JP2007074398A - 課金情報通知システム、移動体通信用課金情報通知システム、基地局、移動体通信端末、及び課金情報管理装置 - Google Patents

課金情報通知システム、移動体通信用課金情報通知システム、基地局、移動体通信端末、及び課金情報管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 正確な課金情報をリアルタイムで通信端末に通知することができるようにする。
【解決手段】 他の通信端末と移動体通信端末装置1との通信接続について移動体通信端末装置1に対する課金情報が記憶された課金情報記憶部33から、移動体通信端末装置1から出力される課金情報要求信号に応じて、移動体通信端末装置1と対応する課金情報を取得し、取得した課金情報を、移動体通信端末装置1に通知する課金情報通知手段を基地局装置2に備え、移動体通信端末装置1から出力される課金情報要求信号から独立して、移動体通信端末装置1の通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を演算部14によって算出し、この課金額に基づいて更新した課金情報を利用者に報知する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、携帯電話機などの通信端末の利用者と通信サービスの事業者との契約に基づく課金情報を通信端末の利用者へ通知し、また通信端末の利用者と通信サービスの事業者との契約条件の最適化を図る課金情報通知システム、移動体通信用課金情報通知システム、基地局、移動体通信端末、及び課金情報管理装置に関するものである。
従来の携帯電話機の課金情報通知方法として、携帯電話機のユーザが現時点の通話料金を知りたいとき、携帯電話機のキーパッド等を操作して通話料金表示の要求を入力するものがある。この要求メッセージを受信した基地局は、中継局を介して課金情報管理局へ要求メッセージを送信する。課金情報管理局は、予め定められた手順に従って現時点の通話料金を算出し、求めた通話料金と所定の情報とを含む通話料金情報を生成して、これを中継局を介して基地局へ送信する。基地局は受信した通話料金情報と携帯電話機番号等を含む基地局応答メッセージを生成し、これを携帯電話機へ送信して通話料金をユーザに知らせる(例えば、特許文献1参照)。
また、電話機の電源を投入したとき、当該電話機の制御部は先に登録されている複数の現在地の中から使用者の現在地を選択させ、また電話番号などから相手先の現在地を特定して対応する料金体系を確定しておく。通信チャネルの開通から現在時刻までの通話料金を計算し、さらに次の料金加算時における通話料金を求め、この通話料金を受話音声に重畳させてアナウンスする通話料金通知方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−32174号公報(第3頁、図1,2) 特開2001−352417号公報(第5頁〜第7頁、図6〜図15)
しかし、引用文献1に記載された課金情報通知方法は、ユーザ通話料金要求の内容を含む基地局要求メッセージの受信に応じて、課金情報管理局が、現時点における通話料金を算出し、算出した通話料金を、基地局を介してユーザの携帯電話機へ通知するものである。
したがって、電波状態などによる通信断絶が生じた場合、基地局要求メッセージを課金情報管理局が受信することができず、パケット通信の終端部分を含めた通信料金を求めることができなかった。そのため、通信端末装置の利用者へ通知される正式な課金情報は、通信サービス事業者が提供する、サービス事業者の公式Webサイトへアクセスするか、郵便物等によって発送されてくる料金請求書などによって報知されることを待つしかなかった。そのため、利用者は正確な課金情報をリアルタイムで把握することができなかった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、正確な課金情報をリアルタイムで通信端末に通知することができるようにすることを目的とする。
この発明に係る課金情報通知システムは、他の通信端末と所定の通信端末との通信接続について所定の通信端末に対する課金情報が記憶された課金情報記憶手段から、所定の通信端末から出力される課金情報要求信号に応じて、所定の通信端末と対応する課金情報を読み出し、読み出された課金情報を、所定の通信端末に通知する課金情報通知手段、所定の通信端末から出力される課金情報要求信号から独立して、所定の通信端末の通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を算出する課金額算出手段、課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を、課金額算出手段で算出された課金額に基づいた課金情報に更新する課金情報更新手段を備えるものである。
また、この発明に係る移動体通信用課金情報通知システムは、他の通信端末と移動体通信端末との通信接続について移動体通信端末に対する課金情報が記憶された課金情報記憶手段から、移動体通信端末から出力される課金情報要求信号に応じて、移動体通信端末と対応する課金情報を取得し、取得した課金情報を、移動体通信端末に通知する課金情報通知手段、移動体通信端末から出力される課金情報要求信号から独立して、移動体通信端末の通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を算出する課金額算出手段、課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を、課金額算出手段で算出された課金額に基づいた課金情報に更新する課金情報更新手段を備えるものである。
また、この発明に係る基地局は、他の通信端末と移動体通信端末との通信接続について移動体通信端末に対する課金情報が記憶された課金情報記憶手段から、移動体通信端末から出力される課金情報要求信号に応じて、移動体通信端末と対応する課金情報を読み出し、読み出された課金情報を、移動体通信端末に通知する課金情報通知手段、移動体通信端末から出力される課金情報要求信号とは独立して移動体通信端末の通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を算出する課金額算出手段で算出された課金額に基づく課金情報に、課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を更新する課金情報更新手段を備えるものである。
また、この発明に係る移動体通信端末は、通信処理手段を制御して基地局へ課金情報要求信号を送信させ、基地局から受信した課金情報を用いて自らの記憶手段に記憶している課金情報を更新する制御手段を備えるものである。
また、この発明に係る課金情報管理装置は、課金情報記憶手段に記憶されている各移動体通信端末の課金情報と、顧客情報記憶手段に記憶されている各移動体通信端末と契約中の料金プランとを用いて、各移動体通信端末の契約内容の良否を演算により求め、その契約中の料金プランが適していないときには顧客情報記憶手段に記憶されている各料金プランの中から、各移動体通信端末の課金情報に適合するものを選択する演算手段と、演算手段により選択された料金プランを、各移動体通信端末の課金処理に使用する制御手段とを備えるものである。
この発明に係る課金情報通知システムによれば、予想外に課金情報要求信号が課金情報通知手段に通知されることなく、通信端末と他の通信端末との通信接続が切断された場合であっても、課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を、通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を反映させた課金情報に更新することができるので、正確な課金情報を通信端末に通知することができるという効果がある。
また、この発明に係る移動体通信用課金情報通知システムによれば、予想外に課金情報要求信号が課金情報記憶手段に通知されることなく、移動体通信端末と他の通信端末との通信接続が切断された場合であっても、課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を、通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を反映させた課金情報に更新することができるので、正確な課金情報を移動体通信端末に通知することができるという効果がある。
また、この発明に係る基地局によれば、予想外に課金情報要求信号が課金情報記憶手段に通知されることなく、移動体通信端末と他の通信端末との通信接続が切断された場合であっても、課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を、通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を反映させた課金情報に更新することができるので、正確な課金情報を移動体通信端末に通知することができるという効果がある。
また、この発明に係る移動体通信端末によれば、課金情報要求信号の送信に応じて、また移動体通信端末と他の通信端末との通信接続が切断された場合であっても、課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を、通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を反映させた課金情報が基地局から通知されるので、正確な課金情報を利用者へ報知することができるという効果がある。
また、この発明に係る課金情報管理装置によれば、各移動体通信端末の課金情報が契約中の料金プランに適さない場合には、他の料金プランを選出することができるので、移動体通信端末の利用者は最適な料金プランを用いて通信料金の節約を図ることができるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による課金情報通知システムならびに移動体通信用課金情報通知システムを成す基地局、移動体通信端末、及び課金情報管理装置の構成を示すブロック図である。実施の形態1による上記のシステムは、利用者が通信に使用する携帯電話機等の移動体通信端末装置1、移動体通信サービスを運営する事業者が当該通信サービスを展開するエリア内に設置している基地局装置2、及び移動体通信サービス事業者が管理する課金情報管理装置3によって実施される。
