JP2007075161A - 受信装置及び被検体内情報取得システム - Google Patents

受信装置及び被検体内情報取得システム Download PDF

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Abstract

【課題】画像情報の後処理における負荷を増大させることなく、ノイズのない正確な画像情報を数多く取得することが可能な受信装置を提供すること。
【解決手段】水平同期信号および垂直同期信号を検出する同期信号検出部34と、同期信号検出部34が検出した水平同期信号および垂直同期信号をもとに各フレームの画像生成処理を行う画像処理部35と、同期信号検出部34によって検出される1フレーム内の水平同期信号が第1の所定数以上連続して検出されない場合、同期信号検出部34によって検出される1フレーム内の水平同期信号が第2の所定数以上検出されない場合、または同期信号検出部34によって検出される垂直同期信号が第3の所定数以上連続して検出されない場合、現フレームの画像を削除する制御を行う画像削除制御部36aと、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、受信装置及び被検体内情報取得システムに関し、特に送信装置から送信された情報成分を含む無線信号を処理する受信装置及びこの受信装置と被検体内導入装置とを備えた被検体内情報取得システムに関する。
近年、内視鏡の分野においては、撮像機能と無線通信機能とが装備されたカプセル型内視鏡が登場している。このカプセル型内視鏡では、観察(検査)のために被検体である被験者の口から飲み込まれた後、被験者の生体から自然排出されるまでの観察期間、例えば胃、小腸などの臓器の内部(体腔内)をその蠕動運動にともなって移動し、撮像機能を用いて順次撮像する機能を有する。
また、これらの臓器内を移動する観察期間、カプセル型内視鏡によって体腔内で撮像された画像データは、無線通信機能により順次被検体の外部に送信され、外部の受信装置内に設けられたメモリに蓄積される。被験者がこの無線通信機能とメモリ機能とを備えた受信装置を携帯することにより、被験者は、カプセル型内視鏡を飲み込んだ後、排出されるまでの観察期間であっても、不自由を被ることなく自由に行動が可能になる。観察後は、医者もしくは看護士によって、受信装置のメモリに蓄積された画像データに基づいて、体腔内の画像をディスプレイなどの表示装置に表示させて診断を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来のカプセル型内視鏡では、カプセル型内視鏡によって撮像された画像データは、例えばNTSC方式による画像伝送の場合と同様のデータ構成によって無線送信されていた。即ち、従来のカプセル型内視鏡システムでは、1画像に対応する画像データを1単位として、垂直方向の同期をとる垂直同期信号を含む同期データと、水平同期信号をそれぞれ含む各走査線データとを、走査線データ間にいわゆる水平ブランキング期間を設けた状態で送信していた。
特開2001−231186号公報(第3頁、図1)
従来のカプセル型内視鏡システムの受信装置は、カプセル型内視鏡から送信された無線信号が外部ノイズ等により送信中に乱れた場合、垂直同期信号若しくは水平同期信号を検出できないことがあった。このとき、受信装置は、カプセル型内視鏡から送信される無線信号の周波数と受信装置の基準クロックの周波数との同期を取っていないため、垂直同期信号を検出することができなかった画像情報の処理を行うことができないという問題点があった。同様に、水平同期信号を検出できなかった場合には、受信装置は、カプセル型内視鏡から送信される無線信号の周波数と受信装置の基準クロックの周波数との同期を取っていないため、水平同期信号を検出することができなかった走査線データの画像処理を行うことができず、画像をディスプレイなどの表示装置に表示させたときにラインノイズが入り、不良画像になってしまうという問題点があった。また、無線信号が外部ノイズ等により送信中に乱れた場合には、垂直同期信号や水平同期信号が検出できないだけでなく、表示装置に画像を表示させたときにドットノイズ等が発生して、不良画像になってしまうという問題点もあった。
さらに、従来のカプセル型内視鏡システムでは、例えば1枚の画像について1つだけ水平同期信号が取れなかった場合、表示画像に1本のラインノイズが発生する。このような少数のラインノイズは、受信装置で画像データを取得した後にワークステーション等を用いて画像処理をすることにより除去することが可能である。しかし、表示装置を含むワークステーションでは、画像の構造強調等の各種画像処理を行うため、ラインノイズを除去する画像処理を行うと負荷が過大になるとともに、所定のフレームレートによる連続表示を行うことができないという問題点があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、画像情報の後処理における負荷を増大させることなく、ノイズのない正確な画像情報を数多く取得することが可能な受信装置及びこの受信装置と被検体内導入装置とを備えた被検体内情報取得システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る受信装置は、複数のライン情報成分と各ライン情報成分ごとに付された水平同期信号とを有した1フレーム分の画像信号の中から前記水平同期信号を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記水平同期信号をもとに各フレームの画像生成処理を行う画像処理手段と、前記検出手段によって検出される1フレーム内の水平同期信号が所定数以上検出されない場合、現フレームの画像を削除する制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る受信装置は、複数のライン情報成分と各ライン情報成分ごとに付された水平同期信号とを有した1フレーム分の画像信号の中から前記水平同期信号を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記水平同期信号をもとに各フレームの画像生成処理を行う画像処理手段と、前記検出手段によって検出される1フレーム内の水平同期信号が所定数以上連続して検出されない場合、現フレームの画像を削除する制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る受信装置は、複数のライン情報成分と複数のライン情報成分に対して付された垂直同期信号とを有した1フレーム分の画像信号の中から前記垂直同期信号を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記垂直同期信号をもとに各フレームの画像生成処理を行う画像処理手段と、前記検出手段によって検出される垂直同期信号が所定数以上連続して検出されない場合、現フレームの画像を削除する制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る受信装置は、複数のライン情報成分と各ライン情報成分ごとに付された水平同期信号とを有した1フレーム分の画像信号の中から前記水平同期信号および垂直同期信号を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記水平同期信号および前記垂直同期信号をもとに各フレームの画像生成処理を行う画像処理手段と、前記検出手段によって検出される1フレーム内の水平同期信号が第1の所定数以上連続して検出されない場合、前記検出手段によって検出される1フレーム内の水平同期信号が第2の所定数以上検出されない場合、または前記検出手段によって検出される垂直同期信号が第3の所定数以上連続して検出されない場合、現フレームの画像を削除する制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る受信装置は、前記画像処理手段によって生成された各フレームの画像を記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る受信装置は、上記の発明において、前記検出手段が前記水平同期信号を検出できなかった場合に、前記検出手段が前に検出した水平同期信号をもとに水平同期信号に対応する水平再生信号を生成する再生信号生成手段を備え、前記画像処理手段は、前記検出手段が前記水平同期信号を検出できなかったライン情報成分に対して前記水平再生信号を基準として処理を開始することを特徴とする。
