JP2007075244A - ミキサー - Google Patents

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Takahiro Oshita
孝博 大下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】カッターのライフエンド時にカッター折れが発生しても、ユーザーの安全性を確保できるミキサーを提供する。
【解決手段】モータ(図示せず)を内蔵した本体(図示せず)と、上端に材料を切削粉砕するカッター23が取り付けられた回転自在な主軸22と着脱自在な容器14を具備し前記本体の上に載置される容器台17とを備え、カッター23を構成するカッター上23aの略中央部に主軸22が貫通する穴を形成するとともに、その略中央部と先端との間に少なくとも穴32を形成したもので、万一カッター23がライフエンドに至っても、カッター折れは強度の最も弱い穴32の部分で必ず折れ、カッター折れの箇所を制御特定できるので、折れた刃先が大きい形状になる位置に穴32を形成すれば、その刃先の容器14外への流出を防ぎ、ユーザーの安全性を確保することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、野菜や果実等を粉砕して液体物と混合させることにより、ミックスジュースなどを作るミキサーに関するものである。
従来、この種のミキサーは、高速回転して野菜や果実等を粉砕するカッターを具備している(例えば、特許文献1参照)。
図11は、上記特許文献1に記載された従来のミキサーの容器台とコック部の断面図を示すものである。図11に示すように、粉砕する野菜や果実等を収納する容器1の底を構成する主軸受け2は、カッター3と、主軸4と、オイルレスベアリング5を具備し、容器1と主軸受け2が取り付けられ、モータ(図示せず)を内蔵したミキサー本体(図示せず)の上に載置される容器台6には、容器1の内部と外部を連通させ、途中にコック栓7を摺動自在に具備したコック8が取り付けられている。コック栓7は、コックレバー9により摺動され、コック8を開閉している。カッター3は、上方に曲げたカッター上3aと下方に曲げたカッター下3bから構成され、中央部に形成された穴3cを主軸4の上端に貫通させ、袋ナット10を締付けて固定している。
特開2004−357752号公報
しかしながら、前記従来のミキサーの構成では、近年季節に関係なくジュース作りの頻度が増し、冷凍したフルーツや氷等の硬い材料も多量に使うようになっており、カッター3が毎分約1万回転で高速回転していることもあいまって、刃先には強い衝撃が繰返しかかっていた。しかも、すべての製品や部品にはライフがあるので、使用条件が過酷であったり、モータのブラシが磨耗して寿命到達後もモータのみ新品に交換し長期間使用を継続したりすると、カッター3がライフエンドに至り、カッター3の刃先が折れることが稀にあった。
その一方で、ユーザーは、ジュースの安全性や衛生面には気を配っており、その確保には強いニーズがあり、カッター3のライフエンド時の安全性確保が課題であった。
本発明はこのような従来の課題を解決するもので、カッターのライフエンド時にカッター折れが発生しても、安全性を確保できるミキサーを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のミキサーは、モータを内蔵した本体と、上端に材料を切削粉砕するカッターが取り付けられた回転自在な主軸と着脱自在な容器を具備し前記本体の上に載置される容器台とを備え、前記カッターの略中央部に前記主軸が貫通する穴を形成するとともに、その略中央部と先端との間に少なくとも穴、凹部、折線のいずれかを形成したもので、万一カッターがライフエンドに至っても、カッター折れは強度の最も弱い箇所で発生するため、カッターは前記穴、凹部、折線のいずれかの箇所で必ず折れ、カッター折れの箇所を制御特定できるので、折れた刃先が大きい形状になる位置に前記穴、凹部、折線のいずれかを形成すれば、その刃先の容器外への流出を防ぎながら、ユーザーに気付きやすいよう配慮でき、ユーザーの安全性を確保することができる。
本発明のミキサーは、カッターがライフエンドに至り折れが発生しても、カッター折れの箇所を容易かつ確実に制御特定できるため、折れたカッター刃先の誤飲防止対応が可能になり、ユーザーの安全性を確保することができる。
