペイドカード管理T/C20が担っているものとする。なお、本実施例では、カードに記録した磁気データを改ざんするなどの不正行為を防止する観点から、プリペイド一体型会員カードには「度数」、「貯玉数」および「予納残高」を記録せず、会員カードの識別情報のみを記録する構成を採用することとする。
プリペイドカード管理T/C20は、プリペイドカードの識別情報(プリペイドカードID)およびこのプリペイドカードの残度数を記憶管理する装置である。具体的には、カード処理ユニット50からプリペイドカードIDとともに「度数減算指示」を受信したならば、当該プリペイドカードの残度数を貸出度数分について減算した後、カード処理ユニット50に「度数減算完了通知」を返信する。また、T/C10と同様に、カードに記録した磁気データを改ざんするなどの不正行為を防止する観点から、プリペイドカードには「度数」を記録せず、プリペイドカードの識別情報のみを記録する構成を採用することとする。
ここで、本発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム1は、予め登録処理された遊技客に付与される会員識別情報ごとに、当該遊技客によって遊技店所有の金融機関口座に予納された予納残高を対応付けて記憶し、遊技客から会員識別情報を含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員識別情報に対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定し、引落し取引が可能であると判定した場合に、予納残高の引落し取引の要求を遊技店所有の金融機関口座から要求額を引き落とすデビット決済要求に置換し、該置換したデビット決済要求に基づいてデビット決済依頼を行い、当該引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付ける点に主たる特徴があり、かかる一連の処理によって、キャッシュカードの使用に伴って金融機関取引に必要な情報が流出するという遊技客の懸念を解消し、もってデビット決済による遊技媒体貸出サービスを実効的に機能させることができるようにしている。
この主たる特徴を具体的に説明すると、遊技店内でのキャッシュカードの使用に伴って金融機関取引に必要な情報が流出するという遊技客の懸念を解消するために、本実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム1では、遊技店内において金融機関に預けた預貯金を引き落とさせるのではなく、遊技店所有の予納金預り用口座(以下、遊技客の視点から説明を行う場合に、適宜「ホール用口座」と言う。)に予納した予納残高を引き落とさせることで、遊技店側が対金融機関取引(デビット決済)を一括代理して行う。
より詳細には、図2に示すように、カード発行機60では、プリペイド一体型会員カード200が挿入され、この会員カードの暗証番号および予納残高の引落し要求額などの引落し取引情報が入力されたならば(図9−1参照)、会員カードから読み取った「会員ID」、入力された「暗証番号」および「要求額」を含む予納残高の引落し要求をT/C10に行う。
この予納残高の引落し取引の要求を受け付けたT/C10は、会員管理DB14を参照して、この引落し取引の要求に含まれる「会員ID」の照査、並びにその会員IDに対応する「参照暗証番号」と「入力参照番号」の照合を行った後に、この「会員ID」に対応する「予納残高」が引落し取引の「要求額」以上であるか否かを判定する。なお、当然のことながら、「会員ID」および「暗証番号」のうちいずれかでも正当なものでない場合には、当該引落し取引は棄却されることとなる。
このため、金融機関のように、キャッシュカード情報で金融機関口座を特定し、その暗証番号で口座名義人の本人認証を行わずとも、予め登録処理された遊技客に付与された会員識別情報(会員ID)でホール用口座を特定し、その暗証番号で口座名義人の本人認証を行うことができる。
そして、T/C10は、「予納残高」が「要求額」以上であると判定した場合に、遊技客から受け付けた「予納残高の引落し取引の要求」を「遊技店所有の予納金預り用口座から要求額を引き落とすデビット決済要求」に置換する。つまり、遊技客主体の「ホール用口座」からの引落し要求を、「予納残高」を「遊技投資」に充てる遊技店主体の予納額取込指示に置換することで、遊技客による対金融機関取引を不要化することができる。
より詳細には、T/C10は、会員カード情報である「会員ID」を遊技店所有の予納金預り用口座が開設されているデビットカード発行銀行1020の「銀行番号」、「支店番号」、「口座番号」(以下、これらをキャッシュカード情報と言う。)に置換し、また、会員カードの暗証番号を同予納金預り用口座に対して付与されたデビットカードの暗証番号に置換し、これら置換された情報をもとに引落し取引の要求額を決済要求額としたデビット決済要求をデビット子機70に行い、このデビット決済要求を受け付けたデビット子機70は、キャッシュカード情報、決済要求額および暗証番号を含むデビット決済依頼を基地局、公衆回線網1000を通じてデビット情報処理センタ100に送信する。
その後、T/C10は、デビット情報処理センタ100からデビット決済完了通知を受信した場合には、当該決済額に相当する度数を現残度数に価値付ける。具体的には、会員管理DB14によって記憶された当該会員IDの予納残高を決済額分について減算するとともに、当該会員IDに対応する残度数に決済額に相当する度数を加算し、これらの取引結果をカード発行機60に通知する。これらの取引結果の通知を受信したカード発行機60は、当該引落し取引前後のプリペイド残度数を表示するとともに(図9−3参照)、当該引落し取引前後の予納残高を印字した明細票210を印字して発行した後、プリペイド一体型会員カード200を返却する。
このように、遊技客主体の「ホール用口座」からの引落し要求を遊技店主体の予納額取込指示に置換し、この予納額取込指示に基づくデビット決済依頼を行い、デビット決済終了後に、当該決済額を遊技用記録媒体に価値付けることで、遊技店側が対金融機関取引を一括代理して行いつつ、会員カードを用いたホール用口座に対する引落し取引でプリペイド度数を補充させることができる。さらに、換言すれば、遊技客は、遊技店内でキャッシュカードを使用する必要がなくなり、会員カードをキャッシュカードの代わりに使用することができる。
