JP2007072096A - 全光信号処理装置および全光信号処理方法 - Google Patents

全光信号処理装置および全光信号処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で波長選択が行え、かつ高速に波長切り替えできること。
【解決手段】所望の波長の光を出力する波長可変光源110と、波長可変光源110から出力された光に対して所定の光処理を行う全光信号処理部120と、全光信号処理部120によって光処理された光が入力され、所望の波長の光のみを出力させる波長選択フィルタ部130と、波長可変光源110から出力させる光信号の波長と、波長選択フィルタ部130から出力させる光の波長とを同期制御する波長制御部140と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、入出力ポート間で光信号を切り替える光スイッチの技術に関し、特に、入力される多数の波長を含む光信号のなかから所望する波長の光信号を高速に選択して出力できる全光信号処理装置および全光信号処理方法に関する。
従来、光信号の信号波長選択や信号変調等信号処理を行う際には、光信号を一旦電気信号へ変換し信号処理を施した後、再度光信号へ変換して出力を行っていた。近年、光信号の信号処理を別の制御光で行う全光信号処理技術が注目されている。全光信号処理技術の特徴は、光信号/電気信号の変換器や電気信号を処理する電子回路が不要となり、装置の小型化、低消費電力化が可能な点である。さらに、電気信号では困難な超高速での信号処理や、ビットレートや変調フォーマットが異なる信号の処理も可能となる利点も有する。このような、全光信号処理技術を用いた高速かつ高効率な光スイッチが開示されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開平10−115844号公報
しかしながら、全光信号処理技術では、信号光と制御光(単独または複数)を全光信号処理を行う装置内で相互作用させるため、出力側には複数の光が存在する。したがって、全光信号処理を行う装置から出力信号光のみを選択する光フィルタが必要となる。また、光源出力ポートや、外部光の入力部などにも信号光や制御光を選択する光フィルタがそれぞれ必要となる。このように光フィルタが複数必要なことから、装置規模が大きくなったり、コストが高くなるという問題があった。
さらに、特許文献1のように、全光信号処理のなかでも、その高速処理性を活かして、信号処理される信号光の波長を高速にスイッチするシステム(光バーストスイッチング、光パケットスイッチング)では、全光信号処理を行う装置から出力信号光のみを選択する光フィルタの選択波長はすべて可変である必要がある。その結果、装置規模が大きくなるという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、簡単な構成で波長選択が行え、かつ高速に波長切り替えできる全光信号処理装置および全光信号処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる請求項1に記載の全光信号処理装置は、所望の波長の光を出力する波長可変光源と、前記波長可変光源から出力された前記光に対して所定の光処理を行う全光信号処理手段と、前記全光信号処理手段によって光処理された光が入力され、所望の波長の光のみを出力させる波長選択フィルタ手段と、前記波長可変光源から出力させる光信号の波長と、前記波長選択フィルタ手段から出力させる光の波長とを同期制御する波長制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の全光信号処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記波長選択フィルタ手段は、複数(n個)の出力ポートをもつ光経路スイッチと、入力ポートごとに異なる所定の波長の光だけを通過する波長合波フィルタからなり、前記光経路スイッチの複数の出力ポートと前記波長合波フィルタの入力ポートがそれぞれ1対1で接続されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の全光信号処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記波長選択フィルタ手段は、出力ポートごとに異なる所定の波長の光を分波する波長分波フィルタと、複数(n個)の入力ポートをもつ光経路スイッチとからなり、前記波長分波フィルタの複数の出力ポートと前記光経路スイッチの入力ポートがそれぞれ1対1で接続されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の全光信号処理装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記全光信号処理手段は、所定の方式の信号を含んだ制御信号光を入力する制御信号光ポートを備え、当該制御信号光を基に前記波長可変光源から入力された光に対して位相変調処理を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の全光信号処理装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