移動体通信端末装置1には基地局装置2との無線通信に用いるアンテナ装置4aが備えられ、基地局装置2にはこの無線通信に用いるアンテナ装置4bが備えられている。基地局装置2と課金情報管理装置3とは、通信網5を介して双方向通信を行うように接続されている。
移動体通信端末装置1は、当該装置全体の動作を制御する制御部11、アンテナ装置4aを用いて無線信号の送受信処理を行う通信処理部12、移動体通信端末装置1の制御に用いる各情報や移動体通信に関する情報を記憶している記憶部13、記憶部13に記憶されている各情報を用いて所定の演算を行う演算部14、各部で処理された情報などを表示する例えばLCD等を駆動する表示部15、音声の入出力を行う例えばマイクやスピーカなどの外部装置に接続されている音声処理部16、例えばテンキーやマイクロホンに接続されており利用者の操作等に応じてデータ等を装置内へ入力する入力部17などを備えている。なお、この発明の実施の形態1による課金情報通知システムならびに移動体通信用課金情報通知システムで使用されない機能を司る各部の図示及び説明を省略する。
基地局装置2は、アンテナ装置4bを用いて無線信号の送受信を行う通信処理部21、通信対象の移動体通信端末装置1の機種や通信態様、また後述する課金情報などを管理する端末管理部22、通信網5を用いて課金情報管理装置3とデータ等の送受信を行う通信インタフェース制御部23、課金情報管理装置3から受信した課金情報など移動体通信端末装置1に関する各情報を記憶している記憶部24、当該基地局装置2の各部の処理動作を制御する制御部25、及び基地局装置2により通信可能とされているエリア内に存在する移動体通信端末装置1を監視するエリア監視部26を備えている。
課金情報管理装置3は、通信網5を用いて基地局装置2と情報等の送受信を行う通信インタフェース制御部31、当該課金情報管理装置3の各部の動作処理を制御する制御部32、移動体通信端末装置1に関する課金情報等を記憶している課金情報記憶部33、移動体通信端末装置1について移動体通信サービス事業を行っている事業者と契約した内容に関する料金プランなどの顧客情報を記憶している顧客情報記憶部34、及び課金情報記憶部33と顧客情報記憶部34に各々記憶されている各データを用いて所定の演算を行う演算部35を備えている。
次に動作について説明する。
利用者により移動体通信端末装置1が操作され、通話やデータ通信などを行うときには、移動体通信端末装置1から基地局装置2へ通信相手のアクセス番号などの相手を特定するデータを送信する。基地局装置2が通信回線確保等の処理を行って通信許可を移動体通信端末装置1へ送ると、これを受信した移動体通信端末装置1は、相手先の通信端末装置との通信動作を開始する。利用者の操作に応じて移動体通信端末装置1から通信終了処理が行われると、もしくは移動体通信端末装置1と基地局装置2とを接続している通信回線の状態が悪化して強制的に通信が終了すると、課金情報管理装置3は通信網5を介して基地局装置2から送られてくる通信時間を表すデータに基づいて移動体通信端末装置1の課金情報を更新する。
課金情報管理装置3の通信インタフェース制御部31が基地局装置2から送られた通信時間を表すデータを受信すると、制御部32は、これまでに行われた即ち前回までの通信に対する課金情報を課金情報記憶部33から読み出し、また顧客情報記憶部34に記憶されている移動体通信端末装置1に関する顧客情報を読み出して、当該顧客情報と今回の通信時間と前回までの通信に対する課金情報とを演算部35へ入力して現在の料金を演算させ、求めた最新の課金情報を課金情報記憶手段33へ記憶させる。
移動体通信端末装置1は、一定時間毎に近くの基地局装置2へ位置登録を行っている。これは移動体通信端末装置1の制御部11が、通信処理部12とアンテナ装置4aとを用いて移動体通信端末装置1のID即ち識別信号を基地局装置2へ送信する。このIDを基地局装置2の通信処理部21がアンテナ4bを介して受信すると、端末管理部22は上記のIDを有する移動体通信端末装置1の登録処理を行う。エリア監視部26は該基地局装置2のエリア内に存在している移動体通信端末装置1を認識していることから、例えば端末管理部22はエリア監視部26が監視対象としている移動体通信端末装置1を登録する。
図2及び図3は、実施の形態1による基地局装置の動作を示す説明図である。図2は、基地局装置2の端末管理部22に設けられているエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101の構成を示したものである。このエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101は、基地局装置2が通信可能なエリア内に存在する移動体通信端末装置1のIDを記載しているエリア内IDフィールド102と、エリア内IDフィールド102の各移動体情報端末装置1に対応する課金情報を記載している課金情報フィールド103によって構成されている。
図2には、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル101に書き込むデータとして位置登録情報データ104と位置登録情報データ106とを例示し、また既にエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101に記載されているデータの中から抹消するデータとして位置登録抹消データ105を例示したものである。端末管理部22は、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル101に上記のようなデータの書き込みや抹消などの更新処理を施し、図3に示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル107を生成する。位置登録情報データ104,106は、各移動体通信端末装置1の位置登録動作によって一定時間毎に発せられるデータで、各移動体通信端末装置1を識別するIDから成る。位置登録情報データ104,106は、基地局装置2の通信処理部21が受信した後、制御部25の制御によって端末管理部22への登録処理が行われる。
図2に例示した位置登録情報データ104は、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル101に未登録の移動体通信端末装置1を表し、位置登録情報データ106は、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル101に既に登録されている移動体通信端末装置1を表すものである。
図4は、実施の形態1による基地局装置の動作を示すフローチャートである。この図は図2に示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101の記載内容を更新する端末管理部22の動作を示したもので、端末管理部22に設けられているエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101へのデータ登録や抹消の処理過程を示したものである。
前述のように行われている各移動体通信端末装置1の位置登録動作により、各移動体通信端末装置1を識別するID即ち位置登録情報データを基地局装置2の通信処理部21が受信すると、基地局装置2の制御部25は端末管理部22を制御して位置登録情報データの取り込み処理を行わせる(ステップST101)。通信処理部21から例えば位置登録情報データ104,106を入力した端末管理部22は、自ら備えているエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101の各データと位置登録情報データ104,106とを比較して、位置登録情報データ104ならびに位置登録情報データ106が既に登録されているか否かを判定する(ステップST102)。この判定は、例えばエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101のエリア内IDフィールド102に記載されている各IDと位置登録情報データ104,106が表しているIDとを比較して、位置登録情報データ104,106の各IDと同じものがエリア内IDフィールド102に既に登録されているか否かを判定するものである。
ステップST102の過程で、位置登録情報データ104は登録されていない新規のデータであると判定した場合には、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル101に空きがあるか否かを判定する(ステップST103)。この判定は、例えばエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101のエリア内IDフィールド102に空いている部分があるか否かを判定するもので、空いていないと判定した場合には、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル101の中で処理頻度等が最も低いデータ、例えば図2においてエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101の最後に記載されている位置登録抹消データ105のID“090−5544−2345”と課金情報“1050円”とを削除する(ステップST104)。位置登録抹消データ105を削除した後、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル101に記載されている各データをシフトする(ステップST105)。
ステップST103の過程で、フィールドに空いている部分が有ると判定した場合には、上記のステップST104の過程を省略してステップST105の過程へ移行する。