したがって、上記した従来技術の例で言えば、遊技店内でキャッシュカードを使用させることで、キャッシュカードの使用に伴って金融機関取引に必要な情報が流出するという懸念を遊技客に生じさせるのではなく、キャッシュカードの代わりに会員カードを代用させることで、キャッシュカードの使用に伴って金融機関取引に必要な情報が流出するという遊技客の懸念を解消し、上記した主たる特徴のように、デビット決済による遊技媒体貸出サービスを実効的に機能させることが可能になる。
さらに、これに関連して、デビット決済による遊技媒体貸出サービスを実効的に機能させることで、遊技客に近隣の金融機関まで足を運ばせることがなくなるため、遊技台の稼働率および遊技投資額を向上させることが可能になる。また、遊技店所有の金融機関口座に遊技専用資金として予納させることとしたので、のめり込みによる他の資金(生活費など)の圧迫を抑制することが可能になる。
[前提となるMPN決済システム]
続いて、本実施例1に係るシステムを実現する上で前提となるMPN決済システム、すなわちT/Cへの予納登録を実現するMPN決済システムの構成および処理の流れを説明する。なお、かかる「MPN」とは、マルチペイメントネットワークのことを指し、以下では、この用語を「MPN」に統一して用いる。
続いて、本実施例1に係るシステムを実現する上で前提となるMPN決済システム、すなわちT/Cへの予納登録を実現するMPN決済システムの構成および処理の流れを説明する。なお、かかる「MPN」とは、マルチペイメントネットワークのことを指し、以下では、この用語を「MPN」に統一して用いる。
図3は、T/Cへの予納登録を実現するMPN決済システムの概略構成を示すブロック図である。ここで、このMPN決済システムとは、各収納機関と金融機関を結び、顧客〜金融機関〜収納機関間に発生する各種の決済に関わるデータを伝送するためのインフラである。最近では、かかるMPN決済システムを用いることにより、各種の情報処理装置から公共料金や税金などの支払いが可能になっている。なお、本実施例1では、遊技店を収納機関センタ1200と位置付けている。
同図に示すように、このMPN決済システムは、T/C10、予納要求元端末80、遊技店所有の予納金預り用口座を有するデビットカード発行銀行1020、遊技客が銀行口座を有する銀行の銀行サーバ1040および収納機関センタ1200が公衆回線網1000を介して接続された構成となり、このうち、銀行サーバ1040と、収納機関センタ1200とは、MPN1200を介して接続されている。なお、本実施例1では、予納要求元端末80は、予納要求専用の端末装置として店内スペースに配設されるものとする。また、この予納要求元端末には、MPN決済処理用のアプリケーション(以下、「MPN決済アプリ」と言う)がインストールされていることとする。
より具体的には、図3において、遊技客は、予納要求元端末80から収納機関センタ1200にアクセスして遊技店への予納要求(電子申請)を行い、この予納要求を受けた収納機関センタ1200が取引を特定するための任意IDである請求書IDを発行し、発行した請求書IDを予納要求元端末80に通知する。つまり、このMPNでは、デビットカードシステムのように「金額」がその後の取扱対象となるのではなく、「請求書ID」がその後の取引対象となるのである。
その後、遊技客は予納要求額分の対価を銀行口座から支払う必要が生ずるため、まず銀行サーバ1040にアクセスして請求書IDを送信し、収納機関センタ1200への代金の支払い要求(請求書IDの消込依頼)を銀行サーバ1040に対して行う。銀行サーバ1040は、この要求に応答して収納機関センタ1200に消込依頼を行い、この収納機関センタ1200は、請求IDの消込処理を行った後に予納要求額分の予納残高加算指示をT/C10に通知し、このT/C10は、予納残高加算指示を受け付けたならば、予納が完了したものと判断して予納要求額分の金額を会員管理DB14に加算する。
このように、本実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム1には、本発明の前提となる「予納」、すなわち遊技客所有の金融機関口座から遊技店所有の予納金預り用口座への予納要求額の決済、並びにT/C10への決済済み予納額の登録を遊技店を収納機関としたMPN決済システムを用いて行う点に付加的な特徴がある。
次に、本実施例1に係るMPN決済システムを用いたT/Cへの予納登録処理に関する予納要求元端末80、収納機関センタ1200、銀行サーバ1040およびT/C10間の制御シーケンスについて説明する。図4は、本実施例1に係るMPN決済システムを用いたT/Cへの予納登録処理に関する予納要求元端末80、収納機関センタ1200、銀行サーバ1040およびT/C10間の制御シーケンスを示す図であり、図5および図6は、図4に示した制御シーケンスを補足説明するための概念図である。
図4に示すように、予納要求元端末80内で動作するMPN決済アプリは、「ホール用口座」の開設要求または既「ホール用口座」への予納要求を操作部を介して受け付けると(ステップS101)、当該遊技客の「会員ID」および予納要求額の入力を受け付けた後(ステップS102)に、収納機関センタ1200に予納要求を行う(ステップS103)。
この予納要求を受け付けた収納機関センタ1200は、請求書IDを発行し(ステップS301)、発行した請求書IDを予納要求元端末80に返信する(ステップS302)。収納機関センタ1200では、図5に示したように、支払人名義には会員ID「00001」、請求金額には予納要求額「80000(円)」を請求データとして登録し、これらを一意に特定する「請求書ID」を予納要求端末80に発行する。
その後、図4および図6に示すように、この請求書IDを受信した予納要求元端末80は、支払方式および金融機関の選択画面を表示し遊技客による選択を促し、遊技客が支払方式および金融機関を選択すると(ステップS104)、予納要求元端末80から選択された銀行サーバ1040に請求書IDなどの情報を含む支払指示が行われる(ステップS105)。図6に示した例では、支払方式としてインターネットバンキングが選択された場合を示しており、この場合には、請求書IDとともにインターネットバンキングID、暗証番号及び支払い指示が銀行サーバ1040に対して送信されることになる。