また、本発明に係る受信装置は、上記の発明において、前記再生信号生成手段は、前記検出手段が1つの水平同期信号を検出してから所定の期間までに次の水平同期信号を検出しない場合、前記水平再生信号を生成することを特徴とする。
また、本発明に係る受信装置は、上記の発明において、前記制御手段は、前記検出手段が前記水平同期信号を2回以上連続して検出できなかった場合、現フレームの画像を削除する制御を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る受信装置は、上記の発明において、前記検出手段が前記垂直同期信号を検出できなかった場合に、前記検出手段が前に検出した垂直同期信号をもとに垂直同期信号に対応する垂直再生信号を生成する垂直再生信号生成手段を備え、前記画像処理手段は、前記検出手段が前記垂直同期信号を検出できなかったフレームに対して前記垂直再生信号を基準として処理を開始することを特徴とする。
また、本発明に係る被検体内情報取得システムは、被検体の内部に導入され、取得した画像情報を無線信号として外部に送信する被検体内導入装置と、上記の発明のいずれか一つに記載の受信装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る受信装置では、制御手段が、検出手段によって検出される1フレーム内の水平同期信号が第1の所定数以上連続して検出されない場合、前記検出手段によって検出される1フレーム内の水平同期信号が第2の所定数以上検出されない場合、または前記検出手段によって検出される垂直同期信号が第3の所定数以上連続して検出されない場合、現フレームの画像を削除する制御を行うようにしているので、ノイズのない正確な画像情報のみを取得することが可能になるとともに、画像の後処理における負荷を少なくすることができ、さらには、高い圧縮率で画像を保存することができることから記録手段の容量オーバーを防止することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態(以下、単に「実施の形態」と称する)である受信装置及び被検体内情報取得システムについて説明する。なお、図式は模式的なものであり、各部分の厚みと幅の関係、それぞれの部分の寸法の関係や比率などは現実のものと異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。また、図面の記載において同一部分には同一の符号を付している。また、以下では、受信装置を被検体内情報取得システムに適用した例を用いて実施の形態についての説明を行うが、本発明に係る受信装置の適用分野として、被検体内情報取得システムに限定して解釈する必要がないことは言うまでもない。
(実施の形態1)
図1は、この実施の形態1に係る受信装置を備えた無線型被検体内情報取得システムの全体構成を示す模式図である。図1において、被検体内情報取得システムは、被検体1の体内に導入され、体腔内画像を撮像して受信装置3に対して画像信号などのデータ送信を行うカプセル型内視鏡2と、無線受信機能を有する受信装置3とを備える。また、被検体内情報取得システムは、受信装置3が受信した無線信号に基づいて体腔内画像を表示する表示装置4と、受信装置3と表示装置4との間のデータ受け渡しを行うための携帯型記録媒体5とを備える。受信装置3は、アンテナ群3aと、アンテナ群3aによって受信された無線信号の処理などを行う外部装置3bとを備える。
表示装置4は、カプセル型内視鏡2によって撮像された体腔内画像を表示及び処理するためのものであり、携帯型記録媒体5によって得られるデータに基づいて画像表示及び画像処理を行うワークステーション等を有する。表示装置4は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイなどによって直接画像を表示するようにしてもよいし、プリンタなどのように、他の媒体に画像を出力するようにしてもよい。
携帯型記録媒体5は、外部装置3b及び表示装置4に対して着脱可能であって、両者に対する挿着時に情報の出力又は記録が可能である。具体的には、携帯型記録媒体5は、カプセル型内視鏡2が被検体1の体腔内を移動している間は外部装置3bに挿着されてカプセル型内視鏡2から送信されるデータを記録する。そして、カプセル型内視鏡2が被検体1から排出された後、つまり、被検体1の内部の撮像が終わった後には、外部装置3bから取り出されて表示装置4に挿着され、表示装置4によって記録したデータが読み出される。例えば、外部装置3bと表示装置4との間のデータの受け渡しをコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の携帯型記録媒体5によって行うことで、外部装置3bと表示装置4との間が有線接続された場合と異なり、被検体1が体腔内の撮影中に自由に動作することが可能となる。なお、ここでは、外部装置3bと表示装置4との間のデータの受け渡しに携帯型記録媒体5を使用したが、これに限らず、例えば、外部装置3bに内蔵型の他の記録装置、例えばハードディスクを用い、表示装置4との間のデータの受け渡しのために、双方を有線又は無線接続するようにしてもよい。
つぎに、受信装置3およびカプセル型内視鏡2について説明する。本実施の形態1において、カプセル型内視鏡2は、特許請求の範囲における被検体内導入装置として機能するためのものであり、被検体1の内部に導入されることによって被検体内情報である画像情報を取得すると共に、受信装置3に対して無線信号を送信する機能を有する。
まず、受信装置3について説明する。図2は、受信装置3の全体構成を示す模式的なブロック図である。図1および図2に示すように、受信装置3は、カプセル型内視鏡2から送信される無線信号を受信するためのアンテナA1〜Anを有するアンテナ群3aと、受信アンテナA1〜Anを介して受信された無線信号に対して所定の処理を行う外部装置3bとを備える。
受信アンテナA1〜Anは、カプセル型内視鏡2から送信された無線信号を受信するためのものである。図3は、1つの受信アンテナAnの具体的な構成例を示した図である。受信アンテナAnは、樹脂などからなるカード状のアンテナ基板10の表面に、銅などの金属がプリントされたアンテナエレメント11を有する。このアンテナエレメント11は、略矩形であり、給電線である配線13を接続する接続部12の反対側に開口部11aが形成された開放型のループアンテナとして機能する。各受信アンテナA1〜Anは、たとえば繊維などからなる袋に入れられ、この袋が粘着テープなどによって被検体1の表面上に固定されることによって被検体1上に固定される。なお、本実施の形態1において無線信号送信源たるカプセル型内視鏡2は、被検体1内に導入されるとともに被検体1内部を移動しつつ無線信号の送信を行うことから、受信アンテナA1〜Anは、外部装置3bの制御に基づいて、カプセル型内視鏡2の位置に応じて無線信号の受信条件が最も良い、すなわち受信強度が最大となるものが選択され、選択された受信アンテナを介して無線信号の受信が行われる。
外部装置3bは、受信アンテナA1〜Anのいずれかを介して受信された無線信号に対して、所定の受信処理を行うものである。外部装置3bは、図2に示すように、受信部31、変換部33、同期信号検出部34、画像処理部35、制御部36、記憶部37および電力供給部38を備える。受信部31は、無線信号の受信の際に使用するアンテナを切り替え、切り替えたアンテナを介して受信された無線信号に対して復調、アナログ/デジタル変換等の受信処理を行い、復調されたデジタルの信号Saを出力する。なお、本実施の形態1では、受信部31の部分がアンテナユニット31aとして外部装置3bに対して着脱可能になっている。変換部33は、受信部31から出力された信号Saを画像処理部35が処理可能である信号形式の画像信号Slに変換する。例えば、変換部33は、信号Saがシリアル形式である場合、パラレル形式に変換した画像信号Slを出力する。同期信号検出部34は、信号Saの中から各種同期信号を検出し、画像処理部35における画像処理のタイミングを指示するタイミング信号Stを出力する。また同期信号検出部34は、各種同期信号を検出できたか否かの結果を示す検出パルス信号Hd,Vdを制御部36に出力する。画像処理部35は、変換部33から出力された画像信号Slに対して所定の処理を行い1フレームの画像に対応する画像信号Sfを出力する。
