JP2007073158A - 光ディスク情報記録装置及び光ディスク情報記録方法 - Google Patents

光ディスク情報記録装置及び光ディスク情報記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスクのレーベル面に画像形成を行う際に、レーザ照射部の劣化を防止することができる光ディスク情報記録装置及び光ディスク情報記録方法を提供する。
【解決手段】光ディスク101に対し、外部からの視覚情報を用いて、描画処理を行うための描画データを生成する描画データ生成部213と、前記描画データ生成部213により、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するCPU204と、前記描画データを用いて、レーザパターンを生成する書き込みストラテジ部207とを備え、前記描画データのマーク部にスペース部を挿入することにより、レーザ照射を制御するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ディスク状記録媒体にデジタル情報を記録し、ディスク状印刷媒体に印刷情報を印刷記録する光ディスク情報記録装置及び光ディスク情報記録方法に関する。
近年のIT産業の進展に伴い大容量のマルチメディア情報を記録する光ディスク等のディスク状記録媒体の普及は目覚しく、現在では、CD−R,CD−RW,DVD−R等、各種のディスク状記録媒体が日常的に広く一般に使用されている。これらのディスク状記録媒体は、一主面側から受光するパルス状光線により一主面側からデジタル情報として光読み出し可能な形状変化を生じさせる記録層を有している。これらのディスク状記録媒体の普及に伴い、これらのディスク状記録媒体にデジタル情報を記録する情報記録装置が普及している。
一方、光ディスク記録技術の進歩に伴い、ディスク状記録媒体にデジタル情報のみならず絵や文字といった視覚可能情報を描画する機能を有するディスクおよび記録装置が普及しつつある。このような技術のひとつとして特許文献1が挙げられる。特許文献1では、光ディスクの記録面とは異なる他主面側に対し、画像データに対応したレーザ照射を行うことで視覚可能情報の描画処理を行っている。
光ディスクへの視覚可能情報の描画方式の1つとして、Light Scribe(以下LSと略す)が挙げられる。LSは、レーザ照射により視覚可能情報を描画することが可能な感熱面を有する光ディスクに対し、光ディスクを一定の回転数で回転させたうえで、所定の半径位置毎の描画処理を繰り返し、同心円状に描画処理を行うことで光ディスクに対し視覚可能情報を描画する。LSは、一般的に従来の光ディスク情報記録装置と兼用でLS描画機能を有する形になっているものが多く、このような情報記録装置は、視覚情報描画装置を別途用意する必要がない分、注目されている。
図12は、従来の光ディスク情報記録装置の構成を示すブロック図である。
図12において、光ディスク101は、可視画像描画処理に対応した光ディスクを示す。光ディスク101はレーザ照射による熱変化により、可視情報を形成できる。また、光ディスク101は、ディスク内周部分に一定の角度情報を示す物理的情報が埋め込まれている。
以下、従来の光ディスク情報記録装置100の構成について説明する。
スピンドルモータ201は、光ディスク101を回転させる。また、スピンドルモータ201は、光ディスク101の角度情報を例えばレーザ照射等により読み取り、光ディスク101の回転中において一定の角度通過タイミングを通知する信号を生成する。
サーボ制御部202は、スピンドルモータ201の回転を制御する。
描画データ生成部203は、ホスト301から受信した書き込みデータを、実際にレーザで描画処理する描画データに変換する。
CPU204は、描画データ生成部203、及び光ディスク情報記録装置200の他の各部を制御する。
LDD部205は、書き込みストラテジ部207からのレーザパターンに基づいて、レーザ照射部206のレーザ照射のON/OFFを制御する。
レーザ照射部206は、LDD部205の制御に基づいて光ディスク101に対し光ピックアップを用いてレーザを照射し、また光ディスク101の半径方向の照射位置を制御する。また、レーザ照射部206は、一定角度毎に描画処理の半径位置を外周方向へ移動し、丁度一周で次の描画処理を行う半径位置に移動するよう制御する。
書き込みストラテジ部207は、描画データ生成部203で生成された描画データを高品質に描画するためのレーザパターンに変換する。
BCU・DMA部208は、データ格納部209へのアクセスを調整し、各部へのデータの転送を行う。
データ格納部209は、受信データや書き込みデータなどを一時的に保管し、例えば、DRAM等を用いる。
ホストデータ制御部210は、描画処理で用いるデータをホスト301から受信するよう制御する。
ホスト301は、LSの描画を行うデータを光ディスク情報記録装置200に送信するもので、例えばPCDやDVDレコーダー等である。
特開2004−5846号公報 特開2003−203348号公報
このように、LSは前記光ディスクの記録面と反対の面であるレーベル面に対し、文字や画像などの可視情報を形成する方法であって、レーベル面に感熱面を形成した光ディスクを用意し、当該光ディスクを光ディスク記録装置にセットして、その感熱面にレーザ光を照射することで感熱面を変色させて可視情報を形成する。光ピックアップから射出されるレーザ光を、前記光ディスクのレーベル面に画像形成しようとする文字、絵等の画像データに応じて変換して前記レーベル面側から照射するが、可視情報の各ピクセル形成時において、マーク部を形成する場合には前記光ピックアップよりレーザ光を連続して照射し続けることになる。
しかしながら、可視情報の各マーク部を形成するにあたって前記光ピックアップよりレーザ光の連続照射を行うことにより、以下の課題が挙げられる。
まず第1に、従来の光ディスク情報記録装置では、前記光ピックアップの早期劣化を招いてしまうという問題がある。
図13は、スクランブル、変調、記録データとレーザ照射の関係を表す図である。
図13において、光ディスクの記録面にデータを記録する場合、記録するデータに対してスクランブル(ある変換規則に従って元の信号を変換)を行った後、変調(例えばCDであれば、8/17変調、DVDであれば8/16変調)を行い、前記光ディスクのレーベル面とは異なる記録面に光ピックアップからのレーザ照射によりデータが記録される。従って、レーザ光を照射するレーザ照射ONデータ(以降、マーク部と略する)、もしくは、レーザ光を照射しないレーザ照射OFFデータ(以降、スペース部と略する)が長期に渡って連続して続かなくなるため、前記光ピックアップからのレーザ光も長期に渡り連続照射しなくなる。しかし、前記光ディスクのレーベル面に文字や画像などの可視情報を形成する場合は、スクランブルや変調を行わない。
図14は、可視情報、ピクセルデータとレーザ照射の関係を表す図である。