この支払指示を受け付けた銀行サーバ1040は、後述する消込処理を行う前に予納要求元端末80に対して決済完了通知を行い(ステップS501)、この決済完了通知を受信した予納要求元端末80は予納完了通知待ちの状態となる(ステップS106)。なお、ここでは処理の迅速化を考慮して、支払指示に応答して直ちに決済完了通知を行うこととしたが、予納残高の加算後に決済完了通知を行うこともできる。
また、この銀行サーバ1040は、MPN1200を介して収納機関センタ1200に請求書IDに対応する請求データの消込依頼を行い(ステップS502)、この消込依頼を受け付けた収納機関センタ1200は、図6に示す消込処理を行った後に(ステップS303)、銀行サーバ1040に対して消込完了通知を行うとともに(ステップS304)、T/C10に対して加算対象の「会員ID」および加算額(予納額)「80000(円)」を含む予納残高加算指示を行う(ステップS305)。
そして、この予納残高加算指示を受け付けたT/C10は、当該会員ID「00001」の予納残高に対する予納額「80000(円)」分の加算処理を会員管理DB14に行った後(ステップS701)に、予納要求元端末80に予納完了通知を行い(ステップS702)、予納要求元端末80は、予納完了を表示部に表示する(ステップS107)。
このように、かかる収納機関センタ1200によれば、予納要求元端末80から遊技客が予納を所望する予納要求額および遊技客に付与された会員IDを含む予納要求の電子申請を受け付けた場合に、この予納要求額を請求額、会員識別情報を支払人名義とした予納要求額請求取引を一意に特定するための請求書IDを発行し、銀行サーバ1040から請求書IDに係る消込依頼を受けた場合に、当該請求書IDが示す会員IDの予納残高に対する予納額分の加算処理を会員管理DB14に行うように制御することとしたので、遊技客によって予納された予納額を速やかに加算登録することが可能になる。また、予納要求元端末を遊技店内に配設することにより、遊技客は予納作業を遊技店内で完結して行うことが可能になる。
[実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム]
次に、本実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムの構成および処理の流れを説明する。なお、以下では、システムの中でも「概要および特徴」と重複する部分の説明は省略し、本発明に密接に関連するT/C10に重点を置いて説明する。
次に、本実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムの構成および処理の流れを説明する。なお、以下では、システムの中でも「概要および特徴」と重複する部分の説明は省略し、本発明に密接に関連するT/C10に重点を置いて説明する。
図7は、本実施例1に係るT/Cの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、本実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム1は、遊技システム内で本発明に関連するものとして、カード発行機60、デビット子機70およびT/C10を備える。
このうち、カード発行機60は、現金が入金された場合に、該入金金額に応じた有価価値(度数)が関連付けられるプリペイドカードPCの発行処理並びにプリペイドカードPCに価値付けられた度数に対する加算処理を主機能とするものであるが、本発明に関連する処理動作としては、T/C10に対して予納残高の引落し取引の要求を行う。また、図2に示すように、予納残高の引落し取引の明細票210を印字する印字部を有することとする。
より詳細には、図2および図9−1に示すように、プリペイド一体型会員カード200が挿入されると、引落し取引情報入力画面300を表示し、この引落し取引情報入力画面300において会員カードの暗証番号および予納残高の引落し要求額などの引落し取引情報が入力されたならば、会員カードから読み取った「会員ID」、入力された「暗証番号」および「要求額」を含む予納残高の引落し要求をT/C10に行う。
デビット子機70は、T/C10からデビット決済要求を受け付けた場合に、キャッシュカード情報、決済要求額および暗証番号を含むデビット決済依頼を基地局、公衆回線網1000を通じてデビット情報処理センタ100に送信するデビット決済依頼処理を主機能とするものである。
続いて、T/C10の構成を説明する。このT/C10は、図7に示すように、入力部11と、表示部12と、各種装置(例えば、カード発行機60やデビット子機70などの装置)との間で各種通信の制御を行う通信制御IF部13と、会員管理DB14と、制御部15とを備える。
このうち、入力部11は、各種の情報を入力するキーボード、マウスおよびトラックボールなどの指示入力手段であり、例えば、会員管理DB14に記憶された遊技客(会員)の会員情報の更新(例えば、遊技客によって予納された予納額の手動による登録や会員カードの暗証番号の変更など)を受け付ける。また、表示部12は、各種の情報を出力するモニタなどの出力表示手段であり、例えば、会員管理DB14によって記憶された遊技客(会員)の会員情報を表示する。
会員管理DB14は、会員識別情報ごとに、会員である遊技客の会員情報を記憶管理するデータベースであり、具体的には、会員IDごとに、暗証番号、遊技店所有の予納金預り用口座への予納残高、プリペイド残度数および貯玉数を対応付けて記憶している。例えば、図8に示すように、会員ID「00001」に暗証番号「1234」、予納残高「80000(円)」、プリペイド残度数「20(度数)」および貯玉数「3000(個)」を、会員ID「00002」に暗証番号「4567」、予納残高「15000(円)」、プリペイド残度数「0(度数)」および貯玉数「1000(個)」を、・・・、会員ID「××××N」に暗証番号「9678」、予納残高「100000(円)」、プリペイド残度数「80(度数)」および貯玉数「30000(個)」を対応付けて記憶している。