、所定の方式の信号を含んだ制御信号光を入力する制御信号光ポートを備え、当該制御信号光を基に前記波長可変光源から入力された光に対して強度変調処理を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の全光信号処理装置は、請求項5に記載の発明において、前記波長可変光源の後段に設けられた光変調器を備え、当該光変調器は外部からの高周波信号に同期したクロック光を生成し、当該クロック光を前記全光信号処理手段へ入力することを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の全光信号処理装置は、請求項5に記載の発明において、前記波長選択フィルタ手段は、伝送網から複数の波長が多重化された多重光が入力される入力経路と、前記波長選択フィルタ手段から出力された光を前記多重光の伝送網に出力する出力経路と、前記入力経路から入力された多重光を複数の波長ごとに分波する分波手段と、複数の入力ポートと複数の出力ポートを有し、前記分波手段によって分波された光を送信先のアドレスに対応する前記出力ポートへ出力するルーティング手段と、前記ルーティング手段から出力された光を合波して前記出力経路へ前記多重光として出力する合波手段とを備え、前記波長制御手段は、複数の前記入力ポートに入力された光の送信先のアドレスに対応する出力経路を予め設定したルーティングテーブルと、前記ルーティングテーブルの設定に基づいて、複数の前記入力ポートに入力された光の波長と、出力ポートと、出力経路とを制御するルーティング制御手段と、前記ルーティング制御手段により制御される前記出力ポートの使用状況を記録する出力ポート記録手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の全光信号処理装置は、請求項7に記載の発明において、前記波長制御手段は、前記入力ポートに入力された光の出力経路となる前記出力ポートが前記出力ポート記録手段にて使用中と記録されているときに、前記光を前記ルーティング手段に設けられた迂回路を経由させて前記全光信号処理手段へ入力させて当該光の波長変換処理を行い、再度前記ルーティング手段を経由して前記出力ポートに出力させることを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載の全光信号処理方法は、所望の波長の光を出力する波長可変光源と、所望の波長の光のみを出力させる波長選択フィルタ手段とを備えた全光信号処理装置における全光信号処理方法であって、前記波長可変光源から出力させる光信号の波長と、前記波長選択フィルタ手段から出力させる光の波長とを同期させる波長制御工程と、前記波長制御工程によって設定された波長の光を前記波長可変光源から出力させる波長可変光出力工程と、前記波長可変光出力工程によって出力された前記光に対する所定の光処理を行う全光信号処理工程と、前記全光信号処理工程によって光処理された光を、前記波長制御工程によって設定された波長の光として前記波長選択フィルタ手段から出力させる波長選択工程と、を含むことを特徴とする。
本発明にかかる全光信号処理装置および全光信号処理方法によれば、入力された波長の光に対する光信号処理を簡単に行うことができ、所望する波長だけを選択的に出力でき、かつ高速に波長切り替えできるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる全光信号処理装置および全光信号処理方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(基本構成)
図1は、この発明の全光信号処理装置の基本構成を示す説明図である。全光信号処理装置100は、波長可変(λ1〜λn)の光を出力する波長可変光源110と、全光信号処理部120と、波長選択フィルタ部130と、波長制御部140とにより構成されている。さらに、波長選択フィルタ部130は、光スイッチ131と、波長選択合波器132とにより構成される。
全光信号処理装置100において、波長可変光源110は、発光波長を変化させることが可能なレーザダイオード(LD)を備え、波長制御部140からの制御信号S3にしたがい、λ1〜λnのいずれかの波長の光を出力し、全光信号処理部120へ入力することができる。なお、波長可変光源110から出力する光は、必要に応じて備えた光変調器により、全光信号処理部120で行う処理に合わせてCW(Continuous Wave;連続波)光、正弦波光、クロック光など様々な種類の光を用いることができる。
全光信号処理部120は、波長可変光源110から入力された光に対して、外部から入力された1つ以上の光(制御光等)により所定の光信号処理を行う。具体的には、光強度変調を行う光−光ゲートや、光信号の位相変調を行う光−光位相変換器などを用いることができる。このほか、全光信号処理部120は、以下に示す非線形現象も光信号処理することができる。例えば、信号光とポンプ光の入射による差周波発生や和周波発生などの光パラメトリック増幅を用いた波長変換処理が行える。また、信号光とポンプ光の2つの光を入射して、4波混合による位相共役光の発生や波長変換処理が行える。さらに、信号光と互いに直交した偏光を持つ2種類の波長のポンプ光の入射による偏光無依存の4波混合による波長変換光の発生が行える。