制御部36は、受信装置3内の全体的な制御を行うとともに、画像削除制御部36aを有し、この画像削除制御部36aは、同期信号検出部34から入力される検出パルス信号Hd,Vdをもとに画像処理部35から入力された画像信号Sfが示す画像が不良画像か否かを判断し、この判断結果が不良画像である場合、画像を記憶部37に記憶させずに削除する処理を行い、この判断結果が不良画像でない場合、画像を記憶部37に記憶させる処理を行う。基準クロック39は、カプセル型内視鏡2から送信された無線信号に対する処理基準となるクロック信号を出力する。記憶部37は、制御部36の処理に基づいて画像信号Sfが示す画像を記憶する。また、電力供給部38は、上記の各構成要素に対して駆動電力を供給する。なお、外部装置3bは、受信用アンテナA1〜Anを介して受信された無線信号の受信電界強度を検出し、制御部36は、この検出結果をもとに、受信電界強度が最大となる1つの受信用アンテナを複数の受信用アンテナから選択し、受信部31に対して切替指示を行う。
ここで、図4を参照して、カプセル型内視鏡2から受信装置3に送信される画像信号について説明する。カプセル型内視鏡2は、1枚の画像に対応した1フレーム期間(フレーム周期)を構成する画像信号期間TMにおいて、CCDによって撮像された画像情報の各走査線に対応した走査線成分Seを出力する。カプセル型内視鏡2から送信される画像信号は、垂直同期信号を含む先頭の標準同期成分Sdを有する先頭同期期間TSと、水平同期信号をそれぞれ含む各走査線に対応する走査線成分Seと各走査線成分Seの間に設けられた所定のブランキング期間である水平ブランキング期間Thとが交番して送られる画像信号期間TMとを備える。水平ブランキング期間Thには、信号成分が含まれない。ここで、垂直同期信号および水平同期信号は、受信装置3において画像を再構成するために使用される同期信号であり、垂直同期信号は、垂直方向の同期を取るために用いられ、水平同期信号は、水平方向の同期を取るために用いられる。なお、水平同期信号は、各走査線成分Seの先頭に付されるものとする。
このように、水平ブランキング期間Th等に、送信側と受信側の同期を取るための基準信号が挿入されていない送信モードは、一般的に非同期モードと呼ばれている。非同期モードでは、図4に示すように、カプセル型内視鏡2から送信される信号の構成は、先頭同期期間TSにおける標準同期成分Sd及び画像ライン期間THにおける走査線成分Seとなる。この場合、受信装置3は、受信した無線信号から垂直同期信号及び水平同期信号を抽出し、垂直同期信号及び水平同期信号を用いて受信した無線信号に含まれる画像信号を処理する。カプセル型内視鏡2が非同期モードを用いて無線信号を送信する場合、水平ブランキング期間Th等に挿入する基準信号の生成を行う必要がない。このため、カプセル型内視鏡2の小型化及び消費電力の低減が可能となる。特に、非同期モードは、カプセル型内視鏡2が長時間の撮像及び画像情報の送信を行う場合に適している。
次に、図2に示す外部装置3bの同期信号検出部34について説明する。図5は、図2に示す外部装置3bの同期信号検出部34の内部構成を示す詳細ブロック図である。図5に示すように、同期信号検出部34は、水平同期信号検出部236、再生部237、タイミング信号生成部238と、垂直同期信号検出部246、再生部247、タイミング信号生成部248、及び同期信号検出部34の各構成要素の処理動作を制御する同期制御部239を備える。
水平同期信号検出部236は、受信部31から出力された信号Saのうち、各走査線に対応する水平同期信号を検出し、水平同期信号を検出した場合には、水平同期信号を検出した旨を示し、この水平同期信号が付された走査線成分の先頭を示す検出信号Shをタイミング信号生成部238に出力する。また、水平同期信号検出部236は、水平同期信号を検出した場合に、検出パルス信号Hdを制御部36に出力する。なお、水平同期信号検出部236は、信号Saのうち、水平同期信号を形成する信号のうち予め設定された所定部分以上を検出した場合、水平同期信号の信号全体を検出できない場合であっても、水平同期信号を検出したものとして検出信号Sh及び検出パルス信号Hdを出力する。
再生部237は、水平同期信号検出部236が水平同期信号を検出できなかった場合、水平同期信号検出部236が前回検出した水平同期信号をもとに、この走査線成分に対して再生信号Shdを生成し、タイミング信号生成部238に出力する。この再生部237は、水平同期信号検出部236が前回の水平検出信号を生成してから次の走査線成分に対して水平同期信号を検出するまでの期間に水平同期信号を検出しない場合、再生信号Shdを生成する。この再生信号Shdは、水平同期信号が検出されなかった走査線成分の先頭を示すものである。再生部237は、カプセル型内視鏡2から一定の画像ライン期間TH及び一定の水平ブランキング期間Thに従って無線信号を受信すると想定して、再生信号Shdを生成する。この想定のもと、再生部237は、水平同期信号検出部236が前回の検出信号Shを出力した時から次に検出信号Shを出力すると想定された期間経過時に、水平同期信号検出部236が検出信号Shを出力しない場合、再生信号Shdを生成、出力する。
タイミング信号生成部238は、水平同期信号検出部236から出力された検出信号Sh或いは再生部237から出力された再生信号Shdをもとに、画像処理部35への画像信号Slにおける走査線成分の入力タイミングに対応させて、画像信号Slにおける走査線成分の処理開始タイミングを指示するタイミング信号Stを画像処理部35に出力する。タイミング信号生成部238は、画像信号Slのうち、1画素を構成する画像信号ごとにタイミング信号Stを出力する。またタイミング信号生成部238は、再生信号Shdに基づくタイミング信号Stの最初の出力を、検出信号Shに基づくタイミング信号Stの最初の出力よりも、再生部237における再生信号の生成期間分早めている。この結果、タイミング信号生成部238は、検出信号Shを用いた場合及び再生信号Shdを用いた場合のいずれであっても、画像処理部35が画像信号Slの先頭に位置する画素信号を処理するタイミングを正確に指示することができる。
垂直同期信号検出部246は、受信部31から出力された信号Saのうち、各フレームに対応する垂直同期信号を検出し、垂直同期信号を検出した場合には、垂直同期信号を検出した旨を示し、この垂直同期信号が付された画像信号の先頭を示す検出信号Vhをタイミング信号生成部248に出力する。また、垂直同期信号検出部246は、垂直同期信号を検出した場合に、検出パルス信号Vdを制御部36に出力する。なお、垂直同期信号検出部246は、信号Saのうち、垂直同期信号を形成する信号のうち予め設定された所定部分以上を検出した場合、垂直同期信号の信号全体を検出できない場合であっても、垂直同期信号を検出したものとして検出信号Vh及び検出パルス信号Vdを出力する。
再生部247は、垂直同期信号検出部246が垂直同期信号を検出できなかった場合、垂直同期信号検出部246が前回検出した垂直同期信号をもとに、この画像信号に対して再生信号Vhdを生成し、タイミング信号生成部248に出力する。この再生部247は、垂直同期信号検出部246が前回の垂直検出信号を生成してから次の画像信号に対して垂直同期信号を検出するまでの期間に垂直同期信号を検出しない場合、再生信号Vhdを生成する。この再生信号Vhdは、垂直同期信号が検出されなかった画像信号の先頭を示すものである。再生部247は、カプセル型内視鏡2から一定の先頭同期期間TS及び一定の画像信号期間TMに従って無線信号を受信すると想定して、再生信号Vhdを生成する。この想定のもと、再生部247は、垂直同期信号検出部246が前回の検出信号Vhを出力した時から次に検出信号Vhを出力すると想定された期間経過時に、垂直同期信号検出部246が検出信号Vhを出力しない場合、再生信号Vhdを生成、出力する。
タイミング信号生成部248は、垂直同期信号検出部246から出力された検出信号Vh或いは再生部247から出力された再生信号Vhdをもとに、画像処理部35への画像信号Slにおける画像信号の入力タイミングに対応させて、画像信号Slにおける画像信号の処理開始タイミングを指示するタイミング信号Vtを画像処理部35に出力する。タイミング信号生成部248は、1フレームに対応する画像信号Slごとにタイミング信号Vtを出力する。なお、タイミング信号生成部248は、先頭同期期間TSにブランキング期間等があるため、再生信号Vhdに基づくタイミング信号Vtの最初の出力を、検出信号Vhに基づくタイミング信号Vtの最初の出力よりも、再生部247における再生信号の生成期間分早める処理を行っていない(図4参照)。
