JP2007074047A - 送信装置および送信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信モードの異なる複数の無線システムに対して、送信部の各ブロックを共用使用する場合でも、通信モードの違いにより動作仕様が大きく異なる無線システムにも関わらず同じ周波数帯を利用することから生じる動作状態の非効率性を大幅に改善することができる送信装置および送信方法を提供する。
【解決手段】検知部3が各テストポイント39〜46から送信部の各ブロックの動作状態を検知するとともに、モード選択部2がベースバンドIC1からのシステム動作信号47を受けて動作モードを示すモード信号4を選択出力し、動作制御部6が、検知部3からの検知データ5に基づいて、モード選択部2からのモード信号4が示す動作モードに適した動作条件を決定して、この動作条件で送信部の各ブロックが動作するためのコントロール信号7〜16を出力し、このコントロール信号7〜16に従って送信部の各ブロックを各動作モードに適した動作状態に変更する。
【選択図】図1
【解決手段】検知部3が各テストポイント39〜46から送信部の各ブロックの動作状態を検知するとともに、モード選択部2がベースバンドIC1からのシステム動作信号47を受けて動作モードを示すモード信号4を選択出力し、動作制御部6が、検知部3からの検知データ5に基づいて、モード選択部2からのモード信号4が示す動作モードに適した動作条件を決定して、この動作条件で送信部の各ブロックが動作するためのコントロール信号7〜16を出力し、このコントロール信号7〜16に従って送信部の各ブロックを各動作モードに適した動作状態に変更する。
【選択図】図1
Description
本発明は、移動体端末を含めた無線通信機器で情報伝送媒体の無線信号を送信するための送信装置および送信方法に関するものである。
従来の送信装置(例えば、特許文献1を参照)は、図12に示すように、アンテナ端の送信スペクトラムのデータに基づいて、送信信号生成部、乗算器、加算器、DAC、ATT部、電力増幅部などの動作条件がアンテナ部で最良の状態になるように、送信部(RF部)の各ブロックもしくは、これらの1つのブロックだけに対して、動作条件を制御できるような構成になっている。
特開平11−298340号公報
しかしながら上記のような従来の送信装置では、同じ周波数帯で全く違う性能を求められる無線システムに対して、RF部の各ブロックを共用で使用する場合には、それらの構成及び制御方法における動作効率が著しく低下してしまうという問題が生じる。このような問題点について、以下に説明する。
通常、無線システムの中には、同じ周波数帯で全く違う性能を求められる無線システムが存在する。例えば、無線LANシステムの通信モードとして802.11bと802.11gとがある。
これらの無線システムは、変調方式が違うものの、2.4GHz帯の全く同じ周波数を使うことから、ベースバンド信号のみ802.11b、802.11g用の信号を個別に発生させて、RF部の各ブロックは共用で使うことが一般的である。
求められる性能は、802.11bがEVM(Error Vector Magnitude)35%程度であるのに対し、802.11gでは最小5.5%以下が求められる。EVMは、振幅、位相、位相雑音、DCオフセットなどの正確さや雑音特性もしくは回路のリニアリティーを要求される項目であり、802.11b、802.11gで求められる通信速度の違いが要求性能に反映されている。変調方式が違うものの、通信速度は、802.11bが11MbpsMaxであるのに対し、802.11gでは54MbpsMaxを要求される。
このように、802.11bと802.11gの両方のEVMを両立させようとすると、仕様の厳しい802.11gの最大54Mbpsモードに対して、RF部の各ブロックの動作条件を固定する必要がある。
一般的に、54Mbpsモードに求められるEVMの性能を満足しようとすると、11Mbpsよりも多くの消費電力が必要となり、効率の悪い動作状態を常に維持することになる。
すなわち、同じ周波数帯で全く違う性能を要望される無線システムでは、高い性能を要求される無線システムに回路の動作条件を合わせることが基本であり、これにより低い性能を要求される無線システムの動作状態には、効率の悪い状態で動作させることになってしまうという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、例えば無線LANシステムの802.11bや802.11gのように、通信モードの異なる複数の無線システムに対して、送信部の各ブロックを共用使用する場合でも、通信モードの違いにより動作仕様が大きく異なる無線システムにも関わらず同じ周波数帯を利用することから生じる動作状態の非効率性を大幅に改善することができる送信装置および送信方法を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明の送信装置は、通信モードの異なる複数の無線システムに対して、送信部の各ブロックを共用使用する送信装置であって、前記送信部の各ブロックに設けた各テストポイントから前記送信部の各ブロックにおける動作状態を検知して検知データを生成する検知部と、各無線システムをどの通信モードで動作させるかを選択するためのシステム動作信号を基に前記通信モードを示すモード信号を選択するモード選択部と、前記検知部からの検知データと前記モード選択部からのモード信号とに基づいて、前記送信部の各ブロックにおける動作状態を制御する動作制御部とを備え、前記動作制御部は、前記検知部からの検知データが示す前記送信部の各ブロックにおける現在の動作状態を基に、前記モード選択部からのモード信号が示す前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックが動作するためのコントロール信号を生成し、前記送信部の各ブロックが前記コントロール信号に従って動作状態を変更するように制御するよう構成したことを特徴とする。