制御部15は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、取引可否判定部15aと、取引種別置換部15bと、価値付け処理部15cとを備える。
このうち、取引可否判定部15aは、カード発行機60から会員識別情報を含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員識別情報に対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定する処理部である。具体的には、会員管理DB14を参照して、この引落し取引の要求に含まれる「会員ID」の照査、並びにその会員IDに対応する「参照暗証番号」と「入力参照番号」の照合を行った後に、この「会員ID」に対応する「予納残高」が引落し取引の「要求額」以上であるか否かを判定する。なお、当然のことながら、「会員ID」および「暗証番号」のうちいずれかでも正当なものでない場合には、当該引落し取引は棄却されることとなる。
例えば、会員ID「00001」から「5000(円)」の引落し取引を受け付けた場合であれば、会員ID「00001」の予納残高「80000(円)」≧要求額「5000(円)」であるので、予納残高の引落し取引は可能であると判定し、一方、会員ID「00003」から「5000(円)」の引落し取引を受け付けた場合には、会員ID「00003」の予納残高「3000(円)」<要求額「5000(円)」であるので、予納残高の引落し取引は不能であると判定することとなる。なお、後者のように、予納残高不足である場合には、予納残高NG通知がカード発行機60に行われ、この予納残高NG通知を受け付けたカード発行機60は、図9−2に示す残高不足通知画面310を表示する。
取引種別置換部15bは、取引可否判定部15aによって引落し取引が可能であると判定された場合に、予納残高の引落し取引の要求を遊技店所有の予納金預り用口座から要求額を引き落とすデビット決済要求に置換する処理部である。具体的には、図2に示すように、会員カード情報である「会員ID」を遊技店所有の予納金預り用口座が開設されているデビットカード発行銀行1020の「銀行番号」、「支店番号」、「口座番号」(以下、これらをキャッシュカード情報と言う。)に置換し、また、会員カードの暗証番号を同予納金預り用口座に対して付与されたデビットカードの暗証番号に置換し、これら置換された情報をもとに引落し取引の要求額を決済要求額としたデビット決済要求をデビット子機70に行う。
価値付け処理部15cは、カード発行機60またはデビット子機70を介するデビット決済により入金された入金金額を遊技用記録媒体に価値付ける処理部である。具体的には、デビット情報処理センタ100からデビット決済完了通知を受信したならば、会員管理DB14によって記憶された当該会員IDの予納残高を決済額分について減算するとともに、当該会員IDに対応する残度数に決済額に相当する度数を加算し、これらの取引結果通知をカード発行機60に行う。なお、この取引結果通知を受け付けたカード発行機60は、図9−3に示す取引結果通知画面320を表示するとともに、当該引落し取引前後の予納残高を印字した明細票210を印字して発行する。
このように、デビット決済終了後に、当該決済額を遊技用記録媒体に価値付けることとしたので、予納金預り用口座からの予納額取込が確実に終了した後に遊技用記録媒体への価値付けを行うことができ、遊技店によって記憶管理された予納残高と、金融機関によって記憶管理された予納金預り用口座の残高との整合性を完全に確保することが可能になる。
次に、本実施例1に係るT/C10のデビット決済を利用した遊技用記録媒体の価値付け処理に関するカード発行機60、T/C10、デビット子機70、デビット情報処理センタ100およびデビットカード発行銀行1020間の制御シーケンスについて説明する。図10は、本実施例1に係るT/C10のデビット決済を利用した遊技用記録媒体の価値付け処理に関するカード発行機60、T/C10、デビット子機70、デビット情報処理センタ100およびデビットカード発行銀行1020間の制御シーケンスを示す図である。
同図に示すように、カード発行機60は、プリペイド一体型会員カード200が挿入されると(ステップS201肯定)、このプリペイド一体型会員カード200から「会員ID」を読み取る(ステップS202)。
続いて、カード発行機60は、図9−1に示す引落し取引情報入力画面300を表示し、この引落し取引情報入力画面300において会員カードの暗証番号および予納残高の引落し要求額などの引落し取引情報が入力されたならば(ステップS203)、会員カードから読み取った「会員ID」、入力された「暗証番号」および「要求額」を含む予納残高の引落し要求をT/C10に行う(ステップS204)。
ここで、この引落し取引の要求を受け付けたT/C10の取引可否判定部15aは、会員管理DB14を参照して、この引落し取引の要求に含まれる「会員ID」の照査、並びにその会員IDに対応する「参照暗証番号」と「入力参照番号」の照合を行った後に、この「会員ID」に対応する「予納残高」が引落し取引の「要求額」以上であるか否かを判定する(ステップS401)。
このとき、予納残高が引落し取引の要求額に満たない場合(ステップS401否定)には、取引可否判定部15aは、予納残高NG通知をカード発行機60に行い(ステップS402)、この予納残高NG通知を受け付けたカード発行機60は、図9−2に示す残高不足通知画面310を表示する(ステップS205)。
一方、予納残高が引落し取引の要求額以上である場合(ステップS401肯定)には、取引種別置換部15bは、図2に示すように、会員カード情報である「会員ID」を遊技店所有の予納金預り用口座が開設されているデビットカード発行銀行1020のキャッシュカード情報に置換するとともに、会員カードの暗証番号を同予納金預り用口座に対して付与されたデビットカードの暗証番号に置換し(ステップS403)、これら置換された情報をもとに引落し取引の要求額を決済要求額としたデビット決済要求をデビット子機70に行う(ステップS404)。