第1の発明は、モータを内蔵した本体と、上端に材料を切削粉砕するカッターが取り付けられた回転自在な主軸と着脱自在な容器を具備し前記本体の上に載置される容器台とを備え、前記カッターの略中央部に前記主軸が貫通する穴を形成するとともに、その略中央部と先端との間に少なくとも穴、凹部、折線のいずれかを形成したもので、万一カッターがライフエンドに至っても、カッター折れは強度の最も弱い箇所で発生するため、カッターは前記穴、凹部、折線のいずれかの箇所で必ず折れ、カッター折れの箇所を制御特定できるので、折れた刃先が大きい形状になる位置に前記穴、凹部、折線のいずれかを形成すれば、その刃先の容器外への流出を防ぎながら、ユーザーに気付きやすいよう配慮でき、ユーザーの安全性を確保することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のカッターが穴、凹部、折線のいずれかに沿って折れた場合、その折れた部分が容器内に残る大きさになる位置に、前記穴、凹部、折線のいずれかを形成したもので、万一カッターがライフエンドに至り刃先が折れても、その折れた刃先を確実に容器内に残し容器外への流出を防ぐことができるので、ユーザーの安全性を確保することができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の主軸受けに設けられた開口部と、容器台に設けられ前記開口部と連通する抽出管と、前記容器台に取り付けられると共に前記抽出管に連通して容器内の調理物を抽出するコックを備えたもので、コックの操作で容器内の調理物を容易に取り出すことができると共に、万一カッターがライフエンドに至っても、カッター折れは強度の最も弱い箇所で発生するため、カッターは前記穴、凹部、折線のいずれかの箇所で必ず折れ、カッター折れの箇所を制御特定できるので、折れた刃先が大きい形状になる位置に前記穴、凹部、折線のいずれかを形成すれば、その刃先の容器外への流出を防ぎながら、ユーザーに気付きやすいよう配慮でき、ユーザーの安全性を確保することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明のカッターが穴、凹部、折線のいずれかに沿って折れた場合、開口部を通過しない大きさになる位置に前記穴、凹部、折線のいずれかを形成したもので、万一カッターがライフエンドに至り刃先が折れても、その折れた刃先は開口部を通過できず、確実に容器内に残り容器外への流出を防ぐことができるため、ユーザーの安全性を確実に確保することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明のカッターの略中央部と先端の間に形成する穴または凹部を略円形状としたもので、穴または凹部を形成した部分の瞬間的な耐衝撃性を確保し、破壊強度を安定させることができるため、カッターに大きな衝撃が瞬間的に加わっても、早期に想定外のカッター折れが発生するのを防ぐことができ、モータの寿命より長いカッター寿命を確保しながら、カッター寿命をバラツキなく安定的に低下させることができるので、ライフエンド時のカッター折れの箇所を、前記穴または凹部の位置で安定して確実に制御特定でき、ユーザーの安全性を確保することができる。
第6の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明のカッターの略中央部と先端の間に形成する穴または凹部を長円形状としたもので、カッターのライフエンド時はカッター折れの箇所を、強度の最も弱い長円形状の前記穴または凹部で確実に制御特定できるため、折れた刃先の容器外への流出を防ぎながら、ユーザーに気付きやすい配慮も可能になり、ユーザーの安全性を確保することができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか一つの発明のカッターの略中央部と先端の間に穴または凹部を複数連ねて形成したもので、カッターの破壊強度を穴または凹部の数や大きさで調節することができるため、複数連ねる構成により複数想定される折れ箇所の折れる順序も確実に制御特定できるため、ユーザーが外観やジュースの不出来から気付きやすいカッター上23の方が先に折れるような配慮も可能になり、ユーザーの安全性を確保することができる。
第8の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明のカッターの略中央部と先端の間に形成する折線を、R2以下の小さなRで折り曲げて形成したもので、カッターのライフエンド時はカッター折れの箇所を、強度の最も弱い折線で確実に制御特定できるため、折れた刃先の容器外への流出を防ぎながら、ユーザーに気付きやすい配慮も可能になり、ユーザーの安全性を確保することができる。