また、本発明の送信方法は、通信モードの異なる複数の無線システムに対して、送信部の各ブロックを共用使用する送信方法であって、前記送信部の各ブロックに設けた各テストポイントから前記送信部の各ブロックにおける動作状態を検知して、前記送信部の各ブロックにおける現在の動作状態を示す検知データとして生成し、各無線システムをどの通信モードで動作させるかを選択するためのシステム動作信号を基に前記通信モードを示すモード信号を選択し、前記送信部の各ブロックにおける現在の動作状態を基に、前記モード信号が示す前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックが動作するためのコントロール信号を生成し、前記送信部の各ブロックが前記コントロール信号に従って動作状態を変更する方法としたことを特徴とする。
以上により、各テストポイントから検知した送信部の各ブロックにおける動作状態を示す検知データと、システム動作信号を基に得られた通信モードを示すモード信号とに基づいて、送信部の各ブロックにおける動作状態を制御するために生成したコントロール信号に従って、送信部の各ブロックを、検知データが示す現在の動作状態から、モード信号が示す各通信モードに適した動作状態に変更することができる。
以上のように本発明によれば、各テストポイントから検知した送信部の各ブロックにおける動作状態を示す検知データと、システム動作信号を基に得られた通信モードを示すモード信号とに基づいて、送信部の各ブロックにおける動作状態を制御するために生成したコントロール信号に従って、送信部の各ブロックを、検知データが示す現在の動作状態から、モード信号が示す各通信モードに適した動作状態に変更することができる。
そのため、通信モードの異なる複数の無線システムに対して、送信部の各ブロックを共用使用する場合でも、通信モードの違いにより動作仕様が大きく異なる無線システムにも関わらず同じ周波数帯を利用することから生じる動作状態の非効率性を大幅に改善することができる。
以下、本発明の実施の形態を示す送信装置および送信方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の送信装置および送信方法を説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の送信装置および送信方法を説明する。
図1は本実施の形態1のベースバンド系を含む送信装置の構成を示すブロック図である。図1において、ベースバンドIC1とモード選択部2と検知部3と動作制御部6と信号発生部17と信号発生部18を含めてベースバンド系と呼び、ベースバンド系では、ベースバンドIC1から、無線システムをどの通信モードで動作させるかを選択するための信号であるシステム動作信号47を、モード選択部2へ送信し、モード選択部2ではモードを決定した信号であるモード信号4を送信し、そのモード信号4は、モードによって送信部(RF部)の動作条件を変更する動作制御部6に入力される。
動作制御部6には、検知部3から伝送される検知データ5も入力される。検知データ5は、LPF21、LPF22、増幅器24、増幅器25、ミキサ30、ミキサ36、局部発振器28、加算器34、増幅器37で構成されるRF部の各ブロックの動作状態をテストポイント39、40、41、42、43、44、45、46で検知したものに対応している。
RF部の各ブロックの動作状態である検知データ5とモードが決定されたモード信号4が入力された動作制御部6からは、通信モードに合わせた最適動作状態をRF部の各ブロック(LPF21、LPF22、増幅器24、増幅器25、ミキサ30、ミキサ36、局部発振器28、加算器34、増幅器37)と、ベースバンド系である信号発生部17および信号発生部18とに、コントロール信号7、8、9、10、11、12、13、14、15、16が送られる。
ここで、前記したように、LPF21、LPF22、増幅器24、増幅器25、ミキサ30、ミキサ36、局部発振器28、加算器34、増幅器37の構成をRF部と呼んでいるが、ここでRF部について説明すると、RF部は、ベースバンド系の信号発生部17及び信号発生部18から発生された信号19と信号20が、ローパスフィルタ(LPF)21とLPF22に入力される。ここで、信号発生部17と信号発生部18から発生される信号19と信号20は、変調波であり、周波数帯は数10MHz程度までである。また、信号19と信号20との関係は位相が90°ずれており、理想的には、それらの振幅は等しくなる。
ローパスフィルタ(LPF)21とLPF22では、信号19と信号20の高調波の減衰とLPF帯域外のノイズを減衰させる効果がある。LPF21とLPF22から出た出力であるLPF出力23とLPF出力26は、増幅器24と増幅器25に入力される。これらの増幅器24と増幅器25は、利得を増減させる機能を有しており、システム全体の利得の増減に寄与することができる。増幅器24と増幅器25で増減された増幅器出力27と増幅器出力28は、アップコンバータであるミキサ30とミキサ36に入力される。