図14において、可視情報のピクセルデータがマーク部の場合は、1ピクセルのデータの始端から終端までマーク部のデータが続いているため、前記光ピックアップは長期に渡り、連続してレーザ光の照射を行うこともある。以上より、光ディスクの記録面へのデータ記録と比較して、レーベル面への可視画像形成の場合は、長期に渡るレーザの連続照射による光ピックアップの耐久性の早期劣化を招くことも有りうる。
次に、従来の光ディスク情報記録装置では、レーベル面への可視情報の階調精度が粗いという問題がある。
図15は、階調度が異なる各可視画像を拡大したイメージ図である。ここで、LSでのレーベル面への可視情報の可視化像描画での色の濃淡を表現する方法は、当該ピクセルデータ周辺の各ピクセルデータの組み合わせにおいて濃淡を表現する。例えば、階調度が大きな可視画像を表現したい場合は、当該ピクセルデータを含む周辺の各ピクセルデータを全て、変色する所定のパワーレベルのレーザ照射を行うことで表現できる(図15A参照)。また、変色が不要な場合は、当該ピクセルデータを含む周辺の各ピクセルデータを全てにレーザ照射を行わないようにすればよい(図15B参照)。やや階調度が大きな可視画像を表現したい場合は、ある一定の領域においてレーザ照射を行うピクセル数をレーザ照射を行わないピクセル数より多くすることで表現することが可能になる(図15C参照)。やや階調度が小さな可視画像を表現したい場合は、ある一定の領域においてレーザ照射を行うピクセル数をレーザ照射を行わないピクセル数より少なくすることで表現することが可能になる(図15D参照)。しかし、従来の方式では、レーザ照射を行う/行わないという単位は1ピクセルデータ毎であるため、1ピクセル内での細かい階調を表現することが出来ない。
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するためになされたもので、光ビックアップの早期劣化を防ぎ、光ディスクのレーベル面への可視情報の階調精度を高くすることができる光ディスク情報記録装置及び光ディスク情報記録方法を得ることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1にかかる光ディスク情報記録装置は、レーザ照射により視覚情報を描画可能な光ディスクに対し視覚情報の描画処理を行う光ディスク情報記録装置において、前記光ディスクに対し、レーザ照射を行うレーザ照射手段と、外部からの視覚情報を用いて、描画処理を行うための描画データを生成する描画データ生成手段と、前記描画データ生成手段に外部からの視覚情報を送信する描画データ送信手段と、前記描画データ生成手段により、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する描画データ生成制御手段と、前記描画データを用いて、レーザパターンを生成する書き込みストラテジ手段とを備え、前記描画データのマーク部にスペース部を挿入することにより、レーザ照射を制御するものである。
本発明の請求項2にかかる光ディスク情報記録装置は、請求項1記載の光ディスク情報記録装置において、前記書き込みストラテジ手段は、外部からの視覚情報を用いて、レーザパターンを生成するものである。
本発明の請求項3にかかる光ディスク情報記録装置は、請求項2記載の光ディスク情報記録装置において、前記書き込みストラテジ手段は、外部からの視覚情報を用いて、マルチパルスとしてマーク部とスペース部のレーザ出力を行うものである。
本発明の請求項4にかかる光ディスク情報記録装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、前記光ディスクのレーベル面への視覚情報の描画時に、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるとき、前記視覚情報の各ピクセル内での任意の単位領域あたりのスペース部の長さを可変するよう制御するものである。
本発明の請求項5にかかる光ディスク情報記録装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、前記視覚情報の各ピクセルの階調情報を受信し、該階調情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するものである。
本発明の請求項6にかかる光ディスク情報記録装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、前記視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を受信し、該エッジ情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するものである。
本発明の請求項7にかかる光ディスク情報記録装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、前記描画データに基づいて前記視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を判別し、該エッジ情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペースに置き換えるよう制御するものである。
本発明の請求項8にかかる光ディスク情報記録装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、前記視覚情報の各ピクセルへのレーザ照射の温度情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するものである。
本発明の請求項9にかかる光ディスク情報記録装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、初回レーザ照射時に、前記描画データのマーク部の、スペース部に置き換えた箇所に、2回目以降のレーザ照射時にレーザ照射を行うよう制御するものである。
本発明の請求項10にかかる光ディスク情報記録方法は、レーザ照射により視覚情報を描画可能な光ディスクに対し視覚情報の描画処理を行う光ディスク情報記録方法において、前記光ディスクに対し、レーザ照射を行うレーザ照射ステップと、外部からの視覚情報を用いて、描画処理を行うための描画データを生成する描画データ生成ステップと、描画データ生成手段に外部からの視覚情報を送信する描画データ送信ステップと、前記描画データ生成手段により、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する描画データ生成制御ステップと、前記描画データを用いて、レーザパターンを生成する書き込みストラテジステップとを備え、前記描画データのマーク部にスペース部を挿入することにより、レーザ照射を制御するものである。
本発明の請求項11にかかる光ディスク情報記録方法は、請求項10記載の光ディスク情報記録方法において、前記書き込みストラテジステップは、外部からの視覚情報を用いて、レーザパターンを生成するものである。