波長選択フィルタ部130において、光スイッチ131は、1つの入力ポート111と、n個の出力ポート112(112−1〜112−n)とを有する1×n光スイッチである。入力ポート111に入力された光信号は、内部にて光路が切り替えられ、出力ポート112(112−1〜112−n)のうちいずれか1つから出力される。
また、波長選択フィルタ部130において、波長選択合波器132は、例えば、AWG(Arrayed Waveguide Grating)合波器であり、n個の入力ポート121(121−1〜121−n)と、1つの出力ポート122とを有している。n個の入力ポート121(121−1〜121−n)は、それぞれのポート別に入力(透過)する波長が異なる。例えば、入力ポート121−1は、λ1の波長の光を透過して出力ポート122から出力させる。また、入力ポート121−nは、λnの波長の光を透過して出力ポート122から出力させる。
波長制御部140は、光スイッチ131の光路を切り替える制御を行う。この制御は、波長制御部140に入力される波長設定信号S1の入力に対応した制御信号S2を光スイッチ131に出力する。波長設定信号S1は、全光信号処理装置100(波長選択合波器132)から出力させたい波長を示す信号である。波長制御部140は、この波長設定信号S1の入力に基づいて、光スイッチ131に対して光路の切り替えを制御する制御信号S2を出力する。
ここで、光スイッチ131のn個の出力ポート112(112−1〜112−n)は、波長選択合波器132のn個の入力ポート121(121−1〜121−n)にそれぞれ1:1で接続されている。したがって、光スイッチ131の光路を切り替えることにより、波長選択合波器132から出力する光信号の波長を選択することができる。
例えば、入力された光信号(波長λ1〜λn)のうち、出力させたい波長がλiの場合、λiを選択する波長設定信号S1が波長制御部140に入力される。波長制御部140は、この波長設定信号S1に対応して光スイッチ131の出力ポート112−iを選択する制御信号S2を出力する。これにより、光スイッチ131は、入力ポート111に入力された光信号を出力ポート112−iから出力させる。
光スイッチ131の出力ポート112−iから出力された光信号(λ1〜λn)は、波長選択合波器132の入力ポート121−iに入力される。波長選択合波器132は、入力ポート121−iに入力された光信号が含む波長(λ1〜λn)のうち波長λiだけを透過させて出力ポート122から出力させる。
上記構成の全光信号処理装置100によれば、入力する波長にかかわらず、出力させたい波長の情報だけを出力することができるようになる。そして、光スイッチ131として、EO(電気光学)効果で動作するデバイスを用いれば、ナノ秒で光路を切り替える超高速な波長選択光スイッチを実現することができる。
また、全光信号処理装置100は、波長制御部140から出力される制御信号S2,S3によって波長可変光源110と、波長選択フィルタ部130とが同期されて波長制御が行われる。したがって、波長可変光源110と全光信号処理部120にそれぞれ光フィルタ(波長選択フィルタ)を設けることを不要にできる。
さらに、全光信号処理装置100から出力される光信号の波長は、波長選択フィルタ部130によってデジタルに波長選択が行われるため、アナログフィルタによる波長選択に生じる波長選択前後の光信号の過渡状態における波長変化を防ぐことができる。また、高速な波長切り替えであっても、微小時間単位で観察した場合には過渡現象による波長変化が生じているが、本発明にかかる全光信号処理装置100では、波長選択フィルタ部130が、光信号の波長安定の役割を果たす。したがって、波長可変光源110が出力する光の波長精度を緩和させることができる。
上記波長選択フィルタ部130は、n個の出力ポート112を有する光スイッチ131を前段に設け、n個の入力ポート121を有する波長選択合波器132を後段に設け、光スイッチ131のn個の出力ポート112と波長選択合波器132のn個の入力ポート121をそれぞれ1対1で接続する構成とした。これに限らず、n個の出力ポートごとに異なる所定の波長の光を分波する分波器(基本構成は波長選択合波器と同じであり図示は省略した)を前段に設け、n個の入力ポート(図示略)をもつ光スイッチ131を後段に設け、分波器の複数の出力ポートと光スイッチ131の入力ポートをそれぞれ1対1で接続する構成とすることもできる。
以下、上述した基本構成を基に、全光信号処理部120に光−光ゲートや、光−光位相変換器を用いた具体的な実施の形態の例の説明を行う。
(実施の形態1)
図2は、この発明の実施の形態1による全光信号処理装置の構成を示す説明図である。実施の形態1における全光信号処理装置200は、図1に示した全光信号処理装置100の全光信号処理部120に光−光位相変調器201を用いた構成である。また、光−光位相変調器201以外の構成は図1に示した全光信号処理装置100の構成と同一であり同じ符号を付して説明を省略する。
波長可変光源110は、波長制御部140から出力される制御信号S3に基づいて出力する光信号の波長を可変させて設定する。ここでは、この波長可変光源110は、波長λ1〜λnのうち任意の波長のCW変換光(λi:例えば、1550nm)として出力される。同様に、波長制御部140からの制御信号S2により光スイッチ131の選択波長がλiに設定される。