アップコンバータであるミキサ30とミキサ36には、数GHz帯までの信号を発生する局部発振器28から発生する信号である局部発振器出力29が分配され、ミキサ30とミキサ36にそれぞれ入力され、前記入力の増幅器出力27と増幅器出力28とがそれぞれミキシングされ、増幅器出力27と増幅器出力28は、それぞれ、数10MHz帯の周波数信号から数GHz帯の周波数の信号に変換される。周波数変換された信号は、それぞれミキサ出力31とミキサ出力35となり、これらの2つの信号は加算器34により、加算されて足し合わされ、加算器出力33となり、この加算器出力33は、終段の増幅器37に入力されて増幅され、送信出力部38に伝わる。
これらのRF部(LPF21、LPF22、増幅器24、増幅器25、ミキサ30、ミキサ35、局部発振器28、加算器34、増幅器37)の動作状態を検知した検知部3から、その状態を検知データ5として、動作制御部6に伝えられる。
ここで具体的な送信方法を例に挙げて送信装置の動作を説明する。
例えば、無線LANにおける802.11bモードと802.11gモードを例に挙げてみると、802.11bで求められる送信部の性能は、送信出力が、図4に示すようなスペクトラムマスク68内に送信スペクトラム69が入っていることが代表的な特性であり、802.11gにおいては、図3に示すようなスペクトラムマスク63内に送信スペクトラム64が入っていることが代表的な特性である。
例えば、無線LANにおける802.11bモードと802.11gモードを例に挙げてみると、802.11bで求められる送信部の性能は、送信出力が、図4に示すようなスペクトラムマスク68内に送信スペクトラム69が入っていることが代表的な特性であり、802.11gにおいては、図3に示すようなスペクトラムマスク63内に送信スペクトラム64が入っていることが代表的な特性である。
ここで、それぞれのスペクトラムマスクについて説明すると、802.11g用の図3のスペクトラムマスク63の規定は、センター周波数54が周波数の中心で一般的に2.4GHzである。デルタ周波数55とデルタ周波数59が周波数帯域となり、約18MHzである。また、デルタ周波数56とデルタ周波数60がセンター周波数54から9MHz離調の減衰特性(アッテネーション65:20dB)で、デルタ周波数57とデルタ周波数61がセンター周波数54から20MHz離調の減衰特性(アッテネーション66:28dB)、デルタ周波数58とデルタ周波数62がセンター周波数54から30MHz離調の減衰特性(アッテネーション67:40dB)である。
また、802.11b用の図4のスペクトラムマスク68の規定は、センター周波数72が周波数の中心で、デルタ周波数75とデルタ周波数73が周波数帯域となり、約22MHzである。また、デルタ周波数73とデルタ周波数75がセンター周波数72から11MHz離調の減衰特性(アッテネーション70:30dB)でデルタ周波数74とデルタ周波数76がセンター周波数72から22MHz離調の減衰特性(アッテネーション71:50dB)である。
スペクトラムマスクだけから判断すると、802.11bの方が、802.11gよりもスペクトラムマスクの規定が厳しく見えるが、現実にはそうではなく、両者には、求められる伝送レートの違いがある。802.11bは最大11Mbpsの伝送レートを要求されるのに対し、802.11gでは、最大54Mbpsの伝送レートが要求される。また、EVMで比較するならば、802.11bでは、35%以下のEVM値が要求されるのに対し、802.11gでは5.5%以下のEVM値が要求される。
802.11gで5.5%以下のEVM値を得るには、上記で説明した802.11gのスペクトラムマスク63を守れば、得られるわけではなく、図3のアッテネーション65、アッテネーション66、アッテネーション67は、40dB以上の性能が求められる。このスペクトラムマスク63のアッテネーション65、アッテネーション66、アッテネーション67で40dBをクリアするには、図1に示した送信装置のベースバンド系の信号発生部17、18とRF部の入出力特性にリニアリティーが要求される。また、ミキサ30、36の入力DCオフセットを抑えることや、局部発振器28の位相雑音特性を下げることも必要である。更に、IQの振幅差や位相差などもEVM値を悪化させてしまう原因となる。
802.11gの54Mbpsモードと比較すると、802.11bモードは、EVM値が非常に大きいため、RF部の各ブロックに要求される仕様も802.11gに比べると厳しいものではない。
そこで、802.11bと802.11gを具体的にどのように使い分けるかを説明する。
まず、802.11gについては、既に説明したように、54Mbpsモードでは、EVM値がもっとも要求が厳しく、これを満足させるには、図1において、信号発生部17、信号発生部18から出力される信号19、20がOP1dBから少なくともバックオフ10dB以上取れるように検知部3で検知し、動作制御部6でコントロール信号8、9を信号発生部17、信号発生部18に戻す。
まず、802.11gについては、既に説明したように、54Mbpsモードでは、EVM値がもっとも要求が厳しく、これを満足させるには、図1において、信号発生部17、信号発生部18から出力される信号19、20がOP1dBから少なくともバックオフ10dB以上取れるように検知部3で検知し、動作制御部6でコントロール信号8、9を信号発生部17、信号発生部18に戻す。