ステップST105の過程では、各データをシフトさせて各フィールド内において空いている部分を例えばエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101の先頭に移動させる(ステップST106)。このように先頭へ移動させた空きフィールドに前述の位置登録情報データ104を書き込む(ステップST107)。ここで、位置登録情報データ104はID“090−1111−1111”のみから成ることから、上記の位置登録情報データ104の書き込みはエリア内移動体通信端末装置課金テーブル101のエリア内IDフィールド102への書き込み処理を指す。
前述のステップST102の過程で、例えば位置登録情報データ106のID“090−9012−3456”と同じIDが、図2に示したようにエリア内IDフィールド102の2行目に登録されていると判定した場合には、ステップST101の過程で取り込んだ位置登録情報データ106を廃棄する(ステップST108)。このような処理により、図3に示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル107を作成する。なお、図3に示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル107のエリア内IDフィールド108は、図2のエリア内IDフィールド102に上記のような処理を施したもので、図3の課金情報フィールド109は、上記と同様な処理を図2の課金情報フィールド103に施したものである。
基地局装置2の端末管理部22によって記載内容が変更され、随時更新されているエリア内移動体通信端末装置課金テーブル、即ち各移動体通信端末装置1のIDに対応させた課金情報は、上記のように制御部25の制御処理によって記憶部24へ記憶されると共に、通信インタフェース制御部23を用いて通信網5へ送信される。通信網5へ送信されたエリア内移動体通信端末装置課金テーブルを成す各データは、課金情報管理装置3の通信インタフェース制御部31によって受信され、制御部32の制御により後述するエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201として課金情報記憶部33へ格納される。即ち、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル201は、基地局装置2の端末管理部22に格納されているエリア内移動体通信端末装置課金テーブル107を移転したもので、各フィールドに記載されているデータは同様な内容である。なお、図3に例示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル107と、図5に例示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201は同一時点のものではない。
図5は、実施の形態1による課金情報管理装置の動作を示す説明図である。この図は、基地局装置2から送信された各データによって構成されているエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201と、課金情報管理装置3の課金情報記憶部33に記憶/管理されている顧客移動体通信端末装置課金テーブル206との間で行われる各データ処理を示したもので、課金情報管理装置3の制御部32によって制御される課金情報記憶部33の処理を示している。エリア内移動体通信端末装置課金テーブル201は、ある基地局装置2のエリア内に存在している各移動体通信端末装置1のIDが記載されているエリア内IDフィールド202と、これらのIDが示す移動体通信端末装置1の課金情報が記載されている課金情報フィールド203によって構成されている。顧客移動体通信端末装置課金テーブル206は、移動体通信サービス事業者と契約している全ての顧客の移動体通信端末装置1のIDが記載されている顧客IDフィールド207と、これらのIDが示す各移動体通信端末装置1の課金情報が記載されている課金情報フィールド208によって構成されている。
課金情報管理装置3の制御部32は、前述のように通信インタフェース制御部31によって受信されたエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201を課金情報記憶部33に格納して当該課金情報記憶部33に記憶されている顧客移動体通信端末装置課金テーブル206と比較する。この比較処理は、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル201のエリア内IDフィールド202に記載されているIDを、顧客移動体通信端末装置課金テーブル206の顧客IDフィールド207に記載されているIDと照合し、同一のIDに対応させて課金情報フィールド203に記載されている課金情報と課金情報フィールド208に記載されている課金情報とを比較し、その結果課金情報フィールド203に記載されている課金情報を更新する必要が有ると認められた場合、該当するデータを更新する。このエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201のデータを更新する課金情報管理装置3の処理動作の詳細を説明する。
図6は、実施の形態1による課金情報管理装置の動作を示すフローチャートである。この図は、課金情報管理装置3の制御部32の制御動作を示したものである。
制御部32は、基地局装置2から送信されたデータ、即ちエリア内移動体通信端末装置課金テーブルを通信インタフェース制御部31を介して取り込み(ステップST201)、例えば図5に示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201を生成する。基地局装置2から送信されたエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201のエリア内IDフィールド202に記載されているIDの中から、一つのIDを検索キーとして抜き出す(ステップST202)。例えば、検索キーとしてエリア内フィールド202の先頭に記載されているIDを抽出する。
例えば、図5に示した“090−1111−1111”のIDを検索キー204として抽出し、これを用いて顧客移動体通信端末装置課金テーブル206の顧客IDフィールド207を検索して、顧客IDフィールド207に記載されているIDの中に検索キー204のIDに該当するものが存在するか否かを判定する(ステップST203)。存在すると判定した場合、例えば図5に示したように顧客移動体通信端末装置課金テーブル206の3番目のフィールドに検索キー204と同一IDが存在すると判定した場合には、このIDに対応している課金情報“680円”を課金情報フィールド208から抽出し、この課金情報“680円”を当該ID“090−1111−1111”に付加して課金情報データ205を生成する(ステップST204)。
課金情報データ205を用いてエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201を検索する。この検索は、課金情報データ205に含まれているIDを、例えば図5に示した課金情報データ205に含まれているID“090−1111−1111”を検索キーとしてエリア内IDフィールド202に記載されているIDの中から同一のID“090−1111−1111”を検出するものである。
エリア内IDフィールド202の中から検出したID“090−1111−1111”に対応させて課金情報フィールド203に記載されている課金情報“350円”と課金情報データ205に含まれている課金情報“680円”とを比較し、これらの課金情報が同一か否かを判定する(ステップST205)。同一ではないと判定した場合には、上記のID“090−1111−1111”に対応させてエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201の課金情報フィールド203に記載されている課金情報の内容“350円”を、課金情報データ205に含まれている課金情報の内容“680円”に書き換えて更新する(ステップST206)。
この後、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル201のエリア内IDフィールド202の最後に記載されているIDを検索キー204として処理したか否かを判定する(ステップST208)。最後に記載されているIDを検索キー204として処理を行っていないと判定した場合には、例えば前述のようにエリア内IDフィールド202の先頭に記載されているIDを検索キー204として処理したときには、エリア内IDフィールド202において次に記載されているID、即ち2行目に記載されているIDを新たに検索キー204として抽出し、ステップST202の過程に戻って以降の各過程を同様に処理する。
また、エリア内IDフィールド202の最後に記載されているIDを検索キー204として処理したと判定した場合には、前述のエリア内移動体通信端末装置課金テーブル202の更新処理を終了する。
ステップST205の過程で、課金情報データ205に含まれている課金情報と、課金情報フィールド203に記載されている内容が同一であると判定した場合には、当該課金情報フィールド203の内容を更新せずに課金情報データ205を廃棄して(ステップST207)、ステップST208の過程へ移行する。
また、ステップST203の過程で、顧客移動体通信端末装置課金テーブル206には検索キー204に該当するIDが含まれていないと判定した場合には、エラーメッセージを出力し、例えば課金情報管理装置3に備えられている表示手段に当該エラーメッセージを表示させ、課金情報管理装置3の管理者等に報知し(ステップST209)、その後ステップST208の過程に移行する。
上記のようにエリア内IDフィールド202に記載されている全てのIDを、一つずつ順番に検索キー204として上記のような処理を繰り返すことにより、エリア内移動体通信装置課金テーブル201の課金情報フィールド203を全体的に更新する。