本発明の請求項12にかかる光ディスク情報記録方法は、請求項11記載の光ディスク情報記録方法において、前記書き込みストラテジステップは、外部からの視覚情報を用いて、マルチパルスとしてマーク部とスペース部のレーザ出力を行うものである。
本発明の請求項13にかかる光ディスク情報記録方法は、請求項10〜12のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、前記描画データ生成制御ステップは、前記光ディスクのレーベル面への視覚情報の描画時に、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるとき、前記視覚情報の各ピクセル内での任意の単位領域あたりのスペース部の長さを可変するよう制御するものである。
本発明の請求項14にかかる光ディスク情報記録方法は、請求項10〜12のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、前記描画データ生成制御ステップは、前記視覚情報の各ピクセルの階調情報を受信し、該階調情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するものである。
本発明の請求項15にかかる光ディスク情報記録方法は、請求項10〜12のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、前記描画データ生成制御ステップは、前記視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を受信し、該エッジ情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するものである。
本発明の請求項16にかかる光ディスク情報記録方法は、請求項10〜12のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、前記描画データ生成制御ステップは、前記描画データに基づいて前記視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を判別し、該エッジ情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペースに置き換えるよう制御するものである。
本発明の請求項17にかかる光ディスク情報記録方法は、請求項10〜12のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、前記描画データ生成制御ステップは、前記視覚情報の各ピクセルへのレーザ照射の温度情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するものである。
本発明の請求項18にかかる光ディスク情報記録方法は、請求項10〜17のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、前記描画データ生成制御ステップは、初回レーザ照射時に、前記描画データのマーク部の、スペース部に置き換えた箇所に、2回目以降のレーザ照射時にレーザ照射を行うよう制御するものである。
本発明により、レーベル面への可視画像描画時における光ピックアップの連続したレーザ照射を防止することで、光ディスク情報記録装置の耐久性劣化の防止、特に光ピックアップの耐久性劣化の防止が可能となる。また、十分な階調を持たせることが出来るため、濃淡の表現がなめらかな画像形成を行うことが可能となる。
本発明の請求項1にかかる光ディスク情報記録装置によれば、レーザ照射により視覚情報を描画可能な光ディスクに対し視覚情報の描画処理を行う光ディスク情報記録装置において、前記光ディスクに対し、レーザ照射を行うレーザ照射手段と、外部からの視覚情報を用いて、描画処理を行うための描画データを生成する描画データ生成手段と、前記描画データ生成手段に外部からの視覚情報を送信する描画データ送信手段と、前記描画データ生成手段により、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する描画データ生成制御手段と、前記描画データを用いて、レーザパターンを生成する書き込みストラテジ手段とを備え、前記描画データのマーク部にスペース部を挿入することにより、レーザ照射を制御するようにしたので、光ピックアップからの連続したレーザ照射を防止することが可能となる。
本発明の請求項2にかかる光ディスク情報記録装置によれば、請求項1記載の光ディスク情報記録装置において、前記書き込みストラテジ手段は、外部からの視覚情報を用いて、レーザパターンを生成するようにしたので、光ピックアップからの連続したレーザ照射を防止することが可能となる。
本発明の請求項3にかかる光ディスク情報記録装置によれば、請求項2記載の光ディスク情報記録装置において、前記書き込みストラテジ手段は、外部からの視覚情報を用いて、マルチパルスとしてマーク部とスペース部のレーザ出力を行うようにしたので、光ピックアップからの連続したレーザ照射を防止することが可能となる。
本発明の請求項4にかかる光ディスク情報記録装置によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、前記光ディスクのレーベル面への視覚情報の描画時に、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるとき、前記視覚情報の各ピクセル内での任意の単位領域あたりのスペース部の長さを可変するよう制御するようにしたので、ピクセル内において、スペース長を短くしてレーザ照射する時間を多くするほど階調が大きなピクセル表現が可能となり、スペース長を長くしてレーザ照射する時間を少なくするほど階調が小さなピクセルを表現が可能となり、従来のLS機能を搭載した光ディスク情報記録装置で行うレーベル面への可視画像描画よりも細かい階調を持たせることができ、なめらかな濃淡を表現することが可能となる。
本発明の請求項5にかかる光ディスク情報記録装置によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、前記視覚情報の各ピクセルの階調情報を受信し、該階調情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するようにしたので、各ピクセルの描画データと階調情報を同時に受信し、ピクセル毎の階調情報を元に描画データのスペース長変更させて挿入することで階調を変化させることができ、これにより、従来のLS機能を搭載した光ディスク制御装置で行うレーベル面への可視画像描画よりも細かい階調を持たせることができ、なめらかな濃淡を表現することが可能となる。