次に、LPF21、LPF22と増幅器AMP24とAMP25であるが、これらの動作条件の設定も、信号発生部17と信号発生部18と同様に、それらの出力状態をテストポイント41、テストポイント42、テストポイント43、テストポイント44で取り出し、検知部3で検知し、検知データ5によって、動作制御部6から、通信モードに適した動作状態であるOP1dBから少なくとも10dBのバックオフになるように、コントロール信号7、コントロール信号10、コントロール信号11、コントロール信号12で制御する。OP1dBから10dBものバックオフをとった信号である増幅器出力27、増幅器出力28がアプコンバータであるミキサ30とミキサ36に入力されるが、ミキサ30、ミキサ36は、局部発振器28から出力される局部発振器出力29も入力されるが、局部発振器出力29は、その位相雑音が−94dBc/Hz以下のレベルに達するように、動作制御部6からのコントロール信号13によって制御された状態である。
ここでアップコンバータであるミキサ30とミキサ36は、EVM値が回路のリニアリティーの他に悪くなる要素をもっている。ここで、アップコンバータの代表的な回路を図6に示す。図6は直交変調器と呼ばれるが、トランジスタ82、トランジスタ83、トランジスタ84、トランジスタ85、トランジスタ86、トランジスタ87、トランジスタ95、トランジスタ96、トランジスタ97、トランジスタ98、トランジスタ101、トランジスタ102、抵抗80、抵抗81、抵抗88、抵抗103、電流源89、電流源90、電流源104、電流源105、電源108、入力端子91、入力端子92、入力端子93、入力端子94、入力端子99、入力端子100、入力端子106及び入力端子107で構成される。この中で入力端子91と入力端子92、入力端子99と入力端子100の入力DCオフセット電圧が、図5に示すキャリアリーク78の大きさに依存し、キャリアリーク78と希望波77の差が大きいほど、EVM値は良化(低下)する。
更に、アップコンバータ部を図1から取り出し、詳細に示したのが図7である。図7において、入力端子109、入力端子110、アップコンバータであるミキサ114、ミキサ115及び局部発振器111と加算器119で構成される。
入力端子109と入力端子110に、その位相の関係が90°シフトした2つの信号がそれぞれ入り、局部発振器111から位相器113によって90°だけ位相がシフトした信号がミキサ114とミキサ115に入力された場合、ミキサ出力117のスペクトルは図8(a)のような希望波120、キャリアリーク121及びイメージリーク122の関係になり、ミキサ出力116のスペクトルは図8(b)のような希望波123、キャリアリーク124及びイメージリーク125のような関係になる。これらの図8(a)や図8(b)の2つのスペクトルを加算器119で加算して足し合わせると、図5のようなスペクトルの関係になる。
図5におけるイメージリーク79は、図8のイメージリーク122とイメージリーク125との位相が90°からずれていたり、入力端子109と入力端子110に入力される入力信号のレベル差が生じたりすることによって、レベルは変動する。また、このイメージリーク79のレベルは、図5のキャリアリーク78のレベル同様、そのレベルと希望波77の差が大きいほどEVMの値は良化(低下)する。
実験的には、希望波77とキャリアリーク78との比は40dB、希望波77とキャリイメージリーク79との比も40dB程度とれれば、図1の加算器出力33でのEVM値は、5.5%以下にすることができる。
調整方法としては、キャリアリーク78に関しては、図6の入力端子91、入力端子92および入力端子99、入力端子100のDCオフセットが出ないように外部バイアスにより電圧を決め、イメージリーク79に関しては、ミキサ出力31及びミキサ出力35のレベルが同じになるように、テストポイント41およびテストポイント42から検知部3で検知した検知データを、動作制御部6から、コントロール信号11、コントロール12を使って、増幅器24及び増幅器25の利得を調整する。もしくは、ベースバンド系である信号発生部17および信号発生部18の信号レベルを、コントロール信号8、コントロール信号9によって制御することも可能である。
これらの制御によって、終段の増幅器37には、低いEVMで、OP1dBよりも10dB程度のバックオフをとったレベルの信号が入力され、テストポイント40では、増幅器37の入力レベルを検知し、動作制御部6からコントロール信号14、15を使って、アップコンバータであるミキサ30とミキサ36の利得を制御する。
また、終段の増幅器37では、送信出力部38に出する出力レベルをテストポイント39を使って、検知部3で検知し、規定の出力レベルになるように、動作制御部6からのコントロール信号16を使って、増幅器37をコントロールする。また、図1において、受信データをもとに、電力レベルを検知し、それに合わせて増幅器37の出力レベルにすることで、低消費電流化をはかることも可能である。
以上のように、802.11gモードでは、キャリアリーク、イメージリーク、更に、それぞれの回路のリニアリティーに対して配慮が必要となる。
一方、802.11bモードでは、通信速度が最大11Mbpsなため、802.11gと比較して、回路のリニアリティー、キャリアリーク、イメージリークの調整方法や局部発振器の位相雑音についても、要求特性が厳しくない。回路のリニアリティーについては、802.11gと比較して大きくてもよく、OP1dBのバックオフは5dB程度である。