次に、図6を参照して、同期信号検出部34が水平同期信号に基づくタイミング信号Stを出力するまでの処理動作について説明する。図6に示すように、同期信号検出部34では、まず、同期制御部239が、水平同期信号検出部236が信号Saから水平同期信号を抽出できたか否かを判断する(ステップS102)。
同期制御部239において水平同期信号検出部236が水平同期信号を抽出できたと判断された場合(ステップS102:Yes)、水平同期信号検出部236は、抽出した水平同期信号の信号幅が所定幅以上であるか否か、即ち、抽出した水平同期信号の信号幅が採用可能幅以上であるか否かを判断する(ステップS104)。水平同期信号検出部236は、抽出した水平同期信号の信号幅が採用幅以上であると判断した場合(ステップS104:Yes)、抽出した水平同期信号を採用し(ステップS106)、検出信号Shを生成し、タイミング信号生成部238に出力する(ステップS108)。一方、水平同期信号検出部236は、抽出した水平同期信号の信号幅が採用可能以上でないと判断した場合(ステップS104:No)、この水平同期信号を採用せず(ステップS110)、ステップS112に進む。この場合、水平同期信号検出部236は、検出信号Shの生成、出力を行わない。
同期制御部239において水平同期信号検出部236が水平同期信号を抽出できないと判断された場合(ステップS102:No)、または、水平同期信号検出部236が抽出した水平同期信号を採用せず(ステップS110)検出信号Shを生成しなかった場合、同期制御部239は、再生部237に再生信号Shdの生成を指示し、再生部237は、再生信号Shdを生成しタイミング信号生成部238に出力する(ステップS112)。
タイミング信号生成部238は、受信した検出信号Sh又は再生信号Shdを用いてタイミング信号Stを生成する(ステップS114)。そして、同期制御部239は、タイミング信号生成部238が検出信号Sh又は再生信号Shdのいずれを用いてタイミング信号Stを生成したかを判断する(ステップS116)。
同期制御部239は、タイミング信号生成部238が検出信号Shを用いてタイミング信号Stを生成したと判断した場合(ステップS116:検出信号)、タイミング信号生成部238に対して、所定の基準タイミングでタイミング信号Stを出力させる(ステップS118)。この基準タイミングは、再生部237における再生信号Shdの生成期間を考慮しないものである。タイミング信号生成部238は、この基準タイミングに従って、検出信号Shが水平同期信号検出部236から入力されてから所定の基準待機期間経過後にタイミング信号Stを出力し、その後、一定のタイミングでタイミング信号Stを出力する。
一方、同期制御部239は、タイミング信号生成部238が再生信号Shdを用いてタイミング信号Stを生成したと判断した場合(ステップS116:再生信号)、タイミング信号生成部238に対して、再生信号用タイミングでタイミング信号Stを出力させる。再生信号用タイミングとは、再生部237における再生信号の生成期間を考慮したものである。タイミング信号生成部238は、この再生信号用タイミングに従って、再生信号Shdが再生部238から出力されてから所定の再生用待機期間の経過後にタイミング信号Stを出力し、その後、一定の出力タイミングでタイミング信号Stを出力する(ステップS120)。再生用待機期間とは、再生用信号Shdが入力されてから再生信号Shdに基づいて生成されたタイミング信号Stを出力するまでの期間を、検出信号Shが入力されてから検出信号Shに基づいて生成されたタイミング信号Stを出力する間での期間と比較し、再生部237における再生信号の生成期間に対応する期間分短縮したものである。このように、タイミング信号出力部238は、検出信号Sh又は再生信号Shdのいずれかに対応させて、出力タイミングを変化してタイミング信号Stを出力する。なお、同期信号検出部34が垂直同期信号に基づくタイミング信号Vtを出力するまでの処理動作については、図6に示すステップS102からステップS114の処理とほぼ同様である。
次に、図7を参照して、制御部36の画像削除制御部36aによる画像の削除制御処理手順について説明する。まず、画像削除制御部36aは、水平同期信号検出部236から入力される水平同期信号の検出パルス信号Hdと、垂直同期信号検出部246から入力される垂直同期信号の検出パルス信号Vdとを取得する(ステップS202)。なお、検出パルス信号Hdは、水平同期信号検出部236が水平同期信号を抽出した場合に水平同期信号検出部236から出力され、検出パルス信号Vdは、垂直同期信号検出部246が垂直同期信号を抽出した場合に垂直同期信号検出部246から出力される。
画像削除制御部36aは、検出パルス信号Hdをもとに、水平同期信号検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出したか否かを判断する(ステップS204)。水平同期検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出しなかった場合(ステップS204:No)、画像削除制御部36aは、そのフレームの画像を不良画像として削除する(ステップS212)。これは、多数の水平同期信号が検出できない場合には、そのフレームが外部ノイズ等に乱されている可能性が高く、このような外部ノイズを多く含んだ画像をJPEG等に圧縮すると、外部ノイズの解像度が高いため圧縮率を高くできないからである。この閾値は、例えば、1フレームにつき294個の水平同期信号(294ライン)がある場合に、260個に設定され、画像削除制御部36aは、260個未満の水平同期信号を検出した場合、不良画像であると判断する。
一方、画像削除制御部36aは、水平同期検出部236が、水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出した場合(ステップS204:Yes)、さらに、水平同期信号の検出パルス信号Hdをもとに、水平同期信号検出部236が1フレームの中で水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合があったか否かを判断する(ステップS206)。水平同期検出部236が水平同期信号を所定の回数以上連続して検出できない場合があったと判断された場合(ステップS206:Yes)、画像削除制御部36aは、そのフレームの画像を不良画像として削除する(ステップS212)。
このような画像削除制御を行うのは、水平同期信号検出部236が水平同期信号を検出できなかった場合に、再生信号Shdを生成してこれを基準として画像信号Slの処理を開始するが、水平同期信号検出部236が水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合には、再生信号Shdをもとに正常な画像を再現できる可能性が低くなるからである。これは、本実施の形態1では送信モードとして非同期モードを採用しているため、カプセル型内視鏡2側と受信装置3側との同期に位相差が発生するためである。例えば、カプセル型内視鏡2側の駆動クロック周波数が27MHzであり、受信装置3側の駆動クロック周波数が27MHzであった場合、その位相差は最大45ppmとなり、この値を正常な画像を再現できる閾値に換算すると、1.8ライン程度となる。この結果、カプセル型内視鏡2側および受信装置3側の駆動クロック周波数が27MHzに設定された場合、水平同期信号を2回以上連続して検出できないとき、その1フレームの画像を削除する制御を行うことが好ましい。
一方、画像削除制御部36aは、水平同期検出部236が水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合がなかったと判断した場合(ステップS206:No)、さらに、垂直同期信号の検出パルス信号Vdをもとに、垂直同期信号検出部246が垂直同期信号を所定回数以上連続して検出できない状態が続いているか否かを判断する(ステップS208)。垂直同期検出部246が垂直同期信号を所定の回数以上連続して検出できない状態が続いていると判断された場合(ステップS208:Yes)、画像削除制御部36aは、そのフレームの画像を不良画像として削除する(ステップS212)。