本発明の請求項6にかかる光ディスク情報記録装置によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、前記視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を受信し、該エッジ情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するようにしたので、マーク形成を行う各ピクセルの始端、終端のエッジを強調することが可能となり、マーク部とスペース部での境目の強調が容易に行える。また、エッジ境界を強調することによりマーク部の境界のずれを防ぐことが可能となる。
本発明の請求項7にかかる光ディスク情報記録装置によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、前記描画データに基づいて前記視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を判別し、該エッジ情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペースに置き換えるよう制御するようにしたので、マーク形成を行う各ピクセルの始端、終端のエッジを強調することが可能となり、マーク部とスペース部での境目の強調が容易に行える。また、エッジ境界を強調することによりマーク部の境界のずれを防ぐことが可能となる。
本発明の請求項8にかかる光ディスク情報記録装置によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、前記視覚情報の各ピクセルへのレーザ照射の温度情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するようにしたので、例えば、各ピクセル内での急なレーザパワーの強弱時において、必要なだけの長さをスペースに置き換えることで過剰なレーザ照射を防止し、レーザ照射を行う装置の早期劣化の防止をすることが可能となる。
本発明の請求項9にかかる光ディスク情報記録装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、前記描画データ生成制御手段は、初回レーザ照射時に、前記描画データのマーク部の、スペース部に置き換えた箇所に、2回目以降のレーザ照射時にレーザ照射を行うよう制御するようにしたので、連続したレーザ照射を防止することが可能となり、連続でレーザ照射した場合と同じ可視画像の描画を行うことが可能となる。
以下、本発明の光ディスク情報記録装置及び光ディスク情報記録方法について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる光ディスク情報記録装置の構成を示すブロック図である。
図1において、光ディスク101は、可視画像描画処理に対応した光ディスクを示す。光ディスク101はレーザ照射による熱変化により、可視情報を形成できる。また、光ディスク101は、ディスク内周部分に一定の角度情報を示す物理的情報が埋め込まれている。
以下、本発明の光ディスク情報記録装置200の構成について説明する。
スピンドルモータ201は、光ディスク101を回転させる。また、スピンドルモータ201は、光ディスク101の角度情報を例えばレーザ照射等により読み取り、光ディスク101の回転中において一定の角度通過タイミングを通知する信号を生成する。
サーボ制御部202は、スピンドルモータ201の回転を制御する。
描画データ生成部213は、データ生成回路211とスペース挿入回路212を有し、ホスト301から受信した書き込みデータを、実際にレーザで描画処理する描画データに変換する。ここで、スペース挿入回路212は、データ生成回路211が書き込みデータから描画データを生成する際に、描画データのマーク部の任意の箇所にスペース部を挿入する。
CPU204は、描画データ生成部203、及び光ディスク情報記録装置200の他の各部を制御する。
LDD部205は、書き込みストラテジ部207からのレーザパターンに基づいて、レーザ照射部206のレーザ照射のON/OFFを制御する。
レーザ照射部206は、LDD部205の制御に基づいて光ディスク101に対し光ピックアップを用いてレーザを照射し、また光ディスク101の半径方向の照射位置を制御する。また、レーザ照射部206は、一定角度毎に描画処理の半径位置を外周方向へ移動し、丁度一周で次の描画処理を行う半径位置に移動するよう制御する。
書き込みストラテジ部207は、描画データ生成部213で生成された描画データを高品質に描画するためのレーザパターンに変換する。
BCU・DMA部208は、データ格納部209へのアクセスを調整し、各部へのデータの転送を行う。
データ格納部209は、受信データや書き込みデータなどを一時的に保管し、例えば、DRAM等を用いる。
ホストデータ制御部210は、描画処理で用いるデータをホスト301から受信するよう制御する。
ホスト301は、LSの描画を行うデータを光ディスク情報記録装置200に送信するもので、例えばPCDやDVDレコーダー等である。
以下、本発明の実施の形態1による光ディスク情報記録装置の動作を説明する。
本発明の実施の形態1にかかる光ディスク情報記録装置は、マーク部を形成する1ピクセルの任意の箇所にスペース部を挿入するようにしたものであり、以下、これを図2、図3を用いて説明する。
まず、ホストデータ制御部210の制御により、ホスト301から書き込みデータを受信し、BCU・DMA部208を介し、書き込みデータをデータ格納部209に一旦格納する。次に、データ格納部209に格納されたホスト301から受信した書き込みデータを描画データ生成部213によって実際にレーザで描画処理する描画データに変換しつつ、レーザ照射を用いてマーク形成を行うピクセルに対しては、図2に示すように、CPU204の制御に基づき、描画データ生成部213のスペース挿入回路212により、1ピクセルのデータのマーク部の任意の箇所にスペース部を挿入する。
例えば、図3に示すように、マーク部を形成する1ピクセルのデータの総計を1600T(Tは1チャンネルビットのクロック周期を表す)と仮定し、16T単位毎にスペース部を挿入するものとし、そのスペース長を4Tにすると、当該ピクセルデータは、12Tのマーク部と4Tのスペース部の繰り返しが100回続くことになる。レーザで描画処理を行う描画データが生成されると、書き込みストラテジ部207により、描画データは描画するためのレーザパターンに変換され、当該ピクセルデータはレーザ照射部206に搭載されている光ピックアップよりマーク形成を行うマーク部のデータのみではなく任意の間隔毎に一定のスペース部が挿入された描画データが光ディスク101のレーベル面へと描画される。