図7は、実施の形態1による基地局装置の動作を示す説明図である。図示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル301は、図5に示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201を基地局装置2へ転送したものである。図7のエリア内IDフィールド302に記載されている内容は、図5のエリア内IDフィールド202と同様で、図7の課金情報フィールド303の記載内容も図5の課金情報フィールド203と同様である。また、図7のエリア内移動体通信端末装置課金テーブル304は、基地局装置2の通信インタフェース制御部23が課金情報管理装置3からエリア内移動体通信端末装置課金テーブル301を受信した時点、もしくはエリア内移動体通信端末装置課金テーブル301を記憶部24へ記憶させた時点で端末管理部22に格納されているものである。
前述のように課金情報管理装置3によって更新されたエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201は、課金情報管理装置3の制御部32の制御により通信インタフェース制御部31から通信網5を介して基地局装置2へ転送される。基地局装置2の通信インタフェース制御部23が上記のエリア内移動体通信端末装置課金テーブル201を成す各データを受信すると、基地局装置2の制御部25は、受信したデータをエリア内移動体通信端末装置課金テーブル301として記憶部24へ格納する。このとき端末管理部22に格納されているエリア内移動体通信端末装置課金テーブル304のエリア内IDフィールド305を検索してエリア内IDフィールド302に記載されているIDと一致するものを探す。一致するIDがあったとき、当該IDに対応させて課金情報フィールド303に記載されているデータ即ち課金情報と、課金情報フィールド306に記載されている課金情報とを比較し、異なっている場合には課金情報フィールド306に記載されている課金情報を上記の課金情報フィールド303に記載されているものへ更新する。以下、この動作処理の詳細を説明する。
図8は、実施の形態1による基地局装置の動作を示すフローチャートである。この図は、基地局装置2の制御部25が、課金情報管理装置3から受信したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル301を用いて、端末管理部22に記憶されているエリア内移動体通信端末装置課金テーブル304を更新する処理を示したものである。
基地局装置2の端末管理部22は、常に基地局装置2の通信エリア内に存在している各移動体通信端末装置1のIDの登録または抹消を行っている。例えば、ID“090−aaaa−yyyy”の移動体通信端末装置1が基地局装置2の通信エリア内に存在しなくなると、この移動体通信端末装置1のIDと課金情報とをエリア内移動体通信端末装置課金テーブル304から抹消し、図7に示したようにIDが“090−aaaa−yyyy”で課金情報が“50円”の位置登録抹消データ307を当該テーブルから削除している。この動作は図2〜図4を用いて説明した動作と同様なものである。このような動作処理を行っている一方で図8に示した一連の処理が行われている。
基地局装置2の制御部25は、前述のように課金情報管理装置3によって更新された各データを記憶部24へ格納してエリア内移動体通信端末装置課金テーブル301を取り込み(ステップST301)、図7に示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル301のエリア内IDフィールド302の中から任意のIDを一つ選択する(ステップST302)。IDの選択は、後述する一連の処理を行う毎に、例えばエリア内IDフィールド302の先頭に記載されているものから順番に選択する。
上記の選択した例えば図7に示したID“090−1111−1111”と一致するものをエリア内移動体通信端末装置課金テーブル304のエリア内IDフィールド305の中から検索する。詳しくは、上記の選択したIDとエリア内IDフィールド305中の各IDとを比較し、一致したか否かを判定する(ステップST303)。エリア内IDフィールド305中のいずれかに記載されているID“090−1111−1111”と一致したと判定した場合には、このID“090−1111−1111”に対応させてエリア内移動体通信端末装置課金テーブル301の課金情報フィールド303に記載されている課金情報“680円”を抽出する。この課金情報“680円”と当該ID“090−1111−1111”とを組み合わせて更新データ308とし、この更新データ308を用いてエリア内移動体通信端末装置課金テーブル304を更新する。詳しくは更新データ308に含まれているID“090−1111−1111”に対応させて課金情報フィールド306に記載されている課金情報の内容を、更新データ308に含まれている課金情報の内容に更新する、あるいは当該課金情報を新規に書き込む(ステップST304)。
ステップST303の過程で、例えば選択したID“090−aaaa−yyyy”がエリア内IDフィールド305中のいずれのIDとも一致しなかったと判定した場合には、当該選択したID“090−aaaa−yyyy”と対応させて課金情報フィールド303に記載されている課金情報“105円”を抽出し、課金情報“105円”及びID“090−aaaa−yyyy”から成る更新データ309を廃棄する(ステップST305)。
上記のステップST304の過程またはステップST305の過程の後、エリア内IDフィールド302の最後に記載されているIDを選択して処理したか否かを判定する(ステップST306)。まだ最後のIDを処理していないと判定した場合には、ステップST302の過程に戻って以降の過程を同様に処理する。また、エリア内IDフィールド302に記載されている全てのIDを選択して前述のような処理を行ったと判定した場合には、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル301を用いたエリア内移動体通信端末装置課金テーブル304の更新処理を終了する。
図9は、実施の形態1による基地局装置の動作を示す説明図である。この図は、前述の課金情報管理装置3の処理によって課金情報を更新したデータを基地局装置2が受信し、端末管理部22に格納されているエリア内移動体通信端末装置課金テーブルの内容を更新した後、当該基地局装置2において行われる動作処理を示したものである。この動作処理は、図7,8を用いて説明した動作処理によって更新された各データから成る移動体通信端末装置課金テーブル401を使用して各移動体通信端末装置1との間で各データの送受信を行うものである。図示したエリア内移動体通信端末装置課金テーブル401は、基地局装置2の端末管理部22に設けられており、前述の図2及び図3に示したものと同様に構成されたテーブルで、エリア内IDフィールド402と課金情報フィールド403とを有する。
基地局装置2は、前述のように各移動体端末装置1から一定時間毎に行われる位置登録動作により、例えば図9に示した位置登録情報データ404a,404bを受信して、当該基地局装置2の通信可能なエリア内に存在する移動体通信端末装置1を認識する。これらの移動体通信端末装置1の中に、前述の課金情報管理装置3と基地局装置2との間で行った処理において、課金情報を更新あるいは新たに取得しているものがある場合には、この課金情報を含む課金情報更新データ405を該当する移動体通信端末装置1へ送信する。
図10は、実施の形態1による基地局装置の動作を示すフローチャートである。この図は、基地局装置2の制御部25によって制御されている端末管理部22の動作を示したものである。アンテナ装置4b及び通信処理部21によって受信した位置登録データ404aは、例えば図9に示したようにID“090−1111−1111”から成り、また位置登録情報データ404bはID“090−xxxx−zzzz”から成るものである。端末管理部22は、このような位置登録情報データ404a,404bを通信処理部21から取り込み(ステップST401)、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル401のエリア内IDフィールド402を検索して、当該エリア内IDフィールド402に記載されている各IDの中に位置登録情報データ404a,404bと一致するものがあるか否かを判定する(ステップST402)。
ステップST402の過程で一致するものがあったと判定した場合、例えば図9に示したように位置登録情報データ404aのIDと一致するIDがエリア内IDフィールド402にあった場合には、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル401において当該一致したID“090−1111−1111”と対応させて課金情報フィールド403に記載されている課金情報“680円”をID“090−1111−1111”に付加して課金情報更新データ405を生成する(ステップST403)。
このように端末管理部22が課金情報更新データ405を生成したとき、基地局装置2の制御部25は通信処理部21を制御して当該課金情報更新データ405を該当する移動体通信端末装置1へ送信する。
ステップST402の過程で一致するものがなかったと判定した場合、例えば図9に示したように位置登録情報データ404bのIDとエリア内IDフィールド402の中に一致するIDがなかった場合には、位置登録情報データ404bが示すID“090−xxxx−zzzz”をエリア内IDフィールド402の先頭に書き込み、エリア内移動体通信端末装置課金テーブル401へ新規登録を行う(ステップST404)。なお、この新規登録の処理は、図2〜図4を用いて説明した動作処理と同様に行われる。
図11及び図12は、実施の形態1による移動体通信端末装置の動作を示す説明図である。図11では、図1に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その説明を省略する。図11に示した移動体通信端末装置1は、音声処理部16に接続されている音声出力装置の例えばスピーカ51、入力部17に接続されている例えばテンキーやマイクロホンなどの入力装置52、表示部15に接続されているLCD等の画像表示装置を備え、画像表示装置に例えば画像501を表示するように構成されている。移動体通信端末装置1の記憶部13には、図12に例示したような当該移動体通信端末装置1の課金情報を記憶している端末装置課金テーブル504を記憶/格納しており、また音声メッセージ等のテンプレートとして使用する課金メッセージ505や画像表示に用いる表示情報506などを記憶している。端末装置課金テーブル504は、基地局装置2から送信された課金情報データに含まれている課金情報を記載しておく“基地局装置から送信された課金情報”の欄と、当該移動体通信端末装置1の課金情報を記載しておく“移動体通信端末装置課金情報”の欄と、移動体通信端末装置1が現在通信中のときに該通信料金を記載しておく“通信中の課金情報”の欄とを備えている。なお、図12では端末装置課金テーブル504の二つの状態を破線で囲って区別し、それぞれ状態a及び状態bとして表している。