一方、802.11bモードでは、通信速度が最大11Mbpsなため、802.11gと比較して、回路のリニアリティー、キャリアリーク、イメージリークの調整方法や局部発振器の位相雑音についても、要求特性が厳しくない。回路のリニアリティーについては、802.11gと比較して大きくてもよく、OP1dBのバックオフは5dB程度である。
このように、上述の送信装置においては、同じ周波数帯を利用しているにも関わらず、求められる性能が大きく違うことに着目し、通信モードに応じて動作条件を変えることで、システムの効率を上げることを目的としている。
すなわち、上記のRF部である信号発生部17と信号発生部18、LPF21とLPF22、増幅器24と増幅器25、局部発振器28、ミキサ30とミキサ36、加算器34および増幅器37が、検知部3で常にどの通信モード状態にあるかを検知しておいて、ベースバンドIC1から出力されるシステム動作信号47により、モード選択部2でモード選択し、モード信号4と検知データ5により、動作制御部6から、RF部の各ブロックをどういう状態に制御するかによって、システムの効率あげることができる。具体的には、速い通信速度が不要なモードでは、消費電力を下げる設定を選択し、大きな通信速度が必要なモードでは、消費電力を上げる設定が選択できる。
以上のようにして、RF部(LPF21、LPF22、増幅器24、増幅器25、ミキサ30、ミキサ36、局部発振器28、加算器34、増幅器37)の動作状態を検知した検知部3と、その状態を検知データ5で動作制御部6に伝え、通信モード選択がされたモード信号4が動作制御部6に伝えられることによって、動作制御部6から出力される通信モードに応じたコントロール信号7、8、9、10、11、12、13、14、15、16によって、RF部の各ブロック(LPF21、LPF22、増幅器24、増幅器25、ミキサ30、ミキサ36、局部発振器28、加算器34、増幅器37)を制御し、通信モードに応じて、動作状態を最適にすることで、高い性能が要望される通信モードだけに回路状態を合わせる必要がなくなり、効率のよいRF部の各ブロックにおける動作状態を選択することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の送信装置および送信方法を説明する。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の送信装置および送信方法を説明する。
図2は本実施の形態2の送信装置および送信方法における送信スロットと受信スロットの関係を表記したものである。図2において、送信スロット51の期間と受信スロット53の期間の間の時間は、IFS(インターフレームスペース)52と呼ばれ、このIFS52の時間は、通信モード(802.11b、802.11g)によって異なることが、規格で決められており、802.11bでは10usで、802.11gでは16usである。そして、ある時間内に送信を行い、送信が終わればIFS52の時間として10usあるいは16us待って、受信状態に入る。
このとき、最初の送信スロットは、802.11bのモードで送信装置を動作最適状態にしていたとしても、次の送信スロットでは、802.11gモードになっていることも有り得ることから、送信スロットごとに動作最適状態を作ることが必要となる。
このように、動作最適状態にした送信状態を止めて、受信状態に入るため、この受信状態から次の送信状態に入る前に、再度、動作最適状態を作るようにする。つまり、受信状態から送信状態に入る前のIFSの時間を使って、次の送信動作に適した動作最適状態を作る動作を行うようにしている。
本実施の形態2の送信装置および送信方法では、上記のIFS52の時間を、通信モードに応じて、通信モードごとの規格に適合するように、10〜16uSの間で変化させるようにしている。そして、この動作を常に繰り返すようにする。
以上により、実施の形態1で記述した通信モードに応じて、この通信モードごとの規格に合わせて、IFS52の時間を10〜16uSの間で自動的に変更することができ、このIFS52の時間を利用することにより、802.11bモードや802.11gモード用に、各通信モードに適した動作状態を作ることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の送信装置および送信方法を説明する。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の送信装置および送信方法を説明する。
図3は本実施の形態3の送信装置および送信方法における通信モードとして802.11g用のスペクトラムマスクの規定を示す説明図であり、図4は本実施の形態3の送信装置および送信方法における通信モードとして802.11bのスペクトラムマスクの規定を示す説明図である。図3において、アッテネーション65、アッテネーション66、また図4において、アッテネーション70は、歪みの特性で決まる領域であるが、図4の802.11bのスペクトラムマスク68のアッテネーション71に対しては、歪みよりもノイズフロアでレベルが決まる領域である。
実施の形態1の送信装置において、図1のローパスフィルタLPF21及びLPF22の減衰特性を変更できるようにフィルタの次数を切り替えたり、定数を切り替えたりすることで、802.11bモードの時は、アッテネーション71領域の減衰特性を大きくとることができ、容易に図4のスペクトラムマスク68のアッテネーション70の規定を満たすことができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の送信装置および送信方法を説明する。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の送信装置および送信方法を説明する。