このような画像削除制御を行うのは、垂直同期信号検出部246が垂直同期信号を検出できなかった場合に、再生信号Vhdを生成してこれを基準として画像信号Slの処理を開始するが、垂直同期信号検出部246が垂直同期信号を所定回数以上連続して検出できない状態が続いている場合には、再生信号Vhdをもとに正常な画像を再現できる可能性が低くなるからである。これは、水平同期信号の場合と同様に、本実施の形態1では送信モードとして非同期モードを採用しているため、カプセル型内視鏡2側と受信装置3側との同期に位相差が発生するためである。例えば、18個の垂直同期信号までは連続して検出できない状態が続いても表示画面のマスク等により位相差を許容できるが、19個以上連続して垂直同期信号が検出できない場合には位相差が許容範囲を超えてしまい、色反転等の症状が発生することがある。この場合、19回以上垂直同期信号を連続して検出できなかったときに、1フレームの画像を削除するのが好ましい。
その後、垂直同期信号検出部246が垂直同期信号を所定回数以上連続して検出できない状態が続いていないと判断された場合(ステップS208:No)、画像削除制御部36aは、そのフレームの画像を記憶部37に記憶させる制御を行う(ステップS210)。すなわち、水平同期検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出できたと判断され(ステップS204:Yes)、水平同期検出部236が水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合がなかったと判断され(ステップS206:No)、且つ、垂直同期信号検出部246が垂直同期信号を所定回数以上連続して検出できない状態が続いていないと判断された場合(ステップS208:No)、画像削除制御部36aは、そのフレームの画像を記憶部37に記憶させる制御を行い(ステップS210)、本処理を終了する。
次に、図6で説明した各処理について、図8以降に示すタイミングチャートを参照して詳細に説明する。まず、水平同期信号検出部236が検出信号Shを出力するまでの信号処理について説明する。図8は、水平同期信号検出部236が水平同期信号を検出し、検出信号Shを出力するまでの各信号および各カウンタにおけるタイミングチャートを示す図である。図8において、(a)は、基準クロック39から同期制御部239に入力されるクロック信号に対応し、6クロック分の信号(6C)が信号Saの1画素当たりの画素信号の信号幅に対応する。(b)は、水平同期信号検出部236が抽出した水平同期信号Sh0に対応し、(c)は、水平同期信号検出部236が水平同期信号Sh0を検知した場合に同期制御部239に出力する検知信号Shaに対応し、(d)は、同期制御部239が有する検出信号生成用の検出用カウンタChのカウント値に対応し、(e)は、水平同期信号検出部236が生成する検出信号Shに対応し、(f)は、同期制御部239が有する再生用カウンタChdに対するカウンタリセット信号Scrに対応し、(g)は、再生用カウンタChdのカウント値に対応する。
図8において、(b)に示すように、水平同期信号検出部236は、たとえば6C相当の水平同期信号Sh0(ここで、水平同期信号Sh0の信号幅全体は、6C幅に相当するとして説明する。)を抽出した場合、矢印Y1に示すように、水平同期信号Sh0の立下り部分を検知し、(c)に示すように、水平同期信号Sh0の立下り部の次のクロックで検知信号Shaを出力する。そして、矢印Y2に示すように、この検知信号Shaを受け、同期制御部239は、検出用カウンタChのカウント値を「0」にリセットし、クロック信号にしたがってカウントを開始する。水平同期信号検出部236は、同期制御部239の制御のもと、矢印Y3に示すように、検出用カウンタChのカウント値が「6」の際に検出信号Shの生成、出力を開始し、矢印Y4に示すように、カウント値が「11」の際に検出信号Shの生成、出力を停止する。すなわち、水平同期信号生成部236は、水平同期信号の立下り部を検知してから、1画素に対応する6C後に、6C分の検出信号Shを生成し、出力する。その後、水平同期信号検出部236は、矢印Y5に示すように、検出信号Sh生成後、すなわち、検出用カウンタChのカウント値「12」の際に、カウンタリセット信号Scrを同期制御部239に出力する。同期制御部239は、矢印Y6に示すように、カウンタリセット信号Scrを受け、カウントを行っていた再生用カウンタChdのカウント値「20591」を「0」に戻して、クロック信号にしたがってカウントを開始する。カウント値「0」から「20591」までの幅は、水平同期信号を含んだ1本の走査線分の画像信号幅に相当する。このため、同期制御部239は、検出信号Shの出力終了によって、この走査線における水平同期信号の検出が正常に検出できたものとして、再生用カウンタChdのカウント値をリセットし、次の走査線における水平同期信号の検出の可否を判断するため、再生用カウンタChdのカウントを再度開始する。
次に、図9に示すタイミングチャートを参照して、再生部237において再生信号Shdが生成、出力されるまでの信号処理について説明する。図9における(a)〜(f)に示す各タイミングチャートは、図8において説明したクロック信号、水平同期信号Sh0、検知信号Sha、検出用カウンタChのカウント値、検出信号Sh、再生用カウンタChdのカウント値に対応する。また、図9における(g)は、再生部237において生成される再生信号Shdに対応し、(h)は、図9において説明したカウンタリセット信号Scrに対応する。
図9(b)において、矢印Y7に示すように、水平同期信号Sh0が水平同期信号検出部236において検出されなかった場合、(c)および矢印Y8に示すように、検知信号Shaが生成されず、検出用カウンタChのカウント値がリセットされない。この結果、(e)と矢印Y9に示すように、検出信号Shが水平同期信号検出部236から出力されない。この場合、図9(e)において、同期制御部239は、矢印Y11に示すように、再生用カウンタChdのカウント値「20591」である場合であっても、再生用カウンタChdに対するカウンタリセット信号Scrに基づくカウント値のリセットおよびカウントスタートの指示がないと判断した場合、水平同期信号検出部236における水平同期信号の検出がなされなかったものと判断し、再生部237に対して再生信号Shdの生成を指示する。再生用カウンタChdのカウント値「20591」である場合とは、1本の走査線分の画像信号幅に相当する期間が経過した場合に相当する。カウント値「20591」時では、正常に水平同期信号Sh0を検出できた場合、図8に示すように、検出信号Shの生成、出力の完了およびカウンタリセット信号Scrの出力が完了しているためである。このため、同期制御部239は、再生用カウンタChdのカウント値「20591」時にカウンタリセット信号Scrを受信しない場合には、この期間までに、水平同期信号検出部236が、水平同期信号Sh0を検出できず、検出信号Shが出力しなかった場合であると判断する。
この場合、再生部237は、同期制御部239の制御のもと、矢印Y12に示すように、再生用カウンタChdのカウント値「20591」を含む6C幅分後のカウント値「20597」時に再生信号Shdの生成、出力を開始し、矢印Y13に示すように、カウント値が「20602」の際に再生信号Shdの生成、出力を停止する。そして、再生部267は、矢印Y14に示すように、再生信号Shdの生成終了後にカウンタリセット信号Scrを同期制御部239に出力する。同期制御部239は、このカウンタリセット信号を受信し、矢印Y15に示すように、再生用カウンタChdのカウント値を「0」にリセットした後、再生用カウンタChdにカウントを開始させる。
ここで、図9に示すように、再生部237は、水平同期信号検出部236から検出信号Shが出力される場合と比較し、12C幅分、すなわち、2画素分の信号幅に対応する分、遅いタイミングで再生信号Shdを生成、出力している。
この遅いタイミングでの再生信号Shdの生成、出力を吸収する必要がある。このため、再生部237は、再生信号Shdを生成、出力した走査線成分の次の走査線成分に対して再生信号Shd2を生成、出力する場合には、2画素分の信号幅に対応する期間分早いタイミングで再生信号を生成、出力する。具体的には、図10(f)(g2)の矢印Y21に示すように、再生部237は、再生信号Shdを生成、出力した走査線の次の走査線に対応させて、最初に生成した再生信号Shdの生成タイミングより12C幅分早い、カウント値「20584」の際に再生信号Shd2の生成、出力を開始する。このように、再生部237は、12C幅分、すなわち、2画素分の信号幅に対応する期間分早いタイミングで再生信号Shd2を生成する。そして、再生部237は、矢印Y22に示すように、カウント値「20584」から6C幅分後のカウント値「20590」の際に再生信号Shd2の生成、出力を停止する。その後、再生部267は、矢印Y23に示すように、再生信号Shd2の生成終了後にカウンタリセット信号Scrを同期制御部239に出力する。同期制御部239は、このカウンタリセット信号Scrを受信し、矢印Y24に示すように、再生用カウンタChdのカウント値を「0」にリセットした後、再生用カウンタChdにカウントを開始させる。