その後、このデビット決済要求を受け付けたデビット子機70は、キャッシュカード情報、決済要求額および暗証番号を含むデビット決済依頼を基地局、公衆回線網1000、デビット情報処理センタ100を通じてデビットカード発行銀行1020に送信する(ステップS601)。
これに対し、デビットカード発行銀行1020は、デビット情報処理センタ100からのデビット決済依頼を受信すると、該デビット決済要求に含まれるキャッシュカード情報に含まれる口座番号および決済要求金額に基づき、デビット発行銀行1020の予納金預り用口座から加盟店銀行1030の売上金管理用口座へ当該決済金額を振替えるデビット決済処理を行う(ステップS1001)とともに、該デビット決済処理により上記決済金額が振替えられたか否かに関するデビット決済結果をデビット情報処理センタ100へ送信する(ステップS1002)。
なお、デビットカード発行銀行1020からデビット情報処理センタ100へ送出される決済結果には、処理番号、端末ID、端末処理番号、金額(指定金額)、伝票表示項目(例えば、上記キャッシュカード情報)、および決済の可否を示す旨の情報が含まれている。
一方、デビット情報処理センタ100は、デビットカード発行銀行1020から決済結果を受信すると、その決済結果に基づいて、デビット決済がOKか否(NG)かを判断する(ステップS802)。ここで、CAFISネットワーク1010などの通信不良などによりステップS1001でデビット決済が実施されなかった場合は、該デビットカード発行銀行1020からデビット決済がNGである旨の決済結果が送られてくるため、デビット情報処理センタ100は該決済結果からデビット決済NGであると判定し(ステップS802否定)、デビット決済が行えなかったことを示す決済未完通知をデビット子機70およびT/Cを通じてカード発行機60に送信する(ステップS803)。
カード発行機60は、デビット情報処理センタ100からデビット決済未完通知を受信すると、ネットワーク不良などにより決済が行えなかった旨を表示部に表示するなど、遊技客に対してデビット決済が行えなかった旨を報知する(ステップS206)。
一方、ステップS1001において、デビット発行銀行1020の予納金預り用口座から加盟店銀行1030の売上金管理用口座への振替え処理が行われ、デビット決済が実施された場合は、該デビットカード発行銀行1020からデビット決済がOKである旨の決済結果が送られてくるため、デビット情報処理センタ100は、該決済結果からデビット決済OKであると判定し(ステップS802肯定)、デビット決済が完了したことを示すデビット決済完了通知を、デビットカード発行銀行1020から受信された決済結果に含まれている伝票表示項目(例えば、上記キャッシュカード情報、決済金額、処理日時など)などとともにデビット子機70を通じてT/C10に送信する(ステップS804)。
T/C10の価値付け処理部15cでは、デビット情報処理センタ100からデビット決済完了通知を受信すると、会員管理DB14によって記憶された当該会員IDの予納残高を決済額分について減算するとともに(ステップS405)、当該会員IDに対応する残度数に決済額に相当する度数を加算し(ステップS406)、これらの取引結果通知をカード発行機60に行う(ステップS407)。
一方、カード発行機60では、T/C10から取引結果通知を受信すると、図9−3に示す取引結果通知画面320を表示するとともに、当該引落し取引前後の予納残高を印字した明細票210を印字して発行した後(ステップS207)、プリペイド一体型会員カード200を返却する(ステップS208)。なお、上記ステップS207においては、受信したデビット決済完了通知中の伝票表示項目に基づき、該伝票表示項目を表示部に表示して遊技客にデビット利用状況を知らせる処理を併せて行っても良い。
このように、予納残高から引き落とされた引落し額を会員カードに価値付けることで、遊技客は、この会員カードをカード処理ユニット50に挿入し、この会員カードに価値付けられたプリペイド残度数を引き落として遊技媒体を借り受けることができる。
上述してきたように、本実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム1によれば、キャッシュカードの代わりに会員カードを代用させることができるようにシステムを構成したので、キャッシュカードの使用に伴って金融機関取引に必要な情報が流出するという遊技客の懸念を解消し、デビット決済による遊技媒体貸出サービスを実効的に機能させることが可能になる。
また、本実施例1に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム1によれば、デビット決済終了後に、当該決済額を遊技用記録媒体に価値付けることとしたので、予納金預り用口座からの予納額取込が確実に終了した後に遊技用記録媒体への価値付けを行うことができ、遊技店によって記憶管理された予納残高と、金融機関によって記憶管理された予納金預り用口座の残高との整合性を完全に担保することが可能になる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。そこで、以下に示すように、(1)取引可否判定、(2)価値付け、(3)予納、(4)その他等にそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)取引可否判定
例えば、本発明では、所定期間内に当該要求額を含む引落し取引額が上限金額を超えるならば、予納残高が要求額以上存在する場合でも取引不能と判定するようにしても良い。具体的に例を挙げると、1日当たりに3万円という上限金額を設定し、今回の要求額を含むこの日の引落し取引額が超える場合には、いかに予納残高が要求額以上あろうと取引不能と判定し、当該遊技客の予納残高の引落し取引を禁止する。すなわち、これによって、遊技投資資金を限度額で制限でき、遊技客の遊技のめり込みを防止することが可能になる。なお、かかる上限金額は、1ヶ月当たり10万円、半年当たりに50万というように期間および金額の設定は遊技店によって任意に設定されて良く、また、期間に縛られることない上限金額であっても良い。