光−光位相変調器201は、光の入射強度に応じて屈折率が変化する光導波路で構成されており、波長可変光源110からλiのCW変換光ならびに強度変調されたλs(例えば、1540nm)の制御信号光が入力される。波長可変光源110からのCW変換光の位相は制御信号光が入射されているときに、導波路の屈折率が変化し位相がπシフトする。その結果、外部からの制御信号光の強度変調に応じて位相変調を受けて、電気信号に変換することなく光のままPSK(Phase Shift Keying)光に変換される。
制御信号光:λsには、例えばNRZ(Non Return to Zero)信号のような強度変調光が用いられる。NRZ信号に比べてPSK信号は受信感度が高く長距離伝送に有利な信号方式である。また、実施の形態1の光−光位相変調器201は、NRZ変調の制御信号(1540nm)をPSK変調信号(1550nm)に伝達しており、変調フォーマット変換を行うと同時に、信号波長の変換も行っている。
光−光位相変調器201から出力されたPSK光(λi)は、波長選択フィルタ部130の光スイッチ131の入力ポート111に入力される。光スイッチ131には、波長制御部140からλiの光を出力するように光路を切り替える制御信号S2が入力されており、入力ポート111に入力された波長λiの光信号を出力ポート112−iから出力させる。
光スイッチ131の出力ポート112−iから出力された光信号λiは、波長選択合波器132の入力ポート121−iに入力される。波長選択合波器132は、入力ポート121−iに入力された光信号(波長λi)を透過させて出力ポート122から出力させる。また、ここで説明した被変調光であるPSK光の波長はλiであるが、その他の波長の光は光スイッチ131でカットされる。
以上説明したように、全光信号処理装置200は、波長制御部140から出力される同期した制御信号S2,S3により、自由にナノ秒の範囲で高速にスイッチングできる。さらに、所望する波長の変調光以外の不要な信号や雑音成分を除去することができる。
なお、実施の形態1で挙げたNRZ信号からPSK信号への変換例の他にも、RZ信号からPSK信号への変換も行える。また、波長可変光源の後段に光変調器を備え、外部からの高周波信号に同期したクロック光を生成し、当該クロック光を光−光位相変調器へ入力することで、RZ−DPSK(Differential Phase Shift Keying)信号に変換することもできる。以上のように、全光信号処理装置200を使用する環境やユーザの用途に合わせて適した信号の種類に応じた構成とすることができる。
(実施の形態2)
図3−1および図3−2は、この発明の実施の形態2による全光信号処理装置の構成を示す説明図である。実施の形態2における全光信号処理装置310,320は、図1に示した全光信号処理装置100の全光信号処理部120に光−光ゲート301を用いた構成である。光−光ゲート301は、1つ、あるいは2つの光半導体アンプ(SOA:Semiconductor Optical Amplifiers)を用いて構成される。
ここで、光−光ゲート301の詳細な構成について説明する。図4−1および図4−2は、それぞれ光−光ゲートの内部構成を示す回路図である。まず、図4−1に示す光−光ゲート301は、相互位相変調を用いたSOA−MZI(マッハツェンダー干渉)型と呼ばれている。波長可変光源110から出力されたCW被変換光(波長λi)は入力ポート402から入力される。この入力ポート402から入力されたCW被変換光は、分波点406で分岐してそれぞれ2つのSOA403,404に入力される。SOA403,404の出力は合波点408で合波する。合波点408では、2つの経路の光の位相が同相であれば出力ポート405から出力され、逆相であれば相殺して出力されない干渉計が構成される。初期設定として、2つの経路の光の位相が逆相になるように干渉計を調整しておくとCW被変換光は出力ポート405に出力されない。次に、制御信号光(波長λs)は入力ポート401から入力され、合波点407を通過し、SOA403に入力される。制御信号がSOA403を通過すると増幅過程によりSOA内のキャリアを消費するためSOA内の屈折率を変調する(XPM:Cross Phase Modulation,相互位相変調)。その結果、干渉計の1つの経路の位相が反転するため、2つの経路のCW被変換光は、合波点408で同相となり、出力ポート405から出力されることになる。以上が、相互位相変調を用いたSOA−MZIによる波長変換の原理である。このとき、出力ポート405からは、制御信号光(波長λs)と、この信号光を波長変換した波長変換信号光(波長λi)とが出力される。
つぎに、図4−2に示す光−光ゲート301は、SOA−XGM(相互利得変調)型と呼ばれている。波長可変光源110からのCW被変換光(波長λi)は入力ポート412から入力される。合波点416を通過して、SOA413に入力される。CW被変換光はSOA413で利得により増幅され、出力ポート415から出力される。一方、制御信号光(波長λs)は入力ポート411から入力され、合波点416を通過して、SOA413に入力される。制御信号がSOA413に入力し増幅されると、利得が抑制されるためCW被変換光の出力強度が低下する(XGM:Cross Gain Modulation,相互利得変調)。以上が、相互利得変調を用いたSOA−MZIによる波長変換の原理である。このとき、出力ポート415からは、制御信号光(波長λs)と、この信号光を波長変換した波長変換信号光(波長λi)とが出力される。