図13は、実施の形態1による移動体通信端末装置の動作を示すフローチャートである。この図は、移動体通信端末装置1の制御部13によって制御されている各部の動作を示したものである。
移動体通信端末装置1は、基地局装置2から送信された課金情報を示すデータをアンテナ装置4a及び通信処理部12を用いて受信し、当該課金情報データを取り込む(ステップST501)。ここで受信した課金情報データは、例えば図12に示した課金情報データ503のように当該移動体通信端末装置1のID“090−1111−1111”と、前述の説明と同様な処理により基地局装置2においてID“090−1111−1111”へ付加された最新の課金情報“1794円”とを有するものである。移動体通信端末装置1の制御部11は、基地局装置2から送信された課金情報データ503を記憶部13へ入力し、この時点で記憶部13に記憶されているデータ即ち図12に示した端末装置課金テーブル504に記載されている課金情報と比較して、一致するか否かを判定する(ステップST502)。
ステップST502の過程で一致しないと判定した場合には、端末装置課金テーブル504に、課金情報データ503に含まれている課金情報を“基地局装置から送信された課金情報”として書き込む(ステップST503)。例えば図12の端末装置課金テーブル504のように、“基地局装置から送信された課金情報”の欄に“1600円”が既に記載されているときには、この課金情報を課金情報データ503に含まれている課金情報“1794円”へ書き換える。
このように課金情報を書き換えた後、制御部11は当該移動体通信端末装置1が例えば他の移動体通信端末装置1と通信中か否かを判定する(ステップST504)。当該移動体通信端末装置1が通信動作を行っていると判定した場合には、演算部14等を制御して現在の通信動作に対する課金を計数して、これを記憶部13に設けられている端末装置課金テーブル504の“通話中の課金情報”の欄へ書き込む(ステップST505)。なお、“通信中の課金情報”の欄へ書き込むデータは、移動体通信端末装置1自らの例えば演算部14等によって求めた通信中に発生している通信料金を表すものである。このような処理は移動体通信端末装置1などの携帯電話機において一般に使用されている技術なので、ここでは詳細な構成要素や動作説明を省略する。
続いて制御部11は、当該移動体通信端末装置1が通信を完了したか否かを判定する(ステップST506)。通信を完了していないと判定した場合には、ステップST505の過程へ戻って上記の説明と同様に処理を行う。ステップST506の過程で通信を完了したと判定した場合には、制御部11は記憶部13等を制御して当該記憶部13に記憶されている各データを処理し、例えば図12に破線で囲って示した端末内課金テーブル504の状態aのように“通信中の課金情報”の欄に記載されている“200円”を上記の“基地局装置から送信された課金情報”の欄に記載されている“1794円”に加算し、例えば“580円”が記載されている“移動体通信端末装置課金情報”の欄へ上記の加算によって求めた“1994円”を書き込んで更新する(ステップST507)。
ステップST504の過程で、通信中ではないと判定した場合はステップST507の過程へ移行する。このステップST507の過程では、図12に示した端末内課金テーブル504の状態bのように“通信中の課金情報”の欄は“0円”となっていることからステップST503の過程で“基地局装置から送信された課金情報”の欄に書き込んだ“1794円”と上記の“0円”を加算して、例えば“1600円”が記載されている“移動体通信端末装置課金情報”の欄へ加算結果の“1794円”を書き込んで更新する。
ステップST507の過程で“基地局装置から送信された課金情報”と“通信中の課金情報”とを加算し、“移動体通信端末装置課金情報”を更新した後、“通信中の課金情報”の欄に記載されているデータを“0円”に更新してリセットする(ステップST508)。
ステップST502の過程で、基地局装置2から送信された課金情報と記憶部13に記憶しているデータ即ち端末装置課金テーブル504の“基地局装置から送信された課金情報”の欄に記載されている課金情報が一致すると判定した場合には、上記の基地局装置2から送信された課金情報データを廃棄する(ステップST509)。例えば図12に示したID“090−1111−1111”と課金情報“1600円”とからなる課金情報データ506をステップST501の過程で受信したとき、ステップST502の過程では、該移動体通信端末装置1の記憶部13に記憶されているデータ、即ち図12に示した端末装置課金テーブル504の“基地局装置から送信された課金情報”の欄には“1600円”を表す課金情報が記載されており、これは課金情報データ506に含まれている課金情報と一致する。このような場合には、端末装置課金テーブル504の記載内容を更新する必要がないので課金情報データ506を廃棄する。
なお、ここで説明した動作処理では、通信中に発生している通信料金を移動体通信端末装置1の演算部14において求めているが、これと同様に通信中に発生している通信料金を求める演算部を基地局装置2に備えて、基地局装置2においてこの通信料金即ち課金額を算出して課金情報管理装置3から取得した課金情報に加えて、これを移動体通信端末装置1へ送り、上記説明のように記憶部13に記憶している課金情報を更新するように動作しても同様な作用効果が得られる。
このようにして移動体通信端末装置1は自ら記憶している課金情報を更新し、図11に示した入力装置52になされた操作に応じて上記の課金情報を画像表示または音声メッセージとして出力する。移動体通信端末装置1の入力部17は、利用者の音声を集音したマイクロホンからの出力信号、または利用者によって操作がなされたテンキーからの出力信号を入力し、これらの入力装置52の出力信号に応じた制御コードなどを生成して制御部11へ出力する。
入力部17から課金情報の報知を要求する信号が制御部11へ入力されたとき、例えば当該移動体通信端末装置1から音声によって課金情報を報知する場合には、制御部11は図12に例示した課金メッセージ505を用いて音声メッセージを生成するように音声処理部16等を制御する。課金メッセージ505は、例えば図示したように「現在のお客様の積算通話料金はxxxx円です」などの音声メッセージのテンプレートとなるデータである。上記の“xxxx円”の部分には、端末装置課金テーブル504の“移動体通信端末装置課金情報”の欄に記載されている課金情報を挿入し、例えば図12に示した“移動体通信端末装置課金情報”の欄に記載されている“1994円”の金額を表すデータを合成する。制御部11は、この課金情報と課金メッセージ505とを記憶部13から読み出して音声処理部16へ入力する。
“移動体通信端末装置課金情報”の欄に記載されている課金情報と課金メッセージ505とを入力した音声処理部16は、これらのデータを合成し、例えば音声再生時に「現在のお客様の積算通話料金は1994円です」の音声メッセージとなる音声信号を生成してスピーカ51を駆動し、上記のような音声メッセージを出力して移動体通信端末装置1の課金情報を利用者へ報知する。
また、移動体通信端末装置1の課金情報を画像表示によって利用者へ報知する場合には、制御部11は記憶部13に記憶されている例えば表示情報507を用いて表示部15を動作させる。表示情報507は、例えば“日時”、“「積算通信料金」のタイトル表示”、“現時点までの積算通信料金”、“アンテナ装置の受信感度”、“電池残量”などの各項目を画像として表示するデータである。入力部17から課金情報の報知を要求する信号が制御部11へ出力されたとき、制御部11は、記憶部13から表示情報507と端末装置課金テーブル504の“移動体通信端末装置課金情報”の欄に記載されている課金情報とを読み出し、これらのデータを表示部15に入力する。表示部15は、表示情報507に含まれている“現時点までの積算通信料金”の項目を表すデータに“移動体通信端末装置課金情報”の欄に記載されていた課金情報を適合させ、“現時点までの積算通信料金”として該課金情報が表示される画像データを生成して、例えば上記の各項目を画像として表している図11の画像501を当該表示部15に接続されているLCD等の画像表示装置に表示し、利用者に最新の正確な課金情報を報知する。
以上のように実施の形態1によれば、一定時間毎の位置登録動作によって基地局装置2へ登録された各移動体通信端末装置1の課金情報を課金情報管理装置3から基地局装置2へ転送させ、基地局装置2から各移動体通信端末装置1へ各々の課金情報を送信するようにしたので、課金情報に通信開示時から通信切断時までの期間に対する課金額を反映させた課金情報に更新することができ、各移動体通信端末装置1の利用者に正確な課金情報を報知することができるという効果がある。
また、移動体通信端末装置1から送信されている識別信号即ちIDを用いて課金情報を通知するようにしたので、既存の移動体通信システムを大幅に変更することなく、少ないシステム変更によって正確な課金情報をリアルタイムで移動体通信端末装置1へ通知することができるという効果がある。
また、各基地局装置2が監視している各移動体通信端末装置1について課金情報の更新を行うようにしたので、一部の移動体通信端末装置1ごとに更新処理を行うことから処理作業を簡便にすることができ、また既存の基地局装置2の監視対象である各移動体通信端末装置1の識別信号即ちIDを用いて更新処理を行っているので、既存の通信システムに対して少ないシステム変更によって正確な課金情報をリアルタイムで移動体通信端末装置1へ通知することができるという効果がある。
また、位置登録用の識別信号は頻繁に移動体通信端末装置1から出力されているので、基地局装置2は頻繁に課金情報の更新動作を行うことができるという効果がある。
実施の形態2.