このように本実施の形態1では、光ディスク101に対し、外部からの視覚情報を用いて、描画処理を行うための描画データを生成する描画データ生成部213が前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御し、前記描画データのマーク部にスペース部を挿入することにより、レーザ照射を制御するようにしたので、マークを形成するピクセルデータの描画時において、前記光ピックアップの連続したレーザ照射を防止することで、光ディスク情報記録装置の早期劣化の防止、特に光ピックアップの耐久性の早期劣化の防止が可能になるという効果がある。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2にかかる光ディスク情報記録装置は、ストラテジを用いてマーク形成を行うようにしたものであり、以下、これを図4を用いて説明する。ここで、本発明の実施の形態2にかかる光ディスク情報記録装置の構成は、図1に示した構成と同様であり、その説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態2にかかる光ディスク情報記録装置の動作について説明する。
まず、ホストデータ制御部210の制御により、ホスト301から書き込みデータを受信し、BCU・DMA部208を介し、データ格納部209に一旦格納する。データ格納部209に格納されたホスト301から受信した書き込みデータのうち、レーザ照射を用いてマーク形成を行うピクセルに対して、1Tの周期内で、任意の長さのマーク部、及びスペース部のレーザ出力をマルチパルスとして繰り返すよう、書き込みストラテジ部207に設定する。これにより、実施の形態2では、当該ピクセルの描画において、書き込みデータからレーザパターンを作成する際に、一定間隔毎にスペース部を挿入することが可能になる。例えば、図4に示すように、書き込みストラテジ部207に、マーク部、及びスペース部の長さをそれぞれ0.5Tに設定すると、当該ピクセルは0.5T毎にレーザの照射を行う/行わない、の繰り返しとなる。
このように本実施の形態2では、書き込みストラテジ部207は、外部からの視覚情報を用いて、マルチパルスとしてマーク部とスペース部のレーザ出力を行うようにしたので、マークを形成するピクセルデータの描画時において、前記光ピックアップの連続したレーザ照射を防止することで、光ディスク制御装置の耐久性の早期劣化の防止、特に光ピックアップの耐久性の早期劣化が可能となるという効果がある。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3にかかる光ディスク情報記録装置は、任意の単位ごとにマーク部とスペース部の長さの比率を変更するようにしたものであり、以下、これを図5を用いて説明する。ここで、本発明の実施の形態3にかかる光ディスク情報記録装置の構成は、図1に示した構成と同様であり、その説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態3にかかる光ディスク情報記録装置の動作について説明する。
まず、ホストデータ制御部210の制御により、ホスト301から書き込みデータを受信し、BCU・DMA部208を介し、データ格納部209に一旦格納する。次に、データ格納部209に格納されたホスト301から受信した書き込みデータを描画データ生成部213によって実際にレーザで描画処理する描画データに変換しつつ、レーザ照射を用いてマーク形成を行うピクセルに対しては、CPU204の制御に基づき、描画データ生成部213のスペース挿入回路212により、任意の単位毎に任意の長さのスペース部を挿入する。
ここで、実施の形態1と異なる点は、当該ピクセル内において任意の単位毎にマーク部とスペース部の長さの比率を変更することである。例えば、図5に示すように、マークを形成する1ピクセルのデータの総計を1500Tと仮定し、500T毎に第1から第3の領域に分割する。そして、各々の領域で16T単位毎にスペース部を挿入するものとし、第1の領域ではそのスペース長を4Tとし、第2の領域ではそのスペース長を8Tとし、第3の領域ではそのスペース長を12Tとすると、当該ピクセルデータの描画開始時は階調の大きい描画から始まり、当該ピクセルデータの描画終了時に向かうほど階調の少ない描画となる。
なお、本実施の形態3では16T単位毎にスペース部を挿入させた例について説明したが、これに限らずマークを形成する1ピクセル内において、任意の単位毎にマーク部とスペース部の長さの比率を変更させても良い。例えば、第1の領域は16T単位毎に所定のスペース部を挿入し、第2の領域には12T単位毎に所定のスペース部を挿入するようにしてもよい。
このように本実施の形態3では、CPU204により、光ディスクのレーベル面への視覚情報の描画時に、描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるとき、前記視覚情報の各ピクセル内での任意の単位領域あたりのスペース部の長さを可変するよう制御するようにしたので、マークを形成するピクセルデータの描画時において、ピクセルデータ内で階調を変化させることが可能となるため、少ないピクセルデータにおいても十分な階調を表現することができ、濃淡がなめらかな描画を行うことが可能となるという効果がある。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4にかかる光ディスク情報記録装置は、階調情報を元に任意の箇所にスペース部を挿入するようにしたものであり、以下、これを図6を用いて説明する。ここで、本発明の実施の形態3にかかる光ディスク情報記録装置の構成は、図1に示した構成と同様であり、その説明を省略する。ここで、本発明の実施の形態4にかかる光ディスク情報記録装置の構成は、図1に示した構成と同様であり、その説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態4による光ディスク情報記録装置の動作について説明する。
まず、ホストデータ制御部210の制御により、ホスト301から書き込みデータを受信し、BCU・DMA部208を介し、データ格納部209に一旦格納する。その場合、同時に各ピクセルデータの階調情報も受信し、データ格納部209に一旦格納する。CPU204の制御に基づき、描画データ生成部203により各ピクセルデータにおける階調情報を解析し、その階調情報を元に1ピクセルのデータ毎に、スペース挿入回路212によりピクセルデータのマーク部の任意の箇所にスペース部を挿入する。
描画データ生成部213は、例えば、図6に示すように、当該ピクセルデータの階調度合いが大きい階調データ1についてはスペース部の挿入を少なく、当該ピクセルデータの階調度合いが少ない階調データ3についてはスペース部の挿入を多くなるように、描画データを生成する。
レーザで描画処理を行う描画データが生成されると、書き込みストラテジ部207により描画するためのレーザパターンに変換され、レーザ照射部206に搭載されている光ピックアップにより、各ピクセルデータの階調情報に従ってスペース部が挿入された描画データが光ディスク101のレーベル面へと描画される。