図3−1および図3−2の説明に戻る。まず、図3−1に示した全光信号処理装置310は、光−光ゲート301以外の構成は図1に示した全光信号処理装置100の構成と同一であり同じ符号を付して説明を省略する。
まず、全光信号処理装置310は、波長制御部140から制御信号S3(λiを出力させる信号)が入力され、波長λ1〜λnのうち任意の波長のCW被変換光を出力する。ここではλiを出力させる制御信号S3により、波長可変光源110から波長λiのCW被変換光が出力される。また、波長制御部140からは同時に制御信号S2が出力され、波長選択フィルタ部130へ入力される。制御信号S2によって、波長選択フィルタ部130の光スイッチ131の選択波長は、λi(1550nm)にセットされる。
光−光ゲート301には、波長可変光源110からのCW被変換光:λiが入力されるとともに、制御信号光(NRZ;Non−Return to Zero):λsが入力される。光−光ゲート301内では、図4−1および図4−2に示した原理により、光源からのCW被変換光:λi(1550nm)が、外部からのNRZ信号光:λs(1540nm)によって強度変調を受けて、同一フォーマットで波長変換される。被変調光波長である波長変換信号光の波長はλi(1550nm)であり、波長選択フィルタ部130へ入力されると、波長選択され出力されるが、外部から入力されるNRZ信号光など被変調光波長以外の波長の光は、光スイッチ131が光シャッターとして機能し、カットされる。
図3−2に示した全光信号処理装置320は、図3−1に示した全光信号処理装置310における波長可変光源110の後段に光LN(LN:ニオブ酸リチウム)変調器302が接続された構成となっている。光LN変調器302には、RF信号発生器303から信号光と同期したRF電気クロック(例えば10GHz)が印加される。波長可変光源110からのCW被変換光:λi(1550nm)が、光LN変調器302において変調され、10GHzのクロック光となり出力される。
光−光ゲート301には、光LN変調器302から出力されたクロック光と、制御信号光(RZ):λsと、アシスト光:λaとが入力される。光−光ゲート301内では、図4−1および図4−2に示した原理により、クロック光:λi(例えば、1550nm)が、外部からのRZ信号光:λs(例えば、1540nm)によって強度変調を受けて、同一のRZ信号のフォーマットで波長変換される。ここでは、さらにSOA型光−光ゲートの動作速度の向上のため、10mWのアシスト光:λa(例えば、1450nm)が入力されている。被変調光波長である波長変換信号光はλi(1550nm)であり、波長選択フィルタ部130へ入力されると、波長選択され出力されるが、外部からのRZ信号光、アシスト光などの被変調光波長以外の波長の光は、光スイッチ131が光シャッターとして機能し、カットされる。
全光信号処理装置310,320は、光−光ゲート301によって波長変換された波長変換信号光:λiが、波長選択フィルタ部130の光スイッチ131の入力ポート111に入力される。光スイッチ131には、波長制御部140からλiの光を出力するように光路を切り替える制御信号S2が入力されており、入力ポート111に入力された波長λiの光信号を出力ポート112−iから出力させる。このようにして全光信号処理装置310,320は、自由にナノ秒で高速にスイッチが可能となる。
(実施の形態3)
図5−1は、この発明の実施の形態3による全光信号処理装置の構成を示す説明図である。実施の形態3における全光信号処理装置500は、図1に示した波長選択フィルタ部130に該当する、ルーティング部(nxn 光スイッチ)505と、波長選択合波器508a,508bと、光−光ゲート301に加えて、複数の経路の入力信号を分波器504a,504bによって波長ごとに分波され、それらの信号をそれぞれルーティング部の入力ポートに入力してルーティングを行うことで、光クロスコネクトノードとして利用する例である。
全光信号処理装置500は、波長可変光源110と、波長制御部140と、光−光ゲート301と、分波器504a,504bと、ルーティング部505と、ルーティングテーブル506と、出力ポート管理テーブル507と波長選択合波器508a,508bとから構成される。
全光信号処理装置500は、信号光が入力される複数の入力経路(図示の例では2つの入力経路501−1,501−2)と、光路が切り替えられた後の信号光が出力される複数の出力経路(図示の例では2つの出力経路502−1,502−2)とを有している。また、ルーティング部505は、n個の入力ポート513(513−1〜513−n)と、n個の出力ポート514(514−1〜514−n)を備えることでn×n光スイッチとして機能する。図5−1に示したように、n番目の入力ポート513−n、出力ポート514−nは、波長変換用のポートとして割り当てられている。