実施の形態1の送信装置において、図1の局部発振器28を詳細に図示すると、例えば、図11のように、PLL136と局部発振器137と抵抗(R)138と抵抗(R)139とコンデンサ(C)140で構成されるループフィルタ141のように表現される。
無線LANの802.11bと802.11gでは、前述したように送信するデータの伝送速度が異なるため、局部発振器28に求められる位相雑音の特性も異なる。802.11gモードでは、100KHz離調で最大約−94dBc/Hzの位相雑音の特性が必要となるが、802.11bでは約−86dBc/Hz程度で良い。両者の特性を使い分けるには、図11のR138、R139及びC140の定数変更を行うことによって、図10のカーブ132やカーブ133のような位相雑音の特性を得る。
この位相雑音の特性を、ループフィルタの定数を通信モードごとに使い分けることによって、選択された通信モードに適した位相雑音の特性を得ることができる。
また、位相雑音の特性は、ループフィルタだけではなく局部発振器137そのものの特性にも影響されることから、ループフィルタの定数を通信モードごとに使い分けるだけではなく、電流を切り替えたり、発振用のインダクタやバラクタを切り替えることでも、その特性を変化させることができる。
また、位相雑音の特性は、ループフィルタだけではなく局部発振器137そのものの特性にも影響されることから、ループフィルタの定数を通信モードごとに使い分けるだけではなく、電流を切り替えたり、発振用のインダクタやバラクタを切り替えることでも、その特性を変化させることができる。
これにより、選択された通信モードに適した位相雑音の特性を得る際に、ループフィルタを切り替える、つまり、ループフィルタの帯域を変更するための処理時間や、チャネル切り替え時のロックアップタイムを短縮でき、システムの時間的余裕を作ることができる。
また、局部発振器をスリープ状態から立ち上げたり、SLEEP状態にする場合にも、図9のように、送信時の立下りの時間126や、受信時の立上り時間127および立下りの時間に寄与するため、消費電流削減に有効な手段となる。
以上のように本実施の形態によれば、図1のように、従来技術と比較して、前述したベースバンド系(ベースバンドIC1、モード選択部2、検知部3、動作制御部6)の中に通信モードに選択できるモード選択部2を有し、通信モードに応じたRF部(LPF21、LPF22、増幅器24、増幅器25、ミキサ30、ミキサ36、局部発振器28、加算器34、増幅器37)を個別に制御できることによって、通信モードに合わせた制御ができるため、効率の良い動作状態を作ることができる。
具体的に代表的な効果を挙げると、例えば、無線LANにおける802.11bと802.11g対応のチップを実装した場合に802.11bと802.11gのモードを
切り替えた場合、802.11bは802.11gに比べて、伝送レートが遅いため、要求されるEVMやリニアリティーが低く、低消費電流化することができる。
切り替えた場合、802.11bは802.11gに比べて、伝送レートが遅いため、要求されるEVMやリニアリティーが低く、低消費電流化することができる。
さらに具体的に代表的な効果を挙げると、例えば、無線LANにおける802.11bモードでは、EVMの規定が厳しくないため、図1の周波数変換(アップコンバート)される前で周波数が低く、大振幅をとっても電流を要しない、信号発生部17、信号発生部18の振幅や増幅器24、25で利得を802.11gモードと比較して、大きく取り、逆に、周波数変換(アップコンバート)されて利得を大きくとるには周波数範囲が約100倍以上になるため、大電流を必要とするアップコンバータミキサ30、36及び、増幅器増幅器37の利得を802.11bと比較して下げ気味に設定することで、RF部全体では消費電力を下げることができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5の送信装置および送信方法を説明する。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5の送信装置および送信方法を説明する。
実施の形態1の送信装置において、図13にAP142(アクセスポイント)とn個のSTA(ステーション)の関係について示す。AP142は、n個のSTAに対して、図14に示したビーコン146という信号をある周期で、常時出し続けており、STAにAPの存在があることを知らせている。このビーコン146の間隔は、AP142が自由に設定できる。
また、APは固定された位置にあるが、STAは、移動したり、その数が増えたり、減ったりする。そのSTAの移動や、数の増減によってAPは、STAに対して、最適なチャネルを選択するように情報を送り、図14に示すAP142で設定しておいたビーコンの間隔146の中のチャネル切り替え時間147でチャネルを切り替え、チャネルを切り替えた後に、設定しておいた、動作条件調整時間148でRF部の各ブロック(LPF21、LPF22、増幅器24、増幅器25、ミキサ30、ミキサ36、局部発振器28、加算器34、増幅器37)を調整する。