このように本実施の形態4では、CPU204により、視覚情報の各ピクセルの階調情報を受信し、該階調情報に基づき、描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するようにしたので、マークを形成するピクセルデータの描画時において、ピクセルデータ内で階調を変化させることが可能となるため、十分な階調を表現することができ、濃淡がなめらかな描画を行うことが可能となるという効果がある。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5にかかる光ディスク情報記録装置は、エッジ情報を元に任意の箇所にスペース部を挿入するようにしたものであり、また、本発明の実施の形態5による光ディスク情報記録装置は、描画データよりエッジ情報を判別し、任意の箇所にスペース部を挿入するようにしたものであり、以下、これを図7、図8を用いて説明する。ここで、本発明の実施の形態5にかかる光ディスク情報記録装置の構成は、図1に示した構成と同様であり、その説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態5による光ディスク情報記録装置の動作について説明する。
まず、ホストデータ制御部210の制御により、ホスト301から書き込みデータを受信し、BCU・DMA部208を介し、データ格納部209に一旦格納する。その場合、階調が変化する境目のピクセルデータの始端・終端のエッジ情報も受信し、データ格納部209に一旦格納する。次に、CPU204の制御に基づき、描画データ生成部213により階調が変化する境目のピクセルデータにおけるエッジ情報を解析し、そのエッジ情報に基づき、スペース挿入回路212により、ピクセルデータのマーク部に挿入されたスペース部のうち、任意の箇所のスペース部のスペース長を変更する。例えば、図7に示すように、スペース部のピクセルデータから階調がやや高めのピクセルデータへの移り変わりの場合に、移り変わり直後のピクセルデータのスペース長を、階調が変化する境目以外のピクセルデータのスペース長より少なくしたり、階調がやや高めのピクセルデータからスペース部のピクセルデータへの移り変わりの場合に、移り変わり直前のピクセルデータのスペース長を、階調が変化する境目以外のピクセルデータのスペース長よりも少なくしたりすることにより、その境目を強調することが出来る。
また、図8に示すように、ホスト301から書き込みデータを受信し、データ格納部209に一旦格納した際に隣接するピクセルデータをCPU204によりチェックすることで、階調が変化する境目かどうかを判定し、階調が変化する境目を検出した場合に、エッジが強調されるように、スペース長を自動で任意の長さに設定することで、その境目を強調することが出来る。例えば、スペース部のピクセルデータから階調がやや高めのピクセルデータへの移り変わり直後、または階調がやや高めのピクセルデータからスペース部のピクセルデータへの移り変わり直前のピクセルデータのスペース長を、階調が変化する境目以外のスペース長よりも少なくすることで、その境目を強調することができる。
図9は、本発明の実施の形態5にかかる光ディスク情報記録装置における、エッジ部強調時のイメージ図と画像ずれをなくすための方法を記載した図である。
図9(a)において、エッジ境界を強調付けることで、描画データの階調度合いの境界を強調付けることができる。
ここで、図9(b)のように、「階調度合変更後」では、階調がやや高めのピクセルデータからスペース部のピクセルデータへの移り変わり直前のピクセルデータのスペース長が、階調が変化する境目以外のピクセルデータのスペース長より少なくなるようにしたことにより、エッジ境界で画像のずれが発生するが、「エッジ境界強調後」で示すように、階調がやや高めのピクセルデータからスペース部のピクセルデータへの移り変わり直前のピクセルデータのレーザ照射長を増やすことにより描画のずれが発生しないようにすることができる。
このように本実施の形態5では、CPU204により、視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を受信し、該エッジ情報に基づき、描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するようにしたので、階調の移り変わりの境目を強調することで正確に描画することができるため、可視的にもきれいな画像に仕上げることが可能となるという効果がある。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6にかかる光ディスク情報記録装置は、レーザ照射の温度情報を元に任意の箇所にスペース部を挿入するようにしたものであり、以下、図10を用いて説明する。ここで、本発明の実施の形態6にかかる光ディスク情報記録装置の構成は、図1に示した構成と同様であり、その説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態6による光ディスク情報記録装置の動作について説明する。
まず、ホストデータ制御部210の制御により、ホスト301から書き込みデータを受信し、BCU・DMA部208を介し、データ格納部209に一旦格納する。次に、データ格納部209に格納されたホスト301から受信した書き込みデータを描画データ生成部203によって実際にレーザで描画処理する描画データに変換しつつ、同時にレーザ照射の温度を測定する。レーザ照射により光ディスク101に描画中に、レーザ照射の温度が予め設定しておいた上限閾値よりも上回る、または下限閾値よりも下回った場合に、CPU204の制御に基づき、描画データ生成部213により、当該ピクセルデータの任意箇所のスペース長を調整する。
図10を用いて具体的に説明すると、ピクセル1〜4の描画データのうち、ピクセル3を描画中にレーザ照射の温度が閾値の上限を上回った場合、CPU204の制御に基づき、描画データ生成部213のスペース挿入回路212によりピクセル3の描画データの途中から任意長のスペース部の挿入を行う。その後、レーザ照射の温度が閾値の上限を下回ると、ピクセルデータにスペース部の挿入を行わないように調整を行う。
上記実施の形態6により、レーザ照射温度が一時的に上昇して過剰なレーザ照射を行った場合でも、当該ピクセルデータの任意の箇所へのスペース部の挿入を行い、レーザ照射の調整を行うことによりレーザ照射を行う光ピックアップの早期劣化の防止をすることが可能となる。
このように本実施の形態6では、CPU204により、視覚情報の各ピクセルへのレーザ照射の温度情報に基づき、描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御するようにしたので、レーザ照射温度が一時的に上昇して過剰なレーザ照射を行った場合でも、当該ピクセルデータの任意の箇所へのスペース部の挿入を行い、レーザ照射の調整を行うことにより、レーザ照射を行う光ピックアップの早期劣化の防止が可能となるという効果がある。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7にかかる光ディスク情報記録装置は、ピクセルに2回のレーザ照射を行うようにしたものであり、以下、これを図11を用いて説明する。ここで、本発明の実施の形態7にかかる光ディスク情報記録装置の構成は、図1に示した構成と同様であり、その説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態7による光ディスク情報記録装置の動作について説明する。