例えば、本発明では、所定期間内に当該要求額を含む引落し取引額が上限金額を超えるならば、予納残高が要求額以上存在する場合でも取引不能と判定するようにしても良い。具体的に例を挙げると、1日当たりに3万円という上限金額を設定し、今回の要求額を含むこの日の引落し取引額が超える場合には、いかに予納残高が要求額以上あろうと取引不能と判定し、当該遊技客の予納残高の引落し取引を禁止する。すなわち、これによって、遊技投資資金を限度額で制限でき、遊技客の遊技のめり込みを防止することが可能になる。なお、かかる上限金額は、1ヶ月当たり10万円、半年当たりに50万というように期間および金額の設定は遊技店によって任意に設定されて良く、また、期間に縛られることない上限金額であっても良い。
また、所定期間内に当該引落し取引を含む取引回数が上限回数を超えるならば、予納残高が要求額以上存在する場合でも取引不能と判定するようにしても良い。このように、上限金額を設定するのではなく、取引回数を制限するようにしても、遊技客の遊技のめり込みを同様に防止することができる。また、これら上限金額と上限回数は、排他的に設定するようにしても良いし、同時に設定するようにしても良い。
(2)価値付け
また、実施例1では、デビット決済終了後に当該決済額を遊技用記録媒体に価値付けることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、取引可否判定部15aによって引落し取引が可能であると判定された後であれば、デビット決済が終了していなくとも引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付けるようにしても良い。
また、実施例1では、デビット決済終了後に当該決済額を遊技用記録媒体に価値付けることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、取引可否判定部15aによって引落し取引が可能であると判定された後であれば、デビット決済が終了していなくとも引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付けるようにしても良い。
例えば、取引可否判定部15aによって引落し取引が可能であると判定された時点で、引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付けることで、遊技用記録媒体への価値付けを可及的速やかに行うことができ、遊技客の利便性を向上させることが可能になる。さらに、これに関連して、遊技店によって記憶管理された予納残高と、金融機関によって記憶管理された予納金預り用口座の残高との整合性が事後的には担保された状況下であるため、金融機関の取引取扱い時間外でも遊技用記録媒体への価値付けを許容し、予納額取込のデビット決済を事後的に行うといった、デビット決済による遊技媒体貸出サービスを柔軟に運用することが可能になる。
(3)予納
また、実施例1では、予納要求元端末80を遊技店内に配設することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技客の自宅やインターネットカフェなど任意の設置場所に設置された情報処理装置であっても良いし、また、固定設置されるものである必要もなく、携帯電話機やPDAのような情報処理装置であっても良い。このように、遊技客に情報処理装置を予納要求元端末として利用させることにより、時間や場所を問わずに予納を行うことができ、遊技客の予納作業に係る利便性を飛躍的に向上させることができる。
また、実施例1では、予納要求元端末80を遊技店内に配設することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技客の自宅やインターネットカフェなど任意の設置場所に設置された情報処理装置であっても良いし、また、固定設置されるものである必要もなく、携帯電話機やPDAのような情報処理装置であっても良い。このように、遊技客に情報処理装置を予納要求元端末として利用させることにより、時間や場所を問わずに予納を行うことができ、遊技客の予納作業に係る利便性を飛躍的に向上させることができる。
なお、実施例1では、金額無制限で予納を行うことが可能な実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ホール用口座の予納残高(予納可能金額)に上限を設けるようにしても良い。
また、実施例1では、MPN決済システムを用いて、遊技客による予納およびT/Cへの予納登録を行うこととしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技店所有の予納金預り用口座への振込証明となるもの(例えば、振込明細票など)の提示を受けて従業員が会員管理DB14への予納登録を行うようにしても良い。また、貯玉/貯メダルを遊技店固有の交換率に応じて予納残高に振替え登録するようにしても良い。
(4)その他
また、実施例1では、本発明をパチンコ遊技を対象とする遊技システムに適用することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技を対象として含めた遊技システム、或いはパチスロ遊技のみを対象とする遊技システムであっても本発明を同様に適用することができる。
また、実施例1では、本発明をパチンコ遊技を対象とする遊技システムに適用することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技を対象として含めた遊技システム、或いはパチスロ遊技のみを対象とする遊技システムであっても本発明を同様に適用することができる。
なお、実施例1では、遊技客に予納残高の引落し取引をカード発行機60で行わせることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、カード発行機60の機能(会員カード情報の入力手段や明細票の印字手段)をカード処理ユニット50に持たせることで、予納残高の引落し取引をカード処理ユニット50で行わせることも可能になる。