図14は、この発明の実施の形態2による課金情報通知システムならびに移動体通信用課金情報通知システムを成す基地局、移動体通信端末、及び課金情報管理装置の構成を示す説明図である。図1等に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その説明を省略する。実施の形態2による課金情報通知システムならびに移動体通信用課金情報通知システムでは、課金情報管理装置3に日付を刻むカレンダ部36が備えられ、他の構成要素は同様に構成されている。また、図14に示した移動体通信端末装置1及び基地局装置2は実施の形態1による移動体通信端末装置1及び基地局装置2と同様に構成されている。
次に動作について説明する。
図15は、実施の形態2による課金情報管理装置の動作を示す説明図である。この図は、図14に示した課金情報管理装置3の課金情報記憶部33に設けられている顧客別月額利用料金テーブル602と顧客移動体通信端末装置課金テーブル206とを示したものである。顧客別月額利用料金テーブル602は、各顧客の移動体通信端末装置1毎に設けられているもので、各月を示す利用月フィールド603と各月の利用料金が記載されている利用料金フィールド604によって構成されている。また、図15に示した顧客移動体通信端末装置課金テーブル206は、実施の形態1で図5を用いて説明したものと同様なテーブルである。
図14に示した移動体通信端末装置1、基地局装置2、及び課金情報管理装置3は、実施の形態1で説明したものと同様に各移動体通信端末装置1の課金情報を処理し、各々の移動体通信端末装置1において最新の課金情報を画像表示や音声等によって出力する。ここでは実施の形態1で説明したものと同様な動作について説明を省略し、実施の形態2による移動体通信端末装置1、基地局装置2、及び課金情報管理装置3の特徴となる動作を説明する。
実施の形態2による発明は、前述のように課金情報管理装置3にカレンダ部36を備え、制御部32は所定の日時になると課金情報記憶部33と顧客情報記憶部34とを制御して、これらの記憶部に記憶されている各データを処理し、移動体通信端末装置1の通信料金に適している料金プランを選出して、この料金プランへの変更案内を各移動体通信端末装置1の利用者即ち顧客へ報知するものである。
制御部32は、例えば月末の所定の日付を示す信号がカレンダ部36から出力されると、課金情報記憶部33に格納されている顧客移動体通信端末装置課金テーブル206から当月の利用料金を抽出して、顧客別月額利用料金テーブル602へ書き込む。
図15は、顧客移動体通信端末装置課金テーブル206の2段目に記載されているID“090−1111−1111”の移動体通信端末装置1について、課金情報フィールド208に記載されている当月の課金情報“8500円”を、例えば利用月フィールド603に記載されている当月8月分の利用料金として、顧客別月額利用料金テーブル602の利用料金フィールド604へ書き込んでいる処理を示したものである。このように顧客移動体通信端末装置課金テーブル206に記載されていた課金情報を顧客別月額利用料金テーブル602へ転記した後、顧客移動体通信端末装置課金テーブル206の課金情報フィールド208に記載されている当該移動体通信端末装置1の課金情報を“0”としてリセットする。
図16は、実施の形態2による課金情報管理装置の動作を示す説明図である。この図は、図14に示した課金情報管理装置3の顧客情報記憶部34に設けられている顧客料金プランテーブル605と、料金限度額テーブル608とを示したものである。顧客料金プランテーブル605は、各顧客の移動体通信端末装置1のIDを記載している顧客IDフィールド606と、各々の移動体通信端末装置1について契約している料金プランの種別を記載している料金プランフィールド607によって構成されている。料金限度額テーブル608は、移動体通信サービスの事業者によって設定されている各料金プランの種別を記載している料金プランフィールド609と、各料金プランとして設定されている通信料金の例えば割引などの料金サービスが適用される上限額、あるいは割引などを適用する料金範囲が記載されている通信料金限度額フィールド610によって構成されている。
制御部32は、上記のように当月分の課金情報を書き込んだ顧客別月額料金テーブル602を課金情報記憶部33から出力させ、また顧客情報記憶部34から顧客料金プランテーブル605と料金限度額テーブル606とを顧客情報記憶部34から出力させ、これらを演算部35へ入力して移動体通信端末装置1について契約プランの中で最適なものを抽出し、この料金プランへの変更案内を該移動体通信端末装置1へ報知する。あるいは、有効に料金サービスが受けられる最適な料金プランへ自動的に変更し、以後の通信に対してこの料金プランを適用して該移動体通信端末装置1へ課金する。
制御部32は、例えば図15に示した顧客移動体通信端末装置課金テーブル206の2段目に記載されているID“090−1111−1111”について上記の処理を行う場合には、課金情報記憶部32からID“090−1111−1111”と共に当該IDに対応する顧客別月額料金テーブル602を演算部35へ入力する。また、顧客情報記憶部34から顧客料金プランテーブル605と料金限度額テーブル606とを演算部35へ入力する。
演算部35は、入力したID“090−1111−1111”と顧客料金プランテーブル605とを比較して、当該IDについて契約されている料金プランを認識する。上記のID“090−1111−1111”の移動体通信端末装置1は、図16の顧客料金プランテーブル605に示したように“Bプラン”が契約されている。“Bプラン”の料金サービスの対象となる通信料金限度額を、料金限度額テーブル608から抽出する。顧客別月額料金テーブル602に記載されている例えば当月8月分の利用料金“8500円”と、料金限度額テーブル608の通信料金限度額フィールド610から抽出したBプランの通信料金限度額“2501〜7000円”とを比較し、ID“090−1111−1111”の移動体通信端末装置1にはBプランが適しているか否かを判定する。
例示した料金プラン“Bプラン”と利用料金“8500円”との関係のように、当該移動体通信端末装置1について契約している料金プランが利用者には有効なものでなく適していないと判定した場合には、料金限度額テーブル608を検索して当該利用者の使用している移動体通信端末装置1が有効に料金サービスを享受することができる料金プランを選出する。
前述の説明では、顧客料金テーブル605に記載されている1ヶ月分の利用料金に基づいて料金プランの良否を判定しているが、複数月の利用料金の平均を求めてこの金額に対して最適な料金プランを選出するようにしてもよい。
制御部32は、演算部5の動作を制御して移動体通信端末装置1に最適な料金プランを選出すると、通信インタフェース制御部31を制御して選出された料金プランを表すデータを、該移動体通信端末装置1を識別するID等と共に基地局装置2へ送信する。
基地局装置2は、通信インタフェース制御部23によって受信した料金プランを表すデータを、通信処理部21及びアンテナ装置4bを用いて該移動体通信端末装置1へ送信する。実施の形態1で説明したように基地局装置2は、自ら通信可能なエリア内に存在する各々の移動体通信端末装置1のIDを記憶/管理している。基地局装置2の制御部25は、上記のように通信インタフェース制御部23によって受信した課金情報管理装置3からの料金プランを表すデータを、例えば料金プランを表すデータに含まれているIDと端末管理部22に記憶格納されている各移動体通信端末装置1のIDとを照合して、該当する移動体通信端末装置1へ送信するように通信処理部21等を制御する。
基地局装置2から送られた料金プランを表すデータをアンテナ装置4a及び通信処理部12によって受信した移動体通信端末装置1は、制御部12が例えば表示部15を制御して図14に示した画像601を表示させ、料金プランの契約変更を利用者へ促す。または、音声処理部16を制御し、スピーカ51から音声メッセージを出力して料金プランの契約変更を促す。また課金情報管理装置3などにおいて作成されたEメール等のメッセージを、該当する移動体通信端末装置1へ送信して契約の変更を促すようにしてもよい。また、このように移動体通信端末装置1からの情報出力等によって報知する他、郵便等によって利用者へ送付される請求書に料金プランの変更案内を記載してもよい。