第9の発明は、特に、第1〜8のいずれか一つの発明のカッターを、上方に曲げたカッター上と下方に曲げたカッター下で構成し、前記カッター上のみに少なくとも穴、凹部、折線のいずれかを形成したもので、カッター上より大幅にライフの長いカッター下への穴、凹部、折線の加工を省略しカッター下の加工費アップを抑えながら、ライフエンド時のカッター折れの箇所を、前記穴、凹部、折線のいずれかの箇所で確実に制御特定できるため、ユーザーの安全性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるミキサーの斜視図、図2は、同ミキサーの部分断面図、図3は同ミキサーの容器台とコック部を分解した状態を示す斜視図、図4は、同ミキサーの容器台の平面図、図5は、同ミキサーのカッター上の折れた刃先及び主軸受けの開口部の平面図である。
図1〜5において、本体11はモータ(図示せず)を内蔵し、スイッチ12とコップ受け台13を有している。野菜や果実等の材料を入れるガラス製の容器14は、外周下部にネジ15が形成され、上部に蓋16が装着されている。容器14はネジ15を介して容器台17に着脱自在に取り付けられ、容器台17を介して本体11の上に着脱自在に載置される。容器台17は、容器14内で粉砕された野菜や果実等の材料(以下「調理物」という)を抽出する抽出管18と主軸受け19を備え、容器14中の調理物が漏れないよう、抽出管18の入口側と出口側のそれぞれにはOリング20が、また容器14と主軸受け19の間には容器パッキン21が装着されている。
主軸受け19は、耐熱性の高いフェノール樹脂で形成され、主軸22と、上方に曲げたカッター上23aと下方に曲げたカッター下23bからなるカッター23と、コネクター上25と、主軸22を回転自在に支持するオイルレスベアリング26と、調理物や油をシールするオイルシール27と、調理物を抽出する開口部28と、開口寸法がカッター曲げ部の幅寸法aまたはbより小さい格子状に形成され、調理物中の粗い材料が流出したり抽出管18に詰まるのを防ぐろ過金具29とを具備し、複数のネジ30により容器台17に取り付けられている。
カッター上23aとカッター下23bのそれぞれの略中央部に形成された穴に主軸22の上端を貫通させ、袋ナット31を締付けて主軸22に固定され、本体11側のモータ、コネクター下(図示せず)を介して回転される。カッター上23aとカッター下23bのそれぞれの略中央部と先端の間に位置する左右両側の曲げ部には、略円形状の穴32が複数形成され、カッター上23aには左右両側に1個ずつ、カッター下23bには左右両側にミシン目状に3個ずつ連ねて設けられている。主軸22とコネクター上25の間にはゴムブッシュ33を配設し、ステンレス製のノックピン34をコネクター上25と主軸22とゴムブッシュ33に貫通させ、その両端をカシメることによりコネクター上25を主軸22の下端に取り付けている。
容器台17の抽出管18出口には、抽出口35を具備しジュース等の調理物の流路を構成するコック36が、締付け部材37とコック押さえ38を介して接続されている。コック押さえ38を容器台17に形成されたネジ39にねじ込むと、コック押さえ38と嵌合当接する締付け部材37がコック36のフランジ40に当接し、コック36をOリング20に押圧して固定するとともに接続部をシールする。
コック36の流路中には、ゴムで形成されシールを行うコックパッキン41が装着されたコック栓42が配設されている。コック栓42は、コック栓押さえ43を介して摺動自在に支持され、バネ44によりコックパッキン41とともに下方に附勢され、コック36内壁に押圧されている。コック栓押さえ43は、コック36上端にねじ込んで固定され、抽出口35上方の開口部をふさいでいる。コック栓42の上端には、ステンレス製のフック部材45がインサート成形され、コックレバー46が軸部47を介してフック部材45に回動自在かつ着脱自在に取り付けられている。48は、コック36及びそれに接続された部品をカバーするコックカバーで、容器台17に嵌合固定されている。
以上のように構成されたミキサーについて、以下にその動作と作用を説明する。
コックレバー46を立てた状態で、野菜や果実等ジュースの材料を容器14中に入れ、スイッチ12を入れるとカッター23が毎分約1万回転で高速回転し、所定時間運転を続けると材料が切削粉砕攪拌されてジュースが完成する。この時ジュースに面した各部品の接合部は、容器パッキン21、オイルシール27、Oリング20、コックパッキン41により確実にシールされているため、運転時に振動してもジュースが漏れることはない。