入力経路501−1,501−2には、それぞれWDMにより波長多重された複数波長(図示の例ではλ1,λ2)の信号光が入力される。入力経路501−1に入力された信号光は、分波器504aにより波長別に分波され、ルーティング部505の異なる入力ポート513−1,513−2に入力される。入力経路501−2側にも同様に分波器504bが設けられ、分波器504bにより波長別に分波された信号光は、ルーティング部505の異なる入力ポート513−3,513−4に入力される。これら分波器504a,504bにより波長別に分波された光信号は、それぞれ波長制御部140に入力される。
波長制御部140は、波長制御とともに、経路判定を行う。光−光ゲート301から出力された光信号には光信号が構成するデータに付随した光ラベル信号が格納されている。この光ラベル信号は、光信号の宛先情報を表している。したがって、波長制御部140では、光信号の先頭に付いている光ラベル信号から宛先情報(宛先アドレス)を抽出して各波長別の光信号の経路を判定する。この経路に基づいてルーティング部505の光路を切り替える制御信号S5を出力する。制御信号は図中点線で示してある。また、光信号に対して波長変換を行う際には、波長可変光源110に対して制御信号S6を出力する。
経路判定には、宛先情報ごとに予め定められた経路(ルーティング)をルーティングテーブル506から読み出して行う。このルーティングテーブル506の詳細については後述する。また、出力ポート管理テーブル507は、各出力経路502−1,502−2から出力させている光信号の波長の状態と、波長変換に関する情報(波長変換の有無や波長変換後の波長等)を記録する。
波長制御部140は、光−光ゲート301から出力された光信号を、ルーティング部505によってルーティングすることで対応波長の出力経路へ出力する。ルーティング部505の出力ポート514−1,514−2から出力された光信号は、波長選択合波器508aによって合波され、出力経路502−1から出力される。ルーティング部505の出力ポート514−3,514−4から出力された光信号は、波長選択合波器508bによって合波され、出力経路502−2から出力される。
図5−2は、ルーティングテーブルの一例を示す図表である。ルーティングテーブル506には、図5−2に示した図表のようにルーティングテーブルが格納されている。全光信号処理装置500の出力経路は、出力経路502−1への出力と、出力経路502−2への出力の2種類である。したがって、宛先アドレスごとに出力経路が設定されている。具体的には、宛先アドレス10001〜10099は出力経路502−1とし、宛先アドレス10101〜10199は出力経路502−2とする等の設定を行う。
以上説明した構成の全光信号処理装置500を光クロスコネクトノードとして利用するための光スイッチング動作を具体的に説明する。これから1つの光信号:λ1が入力されたルーティング例1と、2つの光信号:λ1が入力されたルーティング例2のそれぞれの光スイッチング動作を説明する。
図6−1は、実施の形態3における全光信号処理装置のルーティング例1を示す図である。この図6−1は、図5−1に示した全光信号処理装置500を光スイッチング動作を説明するために簡略化して記載してある。なお、以下に用いる図7−1、図8−1および図9−1も図6−1と同様の記載としてある。
図6−2は、ルーティング例1における波長制御部の経路判断テーブルを示す図表である。また、図6−3は、ルーティング例1における出力ポート管理テーブルを示す図表である。図6−1に示したように、入力経路501−1から信号光:λ1が入力されると、分岐点601によって、分岐され一方は波長制御部140へ入力され、他方はルーティング部505へ入力される(S10)。
波長制御部140には、図6−2に示したような経路判断テーブルが格納されており、ルーティングテーブル506からの出力経路の情報と照合し、入力された光信号:λ1の出力経路を確認する。波長制御部140は、出力経路となる出力経路502−1の使用状況を出力ポート管理テーブル507によって確認する。図6−3に示したように出力ポート管理テーブル507には、出力経路502−1,502−2の各波長ごとの(ここではλ1,λ2)使用状況と、光−光ゲート301の使用状況と、光−光ゲート301の変換波長設定の情報とが格納されている。
図7−1は、実施の形態3における全光信号処理装置のルーティング例1による最終出力を示す図である。図6−1で説明したように出力経路502−1,502−2はすべて未使用であるため、光信号:λ1は、図7−1に示したようにルーティング部505を経由して出力経路502−1へ出力される(S11)。
図7−2は、ルーティング例1による最終出力における波長制御部の経路判断テーブルを示す図表である。また、図7−3は、ルーティング例1による最終出力における出力ポート管理テーブルを示す図表である。光信号:λ1が出力経路502−1へ出力されたことで、図7−2に示したように経路判断テーブルは出力ポートおよび最終出力ポートが設定される。また、出力経路502−1にλ1が出力されたことから図7−3に示したように、出力ポート管理テーブル507は、出力ポート502−1λ1が「ON」となる。
図8−1は、実施の形態3における全光信号処理装置のルーティング例2を示す図である。また図8−2は、ルーティング例2における波長制御部の経路判断テーブルを示す図表、図8−3は、ルーティング例2における出力ポート管理テーブルを示す図表である。