また、最適な料金プランへの契約変更の手続/操作を利用者に課すことなく、課金情報管理装置3の顧客情報記憶部34に設けられている顧客料金プランテーブル605の記載内容を課金情報管理装置3の演算部35が選出した最適な料金プランへ変更するように、制御部32が各部を制御してもよい。なお、このように自動的に料金プランを変更する旨を予め移動体通信サービス事業者と利用者との間で契約しておく。
また、課金情報管理装置3において前述の顧客別月額料金テーブル602に記載されている複数月の利用料金の平均を制御部32の制御によって求め、この平均値に基づいて料金プランの適否を見直すように動作させてもよい。
以上のように実施の形態2によれば、課金情報管理装置3の課金情報記憶部33に顧客移動体通信端末装置課金テーブル206と顧客別月額料金テーブル602とを設け、顧客情報記憶部34に顧客料金プランテーブル605と料金限度額テーブル608とを設けておき、制御部32がこれらのテーブルに記載されている各データを処理して移動体通信端末装置1に適した料金プランを選出するようにしたので、移動体通信端末装置1の利用者は最適な料金プランの契約によって移動体通信サービスを利用することができ、通信料金の節約を図ることができるという効果がある。
また、顧客情報記憶部34の顧客別月額料金テーブル602に記載されている月額料金について一定期間の平均を求めて適した料金プランを選択するようにしたので、月別に生じる利用料金の変動の影響を抑制して料金プランを変更することができるという効果がある。
実施の形態3.
図17は、この発明の実施の形態3による課金情報通知システムならびに移動体通信用課金情報通知システムを成す基地局、移動体通信端末、及びHPサーバの構成を示す説明図である。図1等に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その説明を省略する。図17では、説明を簡単にするため前述の実施の形態1あるいは実施の形態2で説明した発明と同様に構成されている部分の図示を省略している。ここでは、実施の形態1あるいは実施の形態2において用いられている各装置と同様に構成されている部分の重複説明を省略する。
HPサーバ6は、移動体通信端末装置1がインターネット接続機能を用いているときに基地局装置2及び通信網5aを介してWebサイト等を配信するサーバで、通信網5aを介して基地局装置2とデータ通信を行う通信制御部61、当該HPサーバ6を構成している各部の動作を制御する制御部62、及びWebサイトに用いる各データなどを記憶している記憶部63を備えている。記憶部63は、例えば前述の課金情報管理装置3を成す課金情報記憶部33及び顧客情報記憶部34に相当する部分を有し、同様な機能を有するように構成されている。制御部62は、例えば前述の課金情報管理装置3の制御部32及び演算部35に相当する部分を有し、同様な機能を有するように構成されている。即ち、HPサーバ6は実施の形態1や実施の形態2で説明した課金情報管理装置3と同様な機能も有するように構成されている。
あるいは、HPサーバ6とは別途に課金情報管理装置3を設け、HPサーバ6から配信しているWebサイト上の操作に応じて、実施の形態1や実施の形態2で説明した動作と同様に課金情報管理装置3によって管理されている課金情報を移動体通信端末装置1へ送信することができるように、当該HPサーバ6と課金情報管理装置3とを通信回線等で接続して構成してもよい。
HPサーバ6は、前述の課金情報管理装置3及び基地局装置2と同様に移動体通信サービスの事業者によって管理されている。
次に動作について説明する。
実施の形態1あるいは実施の形態2で説明した移動体通信端末装置1、基地局装置2、及び課金情報管理装置3の動作と同様な重複説明を省略し、実施の形態3による発明の特徴的な動作を説明する。
図18は、実施の形態3による移動体通信端末装置の動作を示す説明図である。この図は、図17に示した移動体通信端末装置1の記憶部13に格納されている端末装置内課金情報テーブル504、課金メッセージ505、及び表示情報506を示したもので、図12に示した記憶部13と同様な機能を有するように構成されている。
移動体通信端末装置1の入力装置52が操作され、インターネット接続を行う入力部17からの信号が制御部11へ入力されたとき、制御部11は入力装置52になされた操作に応じて接続先のサーバとの相互通信を行うように通信処理部12や記憶部13などを制御し、利用者の所望している情報等を表示部15に表示させ、また音声処理部16を制御してスピーカ51から音声を出力させる。
入力装置52の操作に応じて、例えば移動体通信サービス事業者のWebサイトにアクセスする場合には、制御部11は通信処理部12及びアンテナ装置4aを用いて基地局装置2とデータ通信を行い、当該基地局装置2を介して上記のWebサイトを配信しているHPサーバ6と接続する。
接続したWebサイトにおいて現在の通信料金の表示を所望する操作が入力装置52になされたとき制御部11は、当該移動体通信端末装置1の現在の通信料金の要求コード等を、基地局装置2を介してHPサーバ6へ送信する。なお、要求コードを送信するときには送信元の移動体通信端末装置1を識別するID等やセキュリティを担保するコード等を付加する。上記の要求コードを通信制御部61によって受信したHPサーバ6は、制御部62が記憶部63に記憶されている各データの中から上記のIDを有する移動体通信端末装置1の課金情報を抽出し、例えば図18に示した転送データ701を生成して通信制御部61から基地局装置2を介して該移動体通信端末装置1へ送信する。
転送データ701は、前述のようにある移動体通信端末装置1の課金情報を含む画像データで、このデータに基づいて表示したものが図18に示した画像502である。この画像502は、実施の形態1で図11を用いて説明した画像501と同様な内容を表示している。転送データ701は、例えば“日時”、“「積算通信料金」のタイトル表示”、“現時点までの積算通信料金”、“アンテナ装置の受信感度”、“電池残量”などの各項目を画像として表示するデータである。
通信制御部12が転送データ701を受信すると、制御部11は、表示部15を制御して転送データ701に基づいた画像502を表示させる。また転送データ701に含まれている課金情報を抽出し、例えば図18に示した転送データ701に含まれている課金情報“1994円”を抽出して、記憶部13に設けられている端末装置内課金情報テーブル504に上記の課金情報“1994円”を記載する。例えば、現在の該サイト接続の通信料金を加味してHPサーバ6より課金情報を送信する場合、即ち上記のような現在の通信料金が転送データ701に加味されている場合には、移動体通信端末装置1の制御部11は、端末装置課金テーブル504に設けられている例えば前述の“移動体通信端末装置課金情報”の欄に“1994円”を書き込む。
前述のように転送データ701は画像データであることから、記憶部13に表示情報506として格納する。このように転送データ701全体を表示情報506として、また転送データ701に含まれている課金情報を端末装置課金テーブル504に格納しておくことにより、実施の形態1で説明したものと同様に処理して現在の課金情報を音声メッセージとして、また画像502として利用者に報知する。また、上記のように転送データ701から端末装置課金テーブル504に格納した課金情報は、実施の形態1で説明したものと同様に一定時間毎に行われる移動体通信端末装置1の位置登録動作に応じて基地局装置2や課金情報管理装置3を動作させて更新する。
以上のように実施の形態3によれば、移動体通信端末装置1が基地局装置2を介してHPサーバ6へアクセスし、HPサーバ6から配信されているWebサイトにおいて移動体通信端末装置1自らの課金情報を要求したとき、HPサーバ6等から転送された課金情報などの転送データ701を移動体通信端末装置1の記憶部13へ格納し、画像または音声出力を行うようにしたので、各移動体通信端末装置1の利用者に正確な課金情報を報知することができるという効果がある。