次にジュースの抽出を行う時は、コップ49をコップ受け台13に置きコックレバー46を倒すと、バネ44の付勢力に抗してコック栓42とコックパッキン41が上方に引き上げられるため、抽出口35上部が解放され容器14中のジュースが抽出管18とコック36内を流れ、抽出口35よりコップ49に注がれる。この際、ジュースは、ろ過金具29を通され、細かく粉砕できなかった材料は、抽出されないようになっている。また、倒していたコックレバー46を立てると、バネ44によりコック栓42とコックパッキン41が、抽出口35の上部に圧接されシールされるため、ジュースの抽出が止まる。
ミキサーの使用後は、図3に示すようにコックカバー48を上に引き抜き、コック押さえ38をねじるとコック36が容器台17から外れ、コック栓押さえ43をねじってコック36から外し、コックパッキン41下部を上に押してフック部材45を上方に出すと、コックレバー46をフック部材45から抜くことができ、工具を使わなくても容易に分解できる。またコック部の組立もこの逆の手順で分解と同様、工具なしで容易にできる。
以上のように、本実施の形態によれば、カッター上23aとカッター下23bの略中央部と先端の間に穴32を形成することにより、カッター上23aまたはカッター下23bはライフエンドに至ると、強度が最も弱い穴32を形成した曲げ部で必ず折れるため、カッター折れの箇所を容易かつ確実に制御特定することができ、穴32より先端側の折れた刃先が大きい形状になるような位置に穴32を形成すれば、その刃先が容器14の外へ流出するのを防ぎながら、ユーザーにも折れた刃先が目立ち気付きやすいように配慮することができ、ユーザーの安全性を確保することができる。さらに、カッター23は切れ味が低下しカッター23にかかる衝撃が増し始めた後に、穴32を形成した箇所で折れるため、カッター折れによりカッター23の替え時を、ユーザーにお知らせする効果もある。
また、カッター23の折れた刃先部分が主軸受け19のろ過金具29の開口部を通過しない大きさになる位置に、穴32を形成することにより、カッター23がライフエンドに至り折れた刃先は、カッター上23aが折れた場合の幅寸法a、及びカッター下23bが折れた場合の幅寸法b共に、ろ過金具29の開口寸法より大きく、図5に示すようにbより小さい幅寸法aのカッター上23aの刃先でも、ろ過金具29の開口部を通過できないため、確実に容器14内に残り、容器14外への流出を防ぐことができ、ユーザーの安全性を確保することができる。
なお、本実施の形態では、穴32をカッター上23a、カッター下23bのそれぞれの曲げ部に形成しているが、この穴32は曲げ部以外の箇所に設けてもよく、要は穴を設けた箇所で確実に折れる大きさや数の穴を、そこで折れた時の幅寸法がろ過金具29の開口寸法より大きくなる位置に形成すれば、上記と同様な効果が得られるものである。
また、穴32を円形状に形成することにより、穴32を形成した部分の瞬間的な耐衝撃性を確保し破壊強度を安定させることができるため、高速回転するカッター23に大きな衝撃が瞬間的に加わっても、早期に想定外のカッター折れが発生するのを防ぐことができ、モータの寿命より長いカッター寿命を確保しながら、カッター寿命をバラツキなく安定的に低下させることができるので、ライフエンド時のカッター折れの箇所を、穴32の位置で安定して確実に制御特定でき、折れた刃先の容器14外への流出を防ぎながら、ユーザーに気付きやすい配慮も可能になり、ユーザーの安全性を確保することができる。
さらに、カッター下23bの穴32をミシン目状に複数連ねて形成することにより、カッター下23bの破壊強度をミシン目を構成する穴32の数や大きさで調節することができるため、カッター下23bの幅寸法bから穴32の径寸法を引いたつなぎ幅寸法を、カッター上23aの幅寸法aから穴32の径寸法を引いたつなぎ幅寸法より大きくすれば、カッター下23bの破壊強度をカッター上23aより強くし、ライフエンド時はカッター上23aの方が先に折れるように設定できるので、ミシン目の構成により折れ箇所の順序も確実に制御特定でき、ユーザーが外観やジュースの不出来から気付きやすいカッター上23aの方が先に折れるような配慮も可能になり、ユーザーの安全性を確保することができる。