次に、タイミング信号生成部238におけるタイミング信号Stの生成に対する信号処理について図11に示すタイミングチャートを参照して説明する。図11(1)は、タイミング信号生成部238が検出信号Shを用いてタイミング信号Stを生成した場合に対応し、(a)は、検出信号Shに対応し、(b)は、タイミング信号生成部238が有するタイミングカウンタCtへのカウント値のリセットおよびカウントスタートを指示するリセット信号Strに対応し、(c)は、タイミングカウンタCtのカウント値に対応し、(d)は、タイミング信号生成部238が生成するタイミング信号Stに対応し、(e)は、変換部33から出力される画像信号Slの各走査線におけるデータ信号に対応する。また、図11(2)は、タイミング信号生成部238が再生信号Shdを用いてタイミング信号Stを生成した場合に対応し、(f)は、再生信号Shdに対応し、(g)は、リセット信号Strに対応し、(h)は、タイミングカウンタCtのカウント値に対応し、(i)は、タイミング信号Stに対応し、(j)は、データ信号に対応する。なお、図11では、各信号および各カウンタは、(A)に示すクロック信号に基づいて処理される。また、タイミングカウンタCtは、カウント値「0」から開始し、カウント値「5」まで進むと、自動的に「0」値にリセットされ、カウントを進める。変換部33に入力される信号Saのうち各画素情報を示すデータ信号(e),(j)に示すように、1画素あたり、6C分の信号幅を有しており、タイミングカウンタCtは、1画素あたりの信号幅に対応してカウントを行っている。
まず、図11(1)を参照し、タイミング信号生成部238が検出信号Shを用いてタイミング信号Stを生成した場合について説明する。図11(a)において、タイミング信号生成部238は、検出信号Shの受信を検出した場合、矢印Y31に示すように、(b)に示すリセット信号StrをタイミングカウンタCtに出力する。この結果、矢印Y32に示すように、(c)に示すタイミングカウンタCtのカウント値は、「0」にリセットされた後カウントを進める。そして、タイミング信号生成部238は、矢印Y33および(d)に示すように、タイミングカウンタCtのカウント値「1」の間に、リセット信号Strを生成する。この場合、そして、矢印Y34に示すように、次にタイミングカウンタCtのカウント値「1」となる間に、すなわち、データ信号における次の画素に対応させて、次のリセット信号Strを生成する。このように、タイミング信号生成部238は、タイミングカウンタCtのカウント値「1」に合わせて、データ信号の画素単位ごとに順次タイミング信号Stを生成する。このリセット信号Strは、データ信号の1画素当たりにおける信号幅のほぼ中央でタイミングカウンタCtをリセットするように出力される。データ信号の1画素あたりにおける信号幅のほぼ中央は、画素の輝度を示す情報本体に対応している。このため、同期信号検出部34は、データ信号の1画素あたりにおける信号幅のほぼ中央でタイミング信号Stを生成し、画像処理部35に処理を指示することによって、画像処理部35は、確実に画素の輝度情報などを取得することができる。
そこで、図11(2)を参照して、タイミング信号生成部238が再生信号Shdを用いてタイミング信号Stを生成する場合について説明する。タイミング信号生成部238は、図11(1)に示す場合と同様に、(f)に示すように再生信号Shdの受信を検出した場合、矢印Y36および(g)に示すようにリセット信号Strを出力する。この結果、矢印Y37に示すように、(h)のリセットカウンタCtrのカウント値がリセットされ、矢印Y38,Y39および(i)に示すように、タイミング信号生成部238は、データ信号の1画素単位ごとにタイミング信号Stを生成する。なお、タイミング信号生成部238は、生成したタイミング信号Stを、変換部33から出力される画像信号Slの信号形式に対応するよう変換した後、画像処理部35に出力する。たとえば、変換部33に入力される信号Saがシリアル形式で、変換部33では、信号Saを処理し、パラレル形式の画像信号Slを出力する場合には、タイミング信号生成部238は、生成したタイミング信号Stをパラレル形式に対応するよう変換する。
ここで、(a)および(f)に示すように、再生信号Shdは、検出信号Shと比較し、2画素に対応する12C分遅くタイミング信号生成部238に入力される。この結果、タイミング信号生成部238は、再生信号Shdを用いてタイミング信号Stを生成する場合、検出信号Shを用いてタイミング信号Stを生成する場合と比較し2画素分遅れてタイミング信号Stを生成することとなる。この結果、同期制御部239は、タイミング信号生成部238に対して、画像処理部35に画像信号Slが入力されるタイミングに合わせて画像処理部35にタイミング信号Stを出力させるため、検出信号Shを用いて生成したタイミング信号Stと再生信号Shdを用いて生成したタイミング信号Stとの出力タイミングを変化させる必要がある。すなわち、図6のステップS218およびステップS220において説明したように、タイミング信号生成部238は、基準タイミングを用いて、検出信号Shに基づくタイミング信号Stを出力し、再生信号用タイミングを用いて、再生信号Shdに基づくタイミング信号Stを出力している。
そこで、図12を参照して、タイミング信号生成部238からタイミング信号Stが出力される基準タイミングおよび再生信号用タイミングについて説明する。図12(a)は、同期制御部239が有する出力カウンタCoのカウント値を示す。この出力カウンタCoは、検出信号Shまたは再生信号Shdの受信によってカウントを開始し、変換部33から出力される画像信号Slの1画素に対応する信号幅ごとにカウントする。そして、出力カウンタCoは、カウント値「9」まで進むと、カウント値を「0」値にリセットし、カウントを進める。(b)は、同期制御部239からタイミング信号生成部238に出力される出力指示信号のうち、検出信号Shをもとに生成されたタイミング信号Stに対する出力指示信号Siに対応する。すなわち、出力指示信号Siは、基準タイミングに対応する。(c)は、検出信号Shdをもとに生成されたタイミング信号Stに対する出力指示信号Sidに対応する。すなわち、出力指示信号Sidは、再生信号用タイミングに対応する。また、(b)および(c)は、Duty比50%でタイミング信号Stが出力される場合について示す。
図12(b)に示すように、検出信号Shをもととしたタイミング信号Stに対しては、たとえば、同期制御部239は、出力指示信号Siをカウント値「3」からカウント値「7」の間出力し、タイミング信号生成部238に対してタイミング信号Stの出力を指示する。この場合、タイミング信号生成部238は、この出力指示信号Siの指示にしたがって、タイミング信号Stを、カウント値「3」からカウント値「7」の間、画像処理部35に対して出力する。このように、タイミング信号生成部238は、このような基準タイミングを用いて、出力カウンタCoのカウント値「3」からタイミング信号Stを出力する。
これに対し、図12(c)に示すように、再生信号Shdをもととしたタイミング信号Stに対しては、同期制御部239は、出力指示信号Sidを、出力指示信号Siと比較し2カウント分早めたカウント値「1」からカウント値「5」の間出力し、タイミング信号生成部238に対してタイミング信号Stの出力を指示する。このように、再生信号Shdをもとに生成されたタイミング信号Stは、再生信号Shdの入力の遅れを吸収したタイミングで出力されることとなる。すなわち、再生信号Shdが入力されてから、再生信号Shdに基づいて生成されたタイミング信号Stを出力するまでの期間を、検出信号Shが入力されてから検出信号Shに基づいて生成されたタイミング信号Stを出力する間での期間と比較し、再生部237における再生信号の生成期間に対応する期間分、すなわち、2画素分に対応する期間分を短縮させている。