つぎに、図8−1に示したように入力経路501−1からは光信号:λ1が入力され、ルーティング部505を経由して出力経路502−1から出力されている(S11)。したがって、図8−2に示したように経路判断テーブルには、入力経路501−1から入力された光信号:λ1が、最終出力ポートとして出力経路502−1から出力されていると設定されている。
さらに、ルーティング例2では入力経路501−2から入力された光信号:λ1を出力経路502−1から出力させたい。入力経路501−2から入力された光信号:λ1は、分岐点602において分岐され、一方は波長制御部140へ入力され、他方はルーティング部505へ入力される。
しかし、波長制御部140は、入力経路501−2から入力された光信号:λ1をそのまま出力経路502−1へ出力させようとすると(S12)、図8−3に示したように出力経路502−1がすでに使用中(ON)であるため、ルーティングできないと判断する。このように、同じ出力経路(ここでは出力経路502−1)に同じ波長(ここではλ1)の光信号を出力させたい場合、波長制御部140は、後から入力された光信号:λ1に対して光−光ゲート301によって波長変換を行うための迂回路(S13)を指示する。
図9−1は、実施の形態3における全光信号処理装置のルーティング例2による最終出力を示す図である。また、図9−2は、ルーティング例2による最終出力における波長制御部の経路判断テーブルを示す図表、図9−3は、ルーティング例2による最終出力における出力ポート管理テーブルを示す図表である。
図9−1に示したように入力経路501−2から入力された光信号:λ1は、光−光ゲート301へ入力される(S14)。経路判断テーブルは、図9−2に示したように出力ポートを光−光ゲート301と設定する。また、最終出力ポートは、出力経路502−1(波長λ2)と設定する。つまり、光−光ゲート301によって入力経路501−2から入力された光信号:λ1をλ2の波長に変換することで、ルーティング部505を経由して(S15)、所望の出力経路502−1へ出力させる。したがって、出力ポート管理テーブル507は、図9−3に示したように出力経路502−1のλ1,λ2と、光−光ゲート301が使用状態(ON)となり、光−光ゲートの変換波長設定はλ2として設定される。
以上説明したように全光信号処理装置500は、光信号のスイッチング動作を行い光クロスコネクトノードとして利用される。また、ルーティング例2で説明したように、同時に同じ出力ポートに同波長の光信号を出力しようとして波長衝突が起こる場合となっても、自律的に波長変換を行うことで波長衝突を回避することができる。
ところで、光−光ゲート301は、光信号(ここでは波長変換信号光)以外に波長変換に用いた制御信号光も同時に出力するため、波長変換信号光以外の光信号を透過させない光フィルタが必要である。そのための一般の可変波長フィルタはナノ秒クラスの超高速でチューニングすることが極めて困難である。上述した全光信号処理装置310,320では、波長選択フィルタ部130の光スイッチ131と波長選択合波器132の組み合わせにより超高速の不要光信号や雑音成分の除去機能が得られる。同様に、全光信号処理装置500についても、ルーティング部505と、波長選択合波器508a,508bの組み合わせが光フィルタとして機能する。したがって、波長選択したい光信号以外の光の出力を防ぐ可変波長光バンドパス(帯域通過)フィルタ等を必要とせず、必要最低限の構成とすることができた。
以上のように、本発明にかかる全光信号処理装置および全光信号処理方法は、光信号に所定の光処理を行い光路を高速に切り替える全光信号処理装置に用いることができ、特に、高速な光路切り替えを行う光バーストスイッチ、光パケットスイッチ等に適している。
この発明の全光信号処理装置の基本構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による全光信号処理装置の構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による全光信号処理装置の構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による全光信号処理装置の構成を示す説明図である。 光−光ゲートの内部構成を示す回路図である。 光−光ゲートの内部構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態3による全光信号処理装置の構成を示す説明図である。 ルーティングテーブルの一例を示す図表である。 実施の形態3における全光信号処理装置のルーティング例1を示す図である。 ルーティング例1における波長制御部の経路判断テーブルを示す図表である。 ルーティング例1における出力ポート管理テーブルを示す図表である。 実施の形態3における全光信号処理装置のルーティング例1による最終出力を示す図である。 ルーティング例1による最終出力における波長制御部の経路判断テーブルを示す図表である。 ルーティング例1による最終出力における出力ポート管理テーブルを示す図表である。 実施の形態3における全光信号処理装置のルーティング例2を示す図である。 ルーティング例2における波長制御部の経路判断テーブルを示す図表である。 ルーティング例2における出力ポート管理テーブルを示す図表である。 実施の形態3における全光信号処理装置のルーティング例2による最終出力を示す図である。 ルーティング例2による最終出力における波長制御部の経路判断テーブルを示す図表である。 ルーティング例2による最終出力における出力ポート管理テーブルを示す図表である。