なお、本実施の形態ではカッター下23bのみにミシン目を形成したが、ミシン目はカッター上23aの方にのみ、あるいはカッター上23aとカッター下23bの両方に形成してもよく、カッター23の形状や構成に応じて、ユーザーの安全性確保のために最適な条件になるように破壊強度を調節すべく、ミシン目を形成すればよい。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態におけるミキサーのカッターと主軸受けの平面図である。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6において、カッター50は、上方に曲げたカッター上51と下方に曲げたカッター下52から構成され、それぞれの略中央部に形成された穴に主軸22の上端を貫通させ、袋ナット31を締付けて主軸22に固定され、本体11側のモータ、コネクター下を介して回転される。ここでカッター上51とカッター下52のそれぞれの略中央部と先端の間に位置する左右両側の曲げ部には、長円形状の穴53が複数形成され、カッター上51には左右両側に1個ずつ、カッター下52には左右両側にミシン目状に2個ずつ連ねて設けられている。
以上のように、本実施の形態によれば、穴53を長円形状で形成することにより、円形状の穴と同様に瞬間的な耐衝撃性を確保して破壊強度を安定させ、ライフエンド時のカッター折れの箇所を穴53の位置で確実に制御特定し、ユーザーの安全性を確保することができるとともに、穴53の開口面積を、第1の実施の形態における穴32の円形状より小さくできるため、調理材料の穴53への引掛りを防止し、材料を余すことなく切削粉砕でき、カッター50のお手入れ性も向上できる。また、長円形状の穴53の数や長さの設定によって、カッター50の使用条件や保証寿命に応じ、カッターの破壊強度を自在に調節設定することもできる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態におけるミキサーのカッターと主軸受けの平面図である。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図7において、カッター55は、上方に曲げたカッター上56と下方に曲げたカッター下57から構成され、それぞれの略中央部に形成された穴に主軸22の上端を貫通させ、袋ナット31を締付けて主軸22に固定され、本体11側のモータ、コネクター下を介して回転される。ここでカッター上56の略中央部と先端の間に位置する左右両側の曲げ部には、円形状の穴58がミシン目状に2個ずつ連ねて設けられている。
以上のように、本実施の形態によれば、調理材料は高速回転するカッター55により上方へ一旦跳ね上げられた後落下するが、その都度切削粉砕されていない材料の塊はカッター上56に先当りし再度上方へ跳ね上げられる。この動作を繰り返した後、調理物は完成するが、この過程においてカッター下57に当る調理物は細かく切削粉砕され、カッター上56をすり抜けたものが大部分であり、カッター下57にかかる衝撃等のストレスはカッター上56より小さいため、カッター下57のライフはカッター上56より長くなる。
そこで、ライフの短いカッター上56のみ略中央部と先端の間に穴58を形成することにより、ライフエンド時のカッター折れの箇所を、カッター上56の前記穴58で確実に制御特定できるため、ユーザーの安全性を確保することができると共に、カッター上56よりライフの長いカッター下57への穴58の加工を省略することにより、カッター下57の加工費を下げコストダウンを図ることができる。
なお、本実施の形態では穴58をミシン目状に2個ずつ連ねて形成したが、穴はミシン目状に複数形成せず左右に1個ずつでも同様の効果が得られ、ライフエンド時のカッター折れの箇所を確実に制御特定でき、ユーザーの安全性を確保することができる。
又、上記実施の形態では、カッター上56の略中央部と先端の間に円形状の穴58を設けたが、円形状の穴の代りに凹部或いは折線を設けても、カッター上56のライフエンド時に、その部分で確実に折れるようにすることができる。
(実施の形態4)
図8は、本発明の第4の実施の形態におけるミキサーのカッターと主軸受けの断面図である。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図8において、カッター60は、上方に曲げたカッター上61と下方に曲げたカッター下62から構成され、それぞれの略中央部に形成された穴に主軸22の上端を貫通させ、袋ナット31を締付けて主軸22に固定され、本体11側のモータ、コネクター下を介して回転される。ここでカッター上61のみ、その略中央部と先端の間に位置する左右両側の曲げ部に、円形状の凹部63が1つずつ設けられている。