このように、同期制御部239は、タイミング信号生成部238に対して、検出信号Shおよび再生信号Shdのタイミング信号生成部238に入力時に対応させたタイミングでタイミング信号Stを画像処理部35に出力させている。したがって、同期信号検出部34は、検出信号Shを用いたタイミング信号Stおよび再生信号Shdを用いたタイミング信号Stのいずれに対しても、画像処理部35に画像信号Slが入力されるタイミングに合わせて画像処理部35に出力することができ、画像処理部35における画像処理タイミングを正確に指示することができる。
本実施の形態1にかかる受信装置3は、1フレーム分の画像信号について水平同期信号検出部236が所定数以上の水平同期信号を検出できなかった場合、所定の回数以上連続して水平同期信号を検出できなかった場合、または垂直同期信号検出手段246が所定の回数以上連続して垂直同期信号を検出できなかった場合、画像削除制御部36aがこのフレームに対応する画像を不良画像として削除するため、ノイズのない正確な画像情報のみを取得することが可能となる。また、外部ノイズを多く含む可能性の高い画像を削除するため、高い圧縮率で画像情報を保存することが可能となる。さらに、水平同期信号検出部236及び垂直同期信号検出部246が同期信号を検出できなかった場合に、再生部237、247が再生信号Shd、Vhdを生成し、画像処理部35がこの再生信号Shd、Vhdを基準として画像信号Slの処理を開始するため、同期信号検出部34がある程度の数の同期信号を検出できなかった場合でもノイズのない正確な画像情報を取得することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。図13は、本実施の形態2に係る受信装置203の全体構成を示す模式的なブロック図である。図13に示す受信装置203は、図2に示す受信装置3と比較し、画像削除制御部36aと画像削除制御部336aの構成が異なり、その他の構成は、受信装置3と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
ここで、図14に示すフローチャートを参照して、本実施の形態2に係る画像削除制御部336aの画像削除制御処理手順について説明する。まず、画像削除制御部336aは、水平同期信号の検出パルス信号Hdを取得する(ステップS302)。その後、画像削除制御部336aは、水平同期信号の検出パルス信号Hdをもとに、水平同期信号検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出できたか否かを判断する(ステップS304)。水平同期検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出できなかったと判断された場合(ステップS304:No)、画像削除制御部336aは、そのフレームの画像を不良画像として削除する(ステップS312)。
一方、水平同期検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出できたと判断された場合(ステップS304:Yes)、画像削除制御部336aは、さらに、水平同期信号の検出パルス信号Hdをもとに、水平同期信号検出部236が1フレームの中で水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合があったか否かを判断する(ステップS306)。水平同期検出部236が水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合があったと判断された場合(ステップS306:Yes)、画像削除制御部336aは、そのフレームの画像を不良画像として削除する(ステップS312)。
これに対し、水平同期検出部236が水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合がなかったと判断された場合(ステップS306:No)、すなわち、水平同期検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出できたと判断され(ステップS304:Yes)、水平同期検出部236が水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合がなかったと判断された場合(ステップS306:No)、画像削除制御部336aは、そのフレームの画像を記憶部37に記憶させる制御を行い(ステップS310)、本処理を終了する。なお、本実施の形態2では、垂直同期信号検出部246が垂直同期信号を所定回数以上連続して検出できない状態が続いているか否かを判断することは行っていない。本実施の形態2に係る受信装置3では、上記の点を除いて、実施の形態1に係る受信装置3とほぼ同様の作用効果が得られる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。図15は、本実施の形態3に係る受信装置303の全体構成を示す模式的なブロック図である。図15に示す受信装置303は、図2に示す受信装置3と比較し、画像削除制御部36aと画像削除制御部436aの構成が異なり、その他の構成は、受信装置3と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
ここで、図16に示すフローチャートを参照して、画像削除制御部436aによる画像削除制御処理手順について説明する。まず、画像削除制御部436aは、水平同期信号の検出パルス信号Hdを取得する(ステップS402)。その後、画像削除制御部436aは、水平同期信号の検出パルス信号Hdをもとに、水平同期信号検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出できたか否かを判断する(ステップS404)。水平同期検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出できなかったと判断された場合(ステップS404:No)、画像削除制御部436aは、そのフレームの画像を不良画像として削除する(ステップS412)。
一方、水平同期検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出できたと判断された場合(ステップS404:Yes)、画像削除制御部436aは、そのフレームの画像を記憶部37に記憶させる制御を行う(ステップS410)。なお、本実施の形態3では、水平同期信号検出部236が1フレームの中で水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合があったか否かは判断していない。しかし、水平同期信号検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出できたか否かを判断しているため、ノイズのない正確な画像情報を取得することができ、高い圧縮率で画像情報を保存することが可能となる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。図17は、本実施の形態4に係る受信装置403の全体構成を示す模式的なブロック図である。図17に示す受信装置403は、図2に示す受信装置3と比較し、画像削除制御部36aと画像削除制御部536aの構成が異なり、その他の構成は、受信装置3と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
ここで、図18に示すフローチャートを参照して、画像削除制御部536aによる画像削除制御処理手順について説明する。まず、制御部536aは、水平同期信号の検出パルス信号Hdを取得する(ステップS502)。その後、画像削除制御部536aは、水平同期信号の検出パルス信号Hdをもとに、水平同期信号検出部236が1フレームの中で水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合があったか否かを判断する(ステップS506)。水平同期信号検出部236が水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合があったと判断された場合(ステップS506:Yes)、画像削除制御部536aは、そのフレームの画像を不良画像として削除する(ステップS512)。