ビーコン146の間隔の中で動作条件調整時間148を設ける理由は、実施の形態1で示したRF部の各ブロック(LPF21、LPF22、増幅器24、増幅器25、ミキサ30、ミキサ36、局部発振器28、加算器34、増幅器37)の動作状態は、最適ではなくなるためである。
例えば、無線LANなどのシステムは帯域が広く、802.11bや802.11gでは、2400MHzから2483.5MHzの83.5MHzである。このように帯域が広い場合、各ブロックの特性は、帯域内で同じ特性をとることは難しく、ほぼ不可能といってよい。そのため、上述のように、RF部の各ブロック(LPF21、LPF22、増幅器24、増幅器25、ミキサ30、ミキサ36、局部発振器28、加算器34、増幅器37)の動作状態は、最適ではなくなる。
チャネルを切り替えた時、実施の形態2で示した、受信スロット53の後に割り当てられたIFS(インターフレームスペース)で行っていた、送信装置の動作最適状態を、図14の動作条件調整時間148で行うことによって、チャネル変更後に発生した最適動作条件からのずれを補正することができる。
本発明の送信装置および送信方法は、通信モードの異なる複数の無線システムに対して、送信部の各ブロックを共用使用する場合でも、通信モードの違いにより動作仕様が大きく異なる無線システムにも関わらず同じ周波数帯を利用することから生じる動作状態の非効率性を大幅に改善することができるものであり、通信モジュールや携帯端末を含めた無線通信機器等に有用である。
1 ベースバンドIC
2 モード選択部
3 検知部
6 動作制御部
17 信号発生部
18 信号発生部
21 LPF
22 LPF
24 増幅器
25 増幅器
28 局部発振器
30 ミキサ
34 加算器
36 ミキサ
37 増幅器
2 モード選択部
3 検知部
6 動作制御部
17 信号発生部
18 信号発生部
21 LPF
22 LPF
24 増幅器
25 増幅器
28 局部発振器
30 ミキサ
34 加算器
36 ミキサ
37 増幅器
Claims (34)
- 通信モードの異なる複数の無線システムに対して、送信部の各ブロックを共用使用する送信装置であって、前記送信部の各ブロックに設けた各テストポイントから前記送信部の各ブロックにおける動作状態を検知して検知データを生成する検知部と、各無線システムをどの通信モードで動作させるかを選択するためのシステム動作信号を基に前記通信モードを示すモード信号を選択するモード選択部と、前記検知部からの検知データと前記モード選択部からのモード信号とに基づいて、前記送信部の各ブロックにおける動作状態を制御する動作制御部とを備え、前記動作制御部は、前記検知部からの検知データが示す前記送信部の各ブロックにおける現在の動作状態を基に、前記モード選択部からのモード信号が示す前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックが動作するためのコントロール信号を生成し、前記送信部の各ブロックが前記コントロール信号に従って動作状態を変更するように制御するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックの動作状態を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、送信スロット期間と受信スロット期間の間にあるインターフレームスペースごとに、前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックの動作状態を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記送信部からの出力電力値が受信部で受けた送信電力値に対応するように、前記送信部の各ブロックの動作状態を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記送信部の各ブロックのうちローパスフィルタの減衰特性を前記通信モードに適した動作条件にすることによって、通信モードで決まるスペクトラムマスクの規定に合わせて変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記送信部の各ブロックのうち局部発振部をPLL構成とし、前記動作制御部は、前記通信モードに適した動作条件で前記PLLのループフィルタの帯域を変更して、無線システムの平均消費電力を制御するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうち局部発振部の位相雑音特性を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記送信部の出力端における送信特性が前記通信モードに適した動作条件で決まるスペクトラムマスクの規定に収まるように、前記送信部の各ブロックの動作状態を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記通信モードが切り替わるごとに、前記送信部の出力端におけるEVM値が選択された前記通信モードに適した動作条件で決まるEVM値の規定に収まるように、前記送信部の各ブロックの動作状態を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうち信号発生部のみの動作状態を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうち可変増幅器のみの動作状態を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうちミキサ部のみの動作状態を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうち局部発振部のみの動作状態を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 請求項1に記載の送信装置であって、前記動作制御部は、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうち最終段の増幅器のみの動作状態を変更するよう構成したことを特徴とする送信装置。