まず、ホストデータ制御部210の制御により、ホスト301から書き込みデータを受信し、BCU・DMA部208を介し、データ格納部209に一旦格納する。次に、データ格納部209に格納されたホスト301から受信した書き込みデータを描画データ生成部213によって実際にレーザで描画処理する描画データに変換しつつ、レーザ照射を用いてマーク形成を行うピクセルに対しては、CPU204の制御に基づき、描画データ生成部213のスペース挿入回路212により、ピクセルデータの任意の箇所にスペース部を挿入する。レーザで描画処理を行う描画データが生成されると、書き込みストラテジ部207により描画するためのレーザパターンに変換され、レーザ照射部206に搭載されている光ピックアップにより当該ピクセルデータはマーク形成を行うマーク部のデータのみではなく任意の間隔毎に任意の長さのスペース部が挿入された描画データが光ディスク101のレーベル面へと描画される。
次に、当該ピクセルに対し再度レーザ照射を行う。ここで、2回目のレーザ照射の際は、CPU204の制御に基づき、描画データ生成部213のスペース挿入回路212により、初回のレーザ照射の際、ピクセルデータにスペース部を挿入せずレーザ照射を行った部分に、スペース部を挿入するようにする。図11に示すように、今回レーザ照射を行う対象は、初回のレーザ照射の際に当該ピクセルに挿入された任意のスペース部であった部分である。
本実施の形態7では、2回のレーザ照射により、当該ピクセルのマーク形成を行う場合について説明したが、レーザ照射は2回に限られず、複数回のレーザ照射を行うようにしてもよい。
このように本実施の形態7では、CPU204により、初回レーザ照射時に、前記描画データのマーク部の、スペース部に置き換えた箇所に、2回目以降のレーザ照射時にレーザ照射を行うよう制御するようにしたので、マークを形成するピクセルデータの描画時において、前記光ピックアップの連続したレーザ照射を防止することで、前記光ピックアップの耐久性の早期劣化を防止すると共に、光ディスク制御装置の早期劣化の防止が可能となる。また、当該ピクセルに対してレーザの連続照射を行う場合と同等の画質の描画を行うことが可能となるという効果がある。
本発明はLSの高画質描画を実現するための重要技術の一つであるため、LS機能を有するDVDレコーダーやDVDドライブ、その他光ディスクドライブ等に有用である。
本発明の実施の形態1にかかる光ディスク情報記録装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる光ディスク情報記録装置における、マーク部を形成する1ピクセルの任意の箇所にスペース部を挿入した場合の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態1にかかる光ディスク情報記録装置における、図2の動作の具体例を挙げた図である。 本発明の実施の形態2にかかる光ディスク情報記録装置における、ストラテジを用いてマーク形成を行った場合の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態3にかかる光ディスク情報記録装置における、任意の単位ごとにマーク部とスペース部の長さの比率を変更した場合の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態4にかかる光ディスク情報記録装置における、階調情報を元に任意の箇所にスペース部を挿入した場合の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態5にかかる光ディスク情報記録装置における、エッジ情報を元に任意の箇所にスペース部を挿入した場合の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態5にかかる光ディスク情報記録装置における、描画データよりエッジ情報を判別し、任意の箇所にスペース部を挿入した場合の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態5にかかる光ディスク情報記録装置における、エッジ部強調時のイメージ図と画像ずれをなくすための方法を記載した図である。 本発明の実施の形態6にかかる光ディスク情報記録装置における、レーザ照射の温度情報を元に任意の箇所にスペース部を挿入した場合の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態7にかかる光ディスク情報記録装置における、ピクセルに2回のレーザ照射を行った場合の動作を説明するための図である。 従来の光ディスク情報記録装置の構成を示すブロック図である。 スクランブル、変調、記録データとレーザ照射の関係を表す図である。 可視画像、ピクセルデータとレーザ照射の関係を表す図である。 階調度が異なる各可視画像を拡大したイメージ図である。
符号の説明
101 光ディスク
200 光ディスク情報記録装置
201 スピンドルモータ
202 サーボ制御部
203 描画データ生成部
204 CPU
205 LDD部
206 レーザ照射部
207 書き込みストラテジ部
208 BCU・DMA部
209 データ格納部
210 ホストデータ制御部
211 データ生成回路
212 スペース挿入回路
213 描画データ生成部
301 ホスト

Claims (18)

  1. レーザ照射により視覚情報を描画可能な光ディスクに対し視覚情報の描画処理を行う光ディスク情報記録装置において、
    前記光ディスクに対し、レーザ照射を行うレーザ照射手段と、
    外部からの視覚情報を用いて、描画処理を行うための描画データを生成する描画データ生成手段と、
    前記描画データ生成手段に外部からの視覚情報を送信する描画データ送信手段と、
    前記描画データ生成手段により、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する描画データ生成制御手段と、
    前記描画データを用いて、レーザパターンを生成する書き込みストラテジ手段とを備え、
    前記描画データのマーク部にスペース部を挿入することにより、レーザ照射を制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  2. 請求項1記載の光ディスク情報記録装置において、
    前記書き込みストラテジ手段は、
    外部からの視覚情報を用いて、レーザパターンを生成する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  3. 請求項2記載の光ディスク情報記録装置において、
    前記書き込みストラテジ手段は、
    外部からの視覚情報を用いて、マルチパルスとしてマーク部とスペース部のレーザ出力を行う、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、