また、本発明では、同一チェーンの店舗であれば、各店舗のT/Cで予納残高のデータを共有したり、複数店舗共通の遊技店口座に予納させ、各店舗のT/Cを統括管理する統括管理装置を設けたりするようにしても良い。すなわち、これによって、一つの会員カードが同一チェーンの店舗全てで利用可能となり、ホール用口座の利用を促進させることが可能になる。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係るデビット決済を利用した遊技媒体貸出しシステム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラムは、所定の金融機関のセンタ若しくはその代行センタに対してデビット決済依頼を行い、このデビット決済依頼に応答して決済された決済額を遊技用記録媒体に価値付けるデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラムに有用であり、特に、デビット決済による遊技媒体貸出サービスを実効的に機能させることができるデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラムに適している。
1 デビット決済を利用した遊技媒体貸出システム
10 管理装置(T/C)
11 入力部
12 表示部
13 通信制御IF部
14 会員管理データベース
15 制御部
15a 取引可否判定部
15b 取引種別置換部
15c 価値付け処理部
20 プリペイドカード管理T/C
30 島コントローラ
40 遊技機(パチンコ機)
50 カード処理ユニット
60 カード発行機
65 カード精算機
70 デビット子機
80 予納要求元端末
100 デビット情報処理センタ
1000 公衆回線網
1010 CAFISネットワーク
1020 デビットカード発行銀行
1030 加盟店銀行
1040 銀行サーバ
1100 マルチペイメントネットワーク(MPN)
1200 収納機関センタ
10 管理装置(T/C)
11 入力部
12 表示部
13 通信制御IF部
14 会員管理データベース
15 制御部
15a 取引可否判定部
15b 取引種別置換部
15c 価値付け処理部
20 プリペイドカード管理T/C
30 島コントローラ
40 遊技機(パチンコ機)
50 カード処理ユニット
60 カード発行機
65 カード精算機
70 デビット子機
80 予納要求元端末
100 デビット情報処理センタ
1000 公衆回線網
1010 CAFISネットワーク
1020 デビットカード発行銀行
1030 加盟店銀行
1040 銀行サーバ
1100 マルチペイメントネットワーク(MPN)
1200 収納機関センタ
Claims (7)
- 所定の金融機関のセンタ若しくはその代行センタに対してデビット決済依頼を行い、このデビット決済依頼に応答して決済された決済額を遊技用記録媒体に価値付けるデビット決済を利用した遊技媒体貸出システムであって、
予め登録処理された遊技客に付与される会員識別情報ごとに、当該遊技客によって遊技店所有の金融機関口座に予納された予納残高を対応付けて記憶する予納残高記憶手段と、
前記遊技客から会員識別情報を含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員識別情報に対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定する取引可否判定手段と、
前記取引可否判定手段によって引落し取引が可能であると判定された場合に、前記予納残高の引落し取引の要求を前記遊技店所有の金融機関口座から前記要求額を引き落とすデビット決済要求に置換する取引種別置換手段と、
前記取引種別置換手段によって置換されたデビット決済要求に基づいて前記デビット決済依頼を行うデビット決済依頼手段と、
当該引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付ける価値付け処理手段と
を備えたことを特徴とするデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム。 - 前記価値付け処理手段は、デビット決済終了後に、当該決済額を遊技用記録媒体に価値付けることを特徴とする請求項1に記載のデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム。
- 前記価値付け処理手段は、前記取引可否判定手段によって引落し取引が可能であると判定された後であれば、デビット決済が終了していなくとも前記引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付けることを特徴とする請求項1に記載のデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム。
- 前記取引可否判定手段は、所定期間内に当該要求額を含む引落し取引額が上限金額を超えるならば、前記予納残高が要求額以上存在する場合でも取引不能と判定することを特徴とする請求項1、2または3に記載のデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム。
- 予納要求元端末から、遊技客が予納を所望する予納要求額および遊技客に付与された会員識別情報を含む予納要求の電子申請を受け付けた場合に、この予納要求額を請求額、会員識別情報を支払人名義とした予納要求額請求取引を一意に特定するための請求用識別子を発行し、金融機関のセンタから前記請求用識別子に係る消込依頼を受けた場合に、当該請求用識別子が示す会員識別情報の予納残高に対する前記予納額分の加算処理を前記予納残高記憶手段に行うように制御する収納機関センタをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のデビット決済を利用した遊技媒体貸出システム。
- 所定の金融機関のセンタ若しくはその代行センタに対してデビット決済依頼を行い、このデビット決済依頼に応答して決済された決済額を遊技用記録媒体に価値付けるデビット決済を利用した遊技媒体貸出方法であって、
予め登録処理された遊技客に付与される会員識別情報ごとに、当該遊技客によって遊技店所有の金融機関口座に予納された予納残高を対応付けて記憶部に格納する格納工程と、