以上のように、本実施の形態によれば、カッター上61の略中央部と先端の間に凹部63を形成することにより、カッター上61がライフエンドに至ると、強度が最も弱い凹部63を形成した曲げ部で必ず折れ、カッター折れの箇所を容易かつ確実に制御特定することができるため、実施の形態1に示した穴と同様に、ユーザーの安全性を確保することができるとともに、凹部63は、貫通した穴より強度が強いのでライフを延ばすことができ、使用条件に応じて、凹部63を穴と使い分けることができ、幅広い使用形態に対応することができる。しかも、凹部63の深さや大きさを変えることにより、穴と同様にライフの長さを調節することもできる。
なお、本実施の形態では、凹部63を1つの円形状で構成したが、凹部63は、実施の形態1〜3の穴のように、長円形状あるいはミシン目状に複数連ねて形成しても同様な効果が得られ、カッター60の構成、形状や使用条件に応じて、凹部63の構成のバリエーションを増やせるものである。
(実施の形態5)
図9は、本発明の第5の実施の形態におけるミキサーのカッターと主軸受けの断面図である。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図9において、カッター65は、上方に曲げたカッター上66と下方に曲げたカッター下67から構成され、それぞれの略中央部に形成された穴に主軸22の上端を貫通させ、袋ナット31を締付けて主軸22に固定され、本体11側のモータ、コネクター下を介して回転される。ここでカッター上66のみ、その略中央部と先端の間に位置する左右両側の曲げ部をR2以下の小さなR1で折り曲げて折線68を形成している。
以上のように、本実施の形態によれば、カッター上66の略中央部と先端の間に形成する折線68を、R2以下の小さなRで折り曲げて形成することにより、カッター上66がライフエンドに至ると、強度が最も弱い折線68の部分で必ず折れ、カッター折れの箇所を容易かつ確実に制御特定することができるため、折れた刃先の容器外への流出を防ぎながら、ユーザーに気付きやすい配慮も可能になり、ユーザーの安全性を確保することができる。また折線68のRの大きさを変えることにより、カッター65の構成、形状や使用条件に応じて、カッター65のライフの長さを調節することができ、幅広い使用形態に対応することができる。
なお、本実施の形態では、カッター上66の方がライフが短いので、カッター上66のみR2以下の小さなRの折線68を形成したが、使用形態によりカッター下67の方がライフが短い場合は、カッター下67のみに折線68を形成し、カッター上66とカッター下67でライフに大きな差がない場合は、カッター上66とカッター下67の両方に前記折線68を形成してもよく、カッター折れの箇所を容易かつ確実に制御特定し、ユーザーの安全性を確保することができる。要は、ライフの短い部分に前記折線68を形成すればよいものである。
(実施の形態6)
図10は、本発明の第6の実施の形態におけるミキサーの容器部の断面図である。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図10において、野菜や果実等の材料を入れる容器71は、外周下部に形成されたネジ72を介して容器台73に着脱自在に取り付けられ、容器台73を介して本体11の上に載置される。容器台73は、主軸74と、上方に曲げたカッター上75と下方に曲げたカッター下76からなるカッター70と、コネクター上77と、主軸74を回転自在に支持するオイルレスベアリング78と、調理物や油をシールするオイルシール79とを具備し、容器71中の調理物が漏れないよう、容器71との間には容器パッキン80が装着されている。
カッター70は、カッター上75とカッター下76のそれぞれの略中央部に形成された穴に貫通させた主軸74の上端をかしめて主軸74に固定され、本体11側のモータ、コネクター下(図示せず)を介して回転される。カッター上75の略中央部と先端の間に位置する左右両側の曲げ部には、円形状の穴81が左右両側に2個ずつ形成されている。また、曲げ部と穴81は、そこでカッター上75が折れた時にその折れた刃先が大きくユーザーに目立ち、かつ容器71内に確実に残る大きさになる位置に形成している。コネクター上77は主軸74の下端に形成されたネジ部74aに締付け固定されている。
以上のように、本実施の形態によれば、ライフの短いカッター上75のみ略中央部と先端の間に穴81を形成することにより、カッター上75はライフエンドに至ると、強度が最も弱い穴81を形成した曲げ部で必ず折れ、カッター折れの箇所を容易かつ確実に制御特定することができるため、穴81より先端側の折れた刃先が大きくなる位置に穴81を形成すれば、ユーザーに折れた刃先が目立ち気付きやすいよう配慮することができ、ユーザーの安全性を確保することができる。