    前記描画データ生成制御手段は、
    前記光ディスクのレーベル面への視覚情報の描画時に、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるとき、前記視覚情報の各ピクセル内での任意の単位領域あたりのスペース部の長さを可変するよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、
    前記描画データ生成制御手段は、
    前記視覚情報の各ピクセルの階調情報を受信し、該階調情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、
    前記描画データ生成制御手段は、
    前記視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を受信し、該エッジ情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、
    前記描画データ生成制御手段は、
    前記描画データに基づいて前記視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を判別し、該エッジ情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペースに置き換えるよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  8. 請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、
    前記描画データ生成制御手段は、
    前記視覚情報の各ピクセルへのレーザ照射の温度情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の光ディスク情報記録装置において、
    前記描画データ生成制御手段は、
    初回レーザ照射時に、前記描画データのマーク部の、スペース部に置き換えた箇所に、2回目以降のレーザ照射時にレーザ照射を行うよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録装置。
  10. レーザ照射により視覚情報を描画可能な光ディスクに対し視覚情報の描画処理を行う光ディスク情報記録方法において、
    前記光ディスクに対し、レーザ照射を行うレーザ照射ステップと、
    外部からの視覚情報を用いて、描画処理を行うための描画データを生成する描画データ生成ステップと、
    描画データ生成手段に外部からの視覚情報を送信する描画データ送信ステップと、
    前記描画データ生成手段により、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する描画データ生成制御ステップと、
    前記描画データを用いて、レーザパターンを生成する書き込みストラテジステップとを備え、
    前記描画データのマーク部にスペース部を挿入することにより、レーザ照射を制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録方法。
  11. 請求項10記載の光ディスク情報記録方法において、
    前記書き込みストラテジステップは、
    外部からの視覚情報を用いて、レーザパターンを生成する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録方法。
  12. 請求項11記載の光ディスク情報記録方法において、
    前記書き込みストラテジステップは、
    外部からの視覚情報を用いて、マルチパルスとしてマーク部とスペース部のレーザ出力を行う、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録方法。
  13. 請求項10〜12のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、
    前記描画データ生成制御ステップは、
    前記光ディスクのレーベル面への視覚情報の描画時に、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるとき、前記視覚情報の各ピクセル内での任意の単位領域あたりのスペース部の長さを可変するよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録方法。
  14. 請求項10〜12のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、
    前記描画データ生成制御ステップは、
    前記視覚情報の各ピクセルの階調情報を受信し、該階調情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録方法。
  15. 請求項10〜12のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、
    前記描画データ生成制御ステップは、
    前記視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を受信し、該エッジ情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録方法。
  16. 請求項10〜12のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、
    前記描画データ生成制御ステップは、
    前記描画データに基づいて前記視覚情報の各ピクセルのマーク部の始端・終端のエッジ情報を判別し、該エッジ情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペースに置き換えるよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録方法。
  17. 請求項10〜12のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、
    前記描画データ生成制御ステップは、
    前記視覚情報の各ピクセルへのレーザ照射の温度情報に基づき、前記描画データのマーク部の任意の部分をスペース部に置き換えるよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録方法。
  18. 請求項10〜17のいずれかに記載の光ディスク情報記録方法において、
    前記描画データ生成制御ステップは、
    初回レーザ照射時に、前記描画データのマーク部の、スペース部に置き換えた箇所に、2回目以降のレーザ照射時にレーザ照射を行うよう制御する、
    ことを特徴とする光ディスク情報記録方法。
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