- 通信モードの異なる複数の無線システムに対して、送信部の各ブロックを共用使用する送信方法であって、前記送信部の各ブロックに設けた各テストポイントから前記送信部の各ブロックにおける動作状態を検知して、前記送信部の各ブロックにおける現在の動作状態を示す検知データとして生成し、各無線システムをどの通信モードで動作させるかを選択するためのシステム動作信号を基に前記通信モードを示すモード信号を選択し、前記送信部の各ブロックにおける現在の動作状態を基に、前記モード信号が示す前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックが動作するためのコントロール信号を生成し、前記送信部の各ブロックが前記コントロール信号に従って動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックの動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、送信スロット期間と受信スロット期間の間にあるインターフレームスペースごとに、前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックの動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記送信部からの出力電力値が受信部で受けた送信電力値に対応するように、前記送信部の各ブロックの動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記送信部の各ブロックのうちローパスフィルタの減衰特性を前記通信モードに適した動作条件にすることによって、通信モードで決まるスペクトラムマスクの規定に合わせて変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記送信部の各ブロックのうち局部発振部をPLL構成とし、前記通信モードに適した動作条件で前記PLLのループフィルタの帯域を変更して、無線システムの平均消費電力を制御することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうち局部発振部の位相雑音特性を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記送信部の出力端における送信特性が前記通信モードに適した動作条件で決まるスペクトラムマスクの規定に収まるように、前記送信部の各ブロックの動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記通信モードが切り替わるごとに、前記送信部の出力端におけるEVM値が選択された前記通信モードに適した動作条件で決まるEVM値の規定に収まるように、前記送信部の各ブロックの動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうち信号発生部のみの動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうち可変増幅器のみの動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうちミキサ部のみの動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうち局部発振部のみの動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、前記通信モードが切り替わるごとに、選択された前記通信モードに適した動作条件で前記送信部の各ブロックのうち最終段の増幅器のみの動作状態を変更することを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、チャネル変更ごとに、請求項17または請求項18のどちらか一方、あるいは両方の送信方法からなることを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、チャネル変更ごとに、請求項19または請求項20または請求項21のいずれか1つ、あるいは請求項19および請求項20、請求項19および請求項21、請求項20および請求項21、更には、請求項19、請求項20、請求項21のすべての送信方法からなることを特徴とする送信方法。
- 請求項15に記載の送信方法であって、チャネル変更ごとに、請求項22または請求項23のどちらか一方、あるいは請求項22および請求項23の両方の送信方法からなることを特徴とする送信方法。
- 請求項29に記載の送信方法を有することを特徴とする送信装置。
- 請求項30に記載の送信方法を有することを特徴とする送信装置。
- 請求項31に記載の送信方法を有することを特徴とする送信装置。
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