前記遊技客から会員識別情報を含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員識別情報に対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定する取引可否判定工程と、
前記取引可否判定工程によって引落し取引が可能であると判定された場合に、前記予納残高の引落し取引の要求を前記遊技店所有の金融機関口座から前記要求額を引き落とすデビット決済要求に置換する取引種別置換工程と、
前記取引種別置換工程によって置換されたデビット決済要求に基づいて前記デビット決済依頼を行うデビット決済依頼工程と、
当該引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付ける価値付け処理工程と
を含んだことを特徴とするデビット決済を利用した遊技媒体貸出方法。 - 所定の金融機関のセンタ若しくはその代行センタに対してデビット決済依頼を行い、このデビット決済依頼に応答して決済された決済額を遊技用記録媒体に価値付けるデビット決済を利用した遊技媒体貸出プログラムであって、
予め登録処理された遊技客に付与される会員識別情報ごとに、当該遊技客によって遊技店所有の金融機関口座に予納された予納残高を対応付けて記憶部に格納する格納手順と、
前記遊技客から会員識別情報を含む予納残高の引落し取引の要求を受け付けたならば、この会員識別情報に対応する予納残高と当該引落し取引の要求額と比較して取引可否を判定する取引可否判定手順と、
前記取引可否判定手順によって引落し取引が可能であると判定された場合に、前記予納残高の引落し取引の要求を前記遊技店所有の金融機関口座から前記要求額を引き落とすデビット決済要求に置換する取引種別置換手順と、
前記取引種別置換手順によって置換されたデビット決済要求に基づいて前記デビット決済依頼を行うデビット決済依頼手順と、
当該引落し取引の要求額を遊技用記録媒体に価値付ける価値付け処理手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするデビット決済を利用した遊技媒体貸出プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005267085A JP2007075348A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | デビット決済を利用した遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005267085A JP2007075348A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | デビット決済を利用した遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007075348A true JP2007075348A (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=37936231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005267085A Pending JP2007075348A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | デビット決済を利用した遊技媒体貸出システム、遊技媒体貸出方法および遊技媒体貸出プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007075348A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019162432A (ja) * | 2013-03-11 | 2019-09-26 | シージー テクノロジー ディベロップメント,エルエルシー | ゲーム用デバイス |
US10964162B2 (en) | 2013-03-15 | 2021-03-30 | Cg Technology Development, Llc | Kiosk for gaming |
US11389731B2 (en) | 2013-03-11 | 2022-07-19 | Cfph, Llc | User registration |
US11455862B2 (en) | 2013-03-11 | 2022-09-27 | Cg Technology Development, Llc | Devices for gaming |
-
2005
- 2005-09-14 JP JP2005267085A patent/JP2007075348A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019162432A (ja) * | 2013-03-11 | 2019-09-26 | シージー テクノロジー ディベロップメント,エルエルシー | ゲーム用デバイス |
US11389731B2 (en) | 2013-03-11 | 2022-07-19 | Cfph, Llc | User registration |
US11455862B2 (en) | 2013-03-11 | 2022-09-27 | Cg Technology Development, Llc | Devices for gaming |
JP2022153446A (ja) * | 2013-03-11 | 2022-10-12 | シージー テクノロジー ディベロップメント,エルエルシー | 利用者がゲームをする為のコンピューティングデバイス及び方法 |
JP7438276B2 (ja) | 2013-03-11 | 2024-02-26 | シージー テクノロジー ディベロップメント,エルエルシー | 利用者がゲームをする為のコンピューティングデバイス及び方法 |
US10964162B2 (en) | 2013-03-15 | 2021-03-30 | Cg Technology Development, Llc | Kiosk for gaming |
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