また、カッター上75が穴81を設けた箇所で折れた場合、その折れた刃先が容器71内に残る大きさになる位置に、穴81を形成することにより、カッター上75はライフエンドに至ると穴81を設けた箇所で必ず折れるため、主軸受けと容器台73を一体的に形成し、調理物を抽出する開口部、ろ過金具、コック部を具備しない本実施の形態においても、図10に示すように容器71を手で掴み傾けて調理物をコップ等に注ぎ分ける際は、折れた刃先82がその大きさと自重により確実に容器71内に残り容器71の外へ流出するのを防ぐことができるので、ユーザーが万一折れた刃先を見落としても安全性を確保することができる。
なお、本実施の形態ではカッター上75の略中央部と先端の間に穴81を形成しているが、前記他の実施の形態に示すように、穴81の代わりに凹部または折線を形成してもよく、また穴81はカッターの曲げ部に形成しているが、穴81は曲げ部以外の箇所に設けてもよく、要は穴81を設けた箇所でカッター上75が折れた時、その折れた刃先82が容器71内に確実に残る大きさになる位置に形成すれば、上記と同様な効果が得られるものである。
さらに、カッター70に設ける穴、凹部、折線は、カッター上75とカッター下76でどの組み合わせで形成してもよく、また形成するのはカッター上75とカッター下75の両方あるいはいずれか一方のみでもよく、カッター70の構成、形状、加工性や使用条件に応じて、最適なものを選ぶことができる。
以上のように、本発明にかかるミキサーは、カッターがライフエンドに至り折れが発生しても、カッター折れの箇所を容易かつ確実に制御特定できるため、折れたカッター刃先の誤飲を確実に防止することができ、ユーザーの安全性を確保することができるので、ミキサーに限らず金属製のカッターを有する様々な調理機器においてもユーザーの安全性確保の用途に適用できる。
本発明の実施の形態1におけるミキサーの斜視図 同ミキサーの容器台とコック部の断面図 同ミキサーの容器台とコック部の斜視図 同ミキサーの容器台の平面図 (a)同ミキサーのカッターの折れた刃先の平面図(b)同ミキサーのろ過金具の開口部の平面図 本発明の実施の形態2におけるカッターと主軸受けの平面図 本発明の実施の形態3におけるカッターと主軸受けの平面図 本発明の実施の形態4におけるカッターと主軸受けの断面図 本発明の実施の形態5におけるカッターと主軸受けの断面図 本発明の実施の形態6におけるミキサーの容器と容器台の断面図 従来のミキサーの容器台とコック部の断面図
符号の説明
11 本体
14、71 容器
17 容器台
19 主軸受け
23、50、60、65、70 カッター
23a、51、56、61、66、75 カッター上
23b、52、57、62、67、76 カッター下
28 開口部
32、53、58、81 穴
63 凹部
68 折線
82 刃先

Claims (9)

  1. モータを内蔵した本体と、上端に材料を切削粉砕するカッターが取り付けられた回転自在な主軸と着脱自在な容器を具備し前記本体の上に載置される容器台とを備え、前記カッターの略中央部に前記主軸が貫通する穴を形成するとともに、その略中央部と先端との間に少なくとも穴、凹部、折線のいずれかを形成したミキサー。
  2. カッターが穴、凹部、折線のいずれかに沿って折れた場合、その折れた部分が容器内に残る大きさになる位置に、前記穴、凹部、折線のいずれかを形成した請求項1に記載のミキサー。
  3. 主軸受けに設けられた開口部と、容器台に設けられ前記開口部と連通する抽出管と、前記容器台に取り付けられると共に前記抽出管に連通して容器内の調理物を抽出するコックを備えた請求項1又は2に記載のミキサー。
  4. カッターが穴、凹部、折線のいずれかに沿って折れた場合、開口部を通過しない大きさになる位置に前記穴、凹部、折線のいずれかを形成した請求項3に記載のミキサー。
  5. カッターの略中央部と先端の間に形成する穴または凹部を略円形状とした請求項1〜4のいずれか1項に記載のミキサー。
  6. カッターの略中央部と先端の間に形成する穴または凹部を長円形状とした請求項1〜4のいずれか1項に記載のミキサー。
  7. カッターの略中央部と先端の間に穴または凹部を複数連ねて形成した請求項1〜6のいずれか1項に記載のミキサー。
  8. カッターの略中央部と先端の間に形成する折線を、R2以下の小さなRで折り曲げて形成した請求項1〜4のいずれか1項に記載のミキサー。
  9. カッターを、上方に曲げたカッター上と下方に曲げたカッター下で構成し、前記カッター上のみに少なくとも穴、凹部、折線のいずれかを形成した請求項1〜8のいずれか1項に記載のミキサー。
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