一方、水平同期信号検出部236が水平同期信号を所定回数以上連続して検出できない場合がなかったと判断された場合(ステップS506:No)、画像削除制御部536aは、そのフレームの画像を記憶部37に記憶させる制御を行う(ステップS510)。なお、本実施の形態4では、水平同期信号検出部236が水平同期信号を1フレームにつき所定数以上検出できたか否かを判断していない。しかし、水平同期信号検出部236が1フレームの中で水平同期信号を所定の回数以上連続して検出できない場合があったか否かを判断しているため、ラインノイズ等のない正確な画像情報を取得することが可能となる。
なお、本発明に係る受信装置及び被検体内情報取得システムは、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の思想の範囲内において変更することが可能である。例えば、画像削除制御部36aにおいて、垂直同期検出部246が垂直同期信号を所定回数以上連続して検出できない状態が続いているという判断のみを行わせ、その判断結果をもとに画像の削除あるいは記憶を行うようにしてもよい。
この発明の実施の形態1にかかる被検体内情報取得システムの全体構成を示す模式図である。 図1に示した受信装置の構成を示すブロック図である。 1つの受信用アンテナの具体的な構成例を示した図である。 カプセル型内視鏡から受信装置に送信される画像信号を示す模式図である。 図2に示す外部装置の同期信号検出部の内部構成を示すブロック図である。 図5に示す同期信号検出部の処理動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1の画像削除制御部による画像削除制御処理手順を示すフローチャートである。 図6に示す検出信号生成、出力処理を説明するタイミングチャートである。 図6に示す再生信号生成、出力処理を説明するタイミングチャートである。 図6に示す再生信号生成、出力処理を説明するタイミングチャートである。 図5に示すタイミング信号生成部の処理動作を説明するタイミングチャートである。 図12に示すタイミング信号生成部の処理動作を説明するタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2に係る受信装置の全体構成を示す模式的なブロック図である。 図13に示した画像削除制御部による画像削除制御処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る受信装置の全体構成を示す模式的なブロック図である。 図15に示した画像削除制御部による画像削除制御処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係る受信装置の全体構成を示す模式的なブロック図である。 図17に示した画像削除制御部による画像削除制御処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 被検体
2 カプセル型内視鏡
3、203、303、403 受信装置
3a アンテナ群
3b 外部装置
4 表示装置
5 携帯型記録媒体
10 アンテナ基板
11 アンテナエレメント
11a 開口部
12 接続部
13 配線
31 受信部
33 変換部
34 同期信号検出部
35 画像処理部
36、336、436、536 制御部
36a、336a、436a、536a 画像削除制御部
37 記憶部
38 電力供給部
39 基準クロック
236 水平同期信号検出部
237 再生部
238 タイミング信号生成部
239 同期制御部
246 垂直同期信号検出部
247 再生部
248 タイミング信号生成部

Claims (10)

  1. 複数のライン情報成分と各ライン情報成分ごとに付された水平同期信号とを有した1フレーム分の画像信号の中から前記水平同期信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記水平同期信号をもとに各フレームの画像生成処理を行う画像処理手段と、
    前記検出手段によって検出される1フレーム内の水平同期信号が所定数以上検出されない場合、現フレームの画像を削除する制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 複数のライン情報成分と各ライン情報成分ごとに付された水平同期信号とを有した1フレーム分の画像信号の中から前記水平同期信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記水平同期信号をもとに各フレームの画像生成処理を行う画像処理手段と、
    前記検出手段によって検出される1フレーム内の水平同期信号が所定数以上連続して検出されない場合、現フレームの画像を削除する制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  3. 複数のライン情報成分と複数のライン情報成分に対して付された垂直同期信号とを有した1フレーム分の画像信号の中から前記垂直同期信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記垂直同期信号をもとに各フレームの画像生成処理を行う画像処理手段と、
    前記検出手段によって検出される垂直同期信号が所定数以上連続して検出されない場合、現フレームの画像を削除する制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  4. 複数のライン情報成分と各ライン情報成分ごとに付された水平同期信号とを有した1フレーム分の画像信号の中から前記水平同期信号および垂直同期信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記水平同期信号および前記垂直同期信号をもとに各フレームの画像生成処理を行う画像処理手段と、
    前記検出手段によって検出される1フレーム内の水平同期信号が第1の所定数以上連続して検出されない場合、前記検出手段によって検出される1フレーム内の水平同期信号が第2の所定数以上検出されない場合、または前記検出手段によって検出される垂直同期信号が第3の所定数以上連続して検出されない場合、現フレームの画像を削除する制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  5. 前記画像処理手段によって生成された各フレームの画像を記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の受信装置。
  6. 前記検出手段が前記水平同期信号を検出できなかった場合に、前記検出手段が前に検出した水平同期信号をもとに水平同期信号に対応する水平再生信号を生成する再生信号生成手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記検出手段が前記水平同期信号を検出できなかったライン情報成分に対して前記水平再生信号を基準として処理を開始することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の受信装置。
  7. 前記再生信号生成手段は、前記検出手段が1つの水平同期信号を検出してから所定の期間までに次の水平同期信号を検出しない場合、前記水平再生信号を生成することを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  8. 前記制御手段は、前記検出手段が前記水平同期信号を2回以上連続して検出できなかった場合、現フレームの画像を削除する制御を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の受信装置。
  9. 前記検出手段が前記垂直同期信号を検出できなかった場合に、前記検出手段が前に検出した垂直同期信号をもとに垂直同期信号に対応する垂直再生信号を生成する垂直再生信号生成手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記検出手段が前記垂直同期信号を検出できなかったフレームに対して前記垂直再生信号を基準として処理を開始することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の受信装置。
  10. 被検体の内部に導入され、取得した画像情報を無線信号として外部に送信する被検体内導入装置と、
    請求項1〜9のいずれか一つに記載の受信装置と、
    を備えたことを特徴とする被検体内情報取得システム。
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