この発明の実施の形態1による課金情報通知システムならびに移動体通信用課金情報通知システムを成す基地局、移動体通信端末、及び課金情報管理装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1による基地局装置の動作を示す説明図である。 実施の形態1による基地局装置の動作を示す説明図である。 実施の形態1による基地局装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による課金情報管理装置の動作を示す説明図である。 実施の形態1による課金情報管理装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による基地局装置の動作を示す説明図である。 実施の形態1による基地局装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による基地局装置の動作を示す説明図である。 実施の形態1による基地局装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による移動体通信端末装置の動作を示す説明図である。 実施の形態1による移動体通信端末装置の動作を示す説明図である。 実施の形態1による移動体通信端末装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による課金情報通知システムならびに移動体通信用課金情報通知システムを成す基地局、移動体通信端末、及び課金情報管理装置の構成を示す説明図である。 実施の形態2による課金情報管理装置の動作を示す説明図である。 実施の形態2による課金情報管理装置の動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態3による課金情報通知システムならびに移動体通信用課金情報通知システムを成す基地局、移動体通信端末、及びHPサーバの構成を示す説明図である。 実施の形態3による移動体通信端末装置の動作を示す説明図である。
符号の説明
1 移動体通信端末装置、2 基地局装置、3 課金情報管理装置、4a,4b アンテナ装置、5,5a 通信網、6 HPサーバ、11 制御部、12 通信処理部、13 記憶部、14 演算部、15 表示部、16 音声処理部、21 通信処理部、22 端末管理部、23 通信インタフェース制御部、24 記憶部、25 制御部、26 エリア監視部、 31 通信インタフェース制御部、32 制御部、33 課金情報記憶部、34 顧客情報記憶部、35 演算部、36 カレンダ部、51 スピーカ、61 通信制御部、62 制御部、63 記憶部。

Claims (14)

  1. 他の通信端末と所定の通信端末との通信接続について前記所定の通信端末に対する課金情報が記憶された課金情報記憶手段から、前記所定の通信端末から出力される課金情報要求信号に応じて、前記所定の通信端末と対応する課金情報を読み出し、読み出された前記課金情報を、前記所定の通信端末に通知する課金情報通知手段、
    前記所定の通信端末から出力される前記課金情報要求信号から独立して、前記所定の通信端末の通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を算出する課金額算出手段、
    前記課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を、前記課金額算出手段で算出された課金額に基づいた課金情報に更新する課金情報更新手段を備えることを特徴とする課金情報通知システム。
  2. 他の通信端末と移動体通信端末との通信接続について前記移動体通信端末に対する課金情報が記憶された課金情報記憶手段から、前記移動体通信端末から出力される課金情報要求信号に応じて、前記移動体通信端末と対応する課金情報を読み出し、読み出された前記課金情報を、前記移動体通信端末に通知する課金情報通知手段、
    前記移動体通信端末から出力される前記課金情報要求信号から独立して、前記移動体通信端末の通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を算出する課金額算出手段、
    前記課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を、前記課金額算出手段で算出された課金額に基づいた課金情報に更新する課金情報更新手段を備えることを特徴とする移動体通信用課金情報通知システム。
  3. 複数の移動体通信端末、これら複数の移動体通信端末の一部から識別信号を受信し、各移動体通信端末と通信接続する第1基地局と、前記複数の移動体通信端末の前記一部と異なる一部から識別信号を受信し、各移動体通信端末と通信接続する第2基地局を備える移動体通信用課金情報通知システムであって、
    前記第1基地局及び前記第2基地局の各々に課金情報通知手段が設けられ、
    この課金情報通知手段は、前記識別信号を用いて各移動体通信端末への通知を行うことを特徴とする請求項2記載の移動体通信用課金情報通知システム。
  4. 第1基地局及び第2基地局の各々に課金情報更新手段及び課金情報記憶手段が設けられ、
    前記各課金情報更新手段は、
    前記各課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を、課金額算出手段で算出された各移動体通信端末に対する各課金額に基づく各課金情報のうち、各基地局が受信した識別信号と対応する課金情報に、更新することを特徴とする請求項3記載の移動体通信用課金情報通知システム。
  5. 他の通信端末と移動体通信端末との通信接続について前記移動体通信端末に対する課金情報が記憶された課金情報記憶手段から、前記移動体通信端末から出力される課金情報要求信号に応じて、前記移動体通信端末と対応する課金情報を読み出し、読み出された前記課金情報を、前記移動体通信端末に通知する課金情報通知手段、
    前記移動体通信端末から出力される前記課金情報要求信号とは独立して前記移動体通信端末の通信開始時から通信切断時までの期間に対する課金額を算出する課金額算出手段で算出された課金額に基づく課金情報に、前記課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を更新する課金情報更新手段を備えることを特徴とする基地局。
  6. 複数の移動体通信端末の一部から識別信号を受信し、各移動体通信端末と通信接続する通信手段を備え、
    この通信手段によって取得した各識別信号を用いて、各移動体通信端末への課金情報の通知を行うことを特徴とする請求項5記載の基地局。
  7. 課金情報更新手段は、
    課金情報記憶手段に記憶されている課金情報を、課金額算出手段で算出された各移動体通信端末に対する各課金額に基づく各課金情報のうち、当該基地局が受信した識別信号と対応する課金情報に、更新することを特徴とする請求項6記載の基地局。
  8. 識別信号は、
    移動体通信端末の位置登録を可能にするために繰り返し出力している位置登録用信号であることを特徴とする請求項7記載の基地局。
  9. 課金情報管理装置の演算手段が各料金プランを記憶している顧客情報記憶手段から、各移動体通信端末と契約中の料金プランとは異なる料金プランを選択したとき、
    この選択された料金プランを前記課金情報管理装置から取得して、適用対象となる移動体通信端末を識別信号を用いて識別し、各移動体通信端末へ前記選択された料金プランを通知することを特徴とする請求項6記載の基地局。
  10. 基地局との通信を行う通信処理手段を備えた移動体通信端末において、
    前記通信処理手段を制御して前記基地局へ課金情報要求信号を送信させ、前記基地局から受信した課金情報を用いて自らの記憶手段に記憶している課金情報を更新する制御手段を備えることを特徴とする移動体通信端末。
  11. 記憶手段に記憶されている課金情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項10記載の移動体通信端末。
  12. 記憶手段に記憶されている課金情報に基づく音声メッセージを出力する音声処理手段を備えることを特徴とする請求項10記載の移動体通信端末。
  13. 課金情報記憶手段に記憶されている各移動体通信端末の課金情報と、顧客情報記憶手段に記憶されている各移動体通信端末と契約中の料金プランとを用いて、各移動体通信端末の契約内容の良否を演算により求め、その契約中の料金プランが適していないときには前記顧客情報記憶手段に記憶されている各料金プランの中から、各移動体通信端末の課金情報に適合するものを選択する演算手段と、
    前記演算手段により選択された料金プランを、各移動体通信端末の課金処理に使用する制御手段とを備えることを特徴とする課金情報管理装置。
  14. 演算手段が選択した料金プランを、各移動体通信端末と契約中の料金プランとして顧客情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項13記載の課金情報管理装置。
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