符号の説明
100,200,310,320,500 全光信号処理装置
110 波長可変光源
120 全光信号処理部
130 波長選択フィルタ部
140 波長制御部
201 光−光位相変調器
301 光−光ゲート
302 光LN変調器
303 RF信号発生器
403,404,413 SOA

Claims (9)

  1. 所望の波長の光を出力する波長可変光源と、
    前記波長可変光源から出力された前記光に対して所定の光処理を行う全光信号処理手段と、
    前記全光信号処理手段によって光処理された光が入力され、所望の波長の光のみを出力させる波長選択フィルタ手段と、
    前記波長可変光源から出力させる光信号の波長と、前記波長選択フィルタ手段から出力させる光の波長とを同期制御する波長制御手段と、
    を備えることを特徴とする全光信号処理装置。
  2. 前記波長選択フィルタ手段は、複数(n個)の出力ポートをもつ光経路スイッチと、
    入力ポートごとに異なる所定の波長の光だけを通過する波長合波フィルタからなり、
    前記光経路スイッチの複数の出力ポートと前記波長合波フィルタの入力ポートがそれぞれ1対1で接続されていることを特徴とする請求項1に記載の全光信号処理装置。
  3. 前記波長選択フィルタ手段は、出力ポートごとに異なる所定の波長の光を分波する波長分波フィルタと、
    複数(n個)の入力ポートをもつ光経路スイッチとからなり、
    前記波長分波フィルタの複数の出力ポートと前記光経路スイッチの入力ポートがそれぞれ1対1で接続されていることを特徴とする請求項1に記載の全光信号処理装置。
  4. 前記全光信号処理手段は、所定の方式の信号を含んだ制御信号光を入力する制御信号光ポートを備え、当該制御信号光を基に前記波長可変光源から入力された光に対して位相変調処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の全光信号処理装置。
  5. 前記全光信号処理手段は、所定の方式の信号を含んだ制御信号光を入力する制御信号光ポートを備え、当該制御信号光を基に前記波長可変光源から入力された光に対して強度変調処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の全光信号処理装置。
  6. 前記波長可変光源の後段に設けられた光変調器を備え、当該光変調器は外部からの高周波信号に同期したクロック光を生成し、当該クロック光を前記全光信号処理手段へ入力することを特徴とする請求項5に記載の全光信号処理装置。
  7. 前記波長選択フィルタ手段は、
    伝送網から複数の波長が多重化された多重光が入力される入力経路と、
    前記波長選択フィルタ手段から出力された光を前記多重光の伝送網に出力する出力経路と、
    前記入力経路から入力された多重光を複数の波長ごとに分波する分波手段と、
    複数の入力ポートと複数の出力ポートを有し、前記分波手段によって分波された光を送信先のアドレスに対応する前記出力ポートへ出力するルーティング手段と、
    前記ルーティング手段から出力された複数の波長の光を合波して前記出力経路へ前記多重光として出力する合波手段とを備え、
    前記波長制御手段は、
    複数の前記入力ポートに入力された光の送信先のアドレスに対応する出力経路を予め設定したルーティングテーブルと、
    前記ルーティングテーブルの設定に基づいて、複数の前記入力ポートに入力された光の波長と、出力ポートと、出力経路とを制御するルーティング制御手段と、
    前記ルーティング制御手段により制御される前記出力ポートの使用状況を記録する出力ポート記録手段とを備えることを特徴とする請求項5に記載の全光信号処理装置。
  8. 前記波長制御手段は、前記入力ポートに入力された光の出力経路となる前記出力ポートが前記出力ポート記録手段にて使用中と記録されているときに、前記光を前記ルーティング手段に設けられた迂回路を経由させて前記全光信号処理手段へ入力させて当該光の波長変換処理を行い、再度前記ルーティング手段を経由して前記出力ポートに出力させることを特徴とする請求項7に記載の全光信号処理装置。
  9. 所望の波長の光を出力する波長可変光源と、所望の波長の光のみを出力させる波長選択フィルタ手段とを備えた全光信号処理装置における全光信号処理方法であって、
    前記波長可変光源から出力させる光信号の波長と、前記波長選択フィルタ手段から出力させる光の波長とを同期させる波長制御工程と、
    前記波長制御工程によって設定された波長の光を前記波長可変光源から出力させる波長可変光出力工程と、
    前記波長可変光出力工程によって出力された前記光に対する所定の光処理を行う全光信号処理工程と、
    前記全光信号処理工程によって光処理された光を、前記波長制御工程によって設定された波長の光として前記波長選択フィルタ手段から出力させる波長選択工程と、
    を含むことを特徴とする全光信号処理方法。

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